JPH0731926U - 沈床工 - Google Patents

沈床工

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JPH0731926U
JPH0731926U JP6574193U JP6574193U JPH0731926U JP H0731926 U JPH0731926 U JP H0731926U JP 6574193 U JP6574193 U JP 6574193U JP 6574193 U JP6574193 U JP 6574193U JP H0731926 U JPH0731926 U JP H0731926U
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JP
Japan
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rods
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block
space
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Application number
JP6574193U
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English (en)
Inventor
正彦 今野
Original Assignee
東王技研株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 組立ての容易な沈床工を得る。 【構成】 基礎コンクリートブロック1は箱形に形成
し、ブロック1の下面には魚が入れるような空間2を設
け、この空間に向って上面から穴3を形成する。ブロッ
ク1の四隅にはねじ筒5を埋め込んおき、支柱7をねじ
筒5に螺合して立てる。両端に孔をあけた杆体9を何本
か用意しておき、両端の孔に支柱7を通すようにしてこ
れら杆体9を互い違いに積み上げて井桁状の枠体6を形
成する。積み上げた杆体9は支柱7に螺合したナット1
0で締めつける。こうして枠体6を組み立てた後、河川
に据え付け、枠体6の中に石塊12を詰め込む。ブロッ
ク同士は連結金具11で繋ぐ。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、河川の護岸を目的とするの沈床工に関する。
【0002】
【従来の技術】
丸太で組んだ枠体を川岸に沈め、その中に石塊を詰めることで、根固めと水制 の機能を果たすようにした護岸工法が従来から知られている。この工法によれば 、石塊の上に柳やよしが育ち、石塊の間には魚や虫が棲みつき、自然環境をある 程度保全することができる。 しかし、従来の沈床工では、枠体の組み立てに多くの人手を要するという問題 があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は、組立ての容易な沈床工を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
あらかじめ作っておいた基礎コンクリートブロックの四隅に支柱を立てる。両 端に穴を有する杆体を、穴に支柱を通すようにして、上下の杆体の間に間隔をあ けて井桁状に何段にも組み上げて枠体を形成する。河川に設置後、この枠体の中 に石塊を詰め込む。
【0005】 魚が棲みつくよう、基礎コンクリートブロックの下面に魚が入り込める空間を 形成し、空間から該基礎コンクリートブロックの上面に通ずる穴を形成するとよ い。
【0006】
【実施例】
この考案の実施例を図面に基づいて説明すると、基礎コンクリートブロック1 は箱形に形成する。重量は1トンほどある。ブロック1の下面には魚が入れるよ うな空間2を設け、この空間に向って上面から穴3を形成する。
【0007】 ブロック1の四隅にはねじ筒5が埋め込んであり、これを利用してブロックの 上に枠体6を組み立てる。枠体6の組立ては、まず、支柱7をねじ筒5に螺合し て立てる。支柱7は雄ねじを切った単なる鋼棒でよい。
【0008】 両端に孔をあけた杆体9を何本か用意しておき、両端の孔に支柱7を通すよう にしてこれら杆体9を互い違いに積み上げて井桁状の枠体6を形成する。杆体9 は互い違いに積み上げられているので、上下の杆体9の間には杆体1本分の隙間 ができ、この隙間を魚や虫が通過することができるわけである。 積み上げた杆体9は支柱7に螺合したナット10で締めつける。
【0009】 なお、杆体9には、丸太、角材、溝形鋼等を用いることができる。丸太の場合 、直径は例えば120mmほどのものが使われている。 枠体6の高さは、設置する河川の状況によるが、この実施例では杆体を10段 積み上げて1200mmの高さになっている。
【0010】 こうして枠体6を組み立てた後、ブロック1を河川に据え付ける。ブロック同 士は連結金具11で繋ぐ。こうしておいて、枠体6の中に石塊12を詰め込む。 詰め込む石の重さは2〜3トンになる。
【0011】
【考案の効果】
この考案の沈床工は、基礎コンクリートブロックの四隅に支柱を立て、両端に 穴を有する杆体を、穴に支柱を通すようにして、上下の杆体の間に間隔をあけて 井桁状に何段にも組み上げて枠体を形成したものであり、基礎コンクリートブロ ックの上に枠体を簡単に組み立てることができ、その分工事費が安価である。ま た、基礎コンクリートブロックがあるので、座りがよく、また、川底に密着する ので、川底の洗掘防止に効果がある。基礎コンクリートブロックは枠体の中に詰 めた石塊の下に隠れてしまうので、自然の景観を損うことがない。
【0012】 基礎コンクリートブロックの下面に魚が入り込める空間を形成し、空間から基 礎コンクリートブロックの上面に通ずる穴を形成すれば、魚の格好のすみかを提 供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】沈床工の斜視図であり、内部が見えるよう、杆
体の一部を切り欠いて示してある。
【図2】沈床工の縦断面図である。
【符号の説明】
1 基礎コンクリートブロック 2 空間 3 穴 6 枠体 7 支柱 9 杆体 12 石塊

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基礎コンクリートブロック(1)と、そ
    の四隅に立てられた支柱(7)と、両端に穴を有する杆
    体(9)を、該穴に該支柱を通すようにして、上下の杆
    体の間に間隔をあけて井桁状に何段にも組み上げて形成
    した枠体(6)と、該枠体の中に詰められた石塊(1
    2)からなる沈床工。
  2. 【請求項2】 該基礎コンクリートブロックの下面に魚
    が入り込める空間(2)を形成し、該空間から該基礎コ
    ンクリートブロックの上面に通ずる穴(3)を設けた請
    求項1に記載の沈床工。
JP6574193U 1993-11-15 1993-11-15 沈床工 Pending JPH0731926U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001241023A (ja) * 2000-02-29 2001-09-04 Mitani Sekisan Co Ltd 魚礁兼用消波用ブロック
JP2018526555A (ja) * 2015-08-28 2018-09-13 フェルロック ディベロップメンツ リミティド 材木ポール基礎構造

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05272118A (ja) * 1992-01-31 1993-10-19 Kyowa Concrete Kogyo Kk 木工沈床

Patent Citations (1)

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