JPH073123B2 - 立体駐車場の施工法 - Google Patents
立体駐車場の施工法Info
- Publication number
- JPH073123B2 JPH073123B2 JP63026820A JP2682088A JPH073123B2 JP H073123 B2 JPH073123 B2 JP H073123B2 JP 63026820 A JP63026820 A JP 63026820A JP 2682088 A JP2682088 A JP 2682088A JP H073123 B2 JPH073123 B2 JP H073123B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、立体駐車場で、自走式の駐車場ビルとして建
築される駐車場の施工法に関する。
築される駐車場の施工法に関する。
自走式の立体駐車場は通常多層階のビル建築として存在
し、ビル内に斜路による走行路と駐車床を設けものがほ
とんどである。
し、ビル内に斜路による走行路と駐車床を設けものがほ
とんどである。
第7図、第8図はその一例を示すもので、自動車が出入
りするための走行路1を全域に昇り勾配をもつ矩形の螺
旋状にして形成し、この走行路1の側部に臨んで駐車床
2を設けている(特開昭57−35348号公報)。
りするための走行路1を全域に昇り勾配をもつ矩形の螺
旋状にして形成し、この走行路1の側部に臨んで駐車床
2を設けている(特開昭57−35348号公報)。
これ以外でも、第8図と同じく左右の駐車床2を段違い
に形成し、その内側に水平な走行路を確保して、この走
行路同士を昇り用又は下り用斜路で連結するものなどが
ある。
に形成し、その内側に水平な走行路を確保して、この走
行路同士を昇り用又は下り用斜路で連結するものなどが
ある。
〔発明が解決しようとする課題〕 いずれにせよ従来のビルによる自走式の立体駐車場で
は、ビルの内部に走行路と駐車床とを確保しようとする
ものであり、一度完成してしまうと増築が不可能でその
収納台数が定まってしまうものであった。また、走行路
と駐車床が密接な関係にあり、駐車床の脇を通って順次
上の階へ昇ったり、下の階へ降りたりするため、空車ス
ペースに行きつくのに時間ががかかることが多く、動線
が不明確で安全性にも問題がある。
は、ビルの内部に走行路と駐車床とを確保しようとする
ものであり、一度完成してしまうと増築が不可能でその
収納台数が定まってしまうものであった。また、走行路
と駐車床が密接な関係にあり、駐車床の脇を通って順次
上の階へ昇ったり、下の階へ降りたりするため、空車ス
ペースに行きつくのに時間ががかかることが多く、動線
が不明確で安全性にも問題がある。
本発明の目的は前記従来例の不都合を解消し、増築を段
階的に分割して行えて、しかも施工上も容易に対応で
き、当初小規模でも最大増築後は大量台数の駐車が可能
な駐車場を完成することができ、施工計画段階において
無理のない立体駐車場の施工法を提供することにある。
階的に分割して行えて、しかも施工上も容易に対応で
き、当初小規模でも最大増築後は大量台数の駐車が可能
な駐車場を完成することができ、施工計画段階において
無理のない立体駐車場の施工法を提供することにある。
本発明は前記目的を達成するため、ランプ棟として螺旋
路の回転半周分が他の螺旋路に入り込むように上下に並
べて2重螺旋路を構成し、一方の螺旋路を上りの入庫ラ
ンプ、他方の螺旋路を下りの出庫ランプとして形成し、
また、駐車棟として多層階の各駐車床の高さを前記上下
関係にある入庫ランプの螺旋路と出庫ランプの螺旋路と
の間に位置させ、この駐車床の出入口路を前記螺旋路に
傾斜させて適宜連結してなる立体駐車場において、ラン
プ棟と駐車棟とを独立させて構成し、ランプ棟は円筒形
の構造体からなり、該ランプ棟の外側に複数の駐車棟を
放射的な枝状に適宜段階的に併設してきくことを要旨と
するものである。
路の回転半周分が他の螺旋路に入り込むように上下に並
べて2重螺旋路を構成し、一方の螺旋路を上りの入庫ラ
ンプ、他方の螺旋路を下りの出庫ランプとして形成し、
また、駐車棟として多層階の各駐車床の高さを前記上下
関係にある入庫ランプの螺旋路と出庫ランプの螺旋路と
の間に位置させ、この駐車床の出入口路を前記螺旋路に
傾斜させて適宜連結してなる立体駐車場において、ラン
プ棟と駐車棟とを独立させて構成し、ランプ棟は円筒形
の構造体からなり、該ランプ棟の外側に複数の駐車棟を
放射的な枝状に適宜段階的に併設してきくことを要旨と
するものである。
本発明によれば、ランプ棟は円筒形なので、その周囲に
むらなく駐車棟を放射的な枝状に増築していくことがで
き、しかもこの増築は段階的に行えるので、予算や経費
に合わせてて無理のない施工計画を立てることができ
る。
むらなく駐車棟を放射的な枝状に増築していくことがで
き、しかもこの増築は段階的に行えるので、予算や経費
に合わせてて無理のない施工計画を立てることができ
る。
一方、入庫ランプからの自動車は、上下に傾斜した駐車
床の入口部を経て駐車床へ入り、空区画に駐車する。
床の入口部を経て駐車床へ入り、空区画に駐車する。
また、駐車場を出る際の自動車は、出口路を経て出庫ラ
ンプの螺旋路に入り、これを下りながら出口へと到達す
る。
ンプの螺旋路に入り、これを下りながら出口へと到達す
る。
ところで、ランプ棟の入庫ランプ又は出庫ランプは、1
周する毎に駐車棟の2層分の駐車床の高さに、このラン
プ棟内を昇ることや下りることができ、運転者は満車の
駐車床を経由せずに、しかも一方通行のみでスムーズに
空車の駐車床へ直行できる。
周する毎に駐車棟の2層分の駐車床の高さに、このラン
プ棟内を昇ることや下りることができ、運転者は満車の
駐車床を経由せずに、しかも一方通行のみでスムーズに
空車の駐車床へ直行できる。
以下、図面について本発明の実施例を詳細に説明する。
1図は本発明の立体駐車場の施工法の1実施例を示す平
面図、第2図は同上斜視図、第3図は要部の斜視図で、
図中3はランプ棟、6は駐車棟を示す。
面図、第2図は同上斜視図、第3図は要部の斜視図で、
図中3はランプ棟、6は駐車棟を示す。
ランプ棟3は、円筒形の構造体からなり、螺旋路の回転
の半周分が一方の螺旋路の内側に入り込むように上下関
係に組合せられた2重の螺施の斜路からなり、当該螺旋
路の一方を上がりの入庫ランプ4、他方を下りの出庫ラ
ンプ5として形成する。
の半周分が一方の螺旋路の内側に入り込むように上下関
係に組合せられた2重の螺施の斜路からなり、当該螺旋
路の一方を上がりの入庫ランプ4、他方を下りの出庫ラ
ンプ5として形成する。
第4図,第5図にその詳細を示すが、前記螺旋路は内外
縁を円形に配列した柱10で支持し、かつこの内外縁に手
摺11を立上げるとともに中心の吹上げ部分にエレベータ
12を配設した。
縁を円形に配列した柱10で支持し、かつこの内外縁に手
摺11を立上げるとともに中心の吹上げ部分にエレベータ
12を配設した。
なお、各螺旋路はセンターライン13により2車線として
もよく、但し、一方通行なので対向車線は設けない。
もよく、但し、一方通行なので対向車線は設けない。
駐車棟6は、多層階の駐車床7を有するもので、前記ラ
ンプ棟3の外側に放射的な枝状に形成するものである。
ンプ棟3の外側に放射的な枝状に形成するものである。
そして、該駐車棟6の各駐車床7はその高さを入庫ラン
プ4の螺旋路と出庫ランプ5の螺旋路との間に位置さ
せ、この駐車床7からの出路8及び駐車床7への入路9
は傾斜させて入庫ランプ4及び出庫ランプ5に連結し
た。
プ4の螺旋路と出庫ランプ5の螺旋路との間に位置さ
せ、この駐車床7からの出路8及び駐車床7への入路9
は傾斜させて入庫ランプ4及び出庫ランプ5に連結し
た。
この場合、入路9は入庫ランプ4の螺旋路に連結し、出
路8は出庫ランプ5の螺旋路に連結させる。
路8は出庫ランプ5の螺旋路に連結させる。
このようにして、駐車をしようとする自動車はランプ棟
3の入口14から入庫ランプ4の螺旋路に入り、これを上
りながら空のある駐車床7まで走行し、入路9を経て駐
車棟6へ入り、空区画に駐車する。
3の入口14から入庫ランプ4の螺旋路に入り、これを上
りながら空のある駐車床7まで走行し、入路9を経て駐
車棟6へ入り、空区画に駐車する。
そして、駐車場を出ようとする自動車は、出路8を経て
出庫ランプ5の螺旋路に入り、これを下りながら出口へ
と到達する。
出庫ランプ5の螺旋路に入り、これを下りながら出口へ
と到達する。
ところで、駐車をしようとする自動車が入庫ランプ4を
上りつめてしまった場合にはいずれかの駐車棟6の屋上
階6aに1度入り、この屋上階6aから出庫ランプ5へ入
り、1階へ戻ってから再度入庫ランプ4を上る。
上りつめてしまった場合にはいずれかの駐車棟6の屋上
階6aに1度入り、この屋上階6aから出庫ランプ5へ入
り、1階へ戻ってから再度入庫ランプ4を上る。
このような立体駐車場を増築するにあたって、6図に示
すように、段階的な施工が可能である。
すように、段階的な施工が可能である。
当初はaに示すように1つのランプ棟3に対して1つの
駐車棟6を設ける。この場合、ランプ棟3内の入庫ラン
プ4、出庫ランプ5の螺旋路はセンターライン13に対し
内側車線のみを車路として使用し、外側車線は駐車スペ
ース15として使用することができる。このようにすれ
ば、駐車棟6が一棟のみの小規模の場合でも駐車効率を
高めることができる。
駐車棟6を設ける。この場合、ランプ棟3内の入庫ラン
プ4、出庫ランプ5の螺旋路はセンターライン13に対し
内側車線のみを車路として使用し、外側車線は駐車スペ
ース15として使用することができる。このようにすれ
ば、駐車棟6が一棟のみの小規模の場合でも駐車効率を
高めることができる。
次いで、bに示すように駐車棟6を増築する。本実施例
は同様な長方形の駐車棟6を放射状にあと2棟増築した
場合であり、このように駐車棟6を増した場合には入庫
ランプ4及び出庫ランプ5を昇降する自動車の数も多く
なるので、螺旋路には駐車スペースを設けず2車線を一
方通行とする。
は同様な長方形の駐車棟6を放射状にあと2棟増築した
場合であり、このように駐車棟6を増した場合には入庫
ランプ4及び出庫ランプ5を昇降する自動車の数も多く
なるので、螺旋路には駐車スペースを設けず2車線を一
方通行とする。
そして、最終的にはcに示すように駐車棟6間に新たな
駐車棟6′を建設して大規模な立体駐車場とする。
駐車棟6′を建設して大規模な立体駐車場とする。
以上述べたように本発明の立体駐車場の施工法は、ラン
プ棟さえ完成させれば、その周囲に段階的に駐車棟を増
築していくことができるので施工計画に無理がなく、当
初小規模な駐車場としてスタートしても、最大増築後は
大量台数の駐車が可能な駐車場を完成させることができ
る。
プ棟さえ完成させれば、その周囲に段階的に駐車棟を増
築していくことができるので施工計画に無理がなく、当
初小規模な駐車場としてスタートしても、最大増築後は
大量台数の駐車が可能な駐車場を完成させることができ
る。
また、完成した立体駐車場は、入庫ランプ、出庫ランプ
が同一平面上になく、動線が明確で、安全性が向上し、
しかも空スペースの発見が容易な使い勝手のよいもので
ある。
が同一平面上になく、動線が明確で、安全性が向上し、
しかも空スペースの発見が容易な使い勝手のよいもので
ある。
第1図は本発明の施工法で構築した立体駐車場の1実施
例を示す平面図、第2図は同上外観斜視図、第3図は要
部の斜視図、第4図は要部の縦断側面図、第5図は要部
の平面図、第6図は増築ステップの一例を示す説明図、
第7図は従来例を示す斜視図、第8図は同上縦断説明図
である。 1……走行路、2……駐車床 3……ランプ棟、4……入庫ランプ 5……出庫ランプ、6,6′……駐車棟 6a……屋上階 7……駐車床、8……出路 9……入路、10……柱 11……手摺、12……エレベータ 13……センターライン、14……入口 15……駐車スペース
例を示す平面図、第2図は同上外観斜視図、第3図は要
部の斜視図、第4図は要部の縦断側面図、第5図は要部
の平面図、第6図は増築ステップの一例を示す説明図、
第7図は従来例を示す斜視図、第8図は同上縦断説明図
である。 1……走行路、2……駐車床 3……ランプ棟、4……入庫ランプ 5……出庫ランプ、6,6′……駐車棟 6a……屋上階 7……駐車床、8……出路 9……入路、10……柱 11……手摺、12……エレベータ 13……センターライン、14……入口 15……駐車スペース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−226465(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】ランプ棟として螺旋路の回転半周分が他の
螺旋路に入り込むように上下に並べて2重螺旋路を構成
し、一方の螺旋路を上りの入庫ランプ、他方の螺旋路を
下りの出庫ランプとして形成し、また、駐車棟として多
層階の各駐車床の高さを前記上下関係にある入庫ランプ
の螺旋路と出庫ランプの螺旋路との間に位置させ、この
駐車床の出入口路を前記螺旋路に傾斜させて適宜連結し
てなる立体駐車場において、ランプ棟と駐車棟とを独立
させて構成し、ランプ棟は円筒形の構造体からなり、該
ランプ棟の外側に複数の駐車棟を放射的な枝状に適宜段
階的に併設していくことを特徴とする立体駐車場の施工
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63026820A JPH073123B2 (ja) | 1988-02-08 | 1988-02-08 | 立体駐車場の施工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63026820A JPH073123B2 (ja) | 1988-02-08 | 1988-02-08 | 立体駐車場の施工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01203569A JPH01203569A (ja) | 1989-08-16 |
JPH073123B2 true JPH073123B2 (ja) | 1995-01-18 |
Family
ID=12203912
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63026820A Expired - Fee Related JPH073123B2 (ja) | 1988-02-08 | 1988-02-08 | 立体駐車場の施工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH073123B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0685870U (ja) * | 1993-05-24 | 1994-12-13 | 株式会社プラン | 自走式駐車装置 |
CN102877673B (zh) * | 2012-10-12 | 2016-05-18 | 杨金奎 | 多头螺旋坡道式立体停车库 |
JP7115683B2 (ja) * | 2018-12-10 | 2022-08-09 | 株式会社竹中工務店 | 自走式立体駐車場 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63226465A (ja) * | 1987-03-16 | 1988-09-21 | 株式会社総合駐車場コンサルタント | 螺旋状車路付立体駐車場 |
-
1988
- 1988-02-08 JP JP63026820A patent/JPH073123B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01203569A (ja) | 1989-08-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |