JPH07318159A - 給湯器および、その制御方法 - Google Patents

給湯器および、その制御方法

Info

Publication number
JPH07318159A
JPH07318159A JP6115708A JP11570894A JPH07318159A JP H07318159 A JPH07318159 A JP H07318159A JP 6115708 A JP6115708 A JP 6115708A JP 11570894 A JP11570894 A JP 11570894A JP H07318159 A JPH07318159 A JP H07318159A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot water
water supply
time
burner
combustion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6115708A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3579453B2 (ja
Inventor
Takeo Yamaguchi
武雄 山口
Yoshihiko Tanaka
良彦 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Gastar Co Ltd
Original Assignee
Gastar Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Gastar Co Ltd filed Critical Gastar Co Ltd
Priority to JP11570894A priority Critical patent/JP3579453B2/ja
Publication of JPH07318159A publication Critical patent/JPH07318159A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3579453B2 publication Critical patent/JP3579453B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Domestic Hot-Water Supply Systems And Details Of Heating Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】熱交換器内の温湯の温度を適度の水準に保ち、
適切に給湯することができるようにした給湯器および、
その制御方法を提供する。 【構成】給湯用バーナ21と給湯用バーナ21からの熱
を給水に伝える熱交換器25とを有し、開栓に応じ給湯
用バーナ21に点火して温湯を供給する給湯器であり、
閉栓後の湯温低下に対し、閉栓した後の次の開栓の際に
適切な温度にするのに必要な所定時間だけ間欠的に給湯
用バーナ21に点火するバックアップ燃焼モードを、閉
栓後のある特定の時間だけ行なう制御部50を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、給湯用バーナと該給湯
用バーナからの熱を給水に伝える熱交換器とを有し、開
栓に応じ該給湯用バーナに点火して温湯を供給する給湯
器および、その制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近来、台所や風呂などで開栓すると温湯
が供給され、しかも諸所にセンサを設けて湯温を管理
し、温湯の温度が適切になるように制御される給湯器が
普及している。単に給湯用バーナの燃焼と水量を制御し
ただけでは、閉栓後の温度低下により再度開栓したとき
に低い温度のぬるま湯や水が出てきて不快であるばかり
でなく、適温になるまでに水を捨てたりすることになる
ので不経済であり、これを解決する手段が各種提案され
ている。
【0003】そのような技術として、例えば給湯用バー
ナの他に補助用のバーナを設け、給湯用バーナが消火し
た後に短時間だけ補助用のバーナを燃焼させて熱交換器
内の湯音の低下を防止するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術では、補助用のバーナを備えなければな
らないので、構造が複雑になってコストアップにつなが
るばかりでなく、火力も本来の給湯用のバーナよりは低
いものにならざるを得ないので、予定の加熱をするのに
時間がかかったり、小火力を原因とする温度むらが発生
したりするおそれがあるという問題点があった。
【0005】本発明は、このような従来の技術が有する
問題点に着目してなされたもので、熱交換器内の温湯の
温度を適度の水準に保ち、適切に給湯することができる
ようにした給湯器および、その制御方法を提供すること
を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存
する。
【0007】1 給湯用バーナ(21)と該給湯用バー
ナ(21)からの熱を給水に伝える熱交換器(25)と
を有し、開栓に応じ該給湯用バーナ(21)に点火して
温湯を供給する給湯器において、閉栓後の湯温低下に対
し、閉栓した後の次の開栓の際に適切な温度にするのに
必要な所定時間だけ間欠的に前記給湯用バーナ(21)
に点火するバックアップ燃焼モードを、閉栓後のある特
定の時間だけ行なう制御部(50)を設けたことを特徴
とする給湯器。
【0008】2 給湯用バーナ(21)と該給湯用バー
ナ(21)からの熱を給水に伝える熱交換器(25)と
を有し、開栓に応じ該給湯用バーナ(21)に点火して
温湯を供給する給湯器の制御方法において、閉栓後の湯
温低下に対し、閉栓した後の次の開栓の際に適切な温度
の温湯にするのに必要な所定時間だけ間欠的に前記給湯
用バーナ(21)に点火するバックアップ燃焼を、ある
特定の時間だけ行なうことを特徴とする給湯器の制御方
法。
【0009】3 給湯用バーナ(21)と該給湯用バー
ナ(21)からの熱を給水に伝える熱交換器(25)と
を有し、開栓に応じ該給湯用バーナ(21)に点火して
温湯を供給するようにした給湯器において、前記給湯用
バーナ(21)の燃焼を制御する燃焼制御部(58)
と、閉栓した後の次の開栓の際に適切な温度の温湯にす
るのに必要な所定時間だけ前記給湯用バーナ(21)に
点火するよう前記燃焼制御部(58)に指示するバック
アップ燃焼指示部(56)と、該バックアップ燃焼指示
部(56)に、ある特定の時間だけ動作するよう指示す
るモード時間指示部(57)とを有する制御部(50)
を設けたことを特徴とする給湯器。
【0010】4 前記特定の時間は閉栓後に再使用する
可能性があると予測される時間であることを特徴とする
項1または3記載の給湯器。
【0011】5 前記特定の時間は頻繁に再使用するこ
とが見込める時間帯では長めに設定してあることを特徴
とする項1または3記載の給湯器。
【0012】6 前記特定の時間は使用頻度に対応し時
間を変えて設定することを特徴とする項1または3記載
の給湯器。
【0013】
【作用】水栓を開くと給湯用バーナ(21)に点火さ
れ、その熱が熱交換器(25)を介して給水に伝えられ
ることにより加熱され、温湯が供給される。閉栓する
と、給湯用バーナ(21)が消火されるので、後沸き現
象の後に湯温低下が始まる。この湯温低下を防止しする
ため、制御部(50)は給湯器を、閉栓した後の次の開
栓の際に適切な温度にするのに必要な所定時間だけ間欠
的に給湯用バーナ(21)に点火されるバックアップ燃
焼モードにする。
【0014】しかしながら、常にバックアップ燃焼モー
ドにしていたのでは、全く使用しないときでも給湯用バ
ーナ(21)を点火していることになり、エネルギの無
駄使いであるので、制御部(50)は、このバックアッ
プ燃焼モードを、使用者が安定した温湯の供給を必要と
する閉栓後のある特定の時間だけ行なう。
【0015】より具体的には、給湯用バーナ(21)は
燃焼制御部(58)により燃焼が制御されているので、
これに対し、バックアップ燃焼指示部(56)は、閉栓
した後の次の開栓の際に適切な温度の温湯にするのに必
要な所定時間だけ給湯用バーナ(21)に点火するよう
燃焼制御部(58)に指示することにより行なわれる。
そして、バックアップ燃焼指示部(56)が動作するバ
ックアップ燃焼モードは、モード時間指示部(57)
が、ある特定の時間だけ動作するよう指示することによ
りなされる。
【0016】前記特定の時間は閉栓後に再使用する可能
性があると予測される時間が考えられ、例えば閉栓後5
分程度の短時間が設定される。また、特定の時間は頻繁
に再使用することが見込める時間帯では長めに設定して
あれば、使用者はその時間帯には安定した温度の温湯を
利用することができ、快適である。また、特定の時間は
使用頻度を監視し、使用頻度に対応してバックアップ燃
焼モードとする時間を変えれば給湯器の適切な動作が期
待できる。
【0017】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の一実施例を説明
する。図1および図2は本発明の一実施例を示してい
る。本実施例に係る給湯器10は、給湯部20に風呂炊
き部30を並設して成る。図2に示すように、給湯部2
0は、給湯用バーナ21と該給湯用バーナ21からの熱
を給水に伝える給湯用の熱交換器25とを備え、風呂炊
き部30は、風呂バーナ31と風呂バーナ31からの熱
を追い炊き用の風呂給水に伝える風呂用の熱交換器35
とを備えている。
【0018】給湯部20の給湯用バーナ21には給湯用
のガス配管22が接続され、ガス配管22にはガス開閉
弁22aが介装されるとともに、ガス検出センサ22b
が設けられている。また、給湯用バーナ21への送風機
23が設けられ、送風機23の近傍には風速センサ23
aと外気温検出センサ24が配設されている。給湯用の
熱交換器25にはサーミスタである熱交温度センサ25
aが設けられている。
【0019】熱交換器25には、給水管26が接続さ
れ、給水管26には、給水流量を検出するフローセンサ
26aと給水温度を検出する給水温度センサ26bと電
磁開閉弁26cとが設けられている。給水温度センサ2
6bは例えばサーミスタである。また、給湯用の熱交換
器25に並列にバイパス通路27が設けられているが、
仕様によっては設けられないものもある。
【0020】給湯用バーナ21の後には給湯配管28が
接続されており、給湯配管28は各所の使用位置に延ば
されてその末端に水栓29が設けられている。水栓29
は必要に応じて複数設けられるのが普通である。また、
給湯配管28には出湯温度を検出する出湯温度センサ2
8aが設けられている。給湯部20は、水栓29の開栓
に応じ給湯用バーナ21に点火して温湯を供給するよう
動作するものである。
【0021】風呂炊き部30の風呂バーナ31の入口側
には追い炊き用のガス配管32が接続され、ガス配管3
2にはガス開閉弁32aが介装されている。風呂用の熱
交換器35には、追い炊き戻り管36が接続されてい
る。追い炊き戻り管36は、その始端は湯を吸入できる
位置で浴槽Bに開口しており、循環ポンプ36aが介装
されるとともに、湯温を検出する浴槽温センサ36bが
設けられている。
【0022】また、風呂バーナ31の出口側には、浴槽
Bに追い炊きした湯および必要により給湯部20の給湯
配管28からのを送る往管37が接続されている。往管
37の末端は浴槽Bの通常使用する湯面より下の位置に
開口されている。給湯部20の給湯配管28と風呂炊き
部30の追い炊き戻り管36とは風呂給湯管38で接続
され、風呂給湯管38には電磁開閉弁38aが介装され
ている。
【0023】そして、給湯器10の給湯や風呂沸かしを
制御する制御部50が設けられており、制御部50には
リモートコントローラ51が接続され、リモートコント
ローラ51には、給湯温度の設定ボタン51aや表示部
51bなどが設けられている。
【0024】制御部50は、閉栓した後の次の開栓の際
に適切な温度の温湯を供給できるよう、閉栓後の湯温低
下に対して所定時間だけ前記給湯用バーナ21に点火す
るバックアップ燃焼を行なう機能を有し、当該機能を有
する部分の構成は図1に示すとおりである。
【0025】制御部50の当該部位は、後沸き量演算部
52と、放熱量演算部53と、待機時間設定部54と、
タイマ部55と、バックアップ燃焼指示部56と、モー
ド時間指示部57と、燃焼制御部58とを有して構成さ
れている。
【0026】後沸き量演算部52は給湯器10の給湯用
バーナ21の燃焼停止時に、その燃焼停止直前の燃焼状
態、つまり、ガスの燃焼能力、給湯流量、給水温度、給
湯の設定温度等の条件に基づき、燃焼停止後の後沸き量
(後沸きとは、燃焼停止後、給湯用の熱交換器25の保
有熱量が内部の湯に伝わって湯の温度が上昇する現象を
いう)を熱量又は熱交換器25内の湯の後沸き温度の値
で算出するものである。この演算にあたっては、理論式
を実験によって補正した演算式が用いられる。
【0027】放熱量演算部53は、吸気温度と、通風量
と、自然冷却条件等に基づき、放熱量を予め与えられた
演算式を用いて時間の関数で求めるものであり、待機時
間設定部54は後沸き量演算部52で求められた後沸き
量と、放熱量演算部53により求められた放熱量とによ
り後沸きにより上昇した熱交換器25内の湯の温度が給
湯設定温度の下限許容温度の範囲内で予め設定された下
限動作温度(バイパス通路27を有する給湯器では下限
動作温度に対応する温度)まで低下する待機時間を演算
して、バックアップ燃焼指示部56に伝えるものであ
る。
【0028】タイマ部55は、バックアップ燃焼モード
を続ける特定の時間を設定するものであり、バックアッ
プ燃焼指示部56は、待機時間設定部54により算出さ
れた待機時間経過後に熱交換器25の熱交温度センサ2
5aの指示値が所定以下に下がったとき、バックアップ
熱量を発生するのに要する給湯用バーナ21の燃焼時間
を演算し、開栓されていない状態でも給湯用バーナ21
に点火するよう燃焼制御部58に指示するものである。
【0029】モード時間指示部57は、給湯器10の使
用時間帯や使用頻度等の条件に応じてタイマ部55に動
作時間を指示するものであり、燃焼制御部58は、水栓
29の開栓に応じて給湯用バーナ21に点火するもので
あるが、水栓29が閉栓されているときでも、バックア
ップ燃焼指示部56の指示に応じて所定間隔時間毎にバ
ックアップ燃焼指示部56で演算された時間だけ給湯用
バーナ21に点火してバックアップ燃焼を行い、下限動
作温度(又は下限動作温度に対応する温度)まで低下し
た給湯用熱交換器25内の湯温を加熱上限温度(又は加
熱上限温度に対応する温度)まで高めて燃焼を停止す
る。
【0030】次に作用を説明する。水栓29を開栓する
と電磁開閉弁26cが開いて給湯用の熱交換器25内に
水が流入するとともに、ガス開閉弁22aが開いて給湯
用バーナ21に点火し、給湯用バーナ21からの熱が給
水に伝えられ、設定温度に対応するよう加熱された温湯
が水栓29に供給される。水栓29を閉栓すると、給湯
用バーナ21は消火し、後沸き現象により一時的な湯温
上昇の後に湯温低下が始まる。制御部50では、湯温の
変化を検知し、次の開栓の際に適切な温度の温湯を供給
できるよう、閉栓後の湯温低下に対して所定時間だけ前
記給湯用バーナ21に点火するバックアップ燃焼を行な
う。
【0031】すなわち、後沸き量演算部52は給湯器1
0の給湯用バーナ21の燃焼停止時に、その燃焼停止直
前の燃焼状態、つまり、ガスの燃焼能力、給湯流量、給
水温度、給湯の設定温度等の条件に基づき、理論式を実
験によって補正した演算式により燃焼停止後の後沸き量
を熱量又は熱交換器25内の湯の後沸き温度の値で算出
し、放熱量演算部53は、吸気温度と、通風量と、自然
冷却条件等に基づき、放熱量を予め与えられた演算式を
用いて時間の関数で求める。
【0032】後沸き量演算部52で求められた後沸き量
と、放熱量演算部53により求められた放熱量とにより
待機時間設定部54は後沸きにより上昇した熱交換器2
5内の湯の温度が給湯設定温度の下限許容温度の範囲内
で予め設定された下限動作温度(バイパス通路27を有
する給湯器では下限動作温度に対応する温度)まで低下
する待機時間を演算して、バックアップ燃焼指示部56
に伝達する。そして、バックアップ燃焼指示部56は、
この待機時間経過後に、タイマ部55が設定する特定の
時間だけバックアップ燃焼指示部56が動作するよう指
示する。
【0033】燃焼制御部58は、バックアップ燃焼指示
部56が動作しているバックアップ燃焼では、閉栓した
後の次の開栓の際に適切な温度にするのに必要な所定時
間だけ給湯用バーナ21に点火するバックアップ燃焼を
行なう。
【0034】図3はバックアップ燃焼を含む給湯器の一
つの運転状態を示す流れ図である。この流れ図は、時間
帯に応じてバックアップ燃焼モードにする特定の時間を
加減するものである。その判断はモード時間指示部57
がする。ステップS1では、モード時間指示部57が時
間帯を監視しており、朝晩等の利用時間帯であったよう
な場合は、ステップS2で特定の時間を例えば10分に
し、そうでない場合はステップS3で通常の時間として
例えば5分にタイマ部55をセットする。
【0035】ステップS4は本来の給湯が行なわれてい
るか否かを監視しているもので、給湯が行なわれないか
ぎり先には進まず、バックアップ燃焼モードになること
はない。水栓29を開くなどして通水がなされ、フロー
センサ26aが通水を検出するとステップS5で燃焼制
御部58が給湯用バーナ21に点火し、ステップS6で
燃焼して給湯用の熱交換器25により給水に熱が与えら
れ、水栓29から温湯が流出する。水栓29を閉栓する
とステップS7でフローセンサ26aがそれを検出し、
ステップS8で給湯用バーナ21が消火される。また、
通水が続くかぎりステップS6に戻って給湯用バーナ2
1の燃焼が続行する。
【0036】ステップS9は、給湯器10がバックアッ
プ燃焼モードにあるか否かを監視しているステップであ
り、先に設定した特定の時間内であれば、ステップS1
0でバックアップ燃焼指示部56が必要に応じてを給湯
用バーナ21に点火して給湯の温度低下を防止する。ま
た、ステップS9でタイマ部55がタイムアップしてい
ることが確認されると、ステップS1に戻って再び前記
各ステップを繰り返す。
【0037】バックアップ燃焼モードにあるとき、ステ
ップS11で通水がなされた場合は、ステップS12で
タイマ部55をリセットし、先にセットした特定の時間
の初期値に戻り、ステップS5に戻って給湯用バーナ2
1に点火する。ただし、バックアップ燃焼モード中で給
湯用バーナ21が点火されている最中に水栓29が開か
れて通水がなされたような場合は点火の必要がないので
ステップS6に戻る。
【0038】図4はバックアップ燃焼を含む給湯器の別
の運転状態を示す流れ図である。この流れ図は、使用頻
度に応じてバックアップ燃焼モードにする特定の時間を
加減するものである。その判断は図3の場合と同様にモ
ード時間指示部57がする。
【0039】ステップS13で通水後に水栓29が閉栓
されて給湯用バーナ21が消火した状態になった後、ス
テップS14でタイマ部55に設定されている特定の時
間が経過しているか否かが監視されている。まだ経過し
ていなければ、ステップS15〜18のバックアップ燃
焼モードに入り、ステップS19でまだ通水がなされな
かった場合はステップS14に戻り、タイマ部55がタ
イムアップするまでバックアップ燃焼モードが続行す
る。
【0040】バックアップ燃焼モードの終りにステップ
S19で通水がなされた場合、ステップS20でタイマ
部55の特定の時間に加算がなされる。これは、給湯器
10が頻繁に利用されているので、タイマ部55に設定
される特定の時間を長くすることが使用の実体に合うか
らである。
【0041】ステップS14で特定の時間が経過してい
ると判断された場合、ステップS21でタイマ部55を
加算分のない初期値である特定の時間にリセットし、ス
テップS22で通水を監視する。通水がなされないかぎ
り、先へは進まず、バックアップ燃焼モードは解消す
る。通水がなされるとステップS23で給湯用バーナ2
1に点火されステップS24で燃焼して温湯が供給され
る。次のステップS25では通水の続行が監視されてい
て、通水が止まったときはステップS13で消火し、次
のステップS14でバックアップ燃焼モードになるかど
うかが判断される。
【0042】また、ステップS17において、通水がな
されていないバックアップ燃焼モードで給湯用バーナ2
1に点火されて燃焼しているときに、水栓29が開かれ
るなどして通常の使用のための通水がなされた場合は、
燃焼を続行してステップS25の前に続く。このときに
タイマ部55の時間に加算してもよい。
【0043】なお、後沸き量演算部52,放熱量演算部
53,待機時間設定部54は無くして、後沸きが納まる
のを待つための待機時間はあらかじめ想定される所定の
値にしてもよい。また、タイマ部55が指示する特定の
時間は各種の設定をすることができ、単なる一定の時間
でもよく、状況に応じて加減させるようにしてもよく、
テーブル等で設定するようにしてもよい。
【0044】
【発明の効果】本発明に係る給湯器およびその制御方法
によれば、バックアップ燃焼モードを通水を止めてを給
湯用バーナが消火してから後の特定の時間になるように
したから、無駄にバックアップ燃焼モードを続けてエネ
ルギを無駄使いすることがなく、また、適切に加減する
ようにしたものでは、使用実体に即した使い勝手のよい
給湯器となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る給湯器の制御部の要部
を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例に係る給湯器を示す概念図で
ある。
【図3】本発明の一実施例に係る給湯器の一の作用例を
示す流れ図である。
【図4】本発明の一実施例に係る給湯器の別の作用例を
示す流れ図である。
【符号の説明】
10…給湯器 20…給湯部 21…給湯用バーナ 23…送風機 23a…風速センサ 24…外気温検出センサ 25…給湯用の熱交換器 25a…熱交温度センサ 26…給水管 28…給湯配管 30…風呂炊き部 31…風呂バーナ B…浴槽 50…制御部 52…後沸き量演算部 53…放熱量演算部 54…待機時間設定部 55…タイマ部 56…バックアップ燃焼指示部 57…モード時間指示部 58…燃焼制御部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】給湯用バーナと該給湯用バーナからの熱を
    給水に伝える熱交換器とを有し、開栓に応じ該給湯用バ
    ーナに点火して温湯を供給する給湯器において、 閉栓後の湯温低下に対し、閉栓した後の次の開栓の際に
    適切な温度にするのに必要な所定時間だけ間欠的に前記
    給湯用バーナに点火するバックアップ燃焼モードを、閉
    栓後のある特定の時間だけ行なう制御部を設けたことを
    特徴とする給湯器。
  2. 【請求項2】給湯用バーナと該給湯用バーナからの熱を
    給水に伝える熱交換器とを有し、開栓に応じ該給湯用バ
    ーナに点火して温湯を供給する給湯器の制御方法におい
    て、 閉栓後の湯温低下に対し、閉栓した後の次の開栓の際に
    適切な温度の温湯にするのに必要な所定時間だけ間欠的
    に前記給湯用バーナに点火するバックアップ燃焼を、あ
    る特定の時間だけ行なうことを特徴とする給湯器の制御
    方法。
  3. 【請求項3】給湯用バーナと該給湯用バーナからの熱を
    給水に伝える熱交換器とを有し、開栓に応じ該給湯用バ
    ーナに点火して温湯を供給するようにした給湯器におい
    て、 前記給湯用バーナの燃焼を制御する燃焼制御部と、閉栓
    した後の次の開栓の際に適切な温度の温湯にするのに必
    要な所定時間だけ前記給湯用バーナに点火するよう前記
    燃焼制御部に指示するバックアップ燃焼指示部と、該バ
    ックアップ燃焼指示部に、ある特定の時間だけ動作する
    よう指示するモード時間指示部とを有する制御部を設け
    たことを特徴とする給湯器。
  4. 【請求項4】前記特定の時間は閉栓後に再使用する可能
    性があると予測される時間であることを特徴とする請求
    項1または3記載の給湯器。
  5. 【請求項5】前記特定の時間は頻繁に再使用することが
    見込める時間帯では長めに設定してあることを特徴とす
    る請求項1または3記載の給湯器。
  6. 【請求項6】前記特定の時間は使用頻度に対応し時間を
    変えて設定することを特徴とする請求項1または3記載
    の給湯器。
JP11570894A 1994-05-27 1994-05-27 給湯器および、その制御方法 Expired - Lifetime JP3579453B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11570894A JP3579453B2 (ja) 1994-05-27 1994-05-27 給湯器および、その制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11570894A JP3579453B2 (ja) 1994-05-27 1994-05-27 給湯器および、その制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07318159A true JPH07318159A (ja) 1995-12-08
JP3579453B2 JP3579453B2 (ja) 2004-10-20

Family

ID=14669240

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11570894A Expired - Lifetime JP3579453B2 (ja) 1994-05-27 1994-05-27 給湯器および、その制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3579453B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP3579453B2 (ja) 2004-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3579453B2 (ja) 給湯器および、その制御方法
JP3579452B2 (ja) 給湯器および、その制御方法
JP3579454B2 (ja) 給湯器
JP3941540B2 (ja) 給湯器の制御方法
JP3098730B2 (ja) 給湯装置
KR100512497B1 (ko) 보일러의 온수공급 제어방법
JP3499934B2 (ja) 燃焼制御装置
JP3240203B2 (ja) 給湯器およびその燃焼制御方法
JP3331165B2 (ja) 給湯装置
KR930001844B1 (ko) 가스보일러에서의 난방설정온도 하향 변화시 연속연소 제어타이머의 작동제어방법
JP3859832B2 (ja) 一缶二水路式給湯装置および、その制御方法
JP3628845B2 (ja) 給湯装置
JP3331155B2 (ja) 給湯装置
JP2591238Y2 (ja) 給湯器およびその燃焼制御装置
JP2000304350A (ja) 給湯機
JP3748579B2 (ja) 給湯器および、その制御方法
JP3727465B2 (ja) 給湯装置
JP2001349537A (ja) 燃焼時間制限型貯蔵湯沸器
JP2825219B2 (ja) 給湯装置
JPH10185304A (ja) 給湯装置
JPH11257743A (ja) ガス給湯器
JP3273000B2 (ja) 給湯装置
JP2001027446A (ja) 風呂装置
JPH0914679A (ja) 給湯装置
JPH01210755A (ja) 暖房器の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040706

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040716

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080723

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090723

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100723

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110723

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120723

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130723

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term