JPH07319648A

JPH07319648A - 印刷処理方法

Info

Publication number: JPH07319648A
Application number: JP6111437A
Authority: JP
Inventors: Takahiro Moriyoshi; 貴弘森吉
Original assignee: Fuji Xerox Co Ltd
Current assignee: Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date: 1994-05-25
Filing date: 1994-05-25
Publication date: 1995-12-08

Abstract

(57)【要約】【目的】複数の印刷装置によって円滑でかつ短時間に
印刷処理を行う。【構成】プリントサーバでは、それぞれのプリンタの
待ち時間を算出しており、また、処理装置からファイル
が転送されると、このファイルを読み込んでプリンタの
指定及び印刷終了希望時間を読み出す（ステップ１００
〜１０４）。次に、指定されたプリンタの待ち時間から
印刷終了希望時間内に印刷処理の終了が可能かを判断
し、印刷処理が終了可能な場合及びプリンタの指定が絶
対と判断したとき（ステップ１０６〜１１２）には、指
定されたプリンタにファイルを転送して印刷処理を行
う。また、否定判定したときには、他のプリンタの待ち
時間及び印刷処理時間から印刷終了希望時間内に印刷処
理の終了が可能なプリンタを選択して印刷処理を行う
（ステップ１１４〜１１８）。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、複数のプリンタを用い
て印刷処理を行う印刷処理方法に関する。詳細には、所
望の時間内に迅速に印刷処理を行うための印刷処理方法
に関する。

【０００２】

【従来の技術】複数のパーソナルコンピュータやワーク
ステーション等の情報処理装置をネットワークによって
接続し、互いに情報処理装置の間でデータの円滑処理を
可能としてネットワークシステムが一般化している。こ
のようなネットワークシステムでは、同一のネットワー
クに複数の印刷装置を接続し、複数の情報処理装置のそ
れぞれによって同時に印刷処理を可能としている。

【０００３】印刷装置では、ネットワークを介して情報
処理装置から転送された印刷処理用のデータをメモリデ
ィスク等のプリントバッファに一旦記録して、このメモ
リディスクに記録したデータを読み出しながら印刷処理
している。これによって、印刷装置と情報処理装置との
間の接続時間を短くして、各情報処理装置及びネットワ
ークを有効に活用するようにしている。

【０００４】ところで、複数の印刷装置を備えたネット
ワークシステムでは、特開平５−６１６２１号公報に示
されるように、情報処理装置である印字データ作成装置
で作成した印字用のデータを、一旦、印字データ入力部
に読み込んで、この印字データ入力部から複数の印字装
置にデータを振り分けて、印字時間の短縮化を計る方法
が提案されている。また、特開平３−２５７６１６号公
報に示されるように、印刷装置の印字速度や印刷用の用
紙残量から何れの印刷装置が印刷出力時間が短いかを判
断して、迅速に印刷処理を行う方法等の提案も成されて
いる。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、短時間
に印刷処理を行うためにデータを分けて複数の印刷装置
によって同時に印刷したり、印刷出力時間の短い印刷装
置を選択して印刷処理を行うようにすると複数の印刷装
置から出力されることになり、また、何れの印刷装置か
ら出力されるか予測できなくなる。このため、出力され
た印刷結果の整理が必要となり、特に多種の印刷処理を
連続して行ったとにきには、それぞれの印刷結果の整理
は極めて煩雑な作業となってしまう。

【０００６】本発明は上記事実を考慮してなされたもの
であり、任意の印刷装置での印刷処理を可能とすると共
に、印刷装置を有効に利用して迅速な印刷処理を可能と
する印刷処理方法を提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項１に係る印刷処理方法は、複数の印刷装置を用
いて情報処理装置から転送されたデータの印刷処理を行
う印刷処理方法であって、前記印刷装置のそれぞれでの
未処理のデータ量及び各印刷装置の処理能力から印刷装
置毎の待ち時間を算出すると共に、前記処理装置から転
送されるデータを読み込んで前記印刷装置の何れを指定
するかと印刷処理の終了希望時間を読み出して指定され
た印刷装置の処理能力と読み込んだデータ量及び前記待
ち時間から印刷終了予定時間を算出し、前記印刷処理の
終了希望時間より前記印刷終了予定時間が短いときに前
記指定された印刷装置へ読み込んだデータを転送し、前
記印刷処理の終了希望時間より前記算出した印刷終了予
定時間が長いときに他の印刷装置の処理能力と前記読み
込んだデータ量及び待ち時間から印刷終了予定時間を算
出して前記終了希望時間と比較し、前記印刷処理の終了
希望時間内に印刷処理可能な印刷装置へ前記読み込んだ
データを転送して印刷処理することを特徴とする。

【０００８】請求項２に係る印刷処理方法は、請求項１
の印刷処理方法であって、前記印刷処理の終了希望時間
に換えて入力されている所定の識別符号を読み取ったと
きに、前記指定された印刷装置へ前記読み込んだデータ
を転送して印刷処理することを特徴とする。

【０００９】

【作用】本発明の請求項１に記載の印刷処理方法では、
複数の印刷装置のそれぞれの未処理のデータ量から新た
に印刷処理するデータを転送したときに、このデータの
処理を開始するまでの待ち時間を算出している。また、
情報処理装置から印刷処理するために転送されるデータ
には、何れの印刷装置で処理するかの指定と共に処理の
終了希望時間を記録させている。

【００１０】ここで、情報処理装置からデータが転送さ
れるとこのデータを例えば一時記録手段に読み込むと共
に指定する印刷装置及び印刷処理の終了希望時間を読み
出し、このデータの指定された印刷装置の処理能力から
処理時間を算出し、この処理時間と指定された印刷装置
の待ち時間から終了希望時間内に印刷処理が終了可能か
を判断し、印刷処理が終了可能であれば指定された印刷
装置によって印刷処理を行わせるように情報処理装置か
ら転送されたデータを指定された印刷装置へ転送する。

【００１１】また、指定された印刷装置によって終了希
望時間内に印刷処理の終了が不可能であるときには、指
定された印刷装置以外の印刷装置の待ち時間及び処理能
力から印刷終了時間を予測して、印刷処理の終了希望時
間内に印刷処理が可能な印刷装置を選択して、この印刷
装置によって印刷処理を行う。

【００１２】このように、各印刷装置の処理状況を管理
すれば印刷処理の終了希望時間内に情報処理装置から転
送されたデータの印刷処理が可能となる。このとき、情
報処理装置によって指定された印刷装置を優先して印刷
処理させることができる。

【００１３】また、請求項２に記載の印刷処理方法は、
情報処理装置から転送されるデータに印刷処理の終了希
望時間に換えて、指定した印刷装置で印刷処理を行うこ
とを指示する予め設定された符号を記録するようにし、
この予め設定された符号を読み取ったときに、印刷装置
の待ち時間に拘らず指定した印刷装置によって印刷処理
するようにしている。

【００１４】これによって、印刷処理の終了希望時間よ
り指定された印刷装置での印刷処理を優先させ、情報処
理装置で指定した印刷装置以外でデータの印刷処理が行
われることがないので、印刷処理後の管理が極めて容易
となる。

【００１５】なお、情報処理装置で印刷処理を指定する
印刷装置は、一台に限らず複数台を選択してもよく、こ
の中から最も短時間に印刷処理が可能な印刷装置を優先
して選択して印刷処理を行うようにしてもよい。

【００１６】

【実施例】図１には、本発明を適用したネットワークシ
ステム１０の概略構成を示している。このネットワーク
システム１０では、パーソナルコンピュータ１４、１
６、ワークステーション１８、２０等の多数の情報処理
装置（以下特に区別しないときには「処理装置２２」と
言う）と、ネットワークシステム１０を管理するホスト
コンピュータ２４をネットワーク１２によって接続して
いる。それぞれの処理装置２２はデータの処理を行うと
共に、処理装置２２の間及びホストコンピュータ２４と
の間でネットワーク１２を介してデータの転送が可能と
なっている。

【００１７】また、このネットワーク１２には、印刷装
置である複数台のプリンタ（本実施例では一例として高
速プリンタ２６、２８、低速プリンタ３０、３２の４台
を図示し、特に区別しないときには「プリンタ３４」と
言う）とプリントサーバ３６によって構成された印刷シ
ステム３８が接続されている。

【００１８】プリンタ３４のそれぞれは、所定容量のプ
リンタバッファとしてのメモリディスクを備えており、
印刷処理するファイルをこのメモリディスクに記録し
て、このメモリディスクからデータを読み出しながら印
刷処理を行うようになっている。

【００１９】プリントシステム３８では、処理装置２２
から転送される印刷ファイルをこのプリントサーバ３６
に一旦読み込んで、この読み込んだ印刷ファイルを何れ
かのプリンタ３４に転送して印刷処理を行うようになっ
ている。

【００２０】このプリントサーバ３６は、各プリンタ３
４のメモリディスク内に記録しているデータ量を読み込
んで、それぞれのプリンタの印刷速度等の処理能力から
それぞれのプリンタ３４でメモリディスク内に記録して
いるデータの印刷処理が終わるまでの時間を算出するよ
うになっている。

【００２１】また、処理装置２２から転送される印刷フ
ァイル内には、何れのプリンタ３４を指定するか及び印
刷処理の終了希望時間を示すデータがオペレータによっ
て入力されて記録されるようになっている。なお、プリ
ント処理の終了希望時間に代えてプリンタ３４の指定が
絶対であるとする予め設定された絶対指定符号を入力す
ることもできるようになっている。

【００２２】このプリントサーバ３６は、各処理装置２
２から転送された印刷ファイルの印刷ファイルのデータ
量、プリンタの指定の有無及び印刷終了希望時間Ｒｔを
読み出すと共に、それぞれのプリンタ３４で既に記録し
ているデータの印刷処理が終了するまでの時間を考慮し
て、読み込んだ印刷ファイルを何れのプリンタ３４で印
刷処理を行うかを判断するようになっている。

【００２３】このとき、プリントサーバ３６では、処理
装置２２によって指定されたプリンタ３４によって印刷
終了希望時間内に印刷処理が可能かを判断し、不可能で
あったときには、指定されたプリンタ３４以外で印刷終
了希望時間内に印刷処理が終了可能なプリンタ３４があ
るかを判断するようになっている。なお、印刷終了希望
時間に代えて絶対指定符号が入力されているときには、
印刷処理の終了時間に拘らず指定されたプリンタ３４で
印刷処理を行うようにしている。

【００２４】次の本実施例の作用を図２に示すフローチ
ャートを参照しながら説明する。図２に示すフローチャ
ートは、印刷システム３８のプリントサーバ３６で処理
装置２２から転送された印刷ファイルを転送するプリン
タ３４を選択して転送し、印刷処理を行わせるものであ
る。なお、処理装置２２から転送される印刷ファイル
に、例えば表１に示されるように、何れのプリンタ３４
を指定するか及び印刷終了希望時間Ｒｔが記録されてお
り、また、この印刷終了希望時間Ｒｔに換えて指定した
プリンタ３４で印刷処理を行うようにするための絶対指
定符号として「＊」が記録されるようになっている。

【００２５】また、プリントサーバ３６では、各プリン
タ３４に記録している未処理のデータ量と処理速度から
それぞれのプリンタ３４で未処理のデータの印刷処理が
終了するまでの時間（待ち時間Ｗｔ）、転送された印刷
ファイルをそれぞれのプリンタ３４で処理したときの印
刷処理時間Ｐｔを算出して、印刷終了予測時間Ｆｔを求
め、この印刷終了予測時間Ｆｔと印刷終了希望時間Ｒｔ
を比較して何れのプリンタ３４によって印刷処理を行う
かを判断する。

【００２６】

【表１】このフローチャートは、最初のステップ１００で処理装
置２２から印刷ファイルが転送されたことを確認すると
実行されて、次のステップ１０２へ移行し、転送された
印刷ファイルを読み込む。印刷ファイルの読み込みが終
了すると、この印刷ファイル内のデータから指定プリン
タの有無及び印刷終了希望時間Ｒｔを読み出す（ステッ
プ１０４）。

【００２７】次のステップ１０６では、印刷終了希望時
間Ｒｔに代えて絶対指定符号「＊」が記録されているか
否かを判定し、否定判定したときには、ステップ１０８
へ移行して、指定されたプリンタ３４の処理能力と印刷
ファイルのデータ量から指定されたプリンタ３４での印
刷ファイルの印刷処理時間Ｐｔを算出すると共に、指定
されたプリンタ３４に未処理として残っているデータ量
から待ち時間Ｗｔを算出し、これらの算出結果から指定
されたプリンタ３４で新たな印刷ファイルを印刷終了希
望時間Ｒｔ内で印刷処理することができるか否かを判断
する。

【００２８】これは、指定されたプリンタ３４の印刷速
度（枚／ｍin）と既に記録されている未処理のデータ量
（例えば印刷枚数）から求めた待ち時間Ｗｔと、新たに
転送する印刷ファイルの指定されたプリンタ３４による
印刷処理時間Ｐｔを加算して印刷終了予測時間Ｆｔを求
め（Ｆｔ＝Ｗｔ＋Ｐｔ）、この印刷終了予測時間Ｆｔと
印刷終了希望時間Ｒｔを比較して行われる。

【００２９】ここで、印刷終了希望時間Ｒｔ内に印刷処
理が終了可能であったとき（Ｒｔ≧Ｆｔ、肯定判定）に
は、ステップ１１２へ移行して、指定されたプリンタ３
４へ処理装置２２から転送された印刷ファイルを転送す
る。例えば、表１に示す印刷ファイルａを読み込んでい
るときには、高速プリンタ２６を指定しており、この高
速プリンタ３６によって印刷ファイルａを印刷終了希望
時間Ｒｔに示す１０分（１０min ）以内に印刷処理可能
であるときには、この印刷ファイルａを高速プリンタ２
６へ転送して印刷処理を行う。

【００３０】また、表１に示す印刷ファイルｂのように
印刷終了希望時間Ｒｔに代えて絶対指定符号「＊」が記
録されているときには（ステップ１０６で肯定判定）、
印刷終了予測時間Ｆｔ等に拘らず直接、ステップ１１２
へ移行するようになっており、この印刷ファイルｂで
は、低速プリンタ３０を指定しているので、プリントサ
ーバ３６は、印刷ファイルｂを低速プリンタ３０へ転送
して、この指定された低速プリンタ３０によって印刷処
理する。

【００３１】このように、予め印刷ファイルと共に転送
されたプリンタ３４の指定及び印刷終了希望時間Ｒｔに
関するデータを読み取って印刷処理させるプリンタ３４
を選択することにより、処理装置２２のオペレータの希
望の時間内に指定されたプリンタ３４によって印刷処理
することができる。また、印刷処理の終了時間に拘らず
処理装置２２のオペレータが指定したプリンタ３４によ
って印刷処理が可能であるため、処理装置２２のオペレ
ータの希望に沿ったプリンタ３４によって印刷処理を行
うことができる。

【００３２】一方、ステップ１１０で否定判定された場
合（Ｒｔ＜Ｆｔ）、すなわち、指定されたプリンタ３４
で印刷処理する量が多く、指定されたプリンタ３４では
この印刷ファイルを処理装置２２のオペレータの希望す
る時間内に印刷処理することができないと判断したとき
には、ステップ１１４へ移行して、指定されたプリンタ
３４以外の各プリンタ３４の待ち時間Ｗｔと各プリンタ
３４でこの印刷ファイルを印刷処理するのに必要な印刷
処理時間Ｐｔを算出し、これらの算出結果から印刷終了
希望時間Ｒｔ内に印刷処理を終了させることができるプ
リンタ３４を選択する（ステップ１１６）。この選択結
果に基づいて、ステップ１１８では、選択したプリンタ
３４へ印刷ファイルを転送して印刷処理を行わせる。

【００３３】これによって、オペレータのプリンタ３４
の指定が絶対でないときには、オペレータの希望する時
間内に確実に印刷ファイルの印刷処理を終了することが
できる。

【００３４】例えば印刷ファイルａで指定されている高
速プリンタ２６で未処理のデータ量が多く待ち時間Ｗｔ
が長いときには、高速プリンタ２８、低速プリンタ３
０、３２のそれぞれの待ち時間Ｗｔとそれぞれで印刷フ
ァイルａを処理したときの処理時間Ｐｔからそれぞれの
高速プリンタ２８、低速プリンタ３０、３２のそれぞれ
の印刷終了予測時間Ｆｔを算出して、印刷終了希望時間
Ｒｔと比較して、高速プリンタ２８、低速プリンタ３
０、３２の何れを用いれば最も速く印刷処理が可能かか
ら選択する。これによって、印刷ファイルａを短時間で
印刷処理することが可能である。

【００３５】なお、指定されたプリンタ３４以外のプリ
ンタ３４でもオペレータの希望する時間（印刷終了希望
時間Ｒｔ）内に印刷処理を終了することが不可能である
と判断したときには、全てのプリンタ３４の印刷終了予
測時間Ｆｔを比較して、最も印刷終了希望時間Ｒｔに近
いプリンタ３４を選択するようにしてもよい。

【００３６】このように、プリントサーバ３６によって
各プリンタ３４の処理状況を管理し、かつ、印刷ファイ
ルに指定された情報に基づいてプリンタ３４を選択して
印刷処理を行わせることにより、オペレータの意思に沿
った円滑な印刷処理が可能となる。

【００３７】また、各プリンタ３４のそれぞての待ち時
間Ｗｔを把握することにより、それぞれのプリンタの稼
動状況を知ることができ、印刷処理が一部のプリンタ３
４に偏るのを防止することも可能であり、これによって
多数のプリンタ３４を平均的に作動させることができ
る。

【００３８】なお、本実施例では、プリントサーバ３６
によって処理装置２２から転送された印刷ファイルを読
み込んでから各プリンタ３４の待ち時間を算出するよう
にしたが、常時、各プリンタ３４に記録しているデータ
量から予め待ち時間Ｗｔを算出して負荷の量を把握しプ
リンタ３４の管理を行うようにし、処理装置２２から転
送された印刷ファイルを読み込んだときに、この印刷フ
ァイルのデータ量から指定されたプリンタ３４又は任意
のプリンタの処理終了予定時間を算出するようにしても
よい。

【００３９】また、本実施例では、ネットワークシステ
ム１０のプリントサーバ３６によって各処理装置２２か
ら転送されたデータを何れかのプリンタ３４へ転送させ
るようにしたが、このプリントサーバ３６の機能をホス
トコンピュータ２４に合わせ持たせるようにしてもよ
い。

【００４０】また、本発明を適用可能なネットワークシ
ステムは、複数の端末装置と複数のプリンタをネットワ
ークによって接続し、それぞれの印刷装置で並行して印
刷処理を行う機能を備えたものであればよく、少数の処
理装置を備えたローカルエリアネットワークから、多数
の処理装置を光ファイバーケーブルや通信回線等によっ
て接続した大規模なネットワークシステムまで適用が可
能である。

【００４１】

【発明の効果】以上説明した如く、本発明の印刷処理方
法では、短時間での印刷処理が可能であると共に、印刷
装置の指定の有無、印刷終了希望時間から印刷装置を選
択して印刷処理を行うため、情報処理装置のオペレータ
の希望に沿って印刷処理を進めることができる。このた
め、転送したデータが何れの印刷装置から出力されるか
不明確となることがなく、印刷処理後の印刷物の整理が
容易となる。

【００４２】また、各印刷装置の待ち時間を把握して、
待ち時間の少ない印刷装置に新たに印刷するデータを転
送することにより、複数の印刷装置を平均して稼動させ
ることができ、印刷処理が一部の印刷装置に偏ってしま
って印刷処理が滞ってしまうのを防止することができ、
円滑な印刷処理が可能となる優れた効果を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本実施例に適用したネットワークシステムの概
略構成図である。

【図２】データの読み込み及び転送処理の流れの一例を
示すフローチャートである。

【符号の説明】

１０ネットワークシステム１２ネットワーク１４、１６パーソナルコンピュータ（情報処理装
置）１８、２０ワークステーション（情報処理装置）２６、２８高速プリンタ３０、３２低速プリンタ３６プリントサーバ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】複数の印刷装置を用いて情報処理装置か
ら転送されたデータの印刷処理を行う印刷処理方法であ
って、前記印刷装置のそれぞれでの未処理のデータ量及
び各印刷装置の処理能力から印刷装置毎の待ち時間を算
出すると共に、前記処理装置から転送されるデータを読
み込んで前記印刷装置の何れを指定するかと印刷処理の
終了希望時間を読み出して指定された印刷装置の処理能
力と読み込んだデータ量及び前記待ち時間から印刷終了
予定時間を算出し、前記印刷処理の終了希望時間より前
記印刷終了予定時間が短いときに前記指定された印刷装
置へ読み込んだデータを転送し、前記印刷処理の終了希
望時間より前記算出した印刷終了予定時間が長いときに
他の印刷装置の処理能力と前記読み込んだデータ量及び
待ち時間から印刷終了予定時間を算出して前記終了希望
時間と比較し、前記印刷処理の終了希望時間内に印刷処
理可能な印刷装置へ前記読み込んだデータを転送して印
刷処理することを特徴とする印刷処理方法。
【請求項２】前記印刷処理の終了希望時間に換えて入
力されている所定の識別符号を読み取ったときに、前記
指定された印刷装置へ前記読み込んだデータを転送して
印刷処理することを特徴とする請求項１の印刷処理方
法。