JPH07312950A - 非結球性葉菜収穫機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 ハウス栽培された非結球性葉菜を、平畦の上
を跨越えた状態で走行しながら収穫作業を行うように、
軽くてかつ２人の作業者が乗った状態で作業できる機体
フレームを提供する。 【構成】前二輪と後二輪と機体フレームＦにより構成し
た走行部を設け、該走行部の前部に前処理部を配置し、
該前処理部により非結球性葉菜を掘取り、根を切って作
業台まで搬送する非結球性葉菜収穫機において、機体フ
レームＦを、上部に配置した作業フレーム４３、前処理
部スライドフレーム３１、下部の左右に配置した車輪フ
レーム、上下を連結する縦フレーム３４，３６により構
成し、該車輪フレームにより前二輪と後二輪を支持し
た。また、該左右の車輪フレームより、左右の座席支持
フレームを突出し、該座席支持フレーム３５に座席１
Ｌ，１Ｒを支持した。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はほうれん草や春菊やちん
げん菜等の非結球性葉菜を機械的に収穫する非結球性葉
菜収穫機の構成に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来から、人参や大根等の根菜類を機械
的に収穫する収穫機を、前処理部と走行部により構成し
た技術は公知とされているのである。例えば、特開平５
−２５２８１２号公報や、実開平５−７０２２４号公報
や、実開平５−７０２２５号公報や、実開平５−７０２
２６号公報や、実開平５−７０２２７号公報に記載の技
術の如くである。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、根菜類の収穫
機の場合には、大根にしても人参にしても、畑に畝を作
ることなく平地栽培するのであるが、非結球性葉菜は水
気の多い土地を嫌うものが多く、ビニールハウス内で平
畦に栽培する場合が多いのである。本発明はこのよう
な、ハウス栽培された非結球性葉菜を、この平畦の上を
跨越えた状態で走行しながら収穫作業を行うように、軽
くてかつ２人の作業者が乗った状態で作業出来るように
機体フレームを構成するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。請求項１においては、前二輪２８・
２８と後二輪２７・２７と機体フレームＦにより構成し
た走行部Ｂを設け、該走行部Ｂの前部に前処理部Ａを配
置し、該前処理部Ａにより非結球性葉菜を掘取り、根を
切って作業台Ｇまで搬送する非結球性葉菜収穫機におい
て、機体フレームＦを、上部に配置した作業フレーム４
３、前処理部スライドフレーム３１、下部の左右に配置
した車輪フレーム３０・３０、上下を連結する縦フレー
ム３４・３６により構成し、該車輪フレーム３０・３０
により前二輪２８・２８と後二輪２７・２７を支持した
ものである。

【０００５】請求項２においては、左右の車輪フレーム
３０・３０より、左右の座席支持フレーム３５を突出
し、該座席支持フレーム３５に座席１Ｌ・１Ｒを支持し
たものである。

【０００６】請求項３においては、座席１Ｌ・１Ｒに、
オペレーターが座った状態で作業が出来る位置に、作業
フレーム４３と作業台Ｇを配置したものである。

【０００７】請求項４においては、縦フレーム３４・３
６の間に、座席１Ｌ・１Ｒを配置し、オペレーターの膝
が縦フレーム３４・３６の間に位置することを可能とし
たものである。

【０００８】

【作用】次に作用を説明する。請求項１では、作業フレ
ーム４３の部分は高い位置となり、平畦に栽培した非結
球性葉菜の葉の部分が干渉しない高さとすることが出来
た。また掘り取った非結球性葉菜を前処理部Ａにより、
作業フレーム４３の上部まで搬送することにより、揃え
たり、結束したりする作業がしやすい位置まで搬送する
ことが出来る。

【０００９】請求項２では、車輪フレーム３０・３０に
固設した座席１Ｌ・１Ｒが、作業フレーム４３よりも低
い位置となり、オペレーターが座した状態でも安全な位
置となり、乗り降りも、機体フレームＦの側方から、邪
魔されるものが無く容易に出来るのである。

【００１０】請求項３では、オペレーターが前処理部Ａ
から落ちたとしても安全であり、また機体が傾いたとし
ても、座席１Ｌ・１Ｒは低い位置であるので、オペレー
ターに人身事故が発生する可能性が低くなった。

【００１１】請求項４では、オペレーターは乗り降りを
する場合には、座席１Ｌ・１Ｒを外側に回動して、機体
フレームＦから離れた位置に配置することが出来、乗降
に際して干渉する部材も無く、安全な状態で乗降出来る
のである。また、座席１Ｌ・１Ｒが低い位置にあるの
で、オペレーターが乗った状態でも機体の重心が低くな
り、機体が傾斜しても転倒する可能性が低くなった。

【００１２】

【実施例】次に実施例を説明する。図１は本発明の非結
球性葉菜収穫機の全体側面図、図２は同じく非結球性葉
菜収穫機の全体平面図、図３は同じく非結球性葉菜収穫
機の全体前面図、図４は前処理部Ａの部分の平面図、図
５は前処理部Ａの全体側面図、図６は前処理部Ａの根元
揃え板４と根部引降ろしベルト６と根切り刃１２の部分
の拡大側面図、図７は本発明の走行部Ｂの機体フレーム
Ｆの斜視図である。

【００１３】図１と図２と図３において、非結球性葉菜
収穫機の全体的な構成について説明する。機体フレーム
Ｆに前二輪２８・２８と後二輪２７・２７を枢支して、
４輪の走行部Ｂを構成している。該機体フレームＦは、
左右の車輪フレーム３０・３０と作業フレーム４３等に
より構成されて、左右の作業フレーム４３の上面に作業
台Ｇを固設し、非結球性葉菜収納箱２６が載置されてい
る。また後二輪２７・２７の間にバッテリーＴと走行駆
動モータＮが配置されている。該走行駆動モータＮの回
転を後二輪２７・２７に伝達する駆動チェーンケース４
４が設けられている。また機体フレームＦの後部には操
向機構が無いので、オペレーターが操作する操向ハンド
ル４６が設けられている。

【００１４】作業フレーム４３と車輪フレーム３０・３
０の間に、縦フレーム３４・３６が介装されており、該
縦フレーム３４・３６の前後の中間の位置に車輪フレー
ム３０・３０より上方に突出して座席支持フレーム３５
を突設し、該座席支持フレーム３５により座席１Ｌ・１
Ｒを支持している。また左右の作業フレーム４３の前部
の間に前処理部スライドフレーム３１が架設されてお
り、また同左右の縦フレーム３４の間に、補強フレーム
４５が介装されている。該前処理部スライドフレーム３
１と補強フレーム４５の上で、摺動フック７４と摺動係
合板４７が、左右の作業フレーム４３の間を摺動するこ
とにより、前処理部Ａはスライドして条間の調節を可能
としている。また、補強フレーム４５と前処理部Ａとの
間には、前処理部Ａを作業状態と移動搬送状態に切り換
える昇降機構１０が設けられている。

【００１５】図２において図示する如く、前方に突設し
た前処理部Ａは前処理部スライドフレーム３１の上を左
右に摺動可能とし、走行部Ｂが同じ通路を操向しなが
ら、前処理部Ａのみを左右に摺動して、未だ収穫してい
ない非結球性葉菜に前処理部Ａを合わせながら往復作業
を可能としている。本非結球性葉菜収穫機は、ハウスの
中で、平畦の上に複数条に植成されている非結球性葉菜
を収穫するのであるから、平畦の上の全条の非結球性葉
菜Ｙを全て一度に収穫することは出来ず、平畦の間の通
路を四輪が通過して往復走行しながら、前処理部Ａを徐
々に未処理側の条に移動させて、最終的に１本の平畦上
の全ての非結球性葉菜Ｙを収穫する。

【００１６】オペレーターは機体フレームＦの外側に突
設された座席１Ｌ・１Ｒの上に二人が座って、左右のバ
ランスを取り乍ら、前処理部Ａにより処理されて搬送さ
れてくる非結球性葉菜Ｙを、一定の株数ずつ揃えて非結
球性葉菜収納箱２６に並べる作業をする。また本発明の
非結球性葉菜収穫機は、ビニールハウスの中等で非結球
性葉菜が植成されている場合が多いので、前処理部Ａ及
び走行部Ｂをエンジンにて駆動すると、該エンジンの排
気ガスがビニールハウスの内部に滞留してオペレーター
の健康に悪影響を与えるので、前処理部Ａ及び走行部Ｂ
の駆動に、前処理駆動モーターＭと走行駆動モータＮの
２台を使用し、排気ガスがハウス内に充填しないように
している。

【００１７】次に図７において、走行部Ｂを構成する機
体フレームＦの全体的な構成を説明する。上部の左右に
作業フレーム４３が配置されている。該作業フレーム４
３の後端には横フレーム４１が架設され、該横フレーム
４１の上に、操向ハンドル４６が架設されている。該作
業フレーム４３は、座席１Ｌ・１Ｒに座った状態のオペ
レーターが作業出来る高さに設定している。また作業フ
レーム４３の前端には前処理部スライドフレーム３１が
架設されており、その後部には作業台フレーム４０が架
設されている。該作業台フレーム４０と横フレーム４１
の間に、作業台が架設される。該左右の作業フレーム４
３から、下方へ左右に２本ずつ、縦フレーム３４・３６
が立設されている。該左右の縦フレーム３４・３６には
前後方向に車輪フレーム３０・３０が固定されている。
該車輪フレーム３０は、補強と非結球性葉菜の葉を踏み
つけないように、分草機能を具備して２本のフレームを
平行に枠組して構成している。該平行フレームの間に前
二輪２８・２８と後二輪２７・２７が軸受支持されてい
る。

【００１８】そして、前後の縦フレーム３４・３６の間
の略前後重心位置近くに、座席支持フレーム３５を立設
し、該座席支持フレーム３５に上下調節自在として座席
１Ｌ・１Ｒを支持している。該座席１Ｌ・１Ｒは座席支
持フレーム３５に対して回動可能であり、オペレーター
は外向きとした座席１Ｌ・１Ｒに座した状態で、回転し
て、膝を縦フレーム３４・３６の間に入れた状態とする
ことが出来る。そして縦フレーム３４の上端には、前述
の前処理部スライドフレーム３１が架設され、下方に補
強フレーム４５が架設されている。該補強フレーム４５
より、機体の左右中心位置を通過する足置きフレーム５
５が前後に配置されている。

【００１９】該足置きフレーム５５の後端は、バッテリ
ーフレーム５６の部分まで延長固設されている。該足置
きフレーム５５は、左右から向きあったオペレーター
が、互いに足を載置する部分である。そして足置きフレ
ーム５５は、未収穫の非結球性葉菜の葉の先端が干渉し
ない位置の、干渉しない高さに架設している。また該バ
ッテリーフレーム５６の直ぐ後部にモータフレーム３７
が配置されている。該モータフレーム３７の上に配置し
た走行駆動モータＮの回転を、モータフレーム３７の内
部に設けた軸により左右に配置したチェーンケース４
４，４４に伝達し、該チェーンケース４４，４４によ
り、後二輪２７・２７の車軸に伝達している。

【００２０】次に図４と図５と図６において、前処理部
Ａの全体的な構成を説明する。モータ取付板２９に前処
理駆動モーターＭと昇降機構１０が設置されている。該
モータ取付板２９に上部の摺動フック７４と、下部の摺
動係合板４７が設けられている。該摺動フック７４は前
処理部スライドフレーム３１に遊嵌され、摺動係合板４
７は図２の補強フレーム４５の上面に摺動可能に載置さ
れている。またモータ取付板２９の上部には、水平搬送
コンベア７の支持部３２が構成されている。また該支持
部３２には駆動ベベルギアボックス１８が固定されてお
り、該駆動ベベルギアボックス１８の入力プーリー４８
に前処理駆動モーターＭからベルトが巻回されて動力が
伝達されている。

【００２１】該駆動ベベルギアボックス１８から側方へ
突出した軸に、水平搬送コンベア７の駆動プーリー２３
が固定されており、支持部３２の後端に支持した従動プ
ーリー２４との間に水平方向に回動する平ベルトにより
構成した水平搬送コンベア７を駆動している。該水平搬
送コンベア７の上に、株元上部搬送ベルト５により挟持
されて搬送されてくる非結球性葉菜Ｙが載置されて、左
右のオペレーターの前に搬送される。駆動ベベルギアボ
ックス１８から上方へ突出した軸に、葉部係合搬送ベル
ト２を駆動する駆動プーリー１５と、株元上部搬送ベル
ト５の駆動プーリー２２が固定されている。駆動プーリ
ー１５と前部の従動プーリー１４との間に、係合保持突
起付きの葉部係合搬送ベルト２が巻回されている。

【００２２】該葉部係合搬送ベルト２は、非結球性葉菜
Ｙを挟んで搬送するのではなく、弾性体により構成した
係合保持突起により落下することの無いように、係合保
持するだけであり、非結球性葉菜Ｙの葉部を傷め無いよ
うに構成している。また駆動プーリー２２と前部の従動
プーリー２１との間に株元上部搬送ベルト５が介装され
ている。該株元上部搬送ベルト５の外側に、左右の付勢
バネ４９が配置されて、非結球性葉菜Ｙの株元が余り大
きく外側に広がることの無いようにガイドしている。前
部の従動プーリー２１の後部に根切り刃１２を配置して
いる。該根切り刃１２は強制駆動して回転させており、
左右二枚のディスク刃を中央で重複させた構成としてい
る。該根切り刃１２は強制駆動方式に限定されるもので
はなく、非駆動方式としても良い。該二枚の根切り刃１
２の間を、非結球性葉菜Ｙの根の部分が通過することに
より、根の部分のみが切断される。また該従動プーリー
２１より下方に突出した軸に中間チェーンが巻回され
て、後方の駆動プーリー２０を駆動している。該駆動プ
ーリー２０と前部に従動プーリー１９との間に、根部引
降ろしベルト６が巻回されている。

【００２３】前処理部Ａの先端には、分草板９が配置さ
れている。該分草板９の下方に従動プーリー１４を配置
し、葉部係合搬送ベルト２の先端が巻回されている。該
葉部係合搬送ベルト２の上に前処理部Ａを昇降する際の
ハンドル把手１１が配置されている。また従動プーリー
１４の下方には、振動掘取刃８が配置されている。該振
動掘取刃８は、下方が搬送経路の下方を通過するＵ字型
の両持ち刃により構成されている。しかしＵ字型の両持
ち刃に限定されるものではなく、片持ち刃であっても良
いものである。そして該振動掘取刃８は振動リンク１３
により駆動されている。該振動リンク１３は、前部ベベ
ルギアボックス１７の部分の駆動プーリー５１から従動
プーリー７２に動力が伝達されて、該部分に設けた偏心
カムを駆動して振動リンク１３が前後動されている。

【００２４】土落としベルト３の駆動は、後部の駆動ベ
ベルギアボックス１８から前方へ駆動軸ケース１６が突
設されており、該駆動軸ケース１６の先端に前部ベベル
ギアボックス１７が配置されている。該前部ベベルギア
ボックス１７から側方へ出た軸に、駆動プーリー７１が
固設されている。該駆動プーリー７１と従動プーリー５
０と７０との間に、平ベルトにより構成された土落とし
ベルト３が巻回されている。該土落としベルト３の上
に、振動掘取刃８により掘りおこされて、上部を葉部係
合搬送ベルト２に保持された非結球性葉菜の根の部分が
載置され、後方の根元揃え板４に案内される。

【００２５】該根元揃え板４は左右に板を配置し、中央
に非結球性葉菜の根の部分が通過可能な溝間隙を開けた
構成としており、非結球性葉菜の葉の根元部分は該溝間
隙を通過不可能に構成している。故に該溝間隙から根の
部分のみが下方に突出し、該根の部分を根部引降ろしベ
ルト６により挟持して、該根部引降ろしベルト６が徐々
に根元揃え板４から離れる方向に傾斜配置されているの
で、非結球性葉菜の根の部分を下方へ引っ張って、非結
球性葉菜の葉の下端の部分が根元揃え板４の上に接触す
る位置まで引っ張って、次に根切り刃１２により切断す
る際において、非結球性葉菜の位置決めを行っているの
である。根元揃え板４の後端の位置に株元上部搬送ベル
ト５が延設されており、根切り刃１２により根を切断さ
れた非結球性葉菜が、株元上部搬送ベルト５により挟持
されて、付勢バネ４９の間を通過する。

【００２６】該株元上部搬送ベルト５により挟持され
て、付勢バネ４９の部分を通過する間に、回転される下
葉処理ローラＤにより、非結球性葉菜の成長時に出来て
役目を終えた下葉の部分を、非結球性葉菜の葉の部分は
葉部係合搬送ベルト２により係止し、根の部分は株元上
部搬送ベルト５により挟持した状態で、該下葉処理ロー
ラＤにより除去すべく構成している。該下葉処理ローラ
Ｄは、別のモータにより駆動している。上方を葉部係合
搬送ベルト２により係合されて、株元上部搬送ベルト５
を通過した非結球性葉菜は、最後に平ベルトにより構成
された水平搬送コンベア７により、オペレーターの前ま
で移動させられる。

【００２７】

【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。請求項１の如く、前二輪
２８・２８と後二輪２７・２７と機体フレームＦにより
構成した走行部Ｂを設け、該走行部Ｂの前部に前処理部
Ａを配置し、該前処理部Ａにより非結球性葉菜を掘取
り、根を切って作業台Ｇまで搬送する非結球性葉菜収穫
機において、機体フレームＦを、上部に配置した作業フ
レーム４３と前処理部スライドフレーム３１、下部の左
右に配置した車輪フレーム３０・３０、上下を連結する
縦フレーム３４・３６により構成し、該車輪フレーム３
０・３０により前二輪２８・２８と後二輪２７・２７を
支持したので、作業フレーム４３の部分は高い位置とな
り、平畦に栽培した非結球性葉菜の葉の部分が干渉しな
い高さとすることが出来た。また掘り取った非結球性葉
菜を前処理部Ａにより、作業フレーム４３の上部まで搬
送することにより、揃えたり、結束したりする作業がし
やすい位置まで搬送することが出来るのである。

【００２８】請求項２の如く、左右の車輪フレーム３０
・３０より、左右の座席支持フレーム３５を突出し、該
座席支持フレーム３５に座席１Ｌ・１Ｒを支持したの
で、該車輪フレーム３０・３０は、作業フレーム４３よ
りも低い位置に配置されているので、これに固設した座
席１Ｌ・１Ｒも、作業フレーム４３よりも低い位置とな
り、オペレーターが座した状態でも安全な位置となり、
乗り降りも、機体フレームＦの側方から、邪魔されるも
のが無く容易に出来るのである。

【００２９】請求項３の如く、座席１Ｌ・１Ｒに、オペ
レーターが座った状態で作業が出来る位置に、作業フレ
ーム４３と作業台Ｇを配置したので、座席１Ｌ・１Ｒに
座ったオペレーターの位置は低くても、作業フレーム４
３の位置は丁度作業のし易い位置となるので、オペレー
ターが前処理部Ａから落ちたとしても安全であり、また
機体が傾いたとしても、座席１Ｌ・１Ｒは低い位置であ
るので、オペレーターに人身事故が発生する可能性が低
くなったのである。

【００３０】請求項４の如く、縦フレーム３４・３６の
間に、座席１Ｌ・１Ｒを配置し、オペレーターの膝が縦
フレーム３４・３６の間に位置することを可能としたの
で、オペレーターは乗り降りをする場合には、座席１Ｌ
・１Ｒを外側に回動して、機体フレームＦから離れた位
置に配置することが出来、乗降に際して干渉する部材も
無く、安全な状態で乗降出来るのである。また、座席１
Ｌ・１Ｒが低い位置にあるので、オペレーターが乗った
状態でも機体の重心が低くなり、機体が傾斜しても転倒
する可能性が低くなったのである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の非結球性葉菜収穫機の全体側面図。

【図２】同じく非結球性葉菜収穫機の全体平面図。

【図３】同じく非結球性葉菜収穫機の全体前面図。

【図４】前処理部Ａの部分の平面図。

【図５】前処理部Ａの全体側面図。

【図６】前処理部Ａの根元揃え板４と根部引降ろしベル
ト６と根切り刃１２の部分の拡大側面図。

【図７】本発明の走行部Ｂの機体フレームＦの斜視図。

【符号の説明】

Ａ 前処理部 Ｂ 走行部 Ｄ 下葉処理ローラ Ｆ 機体フレーム Ｇ 作業台 １Ｌ，１Ｒ 座席 ２ 葉部係合搬送ベルト ３ 土落としベルト ４ 根元揃え板 ５ 株元上部搬送ベルト ６ 根部引降ろしベルト ７ 水平搬送コンベア ８ 振動掘取刃 ３０ 車輪フレーム ４３ 作業フレーム ４４ 駆動チェーンケース ４５ 補強フレーム ５５ 足置きフレーム

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 津賀 幸之介 埼玉県大宮市日進町１丁目40番地２ 生物 系特定産業技術研究推進機構内 (72)発明者 大森 定夫 埼玉県大宮市日進町１丁目40番地２ 生物 系特定産業技術研究推進機構内

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 前二輪２８・２８と後二輪２７・２７と
   機体フレームＦにより構成した走行部Ｂを設け、該走行
   部Ｂの前部に前処理部Ａを配置し、該前処理部Ａにより
   非結球性葉菜を掘取り、根を切って作業台Ｇまで搬送す
   る非結球性葉菜収穫機において、機体フレームＦを、上
   部に配置した作業フレーム４３、前処理部スライドフレ
   ーム３１、下部の左右に配置した車輪フレーム３０・３
   ０、上下を連結する縦フレーム３４・３６により構成
   し、該車輪フレーム３０・３０により前二輪２８・２８
   と後二輪２７・２７を支持したことを特徴とする非結球
   性葉菜収穫機。
2. 【請求項２】 請求項１記載の左右の車輪フレーム３０
   ・３０より、左右の座席支持フレーム３５を突出し、該
   座席支持フレーム３５に座席１Ｌ・１Ｒを支持したこと
   を特徴とする非結球性葉菜収穫機。
3. 【請求項３】 請求項２記載の座席１Ｌ・１Ｒに、オペ
   レーターが座った状態で作業が出来る位置に、作業フレ
   ーム４３と作業台Ｇを配置したことを特徴とする非結球
   性葉菜収穫機。
4. 【請求項４】 請求項１記載の縦フレーム３４・３６の
   間に、座席１Ｌ・１Ｒを配置し、オペレーターの膝が縦
   フレーム３４・３６の間に位置することを可能としたこ
   とを特徴とする非結球性葉菜収穫機。