JPH0731245U - チャック - Google Patents

チャック

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JPH0731245U
JPH0731245U JP6193393U JP6193393U JPH0731245U JP H0731245 U JPH0731245 U JP H0731245U JP 6193393 U JP6193393 U JP 6193393U JP 6193393 U JP6193393 U JP 6193393U JP H0731245 U JPH0731245 U JP H0731245U
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JP
Japan
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semiconductor wafer
shape
work
chuck
suction surface
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JP6193393U
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English (en)
Inventor
謙二 滝沢
昌俊 野上
Original Assignee
株式会社森田工業
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Jigs For Machine Tools (AREA)
  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、半導体ウエハを研削加工してその
外周の形状および寸法を調整する半導体ウエハ外周加工
装置において、その研削加工の対象となる半導体ウエハ
を保持するチャックに関し、その半導体ウエハの不規則
な湾曲に応じてテーブルとの間に形成される隙間を確実
に埋めることを目的とする。 【構成】 研削加工の対象となる半導体ウエハ11に研
削しろを確保して吸着可能な形状を有する吸着面13
と、吸引口となる開口部15を有してその開口部から吸
着面13に貫通する吸気路17とを備えたチャックにお
いて、吸着面13上に環状に埋設され、その吸着面から
半導体ウエハ11との間に形成され得る隙間の幅以上突
出してその半導体ウエハの弾性限界未満の弾性力を得る
断面形状を有し、かつその半導体ウエハより硬度が小さ
な弾性材からなる環状パッキン19を備えて構成され
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、半導体ウエハを研削加工してその外周の形状および寸法を調整する 半導体ウエハ外周加工装置において、その研削加工の対象となる半導体ウエハを 保持するチャックに関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体ウエハ外周加工装置では、リニヤスケールや画像処理装置を用いて予め 外形寸法が計測された板状体の半導体ウエハ(以下、単に「ワーク」という。) にその外形寸法に対応した研削加工が施され、形状や寸法の調整がはかられる。
【0003】 図3は、半導体ウエハ外周加工装置の構成例を示す図である。 図において、チャック31は半導体ウエハ(以下、単に「ワーク」という。) 32の仕上がり時における形状や寸法に対して研削しろを確保可能な形状(ここ では、簡単のため略円柱形とする。)および寸法を有し、かつ後述の回転軸に係 合して取り付けられる。その回転軸の中心で直行する2つ仮想直線の内、一方の 仮想直線上でその中心から研削加工の対象となり得るワーク32の最大半径以上 それぞれ反対方向に隔たった位置には、砥石台33および搬送装置34とが対向 して配置される。砥石台33には、略コの字状の断面を有する複数の環状溝(研 削の粗さに対応した粒度を有する。)が側面に形成された円柱状の砥石35が、 上述した一方の仮想直線に沿って変位可能な軸上に回動可能に取り付けられる。 砥石35の軸は、ベルト36を介して動力源37に連結される。なお、搬送装置 34は、上述した一方の仮想直線に平行に隔たって突設された2つのフォーク3 81 、382 を有し、かつその仮想直線に直角に架設された直線状のガイドレー ル39に慴動可能に取り付けられる。
【0004】 図4は、従来のチャックの構造を示す図である。 図において、チャック31の主要部は、上述した回転軸(参照番号「41」で 示される。)、その回転軸41の一端に緩嵌するテーブル42および両者間の取 り付け状態を保持するボルト43から構成される。
【0005】 回転軸41は円柱体で構成され、その軸に沿った中央部にはバキューム装置( 図示されない。)に至る貫通孔441 が形成される。さらに、回転軸41の一端 の中央部には階段状に径を小さく成形することによって突起45が形成され、連 通管441 の内壁の内、突起45の先端部の開口部近傍には、ボルト43に螺合 可能な雌螺子461 が形成される。
【0006】 テーブル42は径が回転軸41より大きな円柱体で構成され、そのテーブルの 一端には、突起43に緩嵌する溝47が形成される。テーブル42の他端の中央 部にはボルト43の頭部が嵌合する中央溝48が形成され、その底部中央には、 上述した雌螺子461 を延長する雌螺子462 が形成される。テーブル42の他 端には、略V字状の断面を有する複数の吸着溝491 〜49N が、上述した軸を 中心として同心円状に形成される。さらに、これらの吸着溝491 〜49N は、 図中に点線で示すように、テーブル42の軸を中心として所定の間隔で放射状に 形成された連結溝50を介して連結される。
【0007】 ボルト43は側面に雌螺子461 、462 に螺合する雄螺子51を有し、かつ その先端中央部と頭部中央部とを結ぶ直線上には貫通孔441 を延長する貫通宛 442 が形成される。さらに、その頭部中央部における貫通孔442 の開口部は 、連結溝50に連結される。
【0008】 このような構成のチャックが採用された半導体ウエハ外周加工装置では、加工 作業の開始に先行して、その加工の対象となるワーク32の最大寸法や形状に最 適なテーブル(ここでは、簡単のためテーブル42とする。)が、選択される。 このようにして選択されたテーブル42は、溝47に突起45を挿入させること により回転軸41の頂部に被装され、さらに、中央溝48からボルト43をネジ 込むことにより取り付けられる。
【0009】 このような準備が完了すると、ワーク32は、その寸法や形状が前工程で予め 測定され、フォーク381、382を介して底面から保持されながら搬送装置34 によってテーブル42上の中央部に搬送される。続いて上述したバキューム装置 が起動されると、そのバキューム装置によって貫通孔441、442、連結溝50 および吸着溝491 〜49N を介してテーブル42の周辺の空気が吸引される。 したがって、テーブル42とワーク32の底面とが接触する面の気圧は大気圧よ り低下し、ワーク32はテーブル42に吸着保持される。
【0010】 このようにしてワーク32の位置の設定と保持とが完了すると、図示されない 動力源による回転軸41の回転駆動と、動力源37によるベルト36を介した砥 石35の回転駆動とが行われ、ワーク32の研削が開始される。
【0011】 研削工程では、予め測定されたワーク32の寸法および形状に応じて、図示さ れない制御装置の制御下で研削しろが設定される。さらに、このような研削しろ の量および位置(ワークの仕上がり外形)に応じて、砥石35がテーブル42の 側面に接しない範囲で変位し、かつテーブル42が回転軸41と一体となってそ の軸方向に変位することにより、砥石35の側面に形成された複数の溝の何れか が適宜選択される。
【0012】 すなわち、ワーク32は、回転軸41の回転によって生じる遠心力や砥石35 との接触に伴って生じる力に抗して確実にテーブル42に吸着保持され、所定の 形状および寸法に精度よく研削加工される。
【0013】 なお、吸着溝491 、49N については、ボルト43の頭部の径が大きく、か つワーク32を吸着する力を増す必要がある場合場合には、図に示すように、そ の頭部の上に形成してもよい。
【0014】
【考案が解決しようとする課題】 ところで、このような従来のチャックでは、研削加工の対象となるワーク32 の形状がバラツキその他によって点線で示すように不規則に湾曲する場合には、 テーブル42との間に吸着溝491 〜49N の断面より大幅に大きな隙間が形成 されるために、貫通孔441 、442 を介して吸引される空気が漏れてワーク3 2の保持強度が十分に得られなかった。
【0015】 さらに、このような場合には、研削加工中にワーク32の位置が上述した遠心 力その他の力に抗して保持しきれなかったり、上述した湾曲の幅がワークの寸法 、形状、硬度その他に応じて1mmないし3mmにも達するために、仕上がり外形や 寸法に大きな誤差を生じたり、そのワークの結晶面に対する許容仕上がり誤差が 確保できなかった。
【0016】 本考案は、ワークの不規則な湾曲に応じてテーブルとの間に形成される隙間を 確実に埋めることができるチャックを提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
図1は、本考案の原理構成図である。 本考案は、研削加工の対象となる半導体ウエハ11に研削しろを確保して吸着 可能な形状を有する吸着面13と、吸引口となる開口部15を有してその開口部 から吸着面13に貫通する吸気路17とを備えたチャックにおいて、吸着面13 上に環状に埋設され、その吸着面から半導体ウエハ11との間に形成され得る隙 間の幅以上突出してその半導体ウエハの弾性限界未満の弾性力を得る断面形状を 有し、かつその半導体ウエハより硬度が小さな弾性材からなる環状パッキン19 を備えたことを特徴とする。
【0018】
【作用】
本考案にかかわるチャックでは、環状パッキン19は、半導体ウエハ11より 柔らかな弾性体にその半導体ウエハの弾性限界未満の弾力性が得られ、かつその 半導体ウエハとの間に形成され得る隙間の幅以上吸着面13から突出する断面形 状とする成形処理を施して構成され、吸着面13上に環状に埋設される。
【0019】 すなわち、環状パッキン19は、半導体ウエハ11の形状が不規則かつ局部的 に湾曲していてもその湾曲の程度に応じて吸着面13との間に形成される隙間を 埋める。
【0020】 したがって、開口部15から吸気路17を介して空気が吸引されると吸着面1 3と半導体ウエハ11との間で挟まれた空間の気圧が確実に低下し、その半導体 ウエハは環状パッキン19の弾性力に抗しつつ損傷を被ることなく吸着面13に 吸着保持される。
【0021】
【実施例】
図2は、本考案の一実施例を示す図である。 図において、図4に示すものと機能および構成が同じものについては、同じ参 照番号を付与して示し、ここではその説明を省略する。
【0022】 本実施例と図4に示す従来例との相違点はテーブル42に代えて設けられるテ ーブル21の構造にあり、そのテーブルとテーブル42との相違点は、吸着溝4 91 〜49N が形成される面上にコの字状の断面を有して中央溝48と同心円を 描くパッキン溝22が形成され、そのパッキン溝22に略L字状の断面を有する 環状パッキン23が埋設された点にある。
【0023】 なお、本実施例と図1に示す原理構成図との対応関係については、半導体ウエ ハ32は半導体ウエハ11に対応し、吸着溝491 〜49N 、連結溝50、ボル ト43の頂部およびパッキン溝22は吸着面13に対応し、貫通孔442 あるい は貫通孔441 の開口部は開口部15に対応し、貫通孔441 、442 は吸気路 17に対応し、環状パッキン23は環状パッキン19に対応する。
【0024】 以下、本実施例の動作を説明する。 環状パッキン23は、研削加工の対象となるワーク32より硬度が小さく、か つそのワークに化学的な劣化を生じさせ難い素材(例えば、フッ素ゴム、シリコ ンゴム、ニトリルゴム、アクリルゴム、ウレタンゴムの何れか)からなる弾性体 で構成される。
【0025】 テーブル21は、研削加工作業の開始に先行して、従来例のテーブル42と同 様にして中央溝48からボルト43をネジ込むことにより回転軸41に取り付け られる。
【0026】 研削加工の対象となるワーク32の形状はそのバラツキによって不規則に湾曲 し得るが、環状パッキン23のパッキン溝22から突出する部分の長さはこのよ うなバラツキによってワーク32との間に生じ得る隙間の最大幅以上の値に設定 される。したがって、このような隙間は、環状パッキン23によって確実に閉塞 される。
【0027】 さらに、起動されたバキューム装置によって貫通孔441 、442 、連結溝5 0および吸着溝491 〜49N を介して空気が吸引され、これらの吸着溝の気圧 が低下すると、ワーク32はテーブル21の方向に外気(大気)との気圧差に応 じた力を受ける。このような状態では、環状パッキン23はワーク32との接触 しながら上述した隙間の閉塞状態を保ち、そのワークは環状パッキン23の弾性 力に抗しつつテーブル21に吸着される。
【0028】 このようにしてワーク32がテーブル21に吸着される過程では、環状パッキ ン23からワーク32に与えられる弾性力の内、パッキン溝22の開口面に平行 な方向の成分は、上述した気圧差に応じた力より大幅に小さく、かつ環状パッキ ン23の断面形状や素材の均一性に応じてほぼ一様となる。さらに、このような 弾性力の成分が作用する方向は上述した均一に応じて貫通孔442 の開口部の中 心から全方向への放射状にほぼ一様となる。したがって、ワーク32は、不規則 に湾曲していても、搬送装置34によって予め設定された位置を保ちつつテーブ ル21に確実に吸着される。
【0029】 また、環状パッキン23の寸法および断面形状は、上述した吸着の過程および その後の吸着状態状態において、その環状パッキン23からワーク32に与えら れる弾性力がそのワークの素材に固有の弾性限界を超えない値に予め設定される 。したがって、ワーク32は、研削加工中に回転軸41によって回転したり変位 し、さらに、回転する砥石35と接触することによって与えられる力に対して十 分な抗し得る強度でテーブル21に保持される。
【0030】 なお、本実施例では、テーブル21がワーク32の仕上がり形状である略円形 に適合した円柱体を成形加工して構成されているが、本考案は、このような形状 のテーブルに限定されず、研削加工によるワーク32の仕上がり形状に対して研 削しろが確保しつつそのワークの十分な保持強度が得られ、かつ回転中における 慣性モーメントの不均一性その他に起因して生じ得る加工精度の劣化が許容でき るならば、角錐や角錐台のように非柱状の立体形その他の如何なる形状のテーブ ルにも適用可能である。
【0031】 また、本実施例では、テーブル21上に単一のパッキン溝22が形成されてい るが、本考案では、このような構成に限定されず、例えば、ワークの仕上がり寸 法(径)が大きい場合には、中央溝48に同心円状に複数のパッキン溝を形成し てこれらのパッキン溝に個別に環状パッキンを敷設することにより、そのワーク の湾曲によって生じる隙間を多重して閉塞してもよい。
【0032】 さらに、本実施例では、吸着溝491 〜49N が形成される面が平面となって いるが、本考案は、このような平面に限定されず、例えば、研削加工の対象とな るワークの公称形状が湾曲している場合には、その公称形状に適合した湾曲面で あっても適用できる。
【0033】 また、研削加工の対象となるワークの厚みや弾性限界が小さくてこれらの仕上 がり寸法が大きく、かつ大半あるいは全てが湾曲している場合には、上述した複 数のパッキン溝の深さや環状パッキンの厚みを任意の組合せで個別に設定し、各 環状パッキンとワークとの接触点をそのワークの湾曲の態様に適合させることに より、ワークに作用する応力を低減してもよい。
【0034】 さらに、本実施例では、テーブル21に円形のパッキン溝22が形成されてい るが、本考案では、このような形状のパッキン溝に限定されず、所望の保持強度 が得られるならば、ワークの仕上がり形状やテーブルの形状に適合させて如何な る形状のパッキン溝を形成してもよい。
【0035】 また、本実施例では、環状パッキン23が上述した素材で構成されるが、本考 案では、このような素材に限定されず、研削加工の対象となるワークより硬度が 小さく、かつそのワークに化学的な劣化を生じさせ難い素材であれば、如何なる 素材の弾性体を用いてもよく、このような化学的な劣化が研削加工工程の後工程 で修復可能である場合には素材の化学的な制約は課されない。
【0036】 さらに、本実施例では、環状パッキング23が略L字状の断面形状を有する弾 性体を用いて構成されているが、本考案では、このような断面形状に限定されず 、ワークに許容される湾曲の程度の範囲内でその湾曲に応じて生じる隙間を確実 に閉塞することができるならば、例えば、略「く」の字状、逆「T」字状その他 の如何なる形状であってもよい。
【0037】 また、本実施例では、吸着溝491 〜49N の個数Nおよび配置については、 何ら限定されていないが、本考案では、パッキン溝22が形成されたことにより 吸着溝の数が減少してテーブル21に対するワーク32の保持強度が不足する場 合には、パッキン溝22と中央溝48との間に適宜吸着溝を増設したり、これら の吸着溝の配置を調整してもよい。
【0038】 さらに、本実施例では、吸着面13が連結溝50、吸着溝491 〜49N およ びパッキン溝22から構成されているが、本考案では、このような構成の吸着面 に限定されず、例えば、これらの吸着溝に代わって貫通孔442 あるいは貫通孔 441 からの分岐先となる複数の開口を所定の密度で分散配置することにより吸 着面を構成してもよい。
【0039】 また、本実施例では、貫通孔441 、442 によって単一の吸気路が形成され ているが、本考案では、このような構成の吸気路に限定されず、例えば、貫通孔 422 および貫通孔421 の双方あるいは何れか一方を複数の貫通孔に分割した り、途中(例えば、両者の連結点)で適宜合流あるいは分岐させすることにより 吸気路17を構成してもよい。
【0040】 さらに、本実施例では、テーブル42が回転軸41と一体となって回転したり 砥石35に対して変位するが、本考案では、このような半導体ウエハ外周加工装 置に限定されず、例えば、砥石35のみを変位させることにより研削加工を完結 できる場合には、ワーク32を単に吸着して保持するためにも適用可能である。
【0041】 また、本実施例では、研削加工の対象となるワーク32の仕上がり寸法その他 に応じて適宜選択されたテーブル42がボルト43を介して回転軸41に取り付 けられているが、本考案は、このような取り付けの構造の如何にかかわらず適用 可能である。
【0042】 さらに、本考案は、このようにして交換されるチャックに限定されず、例えば 、回転軸41と一体化されたチャックにも適用可能である。 また、本実施例では、単一のワークについて研削加工が完了した際に図示され ないバキューム装置の駆動を停止しても、そのバキューム装置から貫通孔441 、442 および連結溝50を介して吸着溝491 〜49N に至る空間に減圧空気 が残留し、これらの連結溝や吸着溝の断面積およびその吸着溝の数が少ない場合 にはその減圧空気によってテーブル21からワークを取り外す作業が妨げられる が、このような妨げに抗して効率的に加工済みのワークを取り外す必要がある場 合には、上述した空間の何れかの位置(例えば、バキューム装置と貫通孔441 との連結点)にバキューム装置の駆動停止に連動して大気に開放する逆止弁を設 けてもよい。
【0043】
【考案の効果】
以上説明したように本考案では、吸着面と半導体ウエハとの間で挟まれた空間 にその半導体の形状のバラツキに応じた湾曲によって生じる隙間を柔らかな弾性 体からなる環状パッキンで閉塞し、吸気路を介して空気が吸引されたときに、そ の吸着面に半導体ウエハを機械的な損傷を与えることなく吸着保持できる。
【0044】 すなわち、半導体ウエハは、上述した湾曲の程度が環状パッキンによって吸収 可能な範囲内であれば、吸着面に安定に保持され、かつ研削加工中に回転された り外部から与えられる力に対して一定の強度で吸着面に保持される。
【0045】 したがって、本考案を適用した半導体ウエハ外周加工装置では、加工の対象と なる半導体ウエハの形状誤差を許容しつつ加工精度および運用効率が高められる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の原理構成図である。
【図2】本考案の一実施例を示す図である。
【図3】半導体ウエハ外周加工装置の構成例を示す図で
ある。
【図4】従来のチャックの構造を示す図である。
【符号の説明】
11,32 半導体ウエハ 13 吸着面 15 開口部 17 吸気路 19,23 環状パッキン 21,42 テーブル 22 パッキン溝 31 チャック 33 砥石台 34 搬送装置 35 砥石 36 ベルト 37 動力源 38 フォーク 39 ガイドレール 41 回転軸 43 ボルト 44 貫通孔 45 突起 46 雌螺子 47 溝 48 中央溝 49 吸着溝 50 連結溝 51 雄螺子

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 研削加工の対象となる半導体ウエハ(1
    1)に研削しろを確保して吸着可能な形状を有する吸着
    面(13)と、 吸引口となる開口部(15)を有してその開口部から前
    記吸着面(13)に貫通する吸気路(17)とを備えた
    チャックにおいて、 前記吸着面(13)上に環状に埋設され、その吸着面か
    ら前記半導体ウエハ(11)との間に形成され得る隙間
    の幅以上突出してその半導体ウエハの弾性限界未満の弾
    性力を得る断面形状を有し、かつその半導体ウエハより
    硬度が小さな弾性材からなる環状パッキン(19)を備
    えたことを特徴とするチャック。
JP6193393U 1993-11-17 1993-11-17 チャック Pending JPH0731245U (ja)

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