JPH073201B2 - 可変圧縮比装置付機械式過給エンジン - Google Patents

可変圧縮比装置付機械式過給エンジン

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JPH073201B2
JPH073201B2 JP60216177A JP21617785A JPH073201B2 JP H073201 B2 JPH073201 B2 JP H073201B2 JP 60216177 A JP60216177 A JP 60216177A JP 21617785 A JP21617785 A JP 21617785A JP H073201 B2 JPH073201 B2 JP H073201B2
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JP
Japan
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compression ratio
supercharging
engine
supercharger
knocking
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JP60216177A
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英巳 大仲
芳昭 柴田
欽吾 堀井
豊一 梅花
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は可変圧縮比装置付機械式過給エンジンの過給機
および圧縮比の制御構造に関する。
[従来の技術] エンジンの過給には、排気の熱を利用したターボ過給機
によるものと、クランクの回転と過給機との回転を機械
的に連動させた機械式過給機によるものとがある。
機械式過給エンジンでは、出力が要求されるのは高負荷
側であるので、高負荷時のみ過給機をクランクに連結し
てまわし、軽、中負荷時にはフリーにするように、切換
えられる。機械式過給エンジンでは、過給時にエンジン
吸入空気量および圧力が高くなるため、ノッキング発生
しやすいので、圧縮比を低く設定してノックを防止する
ようにしてある(特開昭54−106724号公報、特開昭58−
165541号公報)。
[発明が解決しようとする問題点] このため、無過給時の軽負荷でも、最初から圧縮比が低
く設定されているため、中、軽負荷時の燃費が悪化して
しまう。したがって、過給時と無過給時で圧縮比を切換
えることが望ましい。過給時と無過給時で圧縮比を変更
する場合、無過給から過給に移った瞬間、圧縮比の低下
が遅れ、ノックが発生するというおそれがある。このた
め、先に圧縮比を低下させてから、後に過給を行なうと
いうシステムを採用することが考えられる。しかしなが
ら、この場合圧縮比低下で無過給状態が一時的に発生
し、またアクセルの踏み込みに対し過給が遅れることか
ら、加速レスポンスが悪化するという問題があった。
本発明は、機械式過給エンジンにおいて、過給時と無過
給時で圧縮比を変化させ、しかも、過給時には低圧縮比
とするとともに、無過給から過給時に移ったときの過渡
的なノックの発生と加速レスポンスの悪化防止の両立を
かることを目的とする。
[問題点を解決させるための手段] 上記目的を達成するための本発明の可変圧縮比装置付機
械式過給エンジンは、機械式過給エンジンに可変圧縮比
装置を設け、該可変圧縮比装置の制御コンピュータに、
過給機オン時にはオフ時よりも圧縮比を低下させるとと
もに、オフからオンへの切替時ノックの発生しやすい雰
囲気下では圧縮比を低下させてから過給機をオンとしノ
ックを発生しやすい雰囲気下でないときには過給機をオ
ンしそれと同時あるいはその後に圧縮比を低下させる制
御機能をもたせたものから成る。
[作用] 上記可変圧縮比装置付機械式過給エンジンにおいては、
高負荷時には過給をオンさせることにより出力を向上さ
せるとともに圧縮比を低圧縮比にしてノッキングの発生
を防止する。また、過給を必要としない中、軽負荷時に
は過給機をオフして無過給とするとともに圧縮比を高く
して燃費を向上させる。
また、過給機のオフからオンへの切替時には、まず、負
荷を判定し、高負荷の場合、さらに吸気温等によりノッ
クが生じやすい雰囲気か否かを判断し、吸気温が高い場
合すなわちノックが発生しやすい場合は先に圧縮比を低
下させ、その後所定時間後過給機をオンとすることによ
り過渡時のノックを防止する。
一方、吸気温が低い場合すなわちノックが発生しにくい
場合は過給してもすぐには吸気温等が上らないので、し
ばらく圧縮比が高くてもノックは発生しない。そのため
先に過給機をオンとし、その後圧縮比を低下させること
により、加速レスポンスの悪化を防止できる。
[実施例] 以下に、本発明に係る可変圧縮比装置付機械式過給エン
ジンの望ましい実施例を、図面を参照して説明する。
第1図は本発明の実施例装置の系統を示している。図中
エンジン1(図はガソリンエンジンの場合を示している
がディーゼルエンジンであってもよい)の吸気通路2に
は、機械式過給機3が設けられており、クランク4の回
転に連動させて、ベルト5を介して回転されるようにな
っている。
吸気通路2には、過給機3をバイパスするようにバイパ
ス通路6が設けられ、該バイパス通路6にはバイパス通
路6をオンオフするバイパス弁7が設けられている。バ
イパス弁7のオンオフはバキュームスイッチングバルブ
8(VSV)によって切替えられる。
エンジン1には、燃焼室9に臨ませて圧縮比可変装置10
が設けられている。圧縮比可変装置10は、たとえば可変
容積用ピストン11をサーボモータ12によってステップ的
に駆動するものから成る。
圧縮比可変装置10は制御コンピュータ13によってその駆
動を制御される。制御コンピュータ13には、エンジン回
転数を検出する回転数センサ14と、吸気通路2に設けら
れて吸入空気量を検出するエアフローメータ等から成る
吸入空気量センサ15の信号が入力される。制御コンピュ
ータ13の出力は、圧縮比可変装置10に送られるととも
に、過給機3およびVSV8に送られ、過給を制御するよう
になっている。
その他、第1図において、16はスロットルバルブ、17は
サージタンク、18はエアクリーナ、19は吸気バルブ、20
はエンジンのピストンであり、部品16〜20は従来と同じ
構成を有する部材からなる。
第2図は、制御コンピュータ13の構成をフローチャート
で示している。
コンピュータ13の作動がブロック21でスタートし、ブロ
ック22で、吸入空気量センサ15からの信号による吸入空
気量Qと回転数センサ14からの信号によるエンジン回転
数Nとから、負荷(Q/N)を計算する。続いて、ブロッ
ク22で、負荷(Q/N)が予じめコンピュータ13に記憶さ
れている。エンジンが出力を必要としいる負荷(Q/N)
sか否かを判定する。(Q/N)が(Q/N)s以上の場合す
なわち高負荷の場合は、ブロック23に至り、吸気温、水
温等Tが予じめ設定されている吸気温、水温Tsより大か
小かを判定し、大の場合すなわちノックが出やすい場合
は、ブロック24に至り、先に圧縮比ηを低圧縮比η1と
し、次にブロック25に至り、圧縮比ηをη1に切替えた
後の経時時間t1が所定時間ts1より大か否かを判定し、
所定時間ts1を経過していたらブロック26に至って過給
機3をオンさせ、経過していないときは過給機3をまだ
オンさせないでブロック27にいきENDしてルーチンを繰
り返す。また、ブロック23で吸気温、水温等Tが所定の
温度Tsより小のときは、すなわちノックが出にくいとき
は、ブロック28に進み、先に過給機3をオンして、しか
る後ブロック29に至り、過給機3をオンしてからの経過
時間t2が所定時間ts2より大か否かを判断し、所定時間t
s2を経過していれば、ブロック30に進んで圧縮比ηを低
圧縮比η1に切替える。そしてブロック29でt2がts2よ
り小のときはそのままブロック27に進んでENDし、ルー
チンを繰返す。
ブロック22で(Q/N)が(Q/N)sより小さい場合、すな
わち軽、中負荷の場合は、出力を必要としない場合であ
るため、ブロック31で過給機3をオンにするとともに、
ブロック32で圧縮ηを高圧縮比η0に迄高め、燃費を向
上させる。
つぎに、上記のように構成された可変圧縮比装置付機械
式過給エンジンにおける作用について説明する。
コンピュータ13は所定時間ごとに作動して第2図のルー
チンを行う。
まず、ブロック22で、高負荷か、中、軽負荷かを判断
し、高負荷の場合は過給を入れるようにする。ただし、
過給機3のオフからオンへの切替えに際し、ブロック23
でノックが出やすい雰囲気か否かを判断し、ノックが出
やすい雰囲気の時は、ブロック24に進み先に低圧縮比に
して一定時間経過後過給機3をオンにし、ノックが出に
くい雰囲気のときはブロック28に進んで先に過給機3を
オンして一定時間経過後圧縮比を低圧縮比に切替える。
一方、中、軽負荷の場合は、ブロック31で無過給とし、
ブロック33で圧縮比を高圧縮比η0とし、燃費を向上さ
せる。なお、ノックの発生しにくい雰囲気では、過給機
3のオンと低圧縮比の切替えを同時に行なってもよい。
[発明の効果] 本発明の可変圧縮比装置付機械式過給エンジンによれ
ば、機械式過給エンジンにおいて、過給時と無過給時で
圧縮比を変化させ、無過給時圧縮比を高くすることで燃
費を向上させることができるとともに、過給時には圧縮
比を低下させることにより、ノックを防止し出力の向上
をはかることができる。
しかも、過給のオフからオンへの切替えにおいて、ノッ
クが発生しやすい雰囲気のときには先に低圧縮比にし
て、その後過給をオンさせるのでノックの発生が確実に
防止でき、ノックが発生しにくい雰囲気のときは同時あ
るいは先に過給機をオンさせて、その後圧縮比を低圧縮
比とするので加速レスポンスが向上され、ノックの発生
防止と加速レスポンスの向上の両立をはかることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る可変圧縮比装置付機械
式過給エンジンの系統図、 第2図は第1図の装置における制御コンピュータの機能
の流れ線図、 である。 1……エンジン 3……過給機 10……圧縮比可変装置 13……制御コンピュータ Q/N……負荷
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梅花 豊一 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−116823(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機械式過給エンジンに、可変圧縮比装置を
    設け、該可変圧縮比装置の制御コンピュータに、過給機
    オン時にはオフ時よりも圧縮比を低下させるとともに、
    オフからオンへの切替時ノック発生しやすい雰囲気下で
    は圧縮比を低下させてから過給機をオンとしノックの発
    生しやすい雰囲気下でないときには過給機をオンしそれ
    と同時あるいはその後に圧縮比を低下させる制御機能を
    もたせたことを特徴とする可変圧縮比装置付機械式過給
    エンジン。
JP60216177A 1985-10-01 1985-10-01 可変圧縮比装置付機械式過給エンジン Expired - Lifetime JPH073201B2 (ja)

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