JPH0731922Y2 - 棒材供給機 - Google Patents

棒材供給機

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JPH0731922Y2
JPH0731922Y2 JP1989028762U JP2876289U JPH0731922Y2 JP H0731922 Y2 JPH0731922 Y2 JP H0731922Y2 JP 1989028762 U JP1989028762 U JP 1989028762U JP 2876289 U JP2876289 U JP 2876289U JP H0731922 Y2 JPH0731922 Y2 JP H0731922Y2
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bar
vibration
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roller
rollers
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JP1989028762U
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JPH02122702U (ja
Inventor
智吉 有坂
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株式会社アルプスツール
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、旋盤等の加工機に細長い棒材を供給するとと
もに加工時に回転する棒材を支承する棒材供給機に関す
る。
〔従来の技術〕
旋盤等の加工機に細長い棒材を供給するとともにこの棒
材を回転させる場合、棒材はその回転運動等により振動
が発生する。この供給棒材の振動を抑制するため種々の
振止め装置を設けた棒材供給機が提案されており、例え
ば第7図に示されるような3点ローラの振止め装置があ
る。
この装置は同一平面上に設けられた3本の挟持ローラ9
1,92,93を有しており、この3本の挟持ローラによって
供給される棒材7の外周面を3点で挟持するようになっ
ている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、この機構では、3本の挟持ローラ91,92,
93を中心点に向けてそれぞれ移動させた場合、これらが
互いに接触、干渉してしまうので、ある一定棒材径以下
の大きさの棒材7は挟持できないという不都合が生じ
る。
また、一般に、棒材7の振止め装置には防振機構が設け
られており、第7図に示されるような挟持ローラのタイ
プのものでは、通常、ローラ91,92,93にそれぞれ連結さ
れる回動アーム(図示しない)基部付近にそれぞれ個別
に防振部材が取り付けられている。
しかしながら、この機構では対防振性は充分であるとは
いえず、時として加工機の加工精度に悪影響を及ぼすこ
とがある。
また、加工機として主軸移動型旋盤を用いる場合や、6
角材、4角材等を回転させる場合において、棒材をクラ
ンプするのではなく、棒材に少し隙間をもたせたローラ
配置にする機構を備えることも要望されている。
本考案は、このような実情に鑑み創案されたものであ
り、その目的は、すべての棒材径に対応でき、しかも防
振性に優れた振止め装置を有する棒材供給機を提供する
ことにある。また、加工機として主軸移動型旋盤を用い
る場合や、6角材、4角材等を供給棒材として用いる場
合にも、容易に対応できる棒材供給機を提供することに
ある。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するために、本考案は、旋盤等の加工機
に細長い棒材を供給するとともに、加工時に回転する棒
材を支承する振止め装置を有する棒材供給機において、
前記振止め装置は、棒材供給路に沿って立設された支持
体ベースと、この支持体ベースに連接された振動吸収体
と、この振動吸収体を介し前記支持体ベースの側面に縦
向きに連接される略コ字形のローラ取付けブロックと、
このブロックの素通しの中央部で棒材を挟持するため、
棒材進行方向に対して異なる垂直面にそれぞれ配置され
かつ前記ブロックの側面にリンクを介し回動可能に支持
された少なくとも2組の対向ローラを備えるように構成
する。
〔作用〕
本考案は、支持体ベースとローラ取付けブロックとの間
に振動吸収体を介在させ、しかも、少なくとも2組の対
向ローラを棒材進行方向に対して異なる垂直面にそれぞ
れ設けるように構成するので、棒材供給機に備えられた
振止め装置はすべての棒材径に対応でき、しかもローラ
から伝達される振動を従来のものと比べて、ほぼ完璧に
吸収抑制することとができる。これにより、棒材を安定
に回転支承し、極めて安定した加工をおこなわせること
ができる。
また、加工機として主軸移動型旋盤を用いる場合や、6
角材、4角材等を回転させる場合において、棒材をクラ
ンプするのではなく、棒材に少し隙間をもたせたローラ
配置にすることが可能になり、棒材のスライド移動やロ
ーラの振動防止が容易に達成できる。
さらに、ローラ取付けブロックが略コ字形とされ、ロー
ラが該ブロックの回りに配置されていることから、棒材
を棒材供給機のサイドすなわち棒材進行方向に平行な位
置から棒材供給機内に送り込むことができる。
〔実施例〕
以下、本考案に係る棒材供給機の実施例を第1図乃至第
6図を参照して説明する。
第1図および第2図は、それぞれ本考案の棒材供給機1
の正面図および側面図を示す。
棒材供給機1は、メインフレーム2と、棒材を加工機に
送り込むための棒材供給部3と、棒材の振動を吸収する
とともに棒材を支える振止め部Sを有しており、この振
止め部Sには本実施例の場合、5個の振止め装置10が備
えてある。
そして、棒材は図面の左方から右方に押し込まれてい
き、右端に設けられた図示しない旋盤等によって棒材先
端の所定の加工がなされるようになっている。
前記棒材供給部3は、公知の機構をなし、例えば、図示
しない送り出し用モータと、この送り出しモータにより
駆動される送り出し用チェーンと、送り出しチェーンに
取り付けられ棒材を旋盤等の加工機側に送り込むための
フィードパイプ等を備えている。フィードパイプはその
先端に棒材の後端端面を把持して、加工機側(右方)に
送り込むフィンガーチャックを有している。
なお、加工される棒材7は、第2図に示されるように、
材料棚5に複数本ストックされており、1本の棒材7の
加工が完了すると順次、本考案の機械に供給されるよう
になっている。
第3図乃至第5図には、それぞれ、本考案の要部である
振止め装置10の正面図、平面図、側面図が示される。
これらの図において振止め装置10は、棒材供給路に沿っ
て立設された支持体ベース85と、この支持体ベース85の
側面の4カ所に連接され棒材7の振動を吸収防止する振
動吸収体80、80、80、80と、この4つの振動吸収体80に
連接されるローラ取付けブロック82と、このブロック82
に取り付けられ、棒材7を挟持するため、棒材進行方向
に対して異なる垂直面にそれぞれ設けられた2組の対向
ローラ21a,21bおよび41a,41bを備えている。
振止め装置10について、さらに詳細に説明する。
上述のように1組の対向ローラ21a,21bは棒材進行方向
に対し略同一の垂直平面上にあり、第3図に示されるよ
うに、上方のローラ21aは、第1リンク部材35の一方端
に回転自在に取り付けられており、他端は連結ピン34に
よって第2リンク部材30の一方端と連結している。しか
も、前記第1リンク部材35の略中央部には支点ピン33が
挿通、部材33と固定されており、このピン33を中心にし
て第1リンク部材35は回動、ひいてはローラ21aが回動
するようになっている。そしてこの回動駆動源として第
1リンク部材35の左方にはシリンダ50のシリンダロッド
が連結されている。
この第1リンク部材35に連結される上記第2リンク部材
30の下端は、第3リンク部材32の一方端と連結ピン31に
よって連結されており、この第3リンク部材32の他端に
は、支点ピン36が挿通、部材32と固定されており、この
支点ピン36を中心に第3リンク部材32が回動、ひいては
ローラ21bが回動するようになっている。
このローラ21bと前記ローラ21aとで一組の対向ローラを
形成する。
前記支点ピン33,36の他端には、それぞれ歯車44a,44bが
嵌着されており、これらの歯車44a,44bにはそれぞれ歯
車43a,43bが噛合されている。そして、歯車43a,43bに
は、それぞれリンクたる回動アーム45a,45bの一端が固
定されており、アーム45a,45bの他端にはそれぞれロー
ラ41a,41bが回転自在に取り付けられている。このロー
ラ41a,41bによって1組の対向ローラが形成され、この
ものは、前記1組の対向ローラ21a,21bとは異なる平面
上に位置する。
回動アーム45a,45bの回動運動駆動源も前記エアーシリ
ンダ50から取られており、エアーシリンダ50の前進スト
ロークによってリンク部材32,35を介して支点ピン33,36
が回動し、これに伴い歯車43a,44a、43b,44bが回動し、
最終的に回動アーム45a,45bが回動するようになってい
る。
上述の一連のローラ21a、21b,41a,41b、リンク部材30、
32、35、歯車43a,44a,43b,44b等は前記支点ピン33,36を
介してローラ取付けブロック82に連結されている。この
ローラ取付けブロック82は4つの防振ゴム等からなる振
動吸収体80を介して支持体ベース85に4点で連結されて
おり、これによりこのブロック82に取り付けられたもの
に伝わる振動は全て振動吸収体80によって吸収されるよ
うになっている。
なお、シリンダ50の後端部は調節板88を介してローラ取
付けブロック82の下部に取り付けられており、調節板88
に設けられた長穴88a,88bを用いてシリンダ50の取付け
位置を調整することによって、4つのローラ21a,21b,41
a,41bで挟持できる径を任意に調節できるようになって
いる。これによって、加工機として主軸移動型旋盤を用
いる場合や、6角材、4角材等を回転させる場合におい
て、棒材をクランプするのではなく、棒材に少し隙間を
もたせたローラ配置にすることが可能になり、棒材のス
ライド移動やローラの振動防止が容易に達成できる。
なお、前記調整板88によらず、シリンダ50のロッドスト
ロークを付き当て板等によって規制しても、同様な効果
が得られる。
ローラ21a,21b,41a,41bの材質は、合成ゴム等を使用し
て硬度を落とす(HB25〜40)ことによって6角材、4角
材等を棒材として使用した場合でも、振動、騒音、発熱
等にも十分対処できる。
なお、本考案に用いられる、振止め装置10の設置数には
制限がない。
また、振止め装置を棒材供給機の加工機側の少なくとも
2カ所に設け、いずれかの振止め装置内を、棒材を把持
したフィードパイプが通過する場合に他の振止め装置に
より棒材またはフィードパイプを挟持し、振動を吸収す
るようにしてもよい。
次に、振止め装置10の動作について説明する。
シリンダ50が作動してロッドが伸長すると、振止め装置
10は、第3図に示される状態から第6図に示される状態
に変化し、棒材7は4つのローラ21a,21b,41a,41bによ
って挟持される。
すなわち、シリンダ50が作動してロッドが伸長するに伴
い、第1リンク部材35は支点ピン33を中心に時計方向に
回動し、一方、第3リンク部材32は支点ピン36を中心に
時計方向に回動する。これにより、棒材7は、一組の対
向ローラ21a,21bによって挟持される。
前記第1リンク部材35および第3リンク部材32の回動と
同時に、支点ピン33、36も回動する。これに伴い歯車43
a,44a、43b,44bも回動し、これによって他の一組の対向
ローラ41a,41bも回動アーム45a,45bを介して反時計方向
に回動し、棒材7の外周面を挟持する。
供給棒材7が振動を発生したとしても、支持体ベース85
とローラ取付けブロック82との間には、4個の振動吸収
体80が介在されているので、棒材7の振動は支持体ベー
ス85側には伝達されない。
一方、シリンダ50のロッドが後退するとローラ21a,21b,
41a,41bによる棒材7の挟持は解除され第3図に状態に
至る。
以下、本考案の棒材供給機1の動作について説明する。
供給棒材7はフィードパイプにより把持され、棒材供給
部により加工機側へ送り出される。
次に、所定供給位置に達すると棒材供給部は供給を停止
し、フィードパイプは棒材を挟持したまま振止め装置に
より回転支承され、加工機により加工される。
〔考案の効果〕
本考案によれば、棒材進行方向に対して異なる垂直面に
それぞれ配置されかつローラ取付けブロックの側面にリ
ンクを介し回動可能に支持された少なくとも2組の対向
ローラで棒材を挟持するので、棒材供給機において振止
め支承する場合にすべての棒材径に対応できる。また、
ローラ取付けブロックは略コ字形に形成されその素通し
内で棒材を受けるようになっているので、棒材を棒材供
給機の長さ方向に沿ったサイド側から棒材供給機内に送
り込むようにして棒材供給機の後方に棒材を送り込むた
めの長いスペースを省略することができ、また棒材供給
機内に転がり落ちる棒材をブロック内に止めてローラ間
で適正に挟持することができる。また、6角材、4角材
等を支承する場合において、棒材をクランプするのでは
なく、棒材に少し隙間をもたせたローラ配置にすること
が可能になり、棒材供給機において棒材のスライド移動
やローラの振動防止が容易に達成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の棒材供給機の正面図、第2図はその側
面図、第3図は本考案の棒材供給機に装備される振止め
装置の正面図、第4図および第5図はそれぞれ、第3図
の平面図および側面図、第6図は振止め装置の動作説明
図、第7図は従来の3点式振止め装置の概略ローラ配置
図である。 1…棒材供給機、2…メインフレーム、10…振止め装
置、21a,21b…ローラ、30…第2リンク部材、31,34…連
結ピン、32…第3リンク部材、33…固定支点ピン、35…
第1リンク部材、36…固定支点ピン、41a,41b…ロー
ラ、43a,44a、43b,44b…歯車、45a,45b…回動アーム、5
0…エアーシリンダ、80…振動吸収体、82…ローラ取付
けブロック、85…支持体ベース。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】旋盤等の加工機に細長い棒材を供給すると
    ともに、加工時に回転する棒材を支承する振止め装置を
    有する棒材供給機において、前記振止め装置は、棒材供
    給路に沿って立設された支持体ベースと、この支持体ベ
    ースに連接された振動吸収体と、この振動吸収体を介し
    前記支持体ベースの側面に縦向きに連接される略コ字形
    のローラ取付けブロックと、このブロックの素通し内で
    棒材を挟持するため、棒材進行方向に対して異なる垂直
    面にそれぞれ配置されかつ前記ブロックの側面にリンク
    を介し回動可能に支持された少なくとも2組の対向ロー
    ラを備えることを特徴とする棒材供給機。
JP1989028762U 1989-03-14 1989-03-14 棒材供給機 Expired - Lifetime JPH0731922Y2 (ja)

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JPH02122702U JPH02122702U (ja) 1990-10-09
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