JPH0463527A - クローン増殖による種苗の生産方法 - Google Patents
クローン増殖による種苗の生産方法Info
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- JPH0463527A JPH0463527A JP2173550A JP17355090A JPH0463527A JP H0463527 A JPH0463527 A JP H0463527A JP 2173550 A JP2173550 A JP 2173550A JP 17355090 A JP17355090 A JP 17355090A JP H0463527 A JPH0463527 A JP H0463527A
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Landscapes
- Breeding Of Plants And Reproduction By Means Of Culturing (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野コ
この発明は、クローン増殖による杜仲
(Eucomiia ulmoides)ないしその類
似樹種の精英樹種苗の大量生産方法に関する。
似樹種の精英樹種苗の大量生産方法に関する。
[従来技術および解決すべき課題]
一般に、植物は、個々の固体ごとに、葉の大きさ、樹形
、葉の密度などを異にする。このような差異は、個々の
固体の持つ遺伝的形態に起因する。したがって、杜仲を
お茶として用いるほかに、健康食品や機能性食品の有用
成分の生産原料として用いる場合には、生産量およびそ
の質の両面で優れた樹すなわち精英樹を栽培すればよい
ことは明らかである。
、葉の密度などを異にする。このような差異は、個々の
固体の持つ遺伝的形態に起因する。したがって、杜仲を
お茶として用いるほかに、健康食品や機能性食品の有用
成分の生産原料として用いる場合には、生産量およびそ
の質の両面で優れた樹すなわち精英樹を栽培すればよい
ことは明らかである。
しかし、種子からの繁殖で得られたものは遺伝的には雑
種であり、すべてが精英樹ではない。
種であり、すべてが精英樹ではない。
また、抽し木の方法は杜仲には適せず、接ぎ木の方法も
杜仲の大量生産には難点がある。
杜仲の大量生産には難点がある。
この発明は、上記のごとき実情に鑑み、クーロン増殖に
よる杜仲の精英樹種苗の大量生産方法を提供することを
目的とする。
よる杜仲の精英樹種苗の大量生産方法を提供することを
目的とする。
[課題の解決手段]
この発明は、上記目的を達成すべく研究を重ねた結果、
杜仲の種子から胚を取り出してこれを培養し、胚軸を伸
長させたものは、胚軸からの発根を容易になし得るもの
であり、一方、杜仲精英樹の当年技から組織培養によっ
て誘導したシュートは、培養条件を調整することによっ
て大量生産できるという知見を得て完成するに至ったも
のである。
杜仲の種子から胚を取り出してこれを培養し、胚軸を伸
長させたものは、胚軸からの発根を容易になし得るもの
であり、一方、杜仲精英樹の当年技から組織培養によっ
て誘導したシュートは、培養条件を調整することによっ
て大量生産できるという知見を得て完成するに至ったも
のである。
すなわち、この発明による方法は、
種子から胚を取り出してこれを培養し、胚軸を伸長させ
てこれを切断し、 一方、成木から組織培養によってシュートを誘導してこ
れを切断し、 得られた切断胚軸を台木とし切断シュートを接ぎ穂とし
て両者を接ぎ木し、接ぎ本体を発根させる、 クローン増殖による種苗の生産方法である。
てこれを切断し、 一方、成木から組織培養によってシュートを誘導してこ
れを切断し、 得られた切断胚軸を台木とし切断シュートを接ぎ穂とし
て両者を接ぎ木し、接ぎ本体を発根させる、 クローン増殖による種苗の生産方法である。
この発明による種苗の生産方法が適用できる代表的な樹
種は杜仲であるが、この発明の方法は杜仲以外にも杜仲
に類似した生育特性を有する樹種に対して適用できる。
種は杜仲であるが、この発明の方法は杜仲以外にも杜仲
に類似した生育特性を有する樹種に対して適用できる。
組織培養によってシュートを誘導すべき成木の部位と
しては、成木とりわけ精英樹から伸長した当年技か好ま
しい。
しては、成木とりわけ精英樹から伸長した当年技か好ま
しい。
培養基としては、胚培養用およびシュート誘導用の通常
の培地、たとえば、表1に示すB−5(Gamborg
)196Bまたは表2に示すWPM(Woodypla
nt medlum)1982をベースとした組成に、
植物ホルモン(生長調整物質)としてオーキシンおよび
サイトカイニンを添加したものがよく用いられる。オー
キシンとしては、NAA (ナフタレン酢酸)、IAA
(インドール酢酸)、2゜4−D (2,4−ジクロロ
フェノキシ酢酸)、CPA(4−クロロフェノキシ酢酸
)、IBA(インドール酪酸)などがよく用いられる。
の培地、たとえば、表1に示すB−5(Gamborg
)196Bまたは表2に示すWPM(Woodypla
nt medlum)1982をベースとした組成に、
植物ホルモン(生長調整物質)としてオーキシンおよび
サイトカイニンを添加したものがよく用いられる。オー
キシンとしては、NAA (ナフタレン酢酸)、IAA
(インドール酢酸)、2゜4−D (2,4−ジクロロ
フェノキシ酢酸)、CPA(4−クロロフェノキシ酢酸
)、IBA(インドール酪酸)などがよく用いられる。
また、サイトカイニンとしては、6−BA (N6ベン
ジルアデニン)、カイネチン(N6−フルフリルアミノ
プリン) 、2ip(N6〜r、r−ジメチルアリルア
ミノプリン)、ゼアチンなどがよく用いられる。
ジルアデニン)、カイネチン(N6−フルフリルアミノ
プリン) 、2ip(N6〜r、r−ジメチルアリルア
ミノプリン)、ゼアチンなどがよく用いられる。
[作 用]
この発明による杜仲種苗の生産方法では、杜仲の種子か
ら胚を取り出してこれを培養し、胚軸を伸長させ、これ
を切断して台木として用いるので、得られた接ぎ本体は
容易に発根する。
ら胚を取り出してこれを培養し、胚軸を伸長させ、これ
を切断して台木として用いるので、得られた接ぎ本体は
容易に発根する。
また、杜仲の成木から組織培養によってシュートを誘導
し、これを切断して接ぎ穂として用いるので、得られた
接ぎ本体は、精英樹の優れた性質をそのまま保持する。
し、これを切断して接ぎ穂として用いるので、得られた
接ぎ本体は、精英樹の優れた性質をそのまま保持する。
そして、切断胚軸を台木とし切断シュートを接ぎ穂と
して両者を接ぎ木し、接ぎ本体を発根させるので、生産
量およびその質の両面で優れた樹すなわち精英樹の種苗
が大量生産せられる。
して両者を接ぎ木し、接ぎ本体を発根させるので、生産
量およびその質の両面で優れた樹すなわち精英樹の種苗
が大量生産せられる。
[実 施 例コ
つぎに、図示フローシートの実施例によりこの発明を具
体的に説明する。
体的に説明する。
添付の図面において、杜仲の種子から胚を取り出し、培
地に胚を置床すなわち挿し木して培養し、発芽を促した
。この培地は、表1に示すB−5または表2に示すWP
Mの寒天培地に、サイトカイニンとして0. 6111
g/ /の6−BA(Nb−ベンジルアデニン)を添加
して調製したもの、またはサイトカイニン無添加のもの
である。このようにして発芽してきた杜仲の上下胚軸を
in VjtrOて十分に伸長させた。こうして得られ
た伸長胚軸を切断して接ぎ木の台木とした。
地に胚を置床すなわち挿し木して培養し、発芽を促した
。この培地は、表1に示すB−5または表2に示すWP
Mの寒天培地に、サイトカイニンとして0. 6111
g/ /の6−BA(Nb−ベンジルアデニン)を添加
して調製したもの、またはサイトカイニン無添加のもの
である。このようにして発芽してきた杜仲の上下胚軸を
in VjtrOて十分に伸長させた。こうして得られ
た伸長胚軸を切断して接ぎ木の台木とした。
一方、樹齢3年の実生苗を温室内に搬入し、伸長してき
た当年技を約30ctgの長さに切り取り、この切り取
り片を2%のアンチフォルミン(次亜塩素酸ナトリウム
溶液)と共に20分間回転させることによって殺菌処理
を行なった。
た当年技を約30ctgの長さに切り取り、この切り取
り片を2%のアンチフォルミン(次亜塩素酸ナトリウム
溶液)と共に20分間回転させることによって殺菌処理
を行なった。
この殺菌処理品を剪定鋏で長さ3cam程度の多数の小
片に切り、これら小片を試験管内の培地に置床すなわち
挿し木した。この培地は、表1に示すB−5または表2
に示すWPMの寒天培地に、サイトカイニンとして0.
6ig/ I’の68A (N6−ベンジルアデニン
)を添加して調製したものである。培養温度は25℃±
2℃に維持した。こうして、当年技の切り口部から、組
織培養によってシュートを誘導した。得られた誘導シュ
ートを切断して接ぎ木の接ぎ穂とした。
片に切り、これら小片を試験管内の培地に置床すなわち
挿し木した。この培地は、表1に示すB−5または表2
に示すWPMの寒天培地に、サイトカイニンとして0.
6ig/ I’の68A (N6−ベンジルアデニン
)を添加して調製したものである。培養温度は25℃±
2℃に維持した。こうして、当年技の切り口部から、組
織培養によってシュートを誘導した。得られた誘導シュ
ートを切断して接ぎ木の接ぎ穂とした。
ついで、得られた切断胚軸を台木とし切断シュートを接
ぎ穂として両者を接ぎ木し、培地で接ぎ本体を培養し、
発根を促した。この培地は、表1に示すB−5または表
2に示すWPMの寒天培地に、オーキシンとして0.5
mg/ lのNAA(ナフタレン酢酸)を添加して調製
したもの、またはオーキシン無添加のものである。つい
で、これを馴化可能な状態までin vHroで生育し
、馴化して幼植物体を得た。こうして、接ぎ本体を発根
させた。
ぎ穂として両者を接ぎ木し、培地で接ぎ本体を培養し、
発根を促した。この培地は、表1に示すB−5または表
2に示すWPMの寒天培地に、オーキシンとして0.5
mg/ lのNAA(ナフタレン酢酸)を添加して調製
したもの、またはオーキシン無添加のものである。つい
で、これを馴化可能な状態までin vHroで生育し
、馴化して幼植物体を得た。こうして、接ぎ本体を発根
させた。
[発明の効果コ
この発明による杜仲種苗の生産方法では、杜仲の種子か
ら胚を取り出してこれを培養し、胚軸を伸長させ、これ
を切断して台木として用いるので、得られた接ぎ本体か
らの発根を容易に行なうことができる。
ら胚を取り出してこれを培養し、胚軸を伸長させ、これ
を切断して台木として用いるので、得られた接ぎ本体か
らの発根を容易に行なうことができる。
また、杜仲の成木から組織培養によってシュートを誘導
し、これを切断して接ぎ穂として用いるので、得られた
接ぎ本体に精英樹の優れた性質をそのまま保持させるこ
とができる。
し、これを切断して接ぎ穂として用いるので、得られた
接ぎ本体に精英樹の優れた性質をそのまま保持させるこ
とができる。
そして、切断胚軸を台木とし切断シュートを接ぎ穂とし
て両者を接ぎ木し、接ぎ本体を発根させるので、生産量
およびその質の両面で優れた樹すなわち精英樹の種苗を
大量生産することができる。
て両者を接ぎ木し、接ぎ本体を発根させるので、生産量
およびその質の両面で優れた樹すなわち精英樹の種苗を
大量生産することができる。
かくして、この発明の方法によれば、杜仲の精英樹種苗
を大量生産して植樹することによって、杜仲の葉の生産
量を増大させることができ、その結果、杜仲栽培用地の
単位面積当たりの生産量を増大させて、土地の有効利用
を果たすことかできる。
を大量生産して植樹することによって、杜仲の葉の生産
量を増大させることができ、その結果、杜仲栽培用地の
単位面積当たりの生産量を増大させて、土地の有効利用
を果たすことかできる。
また、杜仲の精英樹は、有用成分の含有量の高い樹であ
るので、これを健康食品や機能性食品の分野に使用する
場合には、製品の大幅なコストダウンを達成することが
できる。
るので、これを健康食品や機能性食品の分野に使用する
場合には、製品の大幅なコストダウンを達成することが
できる。
さらに、この発明による杜仲種苗の生産方法は、杜仲以
外の樹木であって杜仲に類似した生育特性を有する樹種
に対しても適用することかでき、このような樹種の大量
生産を行なうことかできる。
外の樹木であって杜仲に類似した生育特性を有する樹種
に対しても適用することかでき、このような樹種の大量
生産を行なうことかできる。
(以下余白)
表1 (Gamborg、Miller and Oj
Ima培地(B−5)1968の組成)表2(讐ood
y plant培地(νPH)19110の組成)5.
6に調整した。
Ima培地(B−5)1968の組成)表2(讐ood
y plant培地(νPH)19110の組成)5.
6に調整した。
5.6に調整した。
4、
図面はこの発明の実施例を示すフロ
シート
である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 種子から胚を取り出してこれを培養し、胚軸を伸長させ
てこれを切断し、 一方、成木から組織培養によってシュートを誘導してこ
れを切断し、 得られた切断胚軸を台木とし切断シュートを接ぎ穂とし
て両者を接ぎ木し、接ぎ本体を発根させる、 クローン増殖による種苗の生産方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2173550A JPH0728618B2 (ja) | 1990-06-29 | 1990-06-29 | クローン増殖による種苗の生産方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2173550A JPH0728618B2 (ja) | 1990-06-29 | 1990-06-29 | クローン増殖による種苗の生産方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0463527A true JPH0463527A (ja) | 1992-02-28 |
JPH0728618B2 JPH0728618B2 (ja) | 1995-04-05 |
Family
ID=15962617
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2173550A Expired - Fee Related JPH0728618B2 (ja) | 1990-06-29 | 1990-06-29 | クローン増殖による種苗の生産方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0728618B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103155807A (zh) * | 2011-12-13 | 2013-06-19 | 西北农林科技大学 | 一种植物愈伤组织嫁接方法及其装置 |
CN103583372A (zh) * | 2013-11-29 | 2014-02-19 | 陕西理工学院 | 杜仲离体快速繁殖的方法 |
CN103843553A (zh) * | 2013-08-07 | 2014-06-11 | 灵宝市天地科技生态有限责任公司 | 一种提高杜仲雄株丰产园产杜仲雄花产量的方法 |
CN104686329A (zh) * | 2015-02-21 | 2015-06-10 | 杨业云 | 一种杜仲组织培养方法 |
CN105284431A (zh) * | 2015-09-21 | 2016-02-03 | 梁世君 | 一种杜仲育苗方法 |
CN111066506A (zh) * | 2019-12-12 | 2020-04-28 | 贵州大学 | 杜仲转基因抗性芽微嫁接繁殖方法 |
-
1990
- 1990-06-29 JP JP2173550A patent/JPH0728618B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103155807A (zh) * | 2011-12-13 | 2013-06-19 | 西北农林科技大学 | 一种植物愈伤组织嫁接方法及其装置 |
CN103843553A (zh) * | 2013-08-07 | 2014-06-11 | 灵宝市天地科技生态有限责任公司 | 一种提高杜仲雄株丰产园产杜仲雄花产量的方法 |
CN103583372A (zh) * | 2013-11-29 | 2014-02-19 | 陕西理工学院 | 杜仲离体快速繁殖的方法 |
CN104686329A (zh) * | 2015-02-21 | 2015-06-10 | 杨业云 | 一种杜仲组织培养方法 |
CN105284431A (zh) * | 2015-09-21 | 2016-02-03 | 梁世君 | 一种杜仲育苗方法 |
CN111066506A (zh) * | 2019-12-12 | 2020-04-28 | 贵州大学 | 杜仲转基因抗性芽微嫁接繁殖方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0728618B2 (ja) | 1995-04-05 |
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