JPH07318170A - 加湿用水皿付き温風暖房機 - Google Patents

加湿用水皿付き温風暖房機

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JPH07318170A
JPH07318170A JP11160694A JP11160694A JPH07318170A JP H07318170 A JPH07318170 A JP H07318170A JP 11160694 A JP11160694 A JP 11160694A JP 11160694 A JP11160694 A JP 11160694A JP H07318170 A JPH07318170 A JP H07318170A
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JP
Japan
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warm air
water
water tray
humidifying
heater
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Application number
JP11160694A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Mano
寛 真野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rinnai Corp
Original Assignee
Rinnai Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加湿用水皿に水を補給した後に加湿用水皿を
移動させても水が零れ難い加湿用水皿付き温風暖房機の
提供。 【構成】 暖房機ケーシング1の温風吹出口23に臨ん
で、引出しおよび押し込み可能に装着された加湿用水皿
3を備える温風暖房機において、前記加湿用水皿3は、
該加湿用水皿3の縁33から内側に突き出るとともに、
内周に温風吹込窓41を形成する庇4を備えたことを特
徴とする。庇4の上面には、温風吹込窓41を囲む溝5
を設け、溝5に加湿用水皿3内に連通するドレイン口と
しての貫通穴52を形成した。溝5は、深い集水部51
を有するとともに、貫通穴52は該集水部51に開けた
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、温風を加湿用水皿の
水面に当てて水を蒸発させ、室内を加湿する方式の温風
暖房機に関する。
【0002】
【従来の技術】燃焼用空気を室外から吸い込んで、ガ
ス、石油などの燃料を燃焼させ、燃焼排気を室外に排出
するとともに、室内空気を熱交換して吹出す温風暖房機
が使用されている。この燃焼式の温風暖房機または電熱
式の温風暖房機には、室内の乾燥を防止するためケーシ
ング内の温風吹出口付近の吹き出し温風に晒される位置
に加湿用水皿が設置される。この加湿用水皿は、通常は
引出しおよび押し込み可能となっており、引き出した状
態で水の補給がなされ、満水になると押し込まれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この加湿用水皿は、ケ
ーシングから引出し水を補給した後に差し込む際、内部
の水が動揺して零れ易い。この発明の目的は、加湿用水
皿に水を補給した後に加湿用水皿を移動させても水が零
れ難い加湿用水皿付き温風暖房機の提供にある。請求項
4に記載の発明の目的は、水が零れても零れた水が加湿
用水皿に設けた庇の上で蒸発し、ケーシングの底や部屋
の床に流れることを防止できる加湿用水皿付き温風暖房
機の提供にある。
【0004】請求項5に記載の発明の目的は、庇に設け
た溝などの庇の上面に多量の水が溢れたとき、加湿用水
皿内にスムーズに戻すことのできる加湿用水皿付き温風
暖房機の提供にある。請求項3、6、7に記載の発明の
目的は、加湿用水皿へ水を補給する際、水位が確実に視
認できる加湿用水皿付き温風暖房機の提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、暖房機ケー
シングの温風吹出口に臨んで、引出しおよび押し込み可
能に装着された加湿用水皿を備える温風暖房機におい
て、加湿用水皿は、該加湿用水皿の縁から内側に突き出
るとともに、内周に温風吹込窓を形成する庇を備えたこ
とを特徴とする。請求項2に記載の構成は、庇の内周縁
は斜め上方への傾斜縁であることを特徴とする。請求項
3に記載の構成は、庇に、前記加湿用水皿の溢れ限界水
位より低位に位置し加湿用水皿内に連通するドレイン口
を設けた。
【0006】請求項4に記載の構成は、庇の上面に前記
温風吹込窓を囲む溝を設けた。請求項5に記載の構成
は、溝に加湿用水皿内に連通するドレイン口を形成した
ことを特徴とする。請求項6に記載の構成は、ドレイン
口を前記加湿用水皿の溢れ限界水位より低位に形成した
ことを特徴とする。請求項7に記載の構成は、溝は、深
い集水部を有するとともに、前記ドレイン口は該集水部
に開けたことを特徴とする。
【0007】
【発明の作用・効果】この発明では、水を満水位置まで
入れた水皿を押し込むまたは引き出す動作により水が動
揺しても、水は庇により水皿の中心側へ押し戻され外に
零れることが阻止される。請求項2に記載の如く、庇の
内周縁を斜め上方への傾斜縁とすると、水零れ防止効果
が増大する。請求項4の構成では、一部が温風吹込窓か
ら外に零れた場合には、庇に形成した溝に流れ込み、温
風により蒸発する。これにより水がケーシングの底に溜
まったり、床に零れたりする不具合が防止できる。
【0008】請求項5の構成では、多量の水が温風吹込
窓から外に零れた場合には、溝を伝ってドレイン口から
加湿用水皿に戻るため、水零れによるトラブル防止効果
が大きい。請求項3、6、7の構成では、ドレイン口を
溢れ限界水位より低位の庇に設けているので、溢れる前
にドレイン口を介して庇上に水面が現れて直接視認でき
るため浮き等の間接水位認識手段を用いた場合に比べ、
確実かつ正確に満水を認識でき、過給水により水が溢れ
ることを防止できる。
【0009】
【実施例】図1および図2は、この発明の加湿用水皿付
き温風暖房機の実施例としてのガス温風暖房機100を
示す。ガス温風暖房機100は、偏平で横長の板金製暖
房機ケーシング1の右側に燃焼用ブロワ11を装着し、
下部に横置き円筒状の燃焼筒12を設置している。燃焼
筒12の右端にはガスバーナ13が設けられており、該
ガスバーナ13には、前記ブロワ11の吹出口から燃焼
用空気が供給されるとともに、燃料ガス供給機構14か
ら燃料ガスが供給され、強制給気燃焼がなされる。な
お、加湿用水皿付き温風暖房機は、石油または電気を熱
源とするものであってもよい。
【0010】暖房機ケーシング1内の燃焼筒12の上方
には、筒状の熱交換器2が横置きに設置されている。燃
焼筒12の左端と熱交換器2の左端とは、偏平な矩形断
面の連結筒15で連結されている。熱交換器2と燃焼筒
12との間には、これらと平行に排気筒16が取り付け
られている。熱交換器2の右端と排気筒16の右端と
は、偏平な矩形断面の連結筒17で連結されている。排
気筒16の先端部(図示左端部)18は、後方に90度
曲げられ、暖房機ケーシング1の背板1Aを突き抜けて
後方に突設され、室内と室外とを連通して部屋壁に形成
された貫通穴(図示せず)に差し込まれている排出管D
に連結している。
【0011】暖房機ケーシング1の上部には細長い円筒
状の暖房用ファン21が横置きに設置されている。この
ファン21は、暖房機ケーシング1の背板1Aの上部に
形成された室内空気吸込口22(図2参照)から吸引し
た室内空気を、暖房機ケーシング1の前板1Bの下部に
形成した温風吹出口23から吹出す。前記室内空気は、
暖房機ケーシング1内を下方向に流れ、前記熱交換器
2、排気筒16、および燃焼筒12の周囲を通過する際
に熱交換により加熱され、高温になって温風吹出口23
から前方に吹出す。暖房機ケーシング1内の燃焼筒12
の下方のケーシング底板1C上には、図2に示す如く、
加湿用水皿3が前方への引出しおよび押し込み可能に設
置されている。
【0012】図3および図4に示す如く、加湿用水皿3
は左右対称構造を有する。水皿3は、矩形の皿底31に
矩形の枠状天井32を被せて、外周を水密的にしてい
る。なお、皿底31と枠状天井32とは、一体成形物で
あってもよい。水皿3の縁33の前壁には逆L字形の断
面を有する指掛け部34が形成されている。枠状天井3
2は、縁33の内周に沿って内側に突出した庇4を形成
するとともに、該庇4の内周で囲まれた略矩形の温風吹
込窓41を形成している。温風吹込窓41を形成する庇
4の内周縁は斜め上方に立ち上がった傾斜縁4aとなっ
ている。庇4の前部42の中央には、温風吹込窓41に
向かって下るように傾斜して凹ませた注水凹部43が形
成されている。
【0013】庇4の前記注水凹部43の形成位置以外の
上面には、庇4を凹ませて形成した樋状の溝5が形成さ
れている。溝5は、前記注水凹部43の両側方に位置す
る部分が、他部に比して段違い状に深く形成されるとと
もに、注水凹部43より深く形成された集水部51、5
1となっており、集水部51、51には、加湿用水皿3
内に連通するドレイン口としての貫通穴52、52が開
けられている。多量の水が溝5に入ったときは集水部5
1、51に向かって流れ、貫通穴52、52から水皿3
内に落下する。なお、溝5は集水部51、51に向かっ
て深さが漸増していると、さらに円滑に集水部51、5
1に向かって流れる利点がある。
【0014】なお、貫通穴52、52は、加湿用水皿3
に水を補給する際の満水確認にも有用である。すなわち
補給により水面が上昇し、貫通穴52、52を介して集
水部51、51内に水面が現れると満水と判断できる。
この様に水面を直接に視認して満水を検出する構造は、
浮きを利用したフローメーターの如く間接的に水位を認
識する場合に比較し、可動部分が全くないため確実かつ
正確であり冗長的耐久性を有する。
【0015】加湿用水皿3は、図2、図5に示すごと
く、暖房機ケーシング1から前側に引出した状態で水の
補給が行われる。水を満水位置まで補給した後、加湿用
水皿3を押して暖房機ケーシング1内に押し込む。この
押し込む動作に伴い加湿用水皿3の内部の水が動揺する
が、加湿用水皿3の外周には庇4によって上方が覆われ
ているため、動揺した水が加湿用水皿3から零れること
を防止する。
【0016】さらに、温風吹込窓41は前記傾斜縁4a
が形成されているため、動揺した水は傾斜縁4aに押し
戻されて、温風吹込窓41から零れ出ることを防止して
いる。しかし動揺が激しいときには、温風吹込窓41か
ら零れ出る場合がある。この零れ出た水は溝5に溜ま
り、暖房機ケーシング1内を下方向に流れ加湿用水皿3
の上面に当たって偏向し温風吹出口23から吹き出され
る温風によって蒸発される。溝5に流れ込んだ水が多量
の場合は、溝5内を流れて集水部51、51に流入して
貫通穴52、52から水皿3内に戻る。これにより、水
が暖房機ケーシング1の底に溜まったり、床に零れたり
する不具合が防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガス温風暖房機の内部機構を示す正面図であ
る。
【図2】ガス温風暖房機の内部機構を示す側面図であ
る。
【図3】水皿の斜視図である。
【図4】水皿の断面図である。
【図5】ガス温風暖房機の下部の斜視図である。
【符号の説明】
100 ガス温風暖房機 1 暖房機ケーシング 2 熱交換器 23 温風吹出口 3 水皿 31 縁 32 枠状天井 4 庇 41 温風吹出窓 4a 傾斜縁 5 溝 51 集水部 52 貫通穴(ドレイン口、水位視認穴)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 暖房機ケーシングの温風吹出口に臨ん
    で、引出しおよび押し込み可能に装着された加湿用水皿
    を備える温風暖房機において、 前記加湿用水皿は、該加湿用水皿の縁から内側に突き出
    るとともに、内周に温風吹込窓を形成する庇を備えたこ
    とを特徴とする加湿用水皿付き温風暖房機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記庇の内周縁は斜
    め上方への傾斜縁であることを特徴とする加湿用水皿付
    き温風暖房機。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記庇に、前記加湿
    用水皿の溢れ限界水位より低位に位置し加湿用水皿内に
    連通するドレイン口を設けたことを特徴とする加湿用水
    皿付き温風暖房機。
  4. 【請求項4】 請求項1または2のいずれかにおいて、
    前記庇の上面に前記温風吹込窓を囲む溝を設けたことを
    特徴とする加湿用水皿付き温風暖房機。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記溝に加湿用水皿
    内に連通するドレイン口を形成したことを特徴とする加
    湿用水皿付き温風暖房機。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記ドレイン口を前
    記加湿用水皿の溢れ限界水位より低位に形成したことを
    特徴とする加湿用水皿付き温風暖房機。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記溝は、深い集水
    部を有するとともに、前記ドレイン口は該集水部に開け
    たことを特徴とする加湿用水皿付き温風暖房機。
JP11160694A 1994-05-25 1994-05-25 加湿用水皿付き温風暖房機 Pending JPH07318170A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011252678A (ja) * 2010-06-03 2011-12-15 Rinnai Corp 強制給排気式暖房機
CN104422131A (zh) * 2013-09-09 2015-03-18 珠海格力电器股份有限公司 整体式空气能热水器及其排水结构

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