JPH07320385A - チェンジャーシステムのイニシャライズ方法及びチェンジャーシステム - Google Patents
チェンジャーシステムのイニシャライズ方法及びチェンジャーシステムInfo
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- JPH07320385A JPH07320385A JP6133983A JP13398394A JPH07320385A JP H07320385 A JPH07320385 A JP H07320385A JP 6133983 A JP6133983 A JP 6133983A JP 13398394 A JP13398394 A JP 13398394A JP H07320385 A JPH07320385 A JP H07320385A
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Abstract
メカニカルエラーに対しても或る程度対応できるメカイ
ニシャライズ動作の提供。 【構成】 チェンジャーシステムにおいて、制御手段に
とって現在の搬送状態が不明である状態から、これを判
別し通常の搬送動作制御を可能とするためのイニシャラ
イズ方法として、保持手段をストッカ手段の各ストック
位置に対して収納動作を実行させていき、収納可能なス
トック位置を検出することで (F109〜F115) 、現在の搬
送位置状態を判別する。
Description
成されている記録媒体を複数個収納し、選択的に再生動
作等を実行させることができるチェンジャーシステムに
関し、特にメカニカルなイニシャライズ動作に関するも
のである。
ニディスク)などのディスク状記録媒体がオーディオ用
などに広く普及しており、近年、例えばCDチェンジャ
ープレーヤーなどで知られるように複数のディスクを収
納して選択的に再生を行なうことができるチェンジャー
システムも開発されている。
Dを保持する保持手段、例えばトレイを例えば5枚収納
できるストッカが設けられ、そのストッカからトレイを
再生ヘッドのあるローディング位置や、CDの挿入/排
出を行なう位置の間で移動させることができるようにな
されている。例えば挿入/排出位置にトレイを移動させ
ることでユーザーがCDを装填したり、或はストッカに
収納されていたCDを取り出すことができる。またトレ
イをローディング位置に移動させることで、そのトレイ
に搭載されているCDの再生動作を行なうことができ
る。
チェンジャーシステムでは、トレイの搬送動作を実行さ
せる際には現在の搬送状態、すなわち搬送機構の位置や
搬送対象となっているのがどのトレイであるかがわかっ
ていなければならない。例えば主電源をオンとした状態
で搬送動作を制御する制御部が現在の搬送状態が分から
なければ、ユーザーの操作に応じた搬送動作を行なうこ
とができない。
かのセンサ手段を設け機械的な位置の絶対アドレスを得
るようにすることが考えられるが、検出すべき全ての位
置に対応しようとすると、必要なセンサの数がかなり増
加してしまい好ましくないという問題がある。このた
め、例えばトレイをストッカの各ストック位置に対応さ
せる方向には、1つの絶対アドレスを得るセンサ手段
と、少なくともストック位置変化として相対アドレスを
検出できるセンサ手段のみとしたいという要請がある。
ニカルな動作エラーが生じることがあるが、これに対し
て或る程度自動的に正常状態に復帰できるようにするこ
とも求められている。
に応じ、メカニカルなイニシャライズ動作、即ち現在の
搬送状態(搬送機構の現在の位置及び搬送されているト
レイ)が不明である状態から、これを判別し通常の搬送
動作制御を可能とするためのイニシャライズ動作(以
下、メカイニシャライズという)として新規な動作方式
を提供することによって、センサ手段を少数とすること
ができるようにするとともに、また、これによってメカ
ニカルエラーに対しても或る程度対応できるようにする
ことを目的とする。
きる複数個の保持手段と、複数個の保持手段のそれぞれ
を所定のストック位置に収納することができるストッカ
手段と、保持手段が、ストック位置、記録媒体の再生位
置、記録媒体の挿脱位置の間で搬送されるように搬送動
作を行なう搬送手段と、搬送手段に対して搬送動作の制
御を行なう制御手段を有するチェンジャーシステムにお
いて、制御手段にとって現在の搬送状態が不明である状
態から、これを判別し通常の搬送動作制御を可能とする
ためのイニシャライズ方法として、保持手段をストッカ
手段の各ストック位置に対して収納動作を実行させてい
き、収納可能なストック位置を検出することで、現在の
搬送状態を判別するようにする。
判別した後、その判別動作に用いた保持手段もしくは所
定のストック位置に収納されている保持手段もしくは所
定の条件で選択された保持手段を、所定の搬送位置で待
機させるようにもする。
ク位置に対して収納動作を実行させた際に、すべてのス
トック位置に対して収納不能であった場合は、誤動作状
態の発生と判別し、正常動作状態への復帰動作を実行す
る。
カ手段と、搬送手段と、制御手段を有するチェンジャー
システムにおいて、制御手段は、保持手段の搬送動作に
誤動作状態が発生した場合は、搬送手段に対して搬送動
作の停止制御を行なって待機し、主動作電源がオフ操作
されることに応じて、保持手段をストッカ手段の各スト
ック位置に対して収納動作を実行させていき、収納可能
なストック位置を検出するイニシャライズ動作を実行さ
せるように制御を行なうようにする。
を行なうことで、各ストック位置に対して絶対アドレス
を得るセンサを必要としないで現在の搬送位置を判別で
き、また搬送対象となっているトレイの識別もできる。
また、このようなメカイニシャライズ動作により、メカ
エラーの種類にもよるが、エラー状態から正常状態に復
帰できる可能性が生じる。
ずディスクチェンジャー装置のメカニカルな構造につい
て説明し、その後、本発明のイニシャライズ方法及びチ
ェンジャーシステムとしての実施例の要点を説明する。
なお、ディスクチェンジャー装置の構造の説明において
は図10〜図21を用いるが、図示する構造部位のう
ち、本発明と直接関連する部位のみの説明にとどめる。
説明は次の順序で行う。 1.チェンジャー装置の全体構成 2.サブトレイ及びストッカの構造 3.メイントレイ、スライダの構造と水平搬送動作 4.エレベータブロックの構造と水平搬送動作 5.カム板による垂直搬送動作 6.水平搬送状態のセンサ手段 7.ディスク有無のセンサ手段 8.垂直搬送状態のセンサ手段 9.チェンジャープレーヤ装置の構成 10.メカイニシャル方式 11.メカイニシャル時のエラー対応動作 12.他のメカイニシャル方式 13.実施例のメカイニシャル方式による効果 14.通常動作時のエラー対応動作
スクチェンジャー装置の要部の分解斜視図を図10に示
す。このチェンジャー装置は、シャーシ1を有し、シャ
ーシ1の底板部2上には、ディスクのチャッキングを行
なうディスクテーブル6やディスクからの信号再生を行
なう光学ヘッド7を有するディスクドライブ部5が配設
されている。また、シャーシ1の後方側には複数のディ
スクをそれぞれサブトレイ14に載せた状態で収納する
ことができるストッカ8が、ビス10によって取り付け
られる。ストッカ8はサブトレイ14を5枚収納できる
ように構成されており、各サブトレイ14は第1のスト
ック高さ位置から第5のストック高さ位置までに積層状
に収納される。
イブ部5の上方側には、エレベータブロックベース44
及びエレベータブロックトップ67からなるエレベータ
ブロックが配設される。
レベータブロックトップ67はビス65により一体化さ
れているとともに、エレベータブロックベース44の支
持ピン47、48がシャーシ1の両側壁部3,4に形成
されたガイドスリット21,22に挿通した状態とされ
ていることによって、このエレベータブロックはエレベ
ータ機構を介して昇降可能とされ、即ち、ディスクドラ
イブ部5に近接する部位から、ストッカ8の最上段のス
トック位置に相当する高さ位置(第5のストック高さ位
置)まで移動することができるようになされている。
75が支持されており、このメイントレイ75は水平方
向には、エレベータブロック内に収納される位置状態
(プレイ位置)から、エレベータブロックより前方に側
に突出した位置状態(イジェクト位置)まで移動可能と
されている。さらにプレイ位置にある状態において、エ
レベータブロックに保持されて垂直方向に搬送される。
納されているサブトレイ14が選択的に収納されるよう
になされる。即ちメイントレイ75がエレベータブロッ
クに保持されて昇降され、ストッカ8の或るストック位
置に相対する状態となった時に、そのストック位置に収
納されているサブトレイ14は、メイントレイ75に組
み込まれたスライダ88によって引き出されてメイント
レイ75内に引き込まれて係合されるようになされる。
また、逆にメイントレイ75から引き出されてストッカ
8に収容される。
ストッカ8に収納された位置状態(ストック位置)から
メイントレイ75に組み込まれた位置(プレイ位置)ま
で搬送されるとともに、メイントレイ75とともにプレ
イ位置とイジェクト位置の間で搬送される。また、垂直
方向にはメイントレイ75とともにエレベータブロック
に保持されて搬送されることになる。
るものであり、サブトレイ14がイジェクト位置に搬送
されることでユーザーはディスクの装填/取り出しを行
なうことができ、また、サブトレイ14がストック位置
に搬送されることで、ディスクはストッカ8に収納され
たこととなる。また、或るサブトレイ14に載置されて
いるディスクは、メイントレイ75とともにサブトレイ
14がディスクドライブ部5の位置(ローディング位
置)まで搬送されることによってディスクドライブ部5
のディスクテーブル6にチャッキングされてスピンドル
モータによって回転され、光学ヘッド7によって再生さ
れることになる。
1のカム板24及び第2のカム板23が取り付けられ
る。第1のカム板24には水平方向に長孔となる支持ス
リット28,29,30が形成され、また第2のカム板
23にも、同様の位置に水平方向に長孔となる支持スリ
ット25,26,27が形成されている。そして、側壁
部3,4の外側には支持ピン18,19,20が形成さ
れており、支持ピン18が支持スリット25,28に、
支持ピン19が支持スリット26,29に、支持ピン2
0が支持スリット27,30に、それぞれ挿通している
ことによって、第1,第2のカム板24,23は、シャ
ーシ1に対して水平方向に移動可能に支持されているこ
とになる。
れ、また第2のカム板23にはカム孔31が形成されて
いる。そして上述したようにシャーシ1のガイドスリッ
ト21を挿通しているエレベータブロックベース44の
支持ピン47,48は、第2のカム板23にはカム孔3
1を挿通して第1のカム板24にはカム溝33に達して
いる。
所定の範囲でシャーシ1に対して水平方向に前後に移動
を繰り返すことにより、支持ピン47,48は、カム孔
31及びカム溝33に案内されて上方又は下方に移動さ
れる。即ち、第1,第2のカム板24,23の水平方向
の前後繰り返し移動動作によりエレベータブロックがシ
ャーシ1内で昇降動作されることになる。71は天板を
示し、ビス74によってシャーシ1の上面に取り付けら
れる。
れらの各構造部位についての搬送時、ストック時等の位
置関係や動作状態を図11〜図21で説明していく。図
11はサブトレイ14を示す。このサブトレイ14は直
径12cmのディスクに対応してこれを搭載するための
大径凹部124と、直径8cmのディスクに対応する小
径凹部125が形成され、2種類のサイズのディスク
(CD)を載置することができるようになされている。
置に搬送された際に、載置されているディスクを光学ヘ
ッド7及びディスクテーブル6に臨ませるための切欠部
である。また、このサブトレイ14の一側側にはバネ部
127を介して突起部16が形成されており、また係合
凹部15が形成されている。さらに、サブトレイ14の
後方及び両側の縁部にはやや薄肉とされた鍔部126が
形成されている。また123はサブトレイ14にディス
クが搭載されているか否かを検出するセンサの動作ため
に形成されているセンサ孔であり、これについては後述
する。
にストッカ8に収納される。5枚のサブトレイ14はそ
れぞれストック位置が決められており、第1〜第5のス
トック高さ位置H1 〜H5 となるストック位置において
メイントレイ75との間でストッカ8からの取り出し及
びストッカ8への収納が行なわれる。
のサブトレイ14を示す。ストッカ8には、図12から
わかるように各ストック位置に嵌合凹部11が形成され
ており、また、各ストック位置を仕切る棚部材12が形
成されているが、サブトレイ14は鍔部126が棚部材
12に支持された状態で収納される。また、サブトレイ
14が完全に収納された状態で図13のように突起部1
6が嵌合凹部11に嵌入することで、収納位置状態が保
持される。
8への収納動作中にバネ部127の弾性変形により嵌合
凹部11に対して嵌入し、またストッカ8からの引き出
し動作中にバネ部127の弾性変形により嵌合凹部11
から脱却する。なお、119はサブトレイ14に載置さ
れたディスク301の上面に臨むように形成された突起
であり、サブトレイ14がストック位置に或る場合の、
大径凹部124からのディスクの脱落を防止するもので
ある。
平搬送動作>図14はメイントレイ75及びスライダ8
8を示している。メイントレイ75は、上面側及び下面
側の中央部分及び後方側が開放された薄い筺体状に形成
されており、後方側よりサブトレイ14を挿入係合する
ことができるように構成されている。
ブトレイ14が挿入された際に、サブトレイ14上に載
置されているディスクを上面側に臨ませるためのもの
で、これによってサブトレイ14と係合したメイントレ
イ75がイジェクト位置に搬送された時に、サブトレイ
14上のディスクの装填/脱却が可能となる。また、下
面側の開放部位となる切欠部80は、サブトレイ14が
挿入係合されたメイントレイ75がローディング位置に
搬送された際に、サブトレイ14の切欠部122ととも
にディスクを光学ヘッド7及びディスクテーブル6に臨
ませるためのものである。78は、サブトレイ14のセ
ンサ孔123とともに、ディスクの搭載有無を検出する
センサの動作ために形成されているセンサ孔である。
ダ88が、図14中、矢印Aで示す方向に移動可能な状
態で収納されており、その移動動作によりメイントレイ
75に対してサブトレイ14を引き込み、またサブトレ
イ14をストッカ8に収納させることになる。このため
スライダ88にはメイントレイ75の内方側に向いた側
縁部に、係合突起90が形成されており、この係合突起
90はサブトレイ14の係合凹部15と係合されるよう
になっている。
メイントレイ75おり後方に突出した状態で係合突起9
0が、そのときのメイントレイ75のストック高さ位置
におけるストック位置に収納されているサブトレイ14
の係合凹部15と係合し、この状態でスライダ88がメ
イントレイ75に引き込まれることによってサブトレイ
14もメイントレイ75に引き込まれ、図17の挿入係
合状態となる。また、逆に図17の状態からスライダ8
8がメイントレイ75の後方に引き出されることによっ
てサブトレイ14もメイントレイ75の後方に引き出さ
れ、ストッカ8に収納されることになる。
4が挿入されておらず、またスライダ88が引き出され
ていない状態では当然係合突起90と係合凹部15は係
合していないため、ストッカ8からのサブトレイ14の
搬送の際には、まず係合状態にもっていかなければなら
ない。このため、メイントレイ75はまず光学ヘッド7
に近接するローディング位置まで搬送され、その位置で
スライダ88が後方に引き出される。この位置はストッ
カ8よりも下方の位置となるため、スライダ88の引き
出し動作に障害はない。
ストッカ8から取り出すべきサブトレイ14が収納され
ているストック高さ位置まで垂直方向にメイントレイ7
5の搬送動作が行なわれる。この垂直搬送動作時に、係
合突起90は図12に一点鎖線Bで示すように各サブト
レイ14の係合凹部15内を上下に通過することにな
る。
ク高さ位置まで搬送されたときには、係合突起90はそ
のストック位置に収納されているサブトレイ14の係合
凹部15内に位置していることになり、従って、図1
6、図17のようにスライダ88の移動に伴ってサブト
レイ14の引き込み及び引き出しが可能となる。
送動作>図15はエレベータブロックを示す。上述した
ようにエレベータブロックはエレベータブロックトップ
67とエレベータブロックベース44によって形成され
ているが、このエレベータブロックトップ67とエレベ
ータブロックベース44による空間内にメイントレイ7
5が収納される。そして、このエレベータブロックから
はメイントレイ75は前方側(イジェクト位置)に引き
出されることができるようになされている。
が収納されている状態は上記図16、図17で示した状
態となる(エレベータブロックベース44を一点鎖線で
示している)。そして、図17の状態から、メイントレ
イ75(及びサブトレイ14)は図18に示すようにイ
ジェクト位置に引き出される。
キングプレート68が形成されており、エレベータブロ
ックがローディング位置まで降りた状態で、エレベータ
ブロック内部のメイントレイ75に収納されたサブトレ
イ14に搭載されているディスクは、チャッキングプレ
ート68とディスクテーブル6に挟持されてチャッキン
グされることになる。また、エレベータブロックベース
44の切欠部46はディスクを光学ヘッド7及びディス
クテーブル6に臨ませるためのものである。
したスライダ88の移動及びメイントレイ75の移動の
ため(即ち水平方向の搬送動作)のための水平搬送モー
タ51が搭載されている。水平搬送モータ51の駆動力
は駆動プーリ52から従動プーリ53,54に伝達され
る。そして、従動プーリ53の回転はギア55を介して
図20に示されるピニオンギア132を回転させる。詳
細な説明は省くが、このピニオンギア132は、イジェ
クト動作(オープン/クローズ)の際に図14に示した
メイントレイ75のラックギア81と噛合することにな
り、これによってメイントレイ75の、エレベータブロ
ックに収納されたプレイ位置からイジェクト位置との間
での移動が行なわれる。
介してピニオンギア57に伝達される。詳細な説明は省
くが、このピニオンギア57は、メイントレイ75がプ
レイ位置(エレベータブロック収納状態)にあるとき
に、スライダ88の下部のラックギア89と噛合するこ
とになり、これによりスライダ88の移動、即ちサブト
レイ14の水平方向の移動が行なわれる。
はシャーシ1に取り付けられた第1、第2のカム板2
4,23の状態を示している。上述のように第1、第2
のカム板24,23は、シャーシに対して支持スリット
28,29,30及び支持スリット25,26,27の
長孔の範囲内で前後動作可能な状態に取り付けられてい
るが、この前後移動動作はエレベータブロックの昇降動
作を実行させる昇降モータ37によりなされる。昇降モ
ータ37の駆動力は駆動プーリ36からギア系を介して
カムギア41に伝達される。カムギア41には長円状の
カム溝38が形成され、カム溝38には第2のカム板2
3に植設された倣いピン43が係合している。これによ
り、第2のカム板23は、カムギア41が1回転する毎
に図中Cで示した前後方向に、2往復動作を行なうこと
になる。
支持ピン47,48は、第2のカム板23のカム孔31
と第1のカム板24にはカム溝33に挿通しているが、
第2のカム板24の往復動作により、稲妻状に形成され
ているカム溝33内を、カム孔31に案内されて上下に
移動することになり、即ち、これによってエレベータブ
ロックの昇降動作が実行される。なお、昇動作時と降動
作時では昇降モータ37の回転が逆方向とされる。
21はディスクドライブ部5によって再生動作可能なロ
ーディング位置にある状態を示し、また図20は、エレ
ベータブロックが、第3のサブトレイ14をストッカ8
に対して引き出し及び収納可能な第3のストック高さ位
置H3 にある状態を示している。
うな構造のチェンジャー装置における搬送動作を模式的
に示すと、水平方向には図5のように3つの搬送位置間
の移動を、また垂直方向には図6のように7つの搬送位
置間の移動を行なうことになる。ここで、水平方向には
サブトレイ14がストック位置/プレイ位置/イジェク
ト位置の、3つの搬送位置のいづれの位置にある状態で
あるかが絶対的に検知できるように4つのセンサ手段が
設けられている。この4つのセンサ手段は図15に示さ
れるようにエレベータブロックに搭載されているもの
で、フォトインタラプタ59、ストック検出スイッチ6
0、オープン/クローズスイッチ58、アウトスイッチ
61の4つである。。
ックベース44に配され、図14に示されるスライダ8
8の下面部に突設された被検出突起91を検出するもの
で、スライダ88がメイントレイ75内に引き込まれ、
サブトレイ14がプレイ位置とされている際にオンとな
り、それ以外の場合はオフとなる。
トップ67に配されており、スライダ88に対するロッ
クレバー84の回動位置を検出するようになされてい
る。ロックレバー84についての詳細な動作説明は省略
するが、ロックレバー84はメイントレイ75がプレイ
位置近傍からイジェクト位置までの間にある場合におい
て、スライダ88の移動を阻止するためのものであり、
軸受部85が軸突起82に支持されて回動される。そし
て下面側の突起86はスライダ88の溝92に係合して
おり、スライダ88の移動位置に伴ってロックレバー8
4の回動動作が行なわれる。
がメイントレイ75の内部に収納された場合と、引き出
された場合との間に行なわれ、結局、アウトスイッチ6
1は、サブトレイ14がストック位置からプレイ位置に
至る迄の間と、サブトレイ14がメイントレイ75の内
部に収納された場合(即ちプレイ位置又はイジェクト位
置)にある場合とで、オン/オフが切り換わる。
ロックベース44の後端部に設けられており、スライダ
88がサブトレイ14をストック位置まで搬送した位置
状態において、スライダ88に形成されている押圧突起
93によりオンとされる。つまり、水平方向の搬送位置
がストック位置状態であることを検出する。
ータブロックベース44の前端部近傍に設けられてお
り、エレベータブロックに対してメイントレイ75がプ
レイ位置からイジェクト位置まで搬送される間におい
て、メイントレイ75によって押圧される。この4つの
センサ手段による出力は図7のようになり、これらの信
号により、常に現在、水平方向においてどのような搬送
状態にあるかが判別できる。
エレベータブロックベース44には発光素子62が、ま
たエレベータブロックトップ67には受光素子63が設
けられ、対向状態とされているが、これはサブトレイ1
4上のディスク有無を検出するセンサとなる。
14が挿入係合されたメイントレイ75が収容されてい
る際には、発光素子62から受光素子63に達する垂直
線上には、メイントレイ75のセンサ孔78及びサブト
レイ14のセンサ孔123が位置することになり、つま
り、発光素子62と受光素子63の間はサブトレイ14
とメイントレイ75によっては妨害されていない。
されていなければ発光素子62の出力光は受光素子63
で受光され、またディスクが存在するときは、受光され
ないため、受光素子63の出力はディスク有無の情報と
なる。
手段がサブトレイ14及びメイントレイ75の中央近傍
位置に設けられていることにより、イジェクト位置から
プレイ位置までの搬送の際のディスク有無検出動作だけ
でなく、ストック位置からプレイ位置への搬送の際のデ
ィスク有無検出を行なうことができる。
よれば、ストッカ8内の各サブトレイ14についても、
単にメイントレイ75に引き込むだけでそのサブトレイ
14にディスクが搭載されているか否かを検出すること
ができ、各サブトレイのディスク搭載状態を検出したい
ときに、一々サブトレイ14をローディング位置まで搬
送してチャッキングし、光学ヘッド7でTOC読込動作
を行ない、その結果により(TOCが読めたか否か)デ
ィスク有無を判別するというような時間のかかる煩雑な
動作は不要となる。これによってストッカ8内のディス
ク収納状態の迅速な検出や、ディスク無の場合の迅速な
対応動作が可能となる。
ないサブトレイを指定して再生を行なわせる操作をした
ような場合に、サブトレイ14をメイントレイ75に引
き込んだ時点でディスク無しがわかるため、その旨の表
示などの対応動作も迅速に行なうことができる。
ェンジャー装置における垂直方向の搬送動作について
は、図6のようにローディング位置HLD、踊り場位置H
DM、第1〜第5のストック高さ位置H1 〜H5 の7つの
搬送位置間の移動を行なうことになるが、垂直方向での
7つの搬送位置を検出するためにイニシャルスイッチ4
5及びカウントスイッチ40という2つのセンサ手段が
形成される。
に示されるようにエレベータブロックがローディング位
置HLD(最下方位置)まで下がったときに押圧されるよ
うになされており、つまり、ローディング位置HLDを示
す絶対アドレス検出手段となる。
に、第2のカム板23の当接部42によって押圧可能な
位置に配されており、上述した第2のカム板23の前後
動作によってオン/オフされる。つまり、第2のカム板
23の前後動作によってエレベータブロックは1段階ず
つ上昇又は下降を行なうことになるが、その1段階の昇
降動作に応じてスイッチングが行なわれることになり、
このカウントスイッチ40は1段階の昇降動作を検出す
る相対アドレス検出手段となる。
ウントスイッチ40の出力は図8のようになる。ローデ
ィング位置HLDではイニシャルスイッチ45の出力によ
り、絶対的に位置検出がなされ、また上昇/下降動作が
行なわれると、1段階毎にカウントスイッチ40のスイ
ッチングパルスが得られるため、ローディング位置HLD
を初期位置として、上昇時にはスイッチングパルスによ
るカウンタのインクリメント、下降時にはスイッチング
パルスによるカウンタのデクリメントを行なっていくこ
とで、現在の垂直方向のアドレスを判別することができ
る。
ウントスイッチ40のみによって高さ方向の搬送位置を
検出することで、7つの搬送位置毎にセンサを設けるこ
とに比べてセンサ搭載に関する経済性ははるかに向上す
る。また、この方式の場合、例えより多段階に搬送され
る(例えばより多数のディスクを収納できるようにす
る)ようにした場合でもセンサ手段は2つでよいという
利点もある。
続いて、以上のようなチェンジャー機構の本実施例のチ
ェンジャープレーヤ装置としての全体の回路ブロック及
びチェンジャー装置に対する制御の1つとしてのメカイ
ニシャル動作について、図1〜図4で説明していく。
ク図であり、上述したシャーシ1内に構成されるチェン
ジャー機構において、ローディング位置まで搬送された
ディスクはスピンドルモータによってCLV回転駆動さ
れるとともに、光学ヘッド7によってそのピット情報が
読み取られる。
オードから照射されたレーザ光は、回折格子、ビームス
プリッタ、1/4波長板などの光学系を経て、対物レン
ズからディスク記録面に照射される。そしてその反射光
は上記光学系からビームスプリッタによって取り出さ
れ、シリンドリカルレンズなどを介してディテクタに照
射され、電気信号に変換される。
のディテクタによって取り出された信号が供給され、演
算処理により再生データとしてのRF信号、フォーカス
エラー信号EF、トラッキングエラー信号ETを生成す
る。フォーカスエラー信号EF、トラッキングエラー信
号ETはサーボ回路106に供給され、フォーカスドラ
イブ信号FD、トラッキングドライブ信号TDとして光
学ヘッド7の対物レンズを支持する2軸機構に印加され
る。またトラッキングエラー信号ETに基づいてスレッ
ドドライブ信号SDも生成され、光学ヘッド7をディス
ク半径方向に駆動するスレッド機構に供給される。
はデコーダ102に供給され、EFM復調やCIRCエ
ラー訂正処理などが施される。そしてD/A変換器10
3でアナログ音声信号(L,R)に変換され、増幅部1
04を介してスピーカ105から音声として出力され
る。
CSUB やスピンドルサーボのためのクロック誤差信号E
SPなどが取り出され、コントローラ100に供給され
る。コントローラ100はマイクロコンピュータによっ
て構成されており、ユーザーの操作やサブコードデータ
CSUB に応じて各部を制御する。またスピンドルサーボ
信号SSをサーボ回路7に供給し、スピンドルドライブ
信号SPDをスピンドルモータに印加させたり、トラッ
クジャンプ信号(ジャンプパルス)TJによりサーボ回
路7を制御し、光学ヘッド7のアクセス動作を実行させ
る。
各種操作キーによる操作部であり、ディスクチェンジャ
ー機構に対するディスク(サブトレイ14)の収納/取
出等の操作キー、再生、停止、早送り、早戻し、AMS
などのCD操作キー、シャッフル再生、プログラム再生
等の再生モード操作キーが設けられている。またユーザ
ーの電源操作(2次電源)の操作スイッチも設けられ
る。108は表示部である。表示部108では再生中の
CDの時間情報、各種モード状態などがコントローラ1
00の制御に基づいて表示される。
整流、平滑して直流動作電源電圧を各部を供給する。商
用交流電源にコンセントが接続された状態では1次電源
がオンとされ、いわゆるスタンバイ電源電圧V2 を出力
し、コントローラ100等に供給している。また、ユー
ザーが電源操作スイッチをオンとすることに応じて、動
作電源電圧V1 を各部に供給する。
されている場合は常にスタンバイ電源電圧V2 が供給さ
れているため、ユーザーが電源操作スイッチをオンとし
ておらず、コンセントのみが接続されているがいわゆる
動作オフであるスタンバイ状態においてもある程度の動
作を行なうことができ、場合によっては電源回路107
に対して自動的に動作電源電圧V1 を出力させるように
制御も行なうことができるようになさされている。
ータドライバ部110によって上述した昇降モータ37
及び水平搬送モータ51が駆動される。モータドライバ
部110にはコントローラ100からモータ制御情報S
MDが供給され、モータドライバ部110はこれに応じて
昇降モータ37又は水平搬送モータ51に動作電流を印
加することにより、昇降モータ37、水平搬送モータ5
1の回転方向及び回転動作期間はコントローラ100に
よって制御されることになる。
100に対しては、上述した各種センサ手段からの信号
SSEN が供給され、コントローラ100がチェンジャー
機構における各種状態を検知することができるようにな
されている。即ち、水平方向の搬送位置の検知のために
フォトインタラプタ59、ストック検出スイッチ60、
オープン/クローズスイッチ58、アウトスイッチ61
からの信号が供給され、また垂直方向の搬送位置の検知
のためにイニシャルスイッチ45、カウントスイッチ4
0からの信号が供給され、さらに、サブトレイ14上の
ディスク有無の検出のために受光素子63からの信号が
供給される。
チェンジャープレーヤ装置において、チェンジャー機構
が適正に動作するためには、まずコントローラ100が
現在の搬送状態を把握していなければならない。つま
り、上述のように水平方向の搬送位置については4つの
センサ手段によってその位置を把握できるが、垂直方向
の搬送位置については、イニシャルスイッチ45により
検出できる初期位置(ローディング位置HLD)以外では
絶対的に位置を把握することができない。このため、メ
カイニシャル動作を行なって、搬送位置を判別し、また
搬送対象となっているサブトレイの不明状態を解消する
必要があり、本実施例は図2、図3で示す手順でこのメ
カイニシャル動作を行なうことになる。
えれば、通常の動作実行前に、まず現在メイントレイ7
5内にどのサブトレイ14が挿入係合された状態である
かを判別する動作となる。
ャル動作は、チェンジャープレーヤ装置がスタンバイ状
態とされた時点で実行される。つまり、ユーザーが電源
スイッチをオンとする以前の状態(コンセントが接続さ
れた時点)で実行されるものである。
されていることで、ユーザーが電源スイッチをオンとし
た時点では、すでにコントローラ100は現在の搬送位
置状態を把握していることになり、ユーザーの操作(例
えばディスクを選択して再生させる動作など)に対して
迅速に応答して動作を行なうことができるようになる。
イニシャル処理が開始される。まず、コントローラ10
0はいづれかの水平搬送モータ51を動作させてサブト
レイ14をメイントレイ75に挿入係合させた状態を実
現させる(F101)。つまり、図7においてフォトインタラ
プタ59が『H』となる状態とする。実際には、コンセ
ント接続時点でこの状態とされておれば動作は行なわ
ず、またすべてのサブトレイ14がストッカ8内にあっ
た場合は、適当な高さ位置でサブトレイ14を引き出し
てメイントレイ75に合体させることになる。例えば図
3(a)の状態から図3(b)のようにサブトレイ14
を引き出す。
タ37を動作させてエレベータブロック(即ちエレベー
タブロック内のメイントレイ75とサブトレイ14)を
下降させる(F102)。ここで下降動作中には、1段階の下
降毎にカウントスイッチ40からのパルスが得られる
が、コントローラ100は、イニシャルスイッチ45の
状態が変化してローディング位置HLDまで下降されたと
判別されるまで、カウントスイッチ40からのパルスを
カウントしておく(F103,F104,F105)。
置HLDで下降動作を終了させたら (F105→YES)、カウン
トスイッチ40のパルスカウント値から、現在搬送され
ているサブトレイ14のストック高さ位置(H1 〜H5
のいづれであるか)を推定する(F106)。つまり通常は、
下降動作時のパルスカウント値と同数のパルスカウント
値分だけ上昇すれば、その搬送中のサブトレイ14のス
トック位置となるはずである。
時点でイニシャルスイッチ45から高さ方向の搬送位置
アドレスが確定される(現在、ローディング位置HLDに
あると判別できる)。このため、ローディング位置HLD
まで下降した時点以降は、エレベータブロックの昇降動
作はカウントスイッチ40のパルスカウント(上昇時の
インクリメント及び下降時のデクリメント)により、絶
対アドレスを把握して実行されている動作となる。
置はステップF104でのカウント動作により推定されるた
め、コントローラ100はまず、そのストック高さ位置
までエレベータブロックを上昇させ、サブトレイ14を
ストッカ8に収納する動作を実行させる(F107)。例えば
図3(d)のようにストック高さ位置H3 まで上昇させ
てストック動作を行なう。
をストッカ8に収納できた場合は、即ち、現在の搬送状
態が把握できたことになる(F109)。例えば図3(d)の
場合は、現在まで3番目のサブトレイ14を搬送中であ
って、現在ストック高さ位置H3 に位置していると把握
できる。これにより、以降はユーザーのディスク指定操
作などに適正に応答することができるようになるため、
メカイニシャライズ動作は終了され、通常動作へ移行す
る(F110)。
ステップF107でサブトレイ14をストッカ8に収納でき
ないことが生じることもある。例えばメカイニシャライ
ズ処理開始時点でサブトレイ14がメイントレイ75に
挿入係合されている状態であった場合は、高さ方向の位
置としては全ての状態が考えられ、そのときの高さ位置
がそのサブトレイ14のストック高さ位置であるとは限
らない。つまり、下降時のパルスカウント数と同数のパ
ルスカウントが得られるだけ上昇した位置でストック動
作を行なってもサブトレイ14を収納できない場合があ
る。
し『1』は説明上の数値であり、実際にはストック高さ
位置H1 を示すアドレス値となる)とし、エレベータブ
ロックをストック高さ位置H1 へ移動させ、図3(e)
のようにサブトレイ14のストッカ8への収納動作を実
行する(F112)。
インクリメントし、エレベータブロックをストック高さ
位置H2 へ移動させ、図3(f)のようにサブトレイ1
4のストッカ8への収納動作を実行する(F112)。つま
り、ステップF111からF115までの処理は、ストック高さ
位置H1 からストック高さ位置H5 まで順番にエレベー
タブロックを移動させ、各位置でストック動作を実行し
てみるものである。
時点で、現在の搬送状態が把握できたことになる(F10
9)。例えばストック高さ位置H1 から順番にストック動
作を行なっていき、図3(d)のようにストック高さ位
置H3 でストックできた場合は、現在まで3番目のサブ
トレイ14を搬送中であって、現在ストック高さ位置H
3 に位置していると把握できる。これにより、以降はユ
ーザーのディスク指定操作などに適正に応答することが
できるようになるため、メカイニシャライズ動作は終了
され、通常動作へ移行する(F110)。
しては最低限必要な作業は終了するが、実際には本実施
例では、ステップF109の後に図3(g)のようにストッ
ク高さ位置H1 まで移動させてそのストック位置のサブ
トレイ14を取り出し、図3(h)のようにローディン
グ位置HLDまで移動させて待機するようにしている。
のディスク)をローディング位置HLDへ搬送しておくこ
とにより、ユーザーが電源オン操作をし、さらに再生操
作(ディスクを特定しない再生操作、もしくは第1のデ
ィスクを指定した再生操作)を行なった場合などに、即
座に再生動作を実行することができるなどの利点が生ず
る。
で待機させるディスク(サブトレイ14)は第1のディ
スクに限らず、他のディスク(サブトレイ14)に設定
してもよいし、また第1のサブトレイにディスクが搭載
されていなかった場合は次のサブトレイを取り出してそ
のディスクをローディングさせておくようにするなどの
処理を行なってもよい。さらに又は、上述したメカイニ
シャル動作で使用したサブトレイをストック後に再び取
り出してローディング位置に搬送しておくようにするこ
とも考えられる。
作>ところで、ステップF111からF115までの処理によっ
て、ストック高さ位置H1からストック高さ位置H5 ま
で順番にエレベータブロックを移動させ、各位置でスト
ック動作を実行してみても、全ての位置でストックでき
なかったという場合も可能性としては考えられる。この
ときは、処理はステップF115からF116へ進み、スライダ
88とサブトレイ14の係合、即ち上述したようにスラ
イダ88の係合突起90とサブトレイ14の係合凹部1
5の係合がなされておらず、サブトレイ14の正常な搬
送動作が実行されていなかったと判断する。つまりスラ
イダ88のメカニカルなエラーが発生しているとみな
す。
ー状態から正常状態へ復帰させるための処理を行なう。
上述したように、係合突起90は、スライダ88がメイ
ントレイ75から引き出されて昇降動作が行なわれてい
る状態では、図12の一点鎖線Bのように各サブトレイ
14の係合凹部15内を上下に通過することになるが、
このため、スライダ88の適正に係合されていないと判
断した場合の復帰処理としては、例えば一旦ローディン
グ位置HPBまでメイントレイ75を降ろしてスライダ8
8を引き出させる(F117)。そして、再びステップF111か
らF115までの処理を行なうことが考えられる。例えばこ
のような処理により、メカニカルなエラーの種類や程度
にもよるが、エラー状態から正常状態に自動的に復帰で
きる場合がある。
でのメカイニシャライズ処理でスライダ88の状態が正
常状態に復帰でき、現在の搬送状態が把握できれば通常
動作、即ち、この実施例の場合は第1のディスクをロー
ディング位置HLDに搬送して待機し、ユーザーが電源ス
イッチ投入後は操作に応じた動作を行なうという動作処
理に移行する(F110)。
で、図2に示したメカイニシャル処理以外にも、例えば
図4の手順でメカイニシャル動作を行なうようにしても
よい。この図4の手順は、図2におけるステップF103,F
104,F106〜F108を無くしたものであり、即ち、メカイニ
シャル処理は必ずストック高さ位置H1 〜H5 まで順番
にサブトレイ14のストック動作を行なってみるように
したものである。なお、図4の各ステップの処理は図2
と同一番号のステップの処理と同一であり、重複説明を
避ける。
る効果>以上の図2又は図4のようにメカイニシャル動
作が行なわれることにより、垂直方向の位置検出のため
のセンサ手段は上記したイニシャルスイッチ45とカウ
ントスイッチ40のみで対応できるようになる。また、
上記のメカイニシャル動作は、その動作前に搬送機構の
状態が如何なる状態であっても所期の目的、つまり現在
搬送対象となっているサブトレイの判別を行なうことが
できる。これにより、工場出荷時の状態も特定の搬送状
態に設定する必要はなくなるという利点も生ずる。
でメカイニシャル動作を行なっているため、ユーザーが
電源投入した時点では、殆どの場合は、既にメカイニシ
ャル動作を終了していることになり、ユーザーの操作に
対して素早い反応で各種動作を行なうことができる。
イダはずれ等のエラーが生じていても、自動的に正常状
態に復帰できる可能性も生ずる。
ころで、上述のように、スライダ88の係合はずれなど
のメカニカルなエラーが生じた場合は、上記メカイニシ
ャル動作を実行してみることで、正常状態に復帰できる
可能性がある。そこで、本実施例のチェンジャープレー
ヤ装置は、電源スイッチがオンとされて通常動作が行な
われている時において、何らかのメカニカルエラーが発
生した場合は、コントローラ100は図9のような制御
処理を行なうようにしている。
に(F200)、メカニカルエラーの発生を例えば時間管理に
よって検出する。例えばエレベータブロックの昇降動作
時には、所定時間後にカウントスイッチ40からのカウ
ンタパルスが得られる筈であるが、ここで昇降動作を実
行しているにも関わらず或る程度時間が経過してもカウ
ンタパルスが得られなかった場合は、何らかのメカニカ
ルエラーが発生したと判断する。
モータ37に対しての制御により、当然検出されるべき
センサ情報(フォトインタラプタ59、ストック検出ス
イッチ60、オープン/クローズスイッチ58、アウト
スイッチ61、イニシャルスイッチ45)が得られない
場合はエラー発生とみなす (F201→YES)。メカニカルエ
ラーとしては、上記のスライダはずれや、ビスなどがい
づれかの機構部に挟まって搬送動作の障害になった場合
など、各種考えられる。
て、実行していた動作制御を再度実行してみる(F202)。
ここでリトライ動作として適正な動作が実行されれば
(適正なセンサ情報が得られれば)、正常状態での動作
が行なわれているとして、通常動作に復帰する (F203→
YES)。
状態が検出されなかったときは、その時点では自動復帰
する方法はないため、水平搬送モータ51と昇降モータ
37を脱力させて(F204)全てのチェンジャー動作を停止
させる。そして、ユーザーが電源スイッチ(2次電源)
をオフとし、スタンバイ状態となったら(F205)、上述し
た図2又は図4のメカイニシャライズ処理を実行する(F
206)。
施例のチェンジャープレーヤ装置では、例えばスライダ
外れなどの軽度なメカニカルエラーであれば、正常状態
に復帰できることがあり、メカイニシャライズ処理で自
動復帰がなされた後は、再度ユーザーが電源スイッチを
オンとした時点では正常動作を行なうことができること
になり、故障で動作不能となる可能性は非常に小さくな
る。
ル方法を実行するチェンジャープレーヤ装置について説
明してきたが、本発明は実施例に限定されることなく、
要旨の範囲内で各種変形して各種機器に適用できること
はいうまでもない。
にとって現在の搬送状態が不明である状態から、これを
判別し通常の搬送動作制御を可能とするためのイニシャ
ライズ方法として、保持手段(トレイ)をストッカ手段
の各ストック位置に対して収納動作を実行させていき、
収納可能なストック位置を検出することで、現在の搬送
状態を判別するようにすることで、如何なる搬送状態か
らでもメカイニシャライズを行なうことができるととも
に、センサ手段を少数とすることができるという効果が
ある。また、この方法のイニシャライズ動作はメカニカ
ルエラーに対しても或る程度対応して正常状態へ自動復
帰できる可能性も大きくなる。
順として、搬送状態を判別した後は、その判別動作に用
いた保持手段もしくは或る特定のストック位置に収納さ
れている保持手段もしくは或る所定の条件で選択された
保持手段を、例えばローディング位置などの所定の搬送
位置で待機させることにより、ユーザーの操作により迅
速に対応できる。
ク位置に対して収納動作を実行させた際に、すべてのス
トック位置に対して収納不能であった場合は、誤動作状
態の発生と判別し、正常動作状態への復帰動作を実行す
ることでメカニカルエラーによる動作不能の発生を最小
限とすることができる。
誤動作状態が発生した場合は、搬送手段に対して搬送動
作の停止制御を行なって待機し、主動作電源(2次電
源)がオフ操作されることに応じて、上記イニシャライ
ズ動作を実行させることでもメカニカルエラーによる動
作不能の発生を最小限とすることができる。
ブロック図である。
ートである。
る。
チャートである。
明図である。
明図である。
する検出信号の説明図である。
する検出信号の説明図である。
ートである。
る。
面図である。
図である。
ブトレイの説明図である。
びスライダの斜視図である。
ックの斜視図である。
説明図である。
説明図である。
説明図である。
説明図である。
説明図である。
説明図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 記録媒体を保持することができる複数個
の保持手段と、 前記複数個の保持手段のそれぞれを所定のストック位置
に収納することができるストッカ手段と、 前記保持手段が、ストック位置、記録媒体の再生位置、
記録媒体の挿脱位置の間で搬送されるように搬送動作を
行なう搬送手段と、 前記搬送手段に対して搬送動作の制御を行なう制御手段
を有するチェンジャーシステムにおいて、 前記制御手段にとって現在の搬送状態が不明である状態
から、これを判別し通常の搬送動作制御を可能とするた
めのイニシャライズ方法として、 前記保持手段を前記ストッカ手段の各ストック位置に対
して収納動作を実行させていき、収納可能なストック位
置を検出することで、現在の搬送状態を判別することを
特徴とするチェンジャーシステムのイニシャライズ方
法。 - 【請求項2】 前記保持手段を前記ストッカ手段の各ス
トック位置に対して収納動作を実行させていき、収納可
能なストック位置を検出することで現在の搬送状態を判
別した後、その判別動作に用いた保持手段もしくは所定
のストック位置に収納されている保持手段もしくは所定
の条件で選択された保持手段を、所定の搬送位置で待機
させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のチ
ェンジャーシステムのイニシャライズ方法。 - 【請求項3】 前記保持手段を前記ストッカ手段の各ス
トック位置に対して収納動作を実行させた際に、すべて
のストック位置に対して収納不能であった場合は、誤動
作状態の発生と判別し、正常動作状態への復帰動作を実
行することを特徴とする請求項1に記載のチェンジャー
システムのイニシャライズ方法。 - 【請求項4】 記録媒体を保持することができる複数個
の保持手段と、 前記複数個の保持手段のそれぞれを所定のストック位置
に収納することができるストッカ手段と、 前記保持手段が、ストック位置、記録媒体の再生位置、
記録媒体の挿脱位置の間で搬送されるように搬送動作を
行なう搬送手段と、 前記搬送手段に対して搬送動作の制御を行なう制御手段
を有するチェンジャーシステムにおいて、 前記制御手段は、前記保持手段の搬送動作に誤動作状態
が発生した場合は、前記搬送手段に対して搬送動作の停
止制御を行なって待機し、主動作電源がオフ操作される
ことに伴って、前記保持手段を前記ストッカ手段の各ス
トック位置に対して収納動作を実行させていき、収納可
能なストック位置を検出するイニシャライズ動作を実行
させるように制御を行なうことを特徴とするチェンジャ
ーシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13398394A JP3538895B2 (ja) | 1994-05-25 | 1994-05-25 | 記録媒体再生装置及び記録媒体保持手段搬送方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13398394A JP3538895B2 (ja) | 1994-05-25 | 1994-05-25 | 記録媒体再生装置及び記録媒体保持手段搬送方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07320385A true JPH07320385A (ja) | 1995-12-08 |
JP3538895B2 JP3538895B2 (ja) | 2004-06-14 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP13398394A Expired - Fee Related JP3538895B2 (ja) | 1994-05-25 | 1994-05-25 | 記録媒体再生装置及び記録媒体保持手段搬送方法 |
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JP (1) | JP3538895B2 (ja) |
-
1994
- 1994-05-25 JP JP13398394A patent/JP3538895B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP3538895B2 (ja) | 2004-06-14 |
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