JPH07317899A - 内燃機関のピストンピン及びその加工方法 - Google Patents
内燃機関のピストンピン及びその加工方法Info
- Publication number
- JPH07317899A JPH07317899A JP11071094A JP11071094A JPH07317899A JP H07317899 A JPH07317899 A JP H07317899A JP 11071094 A JP11071094 A JP 11071094A JP 11071094 A JP11071094 A JP 11071094A JP H07317899 A JPH07317899 A JP H07317899A
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- Japan
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- piston pin
- polishing
- outer peripheral
- peripheral surface
- internal combustion
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- Pending
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16J—PISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
- F16J1/00—Pistons; Trunk pistons; Plungers
- F16J1/10—Connection to driving members
- F16J1/14—Connection to driving members with connecting-rods, i.e. pivotal connections
- F16J1/16—Connection to driving members with connecting-rods, i.e. pivotal connections with gudgeon-pin; Gudgeon-pins
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ピストンピン外周面の保油力を向上させて潤
滑性を良好に保つことができる内燃機関のピストンピン
およびその加工方法。 【構成】 この発明の内燃機関のピストンピン10およ
びその加工方法は,ピストンピン10の外周面に第1の
研磨工程において,第1の傾斜方向に角度θ1だけ傾斜
した第1の研磨痕11を形成し,次いで第2の研磨工程
で異なる傾斜方向に角度θ2 だけ傾斜した第2の研磨痕
12を形成し,ピストンピン10外周面にクロスハッチ
ング状に両研磨痕11,12を形成する。両研磨痕1
1,12により潤滑油が,ピストンピン10の円周方向
に流下してしまうことが防止され,保油力が向上する。
しかも,両研磨痕11,12の交差部分で潤滑油がピス
トンピン10の軸方向へ移動することが可能になり,一
層潤滑性を向上させることができる。
滑性を良好に保つことができる内燃機関のピストンピン
およびその加工方法。 【構成】 この発明の内燃機関のピストンピン10およ
びその加工方法は,ピストンピン10の外周面に第1の
研磨工程において,第1の傾斜方向に角度θ1だけ傾斜
した第1の研磨痕11を形成し,次いで第2の研磨工程
で異なる傾斜方向に角度θ2 だけ傾斜した第2の研磨痕
12を形成し,ピストンピン10外周面にクロスハッチ
ング状に両研磨痕11,12を形成する。両研磨痕1
1,12により潤滑油が,ピストンピン10の円周方向
に流下してしまうことが防止され,保油力が向上する。
しかも,両研磨痕11,12の交差部分で潤滑油がピス
トンピン10の軸方向へ移動することが可能になり,一
層潤滑性を向上させることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,内燃機関のピストンピ
ンおよびその加工方法に係り,特にピストンピンの外周
面に形成される研磨痕を利用して潤滑性を向上させる技
術に関する。
ンおよびその加工方法に係り,特にピストンピンの外周
面に形成される研磨痕を利用して潤滑性を向上させる技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に,内燃機関のピストンピンは厳し
い潤滑条件において運転される。その理由は,シリンダ
内で高速運動するために質量を可及的に低減する必要が
あり,小形化,軽量化が図られること,高温環境におい
て高面圧で運転されること,潤滑油が届きにくい狭隘な
部位にあること等である。そこで,実開昭56−163
641号に開示されているように,ピストンピンとコネ
クティングロッドとの軸受部の摺動面に多孔質材を使用
して含油軸受とすることにより,上記潤滑部の潤滑性を
向上させる技術が開発されている。また,従来のピスト
ンピン外周面には,研磨仕上が施されるが,その研磨痕
のピストンピン軸方向に対する角度θは,図2に示すよ
うに,ほぼ90゜に近く設定されており,上記研磨痕9
1はピストンピン90の全長にわたって同一方向に連続
している。
い潤滑条件において運転される。その理由は,シリンダ
内で高速運動するために質量を可及的に低減する必要が
あり,小形化,軽量化が図られること,高温環境におい
て高面圧で運転されること,潤滑油が届きにくい狭隘な
部位にあること等である。そこで,実開昭56−163
641号に開示されているように,ピストンピンとコネ
クティングロッドとの軸受部の摺動面に多孔質材を使用
して含油軸受とすることにより,上記潤滑部の潤滑性を
向上させる技術が開発されている。また,従来のピスト
ンピン外周面には,研磨仕上が施されるが,その研磨痕
のピストンピン軸方向に対する角度θは,図2に示すよ
うに,ほぼ90゜に近く設定されており,上記研磨痕9
1はピストンピン90の全長にわたって同一方向に連続
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記従
来では,ピストンピン90をコネクチィングロッド小端
部92に嵌合した場合を示す図3のように,ピストンピ
ン90の潤滑部に上方から下方へ向かって荷重が作用す
ると,上記潤滑部へ供給された潤滑油が上記研磨痕91
に沿ってピストンピン90の周方向に下方へ流下してし
まい,ピストンピン90の保油力が低下するという問題
がある。特に,2サイクルエンジンのように一方向への
負荷が極端に大きい場合には,ピストンピン周辺に焼き
付きが発生するおそれもある。本発明は,このような従
来の技術における課題を解決するために,ピストンピン
外周面の保油力を向上させて潤滑性を良好に保つことが
できる内燃機関のピストンピンおよびその加工方法を提
供することを目的とするものである。
来では,ピストンピン90をコネクチィングロッド小端
部92に嵌合した場合を示す図3のように,ピストンピ
ン90の潤滑部に上方から下方へ向かって荷重が作用す
ると,上記潤滑部へ供給された潤滑油が上記研磨痕91
に沿ってピストンピン90の周方向に下方へ流下してし
まい,ピストンピン90の保油力が低下するという問題
がある。特に,2サイクルエンジンのように一方向への
負荷が極端に大きい場合には,ピストンピン周辺に焼き
付きが発生するおそれもある。本発明は,このような従
来の技術における課題を解決するために,ピストンピン
外周面の保油力を向上させて潤滑性を良好に保つことが
できる内燃機関のピストンピンおよびその加工方法を提
供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は,シリンダ内で往復運動を行うピストンを有
する内燃機関のピストンピンにおいてピストンピン外周
面にピストンピンの軸方向中心線に対して45゜以内の
角度で傾斜した研磨仕上の研磨痕を,該研磨痕がピスト
ンピン外周面で互いに交差するように互いに傾斜方向を
異らせて複数本形成したことを特徴とする内燃機関のピ
ストンピンである。 さらには,シリンダ内で往復運動
を行うピストンを有する内燃機関のピストンピンの外周
面を研磨加工する内燃機関のピストンピンの加工方法に
おいて,ピストンピン外周面にピストンピンの軸方向中
心線に対して45゜以内の角度で傾斜した研磨仕上の研
磨痕を形成するように,ピン回転数とピンの送り速度と
を調整してピストンピン外周面を研磨する第1の研磨工
程と,該第1の研磨工程で形成された研磨仕上の研磨痕
と交差するように,ピストンピンの軸方向中心線に対し
て45゜以内の角度で傾斜した研磨仕上の研磨痕をピス
トンピン外周面に形成する第2の研磨工程とを具備して
なることを特徴とする内燃機関のピストンピンの加工方
法である。
に本発明は,シリンダ内で往復運動を行うピストンを有
する内燃機関のピストンピンにおいてピストンピン外周
面にピストンピンの軸方向中心線に対して45゜以内の
角度で傾斜した研磨仕上の研磨痕を,該研磨痕がピスト
ンピン外周面で互いに交差するように互いに傾斜方向を
異らせて複数本形成したことを特徴とする内燃機関のピ
ストンピンである。 さらには,シリンダ内で往復運動
を行うピストンを有する内燃機関のピストンピンの外周
面を研磨加工する内燃機関のピストンピンの加工方法に
おいて,ピストンピン外周面にピストンピンの軸方向中
心線に対して45゜以内の角度で傾斜した研磨仕上の研
磨痕を形成するように,ピン回転数とピンの送り速度と
を調整してピストンピン外周面を研磨する第1の研磨工
程と,該第1の研磨工程で形成された研磨仕上の研磨痕
と交差するように,ピストンピンの軸方向中心線に対し
て45゜以内の角度で傾斜した研磨仕上の研磨痕をピス
トンピン外周面に形成する第2の研磨工程とを具備して
なることを特徴とする内燃機関のピストンピンの加工方
法である。
【0005】
【作用】本発明によれば,ピストンピン外周面に互いに
傾斜方向が異なってピストンピン軸方向中心線に対して
45゜以内の傾斜角度で傾斜した研磨痕が交差するよう
に形成される。 その結果,交差した研磨痕により潤滑
油が,ピストンピンの円周方向に流下してしまうことが
防止され,保油力が向上する。しかも,研磨痕の交差部
分で潤滑油がピストンピンの軸方向へ移動することが可
能になり,一層潤滑性を向上させることができる。更に
は,第1の研磨工程でピン回転数とピンの送り速度とを
調整することにより,ピストンピン軸方向中心線に対し
て45゜以内の傾斜角度で第1の傾斜方向に傾斜した研
磨痕が形成される。次いで,第2の研磨工程において,
同様に,ピストンピン軸方向中心線に対して45゜以内
の傾斜角度で,第1の傾斜方向とは異なる第2の傾斜方
向に傾斜した研磨痕が形成される。その結果,ピストン
ピン外周面に互いに傾斜方向が異なってピストンピン軸
方向中心線に対して45゜以内の傾斜角度で傾斜した研
磨痕を形成することができる。
傾斜方向が異なってピストンピン軸方向中心線に対して
45゜以内の傾斜角度で傾斜した研磨痕が交差するよう
に形成される。 その結果,交差した研磨痕により潤滑
油が,ピストンピンの円周方向に流下してしまうことが
防止され,保油力が向上する。しかも,研磨痕の交差部
分で潤滑油がピストンピンの軸方向へ移動することが可
能になり,一層潤滑性を向上させることができる。更に
は,第1の研磨工程でピン回転数とピンの送り速度とを
調整することにより,ピストンピン軸方向中心線に対し
て45゜以内の傾斜角度で第1の傾斜方向に傾斜した研
磨痕が形成される。次いで,第2の研磨工程において,
同様に,ピストンピン軸方向中心線に対して45゜以内
の傾斜角度で,第1の傾斜方向とは異なる第2の傾斜方
向に傾斜した研磨痕が形成される。その結果,ピストン
ピン外周面に互いに傾斜方向が異なってピストンピン軸
方向中心線に対して45゜以内の傾斜角度で傾斜した研
磨痕を形成することができる。
【0006】
【実施例】以下,添付図面を参照して本発明を具体化し
た実施例につき説明し,本発明の理解に供する。尚,以
下の実施例は,本発明を具体化した一例であって,本発
明の技術的範囲を限定する性格のものではない。ここ
に,図1は本発明の内燃機関のピストンピン加工方法に
より研磨加工されたピストンピン10を示す構成図であ
る。図1において,該ピストンピン10の外周面には,
互いに傾斜方向が異なる第1研磨痕11および第2研磨
痕12が形成されている。該第1研磨痕11はピストン
ピン10の軸方向中心線に対して,第1の傾斜方向即ち
図中左端から斜め上方へ向かって,45゜以内の角度θ
1 をなしてピストンピン10のほぼ全長にわたって連続
している。また,第2研磨痕12はピストンピン10の
軸方向中心線に対して,第2の傾斜方向即ち図中左端か
ら斜め下方へ向かって,45゜以内の角度θ2 をなして
ピストンピン10のほぼ全長にわたって連続している。
第1,第2両研磨痕11,12は,互いにピストンピン
10外周面で交差しており,ピストンピン10の表面粗
度は,従来とほぼ同程度になっている。このようなピス
トンピン10の加工方法を説明すると,まず,第1の研
磨工程で上記第1研磨痕11を第1の傾斜方向に沿って
形成するようにピストンピン10の外周面を研磨加工す
る。この時,ピストンピン10の回転数と送り速度とを
調整することにより第1研磨痕11の傾斜角度θ1 が,
ピストンピン10の軸方向中心線に対して,第1の傾斜
方向即ち図中左端から斜め上方へ向かって,45゜以内
の角度をなすように設定される。
た実施例につき説明し,本発明の理解に供する。尚,以
下の実施例は,本発明を具体化した一例であって,本発
明の技術的範囲を限定する性格のものではない。ここ
に,図1は本発明の内燃機関のピストンピン加工方法に
より研磨加工されたピストンピン10を示す構成図であ
る。図1において,該ピストンピン10の外周面には,
互いに傾斜方向が異なる第1研磨痕11および第2研磨
痕12が形成されている。該第1研磨痕11はピストン
ピン10の軸方向中心線に対して,第1の傾斜方向即ち
図中左端から斜め上方へ向かって,45゜以内の角度θ
1 をなしてピストンピン10のほぼ全長にわたって連続
している。また,第2研磨痕12はピストンピン10の
軸方向中心線に対して,第2の傾斜方向即ち図中左端か
ら斜め下方へ向かって,45゜以内の角度θ2 をなして
ピストンピン10のほぼ全長にわたって連続している。
第1,第2両研磨痕11,12は,互いにピストンピン
10外周面で交差しており,ピストンピン10の表面粗
度は,従来とほぼ同程度になっている。このようなピス
トンピン10の加工方法を説明すると,まず,第1の研
磨工程で上記第1研磨痕11を第1の傾斜方向に沿って
形成するようにピストンピン10の外周面を研磨加工す
る。この時,ピストンピン10の回転数と送り速度とを
調整することにより第1研磨痕11の傾斜角度θ1 が,
ピストンピン10の軸方向中心線に対して,第1の傾斜
方向即ち図中左端から斜め上方へ向かって,45゜以内
の角度をなすように設定される。
【0007】次に,第2の研磨工程において,上記第2
の研磨工程で第2研磨痕12を第2の傾斜方向に沿って
形成するようにピストンピン10の外周面を研磨加工す
る。この時,ピストンピン10の回転方向を第1研磨工
程と逆方向に設定すると共に,ピストンピン10の回転
数と送り速度とを調整することにより第2研磨痕12の
傾斜角度θ2 が,ピストンピン10の軸方向中心線に対
して,第2の傾斜方向即ち図中左端から斜め下方へ向か
って,45゜以内の角度をなすように設定される。以上
のような本発明の一実施例によれば,第1,第2両研磨
痕11,12がピストンピン10の外周面で互いに交差
しているので,ピストンピン10外周面の研磨痕がクロ
スハッチング状になる。このため,ピストンピン10外
周面に供給された潤滑油のピストンピン10の円周方向
への流れが妨げられ,保油力が向上する。しかも,両研
磨痕11,12の交差部分で潤滑油がピストンピン10
の軸方向へ移動することが可能になり,ピストンピンボ
ス孔,コネクティングロッド小端穴への潤滑性を一層向
上させることができる。なお,本発明は以上の一実施例
に限定されず,種々変形可能である。上記実施例では,
ピストンピン10の外周面に2本1組の研磨痕11,1
2を形成したが,互いに傾斜方向の異なる研磨痕を複数
組形成することもできる。
の研磨工程で第2研磨痕12を第2の傾斜方向に沿って
形成するようにピストンピン10の外周面を研磨加工す
る。この時,ピストンピン10の回転方向を第1研磨工
程と逆方向に設定すると共に,ピストンピン10の回転
数と送り速度とを調整することにより第2研磨痕12の
傾斜角度θ2 が,ピストンピン10の軸方向中心線に対
して,第2の傾斜方向即ち図中左端から斜め下方へ向か
って,45゜以内の角度をなすように設定される。以上
のような本発明の一実施例によれば,第1,第2両研磨
痕11,12がピストンピン10の外周面で互いに交差
しているので,ピストンピン10外周面の研磨痕がクロ
スハッチング状になる。このため,ピストンピン10外
周面に供給された潤滑油のピストンピン10の円周方向
への流れが妨げられ,保油力が向上する。しかも,両研
磨痕11,12の交差部分で潤滑油がピストンピン10
の軸方向へ移動することが可能になり,ピストンピンボ
ス孔,コネクティングロッド小端穴への潤滑性を一層向
上させることができる。なお,本発明は以上の一実施例
に限定されず,種々変形可能である。上記実施例では,
ピストンピン10の外周面に2本1組の研磨痕11,1
2を形成したが,互いに傾斜方向の異なる研磨痕を複数
組形成することもできる。
【0008】
【発明の効果】本発明にかかる内燃機関のピストンピン
およびその加工方法は,上記したように構成されている
ため,ピストンピン外周面に互いに傾斜方向は異なる研
磨痕が形成され,互いに交差した研磨痕により潤滑油が
ピストンピン外周面から円周方向に流下することが防止
でき,保油力を向上させることができる。更に,研磨痕
の交差部を通じて潤滑油がピストンピンの軸方向にも流
通することになり,潤滑性を一層向上させることができ
る。
およびその加工方法は,上記したように構成されている
ため,ピストンピン外周面に互いに傾斜方向は異なる研
磨痕が形成され,互いに交差した研磨痕により潤滑油が
ピストンピン外周面から円周方向に流下することが防止
でき,保油力を向上させることができる。更に,研磨痕
の交差部を通じて潤滑油がピストンピンの軸方向にも流
通することになり,潤滑性を一層向上させることができ
る。
【図1】 本発明の一実施例にかかるピストンピンの平
面図である。
面図である。
【図2】 従来のピストンピンの平面図である。
【図3】 従来のピストンピンの潤滑部を示す縦断面図
である。
である。
10…ピストンピン 11…第1研磨痕 12…第2研磨痕 θ1 …第1の傾斜角度 θ2 …第2の傾斜角度
Claims (2)
- 【請求項1】 シリンダ内で往復運動を行うピストンを
有する内燃機関のピストンピンにおいてピストンピン外
周面にピストンピンの軸方向中心線に対して45゜以内
の角度で傾斜した研磨仕上の研磨痕を,該研磨痕がピス
トンピン外周面で互いに交差するように互いに傾斜方向
を異らせて複数本形成したことを特徴とする内燃機関の
ピストンピン。 - 【請求項2】 シリンダ内で往復運動を行うピストンを
有する内燃機関のピストンピンの外周面を研磨加工する
内燃機関のピストンピンの加工方法において,ピストン
ピン外周面にピストンピンの軸方向中心線に対して45
゜以内の角度で傾斜した研磨仕上の研磨痕を形成するよ
うに,ピン回転数とピンの送り速度とを調整してピスト
ンピン外周面を研磨する第1の研磨工程と,該第1の研
磨工程で形成された研磨仕上の研磨痕と交差するよう
に,ピストンピンの軸方向中心線に対して45゜以内の
角度で傾斜した研磨仕上の研磨痕をピストンピン外周面
に形成する第2の研磨工程とを具備してなることを特徴
とする内燃機関のピストンピンの加工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11071094A JPH07317899A (ja) | 1994-05-25 | 1994-05-25 | 内燃機関のピストンピン及びその加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11071094A JPH07317899A (ja) | 1994-05-25 | 1994-05-25 | 内燃機関のピストンピン及びその加工方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07317899A true JPH07317899A (ja) | 1995-12-08 |
Family
ID=14542505
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11071094A Pending JPH07317899A (ja) | 1994-05-25 | 1994-05-25 | 内燃機関のピストンピン及びその加工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07317899A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10237923A1 (de) * | 2002-08-14 | 2004-03-04 | Volkswagen Ag | Lageranordnung und ein zu deren Herstellung bestimmtes Verfahren |
JP2005279669A (ja) * | 2004-03-29 | 2005-10-13 | Nissan Motor Co Ltd | フォーミング用工具 |
DE102012203744A1 (de) * | 2012-03-09 | 2013-09-12 | Mahle International Gmbh | Kolbenbolzen |
DE102012217181A1 (de) | 2012-09-24 | 2014-03-27 | Federal-Mogul Nürnberg GmbH | Kolbenbolzen mit strukturierter Oberfläche und Verfahren zu dessen Herstellung |
KR101395694B1 (ko) * | 2012-11-30 | 2014-05-15 | 에스에스에이 주식회사 | 크로스 버핑기 |
CN108547706A (zh) * | 2018-03-28 | 2018-09-18 | 安徽宝泰汽车部件有限公司 | 一种发动机活塞销 |
JP2019002306A (ja) * | 2017-06-14 | 2019-01-10 | 日立アプライアンス株式会社 | 密閉型圧縮機およびこれを用いた機器 |
-
1994
- 1994-05-25 JP JP11071094A patent/JPH07317899A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10237923A1 (de) * | 2002-08-14 | 2004-03-04 | Volkswagen Ag | Lageranordnung und ein zu deren Herstellung bestimmtes Verfahren |
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CN108547706A (zh) * | 2018-03-28 | 2018-09-18 | 安徽宝泰汽车部件有限公司 | 一种发动机活塞销 |
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