JPH07314115A - 鋳造用金型装置 - Google Patents
鋳造用金型装置Info
- Publication number
- JPH07314115A JPH07314115A JP11627194A JP11627194A JPH07314115A JP H07314115 A JPH07314115 A JP H07314115A JP 11627194 A JP11627194 A JP 11627194A JP 11627194 A JP11627194 A JP 11627194A JP H07314115 A JPH07314115 A JP H07314115A
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- JP
- Japan
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- casting
- die
- pin
- mold
- gap
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- Withdrawn
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- Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、鋳抜き機構を有する鋳造金型装置
において、鋳抜きピンの鋳抜き精度を高めるようにした
鋳造用金型装置に関する。 【構成】 固定型2に対して開閉自在な可動型3に摺動
型4を設け、この摺動型4に摺動自在に設けた鋳抜きピ
ン5を、キャビティ12内に突出するピン嵌合部2a、
3aに嵌合させるようにするとともに、固定型2と摺動
型4の型合せ面pの隙間間隔gをギャップセンサ13で
検出し、このギャップセンサ13で検出した隙間間隔g
の変化量で鋳抜きピン5の挿入を制御する。
において、鋳抜きピンの鋳抜き精度を高めるようにした
鋳造用金型装置に関する。 【構成】 固定型2に対して開閉自在な可動型3に摺動
型4を設け、この摺動型4に摺動自在に設けた鋳抜きピ
ン5を、キャビティ12内に突出するピン嵌合部2a、
3aに嵌合させるようにするとともに、固定型2と摺動
型4の型合せ面pの隙間間隔gをギャップセンサ13で
検出し、このギャップセンサ13で検出した隙間間隔g
の変化量で鋳抜きピン5の挿入を制御する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋳抜き機構を有する鋳
造金型装置において、鋳抜きピンの鋳抜き精度を高める
ようにした鋳造用金型装置に関する。
造金型装置において、鋳抜きピンの鋳抜き精度を高める
ようにした鋳造用金型装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば自動車用エンジンのバルブ
ボディを鋳造する場合、凹凸状に画成した金型のキャビ
ティ内に長い鋳抜きピンを挿入し、鋳造品の多数のひだ
状の突部に一直線に並ぶ貫通孔を形成する。
ボディを鋳造する場合、凹凸状に画成した金型のキャビ
ティ内に長い鋳抜きピンを挿入し、鋳造品の多数のひだ
状の突部に一直線に並ぶ貫通孔を形成する。
【0003】そして、金型にはキャビティ内に突出する
複数のピン嵌合部が形成され、鋳抜きピンをこれらピン
嵌合部に嵌合させて鋳造しているが、これらピン嵌合部
と鋳抜きピンの位相がずれると、鋳抜きピンの作動不良
が生じたり、鋳抜きピンが損傷したり、製品の形状不良
が生じる等の不具合がある。
複数のピン嵌合部が形成され、鋳抜きピンをこれらピン
嵌合部に嵌合させて鋳造しているが、これらピン嵌合部
と鋳抜きピンの位相がずれると、鋳抜きピンの作動不良
が生じたり、鋳抜きピンが損傷したり、製品の形状不良
が生じる等の不具合がある。
【0004】そして、かかるピン嵌合部と鋳抜きピンの
位相のずれは、加工精度のずれ、熱膨張差によるずれ等
の各種原因が考えられるが、そのうちでも特にバリ噛み
に起因する位相のずれが無視し得ないものであった。
位相のずれは、加工精度のずれ、熱膨張差によるずれ等
の各種原因が考えられるが、そのうちでも特にバリ噛み
に起因する位相のずれが無視し得ないものであった。
【0005】一方、金型の型合せ面に残置するバリを検
知するようにした装置として、例えば実開昭64−49
356号とか、特開平3−15507号とか、特開平3
−254351号のような装置が知られている。
知するようにした装置として、例えば実開昭64−49
356号とか、特開平3−15507号とか、特開平3
−254351号のような装置が知られている。
【0006】そして、実開昭64−49356号の場合
は、可動型の型面に溶湯感知センサを出没自在に設け、
バリが無い時は溶湯感知センサが固定型の型面に当接す
るようにしてセンサの2箇所の電極間に電気的短絡を生
じさせるとともに、バリがある時はセンサを型面に当接
させないようにして電気的短絡を生じさせないでバリの
有無を判別するようにしている。
は、可動型の型面に溶湯感知センサを出没自在に設け、
バリが無い時は溶湯感知センサが固定型の型面に当接す
るようにしてセンサの2箇所の電極間に電気的短絡を生
じさせるとともに、バリがある時はセンサを型面に当接
させないようにして電気的短絡を生じさせないでバリの
有無を判別するようにしている。
【0007】また、特開平3−15507号の場合は、
可動型の型締めストロークをエンコーダで測定すること
で判別するようにし、特開平3−254351号の場合
は、可動型に取付けたガイドロッドの端部の位置を位置
検出センサで検出することで判別するようにしている。
可動型の型締めストロークをエンコーダで測定すること
で判別するようにし、特開平3−254351号の場合
は、可動型に取付けたガイドロッドの端部の位置を位置
検出センサで検出することで判別するようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
バリ検知装置は、これを鋳抜き機構を有する鋳造金型に
適用しようとしても限界があった。
バリ検知装置は、これを鋳抜き機構を有する鋳造金型に
適用しようとしても限界があった。
【0009】すなわち、特開平3−15507号とか特
開平3−254351号の場合は、可動型全体のストロ
ーク量によって判断するようにしているため、例えば場
所によって異なる局部的な型合せ面の隙間間隔を検出出
来ないという問題がある。
開平3−254351号の場合は、可動型全体のストロ
ーク量によって判断するようにしているため、例えば場
所によって異なる局部的な型合せ面の隙間間隔を検出出
来ないという問題がある。
【0010】また、実開昭64−49356号の場合
は、固定型と可動型の型合せ面に隙間が生じていること
は判別できても、間隔までは検出出来ないため、鋳抜き
ピンの挿入に不具合があるか否かまでは判別出来ないと
いう不具合があった。
は、固定型と可動型の型合せ面に隙間が生じていること
は判別できても、間隔までは検出出来ないため、鋳抜き
ピンの挿入に不具合があるか否かまでは判別出来ないと
いう不具合があった。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明は開閉自在な一対の金型の一方側に鋳抜きピ
ン保持部を設け、この鋳抜きピン保持部に摺動自在に設
けた鋳抜きピンを金型の開閉方向に対して略直交方向に
進退動させるようにした鋳造用金型装置において、金型
の型合せ面の所定箇所の隙間間隔を検出する隙間検出手
段を設け、この隙間検出手段によって検出した隙間間隔
により前記鋳抜きピンの挿入を制御するようにした。
め、本発明は開閉自在な一対の金型の一方側に鋳抜きピ
ン保持部を設け、この鋳抜きピン保持部に摺動自在に設
けた鋳抜きピンを金型の開閉方向に対して略直交方向に
進退動させるようにした鋳造用金型装置において、金型
の型合せ面の所定箇所の隙間間隔を検出する隙間検出手
段を設け、この隙間検出手段によって検出した隙間間隔
により前記鋳抜きピンの挿入を制御するようにした。
【0012】そして、鋳抜きピン保持部を設けていない
側の金型には、キャビティ内に突出して鋳抜きピンを保
持するピン嵌合部を形成した。
側の金型には、キャビティ内に突出して鋳抜きピンを保
持するピン嵌合部を形成した。
【0013】また、金型の型合せ面の隙間間隔の検出箇
所は、鋳抜きピン保持部近傍のバリの発生しやすい箇所
とした。
所は、鋳抜きピン保持部近傍のバリの発生しやすい箇所
とした。
【0014】更に、隙間検出手段は、電磁誘導によって
生じる渦電流を利用したギャップセンサとした。
生じる渦電流を利用したギャップセンサとした。
【0015】
【作用】鋳抜きピン保持部を設けた側の金型と鋳抜きピ
ンとの相対位置関係は比較的正確に保持されることか
ら、例えば各ショットごと鋳抜きピン保持部を有する金
型と他方側の金型との隙間間隔を測定すれば、鋳抜きピ
ンを挿入する直前に当該他方側の金型と鋳抜きピンの位
相のずれが把握出来る。
ンとの相対位置関係は比較的正確に保持されることか
ら、例えば各ショットごと鋳抜きピン保持部を有する金
型と他方側の金型との隙間間隔を測定すれば、鋳抜きピ
ンを挿入する直前に当該他方側の金型と鋳抜きピンの位
相のずれが把握出来る。
【0016】そこで、鋳抜きピンを円滑に挿入出来る隙
間間隔の限界値を算定し、隙間間隔がこの限界値以下で
あれば鋳抜きピンを挿入するよう制御し、限界値以上で
あれば鋳抜きピンの挿入を中止するよう制御する。
間間隔の限界値を算定し、隙間間隔がこの限界値以下で
あれば鋳抜きピンを挿入するよう制御し、限界値以上で
あれば鋳抜きピンの挿入を中止するよう制御する。
【0017】そして、この型合せ面の隙間間隔を検出す
る箇所を、鋳抜きピン保持部近傍のバリが発生しやすい
箇所にすれば、実際に鋳抜きピンの位相ずれに影響を与
える隙間間隔がより正確に把握される。
る箇所を、鋳抜きピン保持部近傍のバリが発生しやすい
箇所にすれば、実際に鋳抜きピンの位相ずれに影響を与
える隙間間隔がより正確に把握される。
【0018】
【実施例】本発明の鋳造用金型装置の実施例について添
付した図面に基づき説明する。図1は本鋳造用金型の可
動型を型面側から見た正面視図、図2は金型の一部を水
平断面とした平面視図、図3及び図4はピン嵌合部と鋳
抜きピンの関係を示す断面図及び斜視図、図5は作用図
である。
付した図面に基づき説明する。図1は本鋳造用金型の可
動型を型面側から見た正面視図、図2は金型の一部を水
平断面とした平面視図、図3及び図4はピン嵌合部と鋳
抜きピンの関係を示す断面図及び斜視図、図5は作用図
である。
【0019】例えば自動車のエンジン構成部品であるバ
ルブボディを鋳造する金型装置1は、図1、図2に示す
ように、固定型2に対して水平に開閉する可動型3と、
この可動型3に対して金型の摺動方向と直交方向に摺動
可能に設けられたピン保持部としての一対の摺動型4、
4と、各摺動型4内に摺動自在に組込まれた複数の鋳抜
きピン5、…を備え、これら摺動型4と鋳抜きピン5を
作動させるため、各シリンダユニット6、6が設けられ
ている。
ルブボディを鋳造する金型装置1は、図1、図2に示す
ように、固定型2に対して水平に開閉する可動型3と、
この可動型3に対して金型の摺動方向と直交方向に摺動
可能に設けられたピン保持部としての一対の摺動型4、
4と、各摺動型4内に摺動自在に組込まれた複数の鋳抜
きピン5、…を備え、これら摺動型4と鋳抜きピン5を
作動させるため、各シリンダユニット6、6が設けられ
ている。
【0020】そして、このシリンダユニット6は、可動
型3から側方に張出す架台7に固定されており、このシ
リンダユニット6のシリンダロッド6aの先端には、連
結部材8a、8bを介して前記鋳抜き5が連結されてい
る。
型3から側方に張出す架台7に固定されており、このシ
リンダユニット6のシリンダロッド6aの先端には、連
結部材8a、8bを介して前記鋳抜き5が連結されてい
る。
【0021】また、前記摺動型4の側面には係合部材1
0が張出して固着され、この係合部材10は、前記鋳抜
きピン5が所定ストローク後退した際に前記連結部材8
aに係合し、それ以降の後退ストロークでは、鋳抜きピ
ン5と係合部材10(摺動型4)が一緒に後退するよう
にしている。
0が張出して固着され、この係合部材10は、前記鋳抜
きピン5が所定ストローク後退した際に前記連結部材8
aに係合し、それ以降の後退ストロークでは、鋳抜きピ
ン5と係合部材10(摺動型4)が一緒に後退するよう
にしている。
【0022】また、前記係合部材10の端部には、図5
に示すような引抜き固定シリンダ11が固着され、この
引抜き固定シリンダ11を作動させてシリンダロッド1
1aを連結部材8aに係脱させるようにしている。
に示すような引抜き固定シリンダ11が固着され、この
引抜き固定シリンダ11を作動させてシリンダロッド1
1aを連結部材8aに係脱させるようにしている。
【0023】また、図2に示すように、固定型2と可動
型3にはキャビティ12内に突出するピン嵌合部2a、
3aが設けられている。
型3にはキャビティ12内に突出するピン嵌合部2a、
3aが設けられている。
【0024】そして、図3、図4にも示すように、これ
らピン嵌合部2a、3aには直線上に並ぶ貫通孔hが形
成され、型締めした後、鋳抜きピン5を前進させること
で各ピン嵌合部2a、3aの貫通孔hにピン軸を嵌合さ
せる。この際、可動型3側に設けられた鋳抜きピン5と
の位相ずれが特に問題になるのは、固定型2側のピン嵌
合部2aである。
らピン嵌合部2a、3aには直線上に並ぶ貫通孔hが形
成され、型締めした後、鋳抜きピン5を前進させること
で各ピン嵌合部2a、3aの貫通孔hにピン軸を嵌合さ
せる。この際、可動型3側に設けられた鋳抜きピン5と
の位相ずれが特に問題になるのは、固定型2側のピン嵌
合部2aである。
【0025】また、本案では固定型2と摺動型4の型合
せ面pの隙間間隔を検出するため、固定型2に隙間検出
手段としてのギャップセンサ13を埋設している。
せ面pの隙間間隔を検出するため、固定型2に隙間検出
手段としてのギャップセンサ13を埋設している。
【0026】このギャップセンサ13は、導体に対して
直角に加えた磁界を変化させると導体に生じる渦電流が
変化するという原理を利用したものであり、型合せ面p
の隙間間隔gを検出する。
直角に加えた磁界を変化させると導体に生じる渦電流が
変化するという原理を利用したものであり、型合せ面p
の隙間間隔gを検出する。
【0027】そして、図6に示すように、このギャップ
センサ13で検出した測定値を、変換器を通して演算器
に送り、記憶装置、判定器を介して制御装置に送ること
で、前記シリンダユニット6の作動を制御する。
センサ13で検出した測定値を、変換器を通して演算器
に送り、記憶装置、判定器を介して制御装置に送ること
で、前記シリンダユニット6の作動を制御する。
【0028】また、このギャップセンサ13を臨ませて
いる型合せ面pは、バリの発生しやすい箇所であり、し
かもこの箇所にバリが残置すると、鋳抜きピン5と固定
型2のピン嵌合部2aの位相がずれて鋳抜きピン5の作
動に支障を来す度合いの強い箇所である。
いる型合せ面pは、バリの発生しやすい箇所であり、し
かもこの箇所にバリが残置すると、鋳抜きピン5と固定
型2のピン嵌合部2aの位相がずれて鋳抜きピン5の作
動に支障を来す度合いの強い箇所である。
【0029】そして各ショット毎に隙間間隔gを測定
し、そのショットの直前数ショット(実施例では直前3
ショット)の平均値と比較してその変化量を求め、この
変化量が予め設定した限界値の範囲内にあれば鋳抜きピ
ン5を前進させて通常の成形を行う。また、限界値を越
えていれば鋳抜きピン5を前進させない。
し、そのショットの直前数ショット(実施例では直前3
ショット)の平均値と比較してその変化量を求め、この
変化量が予め設定した限界値の範囲内にあれば鋳抜きピ
ン5を前進させて通常の成形を行う。また、限界値を越
えていれば鋳抜きピン5を前進させない。
【0030】尚、図2に示すように、摺動型4の型合せ
面pには、固定型2の凸部を嵌合させて摺動型4を位置
決めする凹部4aを設けている。
面pには、固定型2の凸部を嵌合させて摺動型4を位置
決めする凹部4aを設けている。
【0031】以上のような金型装置の作用について、図
5に基づき説明する。
5に基づき説明する。
【0032】図5(A)は型締めを完了して射出する状
態図である。つまりこの状態では、鋳抜きピン5は前進
してピン嵌合部2a、3aの貫通孔h内を挿通してい
る。
態図である。つまりこの状態では、鋳抜きピン5は前進
してピン嵌合部2a、3aの貫通孔h内を挿通してい
る。
【0033】キャビティ12内の溶湯が凝固すると、
(B)に示すようにキャビティ12から鋳抜きピン5が
引抜かれる。そしてその後、製品を取り出すため、
(C)に示すように可動型3を開いた後、鋳抜きピン1
2を更に後退させると、連結部材8aが係合部材10に
係合して摺動型4が僅かにスライド後退する。
(B)に示すようにキャビティ12から鋳抜きピン5が
引抜かれる。そしてその後、製品を取り出すため、
(C)に示すように可動型3を開いた後、鋳抜きピン1
2を更に後退させると、連結部材8aが係合部材10に
係合して摺動型4が僅かにスライド後退する。
【0034】製品を取り出すと、引抜き固定シリンダ1
1を作動させてシリンダロッド11aを連係部材8aに
係合させ、シリンダユニット6を作動させて摺動型4を
元の位置まで前進させ(D)の状態にする。
1を作動させてシリンダロッド11aを連係部材8aに
係合させ、シリンダユニット6を作動させて摺動型4を
元の位置まで前進させ(D)の状態にする。
【0035】次に可動型3を作動させて型締めし、前記
要領でギャップセンサ13により固定型2と摺動型4の
型合せ面pの隙間間隔gを測定して鋳抜きピン5の挿入
を制御する。つまり、予め設定した変化量以内であれば
通常通り鋳抜きピン5を前進させ、範囲を越える場合は
鋳抜きピン5を前進させることなく、バリ取り等の処置
を行う。
要領でギャップセンサ13により固定型2と摺動型4の
型合せ面pの隙間間隔gを測定して鋳抜きピン5の挿入
を制御する。つまり、予め設定した変化量以内であれば
通常通り鋳抜きピン5を前進させ、範囲を越える場合は
鋳抜きピン5を前進させることなく、バリ取り等の処置
を行う。
【0036】この結果、鋳抜きピン5が作動不良を起こ
したり、破損したりするような不具合が是正され、製品
形状を損なうこともない。
したり、破損したりするような不具合が是正され、製品
形状を損なうこともない。
【0037】尚、本発明は上記のような実施例の形態に
限定されるものではなく、例えば金型の開閉方向、ピン
保持部の構成等は自由である。
限定されるものではなく、例えば金型の開閉方向、ピン
保持部の構成等は自由である。
【0038】
【発明の効果】以上のように、本発明の鋳造用金型装置
は、鋳抜き機構を備えた金型装置において、鋳抜きピン
保持部を有する金型と他方側の金型との隙間間隔を測定
し、鋳抜きピンを円滑に挿入出来る隙間間隔の限界値と
比較することで鋳抜きピンの挿入を制御するようにした
ため、鋳抜きピンの作動不良を招いたり、鋳抜きピンの
破損を招いたりするような不具合がなく、製品形状を損
なう虞れもない。そして、この型合せ面の隙間間隔を検
出する箇所を、鋳抜きピン保持部近傍のバリが発生しや
すい箇所にすることで、実際に鋳抜きピンの挿入に影響
を与える位相ずれをより正確に把握することが出来る。
は、鋳抜き機構を備えた金型装置において、鋳抜きピン
保持部を有する金型と他方側の金型との隙間間隔を測定
し、鋳抜きピンを円滑に挿入出来る隙間間隔の限界値と
比較することで鋳抜きピンの挿入を制御するようにした
ため、鋳抜きピンの作動不良を招いたり、鋳抜きピンの
破損を招いたりするような不具合がなく、製品形状を損
なう虞れもない。そして、この型合せ面の隙間間隔を検
出する箇所を、鋳抜きピン保持部近傍のバリが発生しや
すい箇所にすることで、実際に鋳抜きピンの挿入に影響
を与える位相ずれをより正確に把握することが出来る。
【図1】本鋳造用金型の可動型を型面側から見た正面視
図
図
【図2】金型の一部を水平断面とした平面視図
【図3】ピン嵌合部と鋳抜きピンの関係を示す断面図
【図4】同斜視図
【図5】作用図
【図6】制御機構の構成例図
1 金型装置 2 固定型 2aピン嵌合部 3 可動型 3a ピン嵌合部 4 ピン保持部としての摺動型 5 鋳抜きピン 12 キャビティ 13 ギャップセンサ p 型合せ面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01B 7/00 E 7/14 Z
Claims (4)
- 【請求項1】 開閉自在な一対の金型の一方側に鋳抜き
ピン保持部を設け、この鋳抜きピン保持部に摺動自在に
設けた鋳抜きピンを金型の開閉方向に対して略直交方向
に進退動させるようにした鋳造用金型装置において、前
記金型の型合せ面の所定箇所の隙間間隔を検出する隙間
検出手段を設け、この隙間検出手段によって検出した隙
間間隔により前記鋳抜きピンの挿入を制御するようにし
たことを特徴とする鋳造用金型装置。 - 【請求項2】 前記鋳抜きピン保持部を設けていない側
の金型には、キャビティ内に突出して前記鋳抜きピンを
保持するピン嵌合部が形成されることを特徴とする請求
項1に記載の鋳造用金型装置。 - 【請求項3】 前記金型の型合せ面の隙間間隔の検出箇
所は、前記鋳抜きピン保持部近傍のバリの発生しやすい
箇所であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記
載の鋳造用金型装置。 - 【請求項4】 前記隙間検出手段は、電磁誘導によって
生じる渦電流を利用したギャップセンサであることを特
徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3に記載の鋳
造用金型装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11627194A JPH07314115A (ja) | 1994-05-30 | 1994-05-30 | 鋳造用金型装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11627194A JPH07314115A (ja) | 1994-05-30 | 1994-05-30 | 鋳造用金型装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07314115A true JPH07314115A (ja) | 1995-12-05 |
Family
ID=14682951
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11627194A Withdrawn JPH07314115A (ja) | 1994-05-30 | 1994-05-30 | 鋳造用金型装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07314115A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009195966A (ja) * | 2008-02-25 | 2009-09-03 | Ryobi Ltd | ダイカスト法 |
JP2013128961A (ja) * | 2011-12-22 | 2013-07-04 | Ryobi Ltd | ダイカスト金型及びダイカスト法 |
CN106955986A (zh) * | 2017-02-23 | 2017-07-18 | 广州市型腔模具制造有限公司 | 一种压铸模具分拆抽芯的方法 |
-
1994
- 1994-05-30 JP JP11627194A patent/JPH07314115A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009195966A (ja) * | 2008-02-25 | 2009-09-03 | Ryobi Ltd | ダイカスト法 |
JP2013128961A (ja) * | 2011-12-22 | 2013-07-04 | Ryobi Ltd | ダイカスト金型及びダイカスト法 |
CN106955986A (zh) * | 2017-02-23 | 2017-07-18 | 广州市型腔模具制造有限公司 | 一种压铸模具分拆抽芯的方法 |
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