JPH0731310A - クルクリゴ属植物の苗の生産方法 - Google Patents

クルクリゴ属植物の苗の生産方法

Info

Publication number
JPH0731310A
JPH0731310A JP5200455A JP20045593A JPH0731310A JP H0731310 A JPH0731310 A JP H0731310A JP 5200455 A JP5200455 A JP 5200455A JP 20045593 A JP20045593 A JP 20045593A JP H0731310 A JPH0731310 A JP H0731310A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medium
callus
plant
curculigo
tissue
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5200455A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeo Yoshida
茂男 吉田
Tomoko Abe
知子 阿部
Masako Saito
雅子 斎藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Adeka Corp
Original Assignee
Asahi Denka Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Denka Kogyo KK filed Critical Asahi Denka Kogyo KK
Priority to JP5200455A priority Critical patent/JPH0731310A/ja
Publication of JPH0731310A publication Critical patent/JPH0731310A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Breeding Of Plants And Reproduction By Means Of Culturing (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 クルクリゴ(Curcurigo)属に属す
る植物の組織から苗(幼苗)を大量に生産する方法を提
供する。 【構成】 クルクリゴ属に属する植物の植物体組織の一
部を、植物ホルモンを含有する誘導用培地で培養してカ
ルス又は不定胚を誘導し、カルス又は不定胚を増殖用培
地に移植して増殖し、更に得られたカルス又は不定胚を
再分化用培地に移植して再分化個体を誘導する。 【効果】 成長が遅いクルクリゴ属植物の幼苗を、迅速
に、気候、土壌又は季節などに左右されずに、大量に入
手でき、遺伝的に純系の個体、有効成分を多量に含む株
や大型果実を付ける株などの株のクローン苗を得ること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クルクリゴ(Curc
urigo)属に属する植物の組織から、植物組織培養
法を利用して、苗(幼苗)を大量に生産する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】クルクリゴ属に属する植物(以下、クル
クリゴ属植物)は、アジアの亜熱帯から熱帯地域に広く
自生する多年草である。クルクリゴ属植物は、根元に白
色、薄黄色あるいは薄緑色の果実を付ける。この果実
は、味覚修飾物質として有用なタンパク質・クルクリン
を含有している。クルクリンは、強い甘味をもつだけで
なく、無味の水やすっぱいものを甘くする作用を有す
る。
【0003】クルクリンは、クルクリゴ属植物の果実か
ら抽出することができるが、この植物体の栽培が可能な
環境条件、例えば季節及び地域には制限があり、果実に
含有される成分組成も気候や降雨量、株の状態等により
一定せず、所定の製品を得るのに品質がバラ付くという
欠点があった。また、クルクリゴ植物は、野性種のため
に形質が固定されておらず、遺伝子座がヘテロ性を有し
ており、個体差が非常に大きいという欠点もあった。所
定の品質の成分を多量に得るためには、育種研究が必要
であり、そのためにはクルクリゴ属植物の幼苗を短期間
に効率的に生産する方法が望まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、気候、土壌又は季節などに関係なく、短期間でクル
クリゴ属植物の幼苗を効率的に多量に得る方法を提供す
ることにある。また、遺伝的に形質を固定し、純系品種
を得る方法を提供することにある。更に、有効成分を多
量に含む果実を付ける株や大型の果実を付ける株などの
優良な形質を有する株のクローン苗を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の各目的は、本発明
のクルクリゴ属に属する植物の植物体組織の一部を、植
物ホルモンを含有するカルス又は不定胚誘導用培地で培
養してカルス又は不定胚を誘導し、誘導されたカルス又
は不定胚をカルス又は不定胚増殖用培地に移植してカル
ス又は不定胚を増殖し、更にこうして得られたカルス又
は不定胚を再分化用培地に移植して再分化個体を誘導す
ることを特徴とするクルクリゴ属に属する植物の苗の生
産方法によって達成することができる。
【0006】本発明で用いるクルクリゴ属に属する植物
は、単子葉類キンバイザサ科に属する植物である。具体
的にはクルクリゴ・キャピツラタ(Curcurigo capitula
ta)、クルクリゴ・メガカルパ(Curcurigo megacarpa
)、クルクリゴ・レクルバタ( Curcurigo recurvat
a)、クルクリゴ・グラバラ(Curcurigo glabara )、
クルクリゴ・ラチフォリア( Curcurigo latifolia)、
クルクリゴ・グラブレスコンス(Curcrigo glabrescon
s)、クルクリゴ・ビルロサ(Curcurigo villosa )、
クルクリゴ・グラシリス( Curcurigo gracilis )、又
はクルクリゴ・オルキオイセス( Curcrigo orchioise
s)等を挙げることができ、更に前記各植物の様々な亜
種も用いることができる。
【0007】本発明方法によりクルクリゴ属植物の苗
(幼苗)を得るには、植物体の任意の体細胞組織又は生
殖細胞組織を用いることができ、例えば、根、茎、葉、
花器、種子又は子房などのいずれの部分でも良いが、分
裂組織を多く含んでいる茎頂、葯、花粉、根端、幼葉又
は発芽種子等が特に好ましい。なお、体細胞組織、例え
ば、花弁、根、茎又は葉の組織の一部を用いると、親株
と同一の遺伝子構成からなる個体が得られ、親株の遺伝
子がヘテロ性であれば、得られる個体の遺伝子もヘテロ
性となるのに対し、生殖細胞組織、例えば花粉又は葯を
用い、染色体の自然倍加又は半数体の染色体倍加操作を
利用すれば、ホモ性遺伝子座を有する純系品種を得るこ
とができる。
【0008】本発明方法では、最初に、前記植物の組織
を用いてカルス又は不定胚の誘導工程を行う。この誘導
工程で用いるカルス又は不定胚誘導用培地としては、同
様の工程で通常用いられる公知の培地に、10〜50g
/リットルの蔗糖を加えて調製した培地である。すなわ
ち、公知の培地、例えば、ムラシゲ・スクーグ(Murasi
ge & Skoog)培地〔以下、MS培地〕、リンスマイヤー
・スクーグ(Linsmaiyer & Skoog)培地、ホワイト(Wh
ite )培地、ガンボルグ(Gamborg )培地、ニッチ(Ni
tsch)培地、ヘラー(Heller)培地、ニッチ・ニッチ
(Nitsch & Nitsch )培地〔以下、NN培地〕、N6
地及びこれらの改変培地、特にはMS培地、NN培地又
はN6 培地に、10〜50g/リットルの蔗糖を加えた
ものを基本培地とする。
【0009】誘導用培地のpHは、4.5〜7.0の範
囲であるのが好ましい。誘導用培地としては、固体培地
又は液体培地のいずれを用いることもできる。固体培地
は、少なくとも1種のゲル化剤、例えば、寒天、アガロ
ース又はジュランガムを含み、それらの含有量は、培地
に対し、好ましくは、寒天0.8〜1.2%、アガロー
ス0.1〜1.0%、又はジュランガム0.1〜0.4
%である。また、ゲル化剤を含まない液体培地を用いる
こともできる。
【0010】カルス又は不定胚の誘導を促進するため
に、培地に植物ホルモン(オーキシン類、サイトカニン
類、及び/又はジベレリン類)を含有させる。オーキシ
ン類としては、2,4−ジクロロフェノキシ酢酸(2,
4−D)、インドール酢酸(IAA)、ナフタレン酢酸
(NAA)、又は2,3,6−トリクロロ安息香酸
(2,3,6−T)などがある。サイトカイニン類とし
ては、カイネチン(kinetin)、ベンジルアデニ
ン(BA)、又はゼアチンなどがある。ジベレリン類と
しては、遊離型ジベレリン又は結合型ジベレリンなどを
用いることができ、遊離型ジベレリンとしては、例えば
ジベレリンA1 〜A42など、結合型ジベレリンとして
は、例えば、ジベレリングリコシルエーテル(例えば、
ジベレリンA3 、A8 、A26、A27、A29又はA35グリ
コシドなど)、ジベレリングリコシルエステル(例えば
ジベレリンA1 、A4 、A37又はA38グリコシルエステ
ルなど)などがある。
【0011】植物ホルモンは1種類又は好ましくは2種
類以上を混合してもよく、特にオーキシン類少なくとも
1種とサイトカイニン類少なくとも1種とを同時に添加
することが好ましい。通常、これらの植物ホルモンの量
は合計で0.01〜10ppmとなるような割合で培地
中に含有させるのが好ましい。特に好ましい培地は、オ
ーキシン類とサイトカイニン類を同時に添加した培地で
ある。オーキシン類とサイトカイニン類の添加量は使用
するホルモン活性によっても異なるが、オーキシンとし
て0.01〜10ppm、サイトカイニンとして0〜
0.5ppmの添加量が好ましい。特に、2,4−Dの
0.5〜2.0ppmとBAの0.1〜2.0ppmの
組み合わせが好ましく、2,4−Dの代わりにNAA、
また、BAの代わりにカイネチンを用いても同様の効果
が認められる。
【0012】また、本発明に用いられるクルクリゴ属植
物は、褐変物質が移植組織片より出るため、移植組織及
び培地に強く褐変が生じることがある。この褐変を防ぐ
ために、ポリビニルピロリドン(PVP)0.3〜1%
又はアスコルビン酸0.1〜2ミリモルを添加するのが
好ましい。PVPを添加すると培地に褐変物質が吸着
し、組織片のカルス化が容易になる。また、アスコルビ
ン酸を添加すると組織片から褐変物質が生じることを防
ぐことができる。
【0013】誘導工程においては、クルクリゴ属植物の
組織片を前記の誘導用培地に移植し、培養条件は植物体
により若干異なるが、通常15℃〜35℃で500〜1
0,000ルクスの光の照明下で、1〜6ヵ月培養を行
う。これによりカルス又は不定胚を得ることができる。
【0014】前記の誘導用培地により得られたカルス又
は不定胚を、そのまま後述する再分化用培地に移植する
と、再分化に長時間を要する。従って、前記の誘導用培
地により得られたカルス又は不定胚を、増殖用培地に移
して増殖工程を実施し、カルス又は不定胚の集合体ある
いは細胞塊を形成させ、それらの集合体あるいは細胞塊
を再分化用培地に移植する。
【0015】本発明の増殖工程で用いることのできる増
殖用培地としては、同様の増殖工程に通常用いられてい
る公知の培地に、10〜50g/リットルの蔗糖を加え
て調製した培地である。すなわち、公知の培地、例え
ば、前記の誘導用培地と同様の培地、特にMS培地又は
NN培地に10〜50g/リットルの蔗糖を加えたもの
を基本培地とする。培地のpHは、4.5〜7.0の範
囲であるのが好ましい。また、増殖用培地は、液体培地
又は固体培地のどちらでも良いが、液体培地を用いる
と、植物片より出る褐変物質を除去することにより、増
殖を効率よく行うことができる。固体培地には、少なく
とも1種のゲル化剤、例えば、寒天0.5〜1.2%、
アガロース0.1〜1.0%及び/又はジュランガム
0.1〜0.4%を使用するのが好ましい。
【0016】増殖培地は植物ホルモンとして、オーキシ
ン類少なくとも1種とサイトカイニン類少なくとも1種
とを含んでいるのが好ましい。オーキシン類としては、
2,4−D、NAA、IAA、又は2,3,6−Tが好
ましく、添加量は好ましくは0.1ppm〜10.0p
pm、特には1.0ppm〜5.0ppmである。サイ
トカイニン類としては、BA又はカイネチンが好まし
く、添加量は好ましくは0.1ppm〜5.0ppm、
特には0.5ppm〜3.0ppmである。
【0017】増殖工程での培養条件は植物体によって若
干異なるが、通常15℃〜35℃で、500〜10,0
00ルクスの光の照明下で、20〜150日間培養す
る。その結果、カルス又は不定胚は増殖して多数の集合
体又は細胞塊となる。これらのカルス又は不定胚を必要
に応じて適宜分割し、新たな増殖用培地に移植し、更に
新しいカルス又は不定胚の集合体又は細胞塊組織を得る
ことができる。このような継代培養と選別を行うことに
より、有効成分含有量の高い植物の幼苗を形成すること
のできるカルス又は不定胚を効率よく得ることができ
る。
【0018】次に、前記の増殖工程で増殖されたカルス
又は不定胚を再分化培地へ移し、再分化個体を誘導す
る。移植するカルス又は不定胚の種類や形状は特に制限
されないが、不定胚の場合は成熟型が好ましい。再分化
工程に用いる培地としては、液体培地又は固体培地のい
ずれでもよく、同様の再分化工程に通常用いられる公知
の培地に、場合により蔗糖0〜30g/リットルを加え
て調製した培地である。すなわち、公知の培地、例え
ば、前記の誘導用培地と同様の培地、特にMS培地又は
NN培地に0〜30g/リットルの蔗糖を加えたものを
基本培地とする。培地のpHは4.5〜7の範囲である
のが好ましい。
【0019】再分化用培地のホルモンとして、オーキシ
ン類としては、例えばNAA、IAA又は2,4−Dが
好ましく、それらの添加量は0〜5.0ppmが好まし
い。また、サイトカイニン類としては、例えばBA又は
カイネチンが好ましく、それらの添加量は0〜2.0p
pmが好ましい。再分化用培地では、前記の増殖用培地
よりもオーキシン濃度を低くすることが好ましく、植物
ホルモンを全く含有しない培地を使用してもよい。ま
た、再分化用培地のオーキシン濃度を、増殖用培地より
も低くしてシュートの形成を促し、更にシュートが約5
mm以上に成長した後で、更にオーキシン濃度を低くし
て発根を促進することが好ましい。
【0020】再分化工程での培養条件は、植物体によっ
て若干異なるが、通常15℃〜35℃で、1000〜1
0000ルクスの光の照明下で培養する。このような条
件下で培養を行うと、カルス又は不定胚が成長して出芽
が起き、次いで培地との接触面より発根が起こる。通
常、再分化用培地に移植してから1〜3ヵ月にわたる培
養で、葉茎及び根を有する幼苗が得られる。
【0021】
【実施例】以下、実施例によって本発明を具体的に説明
するが、これらは本発明の範囲を限定するものではな
い。実施例1 (1)カルスの誘導 クルクリゴ・ラチフォリア( Curcurigo latifolia)の
茎頂を70%エタノールで洗浄した後、次亜塩素酸ナト
リウム水溶液(塩素濃度2%)にて表面殺菌し、成長点
を取り出し、カルス誘導用培地で培養を行った。誘導用
培地としては、MS培地に、シュークロース3%、2,
4−Dを1.0ppm、BAを0.1ppm、そして寒
天1%を添加して調製した固体培地(pH6.7)を使
用した。25℃で1000ルクスの蛍光灯照明下にて4
0日間培養を行った。移植した組織より、成長点由来の
カルスが得られた。
【0022】(2)カルスの増殖 前項(1)で得たカルスを増殖用培地に移植した。増殖
用培地としては、MS培地に、2,4−Dを2.0pp
m及びBAを1.0ppmの割合で添加して調製した液
体培地(pH6.7)を用いた。25℃で1000ルク
スの蛍光灯照明下にて90日間、振盪培養を行いカルス
の増殖を行った。 (3)カルスの再分化 前項(2)で得たカルスを再分化用培地に移植した。再
分化用培地としては、MS培地に蔗糖2%及びNAAを
0.5ppmの割合で添加して調製した固体培地(pH
6.7)を用いた。移植から約80日でカルスより芽が
分化し、発根が認められ、正常な植物体が得られた。上
記のようにして得られた幼苗をハーミキュライトで栽培
したところ、実生の苗からと同様の完全な植物体が得ら
れた。得られた植物体は、親株と同一の形態を示すヘテ
ロの個体であった。
【0023】実施例2 (1)カルスの誘導 クルクリゴ・ラチフォリアの蕾を70%エタノールで洗
浄した後、次亜塩素酸ナトリウム水溶液(塩素濃度2
%)にて表面殺菌し、葯を取り出し、カルス誘導用培地
で培養を行った。誘導用培地としては、NN培地に、蔗
糖3%、2,4−Dを1.0ppm、BAを0.1pp
m及び寒天1%を添加して調製した固体培地(pH6.
7)を使用した。25℃で1000ルクスの蛍光灯照明
下にて30日間培養を行った。移植した組織より花粉由
来のカルスが得られた。
【0024】(2)カルスの増殖 前項(1)で得たカルスをカルス増殖及び再分化用培地
に移植した。カルス増殖及び再分化用培地としては、N
N培地に蔗糖3%、2,4−Dを1.0ppm、及びB
Aを1.0ppmの割合で添加して調製した液体培地
(pH6.7)を用いた。25℃で1000ルクスの蛍
光灯照明下にて50日間、振盪培養を行ったところ、増
殖したカルスが得られた。
【0025】(3)カルスの再分化 前項(2)で得たカルスを再分化用培地に移植した。再
分化用培地として、NN培地に蔗糖3%、BAの1.0
ppm及びジュランガム0.3%を添加して調製した固
体培地(pH6.7)を用い、培養したところ、正常な
発芽と発根が認められた。こうして得られた個体(幼
苗)は、自然倍加したホモ個体である。土壌に移して栽
培し、完全な植物体を得た。
【0026】
【発明の効果】クルクリゴ属植物の成長は比較的遅いに
もかかわらず、本発明方法によれば、クルクリゴ属植物
の幼苗を迅速に、しかも、気候、土壌又は季節などに左
右されずに、大量に入手することができる。また、遺伝
的に純系で、優良な形質を有するホモの個体を得ること
ができる。更に、有効成分を多量に含む株や大型果実を
付ける株などの優良な形質を有する株のクローン苗を得
ることができる。従って、本発明方法を用いれば、有効
成分(クルクリン)を多量に含む果実を付けるなどの優
良形質を有する苗の開発を、容易に進めることができ
る。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クルクリゴ属に属する植物の植物体組織
    の一部を、植物ホルモンを含有するカルス又は不定胚誘
    導用培地で培養してカルス又は不定胚を誘導し、誘導さ
    れたカルス又は不定胚をカルス又は不定胚増殖用培地に
    移植してカルス又は不定胚を増殖し、更にこうして得ら
    れたカルス又は不定胚を再分化用培地に移植して再分化
    個体を誘導することを特徴とするクルクリゴ属に属する
    植物の苗の生産方法。
  2. 【請求項2】 前記の植物体組織が体細胞組織である、
    請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記の植物体組織が葯又は花粉である、
    請求項1に記載の方法。
JP5200455A 1993-07-20 1993-07-20 クルクリゴ属植物の苗の生産方法 Pending JPH0731310A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5200455A JPH0731310A (ja) 1993-07-20 1993-07-20 クルクリゴ属植物の苗の生産方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5200455A JPH0731310A (ja) 1993-07-20 1993-07-20 クルクリゴ属植物の苗の生産方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0731310A true JPH0731310A (ja) 1995-02-03

Family

ID=16424593

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5200455A Pending JPH0731310A (ja) 1993-07-20 1993-07-20 クルクリゴ属植物の苗の生産方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0731310A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006075078A (ja) * 2004-09-09 2006-03-23 Research Institute Of Innovative Technology For The Earth キク科植物の葉緑体の形質転換方法
JP2010142145A (ja) * 2008-12-17 2010-07-01 Japan Agribio Co Ltd 不定胚塊の分割方法
JP2011062141A (ja) * 2009-09-17 2011-03-31 Fuji Kagaku Kk チガヤ属の増殖方法
CN105850736A (zh) * 2016-04-11 2016-08-17 中南林业科技大学 一种仙茅人工种子的制作方法
JP2021112169A (ja) * 2020-01-21 2021-08-05 地方独立行政法人青森県産業技術センター カタクリ属植物の組織培養による増殖方法
CN115669489A (zh) * 2022-12-30 2023-02-03 云南省农业科学院药用植物研究所 一种促进仙茅苷有效积累的调节剂及调节方法
CN117598065A (zh) * 2024-01-19 2024-02-27 云南省农业科学院药用植物研究所 一种促进仙茅种子快速萌发的方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006075078A (ja) * 2004-09-09 2006-03-23 Research Institute Of Innovative Technology For The Earth キク科植物の葉緑体の形質転換方法
JP2010142145A (ja) * 2008-12-17 2010-07-01 Japan Agribio Co Ltd 不定胚塊の分割方法
US9029151B2 (en) 2008-12-17 2015-05-12 Kirin Holdings Kabushiki Kaisha Method for dividing somatic embryo mass
JP2011062141A (ja) * 2009-09-17 2011-03-31 Fuji Kagaku Kk チガヤ属の増殖方法
CN105850736A (zh) * 2016-04-11 2016-08-17 中南林业科技大学 一种仙茅人工种子的制作方法
JP2021112169A (ja) * 2020-01-21 2021-08-05 地方独立行政法人青森県産業技術センター カタクリ属植物の組織培養による増殖方法
CN115669489A (zh) * 2022-12-30 2023-02-03 云南省农业科学院药用植物研究所 一种促进仙茅苷有效积累的调节剂及调节方法
CN115669489B (zh) * 2022-12-30 2023-04-07 云南省农业科学院药用植物研究所 一种促进仙茅苷有效积累的调节剂及调节方法
CN117598065A (zh) * 2024-01-19 2024-02-27 云南省农业科学院药用植物研究所 一种促进仙茅种子快速萌发的方法
CN117598065B (zh) * 2024-01-19 2024-03-26 云南省农业科学院药用植物研究所 一种促进仙茅种子快速萌发的方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Ziv et al. Organs and plantlets regeneration of Gladiolus through tissue culture
Mii et al. Fertile plant regeneration from protoplasts of a seed-propagated cultivar of Lilium× formolongi by utilizing meristematic nodular cell clumps
Soneji et al. Somaclonal variation in micropropagated dormant axillary buds of pineapple (Ananas comosus L., Merr.)
Khan et al. Thidiazuron induced somatic embryogenesis and plant regeneration in Capsicum annuum
Mercier et al. Microprogation of ornamental bromeliads (Bromeliaceae)
Ozaslan et al. Effect of explant source on in vitro propagation of Paulownia tomentosa Steud.
JPH06189646A (ja) シャクナゲ属植物における培養苗条の発根促進法
Chengalrayan et al. In vitro regulation of morphogenesis in peanut (Arachis hypogaea L.)
Chalupa Somatic embryogenesis in oak (Quercus spp.)
JPH07308137A (ja) ヤマナラシ節に属する植物の植物体生産方法
Ziv et al. Vegetative propagation of Alstroemeria in vitro
Agnihotri et al. In vitro cloning of female and male Carica papaya through tips of shoots and inflorescences
US5312801A (en) Somatic embryogenesis and plant regeneration of cacao
JPH0731310A (ja) クルクリゴ属植物の苗の生産方法
JPH0611209B2 (ja) 木本性植物の大量増殖法
US6673608B1 (en) Somatic embryogenic regeneration of Acacia mangium
JP2008228609A (ja) ソバの組織培養法、ソバの植物体
JPH01165316A (ja) 培養細胞からのワタの再生方法
Chaturvedi et al. Induced nucellar embryogenesis in vitro for clonal multiplication of Mangifera indica L. var. Ambalavi: A dwarfing rootstock
JP4153609B2 (ja) 組織培養を用いたコーキセンダンの大量増殖法
JPH0463527A (ja) クローン増殖による種苗の生産方法
Rittirat et al. In vitro shoot organogenesis in Anthurium andraeanum HC 028 a highly valued cut-flower and potted ornamental plant
JPH0937666A (ja) エンジュの組織培養法
JPH03277219A (ja) バラの組織培養法
Hasbullah et al. Somatic embryo formation in Gerbera jamesonii Bolus ex. Hook f. in vitro