JPH0731577A - 食器乾燥器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 容器の使い勝手及び清掃性を向上させる。 【構成】 温風発生装置４を内設した本体１と、食器類
を収納する容器２と、蓋１３とを備えた食器乾燥器にお
いて、本体１の垂直部１ａの側面に温風の吹き出し口５
を設け、容器２の側面には温風発生装置４からの温風を
導入する通気口９を、底面には排水口７をそれぞれ設
け、この容器２を本体１に上下方向に着脱自在とした食
器乾燥器。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、食器類を収納乾燥する
食器乾燥器に係り、特に収納容器の清掃性に関するもの
である。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の食器乾燥器は、図６に示
すように、少なくともファン、モータ、発熱体の電装品
をユニット化し、このユニット２２をケース２０が備え
る上部を開口したケース本体２１の側部に対し着脱自在
に取付けるもの（例えば特公昭６０−２９４８５号公報
参照）や、図７に示すように、側断面形状が略Ｌ字形を
なす本体２３と、この本体２３の垂直部内に配設された
温風発生装置２４と、本体２３の水平部２５に着脱自在
に配設され、温風発生装置２４からの温風を上方に排出
する多数の温風排出口２６を有する平板状の温風板２７
と、この温風板２７上に側面および底面に多数の水切り
孔２９を有する食器籠３０を載置するもの（例えば特公
昭５９−３００９１号公報参照）が知られている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上記図６の構成によれ
ば、ユニット２２を取外しケース２０を丸洗いすること
ができるがケース本体２１の内面に段差部分や複数の温
風の吹き出し孔などがあり清掃性が悪い。

【０００４】上記図７の構成によれば、温風板２７は本
体２３から取外して丸洗いができるが、多数の温風排出
口２６の汚れの清掃性が悪く、また本体２３の水平部２
５の内底面に設けられた傾斜面には水垢が付きやすく、
本体２３にはヒーター等の電装部品が装着されているの
で丸洗いができず布巾などで拭いて清掃するしかなく不
便である。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためになされたものであり、少なくともヒーター、
モーター、ファンからなる温風発生装置を内設した本体
と、食器類を収納する容器と、蓋とを備えた食器乾燥器
において、本体の垂直部の側面に温風の吹き出し口を設
け、容器の側面には温風発生装置からの温風を導入する
通気口を、底面には排水口をそれぞれ設け、この容器を
本体に上下方向に着脱自在とした。

【０００６】

【作用】上記構成により、水垢などで汚れる容器は、そ
の側面に設けた温風発生装置からの温風を導入する通気
口と、底面に設けた水滴を排水するための排水口を有す
るのみで形状も簡略化され清掃性が向上する。

【０００７】また、本体からの容器の着脱も容易とな
り、容器を持ち上げるだけで外され洗浄場所に運び、そ
のまま丸洗いできるので使い勝手も良くなる。

【０００８】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図１〜図２を用い
て説明する。

【０００９】１は本体で、側断面形状がＬ字形に形成さ
れており、その垂直部１ａ内にヒーター３、モーター４
ａ、ファン４ｂ等で構成された温風発生装置４が内蔵さ
れ、後述の容器２を載置する載置面１ｂよりやや上部の
垂直部１ａの側面に温風を排出する吹き出し口５を有
し、載置面１ｂには容器２の位置決めをする複数個の凹
部６および容器２の排水口７をうける貫通した排水口受
け８とを有する。

【００１０】２は食器類を収納する容器で、上部を開口
し各面が平板状に一体形成され、前記本体１の垂直部１
ａの吹き出し口５と対向する位置に通気口９を、底面に
は本体１の載置面１ｂの排水口受け８と嵌合する位置に
排水口７および複数個の緩やかなテーパーで形成された
凹部６と対向する位置に複数個の緩やかなテーパーで形
成された凸部６ａを有している。１０は本体１の垂直部
１ａの前面に設けられた温風発生装置４の運転時間を制
御するタイマーである。

【００１１】１１は本体１の温風発生装置４の下部に着
脱自在に挿着された水受け皿である。

【００１２】１２は容器２内に載置される格子状に形成
された食器立てである。１３は容器２の開口を覆い開閉
自在に載置される蓋である。

【００１３】上記構成からなる本実施例の作用を説明す
る。

【００１４】水垢などで食器類を収納する容器２が汚れ
て清掃する場合、蓋１３を外し容器２を上方へ持ち上げ
るだけで簡単に本体１から離脱させ、洗浄場所へ運び丸
洗いする。この時容器２は平面で構成され段差部分のな
い箱状であり、しかも清掃しにくい多数の温風吹き出し
口がなく、一つの通気口９と一つの排水口７しかない簡
略化されたものであるから非常に清掃しやすい。

【００１５】また、本体１の載置面１ｂは水垢で汚れる
ところがなく布巾等で軽く拭くだけできれいになる。

【００１６】さらに、清掃後の容器２はその底面に設け
られた凸部６ａを載置面１ｂの凹部６に上方から滑動さ
せることにより簡単にそして正確に本体１に載置するこ
とができる。

【００１７】図３は本発明の別の一実施例を示したもの
で、本体１の垂直部１ａの容器２と接触する面の吹き出
し口５の上部に斜めに切り込んだ凹部１４ａを設け、こ
の凹部１４ａと対向し嵌合する凸部１４ｂを容器２の側
面に突出して設け、容器２の本体１への載置をより正確
に行えるようにしたものである。

【００１８】図４は本発明の他の一実施例を示したもの
で、本体１の垂直部１ａ内にマイクロスイッチ１５を設
け、容器２が本体１に載置されることによってのみマイ
クロスイッチ１５が作動しタイマー１０の操作による温
風発生装置４の制御ができるようにしたもので、容器２
が本体１に確実に載置されていないときや容器２を使用
せず本体１を他の目的のために使用される危険を防止す
るものである。

【００１９】図５は本発明のさらに他の一実施例を示し
たもので、用いる符号は図１、図２と同じとし説明は省
略する。

【００２０】図５において、本体１の上面が容器２を載
置する載置面１ｂであり、本体１内に温風発生装置４を
設け、温風の吹き出し口５は載置面１ｂの近傍から逆Ｌ
字形に立ちあげ、容器２の下部側面に設けられた通気口
９と対向させている。

【００２１】

【発明の効果】以上本発明によれば、温風発生装置を内
設した本体と、食器類を収納する容器と、蓋とを備えた
食器乾燥器において、本体の垂直部の側面に温風の吹き
出し口を設け、容器の側面には温風発生装置からの温風
を導入する通気口を、底面には排水口をそれぞれ設け、
この容器を本体に上下方向に着脱自在としたことによ
り、水垢などで汚れる容器は、その側面に設けた温風発
生装置からの温風を導入する通気口と、底面に設けた水
滴を排水するための排水口を有するのみで形状も簡略化
され清掃性が良く、本体からの容器の着脱も容易とな
り、容器は持ち上げるだけで外され洗浄場所に運びその
まま丸洗いができ、使い勝手、清掃性共に向上した食器
乾燥器を提供するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示す食器乾燥器の概略側断
面図である。

【図２】同じく、分解斜視図である。

【図３】本発明の他の一実施例を示す食器乾燥器の要部
概略分解斜視図である。

【図４】本発明の他の一実施例を示す食器乾燥器の一部
切欠きの概略側断面図である。

【図５】本発明の他の一実施例を示す食器乾燥器の構成
を示す概略側断面図である。

【図６】従来例を示す側断面図である。

【図７】他の従来例を示す側断面図である。

【符号の説明】

１ 本体 １ａ 垂直部 １ｂ 載置部 ２ 容器 ４ 温風発生装置 ５ 吹き出し口 ７ 排水口 ８ 排水口受け ９ 通気口 １３ 蓋

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 少なくともヒーター（３）、モーター
   （４ａ）、ファン（４ｂ）からなる温風発生装置（４）
   を内設した本体（１）と、食器類を収納する容器（２）
   と、蓋（１３）とを備えた食器乾燥器において、本体
   （１）の垂直部（１ａ）の側面に温風の吹き出し口
   （５）を設け、容器（２）の側面には温風発生装置
   （４）からの温風を導入する通気口（９）を、底面には
   排水口（７）をそれぞれ設け、この容器（２）を本体
   （１）に上下方向に着脱自在としたことを特徴とする食
   器乾燥器。
2. 【請求項２】 前記容器（２）は、通気口（９）と排水
   口（７）以外に側面と底面に開口部を有しないことを特
   徴とする請求項１記載の食器乾燥器。