JPH07316054A - ピリダジノン誘導体またはその塩、それらの製造方法およびそれらを含有する抗ショック剤 - Google Patents

ピリダジノン誘導体またはその塩、それらの製造方法およびそれらを含有する抗ショック剤

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JPH07316054A
JPH07316054A JP21812294A JP21812294A JPH07316054A JP H07316054 A JPH07316054 A JP H07316054A JP 21812294 A JP21812294 A JP 21812294A JP 21812294 A JP21812294 A JP 21812294A JP H07316054 A JPH07316054 A JP H07316054A
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JP21812294A
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Itaru Shigehara
格 重原
Shinji Odawara
新二 小田原
Hiroshi Okada
宏 岡田
Hirohiko Kimura
博彦 木村
Masato Omatsu
正人 尾松
Hitoshi Nakayama
仁志 中山
Rie Higuchi
理恵 樋口
Kazuki Takenami
多紀 武南
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishihara Sangyo Kaisha Ltd
Original Assignee
Ishihara Sangyo Kaisha Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 抗ショック剤として有効な新規ピリダジノン
誘導体またはその薬理上許容される塩、その製造方法並
びにその製造用中間体を提供する。 【構成】 前記ピリダジノン誘導体は式(I); (式中、Qは−CH2 −または−CO−、Aはフラニル
基、チエニル基、ピリジル基、ピリジルN−オキシド
基、チアゾリン基またはフェニル基、R1 は水素原子、
アルキル基、アルケニル基、アルキニル基またはフェニ
ル基、R2 は水素原子、シアノ基、置換可アルキル基、
ヒドロキシル基、アルコキシ基、ジオキサニル基、−C
H=N−R5 等、R3 は水素原子、シアノ基、ニトロ
基、アルコキシ基、カルボキシル基またはアルコキシカ
ルボニル基、R4 は水素原子またはアルキル基、R5
ピリジル基またはアルコキシ基である)で表される化合
物である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規ピリダジノン誘導
体またはその塩、それらの製造方法およびそれらを有効
成分として含有する医薬組成物に関し、詳しくは抗ショ
ック剤に関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭61−267560号公報には、
2位にC2 5 アルキル、4位にH、C1 3 アルキ
ル、ClまたはBr、5位に置換フェニルメチルアミノを持
った3−ピリダジノン化合物が抗アレルギー剤として有
用であることが記載されている。
【0003】WO91/16314公報には、4位にC
l、Br、HまたはCN、5位に−N(R3 )CH(R
4 )Ar基、6位にOR2 (R2 はA1 −Y1 (A1
アルキレン、Y1 はCO2 5 、CN、OR6 、チエニ
ル、ピリジルなど)またはA2 −Y2 (A2 はアルキレ
ン、Y2 はフェニル)を持ったピリダジノン誘導体が血
栓性疾患、うっ血性心不全、高血圧症、喘息、即時型ア
レルギー疾患等の予防または治療剤として有用であるこ
とが記載されている。
【0004】特開平5−201994号公報には、2位
にビフェニルメチル基を持ったピリダジノン誘導体が高
血圧、うっ血性心不全、慢性腎疾患治療薬として有用で
あることが記載されている。J.Heterocyc
l.Chem.(1990)27(3)471−477
には、その第475頁左欄第19−20行に5−ベンジ
ルアミノ−6−メトキシカルボニル−2−フェニルピリ
ダジン−3(2H)−オンが記載されている。
【0005】薬学雑誌(1978)98(10)142
1−1427には、鎮痛消炎作用を有する4−エトキシ
−2−メチル−5−モルホリノ−3(2H)−ピリダジ
ノンの尿中代謝産物の合成における中間体として、その
第1425頁第3−7行に5−〔N−ベンジル−N−
(2−トリチルオキシエチル)アミノ〕−4−エトキシ
−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン(XIII)が記載
されている。
【0006】しかしながら、前記特開昭61−2675
60号、WO91/16314および特開平5−201
994号各公報、J.Heterocycl.Che
m.(1990)27(3)471−477並びに薬学
雑誌(1978)98(10)1421−1427に記
載された化合物と本発明の化合物とは化学構造が異な
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ショックは広い意味で
虚血性疾患とみなされるが、敗血症ショック、出血性シ
ョック、心原性ショックなど、その原因はいろいろあ
る。敗血症ショックはグラム陰性菌重症感染症患者に発
症し、症状が重い場合には患者を死に至らしめる重大な
疾患の一つである。主に救急医療の分野で多くの患者を
抱えている。抗ショック剤としては、ステロイドおよび
プロテアーゼ阻害剤の一種であるミラクリッドが使用さ
れている。しかしながら、今なお死亡率は高く、さらに
有効な薬剤の出現が望まれている。本発明の目的は、抗
ショック剤として有効な新規ピリダジノン誘導体または
その塩、それらの製造方法およびそれらを有効成分とし
て含有する医薬組成物を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、ラット、
マウスなどの小動物のショックモデルをつくり、生存率
の改善を指標として研究を重ねた結果、一定の化学構造
を持ったピリダジノン誘導体に優れた抗ショック作用を
見出し、本発明を完成した。
【0009】すなわち本発明は、式(I):
【化10】 (式中、Qは−CH2 −または−CO−であり、Aは置
換されてもよいフラニル基、置換されてもよいチエニル
基、置換されてもよいピリジル基、置換されてもよいピ
リジルN−オキシド基、置換されてもよいチアゾリル基
または置換されてもよいフェニル基であり、R1 は水素
原子、置換されてもよいアルキル基、置換されてもよい
アルケニル基、置換されてもよいアルキニル基または置
換されてもよいフェニル基であり、R2 は水素原子、シ
アノ基、置換されてもよいアルキル基、ヒドロキシル
基、アルコキシ基、アルキル基で置換されてもよいジオ
キサニル基、−CH=N−R5 、−S(O)nR6 、−
N(R7 )R8 または−COR9 であり、R3 は水素原
子、シアノ基、ニトロ基、アルコキシ基、カルボキシル
基またはアルコキシカルボニル基であり、R4 は水素原
子または置換されてもよいアルキル基であり、R5 はア
ルコキシ基またはピリジルメチル基であり、R6は置換
されてもよいアルキル基またはアルケニル基であり、R
7 およびR8 は、それぞれ水素原子、アルキル基、アル
キルスルホニル基、置換されてもよいフェニルスルホニ
ル基、ホルミル基、ハロゲン原子で置換されてもよいア
ルキルカルボニル基、シクロアルキルカルボニル基また
は置換されてもよいベンゾイル基であり、R9 は水素原
子、アルコキシ基、ヒドロキシル基、または置換されて
もよいアミノ基であり、nは0、1または2であり、但
しR2 が水素原子、アルキル基またはアルコキシ基であ
り、かつQが−CH2 −であるときAは置換されてもよ
いフラニル基、置換されてもよいチエニル基、置換され
てもよいピリジル基、置換されてもよいピリジルN−オ
キシド基または置換されてもよいチアゾリル基である)
で表されるピリダジノン誘導体または薬理上許容される
塩、それらの製造方法およびそれらを有効成分として含
有する抗ショック剤に関する。
【0010】式(I)中、Aで定義された置換されても
よいフラニル基、置換されてもよいチエニル基、置換さ
れてもよいピリジル基、置換されてもよいピリジルN−
オキシド基および置換されてもよいチアゾリル基、Aま
たはR1 で定義された置換されてもよいフェニル基或は
7 またはR8 で定義された置換されてもよいフェニル
スルホニル基および置換されてもよいベンゾイル基の置
換基としては、ハロゲン原子、ニトロ基、トリフルオロ
メチル基、C1 3 アルキル基、C1 3 アルコキシ
基、アミノ基、モノまたはジC1 3 アルキルアミノ基
などが挙げられる。置換基の数は1ケまたは2ケ以上で
あってよく、2ケ以上の場合にはそれらは同一であって
も、異なっていてもよい。
【0011】R1 で定義された置換されてもよいアルキ
ル基、置換されてもよいアルケニル基および置換されて
もよいアルキニル基またはR2 若しくはR4 で定義され
た置換されてもよいアルキル基の置換基としては、ハロ
ゲン原子、ヒドロキシル基、C1 3 アルコキシ基、C
1 3 アルキルチオ基、C1 3 アルキルカルボニルオ
キシ基、C1 3 アルコキシカルボニルオキシ基、フェ
ニル基、アミノ基、モノまたはジC1 3 アルキルアミ
ノ基、C1 3 アルキルスルホニルアミノ基、シアノ
基、カルボキシル基、C1 3 アルコキシカルボニル基
などが挙げられる。置換基の数は1ケまたは2ケ以上で
あってよく、2ケ以上の場合にはそれらは同一であって
も、異なっていてもよい。
【0012】R2 で定義されたアルキル基で置換されて
もよいジオキサニル基とは、C1 3 アルキル基で置換
されてもよい1,3−ジオキサン−2−イル基を意味す
る。R6 で定義された置換されてもよいアルキル基の置
換基としては、C1 3 アルコキシカルボニル基などが
挙げられる。R9 で定義された置換されてもよいアミノ
基の置換基としては、C1 3 アルキル基、C1 3
ルキルカルボニル基などが挙げられる。この明細書中で
ハロゲン原子とは、F、Cl、BrまたはIを意味す
る。
【0013】R1 で定義された置換されてもよいアルキ
ル基、R2 で定義された置換されてもよいアルキル基お
よびアルコキシ基のアルキル部分、R3 で定義されたア
ルコキシ基およびアルコキシカルボニル基のアルキル部
分、R4 で定義された置換されてもよいアルキル基、R
5 で定義されたアルコキシ基のアルキル部分、R6 で定
義された置換されてもよいアルキル基、R7 またはR8
で定義されたアルキル基、アルキルスルホニル基または
ハロゲン原子で置換されてもよいアルキルカルボニル基
のアルキル部分或はR9 で定義されたアルコキシ基のア
ルキル部分は、炭素数1〜8の直鎖または枝分れ鎖のア
ルキル基であればよい。例えば、メチル、エチル、プロ
ピル、イソプロピル、ブチル、sec −ブチル、tert−ブ
チル、ペンチルなどが挙げられる。
【0014】R1 で定義された置換されてもよいアルケ
ニル基およびR6 で定義されたアルケニル基は、炭素数
2〜8の直鎖または枝分れ鎖のアルケニル基であればよ
い。例えば、エテニル、1−プロペニル、2−プロペニ
ル、ブテニル、ペンテニルなどが挙げられる。R1 で定
義された置換されてもよいアルキニル基は、炭素数2〜
8の直鎖または枝分れ鎖のアルキニル基であればよい。
例えば、エチニル、1−プロピニル、2−プロピニル、
ブチニル、ペンチニルなどが挙げられる。R7 またはR
8 で定義されたシクロアルキルカルボニル基は、炭素数
3〜8のシクロアルキル部分を有するものであればよ
い。
【0015】式(I)の化合物は塩を形成してもよい。
それらの塩は薬理上許容されるものであればいずれのも
のでもよく、例えばナトリウム、カリウムなどのアルカ
リ金属塩、カルシウムなどのアルカリ土類金属塩、トリ
エタノールアミン塩、トリス(ヒドロキシメチル)アミ
ノメタン塩のような有機アミン塩或は、塩酸塩、硫酸
塩、硝酸塩などの無機酸塩、酢酸塩、メタンスルホン酸
塩、乳酸塩、クエン酸塩などの有機酸塩などが挙げられ
る。
【0016】本発明のピリダジノン誘導体または薬理上
許容されるその塩としては、次の化合物が好ましい。 (1)式(I)においてQが−CH2 −である化合物ま
たはその塩。 (2)式(I)においてAが置換されてもよいピリジル
基である化合物またはその塩。 (3)式(I)においてR1 がアルキル基である化合物
またはその塩。 (4)式(I)においてR3 が水素原子である化合物ま
たはその塩。 また、式(I)においてQが−CH2 −であり、かつ、
Aが置換されてもよいピリジル基である化合物またはそ
の塩がより好ましい。
【0017】さらに、式(I)においてR1 がアルキル
基であり、R2 がハロゲン、ヒドロキシル、C1-3 アル
コキシ、C1-3 アルキルチオ、C1-3 アルキルカルボニ
ルオキシ、C1-3 アルコキシカルボニルオキシ、フェニ
ル、アミノ、モノまたはジC1-3 アルキルアミノ、C
1-3 アルキルスルホニルアミノ、シアノ、カルボキシル
およびC1-3 アルコキシカルボニルから選ばれた基によ
り置換されてもよいアルキル基、シアノ基または−N
(R7 )R8 であり、R7 およびR8 はそれぞれ水素原
子、アルキル基、アルキルスルホニル基、置換されても
よいフェニルスルホニル基、ホルミル基、ハロゲン原子
で置換されてもよいアルキルカルボニル基、シクロアル
キルカルボニル基または置換されてもよいベンゾイル基
である化合物またはその塩が最も好ましい。
【0018】最も好ましい化合物またはその塩の具体例
としては、4−ヒドロキシメチル−2−メチル−5−
(4−ピリジルメチルアミノ)ピリダジン−3−(2
H)−オン、2−ターシャリーブチル−4−ヒドロキシ
メチル−5−(4−ピリジルメチルアミノ)ピリダジン
−3−(2H)−オン、4−メトキシメチル−2−メチ
ル−5−(N−メチル−3−ピリジルメチルアミノ)ピ
リダジン−3−(2H)−オン、4−メトキシメチル−
2−メチル−5−(N−メチル−4−ピリジルメチルア
ミノ)ピリダジン−3−(2H)−オンまたは4−メト
キシメチル−2−メチル−5−(4−ピリジルメチルア
ミノ)ピリダジン−3−(2H)−オン或いはその塩を
挙げることができる。
【0019】式(I)の化合物は、例えば次の製造方法
(A)、(B)または(C)のような方法で製造するこ
とができる。
【0020】
【化11】
【0021】(式中、A、R1 、R3 およびR4 は前述
の通りであり、R2'は水素原子、シアノ基、置換されて
もよいアルキル基、アルキル基で置換されてもよいジオ
キサニル基、−CH=N−R5 または−COR9 であ
り、Xはハロゲン原子またはシアノ基であり、R2"は水
素原子、ヒドロキシル基、アルコキシ基、−S(O)n
6 または−N(R7 )R8 であり、R2"' は水素原
子、シアノ基、置換されてもよいアルキル基、ヒドロキ
シル基、アルコキシ基、−S(O)nR6 または−N
(R7 )R8 である)
【0022】製造方法(A) 式(II−1)の化合物と式(III −1)の化合物とを反
応させることより、式(I−1)の化合物を得ることが
できる。この反応に用いられる溶媒としてはメタノー
ル、エタノールなどのアルコール類、ジオキサン、テト
ラヒドロフランなどのエーテル類、アセトン、メチルエ
チルケトンなどのケトン類、アセトニトリル、プロピオ
ニトリルなどのニトリル類、ジメチルホルムアミド、N
−メチルピロリドン、ジメチルスルホキシド、スルホラ
ンなどの非プロトン性極性溶媒、ピリジンなどが挙げら
れ、反応は慣用の水溶性の有機溶媒中で行われるが、反
応に悪影響を及ぼさない溶媒であればその他のいかなる
水溶性の有機溶媒も反応に使用することができる。ま
た、水との混合溶媒または無溶媒で実施できる場合もあ
る。
【0023】この反応では式(II−1)の化合物1モル
に対し、2〜100倍モルの式(III −1)の化合物を
用いるか、またはそれ以外の塩基として無機塩基、有機
塩基いずれを使用しても良く、無機塩基としては例え
ば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムのようなアルカ
リ金属水酸化物、炭酸カリウム、炭酸カルシウムのよう
なアルカリ金属またはアルカリ土類金属の炭酸塩、水素
化ナトリウムのようなアルカリ金属水素化物、金属ナト
リウムのようなアルカリ金属などが挙げられ、また有機
塩基としてはピリジン、トリエチルアミンなどが挙げら
れる。反応温度は通常−20〜+150°C、望ましく
は0〜80°C、反応時間は通常0.5〜48時間、望
ましくは0.5〜18時間である。
【0024】製造方法(B) 式(II−2)の化合物と式(III −2)の化合物とを反
応させた後に還元剤を用いて還元することにより式(I
−2)の化合物を得ることができる。式(II−2)の化
合物と式(III −2)の化合物との反応の溶媒としては
エタノール、プロパノールなどのアルコール、ベンゼ
ン、トルエンなどの芳香族化合物を用いることができ
る。この反応は1〜18時間、望ましくは2〜8時間例
えばデイーンスターク脱水装置を用いて行い、加熱還流
下に反応させる。還元反応においては化合物を分解する
ことなく式(IV)の化合物中のイミノ基を水素添加する
ことができるならばどのような還元法を用いてもよく、
例えば、還元剤として式(IV)の化合物1モルに対し、
0.5〜2倍モルの水素化ホウ素ナトリウムを用いて、
溶媒としてメタノール、エタノール、プロパノールのよ
うなアルコール類を用い、反応温度としては0〜40°
C、望ましくは10〜30°C、反応時間としては0.
1〜10時間、望ましくは0.5〜3時間であって、反
応に付すことにより目的物が得られる。
【0025】製造方法(C) 式(II−3)の化合物と式(III −3)の化合物または
その反応性誘導体を反応させることにより式(I−3)
の化合物を得ることができる。式(III −3)の化合物
の反応性誘導体としては、酸ハロゲン化物、エステルま
たは酸無水物が挙げられる。式(III −3)の化合物の
場合、溶媒として塩化メチレン、エチレンジクロライド
などのハロゲン化炭化水素を用いて、ジシクロヘキシル
カルボジイミド、1−エチル−3−(3−ジメチルアミ
ノプロピル)カルボジイミド塩酸塩などの脱水縮合剤を
用いることにより、1段階で目的物が得られる。反応温
度は、−10〜+40°C、望ましくは10〜25°
C、反応時間は0.5〜48時間、望ましくは1〜18
時間である。
【0026】式(III −3)の化合物の反応性誘導体の
場合は、溶媒としてメタノール、エタノールなどのアル
コール類、ジオキサン、テトロヒドロフランなどのエー
テル類、アセトン、メチルエチルケトンなどのケトン
類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル
類、ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン、ジ
メチルスルホキシド、スルホランなどの非プロトン性極
性溶媒などを用いる。塩基としては無機塩基、有機塩基
いずれを使用してもよく、無機塩基としては例えば、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウムのようなアルカリ金属
水酸化物、無水炭酸カリウム、無水炭酸カルシウムのよ
うなアルカリ金属またはアルカリ土類金属の炭酸塩、水
素化ナトリウムのようなアルカリ金属水素化物、金属ナ
トリウムのようなアルカリ金属などが挙げられ、また有
機塩基としてはピリジン、トリエチルアミンなどが挙げ
られる。反応温度としては20〜150°C、望ましく
は30〜80°C、反応時間は0.5〜72時間、望ま
しくは1〜18時間である。
【0027】また、製造方法(A)において式(III −
1)の化合物のR4 がHの場合には、製造方法(A)の
反応に続いて次の反応を行うことができる。
【0028】
【化12】
【0029】(R4'は置換されてもよいアルキル基であ
る) この反応は前記製造方法(A)の反応と同様の反応条件
で行うことができる。本発明の式(II−1)で表される
化合物中、式(II−4)で表される下記化合物またはそ
の塩が中間体として望ましい。
【0030】
【化13】
【0031】(式中Xはハロゲン原子またはシアノ基で
あり、R2"" はシアノ基、置換されたアルキル基、アル
キル基で置換されてもよいジオキサニル基、−CH=N
−R5または−COR9 基であり、R1 、R3 、R5
よび R9 は前述の通りである)
【0032】前記式(I)で表される本発明化合物は、
抗ショック剤の有効成分として有用である。この抗ショ
ック剤は細菌毒素性ショックおよびそれによって誘導さ
れる多臓器不全並びに心臓、腎臓、肝臓、胃腸、脳など
における虚血性疾患の予防または治療に用いられる。
【0033】本発明の化合物を抗ショック剤として投与
する場合は、単独あるいは薬理的に許容される担体など
と混合して、経口的、非経口的、局所的または直腸的な
使用に適した製剤組成物、例えば、錠剤、粉末包装剤、
カプセル剤、顆粒剤、注射剤、軟膏、吸入剤、坐剤等の
形態で投与される。
【0034】経口的使用に適した製剤としては、例え
ば、錠剤、カプセル剤、粉末剤、顆粒剤、トローチのよ
うな固型組成物;シロップ懸濁液のような液状組成物等
が挙げられる。錠剤、カプセル剤、粉末剤、顆粒剤、ト
ローチのような固型組成物は、微結晶セルロース、アラ
ビアゴム、トラガントゴム、ゼラチン、ポリビニルクロ
ライドのようなバインダー;澱粉、乳糖、カルボキシメ
チルセルロースのような賦形剤;アルギン酸、コーンス
ターチ、カルボキシメチルセルロースのような崩壊剤;
ステアリン酸マグネシウム、軽質無水珪酸、コロイド二
酸化ケイ素のような潤滑剤;スクロースのような甘味
剤;ペパーミント、サリチル酸メチルのようなフレーバ
ー剤;などを含有できる。シロップ、懸濁液のような液
状組成物は、ソルビトール、ゼラチン、メチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロース、落花生油のような植
物油、レシチンのような乳化剤などの他必要があれば、
甘味剤、保存剤、染料およびフレーバー剤などを含有で
き、これらは、乾燥製剤としても提供できる。これらの
製剤は、有効成分化合物を1〜95重量%含むことが望
ましい。
【0035】非経口的使用に適した製剤としては、例え
ば、注射剤等が挙げられる。注射剤としては、たとえば
塩の形で通常の注射用水などに溶かしてもよいし、懸濁
液又エマルジョン(医学上許容しうる油または液体の混
合物中)の注射しうる形にすることができる。この場
合、抗菌剤のベンジルアルコールなど、抗酸化剤のアス
コルビン酸など、医学上許される緩衝液または浸透圧調
節のための試薬を含有してもよい。この注射剤は有効成
分化合物を0.1〜8重量%含むことが望ましい。
【0036】局所的または直腸的使用に適した製剤とし
ては、例えば、吸入剤、軟膏、坐剤等が挙げられる。吸
入剤としては、本発明化合物自体または医学上許容され
る不活性担体とともにエアゾルまたはネブライザー用の
溶液に溶解させるか或は吸入用微粉末として、呼吸器管
へ投与できる。吸入用微粉末の場合、粒子は50ミクロ
ン以下、好ましくは10ミクロン以下である。又これら
吸入剤として使用する場合、必要があれば他の抗喘息剤
および気管支拡張剤、例えば、サルブタモール、エフェ
ドリン、テオフィリン、コルチコステロイド、ACTH
などと併用することも可能である。
【0037】軟膏は通常使用される基剤等を添加し、慣
用の方法により調製される。軟膏は有効成分化合物を
0.1〜30重量%含むことが望ましい。
【0038】坐剤は、当業界において周知の製剤用担
体、例えばポリエチレングリコール、ラノリン、カカオ
脂、脂肪酸トリグリセライド等を含有してもよい。坐剤
は、有効成分化合物を1〜95重量%含むことが望まし
い。
【0039】前記経口的、非経口的、局所的または直腸
的な使用に適した製剤組成物は、公知の方法により、患
者に投与後、活性成分が急速に放出されるように、徐放
的に放出されるように、あるいは遅れて放出されるよう
に製剤化することができる。
【0040】本発明化合物の抗ショック剤としての投与
量は化合物の種類、投与方法、患者または被処理動物の
状況などに応じて変わることは勿論であり、一定の条件
の下における適量と投与回数は専門医の判断によって決
定されなければならないが、成人1日当たり、約0.0
1g〜約10g、好ましくは約0.05g〜約5gを投
与するのが通常であろう。又、1回当たりの本発明化合
物の投与量は、約0.01mg〜約100mgが望まし
い。
【0041】次に本発明化合物の抗ショック剤としての
具体的製剤例を挙げる。各製剤例中の化合物 No.は、後
記表2によって表示されたものである。 製剤例1(錠剤) (1)化合物No. 16 200mg (2)乳糖 150mg (3)デンプン 30mg (4)ステアリン酸マグネシウム 6mg 以上(1)〜(4)の成分を1錠として、錠剤に成型す
る。
【0042】 製剤例2(散剤・細粒剤) (1)化合物No. 21 200mg (2)シュガーエステル(第一工業:DKエステルF−160)180mg (3)界面活性剤(日光ケミカルズ:デカグリーン1−L) 15mg (4)軽質無水珪酸 25mg 上記(1)を上記(3)が5%となる水溶液中で湿式粉
砕し、その後上記(2)を180mg添加し、これを凍
結乾燥にて乾燥する。乾燥したものを粉砕し、上記
(4)と混和する。以上を散剤あるいは細粒剤とする。
又、これらをカプセルに封入し、カプセル剤とすること
も可能である。
【0043】 製剤例3(硬ゼラチンカプセル剤) (1)化合物No. 33 250mg (2)デンプン 200mg (3)ステアリン酸マグネシウム 10mg 以上(1)〜(3)の成分を、1錠として硬ゼラチンカ
プセルにつめ、硬ゼラチンカプセル剤とする。
【0044】 製剤例4(注射剤) (1)化合物No. 57 1g (2)ブドウ糖 10g (3)注射用蒸留水 200ml 以上(1)〜(3)の成分を、注射剤の調整法に従って
注射剤とする。
【0045】 製剤例5(皮膚用外用軟膏剤) (1)化合物No. 44 5g (2)白色ワセリン 25g (3)ステアリルアルコール 22g (4)プロピレングリコール 12g (5)ウラリン硫酸ナトリウム 1.5g (6)パラオキシ安息香酸エチル 0.025g (7)パラオキシ安息香酸プロピル 0.015g (8)精製水 100g 以上(1)〜(8)の成分を軟膏の一般的調製法により
調製し、皮膚用外用軟膏を得る。
【0046】本発明化合物の具体的合成例を記載する。
【実施例】
合成例1 2−tert−ブチル−4−シアノ−5−(4−
ピリジルメチルアミノ)ピリダジン−3−(2H)−オ
ン(化合物No.21)の合成 (1)四塩化炭素300ml中へ2−tert−ブチル
−5−クロロ−4−メチルピリダジン−3−(2H)−
オン22g、N−ブロモスクシンイミド78gおよびベ
ンゾイルパーオキサイド4gを加え、光照射下、加熱還
流下に8時間反応させた。その後N−ブロモスクシンイ
ミド78gおよびベンゾイルパーオキサイド3gを追加
し、更に10時間後N−ブロモスクシンイミド78gお
よびベンゾイルパーオキサイド4gを追加し同様に14
時間反応させた後、放冷した。不溶物を濾別し、濾液を
濃縮した残渣オイルをカラムクロマトグラフィーに付し
た。展開溶媒(n−ヘキサン:酢酸エチル=30:1)
を用いて融点98〜99°Cの2−tert−ブチル−5−
クロロ−4−ジブロモメチルピリダジン−3−(2H)
−オン27.4gを得た。
【0047】(2)2−tert−ブチル−5−クロロ−4
−ジブロモメチルピリダジン−3−(2H)−オン2
7.4gの2−メトキシエタノール300ml溶液中
へ、10°C下にて硝酸銀39gの200ml水溶液を
10分間を要して滴下した後、加熱還流下に1時間反応
させた。放冷後、不溶物を濾別し、濾液にベンゼン50
0mlを加え、水洗後、抽出層を無水硫酸ナトリウムで
乾燥し、ベンゼンを減圧留去して融点61〜66°Cの
2−tert−ブチル−5−クロロ−4−ホルミルピリダジ
ン−3−(2H)−オン12.2gを得た。
【0048】(3)ヒドロキシルアミン塩酸塩2.5g
および炭酸カリウム2.5gの25ml水溶液を室温で
10分間攪拌した後、メタノール60mlを加え、続い
て2−tert−ブチル−5−クロロ−4−ホルミルピリダ
ジン−3−(2H)−オン6.44gのメタノール15
ml溶液を室温下、10分を要して滴下した。20分間
攪拌後、氷冷し、析出物を濾過した。濾液からメタノー
ルを減圧留去し、析出物を濾過した。先の濾過物と合わ
せ、上からよく水洗し、吸引乾燥して融点168〜17
1°Cの2−tert−ブチル−5−クロロ−4−ヒドロキ
シイミノメチリデニルピリダジン−3−(2H)−オン
6.43gを得た。
【0049】(4)2−tert−ブチル−5−クロロ−4
−ヒドロキシイミノメチリデニルピリダジン−3−(2
H)−オン3.2gのジエチルエーテル100ml溶液
中へ、氷冷下、塩化チオニル10mlを滴下後、室温で
40分間攪拌した。氷冷下、飽和食塩水100mlをゆ
っくり加えた後、10分間攪拌した。分液ロートに移
し、氷片およびジエチルエーテル100mlを加えて振
った。抽出層はさらに飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥し、ジエチルエーテルを減圧留去し、得
られたパウダーをカラムクロマトグラフィーに付した。
展開溶媒(n −ヘキサン:酢酸エチル=9:1)を用い
て融点85〜87°Cの2−tert−ブチル−5−クロロ
−4−シアノピリダジン−3−(2H)−オン2.5g
を得た。
【0050】(5)2−tert−ブチル−5−クロロ−4
−シアノピリダジン−3−(2H)−オン2.1g、ト
リエチルアミン1.0gのエタノール30ml溶液中
へ、氷冷下、4−ピコリルアミン1.1gを5分を要し
て滴下した。その後室温にて2時間攪拌した後、濃縮し
た。酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で2回洗浄後、乾
燥し、減圧下酢酸エチルを留去して得た残渣をカラムク
ロマトグラフィーに付した。展開溶媒(酢酸エチル:メ
タノール=20:1)を用いて融点174〜175°C
の目的物(化合物No.21)2.5gを得た。
【0051】合成例2 2−tert−ブチル−5−(4−
ピリジルメチルアミノ)−4−メトキシイミノメチリデ
ニルピリダジン−3−(2H)−オン(化合物No.1
6)の合成 (1)O−メチルヒドロキシルアミン塩酸塩0.5gと
無水炭酸カリウム0.41gの7ml水溶液を室温下5
分間攪拌後、メタノール20mlを加え、合成例1の
(2)で得た2-tert−ブチル−5−クロロ−4−ホルミ
ルピリダジン−3−(2H)−オン1.07gのメタノ
ール5ml溶液を室温下、徐々に滴下した。滴下終了
後、室温で20分間攪拌を続けた後、氷冷析出物を濾別
した。濾液からメタノールを留去し、酢酸エチルで抽出
し、1回水洗した。抽出層を無水硫酸ナトリウムで乾燥
後、濃縮残渣オイル1.3gをカラムクロマトグラフィ
ーに付した。展開溶媒(n-ヘキサン:酢酸エチル=1
3:1)を用いて融点74〜76°Cの2−tert−ブチ
ル−5−クロロ−4−メトキシイミノメチリデニルピリ
ダジン−3−(2H)−オン0.89gを得た。
【0052】(2)2−tert−ブチル−5−クロロ−4
−メトキシイミノメチリデニルピリダジン−3−(2
H)−オン0.73gおよび4−ピコリルアミン0.3
3gの無水エタノール20ml溶液中へ、氷冷下トリエ
チルアミン0.33gをゆっくり滴下後、加熱還流下に
6時間反応させた。放冷後、酢酸エチル100mlを加
え、水洗さらに飽和食塩水で洗浄後、抽出層を無水硫酸
ナトリウムで乾燥した。減圧濃縮して得られたオイル
1.1gをごく少量の熱アセトンに溶かし、カラムクロ
マトグラフィーに付した。展開溶媒(酢酸エチル)を用
いて融点152〜154°Cの目的物(化合物No.1
6)0.35gを得た。
【0053】合成例3 2−tert−ブチル−4−メトキ
シカルボニル−5−(4−ピリジルメチルアミノ)ピリ
ダジン−3−(2H)−オン(化合物No.22)の合
成 (1)合成例1の(3)で得た2−tert−ブチル−5−
クロロ−4−ヒドロキシイミノメチリデニルピリダジン
−3−(2H)−オン1.15gと二酸化セレン(95
%品)15mgのメタノール30ml溶液中へ、室温攪
拌下30%過酸化水素水2mlを滴下後、加熱還流下に
1時間反応させた。放冷後、メタノールを減圧留去後、
塩化メチレン100mlと水100mlを加えて振り、
抽出層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧留去した残
渣をカラムクロマトグラフィーに付した。展開溶媒(n-
ヘキサン:酢酸エチル=15:1)を用いて融点101
〜102°Cの2−tert−ブチル−5−クロロ−4−メ
トキシカルボニルピリダジン−3−(2H)−オン0.
25gを得た。
【0054】(2)2−tert−ブチル−5−クロロ−4
−メトキシカルボニルピリダジン−3−(2H)−オン
170mg、4−ピコリルアミン76mgおよびトリエ
チルアミン80mgの無水エタノール7ml溶液を加熱
還流下に4時間反応させた後、放冷した。エタノールを
減圧留去して得られたオイル0.3gをカラムクロマト
グラフィーに付し、展開溶媒(酢酸エチル:メタノール
=20:1)を用いて融点99〜100°Cの目的物
(化合物No.22)0.13gを得た。
【0055】合成例4 2−tert−ブチル−4−(4−
メチル−1,3−ジオキサン−2−イル)−5−(4−
ピリジルメチルアミノ)ピリダジン−3−(2H)−オ
ン(化合物No.44)の合成 (1)合成例1の(2)で得た2-tert−ブチル−5−ク
ロロ−4−ホルミルピリダジン−3−(2H)−オン
4.3g、1,3−ブタンジオール18gおよびp−ト
ルエンスルホン酸0.2gの無水ベンゼン50ml溶液
を、デイーンスターク脱水装置を使用し、加熱還流下に
2時間反応させた。放冷後、ベンゼン200mlを追加
し、2回水洗後、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧
留去して得られた残渣7gをカラムクロマトグラフィー
に付し、展開溶媒(n-ヘキサン:酢酸エチル=6:1)
を用いて、油状の2−tert−ブチル−5−クロロ−4−
(4−メチル−1,3−ジオキサン−2−イル)ピリダ
ジン−3−(2H)−オン4.6gを得た。
【0056】(2)4−ピコリルアミン2.7gの無水
エタノール20ml溶液中へ、2−tert−ブチル−5−
クロロ−4−(4−メチル−1,3−ジオキサン−2−
イル)ピリダジン−3−(2H)−オン3.4gの無水
エタノール20ml溶液を室温下、滴下した。加熱還流
下に一晩反応させた後、放冷した。エタノールを減圧留
去後、酢酸エチル150mlを加え、水洗、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥後、溶媒留去した。残渣をカラムクロマ
トグラフィーに付し、展開溶媒(酢酸エチル:メタノー
ル=30:1〜12:1)を用いて、融点150〜15
3°Cの目的物(化合物No.44)1.2gおよび、
副生物としてアモルファス状の4−tert−ブチル−5−
(4−ピリジルメチルアミノ)−4−(4−ピリジルメ
チルイミノメチリデニル)ピリダジン−3−(2H)−
オン(化合物No.2)0.18gを得た。
【0057】合成例5 2−tert−ブチル−4−ホルミ
ル−5−(4−ピリジルメチルアミノ)ピリダジン−3
−(2H)−オン(化合物No.24)の合成 合成例4の(2)で得た2−tert−ブチル−4−(4−
メチル−1,3−ジオキサン−2−イル)−5−(4−
ピリジルメチルアミノ)ピリダジン−3−(2H)−オ
ン0.22gのトリフルオロ酢酸3ml溶液中へ室温
下、0.5mlの純水をゆっくり滴下した。室温下1時
間攪拌後、系に酢酸エチル80mlを加え、飽和食塩水
で洗浄後、酢酸エチル層を無水硫酸ナトリウムで乾燥
し、溶媒留去した。残渣をカラムクロマトグラフィーに
付し展開溶媒(酢酸エチル:メタノール=40:1)を
用いて融点90〜93°Cの目的物(化合物No.2
4)0.15gを得た。
【0058】合成例6 2−tert−ブチル−4−ジフル
オロメチル−5−(4−ピリジルメチルアミノ)ピリダ
ジン−3−(2H)−オン(化合物No.12)の合成 (1)合成例1の(2)で得た2−tert−ブチル−5−
クロロ−4−ホルミルピリダジン−3−(2H)−オン
2.1gの無水ベンゼン30ml溶媒中へ氷冷下、DA
ST試薬(ジエチルアミノサルファー トリフルオライ
ド)3.5gを滴下し、そのまま1時間攪拌した。溶媒
留去した残渣をカラムクロマトグラフィーに付し、展開
溶媒(n-ヘキサン:酢酸エチル=15:1)を用いて、
融点69〜70°Cの2−tert−ブチル−5−クロロ−
4−ジフルオロメチルピリダジン−3−(2H)−オン
1.8gを得た。
【0059】(2)2−tert−ブチル−5−クロロ−4
−ジフルオロメチルピリダジン−3−(2H)−オン
0.71g、4−ピコリルアミン0.33gおよびトリ
エチルアミン0.33gの無水エタノール20ml溶液
を加熱還流下に5時間反応させ、放冷後、酢酸エチルで
抽出、水洗および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥、溶媒留去した。残渣をカラムクロマトグラ
フィーに付し、展開溶媒(n-ヘキサン:酢酸エチル=
1:2)を用いて、融点142〜143°Cの目的物
(化合物No.12)0.32gおよび副生物としてア
モルファス状の2−tert−ブチル−5−(4−ピリジル
メチルアミノ)−4−(4−ピリジルメチルイミノメチ
リデニル)ピリダジン−3−(2H)−オン(化合物N
o.2)0.04gを得た。
【0060】合成例7 4−シアノ−2−エチル−5−
(4−ピリジルメチルアミノ)ピリダジン−3−(2
H)−オン(化合物No.47)の合成 (1)4,5−ジブロモ−2−エチルピリダジン−3−
(2H)−オン8.5g、シアン化ナトリウム1.6
g、シアン化銅2.7gおよび無水ジメチルホルムアミ
ド100mlを90〜100°Cにて3時間、さらに1
10°Cにて3時間加熱攪拌後、放冷した。室温まで冷
却後、水300mlおよび酢酸エチル400mlの攪拌
中へ投入した。10分後、不溶性のパウダーをセライト
を用いて濾別し、濾液にベンゼン200mlを加えて分
液ロートでよく振った後、一晩放置した。有機層を無水
硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒留去し、残渣をカラムク
ロマトグラフィーに付した。展開溶媒(n-ヘキサン:酢
酸エチル=7:1〜4:1)を用いて融点77〜80°
Cの5−ブロモ−4−シアノ−2−エチルピリダジン−
3−(2H)−オン0.2gおよび融点93.5〜94
°Cの4,5−ジシアノ−2−エチルピリダジン−3−
(2H)−オン1.9gを得た。
【0061】(2)4−ピコリルアミン0.16gの無
水エタノール5ml溶液中へ氷冷下、5−ブロモ−4−
シアノ−2−エチルピリダジン−3−(2H)−オン
0.11gの無水エタノール5ml懸濁液を氷冷下20
分間を要して滴下した。滴下後、室温にて1時間反応さ
せた後、エタノールを減圧留去し、酢酸エチルで抽出し
た。1回水洗、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濃縮し残
渣へn-ヘキサンとエ−テルを少量加えて結晶化させ、濾
過した。乾燥して融点193〜195°Cの目的物(化
合物No.47)77mgを得た。
【0062】(3)4−ピコリルアミン1.9gの無水
エタノール305ml溶液中へ氷冷下、4,5−ジシア
ノ−2−エチルピリダジン−3−(2H)−オン1.4
gの無水エタノール30ml懸濁液を氷冷下30分間を
要して滴下した。滴下後、室温にて1晩反応させた後、
エタノールを減圧留去した。酢酸エチル250mlと水
100mlを加えて振り、酢酸エチル層を無水硫酸ナト
リウムで乾燥後、減圧留去した。残渣をカラムクロマト
グラフィーに付し、展開溶媒(酢酸エチル:メタノール
=40:1)を用いて目的物(化合物No.47)0.
3gを得た。
【0063】合成例8 2−tert−ブチル−4−ヒドロ
キシ−5−(4−ピリジルメチルアミノ)ピリダジン−
3−(2H)−オン(化合物No.45)の合成 (1)2−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−ニトロ
ピリダジン−3−(2H)−オン5.3gの無水メタノ
ール40ml溶液中へ、室温攪拌下、パラジウム炭素
(5%Pd含有)0.5gを数回に分けて添加後、水素
ガス加圧下、一晩接触還元を行った。反応終了後、パラ
ジウム炭素をセライトを用いて濾別し、上から数回無水
メタノールで洗浄後、合わせたメタノールを減圧留去し
てパウダー状の5−アミノ−2−tert−ブチル−4−ヒ
ドロキシピリダジン−3−(2H)−オン4.4gを得
た。
【0064】(2)5−アミノ−2−tert−ブチル−4
−ヒドロキシピリダジン−3−(2H)−オン3.1
g、イソニコチンアルデヒド1.9gおよびパラトルエ
ンスルホン酸0.17gの無水ベンゼン50ml溶液
を、デイーンスターク脱水装置を使用し、加熱還流下に
1.5時間反応させた。放冷後、酢酸エチル100ml
を加え水洗、続いて飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナト
リウムで乾燥させ、溶媒を減圧留去して2−tert−ブチ
ル−4−ヒドロキシ−5−(4−ピリジルイミノ)ピリ
ダジン−3−(2H)−オンのパウダー3.3gを得
た。
【0065】(3)2−tert−ブチル−4−ヒドロキシ
−5−(4−ピリジルイミノ)ピリダジン−3−(2
H)−オン1.36gの無水メタノール10ml溶液中
へ、氷冷下、水素化ホウ素ナトリウム0.11gを数回
に分けて添加した後、室温下2時間攪拌した。メタノー
ルを減圧留去後、水100ml、酢酸エチル150ml
を加えて振り、不溶パウダーを濾過した。上から純水、
続いてジエチルエーテル(少量の酢酸エチルを含む)で
洗浄後、吸引乾燥して融点243〜245°Cの目的物
(化合物No.45)0.71gを得た。
【0066】合成例9 2−tert−ブチル−4−メチル
チオ−5−(4−ピリジルメチルアミノ)ピリダジン−
3−(2H)−オン(化合物No.7)の合成 (1)2−tert−ブチル−4−クロロ−5−ニトロピリ
ダジン−3−(2H)−オン2.31gのジオキサン2
0ml溶液中へ、氷冷下、メチルメルカプタンナトリウ
ム0.7gの5ml水溶液を4分間を要して滴下した。
室温下10分間攪拌後、酢酸エチルで抽出し、水洗、続
いて飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、
濃縮した。残渣オイルをカラムクロマトグラフィーに付
し、展開溶媒(n-ヘキサン:酢酸エチル=20:1)を
用いて、油状の2−tert−ブチル−4−メチルチオ−5
−ニトロピリダジン−3−(2H)−オン1.5gを得
た。
【0067】(2)2−tert−ブチル−4−メチルチオ
−5−ニトロピリダジン−3−(2H)−オン1.45
gの酢酸10ml溶液の65°C攪拌下へ、還元鉄1.
33gを10分間を要し、少量づつ数回に分けて添加し
た。その間、系の温度を65〜75°Cに保った。添加
終了後、65〜70°Cにて1時間攪拌し、放冷した。
酢酸エチル100mlを加え、セライト濾過した。濾液
を2回水洗、続いて希炭酸カリウム水溶液で洗浄し、無
水硫酸ナトリウムで乾燥後、濃縮した。残パウダーとし
て5−アミノ−2−tert−ブチル−4−メチルチオピリ
ダジン−3−(2H)−オン1.0gを得た。
【0068】(3)5−アミノ−2−tert−ブチル−4
−メチルチオピリダジン−3−(2H)−オン1.5
g、イソニコチンアルデヒド0.75gおよびパラトル
エンスルホン酸0.08gの無水ベンゼン40ml溶液
をデイーンスターク脱水装置を使用し、加熱還流下に6
時間反応させた。酢酸エチルで抽出、2回水洗、無水硫
酸ナトリウムで乾燥後、濃縮し、残渣として2−tert−
ブチル−4−メチルチオ−5−(4−ピリジルイミノ)
ピリダジン−3−(2H)−オンの粗精製パウダー2.
1gを得た。
【0069】(4)2−tert−ブチル−4−メチルチオ
−5−(4−ピリジルイミノ)ピリダジン−3−(2
H)−オン0.91gの無水メタノール7ml溶液中へ
氷冷下、水素化ホウ素ナトリウム0.07gを数回に分
けて添加後、そのまま20分間攪拌した。メタノールを
減圧留去し、酢酸エチルで抽出、2回水洗、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥後、酢酸エチルを減圧留去し、残渣をカ
ラムクロマトグラフィーに付した。展開溶媒(n-ヘキサ
ン:酢酸エチル=1:9)を用いて、融点107〜10
9°Cの目的物(化合物No.7)0.58gを得た。
【0070】合成例10 2−tert−ブチル−4−メタ
ンスルフィニル−5−(4−ピリジルメチルアミノ)ピ
リダジン−3−(2H)−オン(化合物No.8)の合
成 合成例9で得た2−tert−ブチル−4−メチルチオ−5
−(4−ピリジルメチルアミノ)ピリダジン−3−(2
H)−オン0.38gの塩化メチレン10ml溶液中へ
室温下、m−クロロ過安息香酸0.27gを少量ずつ添
加後、室温にて3時間反応させた。塩化メチレンを追加
して計100mlとし、水洗、無水硫酸ナトリウムで乾
燥後、減圧留去した。残渣をカラムクロマトグラフィー
に付し、展開溶媒(酢酸エチル:メタノール=20:
1)を用いて融点131〜137°Cの目的物(化合物
No.8)0.22gを得た。
【0071】合成例11 2−tert−ブチル−4−メタ
ンスルフォニル−5−(4−ピリジルメチルアミノ)ピ
リダジン−3−(2H)−オン(化合物No.9)の合
成 合成例10で得た2−tert−ブチル−4−メタンスルフ
ィニル−5−(4−ピリジルメチルアミノ)ピリダジン
−3−(2H)−オン0.09gの塩化メチレン5ml
溶液中へ室温下、m−クロロ過安息香酸0.08gを少
量ずつ添加後、室温にて3時間反応させた。塩化メチレ
ン計50mlで抽出し、水洗1回、無水硫酸ナトリウム
で乾燥後、溶媒を減圧留去した。残渣パウダーをカラム
クロマトグラフィーに付し、展開溶媒(酢酸エチル:メ
タノール=5:1)を用いて融点206〜209°Cの
目的物(化合物No.9)0.04gを得た。
【0072】合成例12 4−アミノ−2−tert−ブチ
ル−5−(4−ピリジルメチルアミノ)ピリダジン−3
−(2H)−オン(化合物No.10)の合成 (1)2−tert−ブチル−4−クロロ−5−ニトロピリ
ダジン−3−(2H)−オン6.95gと28%アンモ
ニア水50mlを混合し、封管中、オイルバス110°
C下に5時間反応させた。放冷後、沈澱物を濾過し、上
から水で数回洗浄した後、乾燥して4−アミノ−2−te
rt−ブチル−5−ニトロピリダジン−3−(2H)−オ
ン5.97gを得た。
【0073】(2)4−アミノ−2−tert−ブチル−5
−ニトロピリダジン−3−(2H)−オン10.8gの
無水メタノール150ml溶液中へ、室温攪拌下、パラ
ジウム炭素(5%Pd含有)1.1gを数回に分けて添
加後、水素ガス加圧下、一晩接触還元を行った。反応終
了後、パラジウム炭素をセライトを用いて濾別し、上か
ら数回無水メタノールで洗浄後、合わせたメタノールを
減圧留去してパウダー状の4,5−ジアミノ−2−tert
−ブチルピリダジン−3−(2H)−オン9.3gを得
た。
【0074】(3)4,5−ジアミノ−2−tert−ブチ
ルピリダジン−3−(2H)−オン1.8g、イソニコ
チンアルデヒド1.1gおよびパラトルエンスルホン酸
0.1gの無水ベンゼン30ml溶液をデイーンスター
ク脱水装置を使用し、加熱還流下に8時間反応させた。
放冷後、酢酸エチル100mlを加え、水洗、続いて飽
和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減
圧留去し、残渣として4−アミノ−2−tert−ブチル−
5−(4−ピリジルイミノ)ピリダジン−3−(2H)
−オンのパウダー2.3gを得た。
【0075】(4)4−アミノ−2−tert−ブチル−5
−(4−ピリジルイミノ)ピリダジン−3−(2H)−
オン10.8gの無水メタノール150ml溶液中へ、
氷冷下、水素化ホウ素ナトリウム0.76gを数回に分
けて添加した後、室温下40分間攪拌後、さらに水素化
ホウ素ナトリウム0.76gを追加し、0.5時間攪拌
した。メタノールを減圧留去後、水200ml、酢酸エ
チル400mlを加えて振り、不溶パウダーを濾過し
た。濾液中の有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減
圧留去し、残渣4.7gを得た。先ほどの不溶パウダー
と合わせ、上からn-ヘキサン150mlと塩化メチレン
50mlの混合溶媒でよく洗浄後、乾燥して融点219
〜225°Cの目的物(化合物No.10)8.7gを
得た。
【0076】合成例13 2−tert−ブチル−4−N,
N−ビス(メタンスルホニル)アミノ−5−(4−ピリ
ジルメチルアミノ)ピリダジン−3−(2H)−オン
(化合物No.30)の合成 4−アミノ−2−tert−ブチル−5−(4−ピリジルメ
チルアミノ)ピリダジン−3−(2H)−オン0.55
gとメタンスルホニルクロライド0.46gの無水ベン
ゼン20ml溶液中へ氷冷下、トリエチルアミンをゆっ
くり滴下した。室温にて一晩反応させた後、酢酸エチル
を加えて抽出し水洗、さらに飽和食塩水にて洗浄した。
無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濃縮し、残渣をカラムク
ロマトグラフィーに付した。展開溶媒(n-ヘキサン:酢
酸エチル=1:5)を用いて、融点227〜230°C
の目的物(化合物No.30)0.17gを得た。
【0077】合成例14 2−tert−ブチル−4−プロ
ピオニルアミド−5−(4−ピリジルメチルアミノ)ピ
リダジン−3−(2H)−オン(化合物No.28)の
合成 4−アミノ−2−tert−ブチル−5−(4−ピリジルメ
チルアミノ)ピリダジン−3−(2H)−オン0.41
gのテトラヒドロフラン10ml溶液中へ室温攪拌下、
プロピオニルクロライド0.15gを滴下し、一晩反応
させた。続いて40°Cにて1時間反応後、系に塩化メ
チレン20mlを投入した。不溶パウダー等を濾過し
た。濾過物と濾液を共に0.2N−KOH水(約10°
C下)中へ投入した。よくすりつぶした後、塩化メチレ
ン90mlに抽出、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮
残渣をカラムクロマトグラフィーに付した。展開溶媒
(酢酸エチル:メタノール=15:1)を用いて融点1
19〜122°Cの目的物(化合物No.28)0.2
4gを得た。
【0078】合成例15 4−ベンゼンスルホニルアミ
ノ−2−tert−ブチル−5−(4−ピリジルメチルアミ
ノ)ピリダジン−3−(2H)−オン(化合物No.3
2)の合成 4−アミノ−2−tert−ブチル−5−(4−ピリジルメ
チルアミノ)ピリダジン−3−(2H)−オン0.55
gのピリジン6ml溶液中へ、室温下、ベンゼンスルホ
ニルクロライド0.36gを滴下した。そのまま一晩反
応後、系へ水80mlおよび塩化メチレン100mlを
加え、氷冷下、希塩酸を用いてpH=4とし、20分間
攪拌した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濃縮
した残渣へ酢酸エチル4mlを加えてこすり結晶を濾過
した。このものをカラムクロマトグラフィーに付し、展
開溶媒(n-ヘキサン:酢酸エチル=1:5)を用いて、
融点189〜190°Cの目的物(化合物No.32)
0.30gを得た。
【0079】合成例16 2−tert−ブチル−4−メチ
ル−5−(4−ピリジルカルボニルアミノ)ピリダジン
−3−(2H)−オン(化合物No.1)の合成 5−アミノ−2−tert−ブチル−4−メチルピリダジン
−3−(2H)−オン0.72g、4−ピリジルカルボ
ニルクロライド0.57g、無水炭酸カリウム0.55
gおよび無水アセトン30mlを混合し、室温下に40
分間、激しく攪拌した。アセトンを減圧下留去し、残渣
を塩化メチレン150mlで抽出、2回水洗した。無水
硫酸ナトリウムで乾燥後、濃縮した残渣をカラムクロマ
トグラフィーに付し、展開溶媒(n-ヘキサン:酢酸エチ
ル=1:2)を用いて、融点206〜207°Cの目的
物(化合物No.1)0.56gを得た。
【0080】合成例17 4−ヒドロキシメチル−2−
メチル−5−(4−ピリジルメチルアミノ)ピリダジン
−3−(2H)−オン(化合物NO.70)の合成 (1) 無水エーテル200ml中へ、メチルマグネシ
ウムブロマイドの3.0Mエーテル溶液100mlを加
え、氷冷下、0〜10℃で4,5−ジブロモ−2−メチ
ルピリダジン−3−(2H)−オン38.25gの無水
エーテル92ml溶液を滴下した。滴下終了後、40分
間5〜10℃で攪拌した。次に6N塩酸65mlを反応
溶液に加えた後、エーテル300mlを加え、分液し
た。エーテル層を飽和食塩水で水洗後、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し、残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィーに付し、n−ヘキサン:酢酸
エチル=4:1留分より、5−ブロモ−2,4−ジメチ
ルピリダジン−3−(2H)−オンと4,5−ジブロモ
−2−メチルピリダジン−3−(2H)−オンの7:3
の混合物7.0gを得た。
【0081】(2) 四塩化炭素40ml中へ、前記工
程(1)で得られた5−ブロモ−2,4−ジメチルピリ
ダジン−3−(2H)−オンと4,5−ジブロモ−2−
メチルピリダジン−3−(2H)−オンの混合物7.0
g、N−ブロモスクシンイミド3.50gおよび過酸化
ベンゾイル0.19gを加え、光照射下、加熱還流下に
3時間反応させた。放令後、析出したスクシンイミドを
濾別し、濾液を水洗後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し
た。溶媒を減圧留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーに付し、n−ヘキサン:酢酸エチル=4:
1留分より、5−ブロモ−4−ブロモメチル−2−メチ
ルピリダジン−3−(2H)−オンと4,5−ジブロモ
−2−メチルピリダジン−3−(2H)−オンの1:1
の混合物6.76gを得た。
【0082】(3) 前記工程(2)で得られた5−ブ
ロモ−4−ブロモメチル−2−メチルピリダジン−3−
(2H)−オンと4,5−ジブロモ−2−メチルピリダ
ジン−3−(2H)−オンの混合物6.76g、炭酸カ
ルシウム6.24gをジオキサン67mlと水67ml
の混液に加え、5時間加熱還流した。反応終了後、ジオ
キサンを減圧留去し、残渣に3N−塩酸44mlを加
え、ジクロロメタン120mlで抽出した。ジクロロメ
タン層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去
し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付
し、n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1留分より、融点
79〜80℃の5−ブロモ−4−ヒドロキシメチル−2
−メチルピリダジン−3−(2H)−オン2.05gを
得た。
【0083】(4) 前記工程(3)で得られた5−ブ
ロモ−4−ヒドロキシメチル−2−メチルピリダジン−
3−(2H)−オン1.0g、4−ピコリルアミン1.
48gをジオキサン10ml中に加え、18時間加熱還
流した。析出物を濾別後、濾液を濃縮し、残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル:メ
タノール=4:1留分より、融点135〜137℃の目
的化合物(化合物No.70)0.50gを得た。
【0084】合成例18 2−メチル−4−(N−メチ
ル)アセチルアミノ−5−(4−ピリジルメチルアミ
ノ)ピリダジン−3−(2H)−オン(化合物No.6
9)の合成 (1) 5−クロロ−4−メチルアミノ−2−メチルピ
リダジン−3−(2H)−オン5.88g、ヘキサメチ
ルフォスフォリックトリアミド6.1gの無水テトラヒ
ドロフラン50ml溶液中へ−20℃下、n−ブチルリ
チウムの1.64mol/lヘキサン溶液24.8ml
を5分間を要して滴下した後、−20〜5℃(主に−1
0〜0℃)にて1.5時間攪拌した。0℃下、アセチル
クロライド4.0gを5分間を要して除々に滴下後、室
温にて一晩攪拌した。テトラヒドロフランを濃縮留去
後、酢酸エチル200mlを加え、2回水洗した後、無
水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣
をカラムクロマトグラフィーに付し、展開溶媒(n−ヘ
キサン:酢酸エチル≒2:1〜酢酸エチルのみ)を用い
て、融点126〜134℃の5−クロロ−2−メチル−
4−(N−メチル)アセチルアミノピリダジン−3−
(2H)−オン2.2gを得た。
【0085】(2) 5−クロロ−2−メチル−4−
(N−メチル)アセチルアミノピリダジン−3−(2
H)−オン1.72gの無水メトキシエタノール30m
l溶液中へ、室温下4−ピコリルアミン2.6gを滴下
後、加熱還流下に一晩反応させた。放冷後、溶媒を減圧
留去し、酢酸エチル100mlを加え、水洗、無水硫酸
ナトリウムで乾燥、溶媒留去後、残渣をカラムクロマト
グラフィーに付し、展開溶媒(酢酸エチル:メタノール
≒4:1〜3:1)を用いて、融点177〜179℃の
目的物(化合物No.69)1.0gを得た。
【0086】合成例19 4−メトキシメチル−2−メ
チル−5−(N−メチル−4−ピリジルメチルアミノ)
ピリダジン−3−(2H)−オン(化合物No. 73)の
合成 (1) メチルマグネシウムブロマイドの3.0Mエー
テル溶液225ml中へ、氷冷下、5〜10℃で4,5
−ジクロロ−2−tert- ブチル- ピリダジン−3−(2
H)−オン−74.40gの無水エーテル170ml溶
液を滴下した。滴下終了後、2時間5〜10℃で攪拌し
た。次に6N塩酸158mlを反応溶液に加えた後、エ
ーテル600mlを加え、分液した。エーテル層を飽和
食塩水で水洗後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒
を減圧留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーに付し、n−ヘキサン: 酢酸エチル=9:1留分よ
り、油状物の2−tert−ブチル−5−クロロ−4−メチ
ルピリダジン−3−(2H)−オン24.45gを得
た。
【0087】(2) 前記工程(1)で得られた2−te
rt- ブチル−5−クロロ−4−メチル- ピリダジン−3
−(2H)−オン12.02gを濃硫酸21.9mlに
溶解し、その溶液へ30℃以下にて発煙硝酸7.9ml
を滴下した。滴下終了後、1 時間室温にて攪拌した。反
応終了後、氷水180ml中へ反応液を注ぎ込み、析出
した結晶を濾取し、水洗、減圧乾燥し、融点118〜1
19℃の5−クロロ−4メチルピリダジン−3−(2
H)−オン5.42gを得た。
【0088】(3) 前記工程(2)で得られた5−ク
ロロ−4−メチルピリダジン−3−(2H)−オン7.
85gのN,N−ジメチルホルムアミド79ml溶液中
へ、室温下、水素化ナトリウム(40%鉱油含有)2.
4gを添加し、添加後30分間攪拌した。次に20℃以
下にてヨウ化メチル9.25gを滴下した。滴下終了
後、室温下、2時間攪拌した。反応終了後、水200m
lおよび10%塩酸16mlを加え、ベンゼン200m
lで抽出した。ベンゼン層を無水硫酸ナトリウムで乾燥
後、溶媒を減圧留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーに付し、n−ヘキサン: 酢酸エチル=4:
1留分より、融点59〜60℃の5−クロロ−2,4−
ジメチルピリダジン−3−(2H)−オン5.41gを
得た。
【0089】(4) 四塩化炭素54ml中へ、前記工
程(3)で得られた5−クロロ−2,4−ジメチルピリ
ダジン−3−(2H)−オン5.41g、N−ブロモス
クシンイミド6.07gおよび過酸化ベンゾイル0.3
3gを加え、光照射下、加熱還流下に6時間反応させ
た。放冷後、析出したスクシンイミドを濾別し、濾液を
水洗後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧留
去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付
し、n−ヘキサン: 酢酸エチル=4:1留分より、融点
49〜51℃の4−ブロモメチル−5−クロロ−2−メ
チルピリダジン−3−(2H)−オン7.07gを得
た。
【0090】(5) 前記工程(4)で得られた4−ブ
ロモメチル−5−クロロ−2−メチルピリダジン−3−
(2H)−オン7.07g、炭酸カルシウム14.9g
をジオキサン70mlと水70mlの混合溶液に加え、
6.5時間加熱還流した。反応終了後、ジオキサンを減
圧留去し、残渣に3N−塩酸110mlを加え、ジクロ
ロメタン300mlで抽出した。ジクロロメタン層を無
水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去し、残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、n−ヘキ
サン: 酢酸エチル=2:1留分より、融点60〜61℃
の5−クロロ−4−ヒドロキシメチル−2−メチルピリ
ダジン−3−(2H)−オン4.31gを得た。
【0091】(6) 前記工程(5)で得られた5−ク
ロロ−4−ヒドロキシメチル−2−メチルピリダジン−
3−(2H)−オン4.31gと4−ピコリルアミン
8.0gをジオキサン43ml中に加え、17時間加熱
還流した。放冷後、析出物を濾別、濾液を濃縮し、残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エ
チル: メタノール=4:1留分より、融点135〜13
7℃の4−ヒドロキシメチル−2−メチル−5−(4−
ピリジルメチルアミノ)ピリダジン−3−(2H)−オ
ン(化合物No. 70)1.83gを得た。
【0092】(7) 前記工程(6)で得られた4−ヒ
ドロキシメチル−2−メチル−5−(4−ピリジルメチ
ルアミノ)ピリダジン−3−(2H)−オン1.58g
とヨウ化メチル2.18gをテトラヒドロフラン32m
lとN,N−ジルメチルホルムアミド8mlの混合溶液
に溶解後、氷冷下、水素化ナトリウム(40%鉱油含
有)0.56gを添加し、5〜10℃で1時間攪拌し
た。反応終了後、水50mlを加え、酢酸エチル180
mlで抽出した。酢酸エチル層を無水硫酸ナトリウムで
乾燥後、溶媒を減圧留去し、残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーに付し、酢酸エチル: メタノール=1
7:3留分より、融点93〜94℃の目的物(化合物N
o. 73)0.83gを得た。
【0093】合成例20 4−メトキシメチル−2−メ
チル−5−(4−ピリジルメチルアミノ)ピリダジン−
3−(2H)−オン(化合物No. 105)の合成 (1) 四塩化炭素120ml中へ、2−tert- ブチル
−5−クロロ−4−メチルピリダジン−(2H)−オン
14.26g、N−ブロモスクシンイミド12.6gお
よび過酸化ベンゾイル0.69gを加え、光照射下、加
熱還流下に6時間反応させた。放令後、析出したスクシ
ンイミドを濾別し、濾液を水洗後、無水硫酸ナトリウム
で乾燥した。溶媒を減圧留去し、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーに付し、n−ヘキサン:酢酸エチ
ル=9:1留分より、融点99〜100℃の2−tert-
ブチル−4−ブロモメチル−5−クロロピリダジン−3
−(2H)−オン19.27gを得た。
【0094】(2) メタノール75ml中へ、金属ナ
トリウム0.41gを加え溶解後、前記工程(1)で得
られた2−tert- ブチル−4−ブロモメチル−5−クロ
ロピリダジン−3−(2H)−オン5.00gを加え、
室温下、1.5時間攪拌し、さらに60℃に加熱し、
1.5時間反応させた。放冷後、メタノールを減圧留去
し、残渣を酢酸エチル180ml抽出した。酢酸エチル
層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去し、
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、n
−ヘキサン:酢酸エチル=9:1留分より、油状物の2
−tert- ブチル−5−クロロ−4−メトキシメチルピリ
ダジン−3−(2H)−オン2.55gを得た。
【0095】(3) 前記工程(2)で得られた2−te
rt- ブチル−5−クロロ−4−メトキシメチルピリダジ
ン−3−(2H)−オン4.4gを濃硫酸13.6ml
に溶解し、その溶液へ30℃以下にて発煙硝酸2.4m
lを滴下した。滴下終了後、2時間室温にて攪拌した。
反応終了後、氷水60ml中へ反応液を注ぎ込み、酢酸
エチル180mlで抽出した。酢酸エチル層を無水硫酸
ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去し、残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーに付し、n−ヘキサン:
酢酸エチル=2:1留分より、融点118〜119℃の
5−クロロ−4−メトキシメチルピリダジン−3−(2
H)−オン2.17gを得た。
【0096】(4) 前記工程(3)で得られた5−ク
ロロ−4−メトキシメチルピリダジン−3−(2H)−
オン2.17gのN,N−ジルメチルホルムアミド22
ml溶液中へ、室温下、水素化ナトリウム(40%鉱油
含有)0.55gを添加し、添加後30分間攪拌した。
次に20℃以下にてヨウ化メチル2.12gを滴下し
た。滴下終了後、室温下、1時間攪拌した。反応終了
後、水70mlおよび10%塩酸4mlを加え、ベンゼ
ン70mlで抽出した。ベンゼン層を無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥後、溶媒を減圧留去し、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーに付し、n−ヘキサン: 酢酸エチ
ル=3:1留分より、融点47〜49℃の5−クロロ−
2−メチル−4−メトキシメチルピリダジン−3−(2
H)−オン1.53gを得た。
【0097】(5) 前記工程(4)で得られた5−ク
ロロ−2−メチル−4−メトキシメチルピリダジン−3
−(2H)−オン1.53gと4−ピコリルアミン2.
63gをジオキサン15ml中に加え、24時間加熱還
流した。放令後、析出物を濾別、濾液を濃縮し、残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチ
ル: メタノール=9:1留分より、油状物の目的物(化
合物No. 105)1.20gを得た。
【0098】次に前記式(II−4)で表わされる本発明
の中間体の代表的具体例を表1に記載すると共に前記式
(I)で表わされる本発明化合物の代表的具体例を表2
に記載する
【0099】
【表1】
【0100】
【表2】
【0101】
【表3】
【0102】
【表4】
【0103】
【表5】
【0104】
【表6】
【0105】
【表7】
【0106】
【表8】
【0107】試験例1 被験化合物をNa+ 塩またはCl- 塩にして生理食塩水に溶
解させるか、或は0.5%のカルボキシメチルセルロー
ス(ナカライテスク(株)製、以下CMCと略称する)
を含む生理食塩水に懸濁させた薬剤を、7週令のSD系
雄性ラットに腹腔内投与した。薬剤投与30分後に大腸
菌由来のリポポリサッカライド(Difco社製、商品
番号0127:B8)を10mg/kgとなるように尾静脈
より投与した。リポポリサッカライド投与1時間後にラ
ットの小腸の出血を観察し、出血の程度を以下のように
点数化した。 0:認めず 1:軽微な出血 2:軽度の上皮下うっ血 4:広範囲の上皮下うっ血および軽度の粘膜下うっ血 6:広範囲の粘膜下うっ血、粘膜下組織の血液流出およ
び壊死 コントロールは、被験化合物が無添加であること以外は
同様にして試験を行い、以下の式により抑制率を求め
た。得られた結果を表3に記載する。 抑制率(%)=(A−B)/A×100 A:コントロールの点数 B:被験化合物を投与したラットの点数
【0108】
【表9】
【0109】
【表10】
【0110】試験例2 (急性毒性)5週令のDDY系雄性マウスを用い、1群
5匹とした。被験化合物を0.5%のCMCを含む生理
食塩水に懸濁させ、0.1ml/10g体重の割合で腹腔
内投与した。投与24時間後の生死を観察し、死亡数/
試験数を求め50%致死量LD50を推定したところ、化
合物No. 4、9、10、15、21、25、30、3
3、37、44、47、58、60および67はそれぞ
れ100mg/kg以上であった。
【0111】試験例3 被験化合物を0.5%のCMCを含む生理食塩水に懸濁
させた薬剤を、7週令のSD系雄性ラットに50mg/
kgとなるように腹腔内投与した。薬剤投与30分後に
大腸菌由来のリポポリサッカライド(Difco社製、
商品番号0127:B8)を10mg/kgとなるよう
に尾静脈より投与し、リポポリサッカライドの投与3時
間後に再び薬剤を同量、腹腔内投与した。リポポリサッ
カライドの投与48時間後のラットの生死を観察し、下
記式により生存率を求めたところ、化合物No.71は
生存率100%、化合物No.73は生存率75%、化
合物No.70は生存率50%であった。また、コント
ロールとして被験化合物が無添加であること以外同様に
して試験を行なったところ、化合物No.70、71お
よび73の試験区に対応する各コントロールはすべて生
存率0%であった。 生存率(%)=(生存数/供試数)×100
【0112】試験例4 被験化合物をNa+ 塩またはCl- 塩にして生理食塩水
に溶解させるか、或は、0.5%のCMCを含む生理食
塩水に懸濁させた薬剤を、5週令のDDY系雄性マウス
に被験化合物が100mg/kgとなるように腹腔内投
与した。薬剤投与1時間後に生理食塩水に血小板活性化
因子(PAF)を10μg/mlとなるように溶解させ
た溶液(ジメチルスルホキシド1%含有)を15ml/
kg尾静脈より投与した。PAF投与1時間後、マウス
の生死を観察し、下記式により生存率を求めたところ、
化合物No.21、47、71および78は生存率10
0%、化合物No.22は生存率80%であった。ま
た、コントロールとして被験化合物が無添加であること
以外同様にして試験を行なったところ、化合物No.2
1、71および78の試験区に対応する各コントロール
は生存率0%、化合物No.22および47の場合は生
存率14%であった。 生存率(%)=(生存数/供試数)×100
【0113】試験例5 被験化合物をNa+ 塩またはCl- 塩にして生理食塩水
に溶解させるか、或は、0.5%のCMCを含む生理食
塩水に懸濁させた薬剤を、7週令のSD系雄性ラットに
被験化合物が12.5mg/kgとなるように腹腔内投
与した。薬剤投与30分後に生理食塩水にPAFを10
μg/mlとなるように溶解させた溶液(ジメチルスル
ホキシド1%含有)を1ml/kg尾静脈より投与し
た。PAF投与1時間後にラットの小腸の出血を観察
し、出血の程度を以下のように点数化した。 0:認めず 1:軽微な出血 2:軽度の上皮下うっ血 4:広範囲の上皮下うっ血および軽度の粘膜下うっ血 6:広範囲の粘膜下うっ血、粘膜下組織の血液流出およ
び壊死 また、コントロールは、被験化合物が無添加であること
以外は同様にして試験を行った。以下の式により抑制率
を求めたところ、化合物No.69、71および84は
抑制率100%、化合物No.73は抑制率92%、化
合物No.72は抑制率69%であった。 抑制率(%)=(A−B)/A×100 A:コントロールの点数 B:被験化合物を投与したラットの点数
【0114】
【発明の効果】本発明によれば抗ショック剤として有効
な式(I)で表わされるピリダジノン誘導体または薬理
上許容されるその塩、それらの製造方法並びにその製造
用中間体を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 405/04 237 405/12 237 405/14 213 409/12 237 417/12 237 //(C07D 401/12 213:06 237:22) (C07D 401/12 213:89 237:22) (C07D 401/14 213:06 237:22) (C07D 405/04 237:24 319:12) (C07D 405/12 237:22 307:36) (C07D 405/14 213:06 237:22 319:12) (C07D 409/12 237:22 333:10) (C07D 417/12 237:22 277:22) (72)発明者 木村 博彦 滋賀県草津市西渋川二丁目3番1号 石原 産業株式会社中央研究所内 (72)発明者 尾松 正人 滋賀県草津市西渋川二丁目3番1号 石原 産業株式会社中央研究所内 (72)発明者 中山 仁志 滋賀県草津市西渋川二丁目3番1号 石原 産業株式会社中央研究所内 (72)発明者 樋口 理恵 滋賀県草津市西渋川二丁目3番1号 石原 産業株式会社中央研究所内 (72)発明者 武南 多紀 滋賀県草津市西渋川二丁目3番1号 石原 産業株式会社中央研究所内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I): 【化1】 (式中、Qは−CH2 −または−CO−であり、Aは置
    換されてもよいフラニル基、置換されてもよいチエニル
    基、置換されてもよいピリジル基、置換されてもよいピ
    リジルN−オキシド基、置換されてもよいチアゾリル基
    または置換されてもよいフェニル基であり、R1 は水素
    原子、置換されてもよいアルキル基、置換されてもよい
    アルケニル基、置換されてもよいアルキニル基または置
    換されてもよいフェニル基であり、R2 は水素原子、シ
    アノ基、置換されてもよいアルキル基、ヒドロキシル
    基、アルコキシ基、アルキル基で置換されてもよいジオ
    キサニル基、−CH=N−R5 、−S(O)nR6 、−
    N(R7 )R8 または−COR9 であり、R3 は水素原
    子、シアノ基、ニトロ基、アルコキシ基、カルボキシル
    基またはアルコキシカルボニル基であり、R4 は水素原
    子または置換されてもよいアルキル基であり、R5 はア
    ルコキシ基またはピリジルメチル基であり、R6は置換
    されてもよいアルキル基またはアルケニル基であり、R
    7 およびR8 は、それぞれ水素原子、アルキル基、アル
    キルスルホニル基、置換されてもよいフェニルスルホニ
    ル基、ホルミル基、ハロゲン原子で置換されてもよいア
    ルキルカルボニル基、シクロアルキルカルボニル基また
    は置換されてもよいベンゾイル基であり、R9 は水素原
    子、アルコキシ基、ヒドロキシル基または置換されても
    よいアミノ基であり、nは0、1または2であり、但し
    2 が水素原子、アルキル基またはアルコキシ基であ
    り、かつQが−CH2 −であるとき、Aは置換されても
    よいフラニル基、置換されてもよいチエニル基、置換さ
    れてもよいピリジル基、置換されてもよいピリジルN−
    オキシド基または置換されてもよいチアゾリル基であ
    る)で表されるピリダジノン誘導体または薬理上許容さ
    れるその塩。
  2. 【請求項2】 式(I)の化合物においてQが−CH2
    −である請求項1に記載のピリダジノン誘導体または薬
    理上許容されるその塩。
  3. 【請求項3】 式(I)の化合物においてAが置換され
    てもよいピリジル基である請求項1に記載のピリダジノ
    ン誘導体または薬理上許容されるその塩。
  4. 【請求項4】 式(I)の化合物においてR1 がアルキ
    ル基である請求項1に記載のピリダジノン誘導体または
    薬理上許容されるその塩。
  5. 【請求項5】 式(I)の化合物においてR3 が水素原
    子である請求項1に記載のピリダジノン誘導体または薬
    理上許容されるその塩。
  6. 【請求項6】 式(I)の化合物においてQが−CH2
    −であり、かつ、Aが置換されてもよいピリジル基であ
    る請求項1に記載のピリダジノン誘導体または薬理上許
    容されるその塩。
  7. 【請求項7】 式(I)の化合物においてR1 がアルキ
    ル基であり、R2 がハロゲン、ヒドロキシル、C1-3
    ルコキシ、C1-3 アルキルチオ、C1-3 アルキルカルボ
    ニルオキシ、C1-3 アルコキシカルボニルオキシ、フェ
    ニル、アミノ、モノまたはジC1-3 アルキルアミノ、C
    1-3 アルキルスルホニルアミノ、シアノ、カルボキシル
    およびC1-3 アルコキシカルボニルから選ばれた基によ
    り置換されてもよいアルキル基、シアノ基または−N
    (R7 )R8 であり、R7 およびR8 はそれぞれ水素原
    子、アルキル基、アルキルスルホニル基、置換されても
    よいフェニルスルホニル基、ホルミル基、ハロゲン原子
    で置換されてもよいアルキルカルボニル基、シクロアル
    キルカルボニル基または置換されてもよいベンゾイル基
    である請求項6に記載のピリダジノン誘導体または薬理
    上許容されるその塩。
  8. 【請求項8】 式(I)の化合物が4−ヒドロキシメチ
    ル−2−メチル−5−(4−ピリジルメチルアミノ)ピ
    リダジン−3−(2H)−オン、2−ターシャリーブチ
    ル−4−ヒドロキシメチル−5−(4−ピリジルメチル
    アミノ)ピリダジン−3−(2H)−オン、4−メトキ
    シメチル−2−メチル−5−(N−メチル−3−ピリジ
    ルメチルアミノ)ピリダジン−3−(2H)−オン、4
    −メトキシメチル−2−メチル−5−(N−メチル−4
    −ピリジルメチルアミノ)ピリダジン−3−(2H)−
    オンまたは4−メトキシメチル−2−メチル−5−(4
    −ピリジルメチルアミノ)ピリダジン−3−(2H)−
    オンである請求項7に記載のピリダジノン誘導体または
    薬理上許容されるその塩。
  9. 【請求項9】 式(I−1): 【化2】 (式中、Aは置換されてもよいフラニル基、置換されて
    もよいチエニル基、置換されてもよいピリジル基、置換
    されてもよいピリジルN−オキシド基、置換されてもよ
    いチアゾリル基または置換されてもよいフェニル基であ
    り、R1 は水素原子、置換されてもよいアルキル基、置
    換されてもよいアルケニル基、置換されてもよいアルキ
    ニル基または置換されてもよいフェニル基であり、R2'
    は水素原子、シアノ基、置換されてもよいアルキル基、
    アルキル基で置換されてもよいジオキサニル基、−CH
    =N−R5 または−COR9 であり、R3 は水素原子、
    シアノ基、ニトロ基、アルコキシ基、カルボキシル基ま
    たはアルコキシカルボニル基であり、R4 は水素原子ま
    たは置換されてもよいアルキル基であり、R5 はアルコ
    キシ基またはピリジルメチル基であり、R9 は水素原
    子、アルコキシ基、ヒドロキシル基、または置換されて
    もよいアミノ基であり、但しR2'が水素原子またはアル
    キル基であるとき、Aは置換されてもよいフラニル基、
    置換されてもよいチエニル基、置換されてもよいピリジ
    ル基、置換されてもよいピリジルN−オキシド基または
    置換されてもよいチアゾリル基である)で表されるピリ
    ダジノン誘導体または薬理上許容される塩を製造する方
    法であって、式(II−1): 【化3】 (式中、Xはハロゲン原子またはシアノ基であり、
    1 、R2'およびR3 は前述の通りである)で表される
    化合物と式(III −1): A−CH2 −N(R4 )H (式中、AおよびR4 は前述の通りである)で表される
    化合物とを反応させることを特徴とする前記ピリダジノ
    ン誘導体または薬理上許容される塩の製造方法。
  10. 【請求項10】 式(I−2): 【化4】 (式中、Aは置換されてもよいフラニル基、置換されて
    もよいチエニル基、置換されてもよいピリジル基、置換
    されてもよいピリジルN−オキシド基、置換されてもよ
    いチアゾリル基または置換されてもよいフェニル基であ
    り、R1 は水素原子、置換されてもよいアルキル基、置
    換されてもよいアルケニル基、置換されてもよいアルキ
    ニル基または置換されてもよいフェニル基であり、R2"
    は水素原子、ヒドロキシル基、アルコキシ基、−S
    (O)nR6 または−N(R7 )R8 であり、R3 は水
    素原子、シアノ基、ニトロ基、アルコキシ基、カルボキ
    シル基またはアルコキシカルボニル基であり、R6 は置
    換されてもよいアルキル基またはアルケニル基であり、
    7 およびR8 は、それぞれ水素原子、アルキル基、ア
    ルキルスルホニル基、置換されてもよいフェニルスルホ
    ニル基、ホルミル基、ハロゲン原子で置換されてもよい
    アルキルカルボニル基、シクロアルキルカルボニル基ま
    たは置換されてもよいベンゾイル基であり、nは0、1
    または2であり、但しR2"が水素原子またはアルコキシ
    基であるとき、Aは置換されてもよいフラニル基、置換
    されてもよいチエニル基、置換されてもよいピリジル
    基、置換されてもよいピリジルN−オキシド基または置
    換されてもよいチアゾリル基である)で表されるピリダ
    ジノン誘導体または薬理上許容される塩を製造する方法
    であって、式(II−2): 【化5】 (式中、R1 、R2"およびR3 は前述の通りである)で
    表される化合物と式(III −2): A−CHO (式中、Aは前述の通りである)で表される化合物とを
    反応させた後に還元剤を用いて還元することを特徴とす
    る前記ピリダジノン誘導体または薬理上許容される塩の
    製造方法。
  11. 【請求項11】 式(I−3): 【化6】 (式中、Aは置換されてもよいフラニル基、置換されて
    もよいチエニル基、置換されてもよいピリジル基、置換
    されてもよいピリジルN−オキシド基、置換されてもよ
    いチアゾリル基または置換されてもよいフェニル基であ
    り、R1 は水素原子、置換されてもよいアルキル基、置
    換されてもよいアルケニル基、置換されてもよいアルキ
    ニル基または置換されてもよいフェニル基であり、
    2"' は水素原子、シアノ基、置換されてもよいアルキ
    ル基、ヒドロキシル基、アルコキシ基、−S(O)nR
    6 または−N(R7 )R8 であり、R3 は水素原子、シ
    アノ基、ニトロ基、アルコキシ基、カルボキシル基また
    はアルコキシカルボニル基であり、R6 は置換されても
    よいアルキル基またはアルケニル基であり、R7 および
    8 は、それぞれ水素原子、アルキル基、アルキルスル
    ホニル基、置換されてもよいフェニルスルホニル基、ホ
    ルミル基、ハロゲン原子で置換されてもよいアルキルカ
    ルボニル基、シクロアルキルカルボニル基または置換さ
    れてもよいベンゾイル基であり、nは0、1または2で
    ある)で表されるピリダジノン誘導体または薬理上許容
    される塩を製造する方法であって、式(II−3): 【化7】 (式中、R1 、R2"' およびR3 は前述の通りである)
    で表される化合物と式(III −3): A−COOH (式中、Aは前述の通りである)で表される化合物また
    はその反応性誘導体とを反応させることを特徴とする前
    記ピリダジノン誘導体または薬理上許容される塩の製造
    方法。
  12. 【請求項12】 式(I): 【化8】 (式中、Qは−CH2 −または−CO−であり、Aは置
    換されてもよいフラニル基、置換されてもよいチエニル
    基、置換されてもよいピリジル基、置換されてもよいピ
    リジルN−オキシド基、置換されてもよいチアゾリル基
    または置換されてもよいフェニル基であり、R1 は水素
    原子、置換されてもよいアルキル基、置換されてもよい
    アルケニル基、置換されてもよいアルキニル基または置
    換されてもよいフェニル基であり、R2 は水素原子、シ
    アノ基、置換されてもよいアルキル基、ヒドロキシル
    基、アルコキシ基、アルキル基で置換されてもよいジオ
    キサニル基、−CH=N−R5 、−S(O)nR6 、−
    N(R7 )R8 または−COR9 であり、R3 は水素原
    子、シアノ基、ニトロ基、アルコキシ基、カルボキシル
    基またはアルコキシカルボニル基であり、R4 は水素原
    子または置換されてもよいアルキル基であり、R5 はア
    ルコキシ基またはピリジルメチル基であり、R6は置換
    されてもよいアルキル基またはアルケニル基であり、R
    7 およびR8 は、それぞれ水素原子、アルキル基、アル
    キルスルホニル基、置換されてもよいフェニルスルホニ
    ル基、ホルミル基、ハロゲン原子で置換されてもよいア
    ルキルカルボニル基、シクロアルキルカルボニル基また
    は置換されてもよいベンゾイル基であり、R9 は水素原
    子、アルコキシ基、ヒドロキシル基、または置換されて
    もよいアミノ基であり、nは0、1または2であり、但
    しR2 が水素原子、アルキル基またはアルコキシ基であ
    り、かつQが−CH2 −であるとき、Aは置換されても
    よいフラニル基、置換されてもよいチエニル基、置換さ
    れてもよいピリジル基、置換されてもよいピリジルN−
    オキシド基または置換されてもよいチアゾリル基であ
    る)で表されるピリダジノン誘導体または薬理上許容さ
    れる塩を有効成分として含有することを特徴とする抗シ
    ョック剤。
  13. 【請求項13】 式(II−4): 【化9】 (式中、R1 は水素原子、置換されてもよいアルキル
    基、置換されてもよいアルケニル基、置換されてもよい
    アルキニル基または置換されてもよいフェニル基であ
    り、R2"" はシアノ基、置換されたアルキル基、アルキ
    ル基で置換されてもよいジオキサニル基、−CH=N−
    5 または−COR9 であり、R3 は水素原子、シアノ
    基、ニトロ基、アルコキシ基、カルボキシル基またはア
    ルコキシカルボニル基であり、R5 はアルコキシ基また
    はピリジルメチル基であり、R9 は水素原子、アルコキ
    シ基、ヒドロキシル基または置換されてもよいアミノ基
    であり、Xはハロゲン原子またはシアノ基である)で表
    されるピリダジノン誘導体またはその塩。
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JP2015510869A (ja) * 2012-03-07 2015-04-13 サイノファーム(チャーンシュウ)ファーマシューティカルズ,リミティド ロフルミラストの製造方法

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