JPH0731878U - 織機のカッタ装置 - Google Patents

織機のカッタ装置

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Publication number
JPH0731878U
JPH0731878U JP6049493U JP6049493U JPH0731878U JP H0731878 U JPH0731878 U JP H0731878U JP 6049493 U JP6049493 U JP 6049493U JP 6049493 U JP6049493 U JP 6049493U JP H0731878 U JPH0731878 U JP H0731878U
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JP
Japan
Prior art keywords
cutter
loom
bracket
base
adjustment
Prior art date
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Pending
Application number
JP6049493U
Other languages
English (en)
Inventor
弘志 石原
Original Assignee
日産テクシス株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案の目的は、再取り付けに際し、迅速に
取り付け位置出しができる織機のカッタ装置を提供する
ことである。 【構成】 カッタ本体34を保持し、織機における取り
付け位置においてカッタ本体34に対して位置調整可能
なブラケット5をカッタ取り付け位置に固定される調整
固定ベース10と、この調整固定ベース10に対し分離
組み立て可能なブラケット本体20とから構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、織機のカッタ装置に関し、さらに詳しくは、機替えなどに際して、 取り外し、組み立てが迅速に行えるようにした織機のカッタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、機替えを行うに際しては、リード、ヘルドフレーム、ワープビームな どを一括して搬出する一方、予め用意されたリード、ヘルドフレームなどを搬送 車により搬入し、取り付けて、調整することが行われている。
【0003】 例えば、図5に示すように、緯糸のカッタ装置51は、リード52に近接して 設けられており、リード52交換に際しては、取り外されるが、この緯糸カッタ 装置51は、織機のステー53上に複数のボルトで堅固に固定されており、機替 えの際にはボルトを緩めてカッタ装置51をステー53上から取り外し、その後 、再取り付けを行い、カッタ位置を調整して元の位置に正確に取り付けている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところでカッタ装置を元の位置に取り付けるのは極めて熟練を要する作業であ る。これには色々な原因があるが、カッタ装置をステーに最終的に取り付ける際 に、ブラケットを長孔を利用して位置調節してボルトで固定するが、このように して位置調節しておいても、機替えに際して取り外してしまうので、再現性がな く、組み立てに際して再び同じようにして調整を繰り返すからである。
【0005】 そこで、本考案の目的は、再取り付けに際し、迅速に取り付け位置出しができ る織機のカッタ装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、カッタ本体をステー側に対して位置調 整可能に取付けるブラケットを有する織機のカッタ装置であって、前記ブラケッ トは織機ステー側のカッタ取り付け位置に位置調整可能に固定される調整固定ベ ースと、この調整固定ベースに対し分離可能なブラケット本体と、該ブラケット 本体を前記調整ベースに対して位置決め固定する手段とからなっていることを特 徴とした。
【0007】
【作用】
本考案にあっては、織機の直接取り付けるブラケットを、織機の取り付け位置 に取り付けたままにする調整固定ベースと、この調整固定ベースに対し分離組み 立て可能なブラケット本体とで構成したので、機替えなどで取り外す場合は、調 整固定ベースを織機の取り付け位置に残しておき、ブラケット本体だけを取り外 せばよいので、その後調整固定ベースとブラケット本体を位置決め固定する手段 にて固定するので、取り付け作業を極めて迅速に行うことができる。また、高度 な調整は不要なので、熟練を必要としない。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の詳細を図示の一実施例により説明する。図1は本考案の実施例 の正面視説明図、図2は同じく平面視説明図、図3はヘルドフレーム取り付け装 置の側面視説明図、図4は同じく正面視説明図、図5は従来例の斜視説明図であ る。
【0009】 本考案の実施例からなる織機のカッタ装置Eは、カッタ本体33を保持し、織 機における取り付け位置においてカッタ本体33に対して位置調整可能なブラケ ット5を有する織機のカッタ装置であって、 前記ブラケット5は、織機のカッタ取り付け位置に固定される調整固定ベース 10と、この調整固定ベース10に対し分離組み立て可能なブラケット本体20 と、この両者を位置決め固定する手段としての位置決めピン14及びボルト24 とからなっていることを特徴とした構成である。
【0010】 本実施例の構成を説明する。1は織機のステーで、本実施例を取り付ける部分 である。このステー1上に調節固定ベースとしてのカッタベースA10が設けら れている。このカッタベースA10は、2本のボルト11によりステー1に固定 されており、長孔12により織機左右方向(図1紙面直角方向)に調整可能にな っている。また、上面にはねじ孔13が設けられており、位置決めピン14が突 設されている。
【0011】 上記カッタベースA10の上に、ブラケット本体としてのカッタベースB20 が取り付けられている。すなわち、カッタベースB20は底面21に直角な取り 付け面22を備えており、上面には上記位置決めピン14が挿入される位置決め 孔23が開けられている。また、上記ねじ孔13に嵌まるボルト24が設けられ ており、このボルト24にはストッパ用カラー25が嵌まっている。また、下面 からはストッパ用カラー24のためのざぐり孔25が設けられている。このざぐ り孔25はカッタベースB20を位置決めピン14にはめる場合にボルト24の 先端部が邪魔にならないように適宜な長さ上方に逃げられるようにするためのも ので、また、不用意な紛失を防止する効果もある。なお、カッタベース10と、 カッタベース20とでブラケット5を構成している。
【0012】 取り付け面22には、カッタベースC30が取り付けられており、長孔により 織機前後方向(図1左右方向)の位置調節ができるようになっている。このカッ タベースC30には、取り付け面22に直角な取り付け面31を備えており、こ の取り付け面31には、電磁駆動部材32によりカッタ33を作動させる電磁カ ッタ34が取り付けられている。このカッタ34はカッタベースC30に設けた 長孔35により、上下方向(図1上下方向)の調節ができる。
【0013】 さて、本実施例の実施態様を説明すると、本カッタ装置Eを織機に取り付ける には、本考案にあっては、織機に直接取り付けるブラケット5を、織機の取り付 け部に取り付けたままにする調整固定ベース(カッタベースA)10と、ブラケ ット本体(カッタベースB)20とに分離可能に構成したので、機替えなどで取 り外す場合は、調整固定ベース10を織機の取り付け部に残しておき、ブラケッ ト本体20だけを取り外せばよいので、取り付け組み立て作業を極めて迅速に行 うことができる。また、高度な調整は不要なので、熟練を必要としない。最初に 取り付けを行う場合は、まず、カッタベースA10、カッタベースB20、カッ タベースC30を一体に構成したものに電磁カッタ34を取り付け、カッタ33 の上下方向、前後方向を調整し、ステー1上に載置し、織機左右方向の位置調節 をカッタベースA10で行い、最後にボルト11を締めて取り付け完了にする。
【0014】 次ぎに機替えなどにより、このカッタ装置Eを取り外す場合は、ボルト24を 緩めて、ブラケット本体(カッタベースB)20を調節固定ベース(カッタベー スA)10から分離して外し、取り出せばよい。この際カッタベースA10は絶 対に外さない。そして、再度取り付けの場合は、カッタベースA10にカッタベ ースB20を嵌めてボルトで締めればよい。
【0015】 なお、本実施例のように位置決めピンを用いて位置決めを行う場合は、ピンに より取り付け強度が増すので、ボルトなどの締め付け部材を減らすことができる 。作業性はさらに向上する。
【0016】 次に、機替えに関連して、ヘルドフレームの取り外しと位置調節に付き説明す る。従来は、一般にヘルドとの多数の案内溝を備えたヘルドガイドを、ガイドシ ャフトに沿って移動させ、直接ヘルドフレームとの位置調節を行っていた。従っ て、ヘルドフレームの取り外しに際しては、大幅に位置が変わるので、再び新規 に調節を行う必要があった。図3、図4はヘルドフレームの取り付け調整を迅速 に行えるようにしたものである。
【0017】 図3において、ヘルドガイドブラケットシャフト41にヘルドガイドブラケッ ト42が止めねじ43により位置調節自在に固定されている。このヘルドガイド ブラケット42には、上下端部に、多数の案内溝を備えたヘルドガイド本体44 が長孔により位置調節自在に取り付けられている。また、ヘルドガイドブラケッ トシャフトの端面には、ストッパプレート45が取り付けられている。
【0018】 そこで、ヘルドフレームの取り付けに際しては、ヘルドガイドブラケット42 をヘルドガイドブラケットシャフト41に挿通し、ストッパプレート45を取り 付けてヘルドガイドブラケット42をストッパプレート45に当接し、止めねじ 43で固定し、この位置を基準位置とする。それからヘルドガイド本体44を長 孔を利用して、進退させ、ヘルドフレームとの最終的な調整を行う。
【0019】 また、機替えに際しては、止めねじ43を緩めて、ヘルドガイドブラケット4 2を後退させ、ヘルドガイド本体をヘルドフレームから離間させ、ヘルドフレー ムを取り出す。そして、再びヘルドフレームを取り付けた後、まず、ヘルドガイ ドブラケット42をストッパプレート45に当接させて基準位置にセットし、ヘ ルガイドブラケット42を止めねじ43で固定する。それからヘルドガイド本体 44をヘルドフレームに対して最終調整を行う。
【0020】 上述したように、ストッパプレートを調整の基準位置とすることにより、わず かな調整ですむので、機替え作業などの作業性を大幅に向上させることができる 。
【0021】
【考案の効果】
以上詳述したように、本考案にあっては、織機に直接取り付けるブラケットを 、織機の取り付け部に取り付けたままにする調整固定ベースと、ブラケット本体 とに分離可能に構成し、更にこの両者を位置決め固定する手段で構成したので、 機替えなどで取り外す場合は、調整固定ベースを織機の取り付け部に残しておき 、ブラケット本体だけを取り外し、取付けに際しては位置決め固定手段で再現性 よく極めて迅速に行うことができる。また、高度な調整は不要なので、熟練を必 要としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の正面視説明図である。
【図2】同じく平面視説明図である。
【図3】ヘルドフレーム取り付け装置の側面視説明図で
ある。
【図4】同じく正面視説明図である。
【図5】従来例の斜視説明図である。
【符号の説明】
5 ブラケット 10 調整固定ベース(カッタベースA) 14 位置決めピン(位置決め固定手段) 20 ブラケット本体(カッタベースB) 24 ボルト(位置決め固定手段) 34 カッタ本体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カッタ本体をステー側に対して位置調整
    可能に取付けるブラケットを有する織機のカッタ装置で
    あって、 前記ブラケットは織機ステー側のカッタ取り付け位置に
    位置調整可能に固定される調整固定ベースと、この調整
    固定ベースに対し分離可能なブラケット本体と、該ブラ
    ケット本体を前記調整ベースに対して位置決め固定する
    手段とからなっていることを特徴とした織機のカッタ装
    置。
JP6049493U 1993-11-10 1993-11-10 織機のカッタ装置 Pending JPH0731878U (ja)

Priority Applications (1)

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JP6049493U JPH0731878U (ja) 1993-11-10 1993-11-10 織機のカッタ装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP6049493U JPH0731878U (ja) 1993-11-10 1993-11-10 織機のカッタ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0731878U true JPH0731878U (ja) 1995-06-16

Family

ID=13143910

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JP6049493U Pending JPH0731878U (ja) 1993-11-10 1993-11-10 織機のカッタ装置

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