JPH07320823A - ライトアングル型コネクタ - Google Patents

ライトアングル型コネクタ

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JPH07320823A
JPH07320823A JP6105697A JP10569794A JPH07320823A JP H07320823 A JPH07320823 A JP H07320823A JP 6105697 A JP6105697 A JP 6105697A JP 10569794 A JP10569794 A JP 10569794A JP H07320823 A JPH07320823 A JP H07320823A
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terminals
hanging
aligning
connector
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Ryoei Yoshimura
良栄 吉村
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Fujitsu Ltd
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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は直角に折り曲げられたL字状の端子
を多数整列させるライトアングル型コネクタに関し、整
列部をコネクタ本体と一体化することにより、製品コス
トを安くすることを目的とする。 【構成】 端子32〜35を整列させる櫛歯40、4
1、41を一体に有するコネクタ本体31と、L字形状
をなし、水平端子部32a〜35aと垂下端子部32b
〜35bを有し、該水平端子部32a〜35aを上記コ
ネクタ本体31に挿入されて、該垂下端子部32b〜3
5bが該コネクタ本体31より下方に突き出し上記櫛歯
40、41、42によって整列した状態で取り付けられ
る端子32〜35と、とよりなる構成としたライトアン
グル型コネクタである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ライトアングル型コネ
クタに関する。
【0002】ライトアングル型コネクタは、直角に折り
曲げられたL字状の端子を多数整列して有する構成であ
り、下方に突き出しているピン状の端子部をプリント基
板のスルーホールに挿入され、半田付けされて取り付け
られている。
【0003】この、ライトアングル型コネクタについて
は、その部材点数を減らし、コストを安価とすることが
要求されている。
【0004】
【従来の技術】図7は、従来のライトアングル型コネク
タ10の断面図を示す。
【0005】コネクタ10は、コネクタ本体11とL字
形状を有する多数の端子12と整列部材13とで構成さ
れる。
【0006】ハウジング11は、プリント板15への取
付に使用するブラケット部11aと、端子12を収容す
る端子収容部11bとを有する。
【0007】端子12は、直角に曲げられたL字形状を
有し、水平端子部12aと、この水平端子部12aより
下方に延在する垂下ピン端子部12bを有する。
【0008】端子12はプレス加工品であり、垂下ピン
端子部12bは図3に示すように、矩形の断面形状を有
する。
【0009】整列部材13は、端子12の千鳥状の配列
に対応して配された円形の多数の貫通孔14を有し、コ
ネクタ本体11に取り付けてある。
【0010】各端子12の垂下ピン端子部12bが、各
貫通孔14に嵌合しており、垂下ピン端子部12bは、
貫通孔14により規制されて整列している。
【0011】コネクタ10は、端子12の水平端子部1
2aを図中矢印A1方向にコネクタ本体11の収容部1
1b内に差込み、その後、整列部材13をB1方向に上
動させ、貫通孔14内に垂下ピン端子部12bをその下
端12cより相対的に嵌入させて取り付けることにより
組み立てられる。
【0012】このコネクタ10は、コネクタ本体11を
プリント基板15の端部に搭載されて、ネジ止めされ、
かつ、各垂下ピン端子部12bがスルーホール16を挿
通し、半田17によって半田付けされて取り付けてあ
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
コネクタ10では、コネクタ本体11に整列部材13を
取り付けた後、L字形状の端子12を取り付けることが
できないものであった。このため、端子12をコネクタ
本体11に取り付けた後、コネクタ本体11に整列部材
13を取り付けなければならなかった。
【0014】この結果、コネクタ10にあっては、コネ
クタ本体11と整列部材13とをそれぞれ別部材で構成
されている。
【0015】このように、コネクタ10はコネクタ本体
11とは別個に整列部材13が必要である。さらに、コ
ネクタ10を製造するには、端子12を差し込む工数の
ほかに、整列部材13をコネクタ本体11に取り付ける
工数が必要である。
【0016】したがって、従来のライトアングル型コネ
クタ10は、部品点数および取付工数が多く、製品コス
トが高いという課題を有していた。
【0017】そこで、本発明は上記課題に鑑みなされた
もので、コネクタ本体と整列部とを一体化することによ
り、製品コストを安くしたライトアングル型コネクタを
提供することを、その目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題は、以下の発明
の構成で解決される。請求項1の発明は、端子を整列さ
せる整列部を一体に有するコネクタ本体と、L字形状を
なし、水平端子部と垂下端子部を有し、該水平端子部を
上記コネクタ本体に挿入されて、該垂下端子部が該コネ
クタ本体より下方に突き出し、上記整列部によって整列
した状態で取り付けられた複数の端子と、よりなる構成
としたことを特徴とするものである。
【0019】また請求項2の発明は、上記整列部は、上
記端子の水平端子部の挿入方向と逆方向に上記コネクタ
本体から突出しており、上記端子の垂下端子部の整列位
置を規制する凹部を有する櫛歯よりなる構成としたこと
を特徴とするライトアングル型コネクタである。
【0020】また請求項3の発明は、上記櫛歯は、上記
端子の垂下端子部を上記凹部に整列させるとき案内する
テーパ部を有する構成としたことを特徴とするライトア
ングル型コネクタである。
【0021】また請求項4の発明は、上記複数の端子
は、第1端子と、この第1端子より、その垂下端子部の
整列位置をその水平端子部の挿入位置に近いものとした
第2端子と、で構成され、上記整列部は、上記第1端子
および上記第2端子の水平端子部の挿入方向と逆方向に
上記コネクタ本体から突出しており、上記第1端子の垂
下端子部の整列位置を規制する第1凹部と、上記第2端
子の垂下端子部の整列位置を規制する第2凹部と、上記
第1端子の垂下端子部を上記第1凹部に整列させるとき
案内する第1テーパ部と、上記第2端子の垂下端子部を
上記第2凹部に整列させるとき案内する第2テーパ部
と、を有する櫛歯よりなる構成としたことを特徴とする
ライトアングル型コネクタである。
【0022】
【作用】上述のように、請求項1の発明のライトアング
ル型コネクタは、整列部をコネクタ本体と一体に構成す
る。例えば、コネクタ本体と整列部との一体化は、樹脂
で一体成形する。このため、従来の整列部材を不要とす
る。
【0023】また、請求項2の発明のライトアングル型
コネクタにあっては、整列部は、端子の水平端子部の挿
入方向と逆方向にコネクタ本体から突出しており、端子
の垂下端子部の整列位置を規制する凹部を有する櫛歯よ
りなる構成とした。このため、端子の垂下端子部の整列
位置を整列部の凹部の三方の面で規制することができ
る。
【0024】また、請求項3の発明のライトアングル型
コネクタにあっては、櫛歯は、端子の垂下端子部を凹部
に整列させるとき案内するテーパ部を有する構成とし
た。このため、端子の垂下端子部を整列部の凹部に整列
させることが簡単になる。
【0025】また、請求項4の発明のライトアングル型
コネクタにあっては、複数の端子は、第1端子と、この
第1端子より、その垂下端子部の整列位置をその水平端
子部の挿入位置に近いものとした第2端子と、で構成さ
れ、整列部は、第1端子および第2端子の水平端子部の
挿入方向と逆方向にコネクタ本体から突出しており、第
1端子の垂下端子部の整列位置を規制する第1凹部と、
第2端子の垂下端子部の整列位置を規制する第2凹部
と、第1端子の垂下端子部を第1凹部に整列させるとき
案内する第1テーパ部と、第2端子の垂下端子部を上記
第2凹部に整列させるとき案内する第2テーパ部と、を
有する櫛歯よりなる構成とした。
【0026】このため、第1凹部を経て第2凹部に第2
端子の垂下端子部を整列させることができる。
【0027】
【実施例】図1および図2(A)、(B)は、本発明の
一実施例であるライトアングル型コネクタ30を示す。
【0028】このコネクタ30は、整列部40を有する
コネクタ本体31とL字形状を有する多数の端子32、
33、34、35とで構成される。
【0029】コネクタ本体31は樹脂成形品であり、プ
リント板15への取付に使用するブラケット部31a
と、端子32〜35を収容する端子収容部31bと、端
子32〜35を整列させる整列部40とを有する。上記
ブラケット部31aは、整列部40と一体に樹脂成形さ
れる。
【0030】端子32、33、34、35は整列部40
に千鳥状に配列されるものであり、配列位置より分けら
れる。
【0031】各端子32〜35は、直角に曲げられたL
字形状を有し、水平端子部32a〜35aと、この水平
端子部32a〜35aより下方に延在する垂下ピン端子
部32b〜35bとを有する。
【0032】なお、水平端子部34aは水平端子部32
aに、水平端子部35aは水平端子部33aに隠れてお
り、図示されない。
【0033】また、端子32〜35は、プレス加工品で
あり、垂下ピン端子部32b〜35bは図3に示すよう
に、矩形の断面形状を有する。
【0034】さらに、端子32〜35は、第1端子であ
る端子33、35と、第2端子である端子32、24と
に、その垂下ピン端子部の配列位置で分類される。第2
端子32、34は、第1端子33、35より、その垂下
端子部(32b,34b)の整列位置をその水平端子部
(32a、34a)のコネクタ本体31への挿入位置に
近いものである。
【0035】ここで、コネクタ本体31のブラケット部
31aと一体に樹脂成形された整列部40について、図
3を参照して説明する。
【0036】図3は、コネクタ10の一部を拡大して示
す斜視図である。
【0037】整列部40は、端子32、33の配列に対
応する第1櫛歯41と、端子34、35の配列に対応す
る第2櫛歯42とで構成される。
【0038】第1櫛歯41および第2櫛歯42は、図中
矢印A2方向にブラケット部31aよりそれぞれ突出す
る。
【0039】第1櫛歯41には、端子32の配列に対応
する矩形状の第1凹部41aと、端子33の配列に対応
する矩形状の第2凹部41bと、第1凹部41aと先端
との間の第1テーパ部41cと、第1凹部41aと第2
凹部41bとの間の第2テーパ部41dとが形成され
る。
【0040】また、第2櫛歯42にも、端子34の配列
に対応する矩形状の第1凹部42aと、端子35の配列
に対応する矩形状の第2凹部42bと、第1凹部42a
と先端との間の第1テーパ部42cと、第1凹部42a
と第2凹部42bとの間の第2テーパ部42dとが形成
される。
【0041】次に、上記構成の櫛歯41、42による垂
下ピン端子部32〜35bの位置規制について説明す
る。
【0042】端子32の垂下ピン端子部32bが第1櫛
歯41の第1凹部41aに、端子33の垂下ピン端子部
33bが第1櫛歯41の第2凹部41bに、端子34の
垂下ピン端子部34bが第2櫛歯42の第1凹部42a
に、端子35の垂下ピン端子部35bが第2櫛歯42の
第2凹部42bに、それぞれ嵌合している。このため、
垂下ピン端子部32a〜35aは、第1櫛歯41の第1
凹部41a、第1櫛歯41の第2凹部41b、第2櫛歯
42の第1凹部42aまたは第2櫛歯42の第2凹部4
2bの各3方の面により規制されて整列している。した
がって、整列部40をコネクタ本体31と一体に構成す
るので、従来の整列部材を不要とする。このため、従来
の整列部材をコネクタ本体31に取り付ける工数が必要
ない。したがって、部品点数および取付工数が少なく、
製品コストが安い。
【0043】なお、図3にて、第1櫛歯41および第2
櫛歯42は、端子32〜35を図の左側から支えている
が、図の右側から支えるように構成してもよい。
【0044】さらに、整列部40は、コネクタ本体31
のブラケット部31aと一体に樹脂成形されているが、
端子収容部31bと一体に樹脂成形されても、ブラケッ
ト部31a、端子収容部31bなどのコネクタ本体31
の全ての構成要素を一体に樹脂成形したものと、一体に
樹脂成形されてもよい。
【0045】次に、図4を参照して、端子収容部31b
と第1櫛歯41、第2櫛歯42との位置関係を説明す
る。図4は、端子収容部31bに水平端子部34a.3
5aを差し込んだ状態を下方から見た図である。
【0046】図中一点鎖線Dは、端子収容部31bに水
平端子部32a,33b、34a,35aを収容する場
合の中心線である。図中一点鎖線Eは、ブラケット31
aと一体化した第1櫛歯41、第2櫛歯の中心線であ
る。
【0047】図示するように、端子収容部31bに水平
端子部32a,33a、34a,35aを収容する場合
の中心線Dと第1櫛歯41、第2櫛歯42の中心線Eと
はdXだけずれている。
【0048】端子収容部31bに収容される水平端子部
32a,33aの中心線Dと水平端子部34a,35a
の中心線Dとの間に第1櫛歯41、第2櫛歯42の中心
線Eがそれぞれ位置している。
【0049】次に、図5および図6を参照して、コネク
タ本体31と一体化された第1櫛歯41に端子32、3
3の垂下ピン端子部32a,33aを取り付ける方法を
説明する。なお、この方法と同じ方法で端子34、35
の垂下ピン端子部34a,35aもコネクタ本体31と
一体化された第2櫛歯42に取り付けられる。
【0050】図5の二点鎖線Fは、垂下端子部33bの
中心の軌跡であり、図6の二点鎖線Gは、垂下端子部3
2bの中心の軌跡である。
【0051】図5(A)に示すように、第1櫛歯41の
第1凹部41aには、第1面41a1 、第2面41a2
、第3面41a3 が形成されている。第1面41a1
の長さはD1であり、第3面41a3 の長さはD3であ
る。
【0052】同様に、第2凹部41bにも、第1面41
b1 、第2面41b2 、第3面41b3 が形成されてい
る。第1面41b1 の長さと第3面41b3 の長さは同
じD4である。
【0053】そして、第1凹部41aの第1面41a1
の長さD1は、第2凹部41bの第1面41b1 および
第3面41b3 の長さD4より長さD5だけ長い。第2
テーパ部41dは、第1凹部41aの第3面41a3 か
ら始まっている。
【0054】この端子収容部31bに端子32、33の
水平端子部32a、33aを収容しながら第1櫛歯41
に垂下ピン端子部32b、33bを取付けるものであ
る。この第1櫛歯41に垂下ピン端子部32bを取付け
る方法を、まず、詳しく説明する。
【0055】端子33の垂下ピン端子部33bの幅はW
1である。この垂下ピン端子部33bの幅W1の中心は
上記一点鎖線D上に位置している。また、垂下ピン端子
部33bの幅W1の半分の長さW2は、上記第1凹部4
1aの第1面41a1 の長さD1と第3面41a3 の長
さD3との差D2より短い。
【0056】この垂下ピン端子部33bを図中矢印A1
方向に移動させる。この結果、垂下ピン端子部33bは
第1櫛歯41の第1テーパ部41cと接触する。
【0057】この後、さらに、垂下ピン端子部33bを
図中矢印A1方向に移動させる。この結果、垂下ピン端
子部33bは第1テーパ部41cと接触しながら図中矢
印C1方向に弾性変形するとともに、第1櫛歯41も図
中矢印C2方向に弾性変形する。
【0058】この後、さらに、垂下ピン端子部33bを
図中矢印A1方向に移動させる。この結果、図5(B)
に示すように、垂下ピン端子部33bは第1テーパ部4
1cとの接触を終え、第1凹部41aにはめ込まれると
ともに、垂下ピン端子部33bの幅の中心は一点鎖線D
上に位置する。
【0059】これは、垂下ピン端子部33bの弾性変形
による復元力および第1櫛歯41の弾性変形による復元
力のためである。
【0060】この時、垂下ピン端子部33bは第3面4
1a3 と接触していない。これは、垂下ピン端子部33
bの半分の幅W2が、第1凹部41aの第1面41a1
の長さD1と第3面41a3 の長さD3との差D2より
短いからである。
【0061】この後、さらに、垂下ピン端子部33bを
図中矢印A1方向に移動させる。この結果、垂下ピン端
子部33bは第2テーパ部41dと接触しながら図中矢
印C1方向に弾性変形するとともに、第1櫛歯41も図
中矢印C2方向に弾性変形する。
【0062】この後、さらに、垂下ピン端子部33bを
図中矢印A1方向に移動させる。この結果、図5(C)
に示すように、垂下ピン端子部33bは第2テーパ部4
1dとの接触を終え、第2凹部41bにはめ込まれると
ともに、垂下ピン端子部33bの幅の中心は一点鎖線D
上に位置する。
【0063】これは、垂下ピン端子部33bの弾性変形
による復元力および第1櫛歯41の弾性変形による復元
力のためである。
【0064】そして、垂下ピン端子部33bが第2凹部
41bにはめ込まれる結果、その三方の面41b1 、4
1b2 、41b3 に囲まれ、図中矢印A1、A2、C2
方向の位置を規制される。そして、垂下ピン端子部33
bは図中矢印C1−C2方向よりA1−A2方向に弾性
変形しにくいため、第1櫛歯41に確実に整列させられ
る。
【0065】次に、端子32の垂下ピン端子部32bを
第1櫛歯41に取り付ける方法を説明する。
【0066】まず、図6(A)に示すように、端子32
の垂下ピン端子部32bの幅W3の中心は、一点鎖線D
上に位置している。また、垂下ピン端子部32bの幅W
3の半分の長さW4は、上記第1凹部41aの第1面4
1a1 の長さD1と同じである。
【0067】この垂下ピン端子部32bを図中矢印A1
方向に移動させる。この結果、垂下ピン端子部32bは
第1櫛歯41の第1テーパ部41cと接触する。
【0068】この後、さらに、垂下ピン端子部32bを
図中矢印A1方向に移動させる。この結果、垂下ピン端
子部32bは第1テーパ部41cと接触しながら図中矢
印C1方向に弾性変形するとともに、第1櫛歯41も図
中矢印C2方向に弾性変形する。
【0069】この後、さらに、垂下ピン端子部32bを
図中矢印A1方向に移動させる。この結果、図6(B)
に示すように、垂下ピン端子部32bは第1テーパ部4
1cとの接触を終え、第1凹部41aにはめ込まれると
ともに、垂下ピン端子部32bの幅の中心は一点鎖線D
上に位置する。
【0070】これは、垂下ピン端子部32bの弾性変形
による復元力および第1櫛歯41の弾性変形による復元
力のためである。
【0071】そして、垂下ピン端子部32bが第1凹部
41aにはめ込まれる結果、その三方の面41a1 、4
1a2 、41a3 に囲まれ、A1、A2、C2方向の位
置を規制される。そして、垂下ピン端子部32bは図中
矢印C1−C2方向よりA1−A2方向に弾性変形しに
くいため、第1櫛歯41に確実に整列させられる。した
がって、コネクタ本体31と一体に樹脂成形した第1櫛
歯41に、端子32、33の垂下ピン端子部32b,3
3bを、コネクタ本体31と一体に樹脂成形した第2櫛
歯42に、端子34、35の垂下ピン端子部34b,3
5bを取り付けることにより、端子32〜35の垂下ピ
ン端子部32b〜35bが整列する。
【0072】この端子32〜35が整列したコネクタ3
0は、コネクタ本体31をプリント基板15の端部に搭
載されて、ネジ止めされ、かつ、各垂下ピン端子部32
b〜35bがスルーホール16を挿通し、半田17によ
って半田付けされて取り付けてある。
【0073】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
整列部をコネクタ本体と一体に構成するので、従来の整
列部材を不要とする。このため、従来の整列部材をコネ
クタ本体に取り付ける工数が必要ない。したがって、部
品点数および取付工数が少なく、製品コストが安い。
【0074】また、請求項2の発明によれば、整列部
は、端子の水平端子部の挿入方向と逆方向にコネクタ本
体から突出しており、端子の垂下端子部の整列位置を規
制する凹部を有する櫛歯よりなる構成としたため、端子
の垂下端子部の整列位置を整列部の凹部の三方の面で規
制することができる。
【0075】また、請求項3の発明によれば、櫛歯は、
端子の垂下端子部を凹部に整列させるとき案内するテー
パ部を有する構成としたため、端子の垂下端子部を整列
部の凹部に整列させることが簡単になる。
【0076】また、請求項4の発明によれば、複数の端
子は、第1端子と、この第1端子より、その垂下端子部
の整列位置をその水平端子部の挿入位置に近いものとし
た第2端子と、を有し、整列部は、第1端子および第2
端子の水平端子部の挿入方向と逆方向にコネクタ本体か
ら突出しており、第1端子の垂下端子部の整列位置を規
制する第1凹部と、第2端子の垂下端子部の整列位置を
規制する第2凹部と、第1端子の垂下端子部を第1凹部
に整列させるとき案内する第1テーパ部と、第2端子の
垂下端子部を上記第2凹部に整列させるとき案内する第
2テーパ部と、を有する櫛歯よりなる構成とした。
【0077】このため、第1凹部を経て第2凹部に第2
端子の垂下端子部を整列させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るライトアングル型コネ
クタの図2(A)中X−X線に沿う断面図である。
【図2】本発明の一実施例に係るライトアングル型コネ
クタを示す図である。
【図3】ライトアングル型コネクタの一部を拡大して示
す斜視図である。
【図4】端子収容部に水平端子部を差し込んだ状態を示
す図である。
【図5】整列部に端子を取付ける方法を説明する図であ
る。
【図6】図5(C)に続く整列部に端子を取付ける方法
を説明する図である。
【図7】従来のライトアングル型コネクタを示す断面図
である。
【符号の説明】
30 ライトアングル型コネクタ 31 コネクタ本体 31a ブラケット 31b 端子収容部 32〜35 端子 32a〜35a 水平端子部 32b〜35b 垂下ピン端子部 40 整列部 41 第1櫛歯 41a 第1凹部 41a1 第1面 41a2 第2面 41a3 第3面 41b 第2凹部 41b1 第1面 41b2 第2面 41b3 第3面 41c 第1テーパ部 41d 第2テーパ部 42 第2櫛歯 42a 第1凹部 42b 第2凹部 42c 第1テーパ部 42d 第2テーパ部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子(32〜35)を整列させる整列部
    (40、41、42)を一体に有するコネクタ本体(3
    1)と、 L字形状をなし、水平端子部(32a〜35a)と垂下
    端子部(32b〜35b)を有し、該水平端子部(32
    a〜35a)を上記コネクタ本体(31)に挿入され
    て、該垂下端子部(32b〜35b)が該コネクタ本体
    (31)より下方に突き出し、上記整列部(40、4
    1、42)によって整列した状態で取り付けられた複数
    の端子(32〜35)と、よりなる構成としたことを特
    徴とするライトアングル型コネクタ。
  2. 【請求項2】 上記整列部(40、41、42)は、 上記端子(32〜35)の水平端子部(32a〜35
    a)の挿入方向(A1)と逆方向(A2)に上記コネク
    タ本体(31)から突出しており、 上記端子(32〜35)の垂下端子部(32b〜35
    b)の整列位置を規制する凹部(41a、41b、42
    a、42b)を有する櫛歯(40、41、42)よりな
    る構成としたことを特徴とする請求項1記載のライトア
    ングル型コネクタ。
  3. 【請求項3】 上記櫛歯(40、41、42)は、 上記端子(32〜35)の垂下端子部(32b〜35
    b)を上記凹部(41a、41b、42a、42b)に
    整列させるとき案内するテーパ部(41c、41d、4
    2c、42d)を有する構成としたことを特徴とする請
    求項2記載のライトアングル型コネクタ。
  4. 【請求項4】 上記複数の端子(32〜35)は、 第1端子(33、35)と、 この第1端子(33、35)より、その垂下端子部(3
    2b、34b)の整列位置をその水平端子部(32a、
    34a)の挿入位置に近いものとした第2端子(32、
    34)と、で構成され、 上記整列部(40、41、42)は、 上記第1端子(33、35)および上記第2端子(3
    2、34)の水平端子部(32a〜35a)の挿入方向
    と逆方向に上記コネクタ本体(31)から突出してお
    り、 上記第1端子(33、35)の垂下端子部(33b、3
    5b)の整列位置を規制する第1凹部(41a、42
    a)と、 上記第2端子(32、34)の垂下端子部(32b、3
    4b)の整列位置を規制する第2凹部(41b、42
    b)と、 上記第1端子(33、35)の垂下端子部(33b、3
    5b)を上記第1凹部(41a、42a)に整列させる
    とき案内する第1テーパ部(41c、42c)と、 上記第2端子(32、34)の垂下端子部(32b、3
    4b)を上記第2凹部(41b、42b)に整列させる
    とき案内する第2テーパ部(41d、42d)と、を有
    する櫛歯(40、41、42)よりなる構成としたこと
    を特徴とする請求項1記載のライトアングル型コネク
    タ。
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