JPH0449600Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0449600Y2 JPH0449600Y2 JP11759384U JP11759384U JPH0449600Y2 JP H0449600 Y2 JPH0449600 Y2 JP H0449600Y2 JP 11759384 U JP11759384 U JP 11759384U JP 11759384 U JP11759384 U JP 11759384U JP H0449600 Y2 JPH0449600 Y2 JP H0449600Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- collimator
- scintillation camera
- subject
- cross
- section
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000005855 radiation Effects 0.000 claims description 6
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 5
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 4
- 238000004458 analytical method Methods 0.000 description 1
- 238000002591 computed tomography Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000000638 solvent extraction Methods 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野
この考案は、シンチレーシヨンカメラにおいて
ECT(エミツシヨン型コンピユータトモグラフ
イ)のために用いるコリメータに関する。
ECT(エミツシヨン型コンピユータトモグラフ
イ)のために用いるコリメータに関する。
(ロ) 従来技術
シンチレーシヨンカメラのコリメータは、入射
放射線の方向を規制するものであるが、多数の放
射線透過孔の方向によつてスラント型とフアンビ
ーム型とが従来より知られている。スラント型コ
リメータは、1方向の断面において透過孔が平行
に傾斜させられているもので、フアンビーム型コ
リメータは1方向の断面において透過孔が1点に
集束するよう傾斜させられているものである。
放射線の方向を規制するものであるが、多数の放
射線透過孔の方向によつてスラント型とフアンビ
ーム型とが従来より知られている。スラント型コ
リメータは、1方向の断面において透過孔が平行
に傾斜させられているもので、フアンビーム型コ
リメータは1方向の断面において透過孔が1点に
集束するよう傾斜させられているものである。
シンチレーシヨンカメラを被検者の周囲に回転
させて、周囲のあらゆる方向から投影データを得
ることによりECTが行なわれる。この場合、特
に被検者の頭部の断層イメージを得ようとすると
き、スラント型コリメータを使用しシンチレーシ
ヨンカメラを傾けた状態で回転させると、シンチ
レーシヨンカメラに接近している頭頂部付近では
解像度が高いが、頸部に近づくにつれて撮影対象
がシンチレーシヨンカメラから離れて解像度が低
下する問題がある。また、フアンビーム型コリメ
ータを使用すれば解像度は向上するが、この場合
は体軸に対して平行にシンチレーシヨンカメラを
保つて回転させなければならないので、シンチレ
ーシヨンカメラを頭部に接近させて回転しようと
すると、シンチレーシヨンカメラが被検者の肩に
衝突するため、ある程度の距離までしか接近でき
ない。そのため、解像度をそれ程向上させられな
い問題がある。
させて、周囲のあらゆる方向から投影データを得
ることによりECTが行なわれる。この場合、特
に被検者の頭部の断層イメージを得ようとすると
き、スラント型コリメータを使用しシンチレーシ
ヨンカメラを傾けた状態で回転させると、シンチ
レーシヨンカメラに接近している頭頂部付近では
解像度が高いが、頸部に近づくにつれて撮影対象
がシンチレーシヨンカメラから離れて解像度が低
下する問題がある。また、フアンビーム型コリメ
ータを使用すれば解像度は向上するが、この場合
は体軸に対して平行にシンチレーシヨンカメラを
保つて回転させなければならないので、シンチレ
ーシヨンカメラを頭部に接近させて回転しようと
すると、シンチレーシヨンカメラが被検者の肩に
衝突するため、ある程度の距離までしか接近でき
ない。そのため、解像度をそれ程向上させられな
い問題がある。
(ハ) 目的
この考案は、シンチレーシヨンカメラを回転さ
せてECTを行なう場合に、高分解能の画像を得
ることができるシンチレーシヨンカメラのコリメ
ータを提供することを目的とする。
せてECTを行なう場合に、高分解能の画像を得
ることができるシンチレーシヨンカメラのコリメ
ータを提供することを目的とする。
(ニ) 構成
この考案によれば、多数の放射線透過孔を有す
るシンチレーシヨンカメラのコリメータにおい
て、1方向の断面においては該透過孔が平行に傾
斜し、かつ上記の方向に略直角な方向の断面にお
いては該透過孔が1つの焦点に集束するよう傾斜
して、上記の多数の透過孔を形成している。
るシンチレーシヨンカメラのコリメータにおい
て、1方向の断面においては該透過孔が平行に傾
斜し、かつ上記の方向に略直角な方向の断面にお
いては該透過孔が1つの焦点に集束するよう傾斜
して、上記の多数の透過孔を形成している。
(ホ) 実施例
第1図のように、この考案に係るコリメータ1
は、X方向に仕切る多数の放射線遮蔽性の薄板2
と、Y方向に仕切る多数の放射線遮蔽性の薄板3
とを格子状に組み合わせてなり、格子状の多数の
隙間を放射線透過孔としている。これだけの構成
であれば通常のコリメータと変わらないが、仕切
り板2,3がつぎのように傾斜させられている。
すなわち、X方向に断面してみると、第2図のよ
うに、X方向仕切り板2はスラント型コリメータ
と同様に平行に傾斜させられている。また、Y方
向に断面してみると、第3図に示すように、Y方
向仕切り板3がフアンビーム型コリメータと同様
に1点に集束するよう傾けられている。
は、X方向に仕切る多数の放射線遮蔽性の薄板2
と、Y方向に仕切る多数の放射線遮蔽性の薄板3
とを格子状に組み合わせてなり、格子状の多数の
隙間を放射線透過孔としている。これだけの構成
であれば通常のコリメータと変わらないが、仕切
り板2,3がつぎのように傾斜させられている。
すなわち、X方向に断面してみると、第2図のよ
うに、X方向仕切り板2はスラント型コリメータ
と同様に平行に傾斜させられている。また、Y方
向に断面してみると、第3図に示すように、Y方
向仕切り板3がフアンビーム型コリメータと同様
に1点に集束するよう傾けられている。
このコリメータ1は第4図および第5図のよう
に被検者4の頭部に向けられる。なお、シンチレ
ーシヨンカメラは図示していないが、シンチレー
シヨンカメラの前面にコリメータ1が取り付けら
れる、つまり図のコリメータ1の後面にシンチレ
ーシヨンカメラが位置している。この場合、X方
向のA,B,C各位置で焦点位置がa,b,cの
ように体軸に平行であると、被写体が視野内に収
まらない場合(この図ではCの部分)が生じるの
で、そのような場合には焦点を、被写体の全てが
視野内に収まるように、たとえば図のa′,b′,
c′のように定める。なお、この焦点位置は図の
a′,b′,c′のように直線に定める必要はなく、被
写体に形成に応じて適宜定める(特に頭部の形状
の詳しい解析結果に応じて定める)ことができ
る。
に被検者4の頭部に向けられる。なお、シンチレ
ーシヨンカメラは図示していないが、シンチレー
シヨンカメラの前面にコリメータ1が取り付けら
れる、つまり図のコリメータ1の後面にシンチレ
ーシヨンカメラが位置している。この場合、X方
向のA,B,C各位置で焦点位置がa,b,cの
ように体軸に平行であると、被写体が視野内に収
まらない場合(この図ではCの部分)が生じるの
で、そのような場合には焦点を、被写体の全てが
視野内に収まるように、たとえば図のa′,b′,
c′のように定める。なお、この焦点位置は図の
a′,b′,c′のように直線に定める必要はなく、被
写体に形成に応じて適宜定める(特に頭部の形状
の詳しい解析結果に応じて定める)ことができ
る。
こうして、図示しないシンチレーシヨンカメラ
をコリメータ1とともに第4図および第5図のよ
うに被検者4の体軸に対して斜めに配置して体軸
周囲に回転させる。すると、C部分では被写体か
ら離れているので被検者4の肩に衝突することが
避けられ、また、Aの部分およびBの部分では被
写体に極限まで近づくことができる。そして、体
軸に直角な方向での断面を見ると第4図のように
フアンビーム型コリメータと同様になつているの
で、拡大した投影データを収集できる。そのた
め、スラント型コリメータとフアンビーム型コリ
メータの利点のみをともに備えていると言うこと
ができ、高分解能のETC画像を得ることができ
る。
をコリメータ1とともに第4図および第5図のよ
うに被検者4の体軸に対して斜めに配置して体軸
周囲に回転させる。すると、C部分では被写体か
ら離れているので被検者4の肩に衝突することが
避けられ、また、Aの部分およびBの部分では被
写体に極限まで近づくことができる。そして、体
軸に直角な方向での断面を見ると第4図のように
フアンビーム型コリメータと同様になつているの
で、拡大した投影データを収集できる。そのた
め、スラント型コリメータとフアンビーム型コリ
メータの利点のみをともに備えていると言うこと
ができ、高分解能のETC画像を得ることができ
る。
(ヘ) 効果
この考案によれば、スラント型コリメータとフ
アンビーム型コリメータの利点のみを集めたこと
になり、シンチレーシヨンカメラを被検者に十分
接近させて、高分解能のECT画像を得ることが
できる。
アンビーム型コリメータの利点のみを集めたこと
になり、シンチレーシヨンカメラを被検者に十分
接近させて、高分解能のECT画像を得ることが
できる。
第1図はこの考案の一実施例の斜視図、第2図
はX方向断面図、第3図はY方向断面図、第4図
および第5図は被検者に対するコリメータの位置
関係を示すためのもので、第4図は頭頂部方向か
ら見た正面図、第5図は側面図である。 1……コリメータ、2……X方向仕切り板、3
……Y方向仕切り板、4……被検者。
はX方向断面図、第3図はY方向断面図、第4図
および第5図は被検者に対するコリメータの位置
関係を示すためのもので、第4図は頭頂部方向か
ら見た正面図、第5図は側面図である。 1……コリメータ、2……X方向仕切り板、3
……Y方向仕切り板、4……被検者。
Claims (1)
- 多数の放射線透過孔を有するシンチレーシヨン
カメラのコリメータにおいて、1方向の断面にお
いては上記透過孔が平行に傾斜し、かつ上記の方
向とは略直角な方向の断面においては上記透過孔
が1つの焦点に集束するよう傾斜して形成されて
いることを特徴とするシンチレーシヨンカメラの
コリメータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11759384U JPS6132999U (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | シンチレ−シヨンカメラのコリメ−タ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11759384U JPS6132999U (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | シンチレ−シヨンカメラのコリメ−タ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6132999U JPS6132999U (ja) | 1986-02-27 |
JPH0449600Y2 true JPH0449600Y2 (ja) | 1992-11-20 |
Family
ID=30676497
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11759384U Granted JPS6132999U (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | シンチレ−シヨンカメラのコリメ−タ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6132999U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4670657A (en) * | 1985-03-29 | 1987-06-02 | Siemens Gammasonics, Inc. | Astigmatic collimator |
JP6132477B2 (ja) * | 2012-05-08 | 2017-05-24 | 東芝メディカルシステムズ株式会社 | 医用画像診断装置 |
-
1984
- 1984-07-31 JP JP11759384U patent/JPS6132999U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6132999U (ja) | 1986-02-27 |
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