JPH07312715A - カメラ一体型記録装置に於けるモータ騒音を低減する方法及び回路 - Google Patents

カメラ一体型記録装置に於けるモータ騒音を低減する方法及び回路

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JPH07312715A
JPH07312715A JP6102420A JP10242094A JPH07312715A JP H07312715 A JPH07312715 A JP H07312715A JP 6102420 A JP6102420 A JP 6102420A JP 10242094 A JP10242094 A JP 10242094A JP H07312715 A JPH07312715 A JP H07312715A
Authority
JP
Japan
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motor
signal
voltage
rotation speed
noise
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Withdrawn
Application number
JP6102420A
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English (en)
Inventor
Shinji Ukita
真二 浮田
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フォーカスモータ、ズームモータの回転時の
駆動音が、音声信号と一緒に記録媒体に記録されること
を防ぐ。 【構成】 カメラのフォーカスモータ及びズームモータ
の回転数に比例する回転数電圧Vnを発生し、該回転数
電圧Vnによって、マイクロフォンから得た音声信号に
対して回転数電圧Vnに対応するモータ騒音の中心周波
数成分Fの信号をブーストし、出力を回転数電圧Vnに
応じてレベル調整した後、該ブースト信号を音声信号入
力から減算して記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フォーカスモータ及び
ズームモータを持つ光学系とマイクロフォンを備え、撮
影と同時に音声を記録するカメラ一体型記録装置に関す
るものである。
【0002】
【従来技術】従来この種の装置は、光学系のレンズを通
して入射し、結像した光を撮像素子によって光電変換
し、音声信号と共にコンポジット映像信号の形態で記録
装置に記録する。また光学系では、フォーカスレンズ又
はズームレンズがモータによって夫々動かされ、広角
(ワイド)、望遠(テレ)及びその中間状態に合わせ
て、鏡筒に内蔵したズームレンズ(変倍レンズ)を、ズ
ームモータによって駆動し、また撮像素子から得られる
輝度信号の高域成分の量に応じて合焦するように、制御
回路がフォーカスモータドライバーに駆動信号を出力し
ている。さらに、ズームモータとフォーカスモータの回
転速度を、制御回路が複数段階に切り替えている。一
方、マイクより入力された音声信号は、マイクアンプに
よって所定量増幅された後、映像信号と共に記録装置に
記録される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のカメラ一体型記
録装置は、ズームの切替及び焦点操作の度に、ズームモ
ータ及びフォーカスモータは回転し、モータの歯車列が
ズームリング及びフォーカスリングの周囲に形成された
歯車と噛合して駆動している。そのため、モータの回転
及び歯車の噛み合いによる駆動音を発生する。マイクの
設置位置によっては、駆動音がマイクにキャッチされて
記録媒体に記録されることがある。そのため、信号を再
生した際、モータの駆動音が騒音となって再生され、使
用者に不快感を与える問題がある。
【0004】モータ騒音が記録されることを防止するた
め、従来はマイクの位置をモータから離すようにしてい
るが、十分な効果をあげていない。発明者は、モータ騒
音のスペクトラムを測定すると、各騒音スペクトラムの
中心周波数はモータの回転数と比例関係にあることに着
眼し、マイクロフォンから入力した音声信号の中からモ
ータ回転数に対応する周波数の信号を適度に減算するこ
とにより、音声信号は、モータ騒音を低減して記録装置
に記録するものである。
【0005】
【課題を解決する為の手段】本発明は、ズーム及びオー
トフォーカスを行ないながら撮像する際、カメラのフォ
ーカスモータ及びズームモータの回転数に比例する回転
数電圧Vnを発生し、カメラによる撮像と同時に、マイ
クロフォンから得た音声信号から、前記回転数電圧Vn
に対応してモータ駆動音の中心周波数成分Fの信号をブ
ーストし、該ブーストした信号を回転数電圧Vnに応じ
てレベル調整した後、該ブースト信号を前記音声信号入
力から減算して記録媒体に記録するカメラ一体型記録装
置に於けるモータ騒音を低減する方法である。また本発
明のカメラ一体型記録装置は、ズーム位置とズームスイ
ッチ及び輝度信号を受けて、各ドライバーに駆動信号を
出力すると共に、フォーカスモータ及びズームモータの
回転数に比例する回転数電圧Vnを発生する制御回路
と、回転数電圧Vnに対応するモータ駆動の中心周波数
成分Fの信号を、音声信号からブーストする電圧制御型
同調回路と、該電圧制御型同調回路の出力信号に対し
て、回転数電圧Vnに応じてレベル調整する電圧制御型
増幅回路(VCA)と、該電圧制御型増幅回路(VC
A)の出力信号を、入力音声信号から減算し、モータの
回転による駆動音を除去して音声記録手段へ出力する減
算回路、を有している。
【0006】
【作用】ズーム操作及びフォーカスレンズの焦点操作及
び自動焦点動作を行なう際、ズームモータ及びフォーカ
スモータの回転数に対応する回転数電圧Vnを制御回路
において発生する。周波数特性可変増幅器の電圧制御型
同調回路は、回転数電圧Vnに対応する周波数の同調信
号を出力する。電圧制御型増幅回路は、回転数電圧Vn
に対応して前記同調回路からの入力信号を所定レベルに
調整して出力する。電圧制御型増幅器の出力は、モータ
の回転数及びその騒音レベルに対応した信号であるか
ら、これを減算回路へ入力し、マイクからの入力音声信
号から減算する。音声信号は、モータの駆動音が除去さ
れ、又は、大幅に低減されて記録装置に記録される。
【0007】
【発明の効果】本発明は、カメラによる撮影時に、フォ
ーカスモータ及びズームモータの回転に伴う駆動音は除
去、或いは低減して記録される。従って、記録媒体を再
生したとき、モータの駆動音は再生されないから、快適
に記録装置を使用できる。
【0008】
【実施例】図1に示す如く、カメラ一体型記録装置は、
レンズを備えた鏡胴(1)に対し、フォーカスリング(2)及
びズームレンズ(図示せず)を望遠方向又は広角方向へ
摺動させるズームリング(3)を備えている。レンズを通
過した光は、撮像素子(4)に結像して光電変換され、カ
メラ信号処理回路(5)において、映像信号の高域成分の
レベルを焦点評価値として出力する。映像信号は、記録
装置(6)において、磁気テープ等の記録媒体に記録され
る。装置本体に配備されるズームスイッチ(図示せず)
の操作により、望遠/広角を切り替える信号及びオート
フォーカスのための焦点評価値信号が制御回路(7)に入
力され、フォーカスモータ(9)に対するドライバー(7)及
びズームモータ(10)に対するドライバー(8)に夫々パル
ス波形の制御信号を適時出力する。
【0009】フォーカスモータ(9)及びズームモータ(1
0)は、歯車列(11)を経て、フォーカスリング(2)及びズ
ームリング(3)を駆動し、合焦状態の所定画面を撮像素
子(4)に結像する。マイク(12)は、装置本体に取り付け
られており、音声信号は、マイクアンプ(13)を経て増幅
され、記録装置(4)に記録される。以上は、公知のカメ
ラ一体型記録装置と共通部分である。
【0010】本発明は、制御回路(7)がフォーカスモー
タ用ドライバー(8)、又はズームモータ用ドライバー(8
1)に回転駆動信号を出力して、モータ(9)(10)を所定
速度にて回転させるとき、ドライバー(81)(8)に対す
る回転数に応じた信号と同等な回転数電圧Vnを発生
し、マイクアンプ(13)の出力を処理すべき周波数特性可
変増幅器(14)を制御して、記録装置(6)による音声記
録周波数特性を制限するものである。フォーカスモータ
(9)の回転は、例えば16段の多段階に分けて、各段階
に応じた適当な回転数で回転する。ズームモータ(10)は
1段階、又は2段階、又は連続的な無段階に回転し、回
転数電圧Vnは、モータ(9)(10)の回転数に比例する。
【0011】図2は、モータの回転数を4段階(R0
2R0、3R0、4R0)に切り替えたときの、モータ回
転に伴う騒音の周波数スペクトラムを示している。各騒
音スペクトラムの中心周波数F0、F1、F2、F3及びそ
れらに対応する騒音レベル(N0、N1、N2、N3)は、
回転数の関数となり、中心周波数Fに対してはF=aR
(aは定数、Rはモータ回転数)の関係がある。従っ
て、制御回路が発生する回転数電圧Vnは、モータ回転
数Rに比例して、Vn=bR(bは定数)に設定する。
【0012】周波数可変増幅器(14)においては、図3に
示すように、マイクアンプ(13)を通った信号を、回転数
電圧Vnによって制御される電圧制御型同調回路(15)に
よてブーストし、モータ回転に伴う駆動音の中心周波数
Fに同調する信号のみを出力する。さらに該出力を、回
転数電圧Vnによって制御されている電圧制御型増幅器
(16)に加えて、モータ回転数に合わせてレベルを設定す
る。すなわち、図2より明らかな通り、モータ回転数が
低いとき(R=R0)では、騒音スペクトラムの中心周
波数F=F0であり、騒音レベルN=N0である。モータ
回転が上昇すると(R=R3)、騒音の中心周波数は
3、騒音レベルはN3に達する。電圧制御型増幅器(16)
は、同調回路(15)の出力を回転数電圧Vnによってモー
タ騒音の騒音レベルにほぼ等しくなるように調整するの
である。電圧制御型増幅器(16)の出力は、その時のモー
タ騒音の中心周波数及び騒音レベルにほぼ一致する人工
的なモータ駆動信号であるから、これを減算回路(17)に
おいて音声信号入力に加えることによって、モータ騒音
は取り除かれる。
【0013】このように、本発明は、マイクロフォンが
キャッチした音声信号入力の中からモータ騒音成分は除
去して記録装置に記録されるから、撮影中にモータが回
転しても、再生音にはモータ騒音は現われて来ず、使用
者に不快感を与えることはない。
【0014】なお、図面及び発明の詳細な説明は、本願
発明の理解を容易にするためのものであるから、特許請
求の範囲の記載を縮小解釈するために用いるべきではな
い。当業者であれば、特許請求の範囲の記載から離れる
ことなく、実施変更できることは当然である。例えば、
レンズを駆動する方法には、上述のズームリングあるい
はフォーカスリングに歯車を噛み合わせてレンズを回転
させながら移動させる方式の他に、図4に示す如くモー
タ(9)の軸にウォームギア(18)を取り付けて、レンズ(1
9)を回転させずに平行移動させる方式もある。この場合
も本発明を適用できるのは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図2】モータ回転数に対する騒音スペクトラムの測定
図である。
【図3】周波数特性可変増幅器を示すブロック図であ
る。
【図4】レンズを移動させる他の方式のカメラの断面図
である。
【符号の説明】
(4) 撮像素子 (6) 記録装置 (7) 制御回路 (8)(81) ドライバー (9) フォーカスモータ (10) ズームモータ (12) マイク (14) 周波数特性可変増幅器 (15) 電圧制御型同調回路 (16) 電圧制御型増幅器 (17) 減算回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラのフォーカスモータ及びズームモ
    ータの回転数に比例する回転数電圧Vnを発生し、カメ
    ラによる撮像と同時に、マイクロフォンから得た音声信
    号から、前記回転数電圧Vnに対応してモータ駆動音の
    中心周波数成分Fの信号をブーストし、該ブーストした
    信号を回転数電圧Vnに応じてレベル調整した後、該ブ
    ースト信号を前記音声信号入力から減算して記録媒体に
    記録するカメラ一体型記録装置に於けるモータ騒音を低
    減する方法。
  2. 【請求項2】 フォーカスモータとズームモータを持つ
    光学系と、各モータを駆動するドライバーと、装置本体
    に取り付けたマイクロフォンと、該マイクロフォンから
    入力された音声を記録する音声記録手段とを持つカメラ
    一体型記録装置に於て、 ズーム信号又はフォーカス信号を受けて、各ドライバー
    に駆動信号を出力すると共に、フォーカスモータ及びズ
    ームモータの回転数に比例する回転数電圧Vnを発生す
    る制御回路と、 回転数電圧Vnに対応するモータ駆動の中心周波数成分
    Fの信号を、音声信号からブーストする電圧制御型同調
    回路と、 該電圧制御型同調回路の出力信号に対して、回転数電圧
    Vnに応じてレベル調整する電圧制御型増幅回路(VC
    A)と、 該電圧制御型増幅回路(VCA)の出力信号を、入力音
    声信号から減算し、モータの回転による駆動音を除去し
    て音声記録手段へ出力する減算回路、とから構成したこ
    とを特徴とするカメラ一体型記録装置のモータ騒音を低
    減する回路。
JP6102420A 1994-05-17 1994-05-17 カメラ一体型記録装置に於けるモータ騒音を低減する方法及び回路 Withdrawn JPH07312715A (ja)

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JPH07312715A true JPH07312715A (ja) 1995-11-28

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002323900A (ja) * 2001-04-24 2002-11-08 Sony Corp ロボット装置、プログラム及び記録媒体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002323900A (ja) * 2001-04-24 2002-11-08 Sony Corp ロボット装置、プログラム及び記録媒体

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Effective date: 20010731