JPH0731849Y2 - 紋り成形用雄型装置 - Google Patents

紋り成形用雄型装置

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JPH0731849Y2
JPH0731849Y2 JP1988039449U JP3944988U JPH0731849Y2 JP H0731849 Y2 JPH0731849 Y2 JP H0731849Y2 JP 1988039449 U JP1988039449 U JP 1988039449U JP 3944988 U JP3944988 U JP 3944988U JP H0731849 Y2 JPH0731849 Y2 JP H0731849Y2
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JP
Japan
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pressure pad
retainer
outer peripheral
peripheral surface
punch
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JP1988039449U
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JPH01143625U (ja
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好巳 寺島
宣昭 長谷
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Toyo Seikan Kaisha Ltd
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Toyo Seikan Kaisha Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、金属箔、プラスチックフィルム又はこれらの
積層体等の比較的薄く、剛性に乏しい可撓性材料のブラ
ンクを、しわや破断を生ずることなく絞り成形して、容
器等に用いられる例えば逆円錐台状等のカップ状体を製
造することが可能な、外周面が筒状弾性体よりなるポン
チを備える絞り成形用雄型装置に関する。
(従来の技術) 絞り成形によって形成されるカップ状体は、互いの積重
ねを可能にするため、上拡りの形状、例えば逆円錐台形
状であることが好ましい。
このようなカップ状体を、比較的薄い、可撓性材料のブ
ランクから、しわや破断を生ずることなく絞り成形して
製造するのに適した絞り成形用工具として、外周面が逆
円錐台形状の弾性体よりなるポンチを備えるものが提案
されている(特開昭60-30528号公報)。
この従来の工具を用いた場合、絞り成形中カップ状体の
側壁部のみが弾性体によって押圧されるので、側壁部の
しわ発生は防止されるが、側壁部とフランジ部との間の
曲率部にしわが残り易い。
絞り成形の場合には一般に、ダイのブランク接触面にお
いてしわが発生するのを防止するためプレッシャパッド
(しわ押え又はブランクホルダーとも呼ばれる)が用い
られる。プレッシャパッドは、常時スプリング又はエア
圧等によりダイ側に向ってバイアスされており、かつポ
ンチ先端面より大きく突出しないように、リテーナに係
止されている。この係止は従来、プレッシャパッドの環
状外側突出部とリテーナの環状内側突出部の係合によっ
て行なわれていた(特公昭51-38674号公報、特公昭60-1
1576号公報)。
(考案が解決しようとする課題) この曲率部のしわおよび側壁部のしわを同時に防止可能
なポンチとして、後記のように、先端部に向って径方向
断面積が小さくなる外周面を有し、絞り成形中、ダイの
曲率部に接触するブランクの部分を押圧可能な筒状弾性
体を備え、プレッシャパッド、すなわちしわ押さえ具の
開口部の径よりも、上記外周面の、周方向対応する部分
間の最大径が大きいものが適していることを見出した。
この場合、筒状弾性体が摩損してポンチを交換する際
に、プレッシャパッドを本体より取外さなければならな
いが、前述のようにプレッシャパッドとリテーナが各々
の環状突出部によって係合していると、リテーナも本体
より取外さないとプレッシャパッドの取外しができな
い。
リテーナの内側先端部には通常、ダイの入口部側外周端
の刃部と協同して材料をブランクに切断するための環状
刃が設けられている。そのためリテーナの取付けのさい
は、ダイに対する精密な位置決め(刃合せ)を行なわな
ければならず、このため比較的多くの時間と労力を必要
とする。しかも弾性ゴム等よりなる筒状弾性体は比較的
摩損が速く、従ってポンチの交換頻度も比較的高いの
で、この交換毎にリテーナを取外すとなると、生産性が
低下するという問題があった。
本考案は、ブランクが比較的薄く、可撓性材料よりなる
場合であっても、絞り成形の際に、側壁部とフランジ部
との間の曲率部にしわが発生し難く、かつリテーナを取
り外さなくても、プレッシャパッドの取り外しが可能
な、先端部に向って径方向断面積が次第に小さくなる外
周面を有し、この外周面の周方向対応する部分間の最大
径が、プレッシャパッドの開口部の径より大きい筒状弾
性体を有するポンチを備える、上拡りのカップ状体を絞
り成形するための雄型装置を提供することを目的とす
る。
(課題を解決するための手段) 本考案の絞り成形用雄型装置は、先端部に向って径方向
断面積が小さくなる外周面を有し、絞り成形中、ダイの
曲率部に接触するブランクの部分を押圧可能な筒状弾性
体を備えるポンチ、しわ押え用のプレッシャパッド、お
よびプレッシャパッドを係止するためのリテーナを備
え、プレッシャパッドの開口部の径が、上記外周面の、
周方向対応する部分間の最大径より小さい絞り成形用雄
型装置であって、プレッシャパッドに、リテーナに形成
された軸方向に延びるスロットを挿通するボルトが螺着
されていて、ボルトがスロットの先端側端面に当接し
て、プレッシャパッドが係止されていることを特徴とす
る。
(作用) ポンチの筒状弾性体は、絞り成形中、ダイの曲率部に接
触するブランクの部分を押圧可能になっているので、こ
のブランクの部分は、筒状弾性体による弾性圧によって
押圧されながら絞り成形されるので、ブランクが比較的
薄く、可撓性材料よりなる場合であっても、フランジ部
と側壁部との間の曲率部、および側壁部にしわが発生し
難い。
プレッシャパッドに、リテーナのスロットを挿通するボ
ルトが螺着しており、このボルトがスロットの先端側
(すなわちダイ側)端面に当接することによって、プレ
ッシャパッドはリテーナに係止している。従って係止の
ために従来の装置に用いられるような環状突出部を形成
する必要はない。そのため単にボルトの螺合を解いて、
ボルトをプレッシャパッドより取外すのみで、リテーナ
を取外すことなく、プレッシャパッドを取外すことがで
きる。
(実施例) 第1図,第2図において、1は絞り成形用雄型装置であ
り、2は雌型装置である。雄型装置1は、ポンチ3、リ
ング状のプレッシャパッド4および円筒状のリテーナ5
を備えている。
ポンチ3は通常は鋼よりなる剛性の中心軸6、および中
心軸6に周設された弾性ゴムよりなる筒状弾性体7より
なっている。中心軸6の上端部6aは逆円錐台状に上拡り
になっていて、その上面6a1がポンチ上面の周縁部を除
く大部分を占めている。筒状弾性体7は、水平基部7aお
よび外周面7b1が円錐台状の筒状部7bよりなっており、
筒状部7bは空隙8を介して中心軸6を包囲している。
中心軸6の下端はねじ部となっていて、ねじ部をナット
11で締めつけることによて、筒状弾性体7は支持板9を
介してボルスター10に固着されている。ボルスター10は
ボルト13により固定ベッド12に固設されている。なお28
はエア抜き孔である。
ポンチ3を包囲するプレッシャパッド4の下面にはクッ
ションピン14が螺着されており、クッションピン14はボ
ルスター10およびベッド12を挿通しており、その下端面
14aはクッションプレート15に当接している。クッショ
ンプレート15従ってプレッシャパッド4は、押圧スプリ
ング16によって上方に向ってバイアスされている。なお
17はブッシングである。
プレッシャパッド4を包囲するリテーナ5は、ボルト18
(第2図)によってベッド12に固設されている。第2
図,第3図に示すように、リテーナ5には軸方向に延び
る複数のスロット19が形成されている。スロット19を半
径方向に挿通するボルト20が、プレッシャパッド4にそ
の外周面4b側から螺着されていて、スロット19の上端面
19aにボルト20が当接することにより、常時上方に向っ
てバイアスされるプレッシャパッド4はリテーナ5に係
止され、好ましくはプレッシャパッド4の上面がリテー
ナ5の上面より僅かに突出するように構成されている。
なおスロット19の下端面19bが、絞り成形のさいプレッ
シャパッド4が下死点に達したときのボルト20の下面よ
り若干下方に位置するように、スロット19は形成されて
いる(第4図参照)。
リテーナ5の内側先端部には環状刃21が着設されてお
り、環状刃21は絞り成形の直前に、雌型装置2のダイ22
の底面外周端を形成する刃部23と協同して、可撓性シー
ト24よりブランクを打抜き形成するように構成されてい
る。
ダイ22はラム25にボルト(図示されない)によって固着
されている。ダイ22のキャビティ内周面22aは、形成さ
れるべきカップ状体26(第4図)の胴壁部26aと対応す
る円錐台状になっており、曲率部22bを介して、しわ押
え面である底面22cに接続している。
可撓性のブランクを破断やしわの発生なく絞り成形する
ためには、特公昭57-4408号公報に記載されているよう
に、絞り成形中にダイス曲率部22bと接触しているブラ
ンクの部分を、筒状弾性体7で押圧しながら成形するこ
とが望ましい。そのため筒状弾性体7の実際成形に関与
する筒状部7bの外周面7b1の直径は上端近傍を除いて、
ダイ22の曲率部22bの最小径よりも若干大きくなってい
る。一方プレッシャパッド4の開口部4aの内径D1(第1
図)は、ダイ22の曲率部22bの最大径にほぼ等しく定め
られている。従って外周面7b1の直径(下方に向って次
第に大きくなっている)は全体として、開口部4aの内径
D1より大きく、従って外周面7b1の最大直径D2は内径D1
よりも大きい。そのためプレッシャパッド4を取外さな
くてはポンチ3の交換は不可能である。
以上の装置により絞り成形は次のようにして行なわれ
る。
ラム25の下降と共にダイ22が下降し、ダイ22のしわ押え
面22cが可撓性シート24に接触した後、さらに下降する
と、プレッシャパッド4も下降し、刃21と刃部23によっ
て、シート24よりブランクが切断形成される。
ダイ22がさらに下降を続けると、ブランクの周縁部は、
しわ押え面22cとプレッシャパッド4の間で押圧され、
絞り成形中に曲率部22bおよびキャビティ内周面22aと接
触するブランクの部分は、筒状弾性体7の外周面7b1
よって押圧されて、しわの発生を防止されながら、絞り
成形が進行する。そして第4図に示されるように、フラ
ンジ部26bの付いたカップ状体26が形成される。
ポンチ3の交換は次のようにして行なわれる。先づボル
ト20を回してプレッシャパッド4より取外した後、プレ
ッシャパッド4をプレッシャピン14と共に引抜く。次い
でボルト13を抜いてボルスター10をベッド12より取外し
て、リテーナ5内より取出す。その後ナット11を回して
ポンチ3をボルスター10より取外し、新しい筒状弾性体
7をボルスター10に装着する。このボルスター10をベッ
ド12に取付けるか、又は予備ボルスター(新ポンチ3の
着設された)10を取付けた後、プレッシャパッド4を装
着し、ボルト20を螺着する。
本考案は以上の実施例によって制約されるものではな
く、例えば筒状弾性体7の横断面形状は隅丸四角形,楕
円形等の適宜の形状をとりうるものである。この場合は
プレッシャパッド4の内周面の横断面形状は、隅丸四角
形,楕円形等の筒状弾性体7のそれに対応する形状とな
る。また空隙8は必ずしもなくてもよい。
(考案の効果) 本考案の絞り成形用雄型装置は、次の効果を奏する。
ブランクが比較的薄く、可撓性材料よりなる場合であ
っても、側壁部とフランジ部との間の曲率部、および側
壁部にしわが発生し難い。
リテーナを取り外さなくても、螺着されたボルトを外
すたけでプレッシャパッドを取り外すことができる。
従ってリテーナの取り外しに伴う刃合せ等の時間と労力
を必要とせず、生産性が向上するというメリットを有す
る。
さらにボルトのみでプレッシャパッドを係止しているの
で、係止材料のコストが低く、さらに係止を解くのに手
間が掛からないというメリットを有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例である雄型装置を備える絞り成
形装置の例の、絞り成形前における、第2図のI-I線に
沿う縦断面図、第2図は第1図のII-II線に沿う横断面
図、第3図は第1図のIII-III線からみた側面図、第4
図は第1図の装置を用いて絞り成形を行った直後の状態
を示す縦断面図である。 1……絞り成形用雄型装置、3……ポンチ、4……プレ
ッシャパッド、4a……開口部、5……リテーナ、6a……
上端部(先端部)、7……筒状弾性体、7b1……外周
面、19……スロット、19a……上端部(先端側端面)、2
0……ボルト、22……ダイ、22b……曲率部、24……可撓
性シート(ブランク)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端部に向って径方向断面積が小さくなる
    外周面を有し、絞り成形中、ダイの曲率部に接触するブ
    ランクの部分を押圧可能な筒状弾性体を備えるポンチ、
    しわ押え用のプレッシャパッド、およびプレッシャパッ
    ドを係止するためのリテーナを備え、プレッシャパッド
    の開口部の径が、上記外周面の、周方向対応する部分間
    の最大径より小さい絞り成形用雄型装置であって、プレ
    ッシャパッドに、リテーナに形成された軸方向に延びる
    スロットを挿通するボルトが螺着されていて、ボルトが
    スロットの先端側端面に当接して、プレッシャパッドが
    係止されていることを特徴とする絞り成形用雄型装置。
JP1988039449U 1988-03-25 1988-03-25 紋り成形用雄型装置 Expired - Lifetime JPH0731849Y2 (ja)

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