JPH07314736A - 記録装置及び記録方法 - Google Patents

記録装置及び記録方法

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JPH07314736A
JPH07314736A JP6117116A JP11711694A JPH07314736A JP H07314736 A JPH07314736 A JP H07314736A JP 6117116 A JP6117116 A JP 6117116A JP 11711694 A JP11711694 A JP 11711694A JP H07314736 A JPH07314736 A JP H07314736A
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JP
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recording
color
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recording head
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JP6117116A
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English (en)
Inventor
Masaya Kikuta
昌哉 菊田
Yoshikazu Mikawa
與和 三河
Kazuhiro Takimori
一広 滝森
Tsutomu Yamazaki
勉 山崎
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録装置におけるメモリバッファの効率的な
利用を図る。 【構成】 記録用紙の同一領域、特に、記録ヘッドのノ
ズルグループに相当する幅をもち記録ヘッドの1走査範
囲にわたって各色成分のデータが同じ値のでーたを用い
て記録動作を行なう場合、例えば、その領域が赤(Y成
分とM成分とが同じ値となる)で記録される場合、1つ
の印字バッファをY成分とM成分共通のデータバッファ
とし、その共通領域の印字バッファから記録ヘッドのイ
エロインクによる記録を行なうノズルグループとマゼン
タインクによる記録を行なうノズルグループとにデータ
の転送を行なうようY印字ポインタ410とM印字ポイ
ンタ411とを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記録装置及び記録方法に
関し、特に、例えば、記録媒体に異なる色のインクジェ
ットを吐出してカラー記録を行なう記録ヘッドを有する
記録装置及び記録方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】記録媒体をその搬送方向に搬送させ、ま
た、記録ヘッドをその搬送方向とは直角方向に走査させ
ながら、複数色のインクを記録媒体上に吐出させてカラ
ー記録を行なう従来のインクジェットタイプの記録装置
の記録ヘッドの構成には、次のような2つの種類があっ
た。
【0003】即ち、(1)ある特定色のインクを吐出す
る複数のノズル(これをノズルグループという)を記録
媒体の搬送方向に平行に配列させ、さらにそのノズルグ
ループを複数色のインクの数だけ記録媒体の搬送方向に
平行に配列した構成(以下、これを縦並び構成という)
のものと、(2)上記のノズルグループを複数色のイン
クの数だけ記録ヘッドの走査方向に平行に配列した構成
(以下、これを横並び構成という)ものである。
【0004】その縦並び構成の記録ヘッドを用いてカラ
ー記録を行なう場合には、記録ヘッドを1回走査するご
とに記録媒体をノズルグループの長さに相当する長さだ
け搬送させながら、記録媒体の同一領域を複数のノズル
グループによって複数色のインクを吐出させそのインク
の数だけ走査する(以下、これをマルチスキャンとい
う)。
【0005】また、横並び構成の記録ヘッドを用いてカ
ラー記録を行なう場合には、記録ヘッドの1回走査によ
って、記録媒体の搬送方向にノズルグループの長さに相
当する領域についてすべてのインクによるカラー記録を
完了する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では、ホスト機器側からプリンタ側に転送されてきた
ドットパターンあるいは文字パターンのデータを用いて
縦並び構成の記録ヘッドによって記録動作を行なう場
合、例えば、その記録ヘッドがY(イエロ)、M(マゼ
ンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の4色のインク
を吐出する4つのノズルグループをもち、4色すべてを
用いてカラー記録を行なう場合には、その記録ヘッドを
備えた記録装置は、1回目の走査の開始から4回目の走
査の終了まで対応する記録データをバッファメモリに保
持していた。即ち、4回目の走査が行なわれているとき
にも、1〜3回目の走査において既に用いられたデータ
でさえも記録装置内に保持していた。
【0007】また、Y(イエロ)、M(マゼンタ)、C
(シアン)、K(ブラック)の4色のインクを吐出する
4つのノズルグループをもった横並び構成の記録ヘッド
を用い、その4色すべてを用いてカラー記録を行なう場
合には、その記録ヘッドを備えた記録装置は、1ノズル
グループのノズル数×インク数×記録ヘッド走査方向の
全画素数に相当する記録データを保持するバッファメモ
リが必要である。
【0008】このような構成では、各色に対応したデー
タを格納する相当量のメモリを有しない記録装置ではカ
ラー記録が行えないので、必然的にそのデータの保持の
ために大容量のメモリを必要とした。これは、メモリの
効率的な利用の点からも、また、装置の生産コストの点
からも問題であった。
【0009】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
であり、メモリを効率的に用い、安価なコストでカラー
記録が可能な記録装置及び記録方法を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の記録装置は以下のような構成からなる。即
ち、記録ヘッドによって複数色の記録剤を用いて記録媒
体にカラー記録を行なう記録装置であって、外部装置か
らカラー記録データを入力する入力手段と、前記記録媒
体を所定の搬送方向に搬送する搬送手段と、前記記録ヘ
ッドを前記搬送手段による搬送方向とは直角の方向に走
査する走査手段と、前記カラー記録データを各色成分ご
とに別々の領域に格納する記憶手段と、前記記憶手段に
格納された前記カラー記録データを前記記録ヘッドによ
って記録するよう制御する記録制御手段と、前記記録ヘ
ッドによる記録色が、前記カラー記録データの複数の色
成分のいくつかを共通としても記録できる色である場合
は、前記共通となる色成分のいづれか1つの色成分のデ
ータを前記記憶手段に格納するよう制御する記憶制御手
段とを有することを特徴とする記録装置を備える。
【0011】また他の発明によれば、記録ヘッドによっ
て複数色の記録剤を用いて記録媒体にカラー記録を行な
う記録方法であって、外部装置からカラー記録データを
入力する入力工程と、前記カラー記録データを各色成分
ごとに記憶媒体の別々の領域に格納する記憶工程と、前
記記録媒体を所定の搬送方向に搬送させ、前記記録ヘッ
ドを前記所定の搬送方向とは直角の方向に走査して、前
記カラー記録データを前記記録ヘッドによって記録する
記録工程と、前記記録ヘッドによる記録色が、前記カラ
ー記録データの複数の色成分のいくつかを共通としても
記録できる色である場合は、前記共通となる色成分のい
づれか1つの色成分のデータを前記記憶媒体の共通領域
に格納するよう制御する制御工程とを有することを特徴
とする記録方法を備える。
【0012】
【作用】以上の構成により本発明は、記録ヘッドによる
記録色が、入力されたカラー記録データの複数の色成分
のいくつかを共通としても記録できる色である場合は、
前記共通となる色成分のいづれか1つの色成分のデータ
のみを記憶手段に格納するよう動作する。
【0013】
【実施例】以下添付図面を参照して本発明の好適な実施
例を詳細に説明する。
【0014】[共通実施例の説明]図1は以下に説明す
る3つの実施例に置いて共通に用いられるインクジェッ
トカラープリンタの外観斜視図である。
【0015】図1に示すように、キャリッジ101上に
は136個のノズルを有したマルチノズルの記録ヘッド
102とカートリッジガイド103とが搭載されてお
り、記録ヘッド102はブラック(K)のインク、或い
は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロ(Y)、ブ
ラック(K)のインクを夫々吐出する。プリンタ記録動
作時、記録ヘッド102にはブラックインクを収容した
インクカートリッジ110と他の3色のインクを収容し
たインクカートリッジ111が装着されている。そし
て、それぞれのインクカートリッジからマゼンタ
(M)、イエロ(Y)、ブラック(K)のインクが供給
されるとともに、多数の導線を配列したフレキシブルケ
ーブル(不図示)を介して記録ヘッド各ノズルの駆動信
号が供給される。
【0016】一方、キャリッジ101は2本のガイドレ
ール104〜105上に載置されており、キャリッジ1
01に連結した無端ベルト109をキャリアモータ(後
述)で駆動することによりキャリッジ101をX方向
(以下、このX方向を主走査方向という)に往復走行さ
せる。また、記録用紙106は補助ローラ107によっ
て展張されて記録用紙の搬送がスムーズになされるよう
に助けられている。また、搬送ローラ108は搬送モー
タ(後述)によって駆動され記録用紙106をY方向
(以下、このY方向を副走査方向という)に給送する。
【0017】図2はインクジェットプリンタの制御回路
の構成を示すブロック図である。図2において、170
は記録信号を例えば、ホストコンピュータなどの外部装
置から入力するインタフェース、171はMPU、17
2はMPU171が実行する制御プログラム(必要によ
っては文字フォントを含む)を格納するROM、173
は各種データ(上記記録信号やヘッドに供給される記録
データ等)を一時的に保存しておくDRAMである。1
74は記録ヘッド102に対する記録データの供給制御
を行うゲートアレイであり、インタフェース170、M
PU171、RAM173間のデータ転送制御も行う。
179は記録ヘッド102を主走査方向に移動させるた
めのキャリアモータ、178は記録用紙搬送のための搬
送モータである。175は記録ヘッドを駆動するヘッド
ドライバ、176〜177はそれぞれ搬送モータ17
8、キャリアモータ179を駆動するためのモータドラ
イバである。
【0018】上記制御回路の動作概要を説明すると、イ
ンタフェース170に記録信号が入るとゲートアレイ1
74とMPU171との間で記録信号がプリント用の記
録データに変換される。そして、モータドライバ17
6、177が駆動されると共に、ヘッドドライバ175
に送られた記録データに従って記録ヘッドが駆動され、
記録動作が行われる。
【0019】[第1実施例(図3〜図7)]図3はカラ
ープリント可能な本実施例に従う縦並び構成の記録ヘッ
ド102を記録用紙106側から、及び、その後面から
眺めた外観斜視図である。図3(a)が記録用紙106
側から眺めた図であり、図3(b)が記録ヘッド102
を後面から眺めた図である。図3(a)が示すように、
記録ヘッド102は副走査方向にイエロ(Y)、マゼン
タ(M)、シアン(C)、及び、ブラック(K)のイン
ク吐出ノズルが一直線上に配されている。また、記録ヘ
ッド102はイエロ、マゼンタ、シアン、ブラック各々
のインク吐出のために、それぞれ24個、24個、24
個、64個のノズルを持っている。これら夫々の色に従
うノズルをノズルグループ209〜212と言う。それ
ぞれの色のノズルグループ間にはノズルピッチ以上の間
隔(ノズルギャップ)がある。本実施例において、その
ノズルギャップの長さはYノズルグループ209とMノ
ズルグループ210との間、及び、Mノズルグループ2
10とCノズルグループ211との間でそれぞれ8ノズ
ル、Cノズルグループ211とKノズルグループ212
との間で16ノズル(ここでは、1ドット1ノズル)で
ある。これらノズルの各々には、ノズルに連通するイン
ク液路が設けられており、これらのインク液路の後方部
位には、それらの液路にインクを提供するためのインク
カートリッジが装着される。
【0020】ノズルの各々に対応するインク液路には、
これらのノズルからインク滴を吐出するために利用する
熱エネルギーを発生する電気熱変換体や、これに電力を
提供するための電極配線が設けられている。これらの電
気熱変換体や電極配線は、シリコン等からなる基板20
1に成膜技術によって形成されている。さらに基板20
1上に、樹脂やガラス材よりなる隔壁や天板等が積層さ
れることによって、上記のノズル、インク液路、及び共
通液室が構成される。基板201の後方には、上記電気
熱変換体を記録信号に基づいて駆動するための駆動回路
がプリント基板202の形態で設けられている。
【0021】基板201及び202は、同一のアルミプ
レート203に固定されている。インクカートリッジ1
10及び111は、アルミプレート203にほぼ沿うよ
うにカートリッジガイド103内に挿入され、そしてア
ルミプレート203に沿って突き出たパイプ204〜2
07に接続される。パイプ204はイエロ用、パイプ2
05はマゼンタ用、パイプ206はシアン用、パイプ2
07はブラック用である。パイプ204〜207は、基
板と直交する方向に延在するプラスチック部材(「ディ
ストリビュータ」とも称される)208から突き出てお
り、それぞれのパイプ204〜207は、プラスチック
部材1208内の流路を通して対応する吐出口グループ
(イエロ,マゼンタ,シアン,ブラック)の共通液室に
連通している。
【0022】さて、図3に示したような構成の縦並び構
成の記録ヘッドを用いてマルチスキャンを行ないながら
カラー記録を実行するとき、図4に示すように、通常の
記録動作では記録ヘッドの1回走査完了ごとに、記録用
紙を副走査方向に各ノズルグループの長さ、即ち、24
ノズル分搬送し、次の記録動作に移る。また、カラー記
録のときには、Kノズルグループ212はCノズルグル
ープ側の24個のノズルが用いられる。
【0023】図5は本実施例に従う制御回路の機能構成
を示すブロック図である。図5において、302はイン
タフェース170でホストから受け取ったデータを格納
するゲートアレイ174の所定の領域に割り当てられた
受信バッファである。また、文字コードを文字パターン
に展開するための文字フォントを格納するCGフォント
部305はROM172の所定領域に割り当てられ、テ
キストバッファ304、ドットパターンメモリ307に
はDRAM173の所定領域が割当られる。さらに、記
録部311は、図1に示した各部及び図2に示した各種
ドライバ175〜177、記録ヘッド102、各種モー
タ178〜179によって実現される。
【0024】さらに図5において、これら以外の各部は
MPU171がROM172に格納された制御プログラ
ムをDRAM173の作業領域を用いて実行することに
より実現される機能である。即ち、コマンド解析部30
3は、ホストから送られた制御コード,文字コード,ド
ットパターン等を解析し、文字パターンの場合にはテキ
ストバッファ304にテキスト情報の形にして格納し、
ドットパターンの場合には描画処理部306に直接デー
タを受け渡す。描画処理部306では、テキストバッフ
ァ304中のテキスト情報とCGフォント部305のC
Gフォントを参照し印刷されるべき文字パターンに展開
し、この文字パターンやコマンド解析部303からのド
ットパターンをドットパターンメモリ307に出力す
る。ドットパターンメモリ307は前記文字パターンや
ドットパターンを格納する印字バッファとして用いら
れ、描画処理部306により描画された文字パターンあ
るいはドットパターンが格納される。ドットパターンメ
モリ307は細かく分割され、複数の印字バッファから
構成される。
【0025】画像データ判定部308は、描画処理部3
06によって解析される制御コードの解析結果に従って
画像データを調べ、ラスタ単位でカラーデータが同一の
場合は、その旨を同一画像データ格納処理部309を用
いて、ドットパターンメモリ307に格納する。記録制
御部310は、実際に記録用紙などの記録媒体に記録を
行なう記録部311の記録動作等を制御する。
【0026】図6はY(イエロ),M(マゼンタ),C
(シアン),K(ブラック)それぞれのインクを吐出す
るノズルグループを縦並び構成とした記録ヘッドのノズ
ルグループと印字バッファと印字ポインタとの関連を示
す図であり、図6(a)が従来例に従う関連を示す図、
図6(b)が本実施例に従う関連を示す図である。図6
において、401は縦並び構成の記録ヘッドのノズルグ
ループ全体、403はドットパターンメモリ307内の
イエロデータを格納する印字バッファ、404はドット
パターンメモリ307内のマゼンタデータを格納する印
字バッファ、405、410はイエロデータの印字ポイ
ンタ、406、411はマゼンタデータの印字ポイン
タ、408はイエロ,マゼンタの共通データを格納する
共通印字バッファ、409は記録ヘッドへのデータ転送
時に何回目の走査であるかの判定を行うためのステータ
スフラグを格納するフラグ格納領域である。
【0027】ここでは、例として、赤(YとMの合成)
で、記録ヘッドの主走査方向への1走査によって1ノズ
ルグループで記録される領域全体にわたって、記録する
場合を考える。
【0028】従来例では、図6(a)に示すように、M
のインクでの記録とYのインクでの記録のために別々の
印字バッファ403、404を確保し、それらの領域ア
ドレスを指す2つの印字ポインタ405、406を用い
ていた。
【0029】一方、本実施例では、上述の条件のように
同一のデータ(ここではY成分データとM成分データが
同じ値をもつ)が主走査方向全体にわたる場合、図6
(b)に示すように、共通印字バッファ408にYとM
成分共通のデータを格納する。そして、ステータスフラ
グ409にはいくつの色成分のデータが共通であるかを
示す値(ここでは、“2”)をセットする。また、印字
ポインタ410、411はこの場合、共通のアドレスを
指す。
【0030】このステータスフラグ409の値は各ノズ
ルグループによる記録動作が終了するたびごとにデクリ
メント(−1)され、その値が“0”になるとすべての
記録動作が終了し、共通印字バッファ408が解放され
る。
【0031】従って、本実施例では1ノズルグループ
分、即ち、1回の走査によって記録される24ノズル分
の記録データを格納する印字バッファが印字バッファ制
御の単位となる。
【0032】次に、図7に示すフローチャートを参照し
て本実施例の記録動作制御について説明する。ここで
は、説明を簡単にするために、ホストからの転送データ
はキャラクタコード又はドットパターンであるとし、そ
のデータの出力色を指示するコマンドが同時に転送され
てくるとする。
【0033】まずステップS501では、ホストからの
転送データを受信し、ステップS502では受信バッフ
ァ502へその受信データを一時格納する。ステップS
503ではコマンド解析部303が実行する受信データ
の解析結果を描画処理部306を経て画像データ判定部
308が受取り、受信データの記録動作にあたり記録ヘ
ッドの主走査方向への1走査によって1ノズルグループ
で記録される領域全体にわたって、同一のデータを異な
る複数色のインクを用いて記録するかどうかを調べる。
【0034】ここで、同一データを異なるインクで記録
する場合には、処理はステップS504に進み、ステー
タスフラグ409にいくつの色成分のデータが共通であ
るかを示す値、言い換えると、同一データを用いて何回
記録動作を行なうかを示す値をセットし、さらに、ステ
ップS505では図6(b)で示したような共通印字バ
ッファにそのデータを格納する。これに対して、受信デ
ータを1つの色のインクで記録する場合には、処理はス
テップS506に進み、図6(a)で示したような従来
例のように、それぞれのノズルグループに対応した別々
の印字バッファにデータを格納する。
【0035】さらにステップS507では、格納された
データを用いた記録動作を行ない、ステップS508で
は1ページ分のデータ転送と記録動作が終了したかどう
かを判定する。ここで、1ページ分のデータ転送と記録
動作が終了したなら処理は終了し、終了していない場合
には処理はステップS501に戻って、記録動作を続行
する。
【0036】従って本実施例に従えば、縦並び構成の記
録ヘッドを用いてカラー記録を行なう場合に、ノズルグ
ループ単位にその領域が同一データを用いて複数の色の
インクによって記録される領域であるかどうかを調べ、
同一データを用いて複数の色のインクによって記録され
る領域であるなら、そのデータを異なるノズルグループ
による記録動作に用いることができるよう、共通印字バ
ッファを異なるノズルグループに割り付けることができ
る。これによって、同じデータを複数の印字バッファに
格納することがなくなりメモリの効率的な利用が図られ
ることになる。
【0037】[第2実施例(図8〜図9)]図8はカラ
ープリント可能な本実施例に従う横並び構成の記録ヘッ
ド102を記録用紙106側から、及び、その後面から
眺めた外観斜視図である。図8(a)が記録用紙106
側から眺めた図であり、図8(b)が記録ヘッド102
を後面から眺めた図である。図8(a)が示すように、
記録ヘッド102には主走査方向にイエロ(Y)、マゼ
ンタ(M)、シアン(C)、及び、ブラック(K)のイ
ンク吐出ノズル709〜712が横並びに配されてい
る。また、ノズルグループ709〜712は各々、イエ
ロ(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック
(K)各々のインク吐出のために、それぞれ64個のノ
ズルを持っている。これらノズルの各々には、ノズルに
連通するインク液路が設けられており、これらのインク
液路の後方部位には、それらの液路にインクを提供する
ためのインクカートリッジが装着される。
【0038】ノズルの各々に対応するインク液路には、
これらのノズルからインク滴を吐出するために利用する
熱エネルギーを発生する電気熱変換体や、これに電力を
提供するための電極配線が設けられている。これらの電
気熱変換体や電極配線は、シリコン等からなる基板70
1に成膜技術によって形成されている。さらに基板70
1上に、樹脂やガラス材よりなる隔壁や天板等が積層さ
れることによって、上記のノズル、インク液路、及び共
通液室が構成される。基板701の後方には、上記電気
熱変換体を記録信号に基づいて駆動するための駆動回路
がプリント基板702の形態で設けられている。
【0039】基板701及び702は、同一のアルミプ
レート703に固定されている。インクカートリッジ1
10及び111は、アルミプレート703にほぼ沿うよ
うにカートリッジガイド103内に挿入され、そしてア
ルミプレート703に沿って突き出たパイプ704〜7
07に接続される。パイプ704はイエロ用、パイプ7
05はマゼンタ用、パイプ706はシアン用、パイプ7
07はブラック用である。パイプ704〜707は、基
板と直交する方向に延在するプラスチック部材(「ディ
ストリビュータ」とも称される)708から突き出てお
り、それぞれのパイプ704〜707は、プラスチック
部材708内の流路を通して対応する吐出口グループ
(イエロ,マゼンタ,シアン,ブラック)の共通液室に
連通している。
【0040】なお本実施例における従う制御回路の機能
構成は概念的には第1実施例と同様であるので説明を省
略し、以下の説明で機能構成要素に言及する場合には、
第1実施例で説明した図5に示す参照番号を用いること
とする。
【0041】次に、図9に示すY(イエロ),M(マゼ
ンタ),C(シアン),K(ブラック)それぞれのイン
クを吐出するノズルグループを横並び構成とした記録ヘ
ッドのノズルグループと印字バッファと印字ポインタと
の関連図を参照して、本実施例に従う印字バッファの制
御について説明する。
【0042】図9において、図9(a)が従来例に従う
関連を示す図、図9(b)が本実施例に従う関連を示す
図である。さらに図9において、401は横並び構成の
記録ヘッドのノズルグループ全体、903はドットパタ
ーンメモリ307内のイエロデータを格納する印字バッ
ファ、904はドットパターンメモリ307内のマゼン
タデータを格納する印字バッファ、905、910はイ
エロデータの印字ポインタ、906、911はマゼンタ
データの印字ポインタ、908はイエロ,マゼンタの共
通データを格納する共通印字バッファである。
【0043】ここでは、第1実施例と同様に、赤(Yと
Mの合成)で、記録ヘッドの主走査方向への1走査によ
って1ノズルグループで記録される領域全体にわたっ
て、記録する場合を考える。
【0044】従来例では、図9(a)に示すように、M
のインクでの記録とYのインクでの記録のために別々の
印字バッファ903、904を確保し、それらの領域ア
ドレスを指す2つの印字ポインタ905、906を用い
ていた。
【0045】一方、本実施例では、上述の条件のように
同一のデータ(ここではY成分データとM成分データが
同じ値をもつ)が主走査方向全体にわたる場合、図9
(b)に示すように、共通印字バッファ908にYとM
成分共通のデータを格納する。そして、印字ポインタ9
10、911はこの場合、共通のアドレスを指す。
【0046】以上のような印字バッファをもつ本実施例
の記録動作制御は、基本的には第1実施例とほぼ同様な
処理となる。ただ本実施例の場合は、1回の走査によっ
て、すべてのインクによる記録動作が終了するので、図
7のステップS504に示す様なフラグ制御は不要であ
る。
【0047】従って本実施例に従えば、横並び構成の記
録ヘッドを用いてカラー記録を行なう場合でも、ノズル
グループ単位にその領域が同一データを用いて複数の色
のインクによって記録される領域であるかどうかを調
べ、同一データを用いて複数の色のインクによって記録
される領域であるなら、そのデータを異なるノズルグル
ープによる記録動作に用いることができるよう、共通印
字バッファを異なるノズルグループに割り付けることが
できる。これによって、同じデータを複数の印字バッフ
ァに格納することがなくなりメモリの効率的な利用が図
られる。
【0048】[第3実施例(図10〜図13)]ここで
は、第1実施例で説明した縦並び構成の記録ヘッドを用
いて、高品位な記録(ファインモード印刷)を行なう場
合について説明する。このモードでの印刷は、ホストか
ら送られる制御コードに設定されているコマンドによっ
て指示される。また本実施例ではドットパターンメモリ
307を複数に分割して構成される各印字バッファの大
きさを副走査方向に8ドット、主走査方向に記録密度3
60DPIでA4サイズの横幅(210mm)に記録す
るために必要な容量、即ち、3Kバイトとする。
【0049】図10は本実施例に従う制御回路の機能構
成を示すブロック図である。図10において、第1実施
例の図5で説明したと同じ構成要素に同じ参照番号を付
し説明を省略する。記録媒体制御部610は、ファイン
モード印刷のとき、コマンド解析部303からの解析結
果と記録制御部310からの記録ヘッドの動作指示とに
基づいて、記録ヘッドの1回の走査が完了した時の記録
媒体の搬送量を制御する。即ち、第1実施例で説明した
ような通常の記録動作の場合には記録ヘッドの1回走査
完了時の記録媒体の搬送量は記録ヘッドの1ノズルグル
ープに相当する24ノズル分の長さであったが、ファイ
ンモード印刷のときは、記録ヘッドの1回走査完了時の
記録媒体の搬送量は8ノズルに相当する長さとなる。こ
の制御信号がモータドライバ176に送られ、その搬送
量に見合うだけ搬送モータ178が駆動される。
【0050】従って、ファインモードによるカラー記録
を実行するとき、記録ヘッドの1回走査完了ごとに記録
用紙を副走査方向に各ノズルグループの長さの1/3、
即ち、8ノズル(8ドット)分搬送し、次の記録動作に
移る。このように、記録用紙の搬送量を8ドットとする
ことにより、1走査当たりに記録されるデータ量は1印
字バッファ分となるので、記録用紙の搬送タイミングに
よる印字バッファの解放などのメモリ管理が容易に行え
る様になる。
【0051】図11は本実施例に従う記録動作を行うた
めのY(イエロ),M(マゼンタ),C(シアン),K
(ブラック)それぞれのインクを吐出するノズルグルー
プを縦並び構成とした記録ヘッドのノズルグループと印
字バッファとの関連を示す図である。図11において、
701は縦並び構成の記録ヘッドのノズルグループ全体
を示す。すでに説明し、また、図11にも示されている
各ノズルグループのノズル数からすれば、同じ領域に同
一のデータを用いて異なるインクを用いて記録動作を行
なわないならば、YMCノズルグループ209〜211
にはそれぞれ3つの印字バッファからなる印字バッファ
グループ702〜704が対応する。また、カラー記録
を行なう場合、Kノズルグループ212はCノズルグル
ープ211に近い側の24ノズルのみが用いられるので
Kノズルグループ212にも3つの印字バッファからな
る印字バッファグループ705が対応する。
【0052】なお、本実施例では記録ヘッドの1回の走
査により8ノズル分(1印字バッファ分)の領域に記録
動作が行なわれるので、印字バッファ管理は、各印字バ
ッファを単位として行なわれる。
【0053】次に、図12〜図13に示すY(イエ
ロ),M(マゼンタ),C(シアン),K(ブラック)
それぞれのインクを吐出するノズルグループを横並び構
成とした記録ヘッドのノズルグループと印字バッファと
印字ポインタとの関連図を参照して、本実施例に従う印
字バッファの制御について説明する。図12が従来例に
従う関連を示す図、図13が本実施例に従う関連を示す
図である。
【0054】図12〜図13において、702a、70
2b、702cは各々印字バッファグループ702を構
成する3つの印字バッファ(bufY1、bufY2、
bufY3)のアドレスを指示するイエロデータの印字
ポインタであり、703a、703b、703cは各々
印字バッファグループ703を構成する3つの印字バッ
ファ(bufM1、bufM2、bufM3)のアドレ
スを指示するマゼンタデータの印字ポインタである。
【0055】ここでは、例として、赤(YとMの合成)
で、記録ヘッドの主走査方向への1走査によって1ノズ
ルグループで記録される領域全体にわたって、記録する
場合を考える。
【0056】従来例では、図12に示すように、Mのイ
ンクでの記録とYのインクでの記録のために別々の印字
バッファグループ702、703を確保し、それらのグ
ループを構成する1つ1つの印字バッファのアドレスを
指す6つの印字ポインタ702a〜702c、703a
〜703cを用いていた。
【0057】一方、本実施例では、上述の条件のように
同一のデータ(ここではY成分データとM成分データが
同じ値をもつ)が主走査方向全体にわたる場合、図13
に示すように、共通印字バッファとして、印字バッファ
グループ702にYとM成分共通のデータを格納する。
そして、印字ポインタ702a〜702cと印字ポイン
タ703a〜703cはこの場合、共通のアドレスを指
す。
【0058】また、それぞれの印字バッファ内には第1
実施例で説明したと同様なステータスフラグが設けられ
る。
【0059】以上のような印字バッファをもつ本実施例
の記録動作制御は、基本的には第1実施例とほぼ同様な
処理となる。ただ本実施例の場合は、図7のステップS
503の処理が1印字バッファ単位となる点と、1回の
走査終了ごとの記録用紙の搬送量が異なる。
【0060】従って本実施例に従えば、縦並び構成の記
録ヘッドを用いてファインモード印刷によってカラー記
録を行なう場合でも、印字バッファ単位にその領域が同
一データを用いて複数の色のインクによって記録される
領域であるかどうかを調べ、同一データを用いて複数の
色のインクによって記録される領域であるなら、そのデ
ータを異なるノズルグループによる記録動作に用いるこ
とができるよう、共通印字バッファを異なるノズルグル
ープに割り付けることができる。これによって、同じデ
ータを複数の印字バッファに格納することがなくなりメ
モリの効率的な利用が図られることになる。
【0061】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でも、インク吐出を行わせるために利用されるエネル
ギーとして熱エネルギーを発生する手段(例えば電気熱
変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギーにより
インクの状態変化を生起させる方式のプリント装置につ
いて説明したが、かかる方式によれば記録の高密度化、
高精細化が達成できる。
【0062】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて膜沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0063】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0064】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれ
るものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、
共通するスロットを電気熱変換体の吐出部とする構成を
開示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開口を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59−138461号公報に基づいた構
成としても良い。
【0065】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。
【0066】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けら
れたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いてもよい。
【0067】また、本発明の記録装置の構成として設け
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定にでき
るので好ましいものである。これらを具体的に挙げれ
ば、記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニ
ング手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるい
はこれとは別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせに
よる予備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モ
ードを行うことも安定した記録を行うために有効であ
る。
【0068】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。
【0069】以上説明した本発明実施例においては、イ
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであっても、室温で軟化もしくは液化する
ものを用いても良く、あるいはインクジェット方式では
インク自体を30°C以上70°C以下の範囲内で温度
調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように
温度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付
与時にインクが液状をなすものであればよい。
【0070】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、
またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し
加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれに
しても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってイ
ンクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒
体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。この
ような場合インクは、特開昭54−56847号公報あ
るいは特開昭60−71260号公報に記載されるよう
な、多孔質シート凹部または貫通孔に液状または固形物
として保持された状態で、電気熱変換体に対して対向す
るような形態としてもよい。本発明においては、上述し
た各インクに対して最も有効なものは、上述した膜沸騰
方式を実行するものである。
【0071】さらに加えて、本発明に係る記録装置の形
態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力
端末として一体または別体に設けられるものの他、リー
ダ等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有
するファクシミリ装置の形態を取るものであっても良
い。
【0072】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用して、良いし、1つの機器から成る装置
に適用しても良い。また、本発明はシステム或は装置に
プログラムを供給することによって達成される場合にも
適用できることは言うまでもない。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、記
録ヘッドによる記録色が、入力されたカラー記録データ
の複数の色成分のいくつかを共通としても記録できる色
である場合は、前記共通となる色成分のいづれか1つの
色成分のデータのみを記憶手段に格納するので、効率的
に記憶手段を用いることができ、記憶されるカラー記録
データに冗長な部分がなくなり、限られた容量の記憶手
段を有効に割り振ってカラー記録を行なうことが可能に
なるという効果がある。
【0074】これによって、メモリの有効利用が図ら
れ、装置のコスト削減にも資することになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1〜3実施例で共通に用いられるイ
ンクジェットカラープリンタの外観斜視図である。
【図2】インクジェットプリンタの制御回路の構成を示
すブロック図である。
【図3】第1実施例に従うカラープリント可能な縦並び
構成の記録ヘッド102を前面及び後面から眺めた外観
斜視図である。
【図4】通常の記録動作における記録ヘッドの1回ごと
の走査と記録用紙の搬送量との関係を示す図である。
【図5】第1実施例に従う制御回路の機能構成を示すブ
ロック図である。
【図6】第1実施例に従うノズルグループと印字バッフ
ァと印字ポインタとの関連を示す図である。
【図7】第1実施例に従う記録動作制御を示すフローチ
ャートである。
【図8】第2実施例に従うカラープリント可能な縦並び
構成の記録ヘッド102を前面及び後面から眺めた外観
斜視図である。
【図9】第2実施例に従うノズルグループと印字バッフ
ァと印字ポインタとの関連を示す図である。
【図10】第3実施例に従う制御回路の機能構成を示す
ブロック図である。各色成分データに対応する印字バッ
ファの必要量を示す図である。
【図11】第3実施例に従う印字バッファ制御を行なう
ための印字バッファとノズルグループとの関係を概略的
に示す図である。
【図12】従来のファインモード印刷時におけるノズル
グループと印字バッファと印字ポインタとの関連を示す
図である。
【図13】第3実施例に従うファインモード印刷時にお
けるノズルグループと印字バッファと印字ポインタとの
関連を示す図である。
【符号の説明】
101 キャリッジ 102 記録ヘッド 103 カートリッジガイド 104〜105 ガイドレール 106 記録用紙 107 補助ローラ 108 搬送ローラ 109 無端ベルト 110〜111 インクカートリッジ 170 インタフェース 171 MPU 172 ROM 173 DRAM 174 ゲートアレイ 175 ヘッドドライバ 176〜177 モータドライバ 178 搬送モータ 179 キャリアモータ 201〜202、701〜702 基板 203、703 アルミプレート 204〜207、704〜707 インクパイプ 208、708 プラスチック部材 302 受信バッファ 303 コマンド解析部 304 テキストバッファ 305 CGフォント部 306 描画処理部 307 ドットパターンメモリ 308 画像データ判定部 309 同一画像データ格納処理部 310 記録制御部 311 記録部 403、903 イエロデータの印字バッファ 404、904 マゼンタデータの印字バッファ 405、410、905、910 イエロの印字ポイン
タ 406、411、906、911 マゼンタの印字ポイ
ンタ 408、908 Y,M共通印字バッファ 409 ステータスフラグ 610 記録媒体搬送制御部 701 縦並びヘッドのノズルグループ全体 702〜705 印字バッファグループ 702a〜702c イエロの印字ポインタ 703a〜703c マゼンタの印字ポインタ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録ヘッドによって複数色の記録剤を用
    いて記録媒体にカラー記録を行なう記録装置であって、 外部装置からカラー記録データを入力する入力手段と、 前記記録媒体を所定の搬送方向に搬送する搬送手段と、 前記記録ヘッドを前記搬送手段による搬送方向とは直角
    の方向に走査する走査手段と、 前記カラー記録データを各色成分ごとに別々の領域に格
    納する記憶手段と、 前記記憶手段に格納された前記カラー記録データを前記
    記録ヘッドによって記録するよう制御する記録制御手段
    と、 前記記録ヘッドによる記録色が、前記カラー記録データ
    の複数の色成分のいくつかを共通としても記録できる色
    である場合は、前記共通となる色成分のいづれか1つの
    色成分のデータを前記記憶手段に格納するよう制御する
    記憶制御手段とを有することを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記記録ヘッドは複数の記録要素が前記
    搬送手段による搬送方向に配列され、前記複数の記録要
    素は前記記録剤の数の要素グループに分割されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記複数色の記録剤は、イエロ、マゼン
    タ、シアン、ブラックのインクであり、前記要素グルー
    プ各々は、イエロ、マゼンタ、シアン、ブラックのイン
    クを用いて記録を行なうことを特徴とする請求項2に記
    載の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記カラー記録データの各成分が格納さ
    れる前記記憶手段の各色成分ごとのアドレス領域を示す
    複数のアドレス手段をさらに有することを特徴とする請
    求項1に記載の記録装置。
  5. 【請求項5】 前記複数のアドレス手段は、前記記憶制
    御手段の制御に従って、前記共通となる色成分のいづれ
    か1つの色成分のデータが前記記憶手段に格納された場
    合には、前記共通となる色成分が格納された共通のアド
    レス領域を示すことを特徴とする請求項4に記載の記録
    装置。
  6. 【請求項6】 前記記憶制御手段が制御する前記記憶手
    段の格納領域の制御単位は、前記要素グループ1つを構
    成する記録要素の数に依存することを特徴とする請求項
    2に記載の記録装置。
  7. 【請求項7】 前記記録ヘッドは、複数の記録要素を前
    記搬送手段による搬送方向に配列して1要素グループと
    し、該要素グループを前記記録剤の数だけ前記走査手段
    による走査方向に配列することを特徴とする請求項1に
    記載の記録装置。
  8. 【請求項8】 前記要素グループを複数に分割する分割
    手段と、 前記分割手段によって分割された要素グループ1つに対
    応する記録要素が記録する領域に対応する長さづつ、前
    記記録媒体を搬送するよう前記搬送手段を制御する搬送
    制御手段とをさらに有することを特徴とする請求項7に
    記載の記録装置。
  9. 【請求項9】 前記記憶制御手段が制御する前記記憶手
    段の格納領域の制御単位は、前記分割手段によって分割
    された要素グループ1つが含む記録要素の数に依存する
    ことを特徴とする請求項8に記載の記録装置。
  10. 【請求項10】 前記記録ヘッドは、インクを吐出して
    記録を行うインクジェット記録ヘッドであることを特徴
    とする請求項1に記載の記録装置。
  11. 【請求項11】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを利
    用してインクを吐出する記録ヘッドであって、インクに
    与える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー変換
    体を備えていることを特徴とする請求項1に記載の記録
    装置。
  12. 【請求項12】 記録ヘッドによって複数色の記録剤を
    用いて記録媒体にカラー記録を行なう記録方法であっ
    て、 外部装置からカラー記録データを入力する入力工程と、 前記カラー記録データを各色成分ごとに記憶媒体の別々
    の領域に格納する記憶工程と、 前記記録媒体を所定の搬送方向に搬送させ、前記記録ヘ
    ッドを前記所定の搬送方向とは直角の方向に走査して、
    前記カラー記録データを前記記録ヘッドによって記録す
    る記録工程と、 前記記録ヘッドによる記録色が、前記カラー記録データ
    の複数の色成分のいくつかを共通としても記録できる色
    である場合は、前記共通となる色成分のいづれか1つの
    色成分のデータを前記記憶媒体の共通領域に格納するよ
    う制御する制御工程とを有することを特徴とする記録方
    法。
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