JPH07318654A - ポジトロンct装置 - Google Patents

ポジトロンct装置

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JPH07318654A
JPH07318654A JP13484894A JP13484894A JPH07318654A JP H07318654 A JPH07318654 A JP H07318654A JP 13484894 A JP13484894 A JP 13484894A JP 13484894 A JP13484894 A JP 13484894A JP H07318654 A JPH07318654 A JP H07318654A
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JP
Japan
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subject
radiation
collimator
intensity
slice
Prior art date
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Pending
Application number
JP13484894A
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English (en)
Inventor
Shinichi Inoue
慎一 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Medical Corp
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Publication date
Application filed by Hitachi Medical Corp filed Critical Hitachi Medical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】被検体からの放射能の強弱に拘らず画質の劣化
をもたらすようなことをなくす。 【構成】被検体を囲んで複数の放射線検出素子が配列さ
れた放射線検出リングが該被検体の体軸方向に並設され
ているとともに、それぞれの放射線検出リングを画し被
検体側に突出してスライスコリメータが配置されている
放射線検出器を備えるポジトロンCT装置において、前
記スライスコリメータの被検体側に突出する長さを該被
検体からの放射能の強さに対応させて調整できる手段を
備えてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポジトロンCT装置に
係り、特に、その放射線検出器に関する。
【0002】
【従来の技術】ポジトロンCT装置は、その放射線検出
器が被検体を囲むようにして配置され、この放射線検出
器は該被検体を囲む方向に複数の放射線検出素子が配列
されている。
【0003】放射性薬剤が投与された被検体から放射さ
れる放射線をそれぞれの放射線検出素子が検出し、それ
らの情報から該被検体内の放射性薬剤の分布状態が得ら
れるようになっている。
【0004】この場合、放射線検出器は、複数のスライ
ス画像を得るようにするため、被検体を囲む方向に構成
した放射線検出リングを被検体の体軸方向に複数並設さ
れているとともに、それらの放射線検出リングは被検体
側に突出させたスライスコリメータによって画されてい
る。
【0005】このスライスコリメータは、画像を作成す
るにあたり、スライス厚さを決定でき、放射線の散乱線
を除去でき、さらにはランダムコインシデンスを低減で
きる等の目的で配置されるものである。
【0006】そして、このような構成における放射線検
出器において、近年、各放射線検出リングの体軸方向
(スライス方向)における厚さを小さくしていく傾向が
ある。このようにすることにより、体軸方向の分解能を
向上させることができる。一方、感度は放射線検出リン
グの体軸方向(スライス方向)における厚さの2乗に反
比例して減少することが知られている。
【0007】スライスコリメータの被検体側への突出部
の長さを短くし、隣接する放射線検出リングの幾つかに
わたって同時計数をして感度が向上される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成されたポジトロンCT装置は、スライスコリメ
ータの被検体側への突出部の長さを短くしたことによっ
て、ランダムコインシデンスの増加と放射線の散乱線の
増加をともない、画質が劣化することを免れ得なかっ
た。
【0009】それ故、本発明はこのような事情に基づい
てなされたものであり、その目的とするところのもの
は、画質の劣化を及ぼすことのないポジトロンCT装置
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、基本的には、被検体を囲んで複数
の放射線検出素子が配列された放射線検出リングが該被
検体の体軸方向に並設されているとともに、それぞれの
放射線検出リングを画し被検体側に突出してスライスコ
リメータが配置されている放射線検出器を備えるポジト
ロンCT装置において、前記スライスコリメータの被検
体側に突出する長さを該被検体からの放射能の強さに対
応させて調整できる手段を備えてなることを特徴とする
ものである。
【0011】
【作用】このような構成からなるポジトロンCT装置に
よれば、まず、被検体からの放射能の強さが大きい場合
に、それに応じてスライスコリメータの被検体側に突出
する長さが長くなる。このため、ランダムコインシデン
スを減少させることができるようになる。
【0012】そして、被検体内の放射能の強さが小さい
場合に、それに応じてスライスコリメータの被検体側に
突出する長さが短くなる。このため、感度の向上を図る
ことができるようになる。
【0013】このことから、被検体内の放射能の強弱に
拘らず画質の劣化をもたらすようなことはなくなる。
【0014】
【実施例】図2(a)および(b)は、本発明によるポ
ジトロンCT装置の一実施例を示す概略構成図であり、
同図(a)は正面図、(b)は(a)のb−b線におけ
る断面図である。
【0015】まず、図(a)において、被検体3がその
体軸方向を図中の表裏方向に一致づけて配置されてお
り、この被検体3の周囲には放射線検出器1が該被検体
3を囲むようにして配置されている。
【0016】放射線検出器1は複数の放射線検出素子か
らなり、これら放射線検出素子は被検体3の体軸を中心
とする円上に配列されて放射線検出リングを構成してい
る。
【0017】これにより、放射線検出リングのそれぞれ
の放射線検出素子は対向する被検体面から放射される放
射線を検出するようになっている。これらの放射線検出
素子のそれぞれの検出値は被検体の断面における放射線
分布を示す画像を構成する情報となるものである。
【0018】そして、上述した放射線検出リングは複数
個備えられ、これら各放射線検出リング1R、2R、3
R、4Rは、図2(b)に示すように、被検体3(図示
せず)の体軸方向に沿って並設されている(同図の場合
は4個)。
【0019】各放射線検出リング1R、2R、3R、4
Rのそれぞれの境界部には、隣接する放射線検出リング
を互いに画すとともに、被検体3側に突出して設けられ
たスライスコリメータ2が配置されている。
【0020】なお、このように並設された放射線検出リ
ング1R、2R、3R、4Rからなる放射線検出器1の
両端側にもそれぞれコリメータ2Aが配置され、これら
コリメータ2Aは被検体3の体軸方向の視野外からの放
射線の放射を遮るために設けられたものである。
【0021】このような放射線検出器1において、この
実施例では特に、図2(b)と同様の状態の図1(a)
に示す前記スライスコリメータ2は、それぞれ、図1
(b)に示すように放射線検出素子側の後端部に対して
被検体3側の先端部が被検体3の体軸と平行な方向に移
動できるようになっている(移動されたスライスコリメ
ータの部分を符号2’で示している)。
【0022】スライスコリメータ2の先端部の該移動
は、放射線検出器1の近傍に備えた移動機構によってな
されるようになっており、これにより、実質上、スライ
スコリメータをその被検体側に突出する長さを2段階に
調整できることになる。
【0023】この場合の移動機構の作動は、任意操作に
よる手動でなされるようにしてもよく、また各放射線検
出素子が検知する放射能量に基づいて自動的に行なうよ
うにしてもよい。
【0024】ここで、図1(a)に示す状態は被検体3
から放射される放射線の濃度が高い場合に適用され、ま
た図1(b)に示す状態は被検体3から放射される放射
線の濃度が高い場合に適用されるようになっている。
【0025】それぞれの場合における感度を図1(a)
および(b)を用いて説明する。まず、図1(a)にお
いて、点線源を体軸(Z軸)方向に沿って水平方向に走
査した場合の応答関数が示されている。(以下で、用い
る用語「応答関数」はこの意味として扱うものとす
る。)ここで、各スライスにおける部分をインプレーン
6、各スライスの境界の部分をクロスプレーン7と称す
ると、クロスプレーン7の感度はスライスコリメータ2
の長さが短い程高くなる。
【0026】図3(a)および(b)は、各放射線検出
リング1R、2R、3R、4Rによる同時計測を示した
場合の効果を示す説明図である。図3(b)に示すよう
に、通常、スライスコリメータ2の長さが長いときに
は、5,5’および5A,5A’のような同時計測に対
し、立体角が小さく、感度の向上が期待できないが、上
記実施例のようにスライスコリメータの長さを短くする
ように設定することによって、5,5’および5A,5
A’に対する立体角を充分大きくとれ、感度の向上に寄
与させることができる。
【0027】図3(a)は(b)に示す範囲で同時計数
をとる場合の第4スライスにおける応答関数を示したも
のである。同図から明らかなように、応答関数8は応答
関数5および応答関数5Aにより作られる応答関数、応
答関数9は応答関数5’および応答関数5A’により作
られる応答関数である。また、応答関数10は応答関数
8と応答関数9との合成であり、これが第4スライスの
感度として示される。
【0028】上述した実施例によれば、まず、被検体3
からの放射能の強さが大きい場合に、それに応じてスラ
イスコリメータ2の被検体3側に突出する長さが長くな
る。このため、ランダムコインシデンスを減少させるこ
とができるようになる。
【0029】そして、被検体3からの放射能の強さが小
さい場合に、それに応じてスライスコリメータ2の被検
体3側に突出する長さが短くなる。このため、感度の向
上を図ることができるようになる。
【0030】このことから、被検体3からの放射能の強
弱に拘らず画質の劣化をもたらすようなことはなくな
る。
【0031】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明によるポジトロンCT装置によれば、被検体から
の放射能の強弱に拘らず画質の劣化をもたらすようなこ
とはなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)および(b)は、本発明によるポジトロ
ンCT装置の一実施例を示す説明図である。
【図2】本発明によるポジトロンCT装置の一実施例を
示す概略構成図である。
【図3】(a)および(b)は、本発明によるポジトロ
ンCT装置の他の実施例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 放射線検出器 1R 放射線検出リング 2R 放射線検出リング 3R 放射線検出リング 4R 放射線検出リング 2 スライスコリメータ 3 被検体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検体を囲んで複数の放射線検出素子が配
    列された放射線検出リングが該被検体の体軸方向に並設
    されているとともに、それぞれの放射線検出リングを画
    し被検体側に突出してスライスコリメータが配置されて
    いる放射線検出器を備えるポジトロンCT装置におい
    て、 前記スライスコリメータの被検体側に突出する長さを該
    被検体からの放射能の強さに対応させて調整できる手段
    を備えてなることを特徴とするポジトロンCT装置。
JP13484894A 1994-05-26 1994-05-26 ポジトロンct装置 Pending JPH07318654A (ja)

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