JPH0731823A - 油煙等の除去方法及びその除去装置 - Google Patents
油煙等の除去方法及びその除去装置Info
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- JPH0731823A JPH0731823A JP5177841A JP17784193A JPH0731823A JP H0731823 A JPH0731823 A JP H0731823A JP 5177841 A JP5177841 A JP 5177841A JP 17784193 A JP17784193 A JP 17784193A JP H0731823 A JPH0731823 A JP H0731823A
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- forming plate
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Abstract
(57)【要約】
【目的】掃除の手間がかからずに、油煙や臭気、熱気等
を効率良く除去できる油煙等の除去方法及び除去のため
の装置を提供する。 【構成】水膜形成板６の下端が水面下に没する位置まで
水タンク８に水を収容し、ファン等で吸引ダクト２から
空気を吸引すると、水膜形成板６に多数配列された空隙
１０下方付近の水は、空隙１０を通過する空気流によっ
て攪拌されて空隙１０部分に上昇してここに水膜を形成
する。空隙１０に形成された水膜を油煙等を含んだ空気
が通過する際に、水膜中に油煙や臭いが空気から分離さ
れて除去されることによって空気が清浄化される。
を効率良く除去できる油煙等の除去方法及び除去のため
の装置を提供する。 【構成】水膜形成板６の下端が水面下に没する位置まで
水タンク８に水を収容し、ファン等で吸引ダクト２から
空気を吸引すると、水膜形成板６に多数配列された空隙
１０下方付近の水は、空隙１０を通過する空気流によっ
て攪拌されて空隙１０部分に上昇してここに水膜を形成
する。空隙１０に形成された水膜を油煙等を含んだ空気
が通過する際に、水膜中に油煙や臭いが空気から分離さ
れて除去されることによって空気が清浄化される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、厨房等において油煙や
臭気、熱気などを水を用いて効果的に除去するための方
法及び装置に関する。
臭気、熱気などを水を用いて効果的に除去するための方
法及び装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、厨房等で発生する油煙や臭気、熱
気等を除去するために、網目状のフィルタの表面に水を
流して水膜を形成し、このフィルタを通して厨房内の油
煙等をファン等で吸引して通過させることが行われてお
り、フィルタの表面に水の表面張力によって形成される
水膜を油煙等を含んだ空気が通過する際に、吸引される
空気中から油煙や臭気などがフィルタ表面の水の中に捕
らえられて空気中の汚れが除去される方式を採ってい
る。
気等を除去するために、網目状のフィルタの表面に水を
流して水膜を形成し、このフィルタを通して厨房内の油
煙等をファン等で吸引して通過させることが行われてお
り、フィルタの表面に水の表面張力によって形成される
水膜を油煙等を含んだ空気が通過する際に、吸引される
空気中から油煙や臭気などがフィルタ表面の水の中に捕
らえられて空気中の汚れが除去される方式を採ってい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな方式のものは、フィルタが微細な網目で構成されて
いるため、ここに油煙等の汚れが付着すると目詰まりを
起こし、吸引効率が悪くなるため頻繁にフィルタの掃除
を行う必要があった。
うな方式のものは、フィルタが微細な網目で構成されて
いるため、ここに油煙等の汚れが付着すると目詰まりを
起こし、吸引効率が悪くなるため頻繁にフィルタの掃除
を行う必要があった。
【０００４】本発明は、このような従来の方式の欠点を
解消し、掃除の手間がかからずに、油煙や臭気、熱気等
を効率良く除去できる新規な油煙等の除去方法及び装置
を提供することを目的とする。
解消し、掃除の手間がかからずに、油煙や臭気、熱気等
を効率良く除去できる新規な油煙等の除去方法及び装置
を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的のために、本発
明の油煙等の除去方法は、対向する両側の周縁が上方で
近接する方向に屈曲して上端で連続する輪郭に形成され
た空隙を水平方向に多数配列した水膜形成板を、前記空
隙の下端側の一部が水面下に没するように設けて水膜形
成板を境にして外部と内部とに空間を画定し、内部の空
間を負圧にすることにより前記空隙を通じて外部より内
部に向かう空気流を生じせしめ、この空気流により空隙
下端部分の水を攪拌して水膜形成板の空隙部分に水膜を
形成し、この水膜を外部から内部に空気が通過する際に
空気中に含まれる油煙等を水膜中に除去するようにした
ものである。
明の油煙等の除去方法は、対向する両側の周縁が上方で
近接する方向に屈曲して上端で連続する輪郭に形成され
た空隙を水平方向に多数配列した水膜形成板を、前記空
隙の下端側の一部が水面下に没するように設けて水膜形
成板を境にして外部と内部とに空間を画定し、内部の空
間を負圧にすることにより前記空隙を通じて外部より内
部に向かう空気流を生じせしめ、この空気流により空隙
下端部分の水を攪拌して水膜形成板の空隙部分に水膜を
形成し、この水膜を外部から内部に空気が通過する際に
空気中に含まれる油煙等を水膜中に除去するようにした
ものである。
【０００６】また、本発明の油煙等の除去装置は上方に
吸引ダクトが連結され側面の上下方向の中間位置におい
て長手方向に亘って吸気口が形成されるとともに吸気口
より下方に水タンクを有する装置本体と、前記装置本体
の吸気口上端縁近傍内側から下方に装置本体の側面に沿
って垂下されて下端が吸気口の下端縁より下方に達する
水膜形成板とからなり、前記水膜形成板は対向する両側
の周縁が上方で近接する方向に屈曲して上端で連続する
輪郭に形成された空隙を水平方向に多数配列してなるも
のである。
吸引ダクトが連結され側面の上下方向の中間位置におい
て長手方向に亘って吸気口が形成されるとともに吸気口
より下方に水タンクを有する装置本体と、前記装置本体
の吸気口上端縁近傍内側から下方に装置本体の側面に沿
って垂下されて下端が吸気口の下端縁より下方に達する
水膜形成板とからなり、前記水膜形成板は対向する両側
の周縁が上方で近接する方向に屈曲して上端で連続する
輪郭に形成された空隙を水平方向に多数配列してなるも
のである。
【０００７】
【作用】水膜形成板の下端が水面下に没する位置まで水
タンクに水を収容し、ファン等で吸引ダクトから空気を
吸引すると、水膜形成板に多数配列された空隙下方付近
の水は、空隙を通過する空気流によって攪拌されて水膜
形成板の空隙部分に上昇してここに水膜を形成する。
タンクに水を収容し、ファン等で吸引ダクトから空気を
吸引すると、水膜形成板に多数配列された空隙下方付近
の水は、空隙を通過する空気流によって攪拌されて水膜
形成板の空隙部分に上昇してここに水膜を形成する。
【０００８】空隙に形成された水膜を油煙等を含んだ空
気が通過する際に、水膜中に油煙や臭いが空気から分離
されて除去されることによって空気が清浄化される。
気が通過する際に、水膜中に油煙や臭いが空気から分離
されて除去されることによって空気が清浄化される。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図１は、本発明に係る油煙等の除去装置の１実
施例を示す斜視断面図であって、１は装置本体であっ
て、その上部は開口部１ａを形成してダクト２の下面の
開口部２ａに連結されている。
明する。図１は、本発明に係る油煙等の除去装置の１実
施例を示す斜視断面図であって、１は装置本体であっ
て、その上部は開口部１ａを形成してダクト２の下面の
開口部２ａに連結されている。
【００１０】ダクト２は図示しない吸引ファンに連結さ
れており、装置本体１上方の開口部１ａを通して空気を
吸引するようになっている。
れており、装置本体１上方の開口部１ａを通して空気を
吸引するようになっている。
【００１１】装置本体１の側面には吸気口３が設けられ
ている。吸気口３は装置本体１の長手方向に細長く形成
されており、外部の油煙等を含んだ汚れた空気はここか
ら装置本体１内部に取り込まれる。
ている。吸気口３は装置本体１の長手方向に細長く形成
されており、外部の油煙等を含んだ汚れた空気はここか
ら装置本体１内部に取り込まれる。
【００１２】吸気口３の上端縁から内側へ向かって傾斜
壁４が設けられており、その中間の位置には下方へ向か
って取付板５が設けられている。取付板５はその下部に
後述する水膜形成板６を取り付けるためのものである。
壁４が設けられており、その中間の位置には下方へ向か
って取付板５が設けられている。取付板５はその下部に
後述する水膜形成板６を取り付けるためのものである。
【００１３】前記傾斜壁４は取付板５が設けられている
位置より更に内方へ庇状に延びてその先端部分は傾斜板
７となっている。
位置より更に内方へ庇状に延びてその先端部分は傾斜板
７となっている。
【００１４】装置本体１の下方には、前記吸気口３の下
端縁より少し下方まで水を収容する水タンク８が配置さ
れている。なお、９は水タンク８内の水が所定水位をこ
えて給水された場合にその余剰分を排水するためのオー
バーフロー管である。
端縁より少し下方まで水を収容する水タンク８が配置さ
れている。なお、９は水タンク８内の水が所定水位をこ
えて給水された場合にその余剰分を排水するためのオー
バーフロー管である。
【００１５】水膜形成板６は、細長い形状をしており、
その下端側には、多数の空隙１０が櫛歯状に連続して形
成されている。水膜形成板６はねじ孔１１の部分で前記
取付板５の下部にねじ１２により取り付けられる。この
場合、ねじ孔１１を長孔等に形成し上下位置を調整でき
るようにしてもよい。
その下端側には、多数の空隙１０が櫛歯状に連続して形
成されている。水膜形成板６はねじ孔１１の部分で前記
取付板５の下部にねじ１２により取り付けられる。この
場合、ねじ孔１１を長孔等に形成し上下位置を調整でき
るようにしてもよい。
【００１６】水膜形成板６に設けられる空隙１０は、そ
のピッチを例えば６０ｍｍ程度、切り込みの深さを４５
ｍｍ程度とすることができる。
のピッチを例えば６０ｍｍ程度、切り込みの深さを４５
ｍｍ程度とすることができる。
【００１７】空隙１０の形状は、この実施例では図２に
示すように上方が逆Ｖ字状の輪郭を有し下端１０ａが開
放されたスリット状のものが用いられているが、空隙１
０は両側の周縁Ｓが上方で近接する方向に屈曲して上端
１０ｂで連続する輪郭に形成してあればよく、下端１０
ａは開放しないで孔状に形成してもよい。
示すように上方が逆Ｖ字状の輪郭を有し下端１０ａが開
放されたスリット状のものが用いられているが、空隙１
０は両側の周縁Ｓが上方で近接する方向に屈曲して上端
１０ｂで連続する輪郭に形成してあればよく、下端１０
ａは開放しないで孔状に形成してもよい。
【００１８】また、空隙１０の形状は、この実施例の他
にも例えば図３に示すような上方が円弧状ないし楕円弧
状の輪郭に形成したものを用いてもよい。
にも例えば図３に示すような上方が円弧状ないし楕円弧
状の輪郭に形成したものを用いてもよい。
【００１９】水膜形成板６は、その下端６ａが水タンク
８内に収容された水面に空隙１０の開口端が水没する高
さ、例えば水面より１５ｍｍ程度下方に位置するように
取付けられる。
８内に収容された水面に空隙１０の開口端が水没する高
さ、例えば水面より１５ｍｍ程度下方に位置するように
取付けられる。
【００２０】水タンク８内の水膜形成板６の下方から装
置本体１の水膜形成板６の下端６ａより上方に亘って水
膜形成板６の下端を中心とした円弧状断面をもつ誘導板
１３が装置本体１の長手方向に沿って設けられている。
この実施例の場合では、誘導板１３の円弧の半径を約１
００ｍｍとして形成し、その上端１３ａと水膜形成板６
との水平距離を約３５ｍｍまで接近させている。
置本体１の水膜形成板６の下端６ａより上方に亘って水
膜形成板６の下端を中心とした円弧状断面をもつ誘導板
１３が装置本体１の長手方向に沿って設けられている。
この実施例の場合では、誘導板１３の円弧の半径を約１
００ｍｍとして形成し、その上端１３ａと水膜形成板６
との水平距離を約３５ｍｍまで接近させている。
【００２１】誘導板１３の上端１３ａより上方には、こ
れに覆い被さるように庇状の傾斜板７が位置している。
また傾斜板７の更に上方には、装置本体１の上方開口部
に臨んで屋根型の整流板１４が装置本体１の長手方向に
配置されている。
れに覆い被さるように庇状の傾斜板７が位置している。
また傾斜板７の更に上方には、装置本体１の上方開口部
に臨んで屋根型の整流板１４が装置本体１の長手方向に
配置されている。
【００２２】以上の構成において、水タンク８内に図示
していない位置から水を給水し、水膜形成板６の下端６
ａが水没する水位にする。この時、余剰に給水された水
はオーバーフロー管９により外部に排出されるので自動
的に適正水位まで給水される。
していない位置から水を給水し、水膜形成板６の下端６
ａが水没する水位にする。この時、余剰に給水された水
はオーバーフロー管９により外部に排出されるので自動
的に適正水位まで給水される。
【００２３】なお、水タンク８内の給水は連続的に行っ
て、水タンク内８内の水が常時入れ替わるようにしても
よいし、また、定期的に排水して新しい水と取り替える
ようにしてもよい。
て、水タンク内８内の水が常時入れ替わるようにしても
よいし、また、定期的に排水して新しい水と取り替える
ようにしてもよい。
【００２４】この状態で、ダクト２に連結された図示し
ない位置にあるファンを駆動させるとダクト内は負圧に
なるため、装置本体１の側方に設けられた吸気口３か
ら、水膜形成板６の装置本体１と水面とによって形成さ
れている隙間を介して装置本体１内に矢示のように外部
の空気が流入する。
ない位置にあるファンを駆動させるとダクト内は負圧に
なるため、装置本体１の側方に設けられた吸気口３か
ら、水膜形成板６の装置本体１と水面とによって形成さ
れている隙間を介して装置本体１内に矢示のように外部
の空気が流入する。
【００２５】外部から流入する空気は、空隙１０と水面
によって画定された狭い間隙を通過して高速で装置本体
１内に流入するため、水膜形成板６下面部分にある水は
激しく攪拌されて水膜形成板６の下方から内側上方に亘
って配置されている誘導板１３に沿って上昇し、水膜形
成板６の内側に多数の気泡を発生させて水膜形成板６の
空隙１０上に水膜Ｗを形成する。
によって画定された狭い間隙を通過して高速で装置本体
１内に流入するため、水膜形成板６下面部分にある水は
激しく攪拌されて水膜形成板６の下方から内側上方に亘
って配置されている誘導板１３に沿って上昇し、水膜形
成板６の内側に多数の気泡を発生させて水膜形成板６の
空隙１０上に水膜Ｗを形成する。
【００２６】図４に示すように流入する空気Ａはこの水
膜Ｗを通過する際に、油煙や臭い等の粒子Ｐが水中に除
去され、また激しく泡立つ水は一部霧状になって、熱を
奪い空気を冷却する。
膜Ｗを通過する際に、油煙や臭い等の粒子Ｐが水中に除
去され、また激しく泡立つ水は一部霧状になって、熱を
奪い空気を冷却する。
【００２７】こうして、水膜Ｗを通過して清浄化された
空気は誘導板１３に沿って上昇してその上方にある庇状
に突き出た傾斜板７を回り込んだ後、屋根状の整流板１
４との隙間を抜けてダクト２内排出される。
空気は誘導板１３に沿って上昇してその上方にある庇状
に突き出た傾斜板７を回り込んだ後、屋根状の整流板１
４との隙間を抜けてダクト２内排出される。
【００２８】装置本体１内で誘導板１３に沿って激しく
吹き上げられる空気流によって水タンク８内の水も上方
に跳ね上げられるが、傾斜板７の下面に沿って水は分離
されて再び水タンク内に回収されダクト２内には侵入す
ることはない。
吹き上げられる空気流によって水タンク８内の水も上方
に跳ね上げられるが、傾斜板７の下面に沿って水は分離
されて再び水タンク内に回収されダクト２内には侵入す
ることはない。
【００２９】また、装置本体１の上方に設けられてい
る、整流板１４は下方から通過する空気の流れを整流し
て空気の流動が円滑に行われるようにし、また水タンク
８内の水がダクト２内に跳ね上がらないようにしてい
る。
る、整流板１４は下方から通過する空気の流れを整流し
て空気の流動が円滑に行われるようにし、また水タンク
８内の水がダクト２内に跳ね上がらないようにしてい
る。
【００３０】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の油煙等の
除去方法によれば、空気中の油煙等の汚れは、水膜形成
板状に形成される水膜によって除去され、この際水膜形
成板の空気が通過する空隙部分は常に空気流によって起
こされる攪拌水流によって洗浄されるので、汚れが付着
しにくく従来の網目状のフィルタを用いる方法と比較し
て格段にメンテナンスが楽になる。
除去方法によれば、空気中の油煙等の汚れは、水膜形成
板状に形成される水膜によって除去され、この際水膜形
成板の空気が通過する空隙部分は常に空気流によって起
こされる攪拌水流によって洗浄されるので、汚れが付着
しにくく従来の網目状のフィルタを用いる方法と比較し
て格段にメンテナンスが楽になる。
【００３１】また、空気を水膜が形成された多数配列さ
れた空隙を通過させてフィルタ効果を得ているため、そ
こを通過する空気の流動抵抗が少なく、油煙などの他、
空気中に浮遊する砂塵や花粉などの微粒子等も効率良く
除去することができる。
れた空隙を通過させてフィルタ効果を得ているため、そ
こを通過する空気の流動抵抗が少なく、油煙などの他、
空気中に浮遊する砂塵や花粉などの微粒子等も効率良く
除去することができる。
【００３２】しかも、水膜形成板の周囲で激しく攪拌さ
れる水によって、水中に分離された汚れは水中に分散さ
れて新しい水と常に入れ替わるので長時間の使用によっ
ても油煙や臭い等の除去効率が低下せず、また激しく攪
拌される水の一部は蒸発して効率良く熱交換が行われる
ので厨房にこもった熱気も速やかに除去される。
れる水によって、水中に分離された汚れは水中に分散さ
れて新しい水と常に入れ替わるので長時間の使用によっ
ても油煙や臭い等の除去効率が低下せず、また激しく攪
拌される水の一部は蒸発して効率良く熱交換が行われる
ので厨房にこもった熱気も速やかに除去される。
【００３３】さらに、本発明の油煙等の除去装置によれ
ば、厨房等に設置した既存のダクトの下面に連結できる
構造であるため、装置内部には吸引ファン等を設ける必
要がないので構造が簡単となり低いコストで製造でき
る。
ば、厨房等に設置した既存のダクトの下面に連結できる
構造であるため、装置内部には吸引ファン等を設ける必
要がないので構造が簡単となり低いコストで製造でき
る。
【００３４】また、油煙等を吸引する吸気口をダクトに
沿って長手方向に広く開放することができるため、水膜
形成板に設けられた多数の空隙を通して多量の空気を効
率良く浄化することができる。
沿って長手方向に広く開放することができるため、水膜
形成板に設けられた多数の空隙を通して多量の空気を効
率良く浄化することができる。
【００３５】しかも、油煙等が通過する水膜形成板の空
隙部分が長期の使用によって汚れが付着した場合でも、
水膜形成板は装置本体の側方の吸気口のすぐ内側に配置
されているため、装置本体から取り外して洗浄すること
が容易に行うことができメンテナンスが簡単である。
隙部分が長期の使用によって汚れが付着した場合でも、
水膜形成板は装置本体の側方の吸気口のすぐ内側に配置
されているため、装置本体から取り外して洗浄すること
が容易に行うことができメンテナンスが簡単である。
【図１】本発明に係る油煙等の除去装置の一実施例を示
す斜視断面図である。
す斜視断面図である。
【図２】本発明に係る油煙等の除去装置に用いられる水
膜形成板の一例を示す正面図である。
膜形成板の一例を示す正面図である。
【図３】本発明に係る油煙等の除去装置に用いられる水
膜形成板の他の例を示す正面図である。
膜形成板の他の例を示す正面図である。
【図４】本発明に係る油煙等の除去装置に用いられる水
膜形成板の水膜形成状態を示す断面図である。
膜形成板の水膜形成状態を示す断面図である。
１ 装置本体 ２ ダクト ３ 吸気口 ４ 傾斜壁 ５ 取付板 ６ 水膜形成板 ７ 傾斜板 ８ 水タンク ９ オーバーフロー管 １０ 空隙 １１ ねじ孔 １２ ねじ １３ 誘導板 １４ 整流板
Claims (4)
- 【請求項１】対向する両側の周縁が上方で近接する方向
に屈曲して上端で連続する輪郭に形成された空隙を水平
方向に多数配列した水膜形成板を、前記空隙の下端側の
一部が水面下に没するように設けて水膜形成板を境にし
て外部と内部とに空間を画定し、内部の空間を負圧にす
ることにより前記空隙を通じて外部より内部に向かう空
気流を生じせしめ、この空気流により空隙下端部分の水
を攪拌して水膜形成板の空隙部分に水膜を形成し、この
水膜を外部から内部に空気が通過する際に空気中に含ま
れる油煙等を水膜中に除去するようにしたことを特徴と
する油煙等の除去方法。 - 【請求項２】上方に吸引ダクトが連結され側面の上下方
向の中間位置において長手方向に亘って吸気口が形成さ
れるとともに吸気口より下方に水タンクを有する装置本
体と、 前記装置本体の吸気口上端縁近傍内側から下方
に装置本体の側面に沿って垂下されて下端が吸気口の下
端縁より下方に達する水膜形成板とからなり、 前記水膜形成板は対向する両側の周縁が上方で近接する
方向に屈曲して上端で連続する輪郭に形成された空隙を
水平方向に多数配列してなることを特徴とする油煙等の
除去装置。 - 【請求項３】前記水膜形成板の空隙は上方が逆Ｖ字状の
輪郭に形成されていることを特徴とする請求項２の油煙
等の除去装置。 - 【請求項４】前記水膜形成板の空隙は上方が略円弧状の
輪郭に形成されていることを特徴とする請求項２の油煙
等の除去装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5177841A JP2919233B2 (ja) | 1993-07-19 | 1993-07-19 | 厨房用の油煙等除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5177841A JP2919233B2 (ja) | 1993-07-19 | 1993-07-19 | 厨房用の油煙等除去装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0731823A true JPH0731823A (ja) | 1995-02-03 |
| JP2919233B2 JP2919233B2 (ja) | 1999-07-12 |
Family
ID=16038057
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5177841A Expired - Fee Related JP2919233B2 (ja) | 1993-07-19 | 1993-07-19 | 厨房用の油煙等除去装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2919233B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6895954B2 (en) | 2000-11-07 | 2005-05-24 | Gas Research Institute | Scrubber ventilation system |
| US7046612B2 (en) | 2001-02-28 | 2006-05-16 | Hamamatsu Photonics K.K. | Drive current supply circuit with current mirror |
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| JPS4828887U (ja) * | 1971-08-11 | 1973-04-09 | ||
| JPS54126179U (ja) * | 1978-02-21 | 1979-09-03 | ||
| JPS5843924U (ja) * | 1981-09-17 | 1983-03-24 | 株式会社クボタ | 除塵装置 |
| JPH01159015A (ja) * | 1987-09-17 | 1989-06-22 | Nippon S C Kk | フィルタ装置 |
-
1993
- 1993-07-19 JP JP5177841A patent/JP2919233B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6895954B2 (en) | 2000-11-07 | 2005-05-24 | Gas Research Institute | Scrubber ventilation system |
| US7046612B2 (en) | 2001-02-28 | 2006-05-16 | Hamamatsu Photonics K.K. | Drive current supply circuit with current mirror |
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|---|---|
| JP2919233B2 (ja) | 1999-07-12 |
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