JP3530671B2 - 記録装置及びその方法 - Google Patents

記録装置及びその方法

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JP3530671B2
JP3530671B2 JP04918396A JP4918396A JP3530671B2 JP 3530671 B2 JP3530671 B2 JP 3530671B2 JP 04918396 A JP04918396 A JP 04918396A JP 4918396 A JP4918396 A JP 4918396A JP 3530671 B2 JP3530671 B2 JP 3530671B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録ヘッドを主走
査方向に走査しながら、記録媒体に記録を行う記録装置
及びその方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】記録ヘッドを搭載したキャリッジをその
移動方向(主走査方向)に移動させながら記録動作を行
う従来のシリアルプリンタは、主走査方向には記録用紙
の幅以上の、記録用紙の搬送方向(副走査方向)には記
録ヘッドの記録幅と同じ幅、或いは記録ヘッドの幅以上
の記録データを格納する記憶領域をもつバッファメモリ
を持っていた。
【0003】そして、そのバッファメモリに格納された
記録データを記録ヘッドに転送しながら同時に記録ヘッ
ドを主走査方向へ走査することで、記録用紙へ記録を行
っていた。また、通常の記録速度をもったシリアルプリ
ンタにおいては、上述のバッファメモリを1つ備えてい
るが、高速記録を目的としたプリンタでは、上述のバッ
ファメモリを2つ以上備え持ち、一方のバッファメモリ
からのデータを読み出して行う記録動作と同時に次の記
録動作に必要な記録データを先行して他方のバッファメ
モリに展開し、これら2つのバッファメモリを交互に使
用することで記録速度の向上を図っていた。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来の記録装置において、複数のバッファメモリに記
録データを展開する場合において、そのバッファメモリ
の副走査方向のサイズと、バッファメモリに展開してい
く記録データの副走査方向のサイズが同じである場合
に、そのサイズで割り切れない副走査方向のサイズを持
つ記録データが存在すると、そのサイズで割り切れない
余りのサイズに応じて、バッファメモリの記憶領域が途
中までしか使われない。そのため、以下、展開していく
記録データは、そのバッファメモリの記憶領域の途中か
ら展開されるように、記録データをシフトさせながら展
開しなけらばならず、記録データのバッファメモリへの
展開処理時間の遅延が発生していた。また、バッファメ
モリを効率的に利用できていなかった。
【0005】また、記録データをバッファメモリへ展開
する場合は、記録媒体に記録されない記録データ(通常
「0」)と実際に記録される意味のある記録データとを
区別することなくバッファメモリに展開していた。その
ため、その分だけ、記録データのバッファメモリへの展
開処理時間の遅延が発生していた。また、バッファメモ
リを効率的に利用できていなかった。
【0006】更に、これを、カラープリンタに適用すれ
ば、インクなどの記録剤の色の数(通常、C(シア
ン)、M(マゼンタ)、Y(イエロ)、K(黒)の4
色)に比例して、複数のバッファメモリの搭載が必要と
なっていた。このようなバッファメモリへの展開処理時
間の遅延とバッファメモリの利用の非効率化は、プリン
タ全体の処理効率を引き下げると共にコストの上昇にな
ってしまい、性能の向上とコストの低減が望まれてい
た。
【0007】本発明は上記の問題点に鑑みてみなされた
ものであり、トータルスループットを向上し、記録のた
めに備えるバッファメモリの容量を効率的に利用するこ
とができ、バッファメモリの容量を少なくすることもで
きる記録装置及びその方法を提供することを目的として
いる。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明による記録装置は以下の構成を備える。即
ち、記録ヘッドを主走査方向に走査しながら記録媒体に
記録を行う走査記録と、記録媒体を副走査方向へ搬送す
る動作とを行う記録装置であって、記録データを入力す
るインターフェースと、前記インターフェースにより入
力された記録データに基づいて展開された記録パターン
データであって、前記記録ヘッドの複数回の走査記録に
対応する記録パターンデータを記憶するバッファと、前
記記録パターンデータの前記副走査方向に対するサイズ
と、走査記録後の前記記録媒体の搬送に関する前記副走
査方向の長さを示す改行データとを、前記バッファに記
憶された前記記録ヘッドの走査記録毎の前記記録パター
ンデータに対応させて格納する管理テーブルと、前記記
録ヘッドの前記主走査方向への走査中に、前記バッファ
に記憶された記録パターンデータを前記記録ヘッドへ転
送して記録を行う記録手段と、前記記録手段による前記
記録ヘッドの1回の走査記録の終了後、前記管理テーブ
ルに格納された前記改行データに従って前記記録媒体を
搬送する搬送手段とを備え、前記バッファへ、各走査記
録において記録されない前記副走査方向に連続する空白
部分のデータを除いた、展開された前記記録パターンデ
ータのみを記憶する
【0009】上記の目的を達成するための本発明の他の
構成による記録装置は以下の構成を備える。即ち、記録
ヘッドを主走査方向に走査しながら記録媒体に記録を行
う走査記録と、記録媒体を副走査方向へ搬送する動作と
を行う記録装置であって、記録データを入力するインタ
ーフェースと、前記走査記録において前記記録ヘッドへ
転送するために、前記記録データを展開して得られる記
録パターンデータを記憶するバッファと、前記バッファ
に記憶される前記記録パターンデータによって記録され
るエリアを示す、前記記録パターンデータの前記主走査
方向における記録開始位置、記録を行うエリアの前記主
走査方向における長さに対応するドット数、及び、前記
エリアの記録後に行う記録媒体の搬送量を示す情報から
なるエリア情報を、前記エリア毎に対応させて格納する
管理テーブルと、前記インターフェースにより入力され
た記録データを前記記録パターンデータに展開し、記録
を行うエリアのみに対応する前記記録パターンデータ
を、前記バッファに記憶させるとともに、前記記録を行
うエリアの前記記録パターンデータに対応する前記エリ
ア情報を前記エリア毎に前記管理テーブルに格納する制
御手段と、前記記録ヘッドの前記主走査方向への走査中
に、前記バッファに記憶された記録パターンデータを前
記エリア情報に従って前記記録ヘッドへ転送して記録を
行う記録手段と、前記記録を行うエリアの前記記録パタ
ーンデータを記録した後に行う前記記録媒体の搬送を、
前記エリア情報に従って行う搬送手段とを備える。
【0010】上記の目的を達成するための本発明による
記録方法は以下の構成を備える。即ち、記録ヘッドを主
走査方向に走査しながら記録媒体に記録を行う走査記録
と、記録媒体を副走査方向へ搬送する動作とを行う記録
装置における記録方法であって、記録データを入力する
入力工程と、前記入力工程により入力された記録データ
を展開して得られる記録パターンデータであって、前記
記録ヘッドの複数回の走査記録に対応する記録パターン
データを、各走査記録において記録されない前記副走査
方向に連続する空白部分のデータを除いてバッファに記
憶する記憶工程と、前記記録パターンデータの前記副走
査方向に対するサイズと、走査記録後の前記記録媒体の
搬送に関する前記副走査方向の長さを示す改行データと
を、前記バッファに記憶された前記記録ヘッドの走査記
録毎の前記記録パターンデータに対応させて管理テーブ
ルに格納する格納工程と、前記記録ヘッドの前記主走査
方向への走査中に、前記記憶工程で前記バッファに記憶
された記録パターンデータを前記記録ヘッドへ転送して
記録を行う記録工程と、前記記録工程による前記記録ヘ
ッドの1回の走査記録の終了後、前記格納工程において
前記管理テーブルに格納された前記改行データに従って
前記記録媒体を搬送する搬送工程と、からなる。
【0011】上記の目的を達成するための本発明の他の
構成による記録方法は以下の構成を備える。即ち、記録
ヘッドを主走査方向に走査しながら記録媒体に記録を行
う走査記録と、記録媒体を副走査方向へ搬送する動作と
を行う記録装置における記録方法であって、記録データ
を入力する入力工程と、前記入力工程において入力され
た記録データを、前記記録ヘッドにより記録を行うため
の記録パターンデータに展開する展開工程と、前記展開
工程において展開された前記記録パターンデータのうち
記録を行うエリアのみに対応する前記記録パターンデー
タを、前記記録ヘッドで転送するためのバッファに記憶
させるとともに、前記記録を行うエリアを示す前記記録
パターンデータの前記主走査方向における記録開始位
置、記録を行うエリアの前記主走査方向における長さに
対応するドット数、及び、前記エリアの記録後に行う記
録媒体の搬送量を示す情報からなるエリア情報を、前記
エリア毎に対応させて管理テーブルに格納する工程と、
前記記録ヘッドを前記主走査方向へ走査して、前記バッ
ファに記憶された前記記録パターンデータと前記管理テ
ーブルに格納された前記エリア情報に従って記録媒体に
記録を行う記録工程と、記録を行うエリアの前記記録パ
ターンデータに従って記録を行った後、前記管理テーブ
ルに格納された前記エリア情報が示す搬送量に応じて前
記記録媒体を搬送する搬送工程と、からなる。
【0012】
【発明の実施の形態】以上の構成により、本発明は、記
録ヘッドを主走査方向に走査しながら、記録媒体に記録
を行う記録装置において、行間データを含む記録データ
を入力し、入力された記録データに基づく、記録ヘッド
の複数走査分の記録パターンデータを記憶する。そし
て、記録ヘッドを走査して、記憶された記録パターンデ
ータに従って記録し、1走査記録の終了後、行間データ
に従って記録媒体を搬送する。
【0013】ここで、記録装置は、記録データをフォン
トデータを参照してパターン展開し、パターン展開した
記録パターンデータを記憶する。また、記録装置は、記
録ヘッドの記録幅と、記憶する記録パターンのデータ幅
が対応している。また、記録パターンデータのサイズ
と、前記行間データに基づく搬送データを格納する複数
の欄から構成されている管理テーブルを更に備える。
【0014】また、管理テーブルを構成する各欄には固
有の識別番号が付加されており、管理テーブルは、入力
される記録データの内容に従って、順次獲得される記録
パターンデータのサイズと、行間データに基づく搬送デ
ータを、識別番号が示す順序に従って各欄に格納する。
また、管理テーブルを構成する各欄の識別番号が示す順
序に従って各欄を参照し、記録パターンデータのサイズ
を参照する場合は、該サイズに基づいて記憶される記録
パターンデータを読み出し、該記録パターンデータを記
録ヘッドによって記録媒体に記録し、あるいは搬送デー
タを参照する場合は、該搬送データのサイズだけ記録媒
体を搬送する。
【0015】また、他の構成により、本発明は、記録ヘ
ッドを主走査方向に走査しながら、記録媒体に記録を行
う記録装置において、少なくとも記録ヘッドの1走査分
の記録パターンデータと該記録パターンが存在するエリ
アを示すエリア情報を含む記録データを入力し、入力さ
れた記録データに基づく、記録ヘッドの少なくとも1走
査分の記録パターンデータを記憶する。記録ヘッドを走
査して、記憶された記録パターンデータとエリア情報に
従って記録する。1走査記録の終了後、記録ヘッドの記
録幅に応じて記録媒体を搬送する。
【0016】ここで、エリア情報は、記録パターンデー
タの記録開始位置、ドット数、1走査内の記録最終位置
を示す情報を含む。また、エリア情報を管理する複数の
欄から構成される管理テーブルを更に備える。また、管
理テーブルを構成する各欄には固有の識別番号が付加さ
れており、管理テーブルは、入力される記録データの内
容に従って、順次獲得される記録パターンデータの記録
開始位置、ドット数、1走査内の記録最終位置を示す情
報を、識別番号が示す順序に従って各欄に格納する。
【0017】また、管理テーブルを構成する各欄の識別
番号が示す順序に従って各欄を参照し、記録パターンデ
ータの記録開始位置を参照した場合は、該記録開始位置
まで記録ヘッドを走査し、記録パターンデータのドット
数を参照した場合は、該ドット数に応じて、記憶される
記録パターンデータを読み出し、該記録パターンデータ
を記録ヘッドによって記録媒体に記録し、あるいは記録
パターンデータの記録最終位置を参照した場合は、記録
ヘッドの記録幅だけ記録媒体を搬送する。
【0018】以下、図面を参照して本発明の好適な実施
の形態について詳細に説明する。 <実施の形態1>図1は本発明の代表的な実施の形態で
あるインクジェットプリンタの外観斜視図を示す図であ
る。このインクジェットプリンタは、カラープリント、
白黒モノクロプリントの両方が可能な構成を示している
が、白黒モノクロプリト専用装置として考える場合に
は、以下の説明で示すブラックインクを収容したインク
カートリッジのみを記録ヘッドに装着した構成となる。
【0019】図1において、キャリッジ101上には4
8個のノズルを有したマルチノズルの記録ヘッド102
とカートリッジガイド103とが搭載されており、記録
ヘッド102はブロック(K)のインク、或いは、シア
ン(C)、マゼンタ(M)、イエロ(Y)、ブラック
(K)のインクを夫々吐出する。プリンタ記録動作時、
記録ヘッド102にはブラックインクを収容したインク
カートリッジ(不図示)と他の3色のインクを収容した
インクカートリッジが装着されている。そして、それぞ
れのインクカートリッジ(不図示)が供給されるととも
に、多数の導線を配列したフレキシブルケーブル(不図
示)を介して記録ヘッド102の各ノズルの駆動信号が
供給される。
【0020】一方、キャリッジ101は2本のガイドレ
ール104〜105上に載置されており、キャリッジ1
01に連結した無端ベルト(不図示)をキャリアモータ
(後述)で駆動することによりキャリッジ101をX方
向(以下、このX方向を主走査方向という)に往復走査
させる。また、記録用紙106は、補助ローラ107に
よって展張されて記録用紙106の搬送がスムーズにな
されるように助けられている。また、搬送ローラ108
は、後述する搬送モータ178(図2)によって駆動さ
れ記録用紙106をY方向(以下、このY方向を副走査
方向という)に給送する。
【0021】次に、図1のインクジェットプリンタの制
御を行う制御回路について、図2を用いて説明する。図
2は実施の形態1のインクジェットプリンタの制御回路
の構成を示すブロック図である。図2において、170
は記録信号を、例えば、ホストコンピュータなどの外部
装置から入力するインタフェース、171はMPU、1
72はMPU171が実行する制御プログラムを格納す
るプログラムと文字コードとパターンデータに変換する
ためのフォントを格納するROM、173は各種データ
(上記記録信号やヘッドに供給される記録データ等)を
保存しておくダイナミック型のDRAMであり、口述す
るバッファメモリ501を備えている。174は記録ヘ
ッド102に対する記録データの供給制御を行うゲート
アレイであり、インタフェース170、MPU171、
RAM173間のデータ転送制御も行う。179は記録
ヘッド102を主走査方向に移動させるためのキャリア
モータである。175は記録ヘッド102を駆動するヘ
ッドドライバ、177はキャリアモータ179を駆動す
るためのモータドライバである。178は記録用紙搬送
のための搬送モータである。175は記録ヘッドを駆動
するヘッドドライバ、176〜177はそれぞれ搬送モ
ータ178、キャリアモータ179を駆動するためのモ
ータドライバである。
【0022】上記制御構成の動作を説明すると、インタ
フェース170に記録信号が入るとゲートアレイ174
とMPU171との間で記録信号がプリント用の記録デ
ータに変換される。そして、モータドライバ176、1
77が駆動されると共に、ヘッドドライバ175に送ら
れた記録データに従って記録ヘッド102が駆動され、
記録が行われる。
【0023】ここで、上述したインクジェットプリンタ
が白黒モノカラープリント専用装置とし、この装置によ
って記録用紙106にモノクロの画像やキャラクタを記
録する場合について説明する。図3は、例えば、記録用
紙106の第1行目に文字「ABCDEFG」を記録
し、第2行目に文字「HIJKLMN」を記録した様子
を示す図である。
【0024】ここで、文字出力のドット記録密度は36
0Dpi、1つの文字サイズは10ポイント、即ち、副
走査方向48ドット、主走査方向32ドットとする。こ
の場合、副走査方向48ドットの描画展開に対し、副走
査方向に対する改行量が60ドットであるため、各々の
行に対し12ドット分の空白部分が発生する。尚、実施
の形態1で扱う記録データは、副走査方向に8ドット
(1バイト)、記録ヘッド102の主走査方向の走査範
囲に対応する幅単位でバッファメモリ401(図4)の
各記録バッファ(図4の401a〜401p)に展開す
る。また、実施の形態1で扱う記録データは、副走査方
向に8ドットの倍数のサイズを持つ文字パターンを示す
キャラクタデータと、図3で説明した空白部分を形成す
る副走査方向に任意のサイズを持ち、記録ヘッド102
の主走査方向の走査範囲に対応する幅からなる記録用紙
106に記録を必要としない記録データ(以下、この記
録データを改行データと呼ぶ)を扱う。
【0025】上述の図3に示すような記録を行う場合、
従来は、以下、図4に示すような構成でバッファメモリ
401に記録データを展開していた。図4は従来の記録
用紙106に記録される第1行目の文字列「ABCDE
FG」と、記録用紙の第2行目の文字列「HIJKLM
N」のそれぞれを示すキャラクタパターンをバッファメ
モリ401に展開した様子を示す図である。
【0026】ここで、バッファメモリ401は副走査方
向に8ドット(1バイト)、記録ヘッド102の主走査
方向の走査範囲に相当する記憶領域を1つの記録バッフ
ァとする複数の記録バッファ401a〜401pからな
る。この記録バッファ401a〜401pからなる記憶
領域は、記録ヘッド102の少なくとも2走査分の記録
データを格納できる。
【0027】まず、第1行目に記録する文字列「ABC
DEFG」を示すキャラクタパターンを、バッファメモ
リ401に展開する。この場合、キャラクタパターン
「ABCDEFG」は副走査方向に48ドットのサイズ
を持つので、記録バッファ401a〜401fに展開さ
れる。また、次の改行データは副走査方向に12ドット
のサイズを持つので、その内の8ドットは記録バッファ
401hに展開され、残りの4ドットは、記録バッファ
401gと記録バッファ401hの境界から副走査方向
に4ドット分の位置にある境界4010までに展開され
る。
【0028】次に、第2行目に記録する文字列「HIJ
KLMN」を示すキャラクタパターンは、境界4010
から展開する必要がある。しかし、記録データの展開は
副走査方向に8ビット単位で行うため、文字列「HIJ
KLMN」を、一旦、6つ分の記録バッファ401i〜
401nに展開した後、順次境界4010へ4ビットシ
フトさせることで、文字列「HIJKLMN」を示すパ
ターンを境界4010から展開する。同様にして、次に
続く、改行データもシフトさせながらバッファメモリに
展開する。
【0029】このように、改行データの副走査方向のサ
イズが8ビットで割り切れない記録データが展開される
と、以降の記録データの展開をシフトさせながら行わな
ければならず、記録データのバッファメモリへの展開処
理時間を増大させ、トータルスループットを低下させて
いた。そこで、本発明の実施の形態1では、バッファメ
モリ501に記録データを展開する際に、記録データの
内、キャラクタパターンだけをバッファメモリ501に
展開することで、上述のような記録データをシフトさせ
ながらバッファメモリに展開する処理を行わなくて済
み、トータルスループットを向上することができる。ま
た、キャラクタパターンだけがバッファメモリ501に
展開されるので、バッファメモリ501の容量を効率的
に利用することができ容量を小さくすることもできる。
【0030】以下、実施の形態1で実行される処理につ
いて、詳細に説明していく。実施の形態1では、バッフ
ァメモリ501に展開するキャラクタパターンと、改行
データを管理するために、図5の502に示すような描
画情報テーブルを用意する。描画情報テーブルには、キ
ャラクタパターンの副走査方向のサイズである展開サイ
ズと、改行データの副走査方向のサイズである改行量を
格納する欄が複数設けられており、左最上の展開サイズ
を格納する欄から順番に番号が付加されている。そし
て、記録データの内容に従って、キャラクタパターンの
展開サイズと改行データの改行量が交互に格納される。
【0031】例えば、上述の図3に示すような記録を行
うにあたって、実施の形態1を適用すると、以下、図5
に示すような結果が得られる。図5は実施の形態1の記
録用紙106の第1行目の文字列「ABCDEFG」
と、記録用紙106の第2行目の文字列「HIJKLM
N」のそれぞれを示すキャラクタパターンをバッファメ
モリ501に展開した時の様子と、その時の描画情報テ
ーブル502に格納された情報の様子を示す図である。
【0032】まず、第1行目の文字列「ABCDEF
G」を示すキャラクタパターンは、その副走査方向のサ
イズが48ドットであるので、バッファメモリ501の
6つ分の記録バッファ501a〜501fに展開され
る。同時に、描画情報テーブル502の第1欄には展開
サイズ48ドットを格納する。また、この後に続く、1
2ドットの副走査方向のサイズを持つ改行データは、バ
ッファメモリ501に展開しないで、描画情報テーブル
502の第2欄に改行量12ドットを格納する。
【0033】同様にして、第2行目の文字列「HIJK
LMN」を示すキャラクタパターンは、その副走査方向
のサイズが48ドットであるので、記録バッファ501
g〜501lに展開される。同時に、描画情報テーブル
502の第3欄には展開サイズ48ドットを格納する。
また、この後に続く、12ドットの副走査方向のサイズ
を持つ改行データは、バッファメモリ501に展開しな
いで、描画情報テーブル502の第4欄に改行量12ド
ットを格納する。
【0034】そして、記録を行う際には、その記録動作
の進行に伴って、描画情報テーブル502の各欄を番号
順に参照し、展開サイズの欄を参照する場合は、その欄
の展開サイズに従って、記録バッファよりキャラクタパ
ターンを読み出し、記録ヘッド102へ転送する。ま
た、改行量の欄を参照する場合は、その欄の改行量に従
って、記録用紙106を搬送する。
【0035】尚、展開サイズに従って、読み出すべきキ
ャラクタパターンを記録バッファより読み出すために、
バッファメモリ501には、その読み出すべき記録バッ
ファを示す読出ポインタが設けられている。読出ポイン
タは、バッファメモリ501の副走査方向に移動するこ
とができ、記録開始時は、図5に示すように、記録バッ
ファ501aを示している。そして、描画情報テーブル
502の展開サイズの欄が参照され、その展開サイズが
得られると、読出ポインタが示す記録バッファより、そ
の展開サイズに応じてキャラクタパターンが読み出され
る。同時に、その展開サイズに応じて副走査方向に移動
することで、次に読み出されるべきキャラクタパターン
が格納されている記録バッファを示すことができる。
【0036】次に実施の形態1で実行される処理につい
て、図6のフローチャートを用いて説明する。図6は実
施の形態1で実行される処理の処理フローを示すフロー
チャートである。まず、ステップS601で、記録デー
タを入力する。ステップS602で、記録ヘッド102
の複数走査分の記録データをパターン展開する。ステッ
プS603で、記録データの内、パターン展開されたキ
ャラクタパターンをバッファメモリ501に展開し、そ
のキャラクタパターンの展開サイズを描画情報テーブル
502に格納する。また、改行データであるならば、そ
の改行量を描画情報テーブル502に格納する。
【0037】ステップS604で、描画情報テーブル5
02の各欄を番号順に参照し、その参照した内容が展開
サイズであれば、そのサイズに応じて記録バッファより
キャラクタパターンを読み出し、読み出したキャラクタ
パターンを記録ヘッド102によって記録する。一方、
参照した内容が改行量であれば、記録用紙106をその
改行量に応じて記録用紙106を搬送する。以上の動作
のどちらかかを、描画情報テーブル502の内容に従っ
て行い、記録用紙106の1頁分の記録が終了したら、
処理を終了する。
【0038】以上説明したように、実施の形態1によれ
ば、記録データのうち、副走査方向のサイズが8ビット
の倍数であるキャラクタパターンのみをバッファメモリ
501の記録バッファに展開することで、上述のような
記録データをシフトさせながらバッファメモリに展開す
る処理を行わなくて済み、トータルスループットを向上
することができる。また、バッファメモリ501を容量
を効率的に利用することができ、その容量が小さいもの
であっても本装置に使用できるようになる。
【0039】<実施の形態2>図7は従来の記録ヘッド
102の1走査によって記録用紙106の第1行目に文
字列「123」を記録し、次の1走査によって第2行目
に文字列「ABCDEA」を記録した様子と、それぞれ
の記録を行うために必要な記録データをバッファメモリ
300、301に展開した様子を示す図である。
【0040】尚、バッファメモリ300、301はそれ
ぞれ、記録ヘッド102の1走査分の記録データを格納
できる記憶領域であり、DRAM173の記憶領域の一
部として持つものとする。また、記録データは、図に示
されるような文字パターンを示すキャラクタデータと、
空白を示すスペースデータから構成されている。しか
し、図7に示されるように、第2行目の文字列「ABC
DEA」の最後の文字の「A」に対応するキャラクタパ
ターンは、1つのバッファメモリに格納できない。その
ため、第1行目の文字列「123」と第2行目の文字列
「ABCDEA」のキャラクタパターンをバッファメモ
リに展開するには、バッファメモリ300、301と2
つ分のバッファメモリが必要となる。
【0041】この場合、本来、記録を必要としないスペ
ースデータもバッファメモリへ展開され、その分展開に
要する時間が増大し、トータスループットを低下させて
いた。そこで、本発明の実施の形態2では、記録データ
の内、キャラクタパターンだけをバッファメモリに展開
することで、従来、スペースデータを展開するために必
要であった展開処理時間を削減する。
【0042】尚、実施の形態2では、記録データとし
て、文字列を示すキャラクタパターンと、空白を示すス
ペースデータと、記録用紙106の搬送を指示するフラ
グとその搬送量からなる記録データ(以下、この記録デ
ータを搬送データと呼ぶ)を扱う。また、実施の形態2
を実現するための記録装置とその制御回路の構成は、実
施の形態1の図1と図2に示すものと同様のものを用
い、ここでは説明を省略する。
【0043】以下、実施の形態2で実行される処理につ
いて、詳細に説明していく。実施の形態2では、バッフ
ァメモリに展開するキャラクタパターンと、展開しない
スペースデータを管理するために、図8に示すような描
画情報テーブル43を用意する。描画情報テーブル43
には、記録開始位置欄と、記録ドット数欄と、記録後フ
ィード量欄の3種類の欄が複数存在し、図に示すよう
に、記録開始位置欄、記録ドット数(連続する記録ドッ
ト数が記憶されている)欄、記録後フィード量欄という
順が繰り返されるような形で番号が付加されている。
【0044】そして、記録データの内容に従って、キャ
ラクタパターンが存在する毎に、そのキャラクタパター
ンの記録開始位置を示すために、記録開始位置欄には、
そのキャラクタパターンの前に存在したスペースデータ
の主走査方向のサイズが格納される。また、記録ドット
数欄には、そのキャラクタパターンをバッファメモリよ
り連続して読み出すためのサイズが格納される。更に、
記録後フィード量欄には、そのキャラクタパターンの記
録が完了した後の、記録用紙106の搬送量が格納され
る。
【0045】例えば、上述の図7に示すような記録を行
うにあたって、実施の形態1を適用すると、以下、図8
に示すような結果が得られる。図8は実施の形態1の記
録用紙106の第1行目の文字列「123」と、記録用
紙106の第2行目の文字列「ABCDEA」のそれぞ
れを示すキャラクタパターンをバッファメモリに展開し
た時の様子と、その時の描画情報テーブルに格納された
情報の様子を示す図である。
【0046】尚、キャラクタパターンを格納するバッフ
ァメモリは、副走査方向に記録ヘッドのノズル数分(4
8ドット)、主走査方向にサイズが可変なバッファメモ
リを用いる。まず、第1行目の文字列「123」の前に
あるスペースデータは、バッファメモリに展開しない
で、描画情報テーブル43の第1欄にその主走査方向の
サイズ「D01」を格納する。
【0047】次に、第1行目の文字「123」を示すキ
ャラクタパターンをバッファメモリ40に展開する。同
時に、描画情報テーブル43の第2欄にサイズ「D0
2」を格納する。次に、描画情報テーブル43の第3欄
に記録用紙106の搬送データ量を示す搬送量「D0
3」(=0)を格納する。次に、第1行目に存在する第
2行目の文字列「ABCDEA」の最後の文字「A」の
一部を示すキャラクタパターンの前にあるスペースデー
タは、バッファメモリに展開しないで、描画情報テーブ
ル43の第4欄にその主走査方向のサイズ「D04」を
格納する。次に、第1行目に存在する第2行目の文字列
「ABCDEA」の最後の文字「A」の一部を示すキャ
ラクタパターンをバッファメモリ41に展開する。同時
に、描画情報テーブル43の第5欄にその主走査方向の
サイズ「D05」を格納する。
【0048】次に、描画情報テーブル43の第6欄に記
録用紙106の搬送データ量を示す搬送量「D06」を
格納する。次に、第2行目の文字「ABCDEA」の前
にあるスペースデータは、バッファメモリへ展開しない
で、描画情報テーブル43の第7欄にその主走査方向の
サイズ「D07」を格納する。次に、第2行目の文字
「ABCDEA」に対応するキャラクタパターンをバッ
ファメモリ42に展開する。同時に、描画情報テーブル
403の第8欄にその主走査方向のサイズ「D08」を
格納する。次に、描画情報テーブル43の第9欄に搬送
データが示す搬送量「D09」を格納する。
【0049】以上の処理が完了すると、この場合、バッ
ファメモリ4〜42にキャラクタパターンが展開され
る。また、描画情報テーブル43には、バッファメモリ
の記憶領域に展開されたキャラクタパターンの記録すべ
き記録開始位置と、その主走査方向のサイズ、記録後の
記録用紙106の搬送量を示す各種データ「D01〜D
09」が格納される。
【0050】そして、記録を行う際には、その記録動作
の進行に伴って、描画情報テーブル43の各欄を番号順
に参照する。まず、記録開始位置欄を参照し、その欄に
格納されるサイズに従って、記録ヘッド102を主走査
方向にする。次に、記録ドット数欄を参照し、その欄に
格納されるサイズに従って、バッファメモリよりキャラ
クタパターンを読み出し、記録ヘッド102へ転送す
る。また、記録後フィード量欄を参照し、その欄に格納
される搬送量に従って、記録用紙106を搬送する。
【0051】尚、記録ドット数欄に格納されるサイズに
従って、読み出すべきキャラクタパターンをバッフメモ
リより読み出すために、バッファメモリには、その読み
出すべきバッファメモリを示す読出ポインタ1と読出ポ
インタ2が設けられている。読出ポインタ1は、バッフ
ァメモリよりキャラクタパターンを読み出すべき位置に
固定され、読出ポインタ2はバッファメモリの副走査方
向に移動することができる。記録開始時は、図8に示す
ような位置に、それぞれのポインタが存在する。そし
て、描画情報テーブル43の記録ドット数欄に格納され
るサイズが得られると、読出ポインタ1、2が示すバッ
ファメモリより、主走査方向にそのサイズ、副走査方向
に記録ヘッドのノズル数に対応するサイズを持つキャラ
クタパターンが読み出される。その後、記録ヘッドのノ
ズル数に対応するサイズに応じて読出ポインタ2を副走
査方向に移動することで、次に読み出されるべきキャラ
クタパターンが格納されるバッファメモリを示すことが
できる。
【0052】以下、具体的な記録動作について、図8で
説明したバッファメモリ40〜42に展開されたキャラ
クタパターンを例に挙げて説明する。図9の(a)〜
(g)は実施の形態2で実行される一連の記録動作の流
れを示す図である。まず、図9の(a)において、描画
情報テーブル43の第1欄を参照し、データD01に基
づいて、記録を行わずに記録ヘッド102を主走査方向
に走査する。そして、図9の(b)において、描画情報
テーブル43の第2欄を参照し、バッファメモリ40に
展開されるキャラクタパターンを記録ヘッド102によ
って記録する。また、描画情報テーブル43の第3欄を
参照し、記録用紙106の搬送を行うために、データD
03が参照されるが、この場合は、データD03の内容
は0であり、実際には記録用紙106の搬送は行われな
い。
【0053】図9の(c)において、描画情報テーブル
43の第4欄を参照し、データD04に基づいて、記録
を行わずに記録ヘッド102を主走査方向に走査する。
そして、図9の(d)において、描画情報テーブル43
の第5欄を参照し、バッファメモリ41に展開されるキ
ャラクタパターンを記録ヘッド102によって記録す
る。図9の(e)において、描画情報テーブル43の第
6欄を参照し、データD06に基づいて、記録用紙10
6の搬送を行う。ここでの、搬送は記録ヘッド102の
ノズル列分の長さだけ搬送される。
【0054】図9の(f)において、描画情報テーブル
43の第7欄を参照し、データD07に基づいて、記録
を行わずに記録ヘッド102を主走査方向に走査する。
図9の(g)において、描画情報テーブル43の第8欄
を参照し、バッファメモリ42に展開されているキャラ
クタパターンを記録ヘッド102によって記録する。次
に、描画情報テーブル43の第8欄を参照し、データD
09に基づいて、記録用紙106の搬送を行う。
【0055】次に実施の形態2で実行される処理につい
て、図10のフローチャートを用いて説明する。図10
は実施の形態2で実行される処理の処理フローを示すフ
ローチャートである。まず、ステップS101で、記録
データを入力する。ステップS102で、少なくとも記
録ヘッド102の1走査分の記録データをパターン展開
する。ステップS103で、記録データが、スペースデ
ータであるならば、その主走査方向のサイズを描画情報
テーブル43の記録開始位置欄に格納する。また、キャ
ラクタパターンであるならば、そのキャラクタパターン
をバッファメモリに展開し、その主走査方向のサイズを
描画情報テーブル43の記録ドット数欄に格納する。更
に、搬送データであるならば、その搬送データが示す搬
送量を描画情報テーブル43の記録後フィード量欄に格
納する。
【0056】ステップS104で、描画情報テーブル4
3の各欄を番号順に参照し、記録開始位置欄を参照した
時は、その参照した欄に格納されるサイズに従って、記
録を行わずに記録ヘッド102を主走査方向に走査す
る。また、記録開始位置欄を参照した時は、その参照し
た欄に格納されるサイズに従って、バッファメモリより
キャラクタパターンを読み出し、読み出したキャラクタ
パターンを記録ヘッド102によって記録する。更に、
記録後フィード量欄を参照した時は、その参照した欄に
格納される搬送量に従って、記録用紙106を搬送す
る。以上の動作のいずれかかを、描画情報テーブル43
の内容に従って行い、記録用紙106の1頁分の記録が
終了したら、処理を終了する。
【0057】以上説明したように、実施の形態2によれ
ば、記録データのうち、キャラクタパターンのみをバッ
ファメモリに展開することで、本来、記録を必要としな
いスペースデータを展開する処理を行わなくて済み、ト
ータルスループットを向上することができる。また、バ
ッファメモリの容量を効率的に利用することができ、容
量を少なくすることできる。
【0058】尚、実施の形態1、2で用いてプリンタ
は、白黒モノカラープリント専用装置としとが、本発明
をカラープリンタに適用することも可能である。本実施
の形態は、特にインクジェット記録方式の中でも、イン
ク吐出を行わせるために利用されるエネルギーとして熱
エネルギーを発生する手段(例えば電気熱変換体やレー
ザ光等)を備え、前記熱エネルギーによりインクの状態
変化を生起させる方式を用いれば、記録の高密度化、高
精細化が達成できる。
【0059】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて膜沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0060】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。記録ヘ
ッドの構成としては、上述の各明細書に開示されている
ような吐出口、液路、電気熱変換体の組み合わせ構成
(直線状液流路または直角液流路)の他に熱作用面が屈
曲する領域に配置されている構成を開示する米国特許第
4558333号明細書、米国特許第4459600号
明細書を用いた構成も本発明に含まれるものである。加
えて、複数の電気熱変換体に対して、共通するスロット
を電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開昭5
9−123670号公報や熱エネルギーの圧力波を吸収
する開口を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭5
9−138461号公報に基づいた構成としても良い。
【0061】更に、記録装置が記録できる最大記録媒体
の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録ヘ
ッドとしては、上述した明細書に開示されているような
複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満たす
構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとしての
構成のいずれでもよい。加えて、装置本体に装着される
ことで、装置本体との電気的な接続や装置本体からのイ
ンクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの記録
ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一体的にインクタン
クが設けられたカートリッジタイプの記録ヘッドを用い
てもよい。
【0062】また、本実施の形態の記録装置の構成とし
て設けられる、記録ヘッドの記録動作を一層安定させる
ために、予備的な補助手段等を付加することは好まし
い。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに対する加
圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるいはこれとは別
の加熱素子あるいはこれらの組み合わせによる予備加熱
手段等がある。更に、記録とは別の吐出を行う予備吐出
モードを備えることも安定した記録を行うために有効で
ある。
【0063】更に、記録装置の記録モードとしては黒色
等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッド
を一体的に構成するか複数個の組み合わせによってでも
良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフル
カラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもでき
る。以上説明したように、本実施の形態においては、イ
ンクが液体であることを前提として説明しているが、室
温やそれ以下で固化するインクであっても、室温で軟化
もしくは液化するものを用いても良く、あるいはインク
ジェット方式ではインク自体を30°C以上70°C以
下の範囲内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出
範囲にあるように温度制御するものが一般的であるか
ら、使用記録信号付与時にインクが液状をなすものであ
ればよい。
【0064】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、
またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し
加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれに
しても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってイ
ンクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒
体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。この
ような場合インクは、特開昭54−56847号公報あ
るいは特開昭60−71260号公報に記載されるよう
な、多孔質シート凹部または貫通孔に液状または固形物
として保持された状態で、電気熱変換体に対して対向す
るような形態としてもよい。本発明においては、上述し
た各インクに対して最も有効なものは、上述した膜沸騰
方式を実行するものである。
【0065】更に加えて、本発明に係る記録装置の形態
としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力端
末として一体または別体に設けられるものの他、リーダ
等と組み合わせた複写装置、更には送受信機能を有する
ファクシミリ装置の形態を取るものであっても良い。
尚、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュー
タ、インタフェース機器、リーダ、プリンタ等)から構
成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装
置(例えば、複写機、ファクシミリ装置等)に適用して
もよい。
【0066】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0067】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が上述した実施の形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体
は本発明を構成することになる。プログラムコードを供
給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピディ
スク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、
CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモ
リカード、ROMなどを用いることができる。
【0068】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能
が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0069】更に、記憶媒体から読出されたプログラム
コードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードや
コンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメ
モリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基
づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わる
CPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その
処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合
も含まれることは言うまでもない。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
トータルスループットを向上し、記録のために備えるバ
ッファメモリの容量を効率的に利用することができ、バ
ッファメモリの容量を少なくすることもできる記録装置
及びその方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な実施の形態であるインクジェ
ットプリンタの外観斜視図を示す図である。
【図2】実施の形態1のインクジェットプリンタの制御
回路の構成を示すブロック図である。
【図3】記録用紙106の第1行目に文字「ABCDE
FG」を記録し、第2行目に文字「HIJKLMN」を
記録した様子を示す図である。
【図4】従来の記録用紙106に記録される第1行目の
文字列「ABCDEFG」と、記録用紙の第2行目の文
字列「HIJKLMN」のそれぞれを示すキャラクタパ
ターンをバッファメモリ401に展開した様子を示す図
である。
【図5】実施の形態1の記録用紙106の第1行目の文
字列「ABCDEFG」と、記録用紙106の第2行目
の文字列「HIJKLMN」のそれぞれを示すキャラク
タパターンをバッファメモリ501に展開した時の様子
と、その時の描画情報テーブル502に格納された情報
の様子を示す図である。
【図6】実施の形態1で実行される処理の処理フローを
示すフローチャートである。
【図7】従来の記録ヘッド102の1走査によって記録
用紙106の第1行目に文字列「123」を記録し、次
の1走査によって第2行目に文字列「ABCDEA」を
記録した様子と、それぞれの記録を行うために必要な記
録データをバッファメモリ300、301に展開した様
子を示す図である。
【図8】実施の形態1の記録用紙106の第1行目の文
字列「123」と、記録用紙106の第2行目の文字列
「ABCDEA」のそれぞれを示すキャラクタパターン
をバッファメモリに展開した時の様子と、その時の描画
情報テーブルに格納された情報の様子を示す図である。
【図9】(a)〜(g)は実施の形態2で実行される一
連の記録動作の流れを示す図である。
【図10】実施の形態2で実行される処理の処理フロー
を示すフローチャートである。
【符号の説明】 101 キャリッジ 102 記録ヘッド 103 カートリッジガイド 104〜105 ガイドレール 106 記録用紙 107 補助ローラ 108 搬送ローラ 109 無端ベルト 110〜111 インクカートリッジ 170 インタフェース 171 MPU 172 ROM 173 DRAM 174 ゲートアレイ 175 ヘッドドライバ 176〜177 モータードライバ 178 搬送モータ 179 キャリアモータ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−216029(JP,A) 特開 昭63−64765(JP,A) 特開 昭64−9765(JP,A) 特開 平6−255179(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 5/30 B41J 5/44 B41J 19/76 G06F 3/12

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録ヘッドを主走査方向に走査しながら
    記録媒体に記録を行う走査記録と、記録媒体を副走査方
    向へ搬送する動作とを行う記録装置であって、 記録データを入力するインターフェースと、 前記インターフェースにより入力された記録データに基
    づいて展開された記録パターンデータであって、前記記
    録ヘッドの複数回の走査記録に対応する記録パターンデ
    ータを記憶するバッファと、 前記記録パターンデータの前記副走査方向に対するサイ
    ズと、走査記録後の前記記録媒体の搬送に関する前記副
    走査方向の長さを示す改行データとを、前記バッファに
    記憶された前記記録ヘッドの走査記録毎の前記記録パタ
    ーンデータに対応させて格納する管理テーブルと、 前記記録ヘッドの前記主走査方向への走査中に、前記バ
    ッファに記憶された記録パターンデータを前記記録ヘッ
    ドへ転送して記録を行う記録手段と、 前記記録手段による前記記録ヘッドの1回の走査記録の
    終了後、前記管理テーブルに格納された前記改行データ
    に従って前記記録媒体を搬送する搬送手段とを備え、前
    記バッファへ、各走査記録において記録されない前記副
    走査方向に連続する空白部分のデータを除いた、展開さ
    れた前記記録パターンデータのみを記憶することを特徴
    とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記記録データは文字コードであり、前
    記バッファは、フォントデータを参照して前記文字コー
    ドをパターン展開した前記記録パターンデータを記憶す
    ることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記管理テーブルには、前記記録パター
    ンデータの前記副走査方向に対するサイズと前記改行デ
    ータとが、固有の識別番号に対応させて格納されてお
    り、 前記管理テーブルは、前記インターフェースで入力され
    る記録データの内容に従って、順次獲得される前記記録
    パターンデータのサイズと、前記改行データに基づく搬
    送データを、前記識別番号が示す順序に従って前記管理
    テーブルの各欄に格納することを特徴とする請求項1に
    記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 記録ヘッドを主走査方向に走査しながら
    記録媒体に記録を行う走査記録と、記録媒体を副走査方
    向へ搬送する動作とを行う記録装置であって、 記録データを入力するインターフェースと、 前記走査記録において前記記録ヘッドへ転送するため
    に、前記記録データを展開して得られる記録パターンデ
    ータを記憶するバッファと、 前記バッファに記憶される前記記録パターンデータによ
    って記録されるエリアを示す、前記記録パターンデータ
    の前記主走査方向における記録開始位置、記録を行うエ
    リアの前記主走査方向における長さに対応するドット
    数、及び、前記エリアの記録後に行う記録媒体の搬送量
    を示す情報からなるエリア情報を、前記エリア毎に対応
    させて格納する管理テーブルと、 前記インターフェースにより入力された記録データを前
    記記録パターンデータに展開し、記録を行うエリアのみ
    に対応する前記記録パターンデータを、前記バッファに
    記憶させるとともに、前記記録を行うエリアの前記記録
    パターンデータに対応する前記エリア情報を前記エリア
    毎に前記管理テーブルに格納する制御手段と、 前記記録ヘッドの前記主走査方向への走査中に、前記バ
    ッファに記憶された記録パターンデータを前記エリア情
    報に従って前記記録ヘッドへ転送して記録を行う記録手
    段と、 前記記録を行うエリアの前記記録パターンデータを記録
    した後に行う前記記録媒体の搬送を、前記エリア情報に
    従って行う搬送手段とを備えることを特徴とする記録装
    置。
  5. 【請求項5】 前記管理テーブルは、前記エリア情報を
    管理する複数の欄から構成されることを特徴とする請求
    項4に記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 前記管理テーブルを構成する各欄には固
    有の識別番号が付加されており、 前記管理テーブルは、前記インターフェースで入力され
    る記録データの内容に従って、順次獲得される前記記録
    開始位置、前記ドット数、及び前記搬送量を示す情報
    を、前記識別番号が示す順序に従って各欄に格納するこ
    とを特徴とする請求項に記載の記録装置。
  7. 【請求項7】 前記管理テーブルを構成する各欄の識別
    番号が示す順序に従って各欄を参照し、前記記録パター
    ンデータの記録開始位置を参照した場合は、該記録開始
    位置まで前記記録ヘッドを走査し、前記記録パターンデ
    ータのドット数を参照した場合は、該ドット数に応じて
    前記バッファに記憶される記録パターンデータを読み出
    し、該記録パターンデータを前記記録手段によって記録
    し、続いて、前記搬送量を示す情報を参照して対応する
    記録幅だけ前記記録媒体を前記搬送手段によって搬送す
    ることを特徴とする請求項に記載の記録装置。
  8. 【請求項8】 記録ヘッドを主走査方向に走査しながら
    記録媒体に記録を行う走査記録と、記録媒体を副走査方
    向へ搬送する動作とを行う記録装置における記録方法で
    あって、 記録データを入力する入力工程と、 前記入力工程により入力された記録データを展開して得
    られる記録パターンデータであって、前記記録ヘッドの
    複数回の走査記録に対応する記録パターンデータを、各
    走査記録において記録されない前記副走査方向に連続す
    る空白部分のデータを除いてバッファに記憶する記憶工
    程と、 前記記録パターンデータの前記副走査方向に対するサイ
    ズと、走査記録後の前記記録媒体の搬送に関する前記副
    走査方向の長さを示す改行データとを、前記バッファに
    記憶された前記記録ヘッドの走査記録毎の前記記録パタ
    ーンデータに対応させて管理テーブルに格納する格納工
    程と、 前記記録ヘッドの前記主走査方向への走査中に、前記記
    憶工程で前記バッファに記憶された記録パターンデータ
    を前記記録ヘッドへ転送して記録を行う記録工程と、 前記記録工程による前記記録ヘッドの1回の走査記録の
    終了後、前記格納工程において前記管理テーブルに格納
    された前記改行データに従って前記記録媒体を搬送する
    搬送工程と、 からなることを特徴とする記録方法。
  9. 【請求項9】 記録ヘッドを主走査方向に走査しながら
    記録媒体に記録を行う走査記録と、記録媒体を副走査方
    向へ搬送する動作とを行う記録装置における記録方法で
    あって、 記録データを入力する入力工程と、 前記入力工程において入力された記録データを、前記記
    録ヘッドにより記録を行うための記録パターンデータに
    展開する展開工程と、 前記展開工程において展開された前記記録パターンデー
    タのうち記録を行うエリアのみに対応する前記記録パタ
    ーンデータを、前記記録ヘッドで転送するためのバッフ
    ァに記憶させるとともに、前記記録を行うエリアを示す
    前記記録パターンデータの前記主走査方向における記録
    開始位置、記録を行うエリアの前記主走査方向における
    長さに対応するドット数、及び、前記エリアの記録後に
    行う記録媒体の搬送量を示す情報からなるエリア情報
    、前記エリア毎に対応させて管理テーブルに格納する
    工程と、 前記記録ヘッドを前記主走査方向へ走査して、前記バッ
    ファに記憶された前記記録パターンデータと前記管理テ
    ーブルに格納された前記エリア情報に従って記録媒体に
    記録を行う記録工程と、 記録を行うエリアの前記記録パターンデータに従って記
    録を行った後、前記管理テーブルに格納された前記エリ
    ア情報が示す搬送量に応じて前記記録媒体を搬送する搬
    送工程と、 からなることを特徴とする記録方法。
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