JPH07314785A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH07314785A
JPH07314785A JP6114905A JP11490594A JPH07314785A JP H07314785 A JPH07314785 A JP H07314785A JP 6114905 A JP6114905 A JP 6114905A JP 11490594 A JP11490594 A JP 11490594A JP H07314785 A JPH07314785 A JP H07314785A
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JP
Japan
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recording
head
buffer
data
ink
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Withdrawn
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JP6114905A
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English (en)
Inventor
Masaya Kikuta
昌哉 菊田
Takayuki Fujita
孝行 藤田
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録動作のためのバッファメモリの効率的な
利用と最適な搬送制御を行なう。 【構成】 外部装置から入力された記録データに基づい
て記録用紙に記録を行なう際に、主走査方向に全く記録
データがない空白域が存在するかどうかを調べ、その空
白域には記録バッファを記録ヘッドによる記録動作に対
して割り当てないように制御する。また、その空白域の
サイズがデータ量管理バッファ506によって管理さ
れ、その空白域のサイズに基づいた記録用紙の搬送制御
が行なわれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記録装置に関し、特に、
記録ヘッドの走査と記録媒体の搬送動作とによって記録
媒体に記録を行なう記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から記録ヘッドを所定方向(主走査
方向)に移動しながら記録を行うシリアルプリンタは、
主走査方向とは直角の方向(副走査方向)に関し、その
記録ヘッドによる1回の走査によって記録可能な記録幅
と同じ幅、或いは、その記録幅より広い記録バッファを
備えている。この記録バッファはまた主走査方向には記
録媒体の横幅分以上のメモリを持ち、そのシリアルプリ
ンタは記録バッファに格納された記録データを記録ヘッ
ドに転送して記録を行っている。
【0003】このようなプリンタでは記録バッファとは
無関係に例えばホストコンピュータから送られたコマン
ドに従って、記録ヘッドによる1走査分の記録が終了す
ると同時に改行動作が行われる。また、改行コマンドが
連続して送られてくる場合、その改行コマンドをまとめ
て実行するような制御を行なうプリンタもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記実施
例では、記録速度の高速化のため副走査方向に関する記
録ヘッドの記録幅を広くしたり、さらに記録バッファを
ダブルバッファ構成とすると大容量の記録バッファが必
要となり、装置全体の生産コストが高くなってしまうと
いう問題があった。
【0005】また、記録データの記録用紙上における記
録場所や記録データの記録サイズなどが多様に変化する
場合、1つの改行コマンドを所定量の記録用紙の搬送量
に対応させたような単純な制御方法ではなく、複雑なコ
マンド処理が必要となってくる。従って、このような処
理のために、プリンタのトータルスループット(記録速
度)が低下するという問題がある。
【0006】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、小容量のバッファメモリを効率的に用い、かつ、簡
単な搬送制御による記録動作を行なえる記録装置を提供
することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の記録装置は次のような構成からなる。
【0008】即ち、記録媒体に記録ヘッドによって記録
を行なう記録装置であって、外部装置から記録データを
入力する入力手段と、前記記録媒体を所定の方向に搬送
する搬送手段と、前記記録ヘッドを前記搬送方向とは直
角の方向に走査させる走査手段と、前記入力記録データ
を一時的に格納するための所定の容量をもった複数の記
憶手段と、前記入力記録データの内容に従って、前記走
査方向に関し前記記録ヘッドによる記録可能領域のいづ
れかの位置に記録データが存在する場合にのみ前記記憶
手段を割り当てるよう制御する記憶制御手段と、前記入
力記録データの内容に従って、前記記録媒体の搬送量を
求め、前記搬送量に従って次の記録位置まで前記記録媒
体を搬送するよう制御する搬送制御手段とを有すること
を特徴とする記録装置を備える。
【0009】
【作用】以上の構成により本発明は、入力記録データの
内容に従って、記録ヘッドの走査方向に関し、その記録
ヘッドによる記録可能領域のいづれかの位置に記録デー
タが存在する場合にのみ記憶手段を割り当てるよう制御
するとともに、その入力記録データの内容に従って、記
録媒体の搬送量を求め、その搬送量に従って記録媒体を
搬送するよう制御する。
【0010】
【実施例】以下添付図面を参照して本発明の好適な実施
例を詳細に説明する。
【0011】[共通実施例の説明]図1は以下に説明す
る3つの実施例に置いて共通に用いられるインクジェッ
トプリンタの外観斜視図である。このインクジェットプ
リンタは、カラープリント、白黒モノカラープリントの
両方が可能な構成を示しているが、白黒モノカラープリ
ント専用装置として考える場合には、以下の説明で示す
ブラックインクを収容したインクカートリッジのみを記
録ヘッドに装着した構成となる。
【0012】図1に示すように、キャリッジ101上に
は128個のノズルを有したマルチノズルの記録ヘッド
102とカートリッジガイド103とが搭載されてお
り、記録ヘッド102はブラック(K)のインク、或い
は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロ(Y)、ブ
ラック(K)のインクを夫々吐出する。プリンタ記録動
作時、記録ヘッド102にはブラックインクを収容した
インクカートリッジ110と他の3色のインクを収容し
たインクカートリッジ111が装着されている。そし
て、それぞれのインクカートリッジからマゼンタ
(M)、イエロ(Y)、ブラック(K)のインクが供給
されるとともに、多数の導線を配列したフレキシブルケ
ーブル(不図示)を介して記録ヘッド各ノズルの駆動信
号が供給される。
【0013】一方、キャリッジ101は2本のガイドレ
ール104〜105上に載置されており、キャリッジ1
01に連結した無端ベルト109をキャリアモータ(後
述)で駆動することによりキャリッジ101をX方向
(以下、このX方向を主走査方向という)に往復走行さ
せる。また、記録用紙106は補助ローラ107によっ
て展張されて記録用紙の搬送がスムーズになされるよう
に助けられている。また、搬送ローラ108は搬送モー
タ(後述)によって駆動され記録用紙106をY方向
(以下、このY方向を副走査方向という)に給送する。
【0014】図2はインクジェットプリンタの制御回路
の構成を示すブロック図である。図2において、170
は記録信号を例えば、ホストコンピュータなどの外部装
置から入力するインタフェース、171はMPU、17
2はMPU171が実行する制御プログラム(必要によ
っては文字フォントを含む)を格納するROM、173
は各種データ(上記記録信号やヘッドに供給される記録
データ等)を一時的に保存しておくDRAMである。1
74は記録ヘッド102に対する記録データの供給制御
を行うゲートアレイであり、インタフェース170、M
PU171、RAM173間のデータ転送制御も行う。
179は記録ヘッド102を主走査方向に移動させるた
めのキャリアモータ、178は記録用紙搬送のための搬
送モータである。175は記録ヘッドを駆動するヘッド
ドライバ、176〜177はそれぞれ搬送モータ17
8、キャリアモータ179を駆動するためのモータドラ
イバである。
【0015】上記制御回路の動作概要を説明すると、イ
ンタフェース170に記録信号が入るとゲートアレイ1
74とMPU171との間で記録信号がプリント用の記
録データに変換される。そして、モータドライバ17
6、177が駆動されると共に、ヘッドドライバ175
に送られた記録データに従って記録ヘッドが駆動され、
記録動作が行われる。
【0016】[第1実施例(図3〜図6)]ここでは上
述したインクジェットプリンタが白黒モノカラープリン
ト専用装置とし、この装置によって記録用紙106にモ
ノクロの画像やキャラクタを記録する場合について説明
する。
【0017】図3は記録用紙106における印刷可能領
域201と記録ヘッドを1回主走査方向へ走査すること
によって記録される領域(1走査記録領域)202との
関係について示した図である。1走査記録領域への記録
のために本実施例では記録用紙に記録されるデータを一
時格納する記録バッファ(詳細は後述)を複数用いる
が、その複数の記録バッファの利用管理のために、図3
に示すような記録バッファ管理テーブル203を用い
る。記録バッファ管理テーブル203の各欄204に
は、記録バッファID番号(IDn)、或いは、記録バ
ッファ無しフラグ(1FF)が格納されている。各欄は
記録ヘッドの各ノズルに対応する。本実施例のインクジ
ェットプリンタでは150個の記録バッファを用い、記
録バッファ管理テーブルには256個の欄がある。ま
た、記録バッファ管理テーブルにはリング構造をもたせ
サイクリックに使用する。
【0018】一方、記録ヘッドには128個のノズルが
副走査方向に備えられているので、記録バッファ管理テ
ーブル203は記録ヘッドの2走査分に必要な記録バッ
ファの管理ができる。
【0019】図4は記録バッファの内部構成を示す図で
ある。各記録バッファは縦方向(副走査方向)8ビット
(1バイト)のデータを横(主走査)方向に記録密度3
60DPIでA4サイズの横幅(210mm)に記録す
るために必要なメモリ容量、即ち、3Kバイトのデータ
書き込み領域303をもっている。
【0020】また、各記録バッファには各々固有のバッ
ファID番号(0、1、2、…、N)をつける。図4に
示すように、記録バッファはDRAM173のメモリア
ドレス“800000(H:16進表現)”を開始アド
レスとし、4Kバイト単位に、次々にDRAM173の
メモリ領域を分割して1つ1つの記録バッファとして割
り当てていく。このようなメモリ割当を上記開始アドレ
スから連続するアドレスに対して行なうならば、DRA
M173における任意のID番号をもつ記録バッファの
先頭アドレスは、800000(H)+ID番号×10
00(H)となる。また、それぞれの記録バッファは初
期設定時に次のバッファID番号を入力しておく。例え
ば、記録バッファID0には、“ID1”が設定され
る。なお、最後の記録バッファIDnには、最終バッフ
ァを示すために“FFFFF”が設定される。
【0021】一方、DRAM173には使用する記録バ
ッファの順番を管理するために、次に使用する記録バッ
ファのID番号を管理する先頭バッファID番号格納領
域を設ける。この先頭バッファID番号格納領域に格納
されるID番号は記録バッファに記録データを書き込む
ことにより順次更新され、常に任意の時点における次に
用いる記録バッファのID番号がセットされる。また、
記録バッファの使用に従って、最終バッファが検出され
ると、次に使用するバッファとして最初の記録バッファ
のID番号がセットされる。このようにして、記録動作
中には常にどの記録バッファにデータを書き込めば良い
かが管理されることになる。そして、一連の記録動作中
はこの情報が保持される。
【0022】また、記録動作中、記録ヘッドへのデータ
転送が終了し、不要になった記録バッファはその中の内
容がクリアされ、次の記録動作に備える。そして、一連
の記録動作中、記録バッファは周期的に何度も用いられ
る。
【0023】図5は記録用紙106に文字“ABCDE
FG”と“HIJKLMN”をプリント出力した例を示
す図である。ここで、文字出力のドット記録密度は36
0DPI、文字サイズは10ポイント、即ち、縦48ド
ット、横32ドットとする。図5において、401、4
03、405の空白部分は単に記録用紙を副走査方向に
それぞれの空白部分の幅(w1、w3、w5)だけ搬送
するだけで、記録動作はなにも行なわれない。従って、
記録バッファが用いられることはない。この点は本実施
例も従来例も同様である。
【0024】一方、文字記録位置502、504にそれ
ぞれ、“ABCDEFG”、“HIJKLMN”を記録
する場合、文字サイズと記録ヘッドのノズルの数から考
えて、1走査記録動作でそれぞれの文字列についての記
録が完了する。従来例では、このような記録動作をダブ
ルバッファ方式で実行する場合、1走査記録には記録ヘ
ッドのノズル数全部に対応した記録バッファを用いるの
で、副走査方向に128ビット、主走査方向に3Kビッ
トのサイズの記録バッファメモリが2つが必要となる
が、本実施例では副走査方向に8ビット単位で記録バッ
ファが割当られるので、同じ記録動作をダブルバッファ
方式で実行しても12個の記録バッファ(8ビット×3
Kビット)があれば足りる。
【0025】これを必要とされる記録バッファの容量で
比較すると、従来例では96Kバイトの容量が必要であ
るが、本実施例では36Kバイトの容量で良い。
【0026】以下、文字列が様々な大きさで記録用紙の
異なる領域に記録する例について説明する。
【0027】最初に、図6に示すように文字列“ABC
DEFG”を図5と同じ文字サイズ、同じ記録密度でA
4の記録用紙に2行分記録する例を考える。この場合、
改行ピッチは1/6インチ(記録密度が360DPIの
時、60ドットに相当)とする。従って、行間は1/3
0インチ(12ドット)となる。
【0028】ここで、以上の文字列の記録動作のため、
記録バッファ管理テーブル203が第1欄から順に用い
られ、また記録バッファがID番号“1”から順番に用
いられるとすると、記録バッファの管理には2つの方法
がある。
【0029】(1)副走査方向に関する記録バッファサ
イズを単位として管理する方法 この場合には図6に示すように2行分の記録には15欄
分の記録バッファ管理テーブル503を用いる。即ち、
1行目の文字列の記録のために、6つの記録バッファI
D1〜ID6が用いられる。従って、記録バッファ管理
テーブル203の第1〜6欄には各々、対応する記録バ
ッファのID番号がセットされる。これに続く記録デー
タが存在しない行間は12ドット分あるので、少なくと
も、その内、8ドット分については記録バッファを割り
当てなくとも良い。従って、記録バッファ管理テーブル
203の第7欄に記録バッファ無しフラグ(1FF)が
セットされ、記録バッファの割当ては行なわれない。
【0030】次の記録バッファ(ID7)には、4ビッ
ト分の空白域と4ビット分の第2行目の文字列の一部の
データが対応するので、その文字列の一部に対応する部
分にだけデータがセットされる。文字列のサイズは縦方
向48ドットであるので、少なくともこれに続く5つの
記録バッファID8〜ID12にはデータがセットされ
る。従って、記録バッファ管理テーブル203の第9〜
13欄には各々、対応する記録バッファのID番号がセ
ットされる。そして、残る4ドット分の記録データは記
録バッファID13にセットされ、残り4ビットには文
字列第2行目に続く空白域の一部4ドットに対応してデ
ータはセットされない。しかし、記録バッファが用いら
れることに変わりはないので、記録バッファ管理テーブ
ル203の第14欄には、対応する記録バッファのID
番号“13”がセットされる。
【0031】残りの空白域8ドット分は用いる記録デー
タがないので、記録バッファは用いられず、記録バッフ
ァ管理テーブル203の第15欄には記録バッファを用
いないことを示す記録バッファ無しフラグ(1FF)が
セットされる。
【0032】この方法によれば、図6のデータ量管理テ
ーブル504が示しているように、記録バッファ管理テ
ーブルの各欄は副走査方向に8ドットつづの記録領域と
その領域に対応する記録バッファを管理できる。
【0033】以上のように用いられる記録バッファの数
は、13個で使用する容量は39Kバイトとなる。一
方、従来例に従うと、記録ヘッドのノズル数に対応して
1走査記録に必要な記録バッファが必要であり、その容
量は48Kバイトとなる。
【0034】(2)記録が行なわれる領域に対してのみ
記録バッファを割り当てる方法 前記の方法ではかなり効率的に記録バッファを用いるこ
とができたが、それでも、例えば、15欄分の記録バッ
ファ管理テーブル503が示す記録バッファ(ID7と
ID13)には、4ビット分の空白域と4ビット分の文
字列の一部のデータが格納されることになり、実際の記
録動作がない領域にまで記録バッファが割当られてい
る。
【0035】そこで、データ空白域については、その大
きさ(副走査方向のドット単位でのサイズ)を図6に示
すようなデータ量管理テーブル506を用いて管理して
も良い。即ち、14欄分の記録バッファ管理テーブル5
05において、記録バッファ無しフラグ(1FF)がセ
ットされた領域がどれほどの大きさをもっているかを管
理するのである。例えば、ここで例として考えている文
字列間の行間の空白域は12ドットなので、記録バッフ
ァ無しフラグ(1FF)がセットされた欄に対応するデ
ータ量管理テーブル506の欄には値“12”がセット
される。なお、データ量管理テーブル506のこれ以外
の各欄には記録バッファの副走査方向に関するサイズ
“8”がセットされる。
【0036】このようにすれば、空白域には全く記録バ
ッファを割り当てることがなくなるので、さらに効率的
に記録バッファを用いることができる。従って、ここ
で、考えている文字列の記録に必要な記録バッファは、
この方法によれば、12個となり使用する容量は36K
バイトとなる。
【0037】次に別の例として、図7に示すような文字
列“ABCDEFG”と“HIJKLMN”を図5と同
じ文字サイズ、同じ記録密度で1枚のA4の記録用紙9
01上の離れた場所に1行づつ記録する例を考える。こ
こでは、上記説明した(2)方法を用いて記録バッファ
制御を行なう。
【0038】図7において、UMとLMはそれぞれ、記
録が行なわれない記録用紙の上部マージンと下部マージ
ンであり、記録バッファ管理テーブルでの管理対象外と
なっている。
【0039】この場合には、図7の14欄分の記録バッ
ファ管理テーブル904が示すようにその第1〜6欄に
は文字列“ABCDEFG”902に対応する記録デー
タを格納するために6つの記録バッファID1〜ID6
を割当て、その第8〜13欄には文字列“HIJKLM
N”903に対応する記録データを格納するために6つ
の記録バッファID7〜ID13を割当てる。また、第
7及び14欄には記録バッファ無しフラグ(1FF)が
セットされ、これらの欄は文字列902、903に続く
空白域を指している。さらに、データ量管理テーブル9
05の各欄において、記録バッファ管理テーブルの記録
バッファが割り当てを示す欄に対応する欄にはその記録
バッファのサイズ(ここでは“8”)が、記録バッファ
無しフラグ(1FF)がセットされ空白域に対応する欄
にはその空白域のサイズ(ここでは“2000”)がセ
ットされる。
【0040】従って、この場合でも文字列の記録に必要
な記録バッファは12個、使用する容量は36Kバイト
となる。
【0041】なお、データ量管理テーブル905にセッ
トされる空白域のサイズは、ホストから転送された改行
コマンドを累積してMPU171が算出するか、或い
は、ホストから転送された垂直移動コマンド等により指
定された位置をMPU171が記録用紙上の特定位置に
変換して算出する。
【0042】実際の記録制御において、文字列902の
記録が行なわれると、MPU171はデータ量管理テー
ブル905にセットされる空白域のサイズを参照し、こ
れに対応する長さだけ記録用紙を副走査方向に搬送する
ようモータドライバ176を介して搬送モータ178を
制御する。そして、文字列903の記録位置に達すると
搬送を止め、記録ヘッド102によって文字列903を
記録する。これにより、次の記録位置まで1回の制御で
記録用紙が搬送されるので、改行速度も向上することに
なる。
【0043】次にさらに別の例として、図8に示すよう
な文字列“ABCDEFG”1002を図5と同じ文字
サイズ、同じ記録密度で、文字列“HIJKLMN”1
003を図5と同じ記録密度で図5に示す文字サイズの
倍(縦横に倍)の文字サイズで1枚のA4の記録用紙1
001上の離れた場所に1行づつ記録する例を考える。
ここでも、上記説明した(2)方法を用いて記録バッフ
ァ制御を行なう。この場合、文字列1003のサイズは
副走査方向に96ドットとなり12個の記録バッファが
割当てられる。
【0044】図8において、UMとLMはそれぞれ、記
録が行なわれない記録用紙の上部マージンと下部マージ
ンであり、記録バッファ管理テーブルでの管理対象外と
なっている。
【0045】このような文字サイズが異なる記録データ
を記録用紙に記録する場合でも、記録バッファの制御は
上記2つの例の場合と同様である。即ち、図9の20欄
分の記録バッファ管理テーブル1004が示すようにそ
の第1〜6欄には文字列“ABCDEFG”1002に
対応する記録データを格納するために6つの記録バッフ
ァID1〜ID6を割当て、その第7〜18欄には文字
列“HIJKLMN”903に対応する記録データを格
納するために12個の記録バッファID7〜ID18を
割当てる。また、第7及び20欄には記録バッファ無し
フラグ(1FF)がセットされ、これらの欄は文字列1
002、1003に続く空白域を指す。さらに、その管
理テーブル1004に対応するデータ量管理テーブル1
005の各欄において、記録バッファ管理テーブルの記
録バッファが割り当てを示す欄に対応する欄にはその記
録バッファのサイズ(ここでは“8”)が、記録バッフ
ァ無しフラグ(1FF)がセットされ空白域に対応する
欄にはその空白域のサイズ(ここでは“84”と“30
00”)がセットされる。
【0046】従って、この場合でも文字列の記録に必要
な記録バッファは18個、使用する容量は54Kバイト
となる。また実際の記録制御において、文字列1002
の記録が行なわれると、MPU171はデータ量管理テ
ーブル1005にセットされる空白域のサイズを参照
し、これに対応する長さだけ記録用紙を副走査方向に搬
送するようモータドライバ176を介して搬送モータ1
78を制御する。そして、文字列1003の記録位置に
達すると搬送を止め、記録ヘッド102によって文字列
1003を記録する。このように前述の同じ制御によっ
て、たとえ異なる文字サイズの記録動作であっても、次
の記録位置まで1回の制御で記録用紙が搬送されるの
で、改行速度も向上することになる。
【0047】従って本実施例に従えば、管理する単位の
記録バッファの容量を小さくし、記録動作が進行するに
従って、その小さな容量の記録バッファを順々に割り当
てていくように制御するか、或いは、さらに記録空白域
を考慮して本当に記録データを必要とする領域に対して
のみ、その記録バッファを割り当てるように制御するこ
とで、記録バッファを効率的に利用することができる。
これによって、ダブルバッファ方式のように多くのメモ
リ容量が必要とされる記録制御方式でも、小さな容量の
メモリをも効率的に用いることで対応することが可能に
なり、コストを抑えつつ高速印刷ができるプリンタの提
供に資することになる。
【0048】[第2実施例(図9〜図11)]ここでは
上述したインクジェットプリンタがカラープリント可能
な装置とし、この装置によって記録用紙106にカラー
の画像やキャラクタを記録する場合について説明する。
【0049】図9は本実施例に従うカラープリント可能
な記録ヘッド102を記録用紙106側から眺めた外観
斜視図である。図9において、601はイエロインクを
吐出するヘッド(以下、Yヘッドという)、602はマ
ゼンタインクを吐出するヘッド(以下、Mヘッドとい
う)、603はシアンインクを吐出するヘッド(以下、
Cヘッドという)、604はブラックインクを吐出する
ヘッド(以下、Kヘッドという)である。上記ヘッド群
は主走査方向に並んで取付け、各ヘッドは同時にインク
滴を吐出して記録用紙上にカラーの文字及び画像を形成
することが可能である。また、それぞれのヘッドには1
28個のインク滴を吐出するノズルが設けられている。
【0050】図10は、記録用紙106における印刷可
能領域201と記録ヘッドを1回主走査方向へ走査する
ことによって記録される領域(1走査記録領域)202
との関係について示した図である。1走査記録領域への
記録のために本実施例では第1実施例と同様に記録用紙
に記録されるデータを一時格納する記録バッファを複数
用いるが、その複数の記録バッファの利用管理のため
に、図10に示すように、Yヘッド、Mヘッド、Cヘッ
ド、Kヘッドに対応して4つの記録バッファ管理テーブ
ル702Y、702M、702C、702Kを用いる。
これら4つの記録バッファ管理テーブル各々の各欄70
3Y、703M、703C、703Kには、記録バッフ
ァID番号(IDn)、或いは、記録バッファ無しフラ
グ(1FF)が格納されている。各欄は記録ヘッドの各
ノズルに対応する。本実施例のインクジェットプリンタ
では150個の記録バッファを用い、記録バッファ管理
テーブルには256個の欄がある。また、記録バッファ
管理テーブルにはリング構造をもたせサイクリックに使
用する。
【0051】一方、各ヘッドには128個のノズルが副
走査方向に備えられているので、記録バッファ管理テー
ブル702Y、702M、702C、702Kは記録ヘ
ッドの2走査分に必要な記録バッファの管理ができる。
【0052】記録バッファ管理テーブル702Y、70
2M、702C、702Kは、第1実施例と比べて、各
ヘッドに対応して4つそれぞれ独立に設けられている点
が異なるのみで、記録バッファの管理の仕方は同様であ
る。
【0053】次に、図11を用いて文字列“ABCDE
F”を2行カラープリントした場合に必要とされる記録
バッファの容量について説明する。図11において、8
01は黒色の文字列“ABCDEF”、802は赤色の
文字列“ABCDEF”、803〜804はシアンの横
線、805は第1実施例で説明したと同様なデータ量管
理テーブルである。ここで、文字出力のドット記録密度
は360DPI、文字サイズは10ポイント、即ち、縦
48ドット、横32ドット、改行ピッチは1/6インチ
(記録密度が360DPIの時、60ドットに相当)と
する。従って、行間は1/30インチ(12ドット)と
なる。
【0054】ここで、以上の文字列の記録動作のため、
記録バッファ管理テーブル702Y、702M、702
C、702Kが第1欄から順に用いられ、また記録バッ
ファがID番号“1”から順番に用いられるとすると、
図11に示すように2行分の記録には各記録バッファ管
理テーブルで14欄分の領域が用いられる。そして、記
録バッファ管理テーブル702Y、702M、702
C、702Kには、以上の条件で文字をカラープリント
出力するために、図11に示すように、対応する欄のみ
記録バッファのID番号がセットされる。
【0055】即ち、記録バッファ管理テーブル702K
の第1〜6欄には1行目の黒色の文字列“ABCDE
F”の記録のために記録バッファID番号ID1〜ID
6がセットされ、記録バッファ管理テーブル702Cの
第3欄にはシアンの横線803の記録のために記録バッ
ファID番号ID7がセットされ、記録バッファ管理テ
ーブル702Y、702Mの第8〜13欄には各々、2
行目の赤色の文字列“ABCDEF”の記録のために記
録バッファID番号ID8〜ID19がセットされ、記
録バッファ管理テーブル702Cの第10欄にはシアン
の横線804の記録のために記録バッファID番号ID
20がセットされる。これら以外の各テーブル各欄には
記録バッファ無しフラグ(1FF)がセットされる。
【0056】ここで、データ量管理テーブル805の第
7及び14欄には文字列801に続く空白域と文字列8
02に続く空白域の副走査方向に関する長さを示す値
“12”がセットされる。
【0057】このように与えられた条件で記録動作を行
なうときに、必要とされる色成分の必要とされる欄にの
み記録バッファのID番号がセットされる。図9に示し
た条件での記録動作には、20個の記録バッファ、即ち
60Kバイトの容量のバッファメモリが必要となる。
【0058】同じ条件で従来の方式に従って記録動作を
行なうと、4つのヘッドのすべてのノズルに対応した記
録バッファ、即ち、192Kバイト(4[ヘッドの数]
×128[ノズル数]/8[1記録バッファ当たりの副
走査方向の幅]×3K[1つの記録バッファ容量])の
バッファが必要である。
【0059】従って本実施例に従えば、第1実施例と同
様に管理する単位の記録バッファの容量を小さくし、記
録動作の進行に伴ってその小さな容量の記録バッファを
順々に割り当てていくとともに、さらに記録空白域を考
慮して本当に記録データを必要とする領域に対しての
み、その記録バッファを割り当てるように制御すること
で、記録バッファを効率的に利用するので、記録動作に
必要なメモリ容量を大幅に削減することができる。
【0060】なお本実施例では1つの記録バッファが副
走査方向に8ビット分のデータを記録可能なサイズをも
つものとして説明したが、本発明はこれによって限定さ
れるものではない。例えば、このサイズは、MPUから
のアクセスが容易なサイズであれば、16ビット、32
ビット等のサイズでも良い。また、本実施例では記録用
紙よりも小さいサイズの管理テーブルをもつように構成
されているが、本発明はこれによって限定されるもので
はない。例えば、1ページを越えるサイズの管理テーブ
ルをもつように構成しても何ら問題なくその効果に変わ
りはない。その他、記録用紙のサイズ、記録ヘッドの構
成、記録バッファの数や、記録バッファサイズについて
も本実施例によって限定されるものではなく、装置構成
等によって変更可能であることは言うまでもない。
【0061】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でも、インク吐出を行わせるために利用されるエネル
ギーとして熱エネルギーを発生する手段(例えば電気熱
変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギーにより
インクの状態変化を生起させる方式のプリント装置につ
いて説明したが、かかる方式によれば記録の高密度化、
高精細化が達成できる。
【0062】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて膜沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0063】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0064】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれ
るものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、
共通するスロットを電気熱変換体の吐出部とする構成を
開示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開口を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59−138461号公報に基づいた構
成としても良い。
【0065】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。
【0066】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けら
れたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いてもよい。
【0067】また、本発明の記録装置の構成として設け
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定にでき
るので好ましいものである。これらを具体的に挙げれ
ば、記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニ
ング手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるい
はこれとは別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせに
よる予備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モ
ードを行うことも安定した記録を行うために有効であ
る。
【0068】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。
【0069】以上説明した本発明実施例においては、イ
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであっても、室温で軟化もしくは液化する
ものを用いても良く、あるいはインクジェット方式では
インク自体を30°C以上70°C以下の範囲内で温度
調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように
温度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付
与時にインクが液状をなすものであればよい。
【0070】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、
またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し
加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれに
しても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってイ
ンクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒
体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。この
ような場合インクは、特開昭54−56847号公報あ
るいは特開昭60−71260号公報に記載されるよう
な、多孔質シート凹部または貫通孔に液状または固形物
として保持された状態で、電気熱変換体に対して対向す
るような形態としてもよい。本発明においては、上述し
た各インクに対して最も有効なものは、上述した膜沸騰
方式を実行するものである。
【0071】さらに加えて、本発明に係る記録装置の形
態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力
端末として一体または別体に設けられるものの他、リー
ダ等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有
するファクシミリ装置の形態を取るものであっても良
い。
【0072】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても良いし、1つの機器から成る装置
に適用しても良い。また、本発明はシステム或は装置に
プログラムを供給することによって達成される場合にも
適用できることは言うまでもない。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、入
力記録データの内容に従って、記録ヘッドの走査方向に
関し、その記録ヘッドによる記録可能領域のいづれかの
位置に記録データが存在する場合にのみ記憶手段を割り
当てるよう制御するとともに、その入力記録データの内
容に従って、記録媒体の搬送量を求め、その搬送量に従
って記録媒体を搬送するよう制御するので、記憶手段が
無駄なく効率的に用いられ、かつ、記録媒体を次の記録
のための最適な位置に搬送することができるという効果
がある。
【0074】これによって、例えば、記録媒体の搬送方
向に長い記録幅をもつような記録ヘッドを用いて記録を
行なう場合でも、効率的に記憶手段が用いられ、むやみ
に大容量のメモリバッファを用いることがなくなり、装
置のコスト削減にも資することになる。
【0075】また、入力記録データに従った記録媒体の
搬送制御によって、搬送制御に係わる処理が効率的に行
なわれることになり、トータルな記録速度の向上に資す
ることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1〜2実施例で共通に用いられるイ
ンクジェットプリンタの外観斜視図である。
【図2】インクジェットプリンタの制御回路の構成を示
すブロック図である。
【図3】第1実施例に従う、記録用紙106における印
刷可能領域201と記録ヘッドを1回主走査方向へ走査
することによって記録される領域(1走査記録領域)2
02との関係について示した図である。
【図4】第1実施例に従う記録バッファの内部構成を示
す図である。
【図5】第1実施例に従う記録用紙106に文字“AB
CDEFG”と“HIJKLMN”をプリント出力した
例を示す図である。
【図6】文字列“ABCDEFG”を図5と同じ文字サ
イズ、同じ記録密度で2行分記録する例を示す図であ
る。
【図7】文字列“ABCDEFG”と“HIJKLM
N”を図5と同じ文字サイズ、同じ記録密度で同じ記録
用紙の離れた場所に記録する例を示す図である。
【図8】異なる文字サイズの文字列“ABCDEFG”
と“HIJKLMN”を図5と同じ記録密度で同じ記録
用紙の離れた場所に記録する例を示す図である。
【図9】第2実施例に従うカラープリント可能な記録ヘ
ッド102を記録用紙106側から眺めた外観斜視図で
ある。
【図10】第2実施例に従う記録用紙106における印
刷可能領域201と記録ヘッドを1回主走査方向へ走査
することによって記録される領域(1走査記録領域)2
02との関係について示した図である。
【図11】第2実施例に従う文字列“ABCDEF”を
2行カラープリントした場合に必要とされる記録バッフ
ァの容量について説明する図である。
【符号の説明】
101 キャリッジ 102 記録ヘッド 103 カートリッジガイド 104〜105 ガイドレール 106 記録用紙 107 補助ローラ 108 搬送ローラ 109 無端ベルト 110〜111 インクカートリッジ 170 インタフェース 171 MPU 172 ROM 173 DRAM 174 ゲートアレイ 175 ヘッドドライバ 176〜177 モータドライバ 178 搬送モータ 179 キャリアモータ 201 記録用紙 202 1走査記録領域 203 記録バッファ管理テーブル 204 記録バッファID番号 601 Yヘッド 602 Mヘッド 603 Cヘッド 604 Kヘッド

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に記録ヘッドによって記録を行
    なう記録装置であって、 外部装置から記録データを入力する入力手段と、 前記記録媒体を所定の方向に搬送する搬送手段と、 前記記録ヘッドを前記搬送方向とは直角の方向に走査さ
    せる走査手段と、 前記入力記録データを一時的に格納するための所定の容
    量をもった複数の記憶手段と、 前記入力記録データの内容に従って、前記走査方向に関
    し前記記録ヘッドによる記録可能領域のいづれかの位置
    に記録データが存在する場合にのみ前記記憶手段を割り
    当てるよう制御する記憶制御手段と、 前記入力記録データの内容に従って、前記記録媒体の搬
    送量を求め、前記搬送量に従って次の記録位置まで前記
    記録媒体を搬送するよう制御する搬送制御手段とを有す
    ることを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の記憶手段各々は、前記搬送方
    向に8ビット、前記記録ヘッドの走査方向の走査範囲に
    相当する領域の記録データを保持することを特徴とする
    請求項1に記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶制御手段は、前記複数の記憶手
    段の割当状況を管理する第1の管理テーブルを含むこと
    を特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記搬送制御手段は、前記搬送量を管理
    する第2の管理テーブルを含むことを特徴とする請求項
    1に記載の記録装置。
  5. 【請求項5】 前記記録ヘッドは、インクを吐出して記
    録を行うインクジェット記録ヘッドであることを特徴と
    する請求項1に記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを利用
    してインクを吐出する記録ヘッドであって、インクに与
    える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー変換体
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載の記録装
    置。
  7. 【請求項7】 前記記録ヘッドは、複数色の記録剤各々
    に対応して、前記走査方向に、前記複数色の記録剤各々
    を用いた記録を行なう複数の専用ヘッドを配列したカラ
    ー記録ヘッドであることを特徴とする請求項1に記載の
    記録装置。
  8. 【請求項8】 前記複数のヘッド各々が、前記複数の記
    憶手段のどれに割り当てられているかを管理する第3の
    管理テーブルを、前記複数色の記録剤の数に対応する数
    だけさらに有することを特徴とする請求項7に記載の記
    録装置。
  9. 【請求項9】 前記カラー記録ヘッドは、インクを吐出
    して記録を行うインクジェット記録ヘッドであることを
    特徴とする請求項7に記載の記録装置。
  10. 【請求項10】 前記カラー記録ヘッドは、熱エネルギ
    ーを利用してインクを吐出する記録ヘッドであって、イ
    ンクに与える熱エネルギーを発生するための熱エネルギ
    ー変換体を備えていることを特徴とする請求項7に記載
    の記録装置。
  11. 【請求項11】 前記搬送量は、前記入力記録データの
    前記記録媒体上における記録位置や前記入力記録データ
    の記録サイズに従って求められることを特徴とする請求
    項4に記載の記録装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002067294A (ja) * 2000-09-01 2002-03-05 Konica Corp インクジェット記録装置
US7206095B2 (en) 2001-02-28 2007-04-17 Canon Kabushiki Kaisha Printing apparatus and method
JP2008030277A (ja) * 2006-07-27 2008-02-14 Noritsu Koki Co Ltd インクジェット式プリント装置用画像データ処理装置
JP2009241281A (ja) * 2008-03-28 2009-10-22 Seiko Epson Corp 液体吐出装置、液体吐出方法

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