JPH07316934A - 紡績装置 - Google Patents

紡績装置

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JPH07316934A
JPH07316934A JP13357894A JP13357894A JPH07316934A JP H07316934 A JPH07316934 A JP H07316934A JP 13357894 A JP13357894 A JP 13357894A JP 13357894 A JP13357894 A JP 13357894A JP H07316934 A JPH07316934 A JP H07316934A
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JP
Japan
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yarn
guide
spinning
thread
piecing
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JP13357894A
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Inventor
Susumu Baba
進 馬場
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Murata Machinery Ltd
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Murata Machinery Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 巻取側糸端を紡績部に導いて該紡績部におい
てピーシングをする一連の動作を円滑、且つ、確実に行
なうことができ、ピーシングを防止可能であると共に、
ピーシングミス又はその他の不意の原因による二次的な
エラーを防止することが可能な紡績装置を得る。 【構成】 巻取側糸端を把持して紡績部へ移送する手段
を有するピーシング装置と、上記移送された糸の糸道に
設けられたビリ取りガイドとを備えた。又上記糸道の上
記移送手段退避側に糸係止ガイドを設けた。更には、上
記ピーシング装置が、上記移送された巻取側糸端を紡績
部に糸通しする手段と、該糸端を解繊する手段とを有
し、該手段には解繊糸端の有無を検知する検知手段を備
えた。そして、上記ピーシング装置の糸通し手段及び糸
端解繊手段が、紡績部のノズル部材から分離されたスピ
ンドル部材に対して進退可能に設けられ、且つ、破壊防
止センサを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、旋回気流により加撚す
る紡績部を備えると共に、該紡績部において切断された
糸端を糸継ぎするためのピーシング装置を備えた紡績装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、旋回気流を利用した紡績装置にお
いて、糸継ぎする場合,パッケージより巻き戻された巻
取側糸端と、紡績部より糸出しされた紡出側糸端とをエ
アスプライサー等のピーシング装置に導入して糸継ぎを
行うのが一般的であるが、上記エアスプライサーによる
撚り継ぎの機構と、旋回気流による加撚機構の類似性に
着目し、上記巻取側糸端をサクション部材やフィンガー
等により把持して紡績部に導くと共に糸端を解繊して置
き、紡績を再開することによって該紡績部に新たに供給
される繊維束が上記解繊糸端と共に加撚され、紡績糸を
形成する過程でピーシングするピーシング装置を備えた
紡績装置が開発されている。
【0003】このような紡績装置において、確実にピー
シングを行うためには、巻取側糸端を正確に紡績部に導
くことが肝要であるが、加撚直後の巻取側糸端には多少
なり残留トルクが存在しており、該残留トルクによって
糸にビリが発生すると、紡績部に移送された糸端の位置
が一定しなくなる。また、巻取側糸端を紡績部に移送し
た移送手段が糸道より退避する際に該移送手段に付随し
て糸が糸道より外れることによっても糸端の位置がずれ
てしまい易く、これらは、いずれもピーシングミスの原
因となっていた。
【0004】一方,上記の原因又はその他の不意の原因
により、巻取側糸端の位置がずれ、糸継位置に存在しな
いままにピーシング動作が継続され、紡績を再開する
と、ピーシングが行えないのみならず供給繊維束が紡績
部内に堆積したり、周囲に飛散してしまい、直ちに紡績
を再開できないという問題があった。又、紡績部及びピ
ーシング装置の可動部分に誤作動を生じると、各部分が
接触又は衝突して破損する恐れがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の技術
のこのような点に鑑みて、巻取側糸端を紡績部に導いて
該紡績部においてピーシングをする一連の動作を円滑、
且つ、確実に行なうことができ、ピーシングを防止可能
であると共に、ピーシングミス又はその他の不意の原因
による二次的なエラーを防止することが可能な紡績装置
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】巻取側糸端を把持して紡
績部へ移送する手段を有するピーシング装置と、上記移
送された糸の糸道に設けられたビリ取りガイドとを備え
た。又上記糸道の上記移送手段退避側に糸係止ガイドを
設けた。更には、上記ピーシング装置が、上記移送され
た巻取側糸端を紡績部に糸通しする手段と、該糸端を解
繊する手段とを有し、該手段には解繊糸端の有無を検知
する検知手段を備えた。そして、上記ピーシング装置の
糸通し手段及び糸端解繊手段が、紡績部のノズル部材か
ら分離されたスピンドル部材に対して進退可能に設けら
れ、且つ、破壊防止センサを備えた。
【0007】
【作用】請求項1記載の装置において、ビリ取りガイド
は、移送手段により把持され紡績部へ移送される巻取側
糸端の先端部への撚伝達及びそれによるビリの発生を阻
止し、上記糸端が紡績部内の糸継位置に正確に移送され
るようにする。
【0008】請求項2記載の装置において、糸係止ガイ
ドは、上記移送された糸端を係止して糸道上に保持し、
上記移送手段が糸道より退避する際,移送手段に付随し
て糸が糸道より外れ、糸端が糸継位置を逸脱するのを防
止する。
【0009】請求項3記載の装置において、検知手段は
糸継位置における上記糸端(解繊糸端)の有無を検知
し、糸端が存在しない場合にはピーシング、即ち、紡績
再開を中止する。
【0010】請求項4記載の装置において、破壊防止セ
ンサの検出範囲内に他の可動部分等の障害物が検出され
た場合には可動部分の作動を停止する。
【0011】
【実施例】実施例について図面と共に説明する。
【0012】図1及び図2に本発明実施例の紡績装置1
を示す。図において紡績装置1は、バックローラ対2
1,サードローラ対22,エプロンベルトを装架したセ
カンドローラ対23,フロントローラ対24の4線から
なるドラフト装置2,ノズル部材31及び該ノズル部材
31から分離可能に設けたスピンドル部材32からなる
紡績部3,糸ガイド部材4,デリベリローラ51および
ニップローラ52からなる糸送出装置5,エアートラッ
プ6,糸切断装置7,糸欠点および糸切れ等の検出を行
うヤーンクリアラ8,巻取装置9を糸道上流側より一連
に設けた紡績ユニット1uを多数列設してなり、図には
1ユニットのみ示してある。
【0013】図3は、紡績部3を示す断面図である。図
において、スピンドル部材32は、ノズル部材との接合
部分にフランジ部321を形成した段付円筒形をなし、
その軸心には中空スピンドル33が支持されている。該
中空スピンドル33は、空気タービンやモータ駆動又は
ベルト駆動等適宜の手段で駆動回転されるか、若しく
は、スピンドル部材32に固定されていても良い。そし
てスピンドル部材32は、シリンダ34の2本のロッド
341,341に固定した支持アーム342の先端部に
自動調心加圧機構343を介して以下の如く支持されて
いる。
【0014】即ち、支持アーム342先端の円孔344
を遊貫するスピンドル部材32は上記円孔344の周囲
に3箇所穿設した小円孔345に遊貫する3本のボルト
322をスプリング323を介してフランジ部321に
螺設することにより柔支持されている。そして、上記フ
ランジ部321の前面には、該フランジ部321より小
径の円筒状突部324を形成し、該円筒状突部324の
周縁部は僅かに円弧状に面取りしてある。該円筒状突部
324はスピンドル部材32をノズル部材31に接合し
た状態においては中空円筒状のノズル部材31の開口部
311に嵌合するようになっている。また、上記開口部
311の周縁部は面取りされ内円錘面をなす導入部31
2を形成している。
【0015】以上の如く構成された自動調心加圧機構3
43は、図14乃至図18に示す如くノズル部材31よ
り分離したスピンドル部材32を上記ロッド341,3
41を短縮してノズル部材31に接合する際、それらの
軸心間に平行誤差や角度誤差を生じた場合いおいても、
スピンドル部材32の円筒状突部324が導入部312
の内円錘面に案内されることでスピンドル部材32の位
置が修正され、常に開口部311に軸心を一にして嵌合
される。
【0016】これにより、シリンダ34の取付け位置や
ストロークの設定に許容範囲が生じ、ノズル部材31お
よびスピンドル部材32の組付を容易ならしめている。
【0017】ノズル部材31の中央部には、段付円筒状
のノズル35が支持され、該ノズル35の後端開口部3
51は、前記開口部311に連なる円筒状の中空室31
3内に位置すると共にノズル35内には前記中空スピン
ドル33が位置している。そして、上記ノズル35に
は、中空スピンドル33の先細円錐状の先端部332に
向けて内周壁接線方向に、ノズル35の軸方向に対して
は斜に複数の圧空噴射孔352を穿設している。
【0018】また、ノズル35の導入側には繊維束導入
部材36を嵌合している。該繊維束導入部材36は、図
4に示す如く、繊維束導入路361内に繊維束ガイド部
材362を設けている。図示例では、繊維束ガイド部材
362は、導入口37側より中空スピンドル33の入口
に向けて設けた細いニードル状をなしている。
【0019】そして、ノズル部材31の中空室313の
周側壁の下側部は長穴状の開口314となっており、該
開口314は、中空室313内部と、ノズル部材31の
支持アーム39を兼ねたダストコレクタ391内部とを
連通している。
【0020】上述の如く構成された紡績部3における紡
績過程は以下の通りである。即ち、ドラフト装置2でド
ラフトされ、偏平に押し拡げられた状態でフロントロー
ラ対24より送出されたスライバSは、図4に示す如
く、圧空噴射孔352からノズル35内への圧空噴射に
より生じる繊維束導入部材36の導入口37における吸
引気流により該導入口37を経て繊維束導入路361内
に導入され、更に、繊維束ガイド部材362の周囲に沿
って送られ中空スピンドル33の通糸孔331内に導入
される。
【0021】この際、上記スライバSを構成する繊維の
後端は、フロントローラ対24の把持を通過した後、ノ
ズル35内において、上記圧空噴射により発生し中空ス
ピンドル33の周囲を旋回しながら開口部351を経て
中空313内に至り拡散される旋回気流を吹き当てられ
ることにより繊維束より分離され、上記気流の旋回方向
に沿って中空スピンドル33の先端部332に巻き付き
つつ該中空スピンドル33の通糸孔331内に引込まれ
ることで仮撚され紡績糸Yを形成する。
【0022】このようにして得られる紡績糸Yは繊維束
ガイド部材362が上記仮撚の上流側への伝達を阻止す
ると共に、該繊維束ガイド部材362が繊維束の流れの
中心部に位置して芯繊維の形成を阻止することにより、
芯となる繊維が殆ど存在しない実撚状となっている。
【0023】次に、糸ガイド部材4について図5及び図
6により説明する。
【0024】糸ガイド部材4は、ビリ取りガイド41、
及び糸係止ガイド42より構成されている。ビリ取りガ
イド41は、バー43に固定した基板44上に、糸道Y
を挟んでその両側に円柱状部材45と、2本のパイプ部
材46,47とを立設している。
【0025】上記円柱状部材45は、パイプ部材46,
47間の糸道に対して僅かに突出して位置し、それらの
間で糸Yを屈曲状態で支持することにより糸Yの撚伝達
を阻止するものである。上記パイプ部材46,47は、
耐摩耗性を考慮して例えばセラミック等の材料で形成す
ることが好ましい。そして、2本のパイプ部材46,4
7には、逆U字形であって、上半部が側方に斜に屈曲し
ているガイドワイヤー48を設けると共に円柱状部材4
5の上端を糸道に向けて斜に切欠することにより、円柱
状部材45と2本のパイプ部材46,47の間に糸Yが
容易に挿入されるようにしている。
【0026】糸係止ガイド42は、上記ビリ取りガイド
41の糸道上流側に位置し、前記基板44を折曲して立
ち上げた該折曲部分441の中央に糸ガイド溝(スリッ
ト)49を切欠して設け、該糸ガイド溝49により二又
に分岐された上記折曲部分441のうち、後に詳述する
ピーシング装置11のヤーンフィンガー(移送手段)1
5退避側(図6中右側)を更に折り返してなり、上記ヤ
ーンフィンガー15停止位置近傍において、該ヤーンフ
ィンガー15退避側より糸Yを案内する前記糸ガイド溝
49に連なる糸ガイド縁421を有するものである。
【0027】上述の如く構成された紡績装置1は、機台
101の長手方向全長に亘り設けられた軌道102,1
03に沿って各紡績ユニット1u間を往復動する作業台
車10に付設したピーシング装置11を備えており、以
下該ピーシング装置11について説明する。
【0028】ピーシング装置11は、ピーシングすべき
当該紡績ユニット1uのパッケージ1Pを巻取装置9の
フリクションローラ91より離反するパッケージ押出部
材121,離反した位置でクレードル92を固定するグ
リップレバー12、及びパッケージPを逆回転するリバ
ースローラ123よりなるパッケージP巻戻し装置1
2,パッケージPに巻取られた切断糸端を吸引して引き
出すサクションマウス13,パッケージPから引き出さ
れた糸端を所定の受け渡し位置に案内する糸端案内装置
14,該位置に案内された糸端を把持するヤーンフィン
ガー15を備え、把持した糸端を紡績部3に移送する移
送装置16,移送された糸端を紡績部3に糸通しするエ
アサッカー装置17,糸通しした糸端を解繊する糸端解
繊管18等より構成されている。
【0029】糸端案内装置14は、図1及び図7乃至図
9に示す如く、ヤーンフィンガー15への糸Yの受け渡
し位置を挟んでその上下に、糸道に対して直列に配置し
た2個の糸道規制ガイド141,142及び該糸道規制
ガイド141,142の糸道下流側に配置され、それら
の案内位置に向けて糸を案内する糸案内レバー143か
らなる。それらは、作業台車10のフレーム104に固
定したブラケット105に揺動可能に設けた支持アーム
144の先端側、中央、基端側に設けられ、上記支持ア
ーム144は、図示しないロッドを介してカム群106
のうちの1つのカムディスクのフォロワに連接され、所
定のタイミングで前後方向に揺動する。
【0030】糸道規制ガイド141は、図9に示す如
く、中央にガイド溝141gを形成した略V字状の案内
板141a,及び該案内板141aの上位に上記ガイド
溝141gの左側部分のみに設けた補助案内板141b
よりなる。該補助案内板141bの先端部141eは案
内板141aの先端部を越えて湾出すると共に、円弧状
に下垂している。これは、サクションマウス13の吸引
中心がやや左側寄りにあり、該サクションマウス13に
より左側に引き出された糸Yを確実に捕捉するために、
図7に示すサクションマウス13の旋回軌跡13aと交
錯しない範囲で補助案内板141bが糸道に最大限に接
近するようにしたものである。
【0031】また、上記糸道規制ガイド141の案内板
141aと補助案内板141bとの間には、ガイド溝1
41gに案内された糸Yを切断するカッタ145を設け
ている。カッタ145は、固定刃145a及び可動刃1
45bよりなり、該可動刃145bはエアシリンダー1
45cのロッドを伸縮することにより軸145dを中心
に回動可能である。
【0032】糸道規制ガイド142は、上記案内板14
1aと平行なほぼ同形状の一枚の案内板142aよりな
り、その中央にはガイド溝142gが形成されている。
【0033】糸案内レバー143は、図9乃至図11に
示す如く、左右対称の一対の鋏状レバー143a,14
3bよりなり、それらは、支持アーム144に固定した
ブラケット144bに設けた軸144aを中心に水平面
内で回動自在に支持され、尚且つ、夫々のレバー143
a,143bに穿設した長穴に上記軸144aに支持し
たスプリング144sの両端を掛合し、該スプリング1
44sにより一対のレバー143a,143bは常に先
端が開く方向に付勢されている。
【0034】そして、上記一対のレバー143a,14
3bの他端にはローラ146a,146bが軸支され、
且つ、支持アーム144の揺動に伴なう上記ローラ14
6a,146bの移動軌跡に沿って円弧状に湾曲し、該
ローラ146a,146bに当接する左右一対よりなる
カム147a,147bを設け、それらは一体に形成さ
れた基端部においてブラケット102に固定されてい
る。上記一対のカム147a,147bは、それらを平
面的に展開した図10及び図11に示す如くそれらの間
隔が広い基端側から、先端側に向かうにつれて徐々にそ
の間隔が狭くなるように形成されている。これにより、
支持アーム144が図7に示す如く後倒して位置してい
る時には、図10に示す如く、スプリング144sの付
勢で糸案内レバー143は両側に充分に拡開されている
が、支持アーム144が図8及び図9に示す如く前方に
揺動するにつれて、ローラ146a,146bがカム1
47a,147bにより案内されて互いに近接し、これ
と共に糸案内レバー143の各レバー143a,143
bが中央よりに回動して互いに近接する。
【0035】次にヤーンフィンガー15を備えた移送装
置16について図1、図2及び図12により説明する。
移送装置16は、ヤーンフィンガー15、該ヤーンフィ
ンガー15を先端に設け、基端部において旋回部材16
2に支持されている旋回アーム161、及びそれらの駆
動手段より構成されている。
【0036】旋回部材162は、略円筒形状をなし、後
述する一対のベベルギア113,114のギアケースを
兼ねており、両端部に軸心を一にして設けた2本の中空
軸163,164において、作業台車10に固定したブ
ラケット107,108に回動自在且つ、軸方向に摺動
自在に支持されている。
【0037】また、一方の中空軸163の基端部には、
ギア165を同軸に設け、該ギア165は、作業台車1
0に回動自在に支持されているセグメントギア166に
噛合しており、該セグメントギア166は、図2に示す
如く前記カム群106のうちの1つのカムディスクのフ
ォロワをなすベルクランク168にロッド167で連接
している。そして、上記カム群106の回転に伴いベル
クランク168が所定のタイミングで揺動すればロッド
167によりセグメントギア166が回動し、更に該セ
グメントギア166に噛合するギア165が回動するこ
とによって旋回部材162、及び旋回アーム161が往
復旋回動する。尚、図2に示す如く旋回アーム161が
上方に旋回して、ヤーンフィンガー15を紡績部3下流
側の糸道上に位置させる際におけるセグメントギア16
6の回動の終端部には、セグメントギア166の不必要
な揺動を阻止すると共に緩衝するダンパー169を設け
てあり、該ダンパー169はブラケット109により作
業台車10のフレームに固定されている。
【0038】また、一方の中空軸164には、シリンダ
110のロッド111が挿通され、該ロッド111の先
端部は旋回部材162の内部において、該旋回部材16
2にスラスト軸受(図示せず)を介して連結されてい
る。そして、上記シリンダ110を作動してロッド11
1を収縮すれば、旋回部材162は底方向に摺動し、該
旋回部材162と一体の旋回アーム161及びヤーンフ
ィンガー15も横方向に移動可能となっている。尚、前
記ギア165は、上記摺動の行程を許容しうる幅を有し
ている。
【0039】次に、ヤーンフィンガー15、及び、その
駆動手段について図1及び図17により説明する。
【0040】ヤーンフィンガー15は、図17に示す如
く移送装置16の旋回アーム161の先端に支持部材1
51で支持されているギアボックス152の側方に回動
可能に片持支持されている駆動軸(図示せず)に固定し
た糸送りローラ153,該糸送りローラ駆動軸に回動可
能に設けたフィンガー部材154,該フィンガー部材1
54に揺動可能に支持された可動フィンガー部材15
5、及び可動フィンガー部材155に回動自在に設けた
ニップローラ156より主に構成されている。
【0041】上記可動フィンガー部材155には、フィ
ンガー部材154に固定されているシリンダ157のロ
ッド158を連接しており、該シリンダ157の作動に
よりロッド158を伸縮すれば、可動フィンガー部材1
55が揺動してニップローラ156が糸送りローラ15
3に接離し、それらの間に糸を把持可能になっている。
尚、糸送りローラ153の周面は、把持力を高めるため
ウレタンゴム等を被嵌している。
【0042】また、上記シリンダ157には、旋回アー
ム161の先端にピボット支持されているシリンダ15
9のロッド160の先端に固定したL字状のレバー16
0aを連接しており、該シリンダ159の作動によりロ
ッド160を伸縮すれば、ヤーンフィンガー15は、糸
送りローラ153の駆動軸を中心にギアボックス152
及び旋回アーム161に対して約90°旋回動する。
【0043】更に、糸送りローラ153の駆動軸はギア
ボックス152の内部に設けた一対のベベルギア(図示
せず)を介してアクセルワイヤー112に接続してい
る。アクセルワイヤー112は、旋回アーム161の内
部に挿通され旋回部材162に達しており、該旋回部材
162の内部に回転自在に支持されているベベルギア1
13に接続している。該ベベルギア113と噛合するベ
ベルギア114の軸115は中空軸163の内部に挿通
され、該軸115は、該軸115に穿設した角孔に摺動
自在に嵌合する角断面形状の軸116を介してモータ1
17の出力軸に連結されている。これにより、モータ1
17を駆動すれば、該モータ117の出力軸の回転は、
軸116,軸115,一対のベベルギア114,11
3,アクセルワイヤ112を介してヤーンフィンガー1
5の糸送りローラ153に伝達され、該糸送りローラ1
53は、ニップローラ156の圧接状態においては、該
ニップローラ156と協動して駆動回転し、それらの間
に把持された糸Yを送出可能である。尚、この際におい
て糸Yの送出量は、モータ117の回転数により制御可
能である。
【0044】次に糸端解繊管18を備えたエアサッカー
装置17について、図2及び図12により説明する。
【0045】エアサッカー装置17は、図2に示す如
く、作業台車10に揺動自在に設けた揺動アーム171
の先端に固定したシリンダ172のロッド173の先端
に設けられている。
【0046】図12において、エアサッカー装置17
は、ロッド173の先端部に2枚の平板状のホルダ17
4,174で支持されている基体175の中央部にシリ
ンダ176を貫設し、該シリンダ176の内部には段付
円筒状の摺動ノズル177を設けている。該摺動ノズル
177の大径部177a、及び小径部177bは、夫々
シリンダ176の一端に設けた円孔部176a及び該シ
リンダ176の他端部に螺合したカバー178の円孔部
178bに気密な状態で摺接している。また、摺動ノズ
ル177の中間部には、上記大径部177aより更に径
大なるフランジ部177cを形成しており該フランジ部
177cは上記シリンダ176の内周壁176cに気密
に摺接すると共に、シリンダ176内部を区画して大小
の空気室17a,17bを形成しており、該空気室17
a,17bには、夫々シリンダ176を貫通して空気供
給管17A,17Bを接続している。
【0047】摺動ノズル177の内部には、略円錐形状
のノズル部材179を設けている。該ノズル部材179
は中央に通糸孔180を穿通すると共に外周壁にはノズ
ル部材179の軸線に平行な整流フィン181を設け、
該整流フィン181によりノズル部材179は、摺動ノ
ズル177の中間部に支持され、摺動ノズル177の内
周壁とノズル部材179の外周壁との間には空気室17
cが形成され、該空気室17cと前記空気室17aとは
連通孔17dで連通されている。そして、ノズル部材1
79は摺動ノズル177の基端導入側に螺合した螺合部
材182により固定され、該螺合部材182中央部には
ポリウレタンゴム等の可撓性材料よりなるガイド部材1
83が嵌合してある。
【0048】上述の如く構成されたエアサッカー装置1
7は次のように作動する。即ち、空気供給管17Aから
圧空を送給すると、空気室17a内での圧力上昇に伴な
い図12中2点鎖線の177´に位置していた摺動ノズ
ル177は押圧され該図中実線で示される位置まで左方
向に摺動し、シリンダ176の端部から導入口170を
突出する。更に、上記圧空は連通孔17aを通じて空気
室17c内に流入し、摺動部材177の排気口177d
から排気されるが、この空気流による上記排気口177
d付近での負圧により、通糸孔180内では導入口17
0より上記排気口177d側へ向かう図12中矢印方向
への吸引気流を生じることになる。一方、空気供給管1
7Bから圧空を送給すれば空気室17b内での圧力上昇
により摺動ノズル177が押圧され、図12中2点鎖線
の177´で示す元の位置まで摺動し、シリンダ176
内に没入する。
【0049】また、エアサッカー装置17の基体175
の上端部には、該エアサッカー装置17と平行に解繊管
18を設けている。解繊管18は、内壁に軸方向に対し
て出口184側に向けて斜に圧空噴射孔185を開口し
てあり、該圧空噴射孔185より圧空を噴射することに
より、管内に図12中矢印方向への旋回気流を発生し、
該気流によって解繊管18の入口186側で生じる吸引
により糸端YをY´の如く解繊管18内に吸引すると共
に、糸端Y´の撚方向と反対方向の旋回気流により該糸
端Y´を解撚、解繊するものである。
【0050】そして、上記解繊管18の入口186の上
位には、該入口186よりほぼ垂直上方に延びる糸端Y
の有無を検出するセンサ187を設けている。該センサ
187例えば光電式のセンサを用いて光軸が上記糸端Y
の糸道と直交するように水平に設置する。
【0051】上述の如く構成されたエアサッカー部材1
7には破壊防止センサ190を設けている。該破壊防止
センサ190は例えば光電式のセンサを用い、エアサッ
カー装置17の進路前面にあたる摺動ノズル177の突
出部分を検出範囲として該部分に臨ませてブラケット1
91でホルダ174に固定する。
【0052】次に上記実施例に基づいてピーシング過程
を説明する。
【0053】紡績装置1の或る紡績ユニット1uで糸切
れが発生し、ヤーンクリアラ8がこれを検出した場合、
又は、ヤーンクリアラ8が糸欠点を検出し、該ヤーンク
リアラ8からの信号でカッタ7が作動して糸を強制的に
切断した場合、ドラフト装置2のバックローラ対21及
びサードローラ対22を停止し、上記後者の場合には、
サードローラ対22からカッタ7までの欠点糸はエアー
トラップ6に吸引され、除去される。これと共に、紡績
部3のシリンダ34が作動し、ロッド341を伸長して
ノズル部材31からスピンドル部材32を分離すると共
に、該ノズル部材31内に空気噴射を行い清浄する。そ
して、これと逆行して、又は、オペレータが障害の原因
を解除した後に作業台車10が当該紡績ユニット1uに
停止し、以下の動作によりパッケージPに巻取られた切
断糸端を紡績部3まで導く。
【0054】先ず、図7に示す如く、パッケージ押出部
材121が突出してパッケージPを押圧しフリクション
ローラ91から離反させると共に、グリップレバー12
2がクレードル92と一体のクレードルボス94に圧接
されその位置でクレードル92を固定する。続いて、リ
バースローラ123がパッケージPに圧接して該パッケ
ージPを逆回転しながら、図7中13´の位置まで旋回
動しているサクションマウス13により上記パッケージ
Pに巻取られた切断糸端を吸引して把持すると共に、サ
クションマウス13が元の位置まで旋回動して上記糸端
Yを上方に引き出し、糸端案内装置14の前面に導く。
【0055】次いで、図8に示す如く、糸端案内装置1
4が前方に旋回動しながら上記糸端Yを図9に示す2個
の糸道規制ガイド141,142により案内して該糸道
規制ガイド141,142のガイド溝141g,142
g内に導入し、所定の受け渡し位置に位置決めする。こ
の際、上記糸端Yのパッケージにおける位置が該パッケ
ージPのいずれかの端部側に極端に片寄っていると、上
記糸道規制ガイド141,142のみでは上記糸端Yを
ガイド溝141g,142g内まで導きにくい場合もあ
るが、糸案内レバー143が図10及び図11に示した
先述の動作により上記糸端Yを強制的に中央寄りに引き
寄せるので、糸端Yは上記ガイド溝141g,142g
内に確実に導かれ、それらの間に垂直に支持される。
【0056】続いて図1に2点鎖線16´で示す如く糸
端案内装置14の側方に位置していた移送装置16が、
シリンダ110の作動で図1中左方向に移動し、ヤーン
フィンガー15が、上記糸端案内装置14の2個の糸道
規制ガイド141,142の間に進入すると共に、それ
らにより案内されている糸端Yを把持する。この後、糸
端案内装置14のカッタ145が作動して、把持した糸
端Yを所定の位置で切断し、該切断部分先端側はサクシ
ョンマウス13に吸引され除去される。
【0057】次いで、ヤーンフィンガー15は、シリン
ダ159の作動により糸端Yを把持した状態で糸送りロ
ーラ153の駆動軸を中心に約90°旋回動した後、旋
回アーム161が上方に旋回動することにより、図1
3、及び図14に示されるように、糸端Yを糸ガイド部
材4とノズル部材31より分離されたスピンドル部材3
2との間に移送する。この際、上記糸端Yは、ガイドワ
イヤー48に案内されてビリ取りガイド41の円柱状部
材45と、2本のパイプ部材46,47との間、及び糸
ガイド溝49に夫々導入される。尚、糸送出装置5のニ
ップローラ52は、図示しない機構によりデリベリロー
ラ51より離反して、上記糸端Yが送られないようにし
ている。
【0058】これと平行して、紡績部3のノズル部材3
1より分離されたスピンドル部材32の導入側には図1
3及び図14に示す如くエアサッカー装置17が位置し
ている。即ち、該エアサッカー装置17が揺動アーム1
71を図2中2点鎖線で示されている位置まで揺動する
と共に、ロッド173を173´の如く伸長することに
よりノズル部材31とスピンドル部材32との間に進入
する。
【0059】この際、エアサッカー装置17の進入路に
障害物がある場合、例えばスピンドル部材32の分離が
不完全であるかタイミングが遅れる等によりエアサッカ
ー装置17の進入路上に位置しているような場合には、
エアサッカー装置17の前面に設けられた破壊防止セン
サ190がこれを検知し、エアサッカー装置17の移動
を直ちに停止し、該エアサッカー装置17とスピンドル
部材32等との衝突、及びそれによる破壊を防止する。
【0060】そして、図14に示されるようにエアサッ
カー装置17はスピンドル部材32の上流側において、
中空スピンドル33と軸心を位置にして位置した後、摺
動部材177を突出させて中空スピンドル33の先端に
嵌合すると共に、該中空スピンドル33内を吸引する。
この状態において、モータ117を作動することにより
アクセルワイヤー112を介してヤーンフィンガー15
の糸送りローラ153を回転して把持している糸端Yを
一定長送出すれば、該糸端Yは、上記エアサッカー装置
17の吸引により中空スピンドル33に糸通しされる。
【0061】この際、上記糸端Yは、ビリ取りガイド4
1の円柱状部材45と、2本パイプ部材46,47とに
より僅かに屈曲され、糸の張力によりそれらに押し付け
られているので、パッケージP側より巻戻される糸Yに
残留するトルクによる撚りの上流側への伝達、及びそれ
に伴うビリの発生は阻止される。これにより糸送りロー
ラ153から上流側のスピンドル部材32に向けて糸端
Yは真直ぐに送出され、該糸端Yは中空スピンドル33
内に確実に吸入されると共に、送出される糸端Yの長さ
は常に一定に保持される。
【0062】次いで、エアサッカー装置17の吸引を停
止すると共に、摺動部材177を没入させた後、図15
に示されるように、エアサッカー装置17のロッド17
3を短縮して解繊ノズル18の入口が中空スピンドル3
3の先端部の下位に位置させれば、該中空スピンドル3
3に挿通され、先端部に垂下した糸端Yは解繊ノズル1
8内に吸引され、導入されると共に解撚,解繊される。
【0063】この際、上記糸端Yは、中空スピンドル3
3と、解繊ノズル18との位置関係から、図示の如く屈
曲され、センサ187に検知されることとなるが、それ
以前の糸端Yの移送過程におけるエラーにより糸端が移
送されておらず、センサ187に糸が検知されない場合
には、直ちにピーシング動作を中止して、警報を発し、
オペレータに告知する。
【0064】糸端Yの解繊の後、エアサッカー装置17
は、作業台車10側に退避する。そして、図16に示さ
れるように、ヤーンフィンガー15の糸送りローラ15
3を回転して更に一定長の糸Yを上流側に送出しなが
ら、シリンダ34を作動してロッド341を短縮しスピ
ンドル部材32を移動してノズル部材31に接合する。
この際においても、先述したようビリ取りガイド41が
図16中Y´で示されるようなビリの発生を阻止するの
で、解繊糸端Yは糸継位置となるノズル35内に位置し
た中空スピンドル33の先端から所定の長さだけ垂下し
ている。
【0065】この後、ヤーンフィンガー15は、図17
に示されるようにシリンダ157を作動して可動フィン
ガー部材155を回動し、糸Yの把持を解除した後、移
送装置16と共に糸道の側方に退避する。この際、糸係
止ガイド42は糸Yを上記ヤーンフィンガー15の退避
側から支持し、該糸Yが、ヤーンフィンガー15の糸送
りローラ153のウレタンゴム等のよりなる周面に付着
し、ヤーンフィンガー15と共に側方に引き出され、ス
ピンドル部材32から逸脱するのを防止する。
【0066】そして、このような状態において、紡績を
再開すれば、ドラフト装置2によりドラフトされ、繊維
束導入部材36を経てノズル35内に導入されたスライ
バSは、解繊糸端Yと共に加撚されることで一体となり
ピーシングされる。
【0067】上記紡績再開時には、糸送出装置5のニッ
プローラ52がデリベリローラ51に圧接してピーシン
グされた紡績糸Yの送出を再開すると共に、パッケージ
Pが巻取装置9のフリクションローラ91に圧接され巻
取を再開するが、慣性モーメントの大なるパッケージP
はフリクションローラ91との間でスリップを生じ、糸
送出装置5の下流側では糸弛みを生じるが、上記糸弛み
は、図17に示す如く糸送出装置5の直後に位置したエ
アトラップ6により吸引され、巻取テンションが補償さ
れる。
【0068】上記エアートラップ6は、糸道に沿って上
下方向に偏平であり、且つ、上端部及び下端部に沿って
平行に設けた2列の円孔6a,6bを、該円孔6a,6
bの直径より幅小なる間隙6cにより連通し、長さ方向
に一様な断面形状に形成されている。これにより、吸引
気流は主に上記各円孔6a,6bに沿って生じることと
なり、吸引された糸はY″のように上記各円孔6a,6
bに沿って分離され一定の糸道を形成し、残留トルクに
よるエアートラップ6内でのビリの発生は防止される。
【0069】またビリ取りガイド41及び糸係止ガイド
42からなる糸ガイド部材4を支持しているバー43を
横方向に往復動することにより、糸Yをトラバースすれ
ば糸送出装置5のニップローラ52の局部的摩耗を防止
でき、該ニップローラ52の耐用期間を延長可能であ
る。
【0070】
【発明の効果】本発明の紡績装置は上述のとおり、構成
したので次に記載されるような効果を奏する。
【0071】巻取側糸端を把持して紡績部へ移送する手
段を有するピーシング装置と、上記移送された糸の糸道
に設けられたビリ取りガイドとを備えたので、ピーシン
グ時に、巻取側から引き出され紡績部に移送された糸の
ビリが発生するのを阻止でき、ビリによる糸継位置での
糸端位置の不定と、これに起因するピーシングミスを防
止することが可能である。
【0072】上記糸道の上記移送手段退避側に糸係止ガ
イドを設けたので、糸継位置に移送された糸端が、該糸
端を把持して移送した後、糸道より退避する移送手段に
付随して糸道を外れ糸継位置を逸脱するのを阻止でき、
これに起因するピーシングミスを防止することが可能で
ある。
【0073】上記ピーシング装置が、上記移送された巻
取側糸端を紡績部に糸通しする手段と、該糸端を解繊す
る手段とを有し、該手段には解繊糸端の有無を検知する
検知手段を備えたので、解繊糸端が検知されない時には
紡績の再開を中止して供給繊維束が紡績部内に堆積した
り、ノズル詰まりを生じるといったピーシングミスによ
る二次的なエラーを未然に防止できる。
【0074】上記ピーシング装置の糸通し手段及び糸端
解繊手段が、紡績部のノズル部材から分離されたスピン
ドル部材に対して進退可能に設けられ、且つ、破壊防止
センサを備えたので、糸通し手段の進路上に、移動中の
スピンドル部材等の障害物が位置しているのを検知した
時には糸通し手段の移動を停止することができ、各部材
が衝突により破壊するのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の紡績装置を示す要部正面図で
ある。
【図2】本発明の実施例の紡績装置を示す側面図であ
る。
【図3】本発明の実施例の紡績装置の紡績部を示す側断
面図である。
【図4】紡績部の要部拡大断面図である。
【図5】糸ガイド部材を示す斜視図である。
【図6】糸ガイド部材を示す平面図である。
【図7】パッケージ巻戻し装置及びサクションマウスの
作動を示す側面図である。
【図8】糸端案内装置の作動を示す側面図である。
【図9】糸端案内装置からヤーンフィンガーへの糸端の
受け渡し状況を示す斜視図である。
【図10】糸案内レバーを示す平面図である。
【図11】糸案内レバーの作動を示す平面図である。
【図12】エアサッカー装置を示す側断面図である。
【図13】スピンドル部材への糸通し時における紡績部
付近を示す斜視図である。
【図14】スピンドル部材への糸通し時における紡績部
付近を示す側面図である。
【図15】糸通しした糸端の解繊時における紡績部付近
を示す側面図である。
【図16】ピーシング時における紡績部付近を示す側断
面図である。
【図17】ヤーンフィンガーが糸道から退避する状況を
示す斜視図である。
【符号の説明】
1 紡績装置 2 ドラフト装置 3 紡績部 4 糸ガイド部材 9 巻取装置 10 作業台車 11 ピーシング装置 12 パッケージ巻戻し装置 13 サクションマウス 14 糸端案内装置 15 ヤーンフィンガー 16 移送装置 17 エアサッカー装置(糸通し手段) 18 解繊ノズル 31 ノズル部材 32 スピンドル部材 33 中空スピンドル 41 ビリ取りガイド 42 糸係止ガイド 153 糸送りローラ 187 センサ 190 破壊防止センサ S スライバ Y 糸(切断糸端) P パッケージ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻取側糸端を把持して紡績部へ移送する
    手段を有するピーシング装置と、上記移送された糸の糸
    道に設けられたビリ取りガイドとを備えたことを特徴す
    る紡績装置。
  2. 【請求項2】 上記糸道の上記移送手段退避側に糸係止
    ガイドを設けた請求項1記載の紡績装置。
  3. 【請求項3】 上記ピーシング装置が、上記移送された
    巻取側糸端を紡績部に糸通しする手段と、該糸端を解繊
    する手段とを有し、該手段には解繊糸端の有無を検知す
    る検知手段を備えた請求項1又は2記載の紡績装置。
  4. 【請求項4】 上記ピーシング装置の糸通し手段及び糸
    端解繊手段が、紡績部のノズル部材から分離されたスピ
    ンドル部材に対して進退可能に設けられ、且つ、破壊防
    止センサを備えた請求項3記載の紡績装置。
JP13357894A 1994-05-24 1994-05-24 紡績装置 Pending JPH07316934A (ja)

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