JPH07317794A - 自在軸継手 - Google Patents

自在軸継手

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Publication number
JPH07317794A
JPH07317794A JP8843594A JP8843594A JPH07317794A JP H07317794 A JPH07317794 A JP H07317794A JP 8843594 A JP8843594 A JP 8843594A JP 8843594 A JP8843594 A JP 8843594A JP H07317794 A JPH07317794 A JP H07317794A
Authority
JP
Japan
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shaft side
driving shaft
driven shaft
slider
engaging member
Prior art date
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Pending
Application number
JP8843594A
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English (en)
Inventor
Sadatomo Kuribayashi
定友 栗林
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K Seven Co Ltd
Original Assignee
K Seven Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH07317794A publication Critical patent/JPH07317794A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軸受部の数の低減された自在軸継手を提供す
る。 【構成】 原動軸側部材2の端部には原動軸側係合部材
6が取付けられており、該原動軸側係合部材は原動軸回
転中心2’の方向を横切るY方向の周りに円弧状をなす
原動軸側スライド面(底面7及び側面板8Bの内面等か
らなる)を担持しており、従動軸側部材4の端部には従
動軸側係合部材12が取付けられており、該従動軸側係
合部材は従動軸回転中心4’に関し互いに反対側の位置
に1対の球状駒部材16a,16bを担持しており、該
駒部材の表面により従動軸側回動面が形成されており、
原動軸側係合部材6と従動軸側係合部材12との間には
2つのスライダ9a,9bが配置されており、該スライ
ダはそれぞれ上記原動軸側スライド面に適合するスライ
ド面と各駒部材16a,16bの従動軸側回動面に適合
する回動面とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自在軸継手に関し、特
にスライド機構を利用することにより軸受部の数を低減
した自在軸継手に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】原動軸
と従動軸との間の偏角発生に対応し得る従来の一般的な
自在軸継手として、いわゆるフック継手がある。この継
手は、原動軸側部材と従動軸側部材との間に回転力伝達
部材を配置し、該回転力伝達部材と原動軸側部材とを原
動軸回転中心方向と直交する第1方向の周りで回動自在
な様に原動軸回転中心に関し対称的に配置した1対の軸
受部で結合し、同様に回転力伝達部材と従動軸側部材と
を従動軸回転中心方向及び上記第1方向の双方と直交す
る方向の周りで回動自在な様に従動軸回転中心に関し対
称的に配置した1対の軸受で結合してなるものである。
【0003】ところで、軸受は製作が面倒であり、低価
格化の要求から、その個数を低減することが望ましい。
【0004】そこで、本発明の目的は、軸受部の数の低
減された自在軸継手を提供することにある。
【0005】また、本発明の別の目的は、潤滑剤の供給
の容易な自在軸継手を提供することにある。
【0006】更に、本発明の他の目的は、潤滑剤の供給
を要しない自在軸継手を提供することにある。
【0007】更に、本発明の他の目的は、摺動部の摩耗
が進んでもガタが発生せず寿命の長い自在軸継手を提供
することにある。
【0008】更に、本発明の他の目的は、製作が容易で
低コスト化に有利な自在軸継手を提供することにある。
【0009】更に、本発明の他の目的は、原動軸側部材
と従動軸側部材との軸方向の間隔変化に対応し得る自在
軸継手を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記目
的を達成するものとして、原動軸側部材と従動軸側部材
とが対向配置されており、上記原動軸側部材の端部には
原動軸側係合部材が取付けられており、該原動軸側係合
部材は原動軸回転中心の方向を横切る第1方向の周りに
円弧状をなす原動軸側スライド面を担持しており、上記
従動軸側部材の端部には従動軸側係合部材が取付けられ
ており、該従動軸側係合部材は上記従動軸回転中心に関
し互いに反対側の位置に1対の従動軸側回動面を担持し
ており、該回動面はそれぞれ従動軸回転中心の方向と上
記第1方向との双方を横切る第2方向の周りに回転対称
であり、上記原動軸側係合部材と上記従動軸側係合部材
との間には2つのスライダが配置されており、該スライ
ダはそれぞれ上記原動軸側スライド面に適合するスライ
ド面と上記各従動軸側回動面に適合する回動面とを有す
る、ことを特徴とする、自在軸継手、が提供される。
【0011】本発明の1つの態様においては、上記原動
軸回転中心の方向と上記第1方向とが直交しており、且
つ上記従動軸回転中心の方向と上記第2方向とが直交し
ている。
【0012】本発明の1つの態様においては、上記第1
方向と上記第2方向とが直交している。
【0013】本発明の1つの態様においては、上記従動
軸側回動面が駒部材に形成されている。ここで、上記駒
部材が上記従動軸側係合部材に対し着脱自在に取付けら
れている態様がある。ここで、上記従動軸側係合部材に
は、潤滑剤収容室と該潤滑剤収容室から上記駒部材との
接触面へと潤滑剤を流通させるための通路とが形成され
ている態様がある。
【0014】本発明の1つの態様においては、上記駒部
材が円筒状体であり上記従動軸側係合部材に固定されて
いる。
【0015】本発明の1つの態様においては、上記原動
軸側スライド面は上記第1方向に関し対向配置された1
対の内面を有しており、上記原動軸側係合部材は上記第
1方向に関し上記1対の内面どうしを別々にする様にし
て2つの部分に分割されており且つ一方の分割部分を他
方の分割部分の方に付勢して取付けてなり、一方、上記
スライダはその回動面を上記第1方向に関し2つに分け
る様にして2つの部分に分割されており且つ上記原動軸
側係合部材の1対の内面から上記第1方向に押圧力を付
与されて上記駒部材を挟圧した状態で上記原動軸側係合
部材の2つの分割部分により挟持されている。ここで、
上記原動軸側係合部材の一方の分割部分に対する他方の
分割部分の取付けが上記押圧力の実現のための付勢力を
発揮する第1の弾力性部材を用いてなされている態様が
ある。ここで、上記第1の弾力性部材がバネワッシャで
ある態様がある。
【0016】本発明の1つの態様においては、上記スラ
イダが上記第2方向に外方へと上記原動軸側スライド面
の方へと付勢されて取付けられている。ここで、上記ス
ライダの上記原動軸側スライド面の方へと付勢される取
付けが第2の弾力性部材を用いてなされている態様があ
る。ここで、上記第2の弾力性部材がバネワッシャであ
る態様がある。
【0017】本発明の1つの態様においては、上記原動
軸側スライド面は上記第1方向に関し対向配置された1
対の内面を有しており、該1対の内面は上記原動軸側ス
ライド面の円弧形状の中心から外方へと次第に間隔が小
さくなるテーパ状に形成されており、上記スライダは上
記1対の内面に対応したスライド外面を有しており且つ
該スライド外面を上記1対の内面に押圧された状態で取
付けられている。
【0018】本発明の1つの態様においては、上記従動
軸側回動面が上記従動軸側係合部材に形成された孔の内
面に形成されている。ここで、上記孔が貫通孔であり、
該貫通孔の内面に上記2つのスライダの回動面が適合し
ている態様がある。また、上記原動軸側スライド面は上
記第1方向に関し隔てられた対をなす外面を有してお
り、該外面に対し上記スライダの対をなす内面が当接せ
しめられている態様がある。
【0019】また、本発明によれば、上記目的を達成す
るものとして、原動軸側部材と従動軸側部材とが対向配
置されており、上記原動軸側部材の端部には原動軸側係
合部材が取付けられており、上記従動軸側部材の端部に
は従動軸側係合部材が取付けられており、上記原動軸側
係合部材と上記従動軸側係合部材との間には2つのスラ
イダが配置されており、上記原動軸側係合部材と上記ス
ライダとは原動軸回転中心の方向を横切る第1方向の周
りの相対的回動を可能ならしめ且つ上記原動軸回転中心
方向の周りの相対的回動を係止する様に係合しており、
上記従動軸側係合部材と上記スライダとは従動軸回転中
心の方向と上記第1方向との双方を横切る第2方向の周
りの相対的回動を可能ならしめ且つ上記従動軸回転中心
方向の周りの相対的回動を係止する様に係合しており、
上記原動軸側係合部材と上記スライダとの係合及び上記
従動軸側係合部材と上記スライダとの係合のうちの少な
くとも一方は、原動軸回転中心方向または従動軸回転中
心方向に沿った係合部材とスライダとの軸方向の相対的
スライドを可能ならしめる様なものである、ことを特徴
とする、自在軸継手、が提供される。
【0020】本発明の1つの態様においては、上記従動
軸側係合部材と上記スライダとの係合は、従動軸回転中
心方向に沿った従動軸側係合部材とスライダとの軸方向
の相対的スライドを可能ならしめる様に、上記従動軸側
係合部材に形成された従動軸回転中心方向に平行な断面
の部分をもつ孔または切欠の内面と上記スライダに形成
された突起の外面とを当接させることによりなされてい
る。ここで、上記孔が貫通孔であり、該貫通孔の内面に
上記2つのスライダの突起の外面が適合している態様が
ある。ここで、上記孔が貫通孔であり、該貫通孔の内面
に上記2つのスライダの突起の外面の一部が当接してい
る態様がある。また、上記原動軸側係合部材と上記スラ
イダとの係合は、上記原動軸側係合部材に形成され上記
第1方向の周りに円弧状をなす原動軸側スライド面と上
記スライダに形成されたスライド面とを当接させること
によりなされている態様がある。
【0021】本発明の1つの態様においては、上記原動
軸側係合部材と上記スライダとの係合は、原動軸回転中
心方向に沿った原動軸側係合部材とスライダとの軸方向
の相対的スライドを可能ならしめる様に、上記原動軸側
係合部材に形成された原動軸回転中心方向に平行な部分
をもつ原動軸側スライド面と上記スライダに形成された
スライド面の一部とを当接させることによりなされてい
る態様がある。ここで、上記従動軸側係合部材と上記ス
ライダとの係合は、上記従動軸側係合部材に形成された
孔の内面と上記スライダに形成された突起の外面の一部
とを当接させることによりなされている態様がある。
【0022】本発明の1つの態様においては、上記原動
軸回転中心の方向と上記第1方向とが直交しており、且
つ上記従動軸回転中心の方向と上記第2方向とが直交し
ている。
【0023】本発明の1つの態様においては、上記第1
方向と上記第2方向とが直交している。
【0024】本発明の1つの態様においては、上記スラ
イダが自己潤滑性材料からなる。
【0025】本発明の1つの態様においては、上記スラ
イダがプラスチックからなる。
【0026】また、本発明によれば、以上の様な自在軸
継手において原動軸側と従動軸側とを交代させてなる自
在軸継手が提供される。
【0027】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の具体的実
施例を説明する。
【0028】図1は本発明による軸継手の第1の実施例
を示す一部除去部分断面側面図であり、図2はその斜視
図であり、図3はその分解斜視図である。これらの図に
おいて、2は原動軸側部材であり、該原動軸側部材は不
図示の原動軸の端部にキー結合あるいはスプライン結合
等の適宜の結合手段により取付けられる。2’は原動軸
回転中心である。4は従動軸側部材であり、該従動軸側
部材は不図示の従動軸の端部にキー結合あるいはスプラ
イン結合等の適宜の結合手段により取付けられる。4’
は従動軸回転中心である。原動軸回転中心2’と従動軸
回転中心4’とは合致しており、Z方向とされている。
【0029】原動軸側部材2の従動側に面する端部に
は、原動軸側係合部材6が取付けられている。該係合部
材6は、全体として原動軸回転中心2’に関し対称的な
円弧形状をなしている。その内面には原動軸回転中心
2’の方向(Z方向)と直交する第1方向(Y方向)の
周りに凹円柱面状をなす底面7を有する。また、該係合
部材6のY方向に関する両端面には適宜の幅を隔てて位
置する1対の側面板8A,8Bがネジ止めされている。
上記底面7と側面板8A,8Bの内面とにより原動軸側
スライド内面が形成されている。
【0030】従動軸側部材4の原動側に面する端部に
は、従動軸側係合部材12が取付けられている。該係合
部材12は、全体として従動軸回転中心4’に関し対称
的な円筒形状をなしている。その円筒面には従動軸回転
中心4’の方向(Z方向)と直交する第2方向(X方
向)に関する両端に凹球面状の凹部13a,13bが形
成されている。そして、係合部材12の中央には潤滑剤
収容のための空洞が形成されている。該空洞はY方向に
関する両面から蓋14A,14Bにより密閉されてお
り、通路15a,15bによりそれぞれ上記凹部13
a,13bと連通しており、該通路15a,15bを介
して凹部13a,13bへと潤滑剤を供給することがで
きる。凹部13a,13b内にはそれぞれ対応する径を
もつ球状体からなる駒部材16a,16bが収容され担
持されている。該駒部材の表面により従動軸側回動外面
が形成されている。
【0031】上記原動軸側係合部材6と上記従動軸側係
合部材12との間には2つのスライダ(スライド部材)
9a,9bが配置されており、該スライダはそれぞれ上
記原動軸側スライド内面に適合するスライド外面(即ち
凸円柱面状をなす外面と互いに平行且つ平坦な両側面)
を備えており、更に上記各従動軸側回動外面に適合する
回動内面(即ち上記駒部材16a,16bに対応した径
の凹状球面をもつ凹部10a,10b)を備えている。
【0032】従って、一方では原動軸側部材2は2つの
スライダ9a,9bに対しY方向の周りで回動自在であ
り(図2において、その動きをR1 で示す)、他方では
従動軸側部材4は2つのスライダ9a,9bに対しX方
向の周りで回動自在である(図2において、その動きを
2 で示す)。かくして、本実施例の自在軸継手は原動
軸と従動軸との偏角発生に対応することができる。尚、
従動軸側部材4の原動軸側部材2に対するY方向の周り
の回動角は、図1に示されている様に、原動軸側係合部
材6の2つの先端により制限を受けるので、偏角をθ以
下とすることが望ましい。また、本実施例において、原
動軸側係合部材底面7は、必ずしも全体的に連続してい
る必要はなく、各スライダ9a,9bの摺動範囲にそれ
ぞれ対応する2つの部分に分かれていてもよい。
【0033】本実施例の自在軸継手は、原動軸側部材と
スライダとの間のスライドを利用しているので、軸受部
の数を半減することができ、低価格化に有利である。ま
た、本実施例では特にその手段を示してはいないが、ス
ライド機構においてはスライド面が露出するので、潤滑
剤の供給は容易である。駒部材16a,16bと凹部1
3a,13bとの間への潤滑剤の供給は上記の様にして
なされる。従って、本実施例の自在軸継手においては、
潤滑剤の供給が容易である。
【0034】尚、本実施例においては駒部材16a,1
6bを従動軸側係合部材12に対し着脱自在に取付けて
いるが、本発明においては駒部材16a,16bを従動
軸側係合部材12に対し固定してもよい。
【0035】また、本実施例において、スライダ9a,
9bとして自己潤滑性材料(たとえばプラスチックある
いは含油合金)からなるものを用いることができ、これ
によれば、潤滑剤の供給は不要である。
【0036】図4は本発明による軸継手の第2の実施例
を示す分解斜視図であり、図5はその組立て状態の斜視
図であり、図6はその断面図である。これらの図におい
て、上記図1〜図3におけると同様の機能を有する部材
及び部分には同一の符号が付されている。
【0037】本実施例では、原動軸側部材2が不図示の
原動軸への取付けのための孔部2aを有する。また、本
実施例では、駒部材17a,17bは従動軸側係合部材
12に対し固定されている。そして、該駒部材17a,
17bは、X方向の周りに回転対称な円筒状をなしてお
り、これにより回動外面が形成されている。尚、図4〜
図6には明確には示されていないが、本実施例でも、上
記第1の実施例と同様に原動軸側係合部材6のY方向に
関する両端面に1対の側面板8A,8Bをネジ止めによ
り取付けることができる。
【0038】本実施例でも、上記第1の実施例あるいは
その変形例と同様の効果が得られる。更に、本実施例の
自在軸継手を複数連結して使用する際には、隣接する継
手の従動軸側部材4を原動軸側部材2の孔部2aに挿入
し固定することができる。
【0039】図7は本発明による軸継手の第3の実施例
を示す分解斜視図であり、図8はその組立て状態の斜視
図であり、図9はその部分断面側面図である。これらの
図において、上記図1〜図6におけると同様の機能を有
する部材及び部分には同一の符号が付されている。
【0040】本実施例では、原動軸側係合部材6はY方
向に関し2つの分割部分6−1,6−2に分割されてお
り、底面7はこれら分割部分のそれぞれに底面7−1,
7−2として分割形成されている。側面板8A,8B
は、それぞれ分割部分6−2,6−1に形成されてい
る。尚、原動軸側部材2は上記分割部分6−1のみが一
体的に形成されている。上記分割部分6−2はボルト2
0により分割部分6−1に対して取付けられている。こ
の取付けに際してはバネワッシャ22が用いられてお
り、これにより弾力性をもって押圧することができる。
【0041】一方、スライダ9a,9bは、それぞれそ
の回動面10a,10bをY方向に関し対称的に2つに
分ける様にして、2つの分割部分9a−1,9a−2;
9b−1,9b−2に分割されている。そして、上記原
動軸側係合部材6の2つの分割部分6−1,6−2のそ
れぞれに形成されている1対のスライド内面からY方向
に押圧力を付与された状態で、2つの分割部分6−1,
6−2によりスライダ9a,9bが挟持されている。こ
こで、スライダ分割部分9a−1,9a−2は適度の間
隔をもって配置されており、スライダ分割部分9b−
1,9b−2も適度の間隔をもって配置されており、従
ってこれらスライダ分割部分により駒部材17a,17
bがY方向の押圧力をもって挟持されている。
【0042】図10は、本実施例の自在軸継手を示す部
分断面図である。図10に示されている様に、スライダ
分割部分9a−1,9a−2間(9b−1,9b−2間
も同様)には間隔Wが形成されている。そして、係合部
材6の2つの分割部分6−1,6−2間にはW以上の間
隔が形成されている。従って、係合部材分割部分6−
1,6−2をバネワッシャ22を介して弾力性をもって
ボルト20で取付けることにより、スライダ分割部分9
a−1,9a−2間及び9b−1,9b−2間にて駒部
材17a,17bがY方向の押圧力をもって挟持され
る。
【0043】従って、本実施例においては、スライダ9
a,9bが駒部材17a,17bとの摺動により摩耗し
ても、上記バネワッシャ22の弾力性に基づきスライダ
分割部分9a−1,9a−2間及び9b−1,9b−2
間の間隔Wが小さくなった状態で、係合部材分割部分6
−1,6−2により挟圧保持され、ガタ等の不具合を発
生することなく良好な動作を継続することができる。か
くして自在軸継手の寿命を飛躍的に延ばすことができ
る。本実施例では、特にスライダ9a,9bがプラスチ
ックからなる自己潤滑性材料からなるものであるのが好
ましい。
【0044】本実施例では、原動軸側係合部材の分割部
分6−1に対する分割部分6−2の取付けがバネワッシ
ャ22を用いてなされているが、本発明においては原動
軸側係合部材の一方の分割部分に対する他方の分割部分
の取付けを、その他のバネやゴム等の弾力性部材を用い
たり、あるいは油圧または空気圧等の流体圧を利用した
加圧手段を用いたりして行うことができ、これによりス
ライダ分割部分に対する押圧力の実現のための付勢力を
発揮する様にしてもよい。
【0045】もちろん、本実施例においても、上記第1
の実施例、第2の実施例あるいはその変形例と同様の効
果が得られる。
【0046】図11は本発明による軸継手の第4の実施
例を示す分解斜視図であり、図12はその組立て状態の
斜視図であり、図13はその部分断面側面図であり、図
14はその部分断面図である。これらの図において、上
記図1〜図10におけると同様の機能を有する部材及び
部分には同一の符号が付されている。
【0047】本実施例は、従動軸側係合部材12とスラ
イダ分割部分9a−1,9a−2との間及び従動軸側係
合部材12とスライダ分割部分9b−1,9b−2との
間に駒部材17a,17bに取付けられたバネワッシャ
24が介在していることを除いて、上記第3の実施例と
同一である。
【0048】従って、本実施例においては、スライダ9
a,9bが原動軸側係合部材6の底面7との摺動により
摩耗しても、上記バネワッシャ24の弾力性に基づきス
ライダ9a,9bが常にX方向に外方へと押圧されてい
るので、スライダ9a,9bと原動軸側係合部材底面7
との当接状態が常に維持され、ガタ等の不具合を発生す
ることなく良好な動作を継続することができる。かくし
て自在軸継手の寿命を飛躍的に延ばすことができる。本
実施例では、特にスライダ9a,9bがプラスチックか
らなる自己潤滑性材料からなるものであるのが好まし
い。
【0049】もちろん、本実施例においても、上記第3
の実施例と同様の効果が得られる。
【0050】図15は本発明による軸継手の第5の実施
例を示す分解斜視図であり、図16はその組立て状態の
斜視図であり、図17はその部分断面側面図であり、図
18はその部分断面図である。これらの図において、上
記図1〜図14におけると同様の機能を有する部材及び
部分には同一の符号が付されている。
【0051】本実施例においては、原動軸側係合部材6
の側面板8A,8B(図は現れていないが、側面板8A
とY方向に関し対向して位置する)の対向する内面は、
上記原動軸側係合部材底面7の円弧形状の中心から外方
へと次第に間隔が小さくなるテーパ状に形成されてい
る。図18に示されている様に、側面板8Aの内面は、
X−Z面に対し角度αだけ傾いている。側面板8Bの内
面は、X−Z面に関し側面板8Aの内面と対称的であ
り、側面板8Aの内面と同様にX−Z面に対し角度αだ
け傾いている。スライダ分割部分9a−1,9a−2,
9b−1,9b−2は上記側面板8A,8Bの対向する
1対の内面に対応したスライド外面を有しており上記1
対の内面に当接している。本実施例では、スライダ9
a,9bは原動軸側係合部材底面7とは当接していな
い。
【0052】本実施例では、従動軸側係合部材12とス
ライダ分割部分9a−1,9a−2との間及び従動軸側
係合部材12とスライダ分割部分9b−1,9b−2と
の間にいずれもバネワッシャ24及びワッシャ26が介
在している。かくして、スライダ分割部分9a−1,9
a−2,9b−1,9b−2のスライド外面は、側面板
8A,8Bの対向する1対の内面に対し押圧されてい
る。
【0053】従って、本実施例においては、スライダ9
a,9bが原動軸側係合部材6の側面板8A,8Bの対
向する1対の内面との摺動により摩耗しても、上記バネ
ワッシャ24の弾力性に基づきスライダ9a,9bが常
にX方向に外方へと押圧されているので、スライダ9
a,9bと側面板8A,8Bの対向する1対の内面との
当接状態が常に維持され、ガタ等の不具合を発生するこ
となく良好な動作を継続することができる。かくして自
在軸継手の寿命を飛躍的に延ばすことができる。本実施
例では、特にスライダ9a,9bがプラスチックからな
る自己潤滑性材料からなるものであるのが好ましい。
【0054】もちろん、本実施例においても、上記第3
の実施例及び第4の実施例と同様の効果が得られる。
【0055】図19は本発明による軸継手の第6の実施
例を示す分解斜視図であり、図20はその組立て状態の
斜視図であり、図21はその部分断面図であり、図22
はその作動状態を示す部分断面図である。これらの図に
おいて、上記図1〜図18におけると同様の機能を有す
る部材及び部分には同一の符号が付されている。
【0056】本実施例では、従動軸側係合部材12に形
成された断面円形の貫通孔27の内面に従動軸側回動面
が形成されており、スライダ29a,29bには上記貫
通孔27にそれぞれ反対側から挿入される突起31a,
31bが付されている。該突起は上記貫通孔27に対応
せる断面形状をなしており、その円筒状外面が回動面と
されている。
【0057】スライダ29aのY方向に関する両端には
フランジ30a−A,30a−Bが形成されており、こ
れらフランジの対向する内面が原動軸側係合部材6のY
方向に関する両端面と当接せしめられている。同様に、
上記スライダ29bのY方向に関する両端にはフランジ
30b−A,30b−Bが形成されており、これらフラ
ンジの対向する内面が原動軸側係合部材6のY方向に関
する両端面と当接せしめられている。即ち、本実施例で
は、原動軸側係合部材6の底面7とY方向両端面とによ
り原動軸側スライド面が形成されており、これに対応す
るスライド面がスライダ29a,29bに形成されてい
る。
【0058】本実施例の基本的動作は、上記第1〜第5
の実施例と同様であり、本実施例においても、上記各実
施例と同様の基本的効果が得られる。
【0059】特に、本実施例では、原動軸側係合部材6
のY方向両端面を原動軸側スライド面の一部として利用
しているので、上記実施例の様な側面板を用いる必要が
なく、また、フランジ付きのスライダ29a,29bの
加工は、外面側の加工であるため、一体物の加工であっ
ても比較的容易である。このため、本実施例は、部品点
数が少なく且つ製作が容易であり、低コスト化の実現に
有利である。
【0060】図23は本発明による軸継手の第7の実施
例を示す分解斜視図であり、図24はその組立て状態の
部分断面図である。これらの図において、上記図1〜図
22におけると同様の機能を有する部材及び部分には同
一の符号が付されている。
【0061】本実施例は、従動軸側係合部材12に形成
されている貫通孔の断面形状のみ上記第6の実施例と異
なる。即ち、本実施例では、図24に示されている様
に、貫通孔27はZ方向に平行な長い断面の部分(長さ
1 )をもつ長孔であり、該長孔内においてスライダ突
起31a,31bがD1 の距離だけZ方向に相対的スラ
イドを行うことが可能である。尚、本実施例において、
長孔の代わりに、原動軸側に向いた先端が開放された切
欠を用いることも可能である。
【0062】本実施例においては、上記長孔27内にお
けるスライダ突起31a,31bのZ方向の相対的スラ
イドに基づき、原動軸側部材2と従動軸側部材4との軸
方向の間隔を変化させることができるので、原動側機器
と従動側機器との間の配置精度を緩やかなものとするこ
とができ、また、これら機器の作動中における軸方向の
相対的変位を吸収することができる。
【0063】尚、その他の基本的動作は、上記第6の実
施例と同様であり、本実施例においても、上記第6の実
施例と同様の基本的効果が得られる。
【0064】図25は本発明による軸継手の第8の実施
例を示す部分断面図である。これらの図において、上記
図1〜図24におけると同様の機能を有する部材及び部
分には同一の符号が付されている。
【0065】上記第7の実施例では、従動軸側係合部材
12とスライダとを従動軸回転中心方向にスライド可能
に係合しているが、本第8の実施例では、原動軸側係合
部材6とスライダとを原動軸回転中心方向にスライド可
能に係合している。即ち、原動軸側係合部材6とスライ
ダ29a,29bとの係合は、原動軸回転中心方向に沿
った相対的スライドを可能ならしめる様に、原動軸側係
合部材6に原動軸回転中心方向に平行な部分(長さD
2 )をもつ原動軸側スライド面と上記スライダのスライ
ド面とを当接させることによりなされている。
【0066】本実施例においても、上記第7の実施例と
同様の効果が得られる。
【0067】以上の実施例では、原動軸側と従動軸側と
をそれぞれ異なる特定の構成のものとしているが、上記
実施例の原動軸側と従動軸側とを交代させた構成のもの
も本発明に含まれることはもちろんである。
【0068】尚、上記実施例では第1の方向と第2の方
向とが直交する例が示されているが、本発明では、必ず
しも直交させずとも同様の効果が得られる。同様に、上
記実施例では原動軸回転中心の方向と上記第1方向とが
直交し且つ上記従動軸回転中心の方向と上記第2方向と
が直交している例が示されているが、本発明では、必ず
しも直交させずとも同様の効果が得られる。
【0069】
【発明の効果】以上の様に、本発明によれば、軸受部の
数の低減された自在軸継手が提供される。また、本発明
によれば、潤滑剤の供給の容易な自在軸継手が提供され
る。更に、本発明によれば、潤滑剤の供給を要しない自
在軸継手が提供される。更に、本発明によれば、摺動部
の摩耗が進んでもガタが発生せず寿命の長い自在軸継手
が提供される。更に、本発明によれば、製作が容易で低
コスト化に有利な自在軸継手が提供される。更に、本発
明によれば、原動軸側部材と従動軸側部材との軸方向の
間隔変化に対応し得る自在軸継手が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による軸継手の第1の実施例を示す一部
除去部分断面側面図である。
【図2】本発明による軸継手の第1の実施例を示す斜視
図である。
【図3】本発明による軸継手の第1の実施例を示す分解
斜視図である。
【図4】本発明による軸継手の第2の実施例を示す分解
斜視図である。
【図5】本発明による軸継手の第2の実施例を示す組立
て状態の斜視図である。
【図6】本発明による軸継手の第2の実施例を示す断面
図である。
【図7】本発明による軸継手の第3の実施例を示す分解
斜視図である。
【図8】本発明による軸継手の第3の実施例を示す組立
て状態の斜視図である。
【図9】本発明による軸継手の第3の実施例を示す部分
断面側面図である。
【図10】本発明による軸継手の第3の実施例を示す部
分断面図である。
【図11】本発明による軸継手の第4の実施例を示す分
解斜視図である。
【図12】本発明による軸継手の第4の実施例を示す組
立て状態の斜視図である。
【図13】本発明による軸継手の第4の実施例を示す部
分断面側面図である。
【図14】本発明による軸継手の第4の実施例を示す部
分断面図である。
【図15】本発明による軸継手の第5の実施例を示す分
解斜視図である。
【図16】本発明による軸継手の第5の実施例を示す組
立て状態の斜視図である。
【図17】本発明による軸継手の第5の実施例を示す部
分断面側面図である。
【図18】本発明による軸継手の第5の実施例を示す部
分断面図である。
【図19】本発明による軸継手の第6の実施例を示す分
解斜視図である。
【図20】本発明による軸継手の第6の実施例を示す組
立て状態の斜視図である。
【図21】本発明による軸継手の第6の実施例を示す部
分断面図である。
【図22】本発明による軸継手の第6の実施例の作動状
態を示す部分断面図である。
【図23】本発明による軸継手の第7の実施例を示す分
解斜視図である。
【図24】本発明による軸継手の第7の実施例を示す組
立て状態の部分断面図である。
【図25】本発明による軸継手の第8の実施例を示す部
分断面図である。
【符号の説明】
2 原動軸側部材 2’ 原動軸回転中心 4 従動軸側部材 4’ 従動軸回転中心 6 原動軸側係合部材 7 底面 8A,8B 側面板 9a,9b スライダ 9a−1,9a−2,9b−1,9b−2 スライダ
分割部分 10a,10b 凹部 12 従動軸側係合部材 13a,13b 凹部 14A,14B 蓋 15a,15b 通路 16a,16b 駒部材 17a,17b 駒部材 20 ボルト 22 バネワッシャ 24 バネワッシャ 26 ワッシャ 27 貫通孔 29a,29b スライダ 30a−A,30a−B,30b−A,30b−B
フランジ 31a,31b 突起

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原動軸側部材と従動軸側部材とが対向配
    置されており、 上記原動軸側部材の端部には原動軸側係合部材が取付け
    られており、該原動軸側係合部材は原動軸回転中心の方
    向を横切る第1方向の周りに円弧状をなす原動軸側スラ
    イド面を担持しており、 上記従動軸側部材の端部には従動軸側係合部材が取付け
    られており、該従動軸側係合部材は上記従動軸回転中心
    に関し互いに反対側の位置に1対の従動軸側回動面を担
    持しており、該回動面はそれぞれ従動軸回転中心の方向
    と上記第1方向との双方を横切る第2方向の周りに回転
    対称であり、 上記原動軸側係合部材と上記従動軸側係合部材との間に
    は2つのスライダが配置されており、該スライダはそれ
    ぞれ上記原動軸側スライド面に適合するスライド面と上
    記各従動軸側回動面に適合する回動面とを有する、こと
    を特徴とする、自在軸継手。
  2. 【請求項2】 上記原動軸回転中心の方向と上記第1方
    向とが直交しており、且つ上記従動軸回転中心の方向と
    上記第2方向とが直交している、請求項1に記載の自在
    軸継手。
  3. 【請求項3】 上記第1方向と上記第2方向とが直交し
    ている、請求項1または請求項2に記載の自在軸継手。
  4. 【請求項4】 上記従動軸側回動面が駒部材に形成され
    ている、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の自在軸
    継手。
  5. 【請求項5】 上記駒部材が上記従動軸側係合部材に対
    し着脱自在に取付けられている、請求項4に記載の自在
    軸継手。
  6. 【請求項6】 上記従動軸側係合部材には、潤滑剤収容
    室と該潤滑剤収容室から上記駒部材との接触面へと潤滑
    剤を流通させるための通路とが形成されている、請求項
    5に記載の自在軸継手。
  7. 【請求項7】 上記駒部材が円筒状体であり上記従動軸
    側係合部材に固定されている、請求項4に記載の自在軸
    継手。
  8. 【請求項8】 上記原動軸側スライド面は上記第1方向
    に関し対向配置された1対の内面を有しており、上記原
    動軸側係合部材は上記第1方向に関し上記1対の内面ど
    うしを別々にする様にして2つの部分に分割されており
    且つ一方の分割部分を他方の分割部分の方に付勢して取
    付けてなり、一方、上記スライダはその回動面を上記第
    1方向に関し2つに分ける様にして2つの部分に分割さ
    れており且つ上記原動軸側係合部材の1対の内面から上
    記第1方向に押圧力を付与されて上記駒部材を挟圧した
    状態で上記原動軸側係合部材の2つの分割部分により挟
    持されている、請求項1〜7のいずれかに記載の自在軸
    継手。
  9. 【請求項9】 上記原動軸側係合部材の一方の分割部分
    に対する他方の分割部分の取付けが上記押圧力の実現の
    ための付勢力を発揮する第1の弾力性部材を用いてなさ
    れている、請求項8に記載の自在軸継手。
  10. 【請求項10】 上記第1の弾力性部材がバネワッシャ
    である、請求項9に記載の自在軸継手。
  11. 【請求項11】 上記スライダが上記第2方向に外方へ
    と上記原動軸側スライド面の方へと付勢されて取付けら
    れている、請求項1〜10のいずれかに記載の自在軸継
    手。
  12. 【請求項12】 上記スライダの上記原動軸側スライド
    面の方へと付勢される取付けが第2の弾力性部材を用い
    てなされている、請求項11に記載の自在軸継手。
  13. 【請求項13】 上記第2の弾力性部材がバネワッシャ
    である、請求項12に記載の自在軸継手。
  14. 【請求項14】 上記原動軸側スライド面は上記第1方
    向に関し対向配置された1対の内面を有しており、該1
    対の内面は上記原動軸側スライド面の円弧形状の中心か
    ら外方へと次第に間隔が小さくなるテーパ状に形成され
    ており、上記スライダは上記1対の内面に対応したスラ
    イド外面を有しており且つ該スライド外面を上記1対の
    内面に押圧された状態で取付けられている、請求項11
    〜13のいずれかに記載の自在軸継手。
  15. 【請求項15】 上記従動軸側回動面が上記従動軸側係
    合部材に形成された孔の内面に形成されている、請求項
    1〜3のいずれかに記載の自在軸継手。
  16. 【請求項16】 上記孔が貫通孔であり、該貫通孔の内
    面に上記2つのスライダの回動面が適合している、請求
    項15に記載の自在軸継手。
  17. 【請求項17】 上記原動軸側スライド面は上記第1方
    向に関し隔てられた対をなす外面を有しており、該外面
    に対し上記スライダの対をなす内面が当接せしめられて
    いる、請求項15または16に記載の自在軸継手。
  18. 【請求項18】 原動軸側部材と従動軸側部材とが対向
    配置されており、 上記原動軸側部材の端部には原動軸側係合部材が取付け
    られており、 上記従動軸側部材の端部には従動軸側係合部材が取付け
    られており、 上記原動軸側係合部材と上記従動軸側係合部材との間に
    は2つのスライダが配置されており、 上記原動軸側係合部材と上記スライダとは原動軸回転中
    心の方向を横切る第1方向の周りの相対的回動を可能な
    らしめ且つ上記原動軸回転中心方向の周りの相対的回動
    を係止する様に係合しており、 上記従動軸側係合部材と上記スライダとは従動軸回転中
    心の方向と上記第1方向との双方を横切る第2方向の周
    りの相対的回動を可能ならしめ且つ上記従動軸回転中心
    方向の周りの相対的回動を係止する様に係合しており、 上記原動軸側係合部材と上記スライダとの係合及び上記
    従動軸側係合部材と上記スライダとの係合のうちの少な
    くとも一方は、原動軸回転中心方向または従動軸回転中
    心方向に沿った係合部材とスライダとの軸方向の相対的
    スライドを可能ならしめる様なものである、ことを特徴
    とする、自在軸継手。
  19. 【請求項19】 上記従動軸側係合部材と上記スライダ
    との係合は、従動軸回転中心方向に沿った従動軸側係合
    部材とスライダとの軸方向の相対的スライドを可能なら
    しめる様に、上記従動軸側係合部材に形成された従動軸
    回転中心方向に平行な断面の部分をもつ孔または切欠の
    内面と上記スライダに形成された突起の外面とを当接さ
    せることによりなされている、請求項18に記載の自在
    軸継手。
  20. 【請求項20】 上記孔が貫通孔であり、該貫通孔の内
    面に上記2つのスライダの突起の外面の一部が当接して
    いる、請求項19に記載の自在軸継手。
  21. 【請求項21】 上記原動軸側係合部材と上記スライダ
    との係合は、上記原動軸側係合部材に形成され上記第1
    方向の周りに円弧状をなす原動軸側スライド面と上記ス
    ライダに形成されたスライド面とを当接させることによ
    りなされている、請求項18〜20のいずれかに記載の
    自在軸継手。
  22. 【請求項22】 上記原動軸側係合部材と上記スライダ
    との係合は、原動軸回転中心方向に沿った原動軸側係合
    部材とスライダとの軸方向の相対的スライドを可能なら
    しめる様に、上記原動軸側係合部材に形成された原動軸
    回転中心方向に平行な部分をもつ原動軸側スライド面と
    上記スライダに形成されたスライド面の一部とを当接さ
    せることによりなされている、請求項18に記載の自在
    軸継手。
  23. 【請求項23】 上記従動軸側係合部材と上記スライダ
    との係合は、上記従動軸側係合部材に形成された孔の内
    面と上記スライダに形成された突起の外面の一部とを当
    接させることによりなされている、請求項22に記載の
    自在軸継手。
  24. 【請求項24】 上記原動軸回転中心の方向と上記第1
    方向とが直交しており、且つ上記従動軸回転中心の方向
    と上記第2方向とが直交している、請求項18〜23の
    いずれかに記載の自在軸継手。
  25. 【請求項25】 上記第1方向と上記第2方向とが直交
    している、請求項18〜24のいずれかに記載の自在軸
    継手。
  26. 【請求項26】 上記スライダが自己潤滑性材料からな
    る、請求項1〜25のいずれかに記載の自在軸継手。
  27. 【請求項27】 上記スライダがプラスチックからな
    る、請求項1〜26のいずれかに記載の自在軸継手。
  28. 【請求項28】 請求項1〜27のいずれかに記載の自
    在軸継手において原動軸側と従動軸側とを交代させてな
    る自在軸継手。
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WO2015005446A1 (ja) * 2013-07-12 2015-01-15 三菱化学株式会社 軸受部材、端部部材、感光体ドラムユニット、現像ローラユニット、プロセスカートリッジ、中間部材、及び軸受部材の本体

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