JPH07312764A - セレクタ及び格子形ネットワークシステムのノード - Google Patents

セレクタ及び格子形ネットワークシステムのノード

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JPH07312764A
JPH07312764A JP10529994A JP10529994A JPH07312764A JP H07312764 A JPH07312764 A JP H07312764A JP 10529994 A JP10529994 A JP 10529994A JP 10529994 A JP10529994 A JP 10529994A JP H07312764 A JPH07312764 A JP H07312764A
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selector
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JP10529994A
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English (en)
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Satoshi Furusawa
聡 古沢
Ryohei Konuma
良平 小沼
Masayuki Kajima
正幸 鹿嶋
Ryuichi Watanabe
竜一 渡辺
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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  • Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ネットワークノードや、そのノード内セレク
タの小型化、簡素化を図る。 【構成】 各入力用タイムスロットで入力された信号か
ら、その有効出力部分を取出す可変波長フィルタ手段2
と、この可変波長フィルタ手段を介した、連続するX−
1個の入力用タイムスロットに係る1又は複数の入力信
号を、時間軸上で並列に位置させる分岐遅延手段11、
12、30、31と、この分岐遅延手段によって並列に
位置された1又は複数の入力信号から、出力条件に従っ
て、同一波長の信号は少なくとも1個になるように1又
は2以上の信号を選択して出力用タイムスロットで共通
の出力線に出力するスイッチ多重手段4、32とでセレ
クタを構成した。格子形ネットワークシステムのノード
は、中継用セレクタとして、かかる構成のセレクタを適
用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セレクタ及び格子形ネ
ットワークシステムのノードに関し、例えば、周波数多
重(FDM)方式及び時分割多重(TDM)方式を併用
して光パケット信号を伝送する格子形ネットワークシス
テムに適用し得るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、端末の高速化やローカルエリアネ
ットワーク同士の接続要求に伴い、高速交換が可能なパ
ケット交換方式のネットワークシステムが開発されてい
る。このようなネットワークシステムにおいては、デー
タ量が増えても、データの衝突による交換効率の低下が
生じないようにすることが要求される。また、送信元ノ
ードと送信先ノードの位置に応じて、データ到着時間に
バラツキが生じないようにすることが要求される。
【0003】そのような要求に応じたネットワークシス
テムが開発されているが、そのひとつに、複数のノード
がM×Nの行列状に配列され、任意のノード間で通信を
行なう場合に行方向及び列方向を一つのグループとする
M行N列のグループスイッチ構成の格子形ネットワーク
システムがある。
【0004】図2は、4×4の格子型ネットワークシス
テムの例を示している。
【0005】図2において、各ノード(m,n)は行方
向及び縦方向の2個のグループに属する。なお、mは1
〜4であってm行目のグループに属することを意味して
おり、nは1〜4であってn列目のグループに属するこ
とを意味している。各ノード(m,n)には、通信相手
が自ノードが属するグループと同一グループに属する場
合は、この通信相手に対して1単位時間、すなわち1ホ
ップで通信可能な手段が設けられている。また、通信相
手が自ノードが属する2個のいずれのグループとも異な
るグループに属する場合、その目的のノードが属する2
個のグループのどちらかに属し、かつ自ノードが属する
2個のグループのどちらかのグループに属するノード
(これも2個存在する)で一度中継し、次のホップで中
継ノードから目的ノードに通信する手段が設けられてい
る。
【0006】さらに、このような格子形ネットワークシ
ステムに光技術を適用した場合に関し、文献『”格子型
交換網への光技術適用に関する検討”、小林知徳、山内
雅喜、井上洋、信学技法SSE92−110』は、周波
数多重(FDM)方式及び時分割多重(TDM)方式を
併用することが好ましいことを記載しており、それに応
じたノード内構成も記載している。
【0007】周波数多重(FDM)方式及び時分割多重
(TDM)方式を併用している格子形ネットワークシス
テムにおいて、あるノードが中継ノードとして機能する
ためには、自ノードが属する行グループ(又は列グルー
プ)の伝送線を介した他ノードからの波長や受信タイム
スロットが異なる1又は2以上の受信パケット信号か
ら、最終目的ノードへの波長が異なる1又は2以上の受
信パケット信号を選択して送信タイムスロットで自ノー
ドが属する列グループ(又は行グループ)の伝送線に出
力することを要し、上記文献には、このような機能を担
うノード内部のセレクタの構成も提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記文
献記載のセレクタの場合、図示は省略するが、行及び列
について同一グループに属するノード数をMとすると、
カプラが3×(M−1)、スイッチが(M−1)×(M
−1)、固定の周波数フィルタ(従って波長フィルタ)
がM−1必要となってしまう。すなわち、セレクタが多
くの素子を必要としており、その結果、ノードの複雑
化、大型化を招いている。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、第1の本発明においては、X個のタイムスロットを
周期とし、連続するX−1個のタイムスロットが入力用
であり、その次の1個のタイムスロットが出力用であ
り、連続するX−1個の入力用タイムスロットにおいて
共通の入力線から入力された同一又は異なる波長を有す
る1又は2以上の入力信号から、同一波長の信号は少な
くとも1個になるように1又は2以上の信号を選択して
出力用タイムスロットで共通の出力線に出力するセレク
タにおいて、以下の手段を設けた。
【0010】すなわち、各入力用タイムスロットで入力
された信号から、その有効出力部分を取出す可変波長フ
ィルタ手段と、この可変波長フィルタ手段を介した、連
続するX−1個の入力用タイムスロットに係る1又は複
数の入力信号を、時間軸上で並列に位置させる分岐遅延
手段と、この分岐遅延手段によって並列に位置された1
又は複数の入力信号から、出力条件に従って、同一波長
の信号は少なくとも1個になるように1又は2以上の信
号を選択して共通の出力線に出力用タイムスロットで出
力するスイッチ多重手段とを備えた。
【0011】また、第2の本発明においては、複数のノ
ードが行列状に配列され、各行及び各列毎にグループ化
されており、各グループでは属する任意の2個のノード
間で直接信号を授受できるように接続されており、行及
び列が異なる2個のノード間では、一方のノードが属す
る行グループと他方のノードが属する列グループとの共
通ノードを中継ノードとして信号を授受させる格子形ネ
ットワークシステムであって、同一グループの1又は複
数の他ノードへの送信又は中継送信は、自ノード及ぶ送
信先ノードの組合せで定まっている波長によって、自ノ
ードに係る送信タイムスロットで多重して送信すると共
に、同一グループの他のノードからの受信は、送信元ノ
ード及び自ノードの組合せで定まっている波長及び受信
タイムスロットで受信するように定められている格子形
ネットワークシステムのノードにおいて、以下のように
したことを特徴とする。
【0012】すなわち、自ノードが属する行グループ
(又は列グループ)の1又は複数の他ノードからの信号
を選択して、自ノードが属する列グループ(又は行グル
ープ)に送信させる中継用セレクタとして、第1の本発
明のセレクタを適用した。
【0013】
【作用】第1の本発明のセレクタにおいて、可変波長フ
ィルタ手段は、各入力用タイムスロットで入力された信
号からその波長に基づいて有効出力部分を取出し、分岐
遅延手段は、可変波長フィルタ手段を介した連続するX
−1個の入力用タイムスロットに係る1又は複数の入力
信号を、時間軸上で並列に位置させ、スイッチ多重手段
は、時間軸上で並列に位置された1又は複数の入力信号
から、出力条件に従って、同一波長の信号は少なくとも
1個になるように1又は2以上の信号を選択して出力用
タイムスロットで共通の出力線に出力する。このような
動作を行なうセレクタは、可変波長フィルタ手段、分岐
遅延手段及びスイッチ多重手段でなるので、簡単、小型
のものとなる。
【0014】第2の本発明の格子形ネットワークシステ
ムのノードは、自ノードが属する行グループ(又は列グ
ループ)の1又は複数の他ノードからの信号を選択し
て、自ノードが属する列グループ(又は行グループ)に
送信させる中継用セレクタとして、第1の本発明のセレ
クタを適用することにより、ノードの簡素化、小型化を
図ったものである。
【0015】
【実施例】以下、本発明を、光パケット信号を授受する
格子形ネットワークシステムのノードに適用した第1実
施例を図面を参照しながら説明する。
【0016】この第1実施例は、ノード配置が上述した
図2に示す4×4の格子形ネットワークシステムの場合
であり、また、周波数多重(FDM)方式及び時分割多
重(TDM)方式を併用しているシステムの場合であ
る。
【0017】まず、この第1実施例における周波数多重
(FDM)方式及び時分割多重(TDM)方式を説明す
る。
【0018】この第1実施例において、同一行グループ
内のノード間で信号を授受する場合、図3に示すよう
に、宛先ノードが自ノードから右へ数えてa番目(aは
1〜3)であれば波長(当然に周波数と1対1の関係に
ある)λaを割当て、左に数えてb番目であれば、4−
bをaとして波長λaを割当てる。同様に、同一列グル
ープ内のノード間で信号を授受する場合には、図示は省
略するが、宛先ノードが自ノードから下へ数えてa番目
であれば波長λaを割当て、上に数えてb番目であれ
ば、4−bをaとして波長λaを割当てる。また、この
第1実施例においては、1周期を4個のタイムスロット
T(1)〜T(4)に分割し、各ノード(m,n)は、
図4に示すような自ノードに定まっている1個のタイム
スロットで同一行グループ及び同一列グループへの光パ
ケット信号を送信を行ない、他の3個のタイムスロット
では他ノードからの光パケット信号を受信する。
【0019】図5(A)は、ノード(1,1)の行グル
ープについての波長及びタイムスロットの割当てを示し
ている。図5(B)は、ノード(1,1)を含むグルー
プについての波長及びタイムスロットの割当てを示して
いる。例えば、ノード(1,1)は、同一行グループの
他ノード(1,2)、(1,3)、(1,4)へはタイ
ムスロットT(1)でそれぞれ波長λ1、λ2、λ3に
よって送信し、タイムスロットT(2)で波長λ3の信
号を受信した場合には、ノード(1,2)からの自ノー
ド(1,1)を宛先とした信号として取込み、タイムス
ロットT(3)で波長λ2の信号を受信した場合には、
ノード(1,3)からの自ノード(1,1)を宛先とし
た信号として取込み、タイムスロットT(4)で波長λ
1の信号を受信した場合には、ノード(1,4)からの
自ノード(1,1)を宛先とした信号として取込む。他
のノードについても同様に、波長及びタイムスロットが
送信及び受信で定まっている。
【0020】図6は、この実施例に係る光パケット信号
のフォーマットを示すものである。光パケット信号は、
中継が必要な信号であるか否か等のアドレッシングのた
めの情報やデータ部波長情報等が挿入されているヘッダ
部と、伝送メッセージ本体が挿入されているデータ部と
でなる。ヘッダ部の波長λhと、データ部の波長λdと
は必ずしも同じではない。中継を必要としない光パケッ
ト信号と、中継ノードから目的ノードに向かう光パケッ
ト信号は、ヘッダ部の波長λhとデータ部の波長λdと
が等しい。送信元ノードから中継ノードに向かう光パケ
ット信号において、ヘッダ部の波長λhは、送信元ノー
ドから中継ノードへの信号についての上述した波長ルー
ルにより、データ部の波長λdは、中継ノードから目的
ノードへの信号についての上述した波長ルールによる。
【0021】図7は、この実施例のノードの構成を示す
ものである。図7において、ノードは、光伝送部として
の2個のセレクタ1及び5と、受信制御を行なう受信制
御部3と、中継制御を行なう中継制御部6と、送信制御
を行なう送信制御部7とでなる。
【0022】図7に示すように、同一行グループに係る
光伝送バスからの光パケット信号は、セレクタ1及び受
信制御部3に入力され、同一列グループに係る光伝送バ
スからの光パケット信号は、セレクタ5及び受信制御部
3へ入力される。
【0023】受信制御部3は、入力された光パケット信
号の少なくともヘッダ部を解読することで、光パケット
信号が自ノードに宛てたものであるか、自ノードを中継
ノードとするものであるかを判別する。光パケット信号
が自ノードに宛てたものであると、少なくともデータ部
を電気信号に変換して受信バッファにバッファリングさ
せる。一方、受信光パケット信号が自ノードを中継ノー
ドとするものであると、中継に必要なヘッダ情報を中継
制御部6に引き渡す。
【0024】中継制御部6は、そのヘッダ情報に応じた
制御信号をセレクタ1及び又は5に送出する。各セレク
タ1、5は、後述するように制御信号に応じて内部動作
を切替え、同一行グループからの光パケット信号を同一
列グループへ中継し、同一列グループからの光パケット
信号を同一行グループへする。また、中継制御部6は、
中継に必要な情報を送信制御部7を引き渡す。
【0025】送信制御部7は、中継ノードとして動作す
る場合には、自ノードから中継送信されていく光パケッ
ト信号のヘッダ部を形成して、セレクタ1又は5からの
データ部の前に付与させる。また、送信制御部7は、自
ノードが送信元となる光パケット信号の送信では、送信
バッファにバッファリングされているデータ部に、その
宛先ノードや中継ノードで定まるヘッダ部を付与し、光
信号に変換して送信する。
【0026】図1は、上述のような中継動作を行なうセ
レクタ1又は5の構成を示すブロック図である。
【0027】図1において、セレクタは、3個の遅延線
10、11及び12と、フィルタ部2と、3個のカプラ
30、31及び32と、光スイッチアレイ4とで構成さ
れている。
【0028】各遅延線10、11、12はそれぞれ、1
タイムスロット時間だけを遅延させるものである。遅延
線10は、受信制御部3がヘッダ部の解読に要する時間
を考慮して設けられたものである。遅延線11及び12
は、2分岐用カプラ30及び31と協働し、直前の3タ
イムスロットの受信パケット信号(正確にはそのデータ
部)を、3経路に並列化させるものである。フィルタ部
2は、中継制御部6からの制御信号(波長情報)に応じ
て、受信光パケット信号からその中継すべきデータ部だ
けを透過させるものである。この第1実施例の場合、タ
イムスロット毎に波長が変化するので、透過波長の切替
がヘッダ部期間程度の可変波長フィルタ20が適用され
ている。光スイッチアレイ4は、3個の光スイッチ40
〜42でなり、上述のように、3経路に並列化された直
前の3タイムスロットのデータ部の透過、非透過を、中
継制御部6からの制御信号(オンオフ情報)に応じて行
なうものである。透過させるためのタイミングは、当該
自ノードの送信タイムスロットである。合成用カプラ3
2は、光スイッチアレイ4を透過した最大3個の光パケ
ット信号(データ部)を合成するものである。
【0029】次に、図2に示す4×4の格子型ネットワ
ークシステムにおいて、ノード(1,1)がノード
(3,4)へ、ノード(1,2)がノード(2,4)
へ、(ノード(1,3)がノード(3,4)へ、それぞ
れノード(1,4)を中継ノードとしてパケット伝送を
行なう際のノード(1,4)内のセレクタ1の動作につ
いて、図8のタイミングチャートを用いて説明する。
【0030】まず、あるタイムスロットT(1)に、ノ
ード(1,1)は、パケット信号のヘッダ部を波長λ3
でデータ部をλ2で送信する。そのノード(1,1)か
らのパケット信号はノード(1,4)のセレクタ1内の
遅延線10及び受信制御部3に到着する。
【0031】このパケット信号は、ノード(1,4)だ
けでなくノード(1,1)が属する行グループ内の全て
のノードに到着するが、このパケット信号のヘッダ部波
長λ3はノード(1,4)を指示しているので、ノード
(1,4)以外のノードは、フィルタ部あるいは光スイ
ッチアレイでこのパケット信号を廃棄する。すなわち、
自己が中継ノードでないので、フィルタを通過させない
か、光スイッチをオフにして通過させないことにより廃
棄を行なう。
【0032】中継制御部3は、上述したように、受信パ
ケット信号のヘッダ部の内容により、自己がデータ部を
中継しなければならないときに、可変波長フィルタ20
の透過波長をそのデータ部の波長と同じに設定する。可
変波長フィルタ20はそのバイアス電圧を変えることに
よって透過波長を適宜設定可能である。これにより、中
継すべきデータは、そのフィルタ20を透過する。
【0033】具体的には、パケット信号が遅延線10で
遅延されている間に、受信制御部3で受信されたパケッ
ト信号はヘッダ解析が行われる。そして、次のタイムス
ロットT(2)になると、中継制御部6からの制御信号
により、可変波長フィルタ20の透過波長をλ2に設定
する。
【0034】タイムスロットT(2)に、ノード(1,
2)は、パケット信号のヘッダ部を波長λ2で、データ
部をλ1で送信を行なう。
【0035】そのノード(1,2)からのパケット信号
は、ノード(1,4)の遅延線10及び受信制御部3に
到着するが、そのときノード(1,1)からのパケット
信号は、波長λ2のデータ部だけが可変波長フィルタ2
0を通過し、カプラ30で分岐されて遅延線11及び光
スイッチ42へ移っている。このときヘッダ部はnul
lとなる。
【0036】ノード(1,2)からのパケット信号が遅
延線10で遅延されている間にそのヘッダ解析を行なわ
れ、タイムスロットT(3)になったら可変波長フィル
タ20の透過波長をλ1に設定する。
【0037】さらに、次のタイムスロットT(3)に、
ノード(1,3)はパケット信号のヘッダ部を波長λ1
で、データ部をλ2で送信する。
【0038】このノード(1,3)からのパケット信号
は、ノード(1,4)の遅延線10及び受信制御部3に
到着するが、そのときノード(1,1)からのパケット
信号はカプラ31で分岐されて遅延線12及び光スイッ
チ41へ、またノード(1,2)からのパケット信号は
波長λ1のデータ部だけが可変波長フィルタ20を通過
し、カプラ30で分岐されて遅延線11及び光スイッチ
42へ移っている。このとき、ヘッダ部はnullであ
る。
【0039】ノード(1,3)からのパケットが遅延線
10で遅延されている間にそのヘッダ解析が行なわれ、
タイムスロットT(5)になったら可変波長フィルタ2
0の透過波長をλ2に設定する。
【0040】次のタイムスロットT(4)は、自ノード
の送信用タイムスロットであり、これまでに到着した全
パケットのヘッダ解析結果をもとに光スイッチ40、4
1、42が制御され、中継パケットの目的ノードへの送
信が行なわれる。なお、送信用タイムスロット以外のタ
イムスロットで光スイッチ40〜42に入力されたデー
タ部は、光スイッチ40〜42がオフ動作しているので
廃棄される。
【0041】この例では、ノード(1,1)からのパケ
ット信号とノード(1,3)からのパケット信号は目的
ノードがノード(3,4)であって同じであるため、優
先度の低いものが廃棄される。
【0042】優先度の高低は、ヘッダ部に優先度データ
あるいはデータ種別を含ませることで、中継制御部6が
判断し、光スイッチ40〜42のオン、オフ、すなわち
光スイッチ40〜42のどれを通す、通さないかを決定
して行なう。なお、優先度を送信元ノード毎に予め定め
ておき、その送信元アドレス等により、優先度を決定し
ても良い。
【0043】ここで、ノード(1,1)からのパケット
信号の優先度が高いとすると、光スイッチアレイ4は、
光スイッチ40をオン、光スイッチ41をオン、そして
光スイッチ42はオフの状態になり、波長λ1のノード
(1,2)からのパケット信号のデータ部と波長λ2の
ノード(1,1)からのパケット信号のデータ部が中継
される。
【0044】第1実施例によれば、可変波長フィルタ2
0により中継したい波長のみを選択可能であり、多重波
長数分の分岐を必要とせずに中継動作を実現できるた
め、同一グループに属するノード数がX(上述では説明
の簡単化のためにXは4である)の場合、必要となる素
子はそれぞれ遅延線がX−1,カプラがX−1,光スイ
ッチがX−1,可変波長光フィルタが1個であり、従来
に比べて、カプラは3分の1,光スイッチ及び光フィル
タは(X−1)分の1になり、簡単な小型なセレクタを
構成することができる。その結果、ノードも小型、簡単
なものとなる。
【0045】次に、本発明の第2実施例を説明する。こ
の第2実施例は、セレクタ1又は5内のフィルタ部2の
構成が第1実施例とは異なっている。図9は、第2実施
例のフィルタ部2の詳細構成を示すものである。
【0046】図8からわかるように、図1のセレクタ構
成を可能とするためには、可変波長フィルタ20の可変
時間がパケット信号のヘッダ部時間以内である必要があ
る。しかし、実際上、可変波長フィルタの可変時間はゼ
ロでなく、高速ネットワークを考えた場合、パケット信
号のヘッダ部時間以内を可変時間とする可変波長フィル
タ20は入手が困難になり易く、問題となる恐れがあ
る。
【0047】そこで、この第2実施例では、カプラ3
3、2個の可変波長フィルタ21及び22及び光スイッ
チ43でフィルタ部2を構成し、各可変波長フィルタ2
1、22に要求される切替時間が各可変波長フィルタ2
1、22の最小切替時間より十分に長くなるようにし
た。ここで、可変波長フィルタ21及び22は、動作状
態(Go)、待機状態(Stand−by)の二つの状
態を交互に繰り返す。
【0048】次に、第1実施例と同様のパケット伝送を
図10により説明する。なお、初期状態として、可変波
長フィルタ21の透過波長がλ3、可変波長フィルタ2
2の透過波長がλ1、光スイッチ43が可変波長フィル
タ21からの信号をパスする状態、すなわち可変波長フ
ィルタ21の動作状態であるとする。
【0049】タイムスロットT(1)に、ノード(1,
1)はパケット信号のヘッダ部を波長λ3で、データ部
をλ2で送信する。ノード(1,4)へ到着したノード
(1,1)からのパケット信号は、ヘッダ解析され、待
機状態である可変波長フィルタ22の透過波長をλ2に
する。そして、タイムスロットT(2)になると、光ス
イッチ43を可変波長フィルタ22からの信号をパスす
る状態にする。
【0050】このタイムスロットT(2)に、ノード
(1,2)はパケット信号のヘッダ部を波長λ2で、デ
ータ部をλ1で送信する。ノード(1,4)へ到着した
ノード(1,2)からのパケット信号はヘッダ解析さ
れ、待機状態である可変波長フィルタ21の透過波長を
λ1にする。そして、タイムスロットT(3)になる
と、光スイッチ43を可変波長フィルタ21からのパケ
ット信号をパスする状態にする。
【0051】このタイムスロットT(3)に、ノード
(1,3)は、パケット信号のヘッダ部をλ1で、デー
タ部をλ2で送信する。ノード(1,4)へ到着したノ
ード(1,3)からのパケット信号はヘッダ解析され、
待機状態である可変波長フィルタ22の透過波長をλ2
にするが、ここでは、既に波長λ2になっているので変
更の必要はない。
【0052】そして、タイムスロットT(4)になる
と、光スイッチ43を可変波長フィルタ22からの信号
をパスする状態にする。
【0053】従って、第2実施例によれば、可変波長フ
ィルタ21、22の可変時間が1パケット伝搬時間以内
であれば良く、第1実施例に比べ、可変時間の制限が緩
和される。なお、選択フィルタである可変波長フィルタ
21、22を並列構成にしたので、データ部の波長が待
機状態にある方のフィルタが透過すべき波長にあるとき
は可変させることなくそのまま通過させることができ
る。
【0054】なお、本発明は、パケット信号を電気信号
状態で授受するネットワークシステムにも適用できる。
また、本発明の特徴部であるセレクタの構成を、ネット
ワークノード以外の部分でも必要に応じて適用できる。
【0055】
【発明の効果】以上のように、第1の本発明によれば、
各入力用タイムスロットで入力された信号から、その有
効出力部分を取出す可変波長フィルタ手段と、この可変
波長フィルタ手段を介した、連続するX−1個の入力用
タイムスロットに係る1又は複数の入力信号を、時間軸
上で出力用タイムスロットに並列に位置させる分岐遅延
手段と、この分岐遅延手段によって出力用タイムスロッ
トに並列に位置された1又は複数の入力信号から、出力
条件に従って、同一波長の信号は少なくとも1個になる
ように1又は2以上の信号を選択して共通の出力線に出
力するスイッチ多重手段とでセレクタを構成したので、
簡単、小型のセレクタを実現できる。
【0056】また、第2の本発明によれば、格子形ネッ
トワークシステムにおいて、自ノードが属する行グルー
プ(又は列グループ)の1又は複数の他ノードからの信
号を選択して、自ノードが属する列グループ(又は行グ
ループ)に送信させる中継用セレクタとして、第1の本
発明のセレクタを適用したので、ノード構成を小型、簡
単なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のセレクタの構成を示すブロック図
である。
【図2】格子型ネットワークシステムの説明図である。
【図3】格子型ネットワークシステムの波長(周波数)
割当ての説明図である。
【図4】格子型ネットワークシステムの送信タイムスロ
ット割当ての説明図である。
【図5】格子型ネットワークシステムの波長並びに送信
用及び受信用タイムスロットの組合せの説明図である。
【図6】光パケット信号のフォーマットを示す説明図で
ある。
【図7】第1実施例のノード構成を示すブロック図であ
る。
【図8】第1実施例のセレクタの各部タイムチャートで
ある。
【図9】第2実施例のセレクタにおけるフィルタ部構成
を示すブロック図である。
【図10】第2実施例のセレクタの各部タイムチャート
である。
【符号の説明】
1、5;セレクタ、2;フィルタ部、3;受信制御部、
4;光スイッチアレイ、6;中継制御部、7;送信制御
部、10、11,12;遅延線、20、21,22;可
変波長フィルタ、30、31,32、33;カプラ、4
0、41,42、43;光スイッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04J 14/00 14/02 14/08 H04L 12/56 H04B 9/00 D 9466−5K H04L 11/20 102 Z (72)発明者 渡辺 竜一 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X個のタイムスロットを周期とし、連続
    するX−1個のタイムスロットが入力用であり、その次
    の1個のタイムスロットが出力用であり、連続するX−
    1個の上記入力用タイムスロットにおいて共通の入力線
    から入力された同一又は異なる波長を有する1又は2以
    上の入力信号から、同一波長の信号は少なくとも1個に
    なるように1又は2以上の信号を選択して出力用タイム
    スロットで共通の出力線に出力するセレクタにおいて、 上記各入力用タイムスロットで入力された信号から、そ
    の有効出力部分を取出す可変波長フィルタ手段と、 この可変波長フィルタ手段を介した、連続するX−1個
    の上記入力用タイムスロットに係る1又は複数の入力信
    号を、時間軸上で並列に位置させる分岐遅延手段と、 この分岐遅延手段によって並列に位置された1又は複数
    の入力信号から、出力条件に従って、同一波長の信号は
    少なくとも1個になるように1又は2以上の信号を選択
    して上記出力用タイムスロットで共通の出力線に出力す
    るスイッチ多重手段とを備えたことを特徴とするセレク
    タ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のセレクタにおいて、 上記可変波長フィルタ手段が、 入力信号を複数の方路に分岐する分岐部と、 上記分岐部の対応する出力方路の入力信号から、自己に
    割り当てられた入力用タイムスロットに係る入力信号の
    有効信号部分を取出す複数の可変波長フィルタ部と、 いずれかの上記可変波長フィルタ部からの信号を選択す
    るスイッチ手部とでなることを特徴としたセレクタ。
  3. 【請求項3】 複数のノードが行列状に配列され、各行
    及び各列毎にグループ化されており、各グループでは属
    する任意の2個のノード間で直接信号を授受できるよう
    に接続されており、行及び列が異なる2個のノード間で
    は、一方のノードが属する行グループと他方のノードが
    属する列グループとの共通ノードを中継ノードとして信
    号を授受させる格子形ネットワークシステムであって、
    同一グループの1又は複数の他ノードへの送信又は中継
    送信は、自ノード及ぶ送信先ノードの組合せで定まって
    いる波長によって、自ノードに係る送信タイムスロット
    で多重して送信すると共に、同一グループの他のノード
    からの受信は、送信元ノード及び自ノードの組合せで定
    まっている波長及び受信タイムスロットで受信するよう
    に定められている格子形ネットワークシステムのノード
    において、 自ノードが属する行グループ(又は列グループ)の1又
    は複数の他ノードからの信号を選択して、自ノードが属
    する列グループ(又は行グループ)に送信させる中継用
    セレクタとして、請求項1又は2に記載のセレクタを適
    用したことを特徴とする格子形ネットワークシステムの
    ノード。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2014141678A1 (ja) * 2013-03-12 2014-09-18 パナソニック株式会社 バスシステムおよびコンピュータプログラム

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JPWO2014141678A1 (ja) * 2013-03-12 2017-02-16 パナソニックIpマネジメント株式会社 バスシステムおよびコンピュータプログラム
US9961005B2 (en) 2013-03-12 2018-05-01 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Bus system and computer program

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