JPH07319254A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH07319254A
JPH07319254A JP6108531A JP10853194A JPH07319254A JP H07319254 A JPH07319254 A JP H07319254A JP 6108531 A JP6108531 A JP 6108531A JP 10853194 A JP10853194 A JP 10853194A JP H07319254 A JPH07319254 A JP H07319254A
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Japan
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printing mechanism
recording medium
photosensitive drum
roller
flat belt
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Minoru Isobe
稔 磯部
Noboru Otaki
登 大瀧
Yoshitatsu Okiyama
義龍 沖山
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の感光ドラムの外周面を同量移動するこ
とにより、記録媒体の画像品質を良くする記録装置を提
供する。 【構成】 記録装置1の内部に印刷機構P1 、P2 、P
3 、P4 を並べて設け、各印刷機構P1 、P2 、P3
4 に設けた各感光ドラム6の外周面に無端状の平ベル
ト9の外面を接触させて取り付ける。平ベルト9の内面
に接触するガイドローラ10aはモータ13の回転力を
伝達されるようになっている。従って、モータ13を駆
動すると平ベルト9が走行し、これにより全感光ドラム
6が滑ることなく回転する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の感光ドラムのそ
れぞれに付着したトナーを、走行する記録媒体に転写し
印刷を行う記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来記録装置には、内部にそれぞれ複数
の印刷機構を並設し各印刷機構で走行する記録媒体に順
次印刷しているものがある。この種の記録装置の中でも
異なる複数色のトナーを用いるカラープリンタとして
は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナーを
それぞれ使用する4組の電子写真LEDプリント機構の
印刷機構を搬送路に沿って並設し、各印刷機構にそれぞ
れ設けた同寸法の感光ドラムを同速度で回転してトナー
で現像し、走行する記録媒体に順次転写して色を重ね所
望の色を再現していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のカラープリンタ
では、同寸法の4個の感光ドラムを同速度で回転し4色
のトナーを各色毎に、走行する記録媒体に重ねていき印
刷を行っているが、各感光ドラムの径に微妙な寸法精度
誤差がある場合には、次の印刷機構で印刷する際、転写
開始位置がずれてしまい、即ち印刷開始位置がずれてし
まい、従って色ずれが発生して所望の色が再現できない
という問題が発生した。例えば、直径30mmで寸法精
度が0.1%内、即ち±0.03mmの寸法精度の感光
ドラムを使用してA4の大きさの記録媒体(長さ297
mm)に300ドット/インチで印刷を行った場合で
は、長さ方向に±0.297mm、即ち約±3.5ドッ
トもの色ずれが発生し、画像品質が明らかに劣化してし
まう。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、複数の感光ドラムの外周面をそれぞれ同
量移動させる単一の駆動伝達手段を設けたものである。
【0005】
【作用】上記解決手段によれば、駆動伝達手段を駆動す
ると、複数の感光ドラムは駆動伝達手段により同時に回
転する。この時、各感光ドラムの外周面の移動量は同じ
になる。
【0006】
【実施例】以下に本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。なお各図面に共通する要素には
同一の符号を付す。
【0007】第1実施例 図1は本発明に係る第1実施例の記録装置を示す概略構
成図であり、図2は第1実施例の平ベルトの接触状態を
示す斜視図である。図1において、記録装置1はカラー
プリンタであり、内部に4組の印刷機構P1 、P2 、P
3 、P4 が、記録媒体の挿入側から排出側へ順に並べて
設けられている。第1印刷機構P1 、第2印刷機構
2 、第3印刷機構P3 、第4印刷機構P4 は、電子写
真式LED(発光ダイオード)プリント機構で、それぞ
れ同一の構成を有する。第1印刷機構P1 を例にその構
成を説明する。
【0008】第1印刷機構P1 には、画像形成ユニット
2、画像データにしたがって後述の感光ドラムを露光す
るLEDヘッド3、及び画像形成ユニット2で形成され
たトナー画像を記録媒体に転写する転写ローラ4で構成
される。画像形成ユニット2は、軸5を中心に矢印a方
向に回転する感光ドラム6、感光ドラム6の表面を一様
に帯電する帯電ローラ7、及び図示せぬ現像器に配設さ
れた現像ローラ8を有する。LEDヘッド3は、LED
アレイ、LEDアレイを駆動するドライブICおよびL
EDアレイの光を集光するセルフォックレンズアレイ等
からなり、後述するインタフェース部から入力される画
像データ信号に対応してLEDアレイを発光させ、感光
ドラム6の表面を露光し、感光ドラム6の表面に静電潜
像を形成する。
【0009】図2に示すように、各感光ドラム6の一端
側の外周面には、単一の駆動手段である無端状の平ベル
ト9の外面が接触している。平ベルト9はプラスチック
フィルムやゴム製ベルト等の高摩擦部材から成ってお
り、平ベルト9の内面に接触するガイドローラ10a〜
10gにより支持されている。ガイドローラ10a〜1
0gの軸は記録装置1の図示せぬ筐体フレームに回転自
在に取り付けられている。ガイドローラ10aとガイド
ローラ10d〜10gは平ベルト9と感光ドラム6との
接触面を大きくする位置に取り付けられている。また、
ガイドローラ10b、10cの両軸にはコの字形のガイ
ド板14がそれぞれ取り付けられている。ガイド板14
には、一端を装置1の筐体に係止された引張りコイルス
プリング15の他端が係止されており、これらガイド板
14は引張りコイルスプリング15によりそれぞれ矢印
c、d方向に常に引っ張られ、平ベルト9に張力を与え
ている。従って平ベルト9を矢印b方向に走行させる
と、平ベルト9の外面と感光ドラム6の外周面との摩擦
により感光ドラム6は滑ることなく矢印a方向に回転す
る。
【0010】ガイドローラ10aの軸にはギア11が直
結されており、ギア11はモータギア12と噛み合って
いる。モータギア12はモータ13に直結されている。
従って、モータ13が回転駆動されるとモータギア1
2、ギア11を介してガイドローラ10aが回転し平ベ
ルト9が矢印b方向に走行するようになっている。
【0011】第1印刷機構P1 の現像器には、イエロー
(Y)のトナーが収容され、第2印刷機構P2 の現像器
には、マゼンタ(M)のトナーが収容され、第3印刷機
構P3 の現像器には、シアン(C)のトナーが収容さ
れ、第4印刷機構P4 の現像器には、ブラック(B)の
トナーがそれぞれ収容されている。また、第1印刷機構
1 のLEDヘッド3には、カラー画像信号のうちイエ
ロー画像信号が入力され、第2印刷機構P2 のLEDヘ
ッド3には、カラー画像信号のうちマゼンタ画像信号が
入力され、第3印刷機構P3 のLEDヘッド3には、カ
ラー画像信号のうちシアン画像信号が入力され、そして
第4印刷機構P4 のLEDヘッド3には、カラー画像信
号のうちブラック画像信号がそれぞれ入力される。
【0012】図1において、記録装置1の右側(記録媒
体挿入側)には給紙機構20が設けられている。給紙機
構20は、操作者が手挿入した記録媒体21を第1印刷
機構P1 へ導くものであり、記録媒体21が載置される
給紙受け台22、記録媒体21が給紙受け台22に載置
されたことを検知するフォトインタラプタ23、記録媒
体21を搬送する一対の給紙ローラ24、記録媒体21
を案内するガイド25、26、記録媒体21を検知する
第2のフォトインタラプタ27、記録媒体21のスキュ
ーを修正すると共にさらに内部へ搬送するレジストロー
ラ28、及び記録媒体21を第1印刷機構P1 へ導くガ
イド29、30とにより構成される。各印刷機構P1
2 、P3 、P4 間には記録媒体21を案内するガイド
31、32、33があり、第4印刷機構P4 の左側(記
録媒体排出側)には定着器34が設けられている。
【0013】定着器34は、第4印刷機構P4 により搬
送されてきた、トナー画像が転写された記録媒体21に
トナー画像を定着するもので、記録媒体21を加熱する
ヒートローラ35と、ヒートローラ35とともに記録媒
体21を加圧する加圧ローラ36を有する。第4印刷機
構P4 と定着器34との間には記録媒体21を定着器3
4へ案内するガイド39がある。定着器34の左方は、
排出口37になっており、その外側には排出スタッカ3
8が設けられている。排出スタッカ38には、印刷済み
の記録媒体21が排出される。
【0014】図3は本実施例の制御系を示すブロック図
であり、次に本実施例の制御系について説明する。なお
図において、符号Y、M、C、Bは第1印刷機構P1
第2印刷機構P2 、第3印刷機構P3 、第4印刷機構P
4 の各印刷機構に対応している。
【0015】制御回路41は、マイクロプロセッサ、ワ
ーキングメモリ等で構成され、記録装置1全体の動作を
制御する。制御回路41には、上記の各印刷機構P1
2、P3 、P4 の現像器の現像ローラ8へのバイアス
電源42Y、42M、42C、42B、各印刷機構
1 、P2 、P3 、P4 の帯電ローラ7に電力を供給す
る帯電用電源43Y、43M、43C、43B、及び各
印刷機構P1 、P2 、P3、P4 の転写ローラ4を帯電
させる電力を供給する転写帯電用電源44Y、44M、
44C、44Bに、それぞれ接続されている。
【0016】以上の各電源は、制御回路41の指令によ
りオン/オフ制御される。
【0017】さらに制御回路41は、各印刷機構P1
2 、P3 、P4 にそれぞれ対応する印刷制御回路47
Y、47M、47C、47B、及びメモリ48Y、48
M、48C、48Bが接続されている。これらの各印刷
制御回路47Y、47M、47C、47Bは、メモリ4
8Y、48M、48C、48Bからの画像データを受け
て、これらのデータを制御回路41からの指令により、
LEDヘッド3へ送信して、LEDの露光時間等を制御
し、感光ドラム6の表面に静電潜像を形成する制御を行
うものである。メモリ48Y、48M、48C、48B
は、インタフェース部49を介して外部装置より送られ
てきた画像データを格納する。
【0018】インタフェース部49は、外部装置、例え
ばホストコンピュータから送信されてきた画像データを
色別に分解して、イエローの画像データはメモリ48Y
へ、マゼンタの画像データはメモリ48Mへ、シアンの
画像データはメモリ48Cへ、ブラックの画像データは
メモリ48Bへ、それぞれ格納する。
【0019】定着器ドライバ50は、定着器34内のヒ
ートローラ35の温度を一定に保つように、ヒートロー
ラ35内の図示せぬヒータを駆動する。モータ駆動回路
51は、給紙ローラ24を回転させるモータ52と、平
ベルト9を介して各印刷機構P1 、P2 、P3 、P4
感光ドラム6を回転するモータ13を駆動する。なおモ
ータ13を駆動すると、図示せぬギアベルトにより連結
されたレジストローラ28、帯電ローラ7、現像ローラ
8a、転写ローラ4、及びヒートローラ35が回転する
ようになっている。
【0020】センサレシーバドライバ54は、フォトイ
ンタラプタ23、27を駆動し、それらの出力波形を受
信して、制御回路41へ送る。
【0021】ディップ(デュアルインラインパッケー
ジ)スイッチ55、56、57は、各色毎の主走査方向
(記録媒体21の走行方向即ち矢印A方向、と直交する
方向)および副走査方向(矢印A方向)の色ずれを修正
するために外部から設定するためのものである。ディッ
プスイッチ55は、第1印刷機構P1 と第2印刷機構P
2 との色ずれ誤差を調整するために第1印刷機構P1
第2印刷機構P2 との間の取付誤差を設定し、ディップ
スイッチ56は、第2印刷機構P2 と第3印刷機構P3
との色ずれ誤差を調整するために第2印刷機構P2 と第
3印刷機構P3 との間の取付誤差を設定し、ディップス
イッチ57は、第3印刷機構P3 と第4印刷機構P4
の色ずれ誤差を調整するするために第3印刷機構P3
第4印刷機構P4 との間の取付誤差を設定する。各ディ
ップスイッチ55、56、57の設定値は、制御回路4
1で読み取ることができる。
【0022】次に本実施例の印刷動作について説明す
る。先ず電源が投入されると、制御回路41はディップ
スイッチ55、56、57の設定値を読み取り、内部メ
モリに記憶する。次に、制御回路41は定着器ドライバ
50を駆動して、定着器34内のヒートローラ35を所
定温度になるまでウォーミングアップする。制御回路4
1は、ヒートローラ35が常に一定温度に保たれるよう
に制御している。以上により本記録装置1の初期設定が
終了し、インターフェース部49を介して外部装置から
画像データが送られてくるのを待つ。
【0023】外部装置、すなわち、ホストコンピュータ
から送られた画像データをインタフェース部49を介し
て受信すると、制御回路41は、インタフェース部49
およびメモリ48Y、48M、48C、48Bに指令を
出す。この指令により、インタフェース部49は、受信
した画像データ信号を色別に分解し、色別の画像データ
を色別の各メモリ48Y、48M、48C、48Bに記
憶させる。即ち、イエローの画像データはメモリ48Y
に、マゼンタの画像データはメモリ48Mに、シアンの
画像データはメモリ48Cに、そしてブラックの画像デ
ータはメモリ48Bに、それぞれ記憶される。各メモリ
48Y、48M、48C、48Bには、それぞれ記録媒
体21のフォーマットに対応した画像データが記憶され
ている。
【0024】この状態から画像データを印刷する動作を
説明する。先ず、操作者が手差しで記録媒体21を給紙
受け台22に給紙すると、制御回路41はセンサドライ
バレシーバ54を介してフォトインタラプタ23の出力
の変化を知ることにより、フォトインタラプタ23が記
録媒体21を検知したことを知る。記録媒体21の検知
後、制御回路41はモータ駆動回路51を介してモータ
52を駆動し、給紙ローラ24を回転させる。給紙ロー
ラ24の回転により記録媒体21は用紙ガイド25、2
6へ送られる。この時第2のフォトインタラプタ27に
より記録媒体21の先端が検知され、制御回路41は、
この検知時点から記録媒体21の先端が一対のレジスト
ローラ28に到着する距離より若干長く記録媒体21を
搬送させるべく、モータ駆動回路51を制御する。これ
により記録媒体21は、先端をレジストローラ28間に
押し当てて若干撓んだ状態になり、この撓みにより記録
媒体21のスキューが修正される。
【0025】次に、制御回路41はモータ駆動回路51
を介してモータ13を駆動し、ガイドローラ10a、レ
ジストローラ28、帯電ローラ7、現像ローラ8、転写
ローラ4、及び定着器34のヒートローラ35をそれぞ
れ回転させる。ガイドローラ10aの回転により平ベル
ト9が走行し、各感光ドラム6が回転駆動される。先端
がレジストローラ28間に押し付けられていた記録媒体
21は、レジストローラ28により用紙ガイド29、3
0を通って第1印刷機構P1 の感光ドラム6と転写ロー
ラ4との間に導かれる。この間に第1印刷機構P1 の帯
電ローラ7用の帯電用電源43Yを投入(オン)して帯
電ローラ7を帯電し、感光ドラム6の表面を帯電させ
る。感光ドラム6は平ベルト9の走行により矢印a方向
に回転しており、感光ドラム6は均一に帯電される。そ
の後、制御回路41は、イエローの画像データが記憶し
てあるメモリ48Yに指令を出し、1ライン分のイエロ
ー画像データをメモリ48Yから印刷制御回路47Yへ
送信させる。
【0026】印刷制御回路47Yは制御回路41の指令
によりメモリ48Yから送られてきた画像データを第1
印刷機構P1 のLEDヘッド3へ送信できる形に変えて
このLEDヘッド3へ送信する。LEDヘッド3は送ら
れてきた画像データに対応するLEDを点灯させ、帯電
した感光ドラム6の表面に画像データに応じた1ライン
分の静電潜像を形成する。以上のようにして1ライン分
毎にメモリ48Yから送られてくるイエローの画像デー
タは次々に感光ドラム6の表面に静電潜像化され、1頁
分のイエローの画像データが潜像化されて露光が終了す
る。なお、LEDヘッド3の露光開始時点はモータ13
の駆動開始時点からモータ13へ送出されるパルス数を
カウントすることにより決定される。制御回路41は、
帯電用電源43Yの投入から若干タイミングを遅らせて
第1印刷機構P1 の現像ローラ8用のバイアス電源42
Yを投入する。これにより現像ローラ8が帯電する。静
電潜像が形成された感光ドラム6の表面には、帯電した
現像ローラ8に付着したイエローのトナーが付着され
る。感光ドラム6の回転により静電潜像は次々にイエロ
ーのトナーで現像される。
【0027】記録媒体21の先端が感光ドラム6と転写
ローラ4との間に到達した時点で制御回路41は第1印
刷機構P1 の転写帯電用電源44Yを投入する。これに
より感光ドラム6の表面のトナー画像は帯電した転写ロ
ーラ4により電気的に記録媒体21に転写され、最終的
に1頁分のイエローのトナー画像が転写される。以上に
より、第1印刷機構P1 により記録媒体21へのイエロ
ートナー画像の転写が終了する。
【0028】モータ13の回転駆動により転写ローラ4
と、平ベルトを介して感光ドラム6とは引き続き回転し
ており、転写ローラ4と感光ドラム6の間に挾まれた記
録媒体21は第1印刷機構P1 から第2印刷機構P2
移動し、次に第2印刷機構P2 によるマゼンタのトナー
画像の転写が行われる。
【0029】制御回路41は、第1印刷機構P1 の場合
と同様に、第2印刷機構P2 の帯電ローラ7用の帯電用
電源43Mを投入して、帯電ローラ7を帯電し、感光ド
ラム6の表面を帯電させる。制御回路41は、マゼンタ
の画像データをメモリ48Mから第2印刷機構P2 の印
刷制御回路47Mへ送信させ、さらにLEDヘッド3へ
送信する。LEDヘッド3は、送られてきた画像データ
に対応するLEDを点灯させる。
【0030】第2印刷機構P2 のLEDヘッド3の露光
開始時点は、第1印刷機構P1 のLEDヘッド3の露光
開始時点からのモータ13への出力パルス数(以下S1
と記す)を制御回路41がカウントすることにより決定
される。このS1 は、ディップスイッチ55に予め設定
してあり、制御回路41はこのS1 を初期設定時に読み
込んでいる。従って制御回路41は、第1印刷機構P1
のLEDヘッド3の露光開始時点から第2印刷機構P2
のLEDヘッド3の露光開始時点まで、S1 をカウント
する。これにより副走査方向(矢印A方向)の印刷開始
位置を合わせることができる。
【0031】また第1、第2印刷機構P1 、P2 の画像
形成ユニット2やLEDヘッド3はそれぞれ独立して取
り付けられるので、主走査方向の取付位置ずれや部品の
精度による誤差が発生してしまう場合があるが、この誤
差分が設定値としてディップスイッチ55により予め設
定してある。制御回路41は、この設定値を第2印刷機
構P2 に対応する印刷制御回路47Mに送り、印刷制御
回路47Mは、送られてきた設定値に基づいてLEDヘ
ッド3による露光位置を1ドット単位で補正して露光を
行う。これにより、第1印刷機構P1 の場合と第2印刷
機構P2 の場合とで、露光開始点を1ドット単位の誤差
以内で合わせることができる。
【0032】次に制御回路41は、第1印刷機構P1
場合と同様に、第2印刷機構P2 の現像器用バイアス電
源42Mを投入すると共に、第2印刷機構P2 の転写帯
電用電源44Mを投入する。以上により、第2印刷機構
2 による記録媒体21へのマゼンタのトナー画像の転
写が行われる。この後、記録媒体21は第2印刷機構P
2 の感光ドラム6と転写ローラ4とにより第3印刷機構
3 へ送られ、第3印刷機構P3 によりシアンのトナー
画像の転写が行われる。
【0033】第3印刷機構P3 のLEDヘッド3の露光
開始時点は、第2印刷機構P2 のLEDヘッド3の露光
開始時点からのモータ13への出力パルス数(以下S2
と記す)を制御回路41がカウントすることにより決定
される。このS2 は、ディップスイッチ55に予め設定
してあり、制御回路41はこのS2 を初期設定時に読み
込んでいる。制御回路41は、第2印刷機構P2 のLE
Dヘッド3の露光開始時点からS2 だけカウントしてタ
イミングをずらして第3印刷機構P3 のLEDヘッド3
の露光を開始することにより、イエロー、マゼンタ、シ
アンの各画像の転写開始位置を合わせることができる。
また第2、第3印刷機構P2 、P3 の主走査方向の取付
ずれや部品の精度による誤差分についても、その誤差分
が設定値としてディップスイッチ55により予め設定さ
れ、制御回路41に読み込まれている。従って、この設
定値に基づいてLEDヘッド3の露光位置を1ドット単
位で補正することができる。
【0034】以上のように、露光開始点の位置ずれを補
正した後LEDヘッド3で露光を行い、続いて第3印刷
機構P3 の現像器用バイアス電源42cを投入すると共
に、第3印刷機構P3 の転写帯電用電源44cを投入す
る。以上により、第3印刷機構P3 による記録媒体21
へのシアンのトナー画像の転写が行われる。第4印刷機
構P4 の位置合わせは前述のマゼンタ、シアンと同様に
してディップスイッチ57により予め設定され、制御回
路41に読み込まれている。以下その動作は第2、第3
印刷機構P2 、P3 と同様であるので説明は省略する。
【0035】以上のように主走査方向と副走査方向との
露光開始位置を補正して、各色のトナー画像が記録媒体
21に転写される。その後、記録媒体21は第4印刷機
構P4 の感光ドラム6と転写ローラ4とにより定着器3
4に送られる。定着器34では、既に定着可能な温度に
達しているヒートローラ35と、ヒートローラ35に圧
接する加圧ローラ36とによりトナー画像が記録媒体2
1に定着される。定着が終了すると、記録媒体21は排
出スタッカ38へ排出される。以上により印刷は終了す
る。
【0036】第1実施例によれば、各印刷機構P1 、P
2 、P3 、P4 の感光ドラム6はその外周面が平ベルト
9と接触し、平ベルト9の走行により回転駆動されるの
で、各感光ドラム6の外周面の回転量は平ベルト9の走
行量と全く同じである。即ち、各感光ドラム6の外周面
の移動量はそれぞれ全く同じとなる。従って、各感光ド
ラム6の外径精度が異なっても各色の印刷開始位置を一
致させることができるので、色ずれは発生しない。
【0037】第2実施例 図4は本発明に係る第2実施例の記録装置を示す概略構
成図である。記録装置60はカラープリンタである。第
1実施例では各印刷機構の画像形成ユニット2は個々に
独立して設けたが、第2実施例では4個の画像形成ユニ
ット2を1個の画像形成カセット61で形成し、かつ画
像形成カセット61内に、感光ドラム6a〜6dを回転
させる単一の駆動手段である平ベルト63を組み込み一
体化したものである。印刷機構Pは第1実施例と同様、
電子写真式LED(発光ダイオード)プリント機構であ
り、各現像ローラ8は現像器62a、62b、62c、
62dにそれぞれ設けられている。現像器62aにはイ
エロー(Y)のトナーが収容され、現像器62bにはマ
ゼンタ(M)のトナーが終了され、現像器62cにはシ
アン(C)のトナーが収容され、そして現像器62dに
はブラック(B)のトナーが収容されている。
【0038】平ベルト63は無端状であり、その内面で
各感光ドラム6a〜6dの一端側の外周面を挟持してい
る。ガイドローラ64a〜64fは平ベルト63と感光
ドラム6a〜6dとの接触面を大きくする位置に取り付
けられ、平ベルト63の外面と接触している。ガイドロ
ーラ64a〜64fの軸は記録装置60の図示せぬ筐体
フレームに回転自在に取り付けられている。平ベルト6
3の材質は第1実施例と同様プラスチッククフィルムや
ゴム製ベルト等の高摩擦部材である。平ベルト63と接
触するガイドローラ64a〜64fのうち少なくとも1
個には図示してはいないが、第1実施例のガイド板14
と引張りコイルスプリング15が設けられ、平ベルト6
3を張設している。また感光ドラム6aの軸5には図示
せぬモータが取り付けられ、感光ドラム6aを矢印a方
向に回転駆動する。従って、感光ドラム6aが回転する
ことにより平ベルト63が矢印e方向に走行すると、残
りの感光ドラム6b〜6dも矢印a方向に回転駆動され
る。なお、モータの取り付け位置は感光ドラム6a以外
の感光ドラム6b〜6dの軸であっても良い。
【0039】その他の構造は第1実施例と同様である。
【0040】次に第2実施例の平ベルト63と各感光ド
ラム6a〜6dの回転駆動動作を図3、図4に基づいて
説明する。なお、制御回路41での初期設定動作、手挿
入された記録媒体がレジストローラ28に到達してスキ
ューが修正されるまでの動作及び印字プロセスは第1実
施例と同様であるので説明は省略する。
【0041】初期設定が終了し、手差しで給紙された記
録媒体21のスキューがレジストローラ28で修正され
た状態で、制御回路41はモータ駆動回路51を介して
モータを駆動し、レジストローラ28、印刷機構Pの感
光ドラム6a、帯電ローラ7、現像ローラ8、転写ロー
ラ4a〜4d、及び定着器34のヒートローラ35をそ
れぞれ回転させる。感光ドラム6aの回転により平ベル
ト63が走行し、これにより残りの感光ドラム6b〜6
dが矢印a方向に回転する。以上により記録媒体21
は、用紙ガイド29、30を通って感光ドラム6aと転
写ローラ4aとの間に導かれ、イエロートナーの転写を
行われる。この後の転写動作から排出動作まで第1実施
例と同様であるので省略する。
【0042】第2実施例では、各感光ドラム6a〜6d
の外周面を平ベルト63で挟持することにより感光ドラ
ム6aの回転力は平ベルト63を介して残りの感光ドラ
ム6b〜6dに伝達されるので、全感光ドラム6a〜6
dの外周面の移動量は平ベルト63の走行量と全く同じ
になり、従って、各感光ドラム6の外径精度が異なって
も各色の印刷開始位置を一致させることができ、第1実
施例と同様色ずれは発生しない。
【0043】また第2実施例では、平ベルト63で感光
ドラム6a〜6dを挟持することにより、感光ドラム6
a〜6dと平ベルト63との接触面積が第1実施例より
も増すので、感光ドラム6a〜6dの回転駆動摩擦力を
高めることができる。
【0044】さらに、第2実施例では画像形成ユニット
61を一つにし、その内部に平ベルト63を設けて一体
化することにより、例えば保守点検の際、画像形成ユニ
ット61を記録装置60から取り出すと平ベルト63も
一緒に取り出すことができるので、操作者の操作性及び
保守性を向上させることができる。
【0045】ところで、第2実施例ではLEDヘッド3
を画像形成ユニット61とは別に取り付けるようにして
いるが、LEDヘッド3も画像形成ユニット61内に組
み込み、LEDヘッド3も含む一体カセットにしても良
い。これによりさらに、操作者の操作性及び保守性を向
上させることができる。
【0046】また第1、第2実施例では、平ベルトは感
光ドラムの一端側に設けているが、他端側にも同じよう
に設けて2本の平ベルトで各感光ドラムを回転させるよ
うにしてもよい。この場合、1本で回転させる場合より
も感光ドラムの回転駆動摩擦力を高めることができる。
【0047】また、第1、第2実施例では印刷機構とし
てLEDヘッドを有する装置を用いたが、レーザビーム
プリンタを用いても良い。
【0048】また第1、第2実施例では手差しで給紙し
ているが、自動給紙でも良い。
【0049】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明は、
複数の感光ドラムの外周面をそれぞれ同量移動させる単
一の駆動伝達手段を記録装置に設けることにより、各感
光ドラム径に微妙な寸法精度誤差があっても、印刷位置
ずれを発生させてしまうことが無くなり、この結果、画
像品質が良くなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施例の記録装置を示す概略
構成図である。
【図2】第1実施例の平ベルトの接触状態を示す斜視図
である。
【図3】実施例の制御系を示すブロック図である。
【図4】第2実施例の記録装置を示す概略構成図であ
る。
【符号の説明】
1、60 記録装置 6 感光ドラム 9、63 平ベルト 21 記録媒体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の感光ドラムを回転させ、それぞれ
    の感光ドラムに付着したトナーを、走行する記録媒体に
    転写して印刷を行う記録装置において、 前記複数の感光ドラムの外周面をそれぞれ同量移動させ
    る単一の駆動伝達手段を設けたことを特徴とする記録装
    置。
  2. 【請求項2】 前記単一の駆動伝達手段は無端状のベル
    トである請求項1記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記ベルトは前記複数の感光ドラムのト
    ナー付着範囲外の外周面に接触する請求項2記載の記録
    装置。
  4. 【請求項4】 前記ベルトは平ベルトである請求項2ま
    たは請求項3記載の記録装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の感光ドラムを前記平ベルトで
    挟持する請求項2、請求項3、または請求項4記載の記
    録装置。
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