JP2830223B2 - ガンマカメラ - Google Patents

ガンマカメラ

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JP2830223B2
JP2830223B2 JP31242589A JP31242589A JP2830223B2 JP 2830223 B2 JP2830223 B2 JP 2830223B2 JP 31242589 A JP31242589 A JP 31242589A JP 31242589 A JP31242589 A JP 31242589A JP 2830223 B2 JP2830223 B2 JP 2830223B2
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徳幸 芝原
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Shimazu Seisakusho KK
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Description

【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 この発明は、被検体に投与され頭部に蓄積された放射
性同位元素(RI)から放出される放射線を検出し、被検
体の頭部におけるRI分布の断層像を求める装置(例え
ば、シングルフォトンエミッションCT装置−SPECT装
置)に用いられるガンマカメラに関する。
B.従来技術 従来、この種のガンマカメラには、被検体の頭部から
放出された放射線の入射方向を整えるために、複数個の
放射線透過孔を縦横に並列してなる鉛製のコリメータが
備えられており、このコリメータとして以下のようなも
のが知られている。
第6図に示したコリメータ21は、被検体Mの体軸Xお
よび、これに直交する水平軸に対して、それぞれ垂直な
孔軸C1をもつ複数の放射線透過孔13を縦横に並列したも
ので、一般に平行コリメータと称されている。
第7図(a)に示したコリメータ16は、撮影状態にお
いて、略垂直となるように、入射面16aに対して傾斜し
た孔軸C2をもち、同図(b)に示すように、体軸Xに直
交する水平軸(Z軸)に対しては垂直な孔軸C2をもつ複
数個の放射線透過孔15を有するもので、一般にスラント
コリメータと称されている。
第8図(a)に示したコリメータ19は、体軸Xに対し
て垂直な孔軸C3をもち、Z軸に対しては、被検体Mの中
心部に向かって傾斜して体軸Xに沿って焦点を結ぶ孔軸
C3をもつ複数個の放射線透過孔18を有するもので、一般
にファンビームコリメータと称されている。
C.発明が解決しようとする課題 上述した各種のコリメータを備えたガンマカメラを被
検体Mの頭部周りに回転させて、頭部に蓄積されたRIか
ら放出される放射線を検出してRI分布像を得る場合、検
出上の分解能と感度とを向上させるために、ガンマカメ
ラを撮影対象である被検体頭部に十分接近させることが
望ましい。
しかしながら、に記載した平行コリメータ21に搭載
したガンマカメラ14を被検体Mの頭部に十分接近させよ
うとすると、撮影時にガンマカメラ14と被検体Mの肩部
とを接触させないようにするために、第6図に示すよう
に、ガンマカメラ14を被検体Mの肩部よりも頭部側に位
置させる必要がある。ところが、一般にガンマカメラ14
の有効視野はコリメータ取りつけ部21aの介在により、
同図符号Aで示した範囲に限定される。このため、図
中、斜線で示した小脳Bの部分が有効視野A内に納まら
ず、脳全体のRI分布像が得られないという問題点があ
る。
また、被検体Mの頭部全体を有効視野A内に納めよう
とすると、被検体Mの肩部とガンマカメラ14との接触を
さけるため、肩部よりも外方にガンマカメラ14を位置さ
せなければならない。このため、ガンマカメラ14を撮像
対象である頭部に十分接近させることができず、RI分布
データを検出する上での分解能と感度とが低下するとい
う問題点がある。
に記載したコリメータ16を有するガンマカメラ17で
は、ガンマカメラ17を被検体Mの肩部に当てないように
傾斜させたとき、孔軸C2が体軸Xに対して垂直となるよ
うに構成しているので、ガンマカメラ17を被検体M頭部
に十分接近させた状態で被検体Mの体軸に垂直はスライ
ス面の断層像を得ることができるが、次のような別の問
題点が生じる。同図(b)に示すように、ガンマカメラ
17の有効視野Aに対して、通常、人体の頭部断面の範囲
はA′の大きさとなっている。このガンマカメラ17に備
えられている放射線透過孔15の孔軸G2はZ軸に対して垂
直となっているため、頭部から放出される放射線を透過
させる放射線透過孔15は、A′の範囲内のものに限定さ
れる。このため、ガンマカメラ17の有効視野Aを十分に
活用した撮影ができない。その結果、表示される断層像
は小さくなり、また、検出されるデータ数も限定される
ので検出上の分解能や感度が低下するという問題点があ
る。
に記載しているファンビームコリメータ19を備えた
ガンマカメラ20では、放射線透過孔18の孔軸C3をZ軸に
対し被検体Mの中心部に向かって傾斜させて体軸Xに沿
った焦点を結ぶように構成しているので、撮影空間は第
8図(b)の点線部分に示すように、先細り形状とな
り、撮影空間内に被検体Mの頭部幅をいぱい収納するこ
とができる。このため、被検体Mの頭部から放出される
放射線を有効視野Aの範囲において検出することがで
き、に示した問題点を解決することはできるが、孔軸
C3は体軸Xに対し垂直となっているので、と同様、ガ
ンマカメラ20を被検体M頭部に十分接近させることがで
きないという問題点が生じる。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたもので
あって、ガンマカメラの分解能と感度とを向上させるこ
とができ、しかも、有効視野を十分に活用した撮影を行
うことができるガンマカメラを提供することを目的とし
ている。
D.課題を解決するための手段 この発明は、上記目的を達成するために次のような構
成を備えている。
即ち、この発明に係るガンマカメラは、被検体内に投
与され頭部に蓄積された放射性同位元素から放出される
放射線の入射方向を整える複数の放射線透過孔を有する
コリメータと、このコリメータを透過した放射線を検出
する放射線検出部とを備えたガンマカメラにおいて、撮
影状態の姿勢で、前記コリメータは被検体の体軸との間
隔が被検体の足側に向かって広がるような入射面を備
え、かつ前記姿勢において、放射線透過孔は、その孔軸
が被検体の体軸に対して略垂直になるように前記入射面
に対して傾斜しているとともに、前記体軸に沿って焦点
を結ぶように前記体軸に直交する水平軸に対して傾斜し
ており、前記水平軸に対する前記孔軸の傾斜角度は、前
記被検体の足側から遠ざかるにしたがって鋭角になるい
ることを特徴としている。
E.作 用 この発明によれば、撮影状態の姿勢で、コリメータの
入射面が、被検体の足側に向かって体軸との間隔が広が
るように傾斜しているので、ガンマカメラを被検体の頭
部に十分接近させて撮影することができる。また、この
とき放射線透過孔の孔軸は被検体の体軸に対して垂直と
なるので、被検体の頭部に十分接近させた状態で、被検
体の体軸対して垂直なスライス面の断層像が得られる。
加えて、前記放射線透過孔の孔軸が体軸に沿って焦点
を結ぶように被検体の体軸に直交する水平軸に対して、
被検体の足側から遠ざかるにしたがって鋭角になるよう
に放射線透過孔の孔軸を傾斜させているので、有効視野
の全体を使って被検体の頭部を撮影することが可能とな
る。
F.実施例 以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、この発明のガンマカメラを備えたSPECT装
置の概略構成を示した正面図である。床面上に設置され
た基台1の一側面部には、支持アーム2が回動自在に取
りつけられており、この支持アーム2の端部に、ガンマ
カメラ3が被検体Mの体軸周りに回動自在に支持されて
いる。
ガンマカメラ3は、第2図の一部破断正面図に示すよ
うに、撮影面に放射線の入射方向を整えるコリメータ5
を備えており、コリメータ5は複数個の放射線透過孔4
を、縦横に並列した状態で有している。鉛などの放射線
遮蔽材で形成されたケーシング6内には、コリメータ5
を透過した放射線の強度に応じて発光するシンチレータ
7、シンチレータ7の発光をパルス状の電気信号に変換
する光電子倍増管9、光電子倍増管9にシンチレータ7
の発光を導くライトガイドとしての硝子板8、光電子倍
増管9のパルス信号から、発光点位置および発光回数を
示す検出信号を出力する位置算出回路10などが設けられ
ている。
この発明の特徴部分であるコリメータ5は、第3図
(a)に示すように、撮影状態の姿勢において、その入
射面5aと被検体Mの体軸Xとの間隔が被検体Mの頭部側
から足側に向かって広がるような傾斜状態に設定されて
いる。このとき、放射線透過孔4の孔軸Cと体軸Xとが
略垂直となるように、入射面5aと体軸Xとのなす角θ
は、約10゜〜約40゜の範囲内に設定される。このよう
に、体軸Xに対しては、第7図に示した従来のスラント
コリメータ16と同様になっている。
さらに、放射線透過孔4の孔軸Cは、第3図(b)に
示すように、体軸Xに沿って焦点Fを結ぶように被検体
Mの体軸Xに直交するZ軸に対し被検体Mの中心部に向
かう傾斜状態に構成されている。さらに、図5にしめす
ように、被検体Mの中心部に向かって傾斜した状態に構
成されている放射線透過孔4の孔軸Cは、体軸Xに直交
する水平軸であるZ軸(図3(b)参照)に対し、被検
体Mの足側から遠ざかるにしたがって、つまり、頭頂側
に向かう程、その傾斜角度が鋭角になるように構成す
る。
なお、第3図(a),(b)中、点線で示した部分
は、コリメータ4によって形成される撮影空間Sを正面
および側面からみたときの形状をそれぞれ示している。
このような、コリメータ4を備えたガンマカメラ3で
被検体M頭部の断層撮影を行う場合、第3図(a)に示
したように、コリメータ5の入射面5aが傾斜しているの
で被検体Mの肩部との接触を避けることができ、また、
このとき、孔軸Cは体軸Xに対して垂直であるから、体
軸Xに対して垂直なスライス面の断層像を得ることがで
きる。
さらに、第3図(b)に示すように、撮影空間Sは、
被検体Mの中心を通るY軸上に焦点Fをもつ先細り形状
となるので、被検体M頭部のZ軸方向の長さを撮影空間
S内いっぱいに納めることが可能となる。これにより、
被検体M頭部に蓄積されたRIから放出される放射線を有
効視野A領域内の全ての放射線透過孔4を透過させて検
出することができる。さらに、第5図に示すように、頭
頂側に向かう程、頂点距離Lが短くなり、拡大率を上げ
ることができる。通常、人体頭部の断面積は、頭頂側に
向かう程小さくなっているので、頭部の各スライス面の
断層像を求める場合には、各スライス面の大きさに応じ
てそれぞれ有効に拡大した撮影を行うことができる。
なお、この発明は次のように変形して実施することが
できる。
第1変形例 第4図に示すように、被検体Mに対向するコリメータ
5の面形状を、直線部分11および傾斜部分12に分割した
形状に構成する。このような、構成にすることで、コリ
メータ5を、より被検体Mの頭部に接近させた状態で撮
影を行うことができ、さらに分解能の向上を図ることが
できる。
G.発明の効果 以上の説明から明らかなように、この発明に係るガン
マカメラは、撮影状態の姿勢において、コリメータの入
射面は、体軸との間隔が広がるように傾斜し、このとき
放射線透過孔の孔軸が体軸に対して垂直になるように構
成しているので、ガンマカメラを被検体頭部に十分接近
させた状態で、被検体の体軸に対して垂直なスライス面
の断層像を得ることができ、頭部に蓄積されたRIの分布
データを検出する上で分解能と感度とを向上させること
ができる。
加えて、前記放射線透過孔の孔軸を被検体の体軸に直
交する水平軸に対して中心部に向かって傾斜させて体軸
に沿って焦点を結ぶように構成したので、撮影空間は先
細り形状となり、ガンマカメラの有効視野いっぱいに頭
部を拡大して撮影することができるので、ガンマカメラ
の有効視野を十分に活用した撮影を行うことができる。
また、放射線透過孔の孔軸を被検体の足側から遠ざかる
にしたがって、孔軸の傾斜角度を鋭角にしているので、
頭頂側に向かう程、焦点距離が短くなり、拡大率を上げ
ることができる。その結果、特に頭部の断層像を求める
際に有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は、この発明の一実施例に係り、第
1図はこの発明のガンマカメラを設けたSPECT装置の概
略構成を示す正面図、第2図はガンマカメラの概略構成
を示す一部破断正面図、第3図(a)はガンマカメラの
正面図、同図(b)はガンマカメラの側面図、第4図は
第1変形例に係るガンマカメラの概略構成を示す正面
図、第5図は第1実施例に係るガンマカメラの焦点距離
を示す図である。 第6図ないし第8図は従来例に係り、第6図は平行コリ
メータを有するガンマカメラの正面図、第7図(a)は
スラントコリメータを有するガンマカメラの正面図、同
図(b)はその側面図、第8図(a)はファンビームコ
リメータを有するガンマカメラの正面図、同図(b)は
その側面図である。 3……ガンマカメラ 4……放射線透過孔 5……コリメータ C……孔軸 X……体軸

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検体内に投与され頭部に蓄積された放射
    性同位元素から放出される放射線の入射方向を整える複
    数の放射線透過孔を有するコリメータと、このコリメー
    タを透過した放射線を検出する放射線検出部とを備えた
    ガンマカメラにおいて、撮影状態の姿勢で、前記コリメ
    ータは被検体の体軸との間隔が被検体の足側に向かって
    広がるような入射面を備え、かつ前記姿勢において、放
    射線透過孔は、その孔軸が被検体の体軸に対して略垂直
    になるように前記入射面に対して傾斜しているととも
    に、前記体軸に沿って焦点を結ぶように前記体軸に直交
    する水平軸に対して傾斜しており、前記水平軸に対する
    前記孔軸の傾斜角度は、前記被検体の足側から遠ざかる
    にしたがって鋭角になることを特徴とするガンマカメ
    ラ。
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