JPH073172Y2 - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JPH073172Y2
JPH073172Y2 JP1988026763U JP2676388U JPH073172Y2 JP H073172 Y2 JPH073172 Y2 JP H073172Y2 JP 1988026763 U JP1988026763 U JP 1988026763U JP 2676388 U JP2676388 U JP 2676388U JP H073172 Y2 JPH073172 Y2 JP H073172Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
inlet pipe
injection port
upper tank
heat exchanger
liquid injection
Prior art date
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JP1988026763U
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English (en)
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JPH01136284U (ja
Inventor
増雄 松下
Original Assignee
カルソニック株式会社
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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車用ラジエータ等の熱交換器に係り、特
に自動車用ラジエータのアッパタンクの構造換器に関す
る。
〔従来の技術〕
一般に、自動車には、エンジンを冷却するため、ラジエ
ータが配置されている。
第2図は、この種のラジエータを示すもので、図におい
て符号11は、キャップ12により遮蔽される注液口13を有
するアッパタンクを示している。アッパアンク11とロア
タンク15との間には、コア部17が形成されている。この
コア部17は、座板19の間にチューブ21を一定間隔で平行
配置し、チューブ21の間にフィン23を配置して構成され
ている。そして、アッパタンク11およびロアタンク15に
は、インレットパイプ25およびアウトレットパイプ27が
開口されている。
このようなラジエータでは、インレットパイプ25からの
冷却液は、コア部17を通過する間に冷却され、ロアタン
ク15内に流入した後、図示しないウオーターポンプによ
り吸引され、アウトレットパイプ27を通り、エンジンに
送られる。
しかしながら、このようなラジエータでは、アッパタン
ク11に開口するインレットパイプ25の開口部の内面頂部
が注液口13の開口位置よりhだけ高い位置にあり、ま
た、アッパタンク11のインレットパイプ25と反対側がテ
ーパ面29とされているため、注液口13近傍に溜まった内
部空気がインレットパイプ25側に移動してしまい、キャ
ップ12から内部空気を外部に放出することが困難になる
という問題がある。
このような問題を解決するため、従来、例えば、特開昭
55−118599号公報に開示されるような熱交換器が案出さ
れている。
この熱交換器は、第3図に示すように、アッパタンク11
の注液口13を中心にして、インレットパイプ25側となる
位置に、インレットパイプ25の開口部の内面頂部とほぼ
同等あるいはそれ以上の高さを有する空気溜まり部30を
形成し、この空気溜まり部30を注液口13まで延在して構
成されている。
このような熱交換器では、空気溜まり部30に集合した内
部空気を、注液口13に確実に導き、この内部空気をキャ
ップ12から外部に放出することが容易に可能となる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような熱交換器では、第4図の矢符
Aに示すように、インレットパイプ25からアッパタンク
11内に流入した冷却水が、空気溜まり部30を通り、直接
注液口13の下部に流入することとなるため、インレット
パイプ25から流入する冷却水の動圧がキャップ12に直接
作用し、アッパタンク11内の内圧が所定の値になってい
るにもかかわらず、例えば、キャップ12の高圧弁31が開
とされ、内部流体が外部に流出する虞がある。
本考案は上記のような問題を解決したもので、インレッ
トパイプから流入する冷却液の動圧を直接注液口または
キャップに作用することなく、内部空気のみを注液口に
確実に導くことのできる熱交換器を提供することを目的
とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案にかかわる熱交換器は、インレットパイプが開口
するアッパタンクと、アウトレットパイプが開口するロ
アタンクとの間にコア部を形成するとともに、前記アッ
パタンクの上面に前記インレットパイプと所定間隔を置
いて注液口を開口してなる熱交換器において、前記アッ
パタンクの前記注液口を中心にして、前記インレットパ
イプと反対側となる位置に、前記インレットパイプの開
口部の内面頂部とほぼ同等あるいはそれ以上の高さを有
する空気溜まり部を形成し、この空気溜まり部を前記注
液口まで延在し、かつ前記注液口と前記インレットパイ
プとの間の前記アッパタンクの内面頂部を、前記インレ
ットパイプの内面頂部より低くしてなるものである。
〔作用〕
本考案においては、アッパタンクの注液口を中心にし
て、インレットパイプと反対側となる位置に、インレッ
トパイプの開口部の内面頂部とほぼ同等あるいはそれ以
上の高さを有する空気溜まり部を形成し、この空気溜ま
り部を注液口まで延在し、かつ前記注液口と前記インレ
ットパイプとの間の前記アッパタンクの内面頂部を、前
記インレットパイプの内面頂部より低くしたので、イン
レットパイプから流入する冷却液の動圧を直接注液口ま
たはキャップに作用することなく、熱交換器内の内部空
気は、空気溜まり部に徐々に集合し、注液口に導かれ、
注液口のキャップから外部に排出される。
〔実施例〕
以下、本考案の詳細を図面に示す一実施例について説明
する。
第1図は、本考案の熱交換器の一一端部を示すもので、
図において符号32は、樹脂からなるアッパタンクを示し
ている。このアッパタンク32の上面中央部には、フィラ
ネックからなる注液口33が開口されている。
アッパタンク32とロアタンク35との間には、コア部37が
形成されている。このコア部37は、座板39の間にチュー
ブ41を一定間隔で平行配置し、チューブ41の間にフィン
43を配置して構成されている。そして、アッパタンク31
およびロアタンク35には、インレットパイプ45およびア
ウトレットパイプ46が開口されている。
しかして、この実施例では、アッパタンク32の注液口33
を中心にして、インレットパイプ45と反対側となる位置
には、その内面頂部Bがインレットパイプ45の開口部の
内面頂部Cとほぼ同等の高さを有する空気溜まり部47が
アッパタンク32と一体に形成されている。そして、この
空気溜まり部47は、注液口33まで延在されてまた、注液
口33を中心にして空気溜まり部47の反対側のアッパタン
ク32は、注液口33とインレットパイプ45との間の内面頂
部Eを、第1図におけるHだけインレットパイプ45の内
面頂部Cより低くしてある。
なお、図において符号49はレインフォースを示してい
る。
以上のように構成された熱交換器では、インレットパイ
プ45からの冷却液は、コア部37を通過する間に冷却さ
れ、ロアタンク35内に流入して後、図示しないウオータ
ーポンプにより吸引され、アウトレットパイプ46を通
り、エンジンに送られる。
しかして、以上のように構成された熱交換器では、アッ
パタンク32の注液口33を中心にして、インレットパイプ
45と反対側となる位置に、インレトットパイプ45の開口
部の内面頂部Cとほぼ同等の高さを有する空気溜まり部
47を形成し、この空気溜まり部47を注射液口33まで延在
し、かつ注液口33とインレットパイプ45との間にアッパ
タンクの内面頂部Eを、インレットパイプ45の内面頂部
Cより低くしたので、熱交換器内の内部空気は、図に矢
符Dで示したように、空気溜まり部47に徐々に集合し、
注液口33に導かれ、注液口33のキャップ51から外部に排
出される。
すなわち、以上のように構成された熱交換器では、空気
溜まり部47が注液口33を中心にしてインレットパイプ45
と反対側に配置されているとともに、注液口33とインレ
ットパイプ45との間のアッパタンクの内面頂部Eを、イ
ンレットパイプ45の内面頂部Cより低くしたため、第4
図に示した従来の熱交換器のように、インレットパイプ
25からの冷却液の動圧が直接注液口33の下部の作用する
ことを防止することを防止することが可能となり、内部
空気のみを注液口33に確実に導くことができる。
なお、以上述べた実施例では、空気溜まり部47の内面頂
部B高さをインレットパイプ45の開口部の内面頂部Cと
ほぼ同等の高さとした例について説明したが、本考案
は、かかる実施例に限定されるものではなく、空気溜ま
り部47の内面頂部B高さは、これより高い高さであれば
良いことは勿論である。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案では、アッパタンクの注液口
を中心にして、インレットパイプと反対側となる位置
に、インレットパイプの開口部の内面頂部とほぼ同等あ
るいはそれ以上の高さを有する空気溜まり部を形成し、
この空気溜まり部を注液口まで延在し、かつ注液口とイ
ンレットパイプとの間のアッパタンクの内面頂部を、イ
ンレットパイプの内面頂部より低くしたので、インレッ
トパイプからの冷却液の動圧を直接注液口に導くことな
く、内部空気のみを注液口に確実に導くことができると
いう利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の熱交換器の一実施例を示す一部縦断面
図図である。 第2図ないし第4図は従来の熱交換器を示す説明図であ
る。 〔主要な部分の符号の説明〕 32……アッパタンク 33……注液口 35……ロアタンク 37……コア部 45……インレットパイプ 46……アウトレットパイプ 47……空気溜まり部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】インレットパイプが開口するアッパタンク
    と、アウトレットパイプが開口するロアタンクとのコア
    部を形成するとともに、前記アッパタンクの上面に前記
    インレットパイプと所定間隔を置いて注液口を開口して
    なる熱交換器において、前記アッパタンクの前記注液口
    を中心にして、前記インレットパイプと反対側となる位
    置に、前記インレットパイプの開口部の内面頂部とほぼ
    同等あるいはそれ以上の高さを有する空気溜まり部を形
    成し、この空気溜まり部を前記注液口まで延在し、かつ
    前記注液口と前記インレットパイプとの間の前記アッパ
    タンクの内面頂部を、前記インレットパイプの内面頂部
    より低くしてなることを特徴とする熱交換器。
JP1988026763U 1988-02-29 1988-02-29 熱交換器 Expired - Lifetime JPH073172Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988026763U JPH073172Y2 (ja) 1988-02-29 1988-02-29 熱交換器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988026763U JPH073172Y2 (ja) 1988-02-29 1988-02-29 熱交換器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01136284U JPH01136284U (ja) 1989-09-19
JPH073172Y2 true JPH073172Y2 (ja) 1995-01-30

Family

ID=31248683

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988026763U Expired - Lifetime JPH073172Y2 (ja) 1988-02-29 1988-02-29 熱交換器

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JP (1) JPH073172Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0113272Y2 (ja) * 1984-09-08 1989-04-18

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JPH01136284U (ja) 1989-09-19

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