JPH0732100B2 - 回転トランスのコイル装着固定方法 - Google Patents

回転トランスのコイル装着固定方法

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JPH0732100B2
JPH0732100B2 JP60111080A JP11108085A JPH0732100B2 JP H0732100 B2 JPH0732100 B2 JP H0732100B2 JP 60111080 A JP60111080 A JP 60111080A JP 11108085 A JP11108085 A JP 11108085A JP H0732100 B2 JPH0732100 B2 JP H0732100B2
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F38/00Adaptations of transformers or inductances for specific applications or functions
    • H01F38/18Rotary transformers

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は例えばビデオテープレコーダの回転ヘッド装置
に使用される回転トランスのコイル装着固定方法に関す
る。
〔発明の概要〕
本発明は例えばビデオテープレコーダの回転ヘッド装置
に使用される回転トランスのフェライトコアの環状溝に
コイルを装着固定する方法において、加熱により溶融す
る接着剤層が被着されているコイルをフェライトコアの
環状溝に挿入し、その後の加熱によってこのコイルをフ
ェライトコアの環状溝に装着固定することにより、回転
トランスの良品率及び作業能率を向上させ製造価格を安
価とするのみならず、品質の安定化を図ることができる
ようにしたものである。
〔従来の技術〕
ビデオテープレコーダの回転ヘッド装置に使用される回
転トランスとしては、例えば第5図に示す如きものが提
案されている。この回転トランスはローター(1)とス
テーター(2)とからなり、このステーター(2)は第
6図に示す如きその1側に環状溝(3a)(3b)(3c)を
有する円盤状のフェライトコア(4)とその環状溝(3
a)(3b)(3c)に装着固定されたコイル(5a)(5b)
(5c)とから構成されている。ローター(1)はステー
ター(2)の環状溝(3a)(3b)(3c)と相向い合う位
置に環状溝(3d)(3e)(3f)を有する第6図に示すフ
ェライトコア(4)と同様のフェライトコア(6)とそ
の環状溝(3d)(3e)(3f)に装着固定されたコイル
(5d)(5e)(5f)からなり、このフェライトコア
(6)はモーター回転軸(12)に固定されている。また
相向い合うコイル(5a)と(5d)、(5b)と(5e)、及
び(5c)と(5f)とはトランス結合をする如くなされて
おり、ローター側コイル(5d)(5e)(5f)はビデオヘ
ッドに接続され、ステーター側コイル(5a)(5b)(5
c)は切換スイッチを介して記録増幅器及び再生増幅器
に接続される。この場合、トランス結合を密とするた
め、ローター(1)とステーター(2)との間隙は50μ
m程度とされている。また環状溝(3a)(3b)・・・・
(3f)は、例えば深さが0.3mm、幅が1mmのものが使用さ
れている。
斯る回転トランスは、所定のステーター(2)及びロー
ター(1)を作製した後に組み立てられるが、ステータ
ー(2)及びローター(1)は夫々所定の環状溝(3a)
(3b)(3c)及び(3d)(3e)(3f)を形成したフェラ
イトコア(4)及び(6)の環状溝(3a)(3b)(3c)
及び(3d)(3e)(3f)に所定のコイル(5a)(5b)
(5c)及び(5d)(5e)(5f)を装着固定する。
斯るコイル装着固定方法として、従来、常温下において
環状溝(3a)(3b)・・・・(3f)に粘着状態にある接
着剤を注入した後、コイル(5a)(5b)・・・・(5f)
を挿入し、接着固定する方法が行われていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
斯る従来のコイル装着固定方法に於ては、注入される接
着剤が多いときは、コイル挿入時に接着剤が環状溝(3
a)(3b)・・・・(3f)より溢れたり、この環状溝(3
a)(3b)・・・・(3f)の外部のコア面に付着するこ
とが屡々有り、この接着剤が環状溝(3a)(3b)・・・
・(3f)より溢れたり、この環状溝(3a)(3b)・・・
・(3f)の外部のコア面に付着したときには、このロー
ター(1)とステーター(2)との間隙が例えば50μm
と小さいのでローター(1)が回転不良を起こす不都合
があり、また注入される接着剤が少ないときは、コイル
(5a)(5b)・・・・(5f)の接着力を弱くするから、
適量均一な接着剤の注入が要請されていた。
しかしながら、例えば深さが0.3mm、幅が1.0mmの環状溝
(3a)(3b)・・・・(3f)への適量均一な接着剤の注
入は極めて難しく、実際には不均一な注入がなされると
いう不都合があった。
またコイル(5a)(5b)・・・・(5f)の挿入に際し、
位置づれ等を生じた場合には、このコイル(5a)(5b)
・・・・(5f)を再挿入しなければならないが、この場
合に、接着剤をコア面に付着させたり、接着剤の粘着に
よりコイル形状を不良としたり、場合によっては環状溝
(3a)(3b)・・・・(3f)に接着剤を再注入しなけれ
ばならないという様な不都合も生じていた。
この様に従来のコイル装着固定方法には種々の不都合が
有り、回転トランスの品質の安定化を妨げると共に良品
率及び作業能率を著しく低下せしめ、製造価格を高価な
ものとしていた。
本発明は、斯る点に鑑み、回転トランスの良品率及び作
業能率を向上させ、製造価格を安価とするのみならず、
品質の安定化を図ることができる回転トランスのコイル
装着固定方法を提供せんとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明に依る回転トランスのコイル装着固定方法は、ス
テーター(2)の場合を例にすると、第1図〜第4図に
示す如く、加熱により溶融する接着剤層(7)が被着さ
れているコイル(5a),(5b),(5c)を回転トランス
のフェライトコア(4)上に設けられた環状溝(3a),
(3b),(3c)に対応する形状に成形加工し、このコイ
ル(5a),(5b),(5c)をこのフェライトコア(4)
上の環状溝(3a),(3b),(3c)に位置決め挿入し、
このコイル(5a),(5b),(5c)を加熱して、この接
着剤層を溶融させた後、温度を降下させてこの接着剤を
硬化させ、このコイル(5a),(5b),(5c)をこの環
状溝(3a),(3b),(3c)内に接着固定させたもので
ある。またローター(1)のコイル(5d)(5e)(5f)
をフェライトコア(6)の環状溝(3a)(3e)(3f)に
接着固定する場合についても同様とする。
〔作用〕
コイル用線材(11)に被着された接着剤層(7)は常温
下では硬化状態にあるので、フェライトコア(4)及び
(6)面上に接着剤を付着させることなく、コイル(5
a)(5b)(5c)及び(5a)(5e)(5f)を正確に環状
溝(3a)(3b)(3c)及び(3d)(3e)(3f)に挿入す
ることができ、その後、予め適量一様に被着されている
接着剤層(7)は、加熱により溶融し、フェライトコア
(4)及び(6)とコイル(5a)(5b)(5c)及び(5
d)(5e)(5f)との空隙(6)に適量均一に付着し、
環状溝(3a)(3b)(3c)及び(3d)(3e)(3f)から
はみ出すこともなく、その後の温度の降下と共に硬化
し、フェライトコア(4)及び(6)の環状溝(3a)
(3b)(3c)及び(3d)(3e)(3f)にコイル(5a)
(5b)(5c)及び(5d)(5e)(5f)を装着固定させる
ことができる。
〔実施例〕
以下、第1図〜第4図を参照して本発明の回転トランス
のコイル装着固定方法の一実施例をステーターの場合を
例にして説明する。
先ず、第2図に示す様に心線(9)を例えば0.1mmのポ
リウレンタ層(10)で被覆しているポリウレタン被覆線
(8)を用意する。この場合このポリウレタン層(10)
は250℃以上でなければ溶解しない。
次にこのポリウレタン被覆線(8)の外周面に第3図に
示す如く加熱により溶融し温度を下げることによって硬
化し、常温下では粘着しない接着剤、例えばホットメル
ト系接着剤であるポリアミド系接着剤のうち200℃で溶
融する例えばダイヤボンドDA3251(ノガワケミカル製)
を被着させ、その後、常温まで冷却し、硬化した接着剤
層(7)を形成し、コイル用線材(11)とする。
次にこのコイル用線材(11)を所定ターン数のコイル
(5a)(5b)(5c)に加工した後、このコイル(5a)
(5b)(5c)を第1図に示す如く第6図に示す如き円盤
状のフェライトコア(4)の環状溝(3a)(3b)(3c)
に挿入する。この場合に接着剤層(7)を形成したコイ
ル(5a)(5b)(5c)の一部又は全体を加熱し接着剤層
(7)を溶融することによって線材間を接着固定してお
くと環状溝(3a)(3b)(3c)へのコイル(5a)(5b)
(5c)の挿入が極めて容易となる。またコイル(5a)
(5b)(5c)を形成する前にコイル用線材(11)の接着
剤層(7)の外周面にアルコール等の溶剤により溶解す
る接着剤を被着しておき、コイル用線材(11)をコイル
(5a)(5b)(5c)に加工した後、アルコール等をコイ
ル(5a)(5b)(5c)に滴下し乾燥させることによって
線材間を接着固定させても上述同様にコイル(5a)(5
b)(5c)の環状溝(3a)(3b)(3c)への挿入が極め
て容易となる。
次に環状溝(3a)(3b)(3c)に挿入したコイル(5a)
(5b)(5c)を治具(12)で環状溝(3a)(3b)(3c)
の底部方向に加圧固定した状態で全体を200℃としダイ
ヤボンドDA3251による接着剤層(7)を溶融し、フェラ
イトコア(4)の環状溝(3a)(3b)(3c)とコイル
(5a)(5b)(5c)との空隙(9)に均一に付着させ
る。
その後、温度を降下し、接着剤(ダイヤボンドDA3251)
を硬化させ、フェライトコア(4)の環状溝(3a)(3
b)(3c)にコイル(5a)(5b)(5c)を接着固定させ
る。
またローター(1)を構成するフェライトコア(6)の
環状溝(3d)(3e)(3f)にコイル(5d)(5e)(5f)
を夫々接着固定する場合も上述同様にして行い、本例に
於いては、上述ローター(1)及びステーター(2)を
使用して第5図同様に回転トランスを構成する。
以上述べた如く本例に依れば、ポリウレタン被覆線
(8)の外周面に加熱により溶融する接着剤層(7)を
被着したコイル用線材(11)を使用してコイル(5a)
(5b)・・・・(5f)とし、これを環状溝(3a)(3b)
・・・・(3f)に挿入し、その後加熱して接着固定する
ので、このコイル(5a)(5b)・・・・(5f)の環状溝
(3a)(3b)・・・・(3f)への挿入が容易であると共
に接着剤がこの環状溝(3a)(3b)・・・・(3f)から
溢れたり、この外側のコア面に付着したりすることがな
く、このコイル(5a)(5b)・・・・(5f)をこの環状
溝(3a)(3b)・・・・(3f)に適量の接着剤で固定で
きる。従って、本例によれば、接着剤の溢れ、コア面へ
の付着により回転不良を起こしたり、コイル(5a)(5
b)・・・・(5f)の被着不良を起こしたりすることが
なく、回転トランスの良品率及び作業能率を向上させ、
製造価格を安価とするのみならず、品質の安定化を図る
ことができる。
尚、上述実施例では接着剤層(7)の接着剤としてダイ
ヤボンドDA3251を使用したが、この代わりにダイアボン
ドDA3069J等その他の加熱により溶融する接着剤を使用
した場合においても同様の作用効果を得ることができる
ことは容易に理解できよう。また本発明は上述実施例に
限ることなく、本発明の要旨を逸脱することなくその他
種々の構成が取り得ることはも勿論である。
〔発明の効果〕
本発明に依れば、加熱により溶融する接着剤層が被着さ
れている所定形状に加工されたコイルをフェライトコア
の環状溝に挿入した後、加熱することによりコイルをフ
ェライトコアの環状溝に接着固定するので、接着剤の溢
れ、コア面への付着により回転トランスが回転不良を起
こしたり、コイルの被着不良を起こしたりすることがな
く、回転トランスの良品率及び作業能率を向上させ、製
造価格を安価とするのみならず、品質の安定化を図るこ
とができる利益がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明回転トランスのコイル装着固定方法の一
実施例の一工程を示す断面図、第2図は被覆線の例を示
す断面図、第3図は本発明に使用される接着剤層を被着
した被覆線の例を示す断面図、第4図はコイルの一例を
示す平面図、第5図は回転トランスの一例を示す部分断
面図、第6図はフェライトコアの平面図である。 (3a)(3b)・・・・(3f)は夫々環状溝、(4)及び
(6)は夫々フェライトコア、(5a)(5b)・・・・
(5f)は夫々コイル、(7)は接着剤層、(8)はポリ
ウレタン被覆線材、(11)はコイル用線材である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱により溶融する接着剤層が被着されて
    いるコイルを回転トランスのフェライトコア上に設けら
    れた環状溝に対応する形状に成形加工し、 上記コイルを上記フェライトコア上の環状溝に位置決め
    挿入し、 上記コイルを加熱して上記接着剤層を溶融させた後、温
    度を降下させて接着剤を硬化させ、上記コイルを上記環
    状溝内に接着固定させたことを特徴とする回転トランス
    のコイル装着固定方法。
JP60111080A 1985-05-23 1985-05-23 回転トランスのコイル装着固定方法 Expired - Fee Related JPH0732100B2 (ja)

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