JPH07318749A - 光導波路と光ファイバの調心方法 - Google Patents

光導波路と光ファイバの調心方法

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JPH07318749A
JPH07318749A JP13131194A JP13131194A JPH07318749A JP H07318749 A JPH07318749 A JP H07318749A JP 13131194 A JP13131194 A JP 13131194A JP 13131194 A JP13131194 A JP 13131194A JP H07318749 A JPH07318749 A JP H07318749A
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久治 柳川
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健男 清水
Shiro Nakamura
史朗 中村
Kazunori Senda
和憲 千田
Akira Morinaka
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 対向する光導波路と光ファイバとの組み合わ
せごとの光損失が許容限界値に対して余裕があるように
調心する。 【構成】 光導波路13と光ファイバ4を対向し、対向す
る光導波路13と光ファイバ4の組み合わせを組み合わせ
ポートとし、調心開始時に各組み合わせポートのうち光
損失の許容限界値を越えた光損失量が最大、もしくは、
許容限界値に対する余裕度が最小となるポートを選択す
る比較損失量最大ポート選択動作を行い、そのポートが
調心位置となるように仮調心動作を行った後、再び比較
損失量最大ポート選択動作により第2のポートを選択
し、第2のポートの調心位置を求め、その調心位置から
の第2のポートのずれ量に基づいて最適微動量決定動作
により光損失量の許容限界値に対する余裕度の最小値が
最大となる微動量を求めて、その微動量分だけファイバ
配列具5を光導波路チップ1に対して相対移動して光導
波路13と光ファイバ4を一括調心する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバ通信や光セ
ンサシステムに用いられる光導波路と光ファイバの調心
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバ通信や光センサシステムに用
いられる光デバイスとして、光導波路デバイスがあり、
光導波路デバイスは光の分配、スイッチングなどの様々
な機能を有している。光導波路デバイスは、例えば、図
5に示すように、光導波路部品である光導波路チップ1
の両端側に、光ファイバ2を複数配列した光ファイバ配
列部品であるファイバ配列具3と、光ファイバ4を複数
配列したファイバ配列具5とを設けて形成されている。
光導波路チップには、図6に示すように、方向性結合器
として機能する光導波路13などの複数の光導波路が配列
されており、光導波路チップ1の光導波路13とファイバ
配列具3,5の光ファイバ2,4とを光接続し、例え
ば、光ファイバ2側を光の入力側とし、光ファイバ2側
から入力した光を導波路チップ1の光導波路を介して光
ファイバ4側に光を入射し、光ファイバ4側から出力す
るようにしている。なお、光導波路チップ1の光導波路
としては、図6に示した光導波路13以外にも、仕様に応
じて様々なパターンの光導波路がある。
【0003】光導波路デバイスを作製するときには、光
ファイバ配列具3,5に配列した光ファイバ2,4と、
光導波路チップ1に配列した光導波路13とを調心する必
要があり、図6には、光導波路チップ1の光導波路13と
光ファイバ配列具5の光ファイバ4a〜4dの調心装置
の一例の要部構成が示されている。なお、同図におい
て、光導波路チップ1の光導波路13と光ファイバ配列具
3の光ファイバ2a〜2dは既に調心されており、光フ
ァイバ配列具3と光導波路チップ1は接着剤6により固
定されている。
【0004】図6において、光ファイバ配列具3の光フ
ァイバ2aには光源8aが接続されており、光源8aか
ら出射した光は光ファイバ2aに入射し、光ファイバ2
aから光導波路チップ1の光導波路13の一方側の端面10
aに入射し、光導波路13を通って主に他方側の端面7a
から出射されるようになっている。光ファイバ配列具3
の光ファイバ2dには光源8dが接続されており、光源
8dからの光は、上記と同様に、光ファイバ2dを介し
て光導波路13の端面10d側から光導波路13に入射して主
に端面7dから出射されるようになっている。
【0005】光導波路チップ1に対向して光ファイバ配
列具5が配置されており、光導波路チップ1の光導波路
13と光ファイバ配列具5の各光ファイバ4a〜4dが対
向するようになっており、光ファイバ配列具5は微動ス
テージ19に固定されている。光ファイバ配列具5は、こ
の微動ステージ19の働きにより光ファイバ配列具5の光
軸(図のZ軸方向)に垂直なX方向と、Y方向(図の紙
面に対して垂直な方向)に微動できるように構成されて
おり、微動ステージ19は図示されていない駆動機構によ
り微動制御されるようになっている。
【0006】光ファイバ配列具5の光ファイバ4a,4
dには、それぞれ、光パワーメータ9a,9dが接続さ
れており、光パワーメータ9a,9dは、それぞれ、光
ファイバ4a,4dに通されて光ファイバ4a,4dの
各出射側端面側から出射される光強度を検出するように
なっている。
【0007】以上のように構成されている調心装置によ
り光導波路チップ1の光導波路13と光ファイバ配列具5
の光ファイバ4a〜4dとを一括調心するときには、ま
ず、光源8a側から一定の強度の光を照射したときに、
光ファイバ2aと光導波路チップ1の光導波路13を介し
て光導波路13の端面7aから出射される光の強度を予め
測定しておき、同様に、光源8d側から入射して光導波
路13の端面7dから出射される光の強度も予め測定して
おく。
【0008】次に、光ファイバ配列具5と微動ステージ
19を同図の矢印のように移動させて、光導波路13の端面
7a〜7dと光ファイバ配列具5の光ファイバ4a〜4
dの端面15a〜15dとをそれぞれ対向させ、光導波路13
の端面7a側からの光を光ファイバ4aの端面15aに入
射し、光ファイバ4aから出射される光強度をパワーメ
ータ9aにより測定し、同様に、光導波路13の端面7d
側からの光を光ファイバ4dの端面15dに入射し、光フ
ァイバ4dから出射される光強度をパワーメータ9dに
より測定する。
【0009】そして、次式(1),(2)により、光導
波路13の端面7aと光ファイバ4aの端面15a間での光
の損失Laと、光導波路13の端面7dと光ファイバ4d
の端面15d間での光の損失Ldを求める。
【0010】La=Paref−Pa・・・・・(1)
【0011】Ld=Pdref−Pd・・・・・(2)
【0012】なお、Paref,Pdrefは、それぞれ、予め
測定した光導波路13の端面7a,7dから出射される光
強度、Pa,Pdは光パワーメータ9a,9dにより検
出される光ファイバ4a,4dからの出射光の強度であ
る。
【0013】そして、上記Laの値とLdの値を比較
し、Laの値とLdの値とが共にできるだけ小さくなる
ように、微動ステージ19により光導波路チップ1に対し
て光ファイバ配列具5を相対微動し、調心を行ってい
た。なお、微動ステージ19を光導波路チップ1側に設け
たり、光導波路チップ1側と光ファイバ配列具5側の両
方に設けることもある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例え
ば、図4に示すように、光ファイバ配列具5の光ファイ
バ4a〜4dの端面15a〜15dは、端面15aと端面15d
とを結んだ直線A上に配列しているとは限らず、端面15
bと端面15cが直線Aから大きくずれているようなこと
があり、同様に、光導波路チップ1の光導波路13の端面
7a〜7dも一直線上に配列しているとは限らないため
に、光導波路チップ1の光導波路13と光ファイバ配列具
5の光ファイバ4a〜4dとを調心する際に、上記のよ
うに、光導波路13の両端側の端面7a,7dと光ファイ
バ配列具の両端側の光ファイバ4a,4dの端面15a,
15dの光の損失La,Ldとができるだけ小さくなるよ
うに調心を行っても、光導波路13の端面7b,7cと光
ファイバ配列具5の光ファイバ4b,4cの端面15b,
15cとが大きくずれてしまい、その結果、光導波路13と
光ファイバ4a〜4dとの一括調心が正確に行われず
に、光導波路13と光ファイバ4a〜4dとの光損失が異
常に大きくなってしまうことがあるといった問題があっ
た。
【0015】また、光導波路デバイスは、光源からの光
を光ファイバ2a〜2d、光導波路13、光ファイバ4a
〜4dの順にそれぞれ伝播させる際の光損失の許容限界
値、すなわち、光導波路デバイスを製品として用いるた
めに許される光損失の最大値が対向する光ファイバと光
導波路との組み合わせごとに予め設定されていることが
殆どであり、例えば、光ファイバ2a、光導波路13、光
ファイバ4aの順に伝播していく光の損失の許容限界値
は4dBに設計し、光ファイバ2b、光導波路13、光フ
ァイバ4bの順に伝播していく光の損失の許容限界値は
6dBに設計し、光ファイバ2c、光導波路13、光ファ
イバ4cの順に伝播していく光の損失の許容限界値は3
dBに設計するといたように、光を伝播させる光ファイ
バと光導波路との組み合わせによって異なることが多
い。
【0016】しかしながら、上記のような調心方法によ
れば、光導波路13と各光ファイバ4a〜4dの組み合わ
せごとには調心が行われずに、光ファイバ2a、光導波
路13、光ファイバ4aの順に伝播した光の強度と、光フ
ァイバ2d、光導波路13、光ファイバ4dの順に伝播し
た光の強度しか検出しないで調心が行われるために、光
ファイバ2a〜2dと光導波路13と各光ファイバ4a〜
4dの組み合わせごとの光の損失が許容限界値を越えて
いるのかどうかといったことや、もし越えるときには許
容限界値をどれだけ越えているのかどうかといったこと
が分からずに、例えば、光ファイバ2a〜2dと光導波
路13と光ファイバ4a〜4dとの組み合わせのうち、光
ファイバ2b、光導波路13、光ファイバ4bと順に伝播
する光の損失が前記許容限界値を大幅に越えた状態のま
まで前記のように光接続を行ってしまい、その結果、光
導波路デバイスが製品として用いることができないとい
ったこともあった。
【0017】本発明は、上記従来の課題を解決するため
になされたものであり、その目的は、光導波路部品に配
列した複数の光導波路と光ファイバ配列部品に配列した
複数の光ファイバとを一括して調心する際に、対向する
光導波路と光ファイバとの組み合わせごとの光損失を求
めることができ、各組み合わせごとに与えられた光損失
の許容限界値を越えないようにし、かつ、光損失の許容
限界値に対する余裕度ができるだけ大きくなるように光
導波路と光ファイバとを調心することができる光導波路
と光ファイバの調心方法を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は次のように構成されている。すなわち、本
発明は、光導波路部品に配列した複数の光導波路と、光
ファイバ配列部品に配列した複数の光ファイバとを対向
配置し、対向する各光導波路と各光ファイバとを一括し
て調心する光導波路と光ファイバの調心方法であって、
対向する光導波路と光ファイバの組み合わせを組み合わ
せポートとし、予め各組み合わせポートごとの光損失の
許容限界データを与えておき、調心開始時に、光導波路
部品と光ファイバ配列部品を対向させたときの各組み合
わせポートごとの光損失を求めて求めた光損失データと
前記許容限界データとを各組み合わせポートごとに比較
し、各組み合わせポートのうち光損失値が許容限界値を
越える組み合わせポートがあるときには許容限界値を越
えた光損失量が最大となる組み合わせポートを選択し、
光損失値が許容限界値を越える組み合わせポートがない
ときには光損失の許容限界値に対する余裕度が最小とな
る組み合わせポートを選択する比較損失量最大ポート選
択動作を行い、該比較損失量最大ポート選択動作により
選択した組み合わせポートを第1のポートとし、然る後
に前記第1のポートが調心位置となるように前記光導波
路部品と光ファイバ配列部品とを相対移動する仮調心動
作を行い、然る後に再び比較損失量最大ポート選択動作
を行い、該比較損失量最大ポート選択動作により選択し
た組み合わせポートを第2のポートとし、然る後に該第
2のポートと前記第1のポートが同一組み合わせポート
のときには光導波路と光ファイバとの調心を終了し、第
1のポートと第2のポートが異なる組み合わせポートの
ときには第2のポートの調心位置を求め、その調心位置
からの第2のポートのずれ量を光導波路と光ファイバの
光軸に直交するX−Y平面のX方向とY方向について求
め、求めたX方向およびY方向のずれ量に基づいてX方
向およびY方向のずれ量以下の微動量だけ光導波路部品
と光ファイバ配列部品とを相対移動したときの各組み合
わせポートごとの光損失データを逐次求め、求めた光損
失データと前記許容限界データとを比較して光損失量の
許容限界値に対する余裕度の最小値が最大となるX方向
の微動量とY方向の微動量を求める最適微動量決定動作
を行い、該最適微動量決定動作により求めたX方向およ
びY方向の微動量だけ光導波路部品と光ファイバ配列部
品を相対移動させて調心することを特徴として構成され
ている。
【0019】また、前記調心開始時に行う比較最大ポー
ト選択動作は、光導波路および光ファイバの各軸ずれ検
査データに基づいて行うこと、仮調心動作を行う代わり
に、コンピュータシュミレーションにより第1のポート
が調心位置となるように光導波路部品と光ファイバ配列
部品とを相対移動させたと仮定して該相対移動後の各組
み合わせポートごとの光損失を推定し、該推定値に基づ
いて第2のポートを選択すること、最適微動量決定動作
はコンピュータシュミレーションにより行うことも本発
明の特徴的な構成とされている。
【0020】さらに、前記最適微動量決定動作の後に、
該最適微動量決定動作により求めたX方向およびY方向
の微動量だけ光導波路部品と光ファイバ配列部品とを相
対移動させたと仮定したときの各組み合わせポートごと
の光損失を推定する光損失推定動作を行い、然る後に前
記X方向およびY方向の微動量だけ光導波路部品と光フ
ァイバ配列部品とを相対移動させて微動後の光損失を測
定し、該光損失測定値と前記光損失推定動作により推定
した光損失の推定値とを各組み合わせポートごとに比較
し、各組み合わせポートのうち光損失測定値と光損失推
定値との差が予め与えられた値より大きいと判断された
組み合わせポートを異常ポートと判断して異常信号を出
力することも本発明の特徴的な構成とされている。
【0021】
【作用】上記構成の本発明において、調心開始時の比較
損失量最大ポート選択動作により光導波路部品と光ファ
イバ配列部品とを対向させたときの光損失量の許容限界
値を越えた光損失量が最大となる、もしくは、許容限界
値を越えないまでも許容限界値に対する余裕度が最小と
なる第1のポートが選択され、第1のポートが調心位置
となるように仮調心動作が行われ、その後、再び比較損
失量最大ポート選択動作により許容限界値を越えた光損
失量が最大となる、もしくは、許容限界値に対する余裕
度が最小となる第2のポートが選択され、第2のポート
の調心位置が求められ、その調心位置からの第2のポー
トのずれ量に基づいて最適微動量決定動作により光損失
量の許容限界値に対する余裕度の最小値が最大となる微
動量が求められ、その微動量分だけ光導波路部品と光フ
ァイバ配列部品との相対移動が行われて、各組み合わせ
ポートごとに与えられた許容限界値に対する余裕度がで
きるだけ大きくなるように光導波路と光ファイバの調心
が行われる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。なお、本実施例の説明において、従来例と同一名
称部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
図1には、本発明に係る光導波路と光ファイバの調心方
法により調心を行う調心装置の一実施例の要部構成が示
されている。本実施例の調心装置が従来例と異なる特徴
的なことは、光ファイバ2a〜2dのそれぞれに光源8
a〜8dを接続し、光ファイバ4a〜4dのそれぞれに
光パワーメータ9a〜9dを接続し、さらに、光導波路
チップ1と微動ステージ19と光パワーメータ9a〜9d
とをパーソナルコンピュータ18に接続し、パーソナルコ
ンピュータ18により微動ステージ19を制御して光導波路
13と光ファイバ4a〜4dを一括調心するようにしたこ
とであり、その際に、光導波路チップ1と光ファイバ配
列具5を対向したときの、対向する光導波路13と光ファ
イバ4a〜4dを組み合わせポートとして各組み合わせ
ポートごとの光損失を求め、各組み合わせポートごとの
光損失の許容限界データと比較しながら調心を行うよう
になっている。なお、図1では、光導波路チップ1の端
面11とファイバ配列具5の端面12との間隔が広くなって
いるが、実際には、端面11,12間はできるだけ近接する
ようにする。
【0023】また、光源8aから照射する光は光源8b
から照射する光とは異なる波長の光とし、光源8cから
照射する光は光源8dから照射する光とは異なる波長の
光とするか、あるいは、光源8a〜8dから同一波長の
光を照射するときには、時分割して光ファイバ2a〜2
dに入射させるようにしており、そのようにすること
で、例えば、光源8aから光ファイバ2aを伝播した光
が光導波路13の端面7a側に伝播し、そのとき、光源8
bから光ファイバ2bを伝播した光も光導波路13の端面
7a側に伝播しても、それらの光が端面7a側で混信し
ないようにしている。
【0024】パーソナルコンピュータ18は、光パワーメ
ータ9a〜9dにより検出される光の強度を記録できる
ようになっている。また、パーソナルコンピュータ18に
は、例えば、予め測定する等して求めた、図4に示した
ようなファイバ配列具5の端面12に露出している光ファ
イバ4a〜4dの端面15a〜15d位置のデータ(光ファ
イバ4a〜4dの軸ずれ検査データ)や、光導波路チッ
プ1の端面11に露出している光導波路端面7a〜7d位
置のデータ(光導波路13の軸ずれ検査データ)(図示せ
ず)が入力されており、ファイバ配列具5を微動ステー
ジ19の微動により移動させたときの光導波路13の各端面
7a〜7dと光ファイバ端面15a〜15dの位置を、光導
波路13や光ファイバ4a〜4dの光軸Zに垂直なX−Y
平面上でのX方向、Y方向(紙面に対して垂直な方向)
について記録できるようになっている。
【0025】そして、端面7a〜7dの位置と端面15a
〜15dの位置から、例えば、光導波路13の端面7aと光
ファイバ4aの端面15aとのX方向、Y方向の位置ずれ
を求めることができるようになっており、同様に、光導
波路13の端面7b〜7dと光ファイバ4b〜4dの端面
15b〜15dとの位置ずれをそれぞれ算出できるようにな
っている。
【0026】パーソナルコンピュータ18は、図2に示す
ような調心制御部を有しており、調心制御部は、許容限
界データメモリ部21、各ポート光損失データ測定部22、
各ポート光損失データ演算部33、第1のポート選択部2
3、仮調心動作指令部24、第2のポート選択部25、ポー
ト比較部26、第2のポート調心位置決定部27、微動量決
定部28、最適微動量決定部29、微動ステージ駆動部30、
異常ポート判断部31、異常表示部32を有して構成されて
いる。
【0027】許容限界データメモリ部21には、各組み合
わせポートごとの光損失の許容限界データが入力されて
いる。各ポート光損失データ測定部22は、各組み合わせ
ポートごとの光損失を検出するものであり、例えば、光
源8aから照射した光の強度と、光源8aから照射され
て光ファイバ2a、光導波路13、光ファイバ4aの順に
伝播し、光パワーメータ9aに入射した光の強度とを比
較し、それにより、光源8aから光ファイバ4aに伝播
する光の光損失を測定し、同様に、光源8bから光ファ
イバ4b、光源8cから光ファイバ4c、光源8dから
光ファイバ4dへと伝播する光損失をそれぞれ検出す
る。そして、それらの各データを各組み合わせポートご
との光損失として、第1のポート選択部23に加える。
【0028】第1のポート選択部23は、各ポート光損失
データ測定部22からのデータを受けて、各組み合わせポ
ートごとの光損失データと前記許容限界データメモリ部
21に入力されている各組み合わせポートごとの光損失の
許容限界データとを比較し、各組み合わせポートのう
ち、光損失値が許容限界値を越える組み合わせポートが
あるときには許容限界値を越えた光損失量が最大となる
組み合わせポートを選択し、光損失値が許容限界値を越
える組み合わせポートがないときには許容限界値を越え
ないまでも許容限界値に対する余裕度が最小となる組み
合わせポートを選択する比較損失最大ポート選択動作を
行い、この比較損失量最大ポート選択動作により選択し
た組み合わせポートを第1のポートし、第1のポート選
択結果を仮調心動作指令部24に加える。
【0029】仮調心動作指令部24は、第1のポート選択
部23の結果を受けて、第1のポート選択部23により選択
された第1のポートが調心位置となるように、光導波路
チップ1とファイバ配列具5とを相対移動する仮調心動
作を行うものであり、第1のポートの調心位置にファイ
バ配列具5を微動させるように微動ステージ駆動部30に
信号を加え、仮調心動作が終了したときには第2のポー
ト選択部に仮調心動作終了信号を加える。
【0030】微動ステージ駆動部30は、仮調心動作指令
部24からの信号等を受けて微動ステージ19を微動させる
ものであり、仮調心動作指令部24から信号が加えられた
ときには、仮調心動作指令部により決定された微動量だ
け微動ステージ19を微動してファイバ配列具5を微動す
るようにする。
【0031】また、第2のポート選択部25には、各ポー
ト光損失データ測定部22からの信号が加えられるように
もなっており、第2のポート選択部25は、各ポート光損
失データ測定部22により測定される前記仮調心動作終了
後の各組み合わせポートごとの光損失のデータを受け、
そのデータと前記許容限界データメモリ部21に入力され
ている各組み合わせポートごとの許容限界値と比較し、
前記第1のポート選択部23と同様の比較損失量最大ポー
ト選択動作により第2のポートを選択する。
【0032】ポート比較部26は、前記第1のポートと第
2のポートを比較し、第2のポートと第1のポートが同
一組み合わせポートのときには調心動作を終了する調心
動作終了信号を出力し、第1のポートと第2のポートが
異なる組み合わせポートのときには第2のポート調心位
置決定部27に信号を加える。第2のポート調心位置決定
部27は、第2のポート選択部25により選択された第2の
ポートの位置ずれをX方向、Y方向について検出し、第
2のポートの調心位置を決定し、さらに、第2のポート
が調心位置となるようにファイバ配列具5を移動させる
ときのX方向、Y方向の各移動量X2 ,Y2 を検出し、
第2ポート調心微動量X2 ,Y2 として、その値を微動
量決定部28に加える。
【0033】微動量決定部28は、第2のポート調心位置
決定部27の信号を受けて、前記第2ポート調心微動量X
2 ,Y2 に基づいて、絶対値|X2 |の範囲内でX方向
にファイバ配列具5を移動し、絶対値|Y2 |以下の範
囲内でY方向にファイバ配列具5を移動するようにX方
向、Y方向の微動量を決定して最適微動量決定部29にX
方向、Y方向の微動量の値を加える。
【0034】また、最適微動量決定部29には、各ポート
光損失データ演算部33により演算される各組み合わせポ
ートごとの光損失演算値が入力されるようになってい
る。各ポート光損失データ演算部33は、演算回路を有し
ており、まず、前記光導波路13および光ファイバ4a〜
4dの各軸ずれ検査データに基づく光導波路端面7a〜
7dと光ファイバ端面15a〜15dとの位置ずれ量と、光
ファイバ4a〜4dの種類等により演算する。
【0035】すなわち、光導波路13の端面7aと光ファ
イバ4aの端面15aのX方向、Y方向の位置ずれ量がそ
れぞれΔxi ,Δyi とすると、端面7a,15a間での
光損失Li は、次式(3)により求めることができる。
【0036】 Li =K・(Δxi 2 +Δyi 2 )・・・・・(3)
【0037】なお、Kは光ファイバ等の種類や太さ、伝
播する光の波長等により異なるものであり、1.3 μm用
零分散光ファイバに波長1.3 μmの光を伝播させるとき
にはK≒0.18〔dB/μm2 〕となる。
【0038】そして、光源8aからの光が光導波路13の
端面7aまで伝播する間に生じる伝播による光損失の値
をIjiとしたとき、光ファイバ4a側を伝播する光の損
失を無視できると仮定すると、光源8aの光が光パワー
メータ9aまで伝播する間に生じる光損失Ljiは、次式
(4)にて求めることができる。
【0039】 Lji=Iji+Li =Iji+K・(Δxi 2 +Δyi 2 )・・・・・(4)
【0040】なお、光ファイバ4a側を伝播する光損失
が無視できないときには、その光損失の値をLjiに加え
る。
【0041】以上のようにして、光源8aからの光が光
パワーメータ9aまでに伝播する間に生じる光損失を求
めて光導波路13と光ファイバ4aとの組み合わせポート
の光損失とし、同様に、他の組み合わせポートの光損失
も演算により求め、その値を最適微動量決定部29に加え
るのである。
【0042】最適微動量決定部29は演算回路を有してお
り、最適微動量決定部29は、前記微動量決定部28からの
信号を受けて、微動量決定部28で決定したX方向、Y方
向の各微動量だけ微動ステージ19を微動させたときに、
各組み合わせポートごとの光損失がどのような値になる
かを各ポート光損失データ演算部33の演算値により、逐
次検出し、その各検出データを前記許容限界データメモ
リ部21に入力されている各組み合わせポートごとの許容
限界値と逐次比較し、各ポート光損失データ演算部33に
より求めた演算値が許容限界値を越える組み合わせポー
トがあるときには前記演算回路により許容限界値を越え
た光損失量を求め、その最大値が最小となるX方向の微
動量とY方向の微動量を求め、各ポート光損失データ演
算部33により求めた演算値が許容限界値を越える組み合
わせポートがないときには許容限界値に対する余裕度の
最小値が最大となる微動量を求める最適微動量決定動作
を行うものであり、この最適微動量決定動作により求め
たX方向およびY方向の微動量だけ微動ステージ19を微
動させるように微動ステージ駆動部30に信号を加える。
【0043】微動ステージ駆動部30は、最適微動量決定
部29の信号を受けて、最適微動量決定部により決定され
た微動量だけX方向およびY方向に微動ステージ19を微
動させ、それにより、ファイバ配列具5を移動するよう
にする。
【0044】異常ポート判断部31は、前記最適微動量決
定部29により決定した最適微動量だけファイバ配列具5
を移動させたときに、各ポート光損失データ測定部22に
より各組み合わせポートごとの光損失を測定し、また、
上記微動量だけファイバ配列具5を移動させたと仮定し
て、そのときの各組み合わせポートごとの光損失量を各
ポート光損失データ演算部33により演算して推定する光
損失推定動作を行い、この光損失推定値と前記光損失測
定値とを比較し、光損失の測定値と光損失の算出値(推
定値)との差が予め与えられている値以下のときには光
導波路チップ1の光導波路13とファイバ配列具5の光フ
ァイバ4a〜4dとが的確に調心されたと判断し、光測
定値と光損失値との差が予め与えられた値よりも大きい
ときには、その組み合わせポートを異常ポートと判断し
て異常信号を出力するものであり、異常信号を異常表示
部32に加える。異常表示部32は、異常ポート判断部31の
異常信号を受けて異常ポートと判断された組み合わせポ
ートの異常を表示するものである。
【0045】本実施例は以上のように構成されており、
次にその動作について図2、および図3のフローチャー
トに基づいて具体的に説明する。まず、図3のステップ
101で、例えば、図4に示すように、光ファイバ4a〜
4dの端面15a〜15dのうち、両端側の光ファイバ端面
15a,15dとを線で結び、結んだ線AのX軸に対する角
度θが零になるように微動ステージ19を微動してファイ
バ配列具5を微動させる。
【0046】次に、ステップ102 で、各ポート光損失デ
ータ測定部22により、調心開始時の対向する光導波路13
と光ファイバ4a〜4dの各組み合わせポートごとの光
損失を測定し、ステップ103 で、前記比較損失量最大ポ
ート選択動作を行い、光損失測定値と、許容限界データ
メモリ部21に予め与えられている各組み合わせポートご
との許容限界値とを比較して、各組み合わせポートのう
ち許容限界値を越えた光損失量が最大となる、もしく
は、許容限界値を越えないまでも許容限界値に対する余
裕度が最小となる組み合わせポートを選択し、第1のポ
ートを選択する。
【0047】次に、ステップ104 で、仮調心動作指令部
24により第1のポートが調心位置となるように微動ステ
ージ駆動部30に信号を加え、微動ステージ駆動部30によ
り微動ステージ19を微動させてファイバ配列具5を導波
路チップ1に対して相対移動することにより仮調心動作
を行う。次に、ステップ105 で、再び各ポート光損失デ
ータ測定部22により各組み合わせポートごとの光損失を
測定し、ステップ106で、前記と同様に比較損失量最大
ポート選択動作を行って第2のポートを選択する。次
に、ステップ107 で、ポート比較部26により第1のポー
トと第2のポートとが同一組み合わせポートかどうかを
判断し、第1のポートと第2のポートが同一組み合わせ
ポートのときには調心を終了し、ステップ112 に進む。
【0048】そして、ステップ107 で第1のポートと第
2のポートが異なる組み合わせポートのときには、ステ
ップ108 で、第2のポート調心位置決定部23により第2
のポートの調心位置を求め、その調心位置からのX方
向、Y方向の各ずれ量、すなわち、前記第2ポート調心
微動量X2 ,Y2 を求める。次に、ステップ109 で、ま
ず、微動量決定部28によりX方向、Y方向の各ずれ量X
2 ,Y2 の絶対値|X2|,|Y2 |以下の微動量を、
例えば、X2 ,Y2 が1μmのときに0.1 μmずつ微動
させていくといったように決定し、微動量決定部28で決
定した微動量だけファイバ配列具5を微動させたときの
各組み合わせポートごとの光損失を各ポート光損失デー
タ演算部33により逐次求め、求めた光損失データと許容
限界データメモリ部21に与えられている各組み合わせポ
ートごとの許容限界値との差を最適微動量決定部29によ
り逐次求めて前記最適微動量決定動作によりX方向の最
適微動量Xopt とY方向の最適微動量Yopt を決定し、
ステップ110 で、最適微動量Xopt ,Yopt だけ微動ス
テージ駆動部30により微動ステージ19を微動させてファ
イバ配列具5を光導波路チップ1に対して相対移動させ
る。
【0049】そして、ステップ111 でファイバ配列具5
の移動後の各組み合わせポートごとの光損失を各ポート
光損失データ測定部22により測定し、また、その一方
で、ステップ112 で、ファイバ配列具5を上記のように
移動させたと仮定したときの各組み合わせポートごとの
光損失を各ポート光損失データ演算部33により算出する
ことにより推定し、ステップ113 で、ステップ111 で求
めた光損失測定値とステップ112 で求めた光損失推定値
とを比較し、各組み合わせポートのうち全組み合わせポ
ートの光損失測定値と光損失推定値との差が予め与えら
れた値α以下であると判断されたときには、例えば、光
導波路チップ1とファイバ配列具5とを接着固定する等
の次の工程に進み、光損失測定値と光推定値との差が予
め与えられた値α(例えばα=0.2 〔dB〕)よりも大
きいと判断された組み合わせポートがある場合には、そ
の組み合わせポートを異常ポートと判断して異常ポート
判断部31は異常信号を出力し、ステップ114 で、異常表
示部32により異常ポートの表示を行う。
【0050】そして、異常ポートの表示に基づき、異常
ポートの数が例えば1つといったように少ない数である
場合は、その組み合わせポートの光導波路13の端面7a
〜7dや光ファイバ4a〜4dの端面15a〜15dに傷が
付いたり、ごみが付着したりしている可能性があるため
に、端面7a〜7d,15a〜15dの洗浄や研磨を行い、
全ポートが異常ポートと判断されたときには、ファイバ
配列具5や光導波路チップ1が振動等により大きくずれ
た可能性があるために、例えば、ステップ101に戻っ
て、再び調心動作を行う。
【0051】本実施例実施例によれば、上記動作によ
り、調心開始時に比較損失量最大ポート選択動作を行
い、第1のポートを求め、第1のポートが調心位置とな
るように仮調心動作を行い、然る後に再び比較損失量最
大ポート選択動作を行って第2のポートを選択し、第2
のポートの調心位置を求め、第2のポートの調心位置か
らのずれ量に基づいてずれ量以下の微動量だけファイバ
配列具5を微動させて調心を行うために、仮に各組み合
わせポートのうち、光損失値が許容限界値を越える組み
合わせポートがあったとしても、そのときには許容限界
値を越える光損失量の最大値が最小となるように調心が
行われ、できる限り光損失値が許容限界値を越えること
がなく、かつ、各組み合わせポートの光損失の許容限界
値に対する余裕度の最小値が最大となるように調心が行
われ、光導波路デバイスが実際に仕様を満足するかどう
かを判断する際に問題となる許容限界値に対する余裕度
をできるだけ大きくすることが可能となり、光導波路デ
バイスの仕様に対する合格率を向上することができる。
【0052】また、調心後に各組み合わせポートのごと
の光損失を測定し、光損失の測定値が光損失推定値より
も予め与えた値を越えて大きいときには、その組み合わ
せポートを表示するようになっているために、組み合わ
せポートに異常があるときには、異常のある組み合わせ
ポートを知ることができるために、異常のある組み合わ
せポートを改良することにより、場合によっては光導波
路デバイスの全ての組み合わせポートを、仕様に対して
満足できるように改良することもできる。
【0053】なお、本発明は上記実施例に限定されるこ
とはなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば、上記
実施例では、図4に示したように、光ファイバ4a〜4
dのうち両端側の光ファイバ4a,4dの端面15a,15
dとを結んだ線AとX軸との角度θが零となるようにθ
方向を合わせる動作を行ったが、θ方向を合わせる動作
は、必ずしも両端側の光ファイバ4a,4dを結ぶ線A
とX軸との角度θが零となるようにするとは限らず、例
えば、光ファイバ4aの端面15aと光ファイバ4cの端
面15cとを結ぶ線とX軸との角度をθとしてθ方向を合
わせるようにしても構わないし、θ方向を合わせる動作
は省略することもできる。
【0054】また、上記実施例では、ファイバ配列具5
側に微動ステージ19を設け、微動ステージ19を微動させ
てファイバ配列具5を微動することにより、ファイバ配
列具5を光導波路チップ1に対して相対移動するように
構成したが、光導波路チップ1側に微動ステージ等を設
けて光導波路チップ1側を微動させてファイバ配列具5
に対して相対移動させてもよく、光導波路チップ1とフ
ァイバ配列具5との両方を微動させて相対移動するよう
に構成しても構わない。
【0055】さらに、上記実施例では、調心開始時、お
よび仮調心動作後の比較損失量最大ポート選択動作は、
実際に光源8a〜8dの光を光ファイバ2a〜2d、光
導波路13、光ファイバ4a〜4dの順に伝播し、光パワ
ーメータ9a〜9dにより光ファイバ4a〜4dから出
射される光を測定し、各光損失を測定することにより行
ったが、それらの比較損失量最大ポート選択動作は、必
ずしも光損失を測定することにより行うとは限らず、調
心開始時と仮調心動作後に行われる比較損失量最大ポー
ト選択動作の一方又は両方を、例えば、光源8a〜8d
の光を光ファイバ2a〜2dを介して光導波路13に入射
させたときに光導波路13の端面7a〜7から出射される
光の強度を予め測定しておき、光ファイバ4a〜4dお
よび光導波路13の各軸ずれ検査データから光導波路13の
端面7a〜7dと光ファイバ4a〜4dの端面15a〜15
dをそれぞれ対向させたときの各端面7a〜7dと15a
〜15dとの位置ずれを求め、それらのデータに基づいて
各ポート光損失データ演算部33により光源8からの光が
光パワーメータ9に達するまで、すなわち、光ファイバ
2a〜2dから光ファイバ4a〜4dまでの光損失を演
算により算出して求めたりしても構わない。
【0056】さらに、上記実施例では、第1のポートが
調心位置となるように仮調心動作を行う際に、実際に、
ファイバ配列具5を移動して調心動作を行ったが、仮調
心動作を行う代わりに、コンピュータシュミレーション
により第1のポートが調心位置となるように光導波路チ
ップ1とファイバ配列具5とを相対移動させたと仮定し
て相対移動後の各組み合わせポートごとの光損失を演算
等により求めて推定し、その推定値に基づいて第2のポ
ートを選択しても構わない。
【0057】さらに、上記実施例では、最適微動量決定
動作は各ポート光損失データ演算部33と最適微動量決定
部29に設けられた演算回路によるコンピュータシュミレ
ーションにより行ったが、最適微動量決定動作は、必ず
しもコンピュータシュミレーションにより行うとは限ら
ず、第2のポートの調心位置からのずれ量に基づいて、
X方向およびY方向のずれ量以下の微動量だけファイバ
配列具5を微動して、そのときの各組み合わせポートご
との光損失データを逐次求めて許容限界データと比較
し、許容限界値に対する余裕度の最小値が最大となるX
方向とY方向の各最適微動量を求めても構わない。ま
た、その際に、光導波路チップ1側に微動ステージ等を
設けて、光導波路チップ1側を微動させてファイバ配列
具5に対して相対移動して同様に最適微動量決定動作を
行ってもよく、光導波路チップ1側とファイバ配列具5
側の両方を微動させて同様の最適微動量決定動作を行っ
ても構わない。
【0058】さらに、上記実施例では、第2のポートの
調心位置からのX方向およびY方向のずれ量が1μmの
ときに、ファイバ配列具5を0.1 μmずつ微動させてそ
のときの各組み合わせポートごとの光損失データを逐次
求めて最適微動量決定動作を行ったが、最適微動量決定
動作は、必ずしもこのような総当たり的なアルゴリズム
により行うとは限らず、例えば、第2のポートの調心位
置からのずれ量が1μmのときに、まず、0.5 μm微動
させてそのときの各組み合わせポートごとの光損失デー
タD1 を求め、次に、その位置から0.25μm微動させて
そのときの各組み合わせポートごとの光損失データD2
を求め、前回の光損失データD1 と今回の光損失データ
2 とを比較して、許容限界値に対する余裕度の最小値
が大きくなる位置、もしくは、許容限界値を越えた光損
失量の最大値が小さくなる側にファイバ配列具5を微動
し、その位置から今度は0.2 μm微動させてそのときの
光損失データD3 を求める等して、もしくは最も近い光
損失量の許容限界値対する余裕度の最大値が最小となる
位置を求めて、最適微動量決定動作を行うようにしても
よく、最適微動量決定動作の具体的なアルゴリズムは特
に限定されるものではない。
【0059】さらに、上記実施例では、最適微動量決定
動作により求めたX方向およびY方向の微動量だけファ
イバ配列具5を光導波路チップ1に対して相対移動させ
たと仮定したときの各組み合わせポートごとの光損失を
推定し、その光損失値と実際にファイバ配列具5を相対
移動させた後の光損失の測定値を比較し、各組み合わせ
ポートのうち光損失測定値と光損失値との差が予め与え
られた値α(α=0.2dB)より大きいと判断されたと
きにはその組み合わせポートを異常ポートとして判断
し、異常信号を出力するように構成したが、αは0.2 d
Bとは限らず、適宜設定されるものであり、また、光損
失推定動作の後に、この動作により求めた光損失推定値
と許容限界データとを各組み合わせポートごとに比較
し、各組み合わせポートのうち許容限界値を越えた組み
合わせポートがある場合や光損失推定量の許容限界値に
対する余裕度の最大値が予め設定された値よりも小さい
と判断された組み合わせポートを異常ポートと判断して
異常信号を出力するようにしてもよい。
【0060】また、このように、最適微動量決定動作の
後に、光損失推定動作を必ず行い、光損失推定動作によ
り求めた光損失推定値と、実際の光損失測定値や許容限
界データとの比較を行ったり、その比較の後に異常ポー
トを判断して異常信号を出力したりする動作は必ずしも
行わなくても構わない。ただし、このように、異常ポー
トを判断して異常信号を出力し、例えば、その異常ポー
トを表示する等すれば、その組み合わせポートの光導波
路端面や光ファイバ端面を、洗浄、研磨等することによ
り、その組み合わせポートを正常なものとすることがで
きるし、光導波路デバイス等が仕様を満足できるかどう
かもより明らかになるために好ましい。
【0061】さらに、パーソナルコンピュータ18の調心
制御部の構成は、上記実施例に限定されるものではな
く、上記実施例と同様の動作により、各組み合わせポー
トごとの許容限界値を越える光損失量ができるだけ小さ
くなるように、そして、できる限り光損失の許容限界値
を越えず、許容限界値に対する余裕度ができるだけ大き
くなるように調心できるように構成されていれば構わな
い。
【0062】さらに、上記実施例では、2つの光導波路
13が形成されている光導波路チップ1と4本の光ファイ
バ4a〜4dを配列したファイバ配列具5との調心を行
ったが、同様に、導波路チップ1の光導波路13とファイ
バ配列具3の光ファイバ2a〜2dとの調心を行っても
よい。また、導波路チップ1に形成される光導波路1の
導波路パターンや光導波路13の数およびファイバ配列具
3,5に配列する光ファイバ2,4の本数等は特に限定
されるものではなく、様々な導波路パターンの光導波路
13や様々な本数の光ファイバ2,4との調心に本発明の
光導波路と光ファイバの調心方法は適用されるものであ
る。
【0063】さらに、ファイバ配列具3やファイバ配列
具5に配列される光ファイバ2,4はシングルモードフ
ァイバでも多モータファイバでもどちらでもよく、光導
波路13の単一モード導波路でも多モード導波路でも構わ
ない。
【0064】
【発明の効果】本発明によれば、調心開始時の比較損失
量最大ポート選択動作により光導波路部品と光ファイバ
配列部品とを対向させたときの光損失の許容限界値を越
えた組み合わせポートがあるときには、その許容限界値
を越えた光損失量が最大となるポートが第1のポートと
して選択され、許容限界値を越えた組み合わせポートが
ないときには光損失の許容限界値に対する余裕度が最小
となるポートが第1のポートとして選択され、第1のポ
ートが調心位置となるように仮調心動作が行われ、その
後、再び比較損失量最大ポート選択動作により許容限界
値を越えた光損失量が最大となる、もしくは、許容限界
値に対する余裕度が最小となる第2のポートが選択さ
れ、第2のポートの調心位置が求められ、その調心位置
からの第2のポートのずれ量に基づいて最適微動量決定
動作により許容限界値に対する余裕度の最小値が最大と
なる微動量が求められ、その微動量分だけ光導波路部品
と光ファイバ配列部品との相対移動が行われて光導波路
と光ファイバの調心が行われるために、各組み合わせポ
ートごとの光損失を求めることはもちろんのこと、各組
み合わせポートごとに与えられた光損失の許容限界値に
対する余裕度ができるだけ大きくなるようにして光導波
路と光ファイバとを調心することができる。
【0065】そして、そのようにして光導波路と光ファ
イバとの調心が行われるために、その後、両者を固定
し、光導波路デバイスとすれば、その光導波路デバイス
は各組み合わせポートごとに仕様に応じて的確に調心が
行われた部品とすることができ、光導波路デバイス等の
光部品の仕様に対する合格率を向上することができ、そ
れにより光部品の歩留りをよくすることができる。
【0066】また、仮調心動作を行う代わりに、コンピ
ュータシュミレーションによる第1のポートの調心位置
を推定し、その推定値に基づいて第2のポートを選択し
たり、最適微動量決定動作をコンピュータシュミレーシ
ョンにより行うようにした場合には、光導波路部品や光
ファイバ配列部品を実際に微動させなくても第2のポー
トの選択や最適微動量決定を行うことができるために、
調心動作はより効率的に行うことが可能となる。
【0067】また、最適微動量決定動作の後に各組み合
わせポートのうち光損失測定値と光損失推定値との差が
予め与えた値より大きいと判断された組み合わせポート
を異常ポートと判断して異常信号を出力するように構成
した場合には、いずれの組み合わせポートに異常がある
かが分かるために、異常と判断された組み合わせポート
に例えばゴミ等の付着による異常がある場合には、ゴミ
等を取り除くことにより、その組み合わせポートの光損
失を小さくすることも可能となり、そのようにすること
で、全ての組み合わせポートにおいて、光導波路部品と
光ファイバ配列部品の各組み合わせポートの光損失と各
許容限界値との差を小さくすることも可能となり、光導
波路部品と光ファイバ配列部品とにより形成される光部
品を仕様に対する合格率の高いものとすることがより効
果的に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光導波路と光ファイバの調心方法
により調心を行う調心装置の一実施例を示す構成図であ
る。
【図2】上記実施例の調心制御部を示すブロック構成図
である。
【図3】上記実施例の動作を具体的に示すフローチャー
トである。
【図4】ファイバ配列具5に配列された光ファイバの端
面15a〜15dの配列状態例を示す説明図である。
【図5】光導波路デバイスの一例を示す説明図である。
【図6】従来の光導波路13と光ファイバ4との調心方法
を示す説明図である。
【符号の説明】
4a〜4d 光ファイバ 13 光導波路 18 パーソナルコンピュータ 21 許容限界データメモリ部 23 第1ポート選択部 25 第2のポート選択部 29 最適微動量決定部 33 各ポート光損失データ演算部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 史朗 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 千田 和憲 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 森中 彰 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光導波路部品に配列した複数の光導波路
    と、光ファイバ配列部品に配列した複数の光ファイバと
    を対向配置し、対向する各光導波路と各光ファイバとを
    一括して調心する光導波路と光ファイバの調心方法であ
    って、対向する光導波路と光ファイバの組み合わせを組
    み合わせポートとし、予め各組み合わせポートごとの光
    損失の許容限界データを与えておき、調心開始時に、光
    導波路部品と光ファイバ配列部品を対向させたときの各
    組み合わせポートごとの光損失を求めて求めた光損失デ
    ータと前記許容限界データとを各組み合わせポートごと
    に比較し、各組み合わせポートのうち光損失値が許容限
    界値を越える組み合わせポートがあるときには許容限界
    値を越えた光損失量が最大となる組み合わせポートを選
    択し、光損失値が許容限界値を越える組み合わせポート
    がないときには光損失の許容限界値に対する余裕度が最
    小となる組み合わせポートを選択する比較損失量最大ポ
    ート選択動作を行い、該比較損失量最大ポート選択動作
    により選択した組み合わせポートを第1のポートとし、
    然る後に前記第1のポートが調心位置となるように前記
    光導波路部品と光ファイバ配列部品とを相対移動する仮
    調心動作を行い、然る後に再び比較損失量最大ポート選
    択動作を行い、該比較損失量最大ポート選択動作により
    選択した組み合わせポートを第2のポートとし、然る後
    に該第2のポートと前記第1のポートが同一組み合わせ
    ポートのときには光導波路と光ファイバとの調心を終了
    し、第1のポートと第2のポートが異なる組み合わせポ
    ートのときには第2のポートの調心位置を求め、その調
    心位置からの第2のポートのずれ量を光導波路と光ファ
    イバの光軸に直交するX−Y平面のX方向とY方向につ
    いて求め、求めたX方向およびY方向のずれ量に基づい
    てX方向およびY方向のずれ量以下の微動量だけ光導波
    路部品と光ファイバ配列部品とを相対移動したときの各
    組み合わせポートごとの光損失データを逐次求め、求め
    た光損失データと前記許容限界データとを比較して光損
    失量の許容限界値に対する余裕度の最小値が最大となる
    X方向の微動量とY方向の微動量を求める最適微動量決
    定動作を行い、該最適微動量決定動作により求めたX方
    向およびY方向の微動量だけ光導波路部品と光ファイバ
    配列部品を相対移動させて調心することを特徴とする光
    導波路と光ファイバの調心方法。
  2. 【請求項2】 調心開始時に行う比較最大ポート選択動
    作は、光導波路および光ファイバの各軸ずれ検査データ
    に基づいて行うことを特徴とする請求項1記載の光導波
    路と光ファイバの調心方法。
  3. 【請求項3】 仮調心動作を行う代わりに、コンピュー
    タシュミレーションにより第1のポートが調心位置とな
    るように光導波路部品と光ファイバ配列部品とを相対移
    動させたと仮定して該相対移動後の各組み合わせポート
    ごとの光損失を推定し、該推定値に基づいて第2のポー
    トを選択することを特徴とする請求項1又は請求項2記
    載の光導波路と光ファイバの調心方法。
  4. 【請求項4】 最適微動量決定動作はコンピュータシュ
    ミレーションにより行うことを特徴とする請求項1乃至
    請求項3のいずれか1つに記載の光導波路と光ファイバ
    の調心方法。
  5. 【請求項5】 最適微動量決定動作の後に、該最適微動
    量決定動作により求めたX方向およびY方向の微動量だ
    け光導波路部品と光ファイバ配列部品とを相対移動させ
    たと仮定したときの各組み合わせポートごとの光損失を
    推定する光損失推定動作を行い、然る後に前記X方向お
    よびY方向の微動量だけ光導波路部品と光ファイバ配列
    部品とを相対移動させて微動後の光損失を測定し、該光
    損失測定値と前記光損失推定動作により推定した光損失
    の推定値とを各組み合わせポートごとに比較し、各組み
    合わせポートのうち光損失測定値と光損失推定値との差
    が予め与えられた値より大きいと判断された組み合わせ
    ポートを異常ポートと判断して異常信号を出力すること
    を特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記
    載の光導波路と光ファイバの調心方法。
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WO2023218607A1 (ja) * 2022-05-12 2023-11-16 日本電信電話株式会社 光回路チップ

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