JPH0536237Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0536237Y2 JPH0536237Y2 JP1986112065U JP11206586U JPH0536237Y2 JP H0536237 Y2 JPH0536237 Y2 JP H0536237Y2 JP 1986112065 U JP1986112065 U JP 1986112065U JP 11206586 U JP11206586 U JP 11206586U JP H0536237 Y2 JPH0536237 Y2 JP H0536237Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- collimator
- small holes
- subject
- scanning direction
- arrangement
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000005855 radiation Effects 0.000 claims description 3
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 10
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000012935 Averaging Methods 0.000 description 1
- 230000000593 degrading effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の利用分野〕
本考案はシンチレーシヨンカメラ用コリメータ
に係り、コリメータの小孔によるアーチフアクト
を低減し良好なシンチグラムを得るコリメータに
関する。
に係り、コリメータの小孔によるアーチフアクト
を低減し良好なシンチグラムを得るコリメータに
関する。
第3図に示すように被検体5の体内より放出さ
れるγ線は、コリメータの小孔3を通してシンチ
レータ4に入る。小孔に対し斜めに入射するγ線
は、放射線遮へい体で阻止されるため小孔にほぼ
平行に入射するγ線だけを捕えることができる。
この小孔間の遮へい体の隔壁の厚さtが大きいコ
リメータでは、隔壁の影がシンチグラム上に現わ
れて読影上の妨げとなる。そこで、従来はコリメ
ータとシンチレータとの距離Cを大きくとり、コ
リメータの隔壁の影(アーチフアクト)を低減す
る方法が用いられている。ところでコリメータの
幾何学的分解能Rgは式(1)で表わされ、小孔の穴
径d、小孔の長さa、隔壁厚t、コリメータと被
検体距離b、コリメータとシンチレータ距離cで
決まる。
れるγ線は、コリメータの小孔3を通してシンチ
レータ4に入る。小孔に対し斜めに入射するγ線
は、放射線遮へい体で阻止されるため小孔にほぼ
平行に入射するγ線だけを捕えることができる。
この小孔間の遮へい体の隔壁の厚さtが大きいコ
リメータでは、隔壁の影がシンチグラム上に現わ
れて読影上の妨げとなる。そこで、従来はコリメ
ータとシンチレータとの距離Cを大きくとり、コ
リメータの隔壁の影(アーチフアクト)を低減す
る方法が用いられている。ところでコリメータの
幾何学的分解能Rgは式(1)で表わされ、小孔の穴
径d、小孔の長さa、隔壁厚t、コリメータと被
検体距離b、コリメータとシンチレータ距離cで
決まる。
Rg≒d(a+b+c)/a ……(1)
従つて、コリメータとシンチレータ距離cを大
きくし、隔壁影を消す方法は分解能Rgを劣化さ
せ隔壁の影をぼかしていることに他ならない。こ
の方法は当然のことながら被検体から放射される
γ線の位置情報をもぼかすため、距離cをあまり
大きくすることはシンチグラムそのものの画質を
おとすため、隔壁影が目立たない程度にこの距離
cを決めている。この場合、被検体とコリメータ
が一定の位置関係を保つてシンチグラムを作成す
るときは隔壁影が目立たないが、被検体とコリメ
ータを相対的に走査して被検体全身のシンチグラ
ムを作る場合には、隔壁影が走査中に加算され強
調されるためライン状のアーチフアクトを生ず
る。第2図に従来のコリメータの小孔配列を示す
が、走査方向と小孔配列の方向が一致しているの
で、被検体のある特定の部位に注目すると、その
部位は常に同じ小孔あるいは隔壁によつて走査さ
れることになる。従つて、偶然小孔によつて走査
された部位はシンチグラム上で濃く表示され、隔
壁で走査された部位は淡くなり、それがライン状
のアーチフアクトを生ずる。
きくし、隔壁影を消す方法は分解能Rgを劣化さ
せ隔壁の影をぼかしていることに他ならない。こ
の方法は当然のことながら被検体から放射される
γ線の位置情報をもぼかすため、距離cをあまり
大きくすることはシンチグラムそのものの画質を
おとすため、隔壁影が目立たない程度にこの距離
cを決めている。この場合、被検体とコリメータ
が一定の位置関係を保つてシンチグラムを作成す
るときは隔壁影が目立たないが、被検体とコリメ
ータを相対的に走査して被検体全身のシンチグラ
ムを作る場合には、隔壁影が走査中に加算され強
調されるためライン状のアーチフアクトを生ず
る。第2図に従来のコリメータの小孔配列を示す
が、走査方向と小孔配列の方向が一致しているの
で、被検体のある特定の部位に注目すると、その
部位は常に同じ小孔あるいは隔壁によつて走査さ
れることになる。従つて、偶然小孔によつて走査
された部位はシンチグラム上で濃く表示され、隔
壁で走査された部位は淡くなり、それがライン状
のアーチフアクトを生ずる。
本考案の目的は、コリメータの小孔間の隔壁に
よつて生ずるアーチフアクトを、特に全身シンチ
グラム上で改善するコリメータを提供することに
ある。
よつて生ずるアーチフアクトを、特に全身シンチ
グラム上で改善するコリメータを提供することに
ある。
全身シンチグラム上のライン状のアーチフアク
トは、シンチレーシヨンカメラのコリメータを有
するシンチレータの走査時において、被検体のあ
る特定の部位について、常に同じコリメータの小
孔位置となることが原因である。
トは、シンチレーシヨンカメラのコリメータを有
するシンチレータの走査時において、被検体のあ
る特定の部位について、常に同じコリメータの小
孔位置となることが原因である。
本考案の構成は、前記原因を除去したシンチレ
ーシヨンカメラ用コリメータであつて、シンチレ
ーシヨンカメラの有効視野の走査方向の長さを
L、隣接する小孔間の距離をpとしたとき、θ=
tan(p/2L)以上の角度を持ち、走査方向に対
して小孔の配列を傾斜させ、多数の小孔を直線的
に配列したことを特徴とする。
ーシヨンカメラ用コリメータであつて、シンチレ
ーシヨンカメラの有効視野の走査方向の長さを
L、隣接する小孔間の距離をpとしたとき、θ=
tan(p/2L)以上の角度を持ち、走査方向に対
して小孔の配列を傾斜させ、多数の小孔を直線的
に配列したことを特徴とする。
また、走査方向と小孔の配列方向になす角度θ
は、θ=tan-1(np/L),(n=1,2,3……)
となるように、走査方向に対して小孔の配列方向
CX1せ、多数の小孔を直線的に配列することを
特徴とする。
は、θ=tan-1(np/L),(n=1,2,3……)
となるように、走査方向に対して小孔の配列方向
CX1せ、多数の小孔を直線的に配列することを
特徴とする。
本考案の作用は、シンチレーシヨンカメラの走
査中に、小孔を傾斜して配列した構成のコリメー
タが、被検体の特定の部位について、通過する前
記コリメータの小孔形状を変えて走査されること
で、隔壁の影響を上記部位について平均化するこ
とにより、上記ラインアーチフアクトの原因を除
去することにある。
査中に、小孔を傾斜して配列した構成のコリメー
タが、被検体の特定の部位について、通過する前
記コリメータの小孔形状を変えて走査されること
で、隔壁の影響を上記部位について平均化するこ
とにより、上記ラインアーチフアクトの原因を除
去することにある。
本考案の一実施例を第1図によつて説明する。
図はコリメータの正面図である。ここでLは有効
視野の走査方向の幅(mm)を示しpは小孔間の距
離である。六角形の小孔3は最密に配置されてお
り、その配列の方向、即ち隣り合つた六角形の小
孔3が直線上に並んでいる方向を走査方向に対し
θ度傾むけている。このθは式(2)で示すように決
めてあり、小孔3と隔壁(コア)2が被検体の特
定部位に対し走査中に位置を変え、かつ距離Lだ
け走査する間に、特定部位が小孔の中心から隣り
の配列の小孔中心で走査されるようにし、小孔3
と隔壁2の影響を平均化している。
図はコリメータの正面図である。ここでLは有効
視野の走査方向の幅(mm)を示しpは小孔間の距
離である。六角形の小孔3は最密に配置されてお
り、その配列の方向、即ち隣り合つた六角形の小
孔3が直線上に並んでいる方向を走査方向に対し
θ度傾むけている。このθは式(2)で示すように決
めてあり、小孔3と隔壁(コア)2が被検体の特
定部位に対し走査中に位置を変え、かつ距離Lだ
け走査する間に、特定部位が小孔の中心から隣り
の配列の小孔中心で走査されるようにし、小孔3
と隔壁2の影響を平均化している。
θ=tan-1(np/L) ……(2)
ここでpは隣接する小孔間の距離(mm)nは1
以上の整数であるが、n=1のときが最も平均化
される。小孔と隔壁の大きさによつてn=2,
3,4……でもその効果はある。
以上の整数であるが、n=1のときが最も平均化
される。小孔と隔壁の大きさによつてn=2,
3,4……でもその効果はある。
本考案によれば、被検体とコリメータを相対的
に走査して全身のシンチグラムを作る場合、被検
体の特定部位が特定のコリメータ部位で走査され
ないので、小孔や隔壁の影響を平均化でき、シン
チグラム上からライン状のアーチフアクトを消す
ことができる。
に走査して全身のシンチグラムを作る場合、被検
体の特定部位が特定のコリメータ部位で走査され
ないので、小孔や隔壁の影響を平均化でき、シン
チグラム上からライン状のアーチフアクトを消す
ことができる。
第1図は本考案の一実施例を示すコリメータの
正面図、第2図は従来のコリメータの正面図、第
3図は被検体とコリメータの位置関係を示す断面
図である。 1……コリメータ容器、2……コア、3……小
孔、4……シンチレータ、5……被検体。
正面図、第2図は従来のコリメータの正面図、第
3図は被検体とコリメータの位置関係を示す断面
図である。 1……コリメータ容器、2……コア、3……小
孔、4……シンチレータ、5……被検体。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 放射線遮蔽材からなるコアに、放射線通路を
形成する六角形の穴形状をなす小孔を並行に多
数設けてなるシンチレーシヨンカメラ用コリメ
ータにおいて、シンチレーシヨンカメラの有効
視野の走査方向の長さをL、隣接する小孔間の
距離をpとしたとき、θ=tan-1(p/2L)以
上の角度をもつて、走査方向に対して小孔の配
列を傾斜させて、前記多数の小孔を直線的に配
列したことを特徴とするシンチレーシヨンカメ
ラ用コリメータ。 2 前記小孔の配列が、θ=tan-1(np/L),(n
=1,2,3……)で決まる角度で、走査方向
に対して小孔の配列を傾斜させて、前記多数の
小孔を直線的に配列したことを特徴とする実用
新案登録請求の範囲第1項記載のシンチレーシ
ヨンカメラ用コリメータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986112065U JPH0536237Y2 (ja) | 1986-07-23 | 1986-07-23 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986112065U JPH0536237Y2 (ja) | 1986-07-23 | 1986-07-23 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6320081U JPS6320081U (ja) | 1988-02-09 |
JPH0536237Y2 true JPH0536237Y2 (ja) | 1993-09-13 |
Family
ID=30992583
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986112065U Expired - Lifetime JPH0536237Y2 (ja) | 1986-07-23 | 1986-07-23 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0536237Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57198877A (en) * | 1981-05-30 | 1982-12-06 | Shimadzu Corp | Collimator of scintillation camera |
JPS5811900A (ja) * | 1981-04-29 | 1983-01-22 | ラジオグラフイツク・スクリ−ンズ・オイ | Χ線コリメ−タ |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5884483U (ja) * | 1982-10-25 | 1983-06-08 | 東京貿易株式会社 | 管体連結用金具 |
-
1986
- 1986-07-23 JP JP1986112065U patent/JPH0536237Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5811900A (ja) * | 1981-04-29 | 1983-01-22 | ラジオグラフイツク・スクリ−ンズ・オイ | Χ線コリメ−タ |
JPS57198877A (en) * | 1981-05-30 | 1982-12-06 | Shimadzu Corp | Collimator of scintillation camera |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6320081U (ja) | 1988-02-09 |
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