JPH07319307A - 電子写真装置の定着前用紙搬送装置 - Google Patents
電子写真装置の定着前用紙搬送装置Info
- Publication number
- JPH07319307A JPH07319307A JP6106603A JP10660394A JPH07319307A JP H07319307 A JPH07319307 A JP H07319307A JP 6106603 A JP6106603 A JP 6106603A JP 10660394 A JP10660394 A JP 10660394A JP H07319307 A JPH07319307 A JP H07319307A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- sheet
- fixing
- fixing machine
- roll
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
- Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】電子写真装置の定着前用紙搬送装置において、
いかなる条件の場合であっても定着機に進入する用紙に
剛性を持たせ、用紙拘束力の無い定着機直前においても
用紙に一定の姿勢を保たせ、定着機に対して常に安定し
た状態で用紙を進入させることにより定着機通過時に用
紙にしわが発生するのを防止する。 【構成】上下に配置された加熱ロールと加圧ロールとか
ら構成される定着機と、定着機に印刷用紙1を搬送する
定着前用紙搬送装置5とを有する電子写真装置におい
て、定着前用紙搬送装置5の底面に、用紙1の両端部が
通過する箇所を下方に折り曲げ湾曲した用紙1に剛性を
持たせるペーパガイド5aを付加する。
いかなる条件の場合であっても定着機に進入する用紙に
剛性を持たせ、用紙拘束力の無い定着機直前においても
用紙に一定の姿勢を保たせ、定着機に対して常に安定し
た状態で用紙を進入させることにより定着機通過時に用
紙にしわが発生するのを防止する。 【構成】上下に配置された加熱ロールと加圧ロールとか
ら構成される定着機と、定着機に印刷用紙1を搬送する
定着前用紙搬送装置5とを有する電子写真装置におい
て、定着前用紙搬送装置5の底面に、用紙1の両端部が
通過する箇所を下方に折り曲げ湾曲した用紙1に剛性を
持たせるペーパガイド5aを付加する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真装置の定着機
に用紙を搬送する定着前用紙搬送装置に関する。
に用紙を搬送する定着前用紙搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は電子写真装置の一例を示す原理図
である。図3に示すように、印刷用紙1は感光体2上の
トナー像3を転写器4によって転写され、定着前用紙搬
送装置5によって定着機へと搬送され、加圧ロール6、
加熱ロール7により加熱、加圧されることで印刷用紙1
にトナー像が定着されて排紙される。
である。図3に示すように、印刷用紙1は感光体2上の
トナー像3を転写器4によって転写され、定着前用紙搬
送装置5によって定着機へと搬送され、加圧ロール6、
加熱ロール7により加熱、加圧されることで印刷用紙1
にトナー像が定着されて排紙される。
【0003】図4は、図3に符号5で示す従来形定着前
用紙搬送装置と、加圧ロール6、加熱ロール7によって
構成された定着機11との取合説明図である。図4にお
いて、ベルト5bは、ドライブプーリ5cとドリブンプ
ーリ5dとにより適度な張力を持って張られている。ド
ライブプーリ5cはモータ8と接続され、モータ8が回
転するとドライブプーリ5cを介してベルト5bが回転
する。一方、吸引ボックス5fはホース13を介して吸
引ブロア14に接続され、吸引ブロア14の作動により
吸引ボックス5f内が負圧となり、ベルト5bの穴5g
を通してエアーを吸引し用紙1をベルト5bに吸着させ
る。ここで、吸引ボックス5fの底面は平面であり、そ
の底部のみにエアー吸引用の穴が設けられているため、
エアーの吸引はベルト5bの穴5gを介してのみ行なえ
る構成となっている。
用紙搬送装置と、加圧ロール6、加熱ロール7によって
構成された定着機11との取合説明図である。図4にお
いて、ベルト5bは、ドライブプーリ5cとドリブンプ
ーリ5dとにより適度な張力を持って張られている。ド
ライブプーリ5cはモータ8と接続され、モータ8が回
転するとドライブプーリ5cを介してベルト5bが回転
する。一方、吸引ボックス5fはホース13を介して吸
引ブロア14に接続され、吸引ブロア14の作動により
吸引ボックス5f内が負圧となり、ベルト5bの穴5g
を通してエアーを吸引し用紙1をベルト5bに吸着させ
る。ここで、吸引ボックス5fの底面は平面であり、そ
の底部のみにエアー吸引用の穴が設けられているため、
エアーの吸引はベルト5bの穴5gを介してのみ行なえ
る構成となっている。
【0004】以上の構成において、定着機11に侵入す
る際の用紙の姿勢については、定着前用紙搬送装置5に
よって上側のロール6に強制的に当たるようにロール
6、7と定着前用紙搬送装置5との位置関係を決めるこ
とで、定着機11での用紙1のしわを低減するようにし
ている。しかし、用紙1が定着機11に到達する直前に
は、この用紙1が定着前用紙搬送装置5の用紙搬送力か
ら開放され、用紙1の姿勢を拘束する力が無くなる範囲
が存在する。そして、前記範囲における用紙1の挙動
は、用紙1の紙質、印刷密度、片面/両面印刷、環境温
湿度等の条件により変化し、一定しないため、前記の条
件によってはしわを発生させやすい用紙進入姿勢ともな
りうる。
る際の用紙の姿勢については、定着前用紙搬送装置5に
よって上側のロール6に強制的に当たるようにロール
6、7と定着前用紙搬送装置5との位置関係を決めるこ
とで、定着機11での用紙1のしわを低減するようにし
ている。しかし、用紙1が定着機11に到達する直前に
は、この用紙1が定着前用紙搬送装置5の用紙搬送力か
ら開放され、用紙1の姿勢を拘束する力が無くなる範囲
が存在する。そして、前記範囲における用紙1の挙動
は、用紙1の紙質、印刷密度、片面/両面印刷、環境温
湿度等の条件により変化し、一定しないため、前記の条
件によってはしわを発生させやすい用紙進入姿勢ともな
りうる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来にあ
っては、用紙1の紙質、印刷密度、片面/両面印刷、環
境温湿度等の条件が異なる場合、定着機11に侵入する
用紙1の姿勢を一定に保つことが難しく、定着機11の
部分でしわを発生する場合があった。
っては、用紙1の紙質、印刷密度、片面/両面印刷、環
境温湿度等の条件が異なる場合、定着機11に侵入する
用紙1の姿勢を一定に保つことが難しく、定着機11の
部分でしわを発生する場合があった。
【0006】本発明の目的は、前記した従来技術の欠点
を無くし、いかなる条件の場合であっても定着機に進入
する用紙に剛性を持たせ、用紙拘束力の無い定着機直前
においても用紙に一定の姿勢を保たせ、定着機に対して
常に安定した状態で用紙を進入させることにより定着機
通過時に用紙にしわが発生しない改良された電子写真装
置の定着前用紙搬送装置を提供することにある。
を無くし、いかなる条件の場合であっても定着機に進入
する用紙に剛性を持たせ、用紙拘束力の無い定着機直前
においても用紙に一定の姿勢を保たせ、定着機に対して
常に安定した状態で用紙を進入させることにより定着機
通過時に用紙にしわが発生しない改良された電子写真装
置の定着前用紙搬送装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的は、上下に配置
された加熱ロールと加圧ロールとから構成される定着機
と、前記定着機に用紙を搬送する定着前用紙搬送装置と
を有する電子写真装置において、前記定着機の上側に配
置されたロールの軸方向に印刷用紙を湾曲させた状態で
接触搬送する手段を具備することによって達成される。
された加熱ロールと加圧ロールとから構成される定着機
と、前記定着機に用紙を搬送する定着前用紙搬送装置と
を有する電子写真装置において、前記定着機の上側に配
置されたロールの軸方向に印刷用紙を湾曲させた状態で
接触搬送する手段を具備することによって達成される。
【0008】
【作用】そして、前記構成よりなる本発明によれば、定
着前用紙搬送装置の用紙通過面のペーパガイド後端折曲
げ部(定着機側)で用紙の両端を下側に曲げることによ
り、定着前用紙の両端はこの用紙の中央部よりも下がっ
た弓なりの姿勢に保たれる。つまり、この姿勢のまま用
紙を定着機に進入させることで、上側ロールに用紙の中
央部から接触させることができる。そして、用紙の中央
部から次第に用紙の両端部へと上側ロールが用紙に接触
していく過程で、用紙と上側ロールとの突入時の位相差
は用紙の両端部が上側ロールの軸方向へ自由に移動する
ことで吸収されるため、定着機の通過時に用紙に発生し
ようとするしわを無くすことができる。
着前用紙搬送装置の用紙通過面のペーパガイド後端折曲
げ部(定着機側)で用紙の両端を下側に曲げることによ
り、定着前用紙の両端はこの用紙の中央部よりも下がっ
た弓なりの姿勢に保たれる。つまり、この姿勢のまま用
紙を定着機に進入させることで、上側ロールに用紙の中
央部から接触させることができる。そして、用紙の中央
部から次第に用紙の両端部へと上側ロールが用紙に接触
していく過程で、用紙と上側ロールとの突入時の位相差
は用紙の両端部が上側ロールの軸方向へ自由に移動する
ことで吸収されるため、定着機の通過時に用紙に発生し
ようとするしわを無くすことができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を、図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施例を示す定着前搬送装置の斜視図
である。図2は本発明の効果を説明する、図1の定着前
用紙搬送装置5と印刷用紙1との取合説明図である。
図1は本発明の一実施例を示す定着前搬送装置の斜視図
である。図2は本発明の効果を説明する、図1の定着前
用紙搬送装置5と印刷用紙1との取合説明図である。
【0010】図2において、用紙1は先に図4を用いて
説明した吸引エアーによりベルト5bに吸着され、ベル
ト5bの回転に従い定着機11へと搬送される。定着機
11に突入する直前の用紙1の挙動は、吸引ボックス底
部のエアー吸引穴が無くなる図1−B部以降はベルト5
bからの吸引力から開放された状態となるが、定着前用
紙搬送装置5の用紙通過面のペーパガイド後端折曲げ部
(定着機11側)で用紙1の両端を下側に曲げることに
より(図1−C部)、定着前用紙1の両端はこの用紙1
の中央部よりも下がった弓なりの姿勢に保たれる。つま
り、この姿勢のまま用紙1を定着機11に進入させるこ
とで、上側ロール6に用紙1の中央部から接触させるこ
とができる。
説明した吸引エアーによりベルト5bに吸着され、ベル
ト5bの回転に従い定着機11へと搬送される。定着機
11に突入する直前の用紙1の挙動は、吸引ボックス底
部のエアー吸引穴が無くなる図1−B部以降はベルト5
bからの吸引力から開放された状態となるが、定着前用
紙搬送装置5の用紙通過面のペーパガイド後端折曲げ部
(定着機11側)で用紙1の両端を下側に曲げることに
より(図1−C部)、定着前用紙1の両端はこの用紙1
の中央部よりも下がった弓なりの姿勢に保たれる。つま
り、この姿勢のまま用紙1を定着機11に進入させるこ
とで、上側ロール6に用紙1の中央部から接触させるこ
とができる。
【0011】そして、用紙1の中央部から次第に用紙1
の両端部へと上側ロール6が用紙1に接触していく過程
で、用紙1と上側ロール6との突入時の位相差は用紙1
の両端部が上側ロール6の軸方向へ自由に移動すること
で吸収されるため、定着機11の通過時に用紙1に発生
しようとするしわを無くすことができる。
の両端部へと上側ロール6が用紙1に接触していく過程
で、用紙1と上側ロール6との突入時の位相差は用紙1
の両端部が上側ロール6の軸方向へ自由に移動すること
で吸収されるため、定着機11の通過時に用紙1に発生
しようとするしわを無くすことができる。
【0012】
【発明の効果】以上本発明によれば、電子写真装置の定
着前用紙搬送装置において、いかなる条件の場合であっ
ても定着機に進入する用紙に剛性を持たせ、用紙拘束力
の無い定着機直前においても用紙に一定の姿勢を保た
せ、定着機に対して常に安定した状態で用紙を進入させ
ることにより定着機通過時に用紙にしわが発生するのを
防止することができる。
着前用紙搬送装置において、いかなる条件の場合であっ
ても定着機に進入する用紙に剛性を持たせ、用紙拘束力
の無い定着機直前においても用紙に一定の姿勢を保た
せ、定着機に対して常に安定した状態で用紙を進入させ
ることにより定着機通過時に用紙にしわが発生するのを
防止することができる。
【図1】本発明の一実施例を示す定着前搬送装置の斜視
図である。
図である。
【図2】本発明の効果を説明する、図1の定着前用紙搬
送装置5と印刷用紙1との取合説明図である。
送装置5と印刷用紙1との取合説明図である。
【図3】電子写真装置の一例を示す原理図である。
【図4】図3に符号5で示す従来形定着前用紙搬送装置
と、加圧ロール6、加熱ロール7によって構成された定
着機11との取合説明図である。
と、加圧ロール6、加熱ロール7によって構成された定
着機11との取合説明図である。
1…印刷用紙、5…定着前用紙搬送装置、5a…ペーパ
ガイド、6…加圧ロール、7…加熱ロール、11…定着
機。
ガイド、6…加圧ロール、7…加熱ロール、11…定着
機。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺門 武 茨城県勝田市武田1060番地 日立工機株式 会社内 (72)発明者 永山 信治 茨城県勝田市武田1060番地 日立工機エン ジニアリング株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 上下に配置された加熱ロールと加圧ロー
ルとから構成される定着機と、前記定着機に用紙を搬送
する定着前用紙搬送装置とを有する電子写真装置におい
て、前記定着機の上側に配置されたロールの軸方向に印
刷用紙を湾曲させた状態で接触搬送する手段を具備した
ことを特徴とする定着前用紙搬送装置。 - 【請求項2】 上下に配置された加熱ロールと加圧ロー
ルとから構成される定着機と、前記定着機に用紙を搬送
する定着前用紙搬送装置とを有する電子写真装置におい
て、前記定着前用紙搬送装置の底面に、用紙両端部が通
過する箇所を下方に折り曲げ、湾曲した用紙に剛性を持
たせるペーパガイドを付加したことを特徴とする定着前
用紙搬送装置。 - 【請求項3】 請求項1または2のいずれか1項記載の
定着前用紙搬送装置を備えたことを特徴とする電子写真
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6106603A JPH07319307A (ja) | 1994-05-20 | 1994-05-20 | 電子写真装置の定着前用紙搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6106603A JPH07319307A (ja) | 1994-05-20 | 1994-05-20 | 電子写真装置の定着前用紙搬送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07319307A true JPH07319307A (ja) | 1995-12-08 |
Family
ID=14437709
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6106603A Withdrawn JPH07319307A (ja) | 1994-05-20 | 1994-05-20 | 電子写真装置の定着前用紙搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07319307A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7983594B2 (en) | 2007-07-13 | 2011-07-19 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus with a deposit portion for toner waste deposits |
-
1994
- 1994-05-20 JP JP6106603A patent/JPH07319307A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7983594B2 (en) | 2007-07-13 | 2011-07-19 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus with a deposit portion for toner waste deposits |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010731 |