JPH0731365Y2 - 磁気ヘッド - Google Patents
磁気ヘッドInfo
- Publication number
- JPH0731365Y2 JPH0731365Y2 JP1988027700U JP2770088U JPH0731365Y2 JP H0731365 Y2 JPH0731365 Y2 JP H0731365Y2 JP 1988027700 U JP1988027700 U JP 1988027700U JP 2770088 U JP2770088 U JP 2770088U JP H0731365 Y2 JPH0731365 Y2 JP H0731365Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic head
- gimbal support
- core
- conductive adhesive
- foot
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
- Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 利用産業分野 この考案は、フロッピーディスクドライブ（以下、FDD
という）に用いられる磁気ヘッド、特に、ジンバルサポ
ートを使用する構造の磁気ヘッドの改良に係り、接地の
ための導電性接着剤の塗布工程を簡略化でき、かつ接着
部の割れを防止した信頼性のすぐれた磁気ヘッドに関す
る。
という）に用いられる磁気ヘッド、特に、ジンバルサポ
ートを使用する構造の磁気ヘッドの改良に係り、接地の
ための導電性接着剤の塗布工程を簡略化でき、かつ接着
部の割れを防止した信頼性のすぐれた磁気ヘッドに関す
る。
背景技術 FDDに用いられる磁気ヘッドは、フロッピーディスクと
の面接触を良好に保つため、駆動ユニットの剛性アーム
先端に接続されるジンバルサポートに着設されて用いら
れる。
の面接触を良好に保つため、駆動ユニットの剛性アーム
先端に接続されるジンバルサポートに着設されて用いら
れる。
磁気ヘッドコアにはパーマロイ、センダスト、フェライ
トが用いられ、記録・再生ヘッドまたは消去ヘッドある
いはこれらの両方が一体となったトンネルイレーズやサ
イドイレーズ方式等が用いられている。
トが用いられ、記録・再生ヘッドまたは消去ヘッドある
いはこれらの両方が一体となったトンネルイレーズやサ
イドイレーズ方式等が用いられている。
磁気ヘッドコアは、例えばＩ型やＬ型のコアを組立て、
相対向する２つの磁性体の間にSiO2やガラス等の非磁性
材によってギャップが形成されて前記所要方式の構成に
製造されるが、第２図に示す如く、組立られた磁気ヘッ
ドコア（１）を保持するために、TiO2-BaO系またはTiO
2-CaO系等の非磁性セラミックス材料を用いたホルダー
（２）が使用される。
相対向する２つの磁性体の間にSiO2やガラス等の非磁性
材によってギャップが形成されて前記所要方式の構成に
製造されるが、第２図に示す如く、組立られた磁気ヘッ
ドコア（１）を保持するために、TiO2-BaO系またはTiO
2-CaO系等の非磁性セラミックス材料を用いたホルダー
（２）が使用される。
ホルダー（２）にて補強された磁気ヘッドコア（１）
は、主にばね性のある金属材料からなるジンバルサポー
ト（３）の中央に設けられた孔部に、磁気ヘッドコア
（１）の足部が挿入される構成からなり、ジンバルサポ
ート（３）に固定される。
は、主にばね性のある金属材料からなるジンバルサポー
ト（３）の中央に設けられた孔部に、磁気ヘッドコア
（１）の足部が挿入される構成からなり、ジンバルサポ
ート（３）に固定される。
なお、コア（１）の足部は、トンネルイレーズやサイド
イレーズ方式の磁気ヘッドコアの場合、例えば、中央の
R/Wコアを２枚のＥコアで挟み積層するため３本のコア
で構成される。
イレーズ方式の磁気ヘッドコアの場合、例えば、中央の
R/Wコアを２枚のＥコアで挟み積層するため３本のコア
で構成される。
一方、FDDの駆動時には、フロッピーディスクと磁気ヘ
ッドの摺動に伴ない静電気が発生している。
ッドの摺動に伴ない静電気が発生している。
ジンバルサポート（３）はフレキシブルプリントサーキ
ット（FPCという）（７）を介して、駆動ユニットの剛
性アームに固定され、その構造上、磁気ヘッドコアの長
手方向は必然的に前記アームの長手方向と直角に配置さ
れ、磁気ヘッドはこのアームを通じて、アームの長手方
向に直線運動する。
ット（FPCという）（７）を介して、駆動ユニットの剛
性アームに固定され、その構造上、磁気ヘッドコアの長
手方向は必然的に前記アームの長手方向と直角に配置さ
れ、磁気ヘッドはこのアームを通じて、アームの長手方
向に直線運動する。
従来技術の問題点 一般に、磁気ヘッドコアに貯えられた静電気を逃がすた
め、前述の３層構造の磁気ヘッドコア（１）とジンバル
サポート（３）の載置部（４）間、特に図示の如く、中
央のR/Wコアを導電性接着剤（６）で電気的に接続し、
接地することが行なわれている。
め、前述の３層構造の磁気ヘッドコア（１）とジンバル
サポート（３）の載置部（４）間、特に図示の如く、中
央のR/Wコアを導電性接着剤（６）で電気的に接続し、
接地することが行なわれている。
この接地は、ヘッドコアの足部にはコイル（図示せず）
が配置されることから、ジンバルサポート（３）の磁気
ヘッド面の存在する側、すなわち表面にて行わなければ
ならない。
が配置されることから、ジンバルサポート（３）の磁気
ヘッド面の存在する側、すなわち表面にて行わなければ
ならない。
さらに、この静電気を外部に逃がすためには、裏面のコ
イルに接続するようにジンバルサポート（３）配設され
たFPC（７）の接地端子に、ジンバルサポート（３）よ
り導電性接着剤で接続しなくてはならない。
イルに接続するようにジンバルサポート（３）配設され
たFPC（７）の接地端子に、ジンバルサポート（３）よ
り導電性接着剤で接続しなくてはならない。
すなわち、ジンバルサポート（３）の表裏二面より、別
々の工程で接着剤の塗布作業を行う必要がある。
々の工程で接着剤の塗布作業を行う必要がある。
また、ジンバルサポート（３）はアーム先端に着設され
るため、ヘッドコア（１）とジンバルサポート（３）の
接着はアームの軸から最も離れた位置で行なう必要があ
り、中央のR/Wコアと接地するための接着箇所は磁気ヘ
ッド駆動時にジンバルサポート（３）が最も曲がり易い
場所に相当していた。
るため、ヘッドコア（１）とジンバルサポート（３）の
接着はアームの軸から最も離れた位置で行なう必要があ
り、中央のR/Wコアと接地するための接着箇所は磁気ヘ
ッド駆動時にジンバルサポート（３）が最も曲がり易い
場所に相当していた。
特に、FDDでは磁気ヘッドに大きな衝撃がかかり、ジン
バルサポート（３）が曲がり、ヘッドコア（１）とジン
バルサポート（３）間を接続する導電性接着剤（６）に
亀裂が入り、接地が不安定になる問題があった。
バルサポート（３）が曲がり、ヘッドコア（１）とジン
バルサポート（３）間を接続する導電性接着剤（６）に
亀裂が入り、接地が不安定になる問題があった。
そこで、装置によっては、導電性接着剤の上から他の樹
脂等で覆って補強してやる必要があり、 製造工程が煩雑になる問題があった。
脂等で覆って補強してやる必要があり、 製造工程が煩雑になる問題があった。
また、組立等の磁気ヘッドの取扱時においても、ジンバ
ルサポートが曲がることによって、導電性接着剤に亀裂
を生じてしまうこともあった。
ルサポートが曲がることによって、導電性接着剤に亀裂
を生じてしまうこともあった。
考案の目的 この考案は、FDD用磁気ヘッドにおいて、接地のための
導電性接着剤の塗布工程を簡略化でき、かつ同接着部の
割れを防止し信頼性のすぐれた磁気ヘッドの提供を目的
としている。
導電性接着剤の塗布工程を簡略化でき、かつ同接着部の
割れを防止し信頼性のすぐれた磁気ヘッドの提供を目的
としている。
考案の構成 この考案は、剛性アーム先端に接続されるジンバルサポ
ートに着設され、コアとジンバルサポート表面間に導電
性接着剤を介して接地をとるフロッピーディスクドライ
ブ用磁気ヘッドにおいて、 磁気ヘッドコアの足部を挿通して裏面側に突出させるた
めのジンバルサポート中央部に設けた孔部に、被接地コ
アの足部の積層端面に隣接し得る突起部を突設し、被接
地コアの足部と孔部の突起部との間で接地を取ることを
特徴とする磁気ヘッドである。
ートに着設され、コアとジンバルサポート表面間に導電
性接着剤を介して接地をとるフロッピーディスクドライ
ブ用磁気ヘッドにおいて、 磁気ヘッドコアの足部を挿通して裏面側に突出させるた
めのジンバルサポート中央部に設けた孔部に、被接地コ
アの足部の積層端面に隣接し得る突起部を突設し、被接
地コアの足部と孔部の突起部との間で接地を取ることを
特徴とする磁気ヘッドである。
図面に基づく考案の開示 第１図A,B図はこの考案による磁気ヘッドコアとジンバ
ルサポートとの組立工程を示す斜視説明図である。図面
では、理解を容易にするため、ジンバルサポートの裏面
側で磁気ヘッドコアの載置部分のみを図示してある。
ルサポートとの組立工程を示す斜視説明図である。図面
では、理解を容易にするため、ジンバルサポートの裏面
側で磁気ヘッドコアの載置部分のみを図示してある。
ジンバルサポート（３）（第２図参照）の載置部（４）
の中央には、前述の積層形成される磁気ヘッドコア
（１）の足部（1a,1b,1c）が挿入可能となる方形の孔部
（５）が設けてある。
の中央には、前述の積層形成される磁気ヘッドコア
（１）の足部（1a,1b,1c）が挿入可能となる方形の孔部
（５）が設けてある。
さらに、孔部（５）には、該コア（１）の足部が挿入さ
れた際に、中央の足部（1b）の積層端面に隣接するよう
に孔内に突出した突起部（5a）が設けてある。
れた際に、中央の足部（1b）の積層端面に隣接するよう
に孔内に突出した突起部（5a）が設けてある。
ホルダー（２）に補強された磁気ヘッドコア（１）の足
部（1a,1b,1c）がジンバルサポート（３）の孔部（5a）
に挿通し、ジンバルサポート（３）と磁気ヘッドコア
（１）とが固着され、ジンバルサポート（３）の所定位
置にFPC（７）が固着されたのち、図示する如く、ジン
バルサポート（３）の裏面側で、コア中央部の足部（1
b）の積層端面と突起部（5a）との間、特に中央のR/Wコ
アの端面と突起部（5a）との間に導電性接着剤（８）が
塗布され、 同時に、FPC（７）とジンバルサポート（３）との間に
導電性接着剤（９）が塗布されて、接地のための前記接
着剤の塗布工程が完了する。
部（1a,1b,1c）がジンバルサポート（３）の孔部（5a）
に挿通し、ジンバルサポート（３）と磁気ヘッドコア
（１）とが固着され、ジンバルサポート（３）の所定位
置にFPC（７）が固着されたのち、図示する如く、ジン
バルサポート（３）の裏面側で、コア中央部の足部（1
b）の積層端面と突起部（5a）との間、特に中央のR/Wコ
アの端面と突起部（5a）との間に導電性接着剤（８）が
塗布され、 同時に、FPC（７）とジンバルサポート（３）との間に
導電性接着剤（９）が塗布されて、接地のための前記接
着剤の塗布工程が完了する。
考案の効果 この考案による磁気ヘッドは、ジンバルサポートの中心
部に開けられた方形の孔部に、挿通したコアのうち被接
地コアの足部の積層端面に隣接するよう、すなわち、該
孔部内に突出する突起部を設け、この突起部分とヘッド
コア間を導電性接着剤で接続することを特徴としてい
る。
部に開けられた方形の孔部に、挿通したコアのうち被接
地コアの足部の積層端面に隣接するよう、すなわち、該
孔部内に突出する突起部を設け、この突起部分とヘッド
コア間を導電性接着剤で接続することを特徴としてい
る。
かかる構成とすることにより、例えば、アームの軸とな
る中心線上に近接して孔部の突起部を設けることがで
き、ジンバルサポートが曲がり難く、衝撃が掛り難い箇
所で接地を取ることができ、導電性接着剤の亀裂の発生
が防止され、かつ信頼性が向上し、従来の保護樹脂の被
着も不要となる利点がある。
る中心線上に近接して孔部の突起部を設けることがで
き、ジンバルサポートが曲がり難く、衝撃が掛り難い箇
所で接地を取ることができ、導電性接着剤の亀裂の発生
が防止され、かつ信頼性が向上し、従来の保護樹脂の被
着も不要となる利点がある。
製造工程おいて、接地を取るヘッドコアとジンバルサポ
ート間、ジンバルサポートとFPC間を導電性接着剤で接
続する作業が、同一の裏面で行なうことができ、塗布作
業能率が向上する。
ート間、ジンバルサポートとFPC間を導電性接着剤で接
続する作業が、同一の裏面で行なうことができ、塗布作
業能率が向上する。
第１図A,B図はこの考案による磁気ヘッドコアとジンバ
ルサポートとの組立工程を示す斜視説明図である。 第２図は従来の磁気ヘッドのジンバルサポート部を示す
斜視説明図である。 １……磁気ヘッドコア、1a,1b,1c……足部、２……ホル
ダー、３……ジンバルサポート、４……載置部、５……
孔部、5a……突起部、6,8,9……導電性接着剤、７……F
PC。
ルサポートとの組立工程を示す斜視説明図である。 第２図は従来の磁気ヘッドのジンバルサポート部を示す
斜視説明図である。 １……磁気ヘッドコア、1a,1b,1c……足部、２……ホル
ダー、３……ジンバルサポート、４……載置部、５……
孔部、5a……突起部、6,8,9……導電性接着剤、７……F
PC。
Claims (1)
- 【請求項１】剛性アーム先端に接続されるジンバルサポ
ートに着設され、コアとジンバルサポート表面間に導電
性接着剤を介して接地をとるプロッピーディスクドライ
ブ用磁気ヘッドにおいて、 磁気ヘッドコアの足部を挿通して裏面側に突出させるた
めのジンバルサポート中央部に設けた孔部に、被接地コ
アの足部の積層端面に隣接し得る突起部を突設し、被接
地コアの足部と孔部の突起部との間で接地を取ることを
特徴とする磁気ヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988027700U JPH0731365Y2 (ja) | 1988-03-02 | 1988-03-02 | 磁気ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988027700U JPH0731365Y2 (ja) | 1988-03-02 | 1988-03-02 | 磁気ヘッド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01133309U JPH01133309U (ja) | 1989-09-11 |
| JPH0731365Y2 true JPH0731365Y2 (ja) | 1995-07-19 |
Family
ID=31250419
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988027700U Expired - Lifetime JPH0731365Y2 (ja) | 1988-03-02 | 1988-03-02 | 磁気ヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0731365Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0731366Y2 (ja) * | 1987-05-14 | 1995-07-19 | 富士電気化学株式会社 | 磁気ヘッド |
-
1988
- 1988-03-02 JP JP1988027700U patent/JPH0731365Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01133309U (ja) | 1989-09-11 |
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