JP2987142B1 - 自走式立体駐車場 - Google Patents

自走式立体駐車場

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JP2987142B1
JP2987142B1 JP28690198A JP28690198A JP2987142B1 JP 2987142 B1 JP2987142 B1 JP 2987142B1 JP 28690198 A JP28690198 A JP 28690198A JP 28690198 A JP28690198 A JP 28690198A JP 2987142 B1 JP2987142 B1 JP 2987142B1
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Abstract

【要約】 【課題】 短い距離で所定の階へ到達でき、しかも敷地
を有効利用できる自走式立体駐車場を提供する。 【解決手段】 図1は本発明の1実施例である自走式立
体駐車場1の概要を示す斜視図である。立体駐車場1
は、各フロアF1、F2、F3、F4が略長方形をしてい
る。その長方形の短辺に、上昇用短絡車路3、下降用短
絡車路5が設けられている。4階フロアF4 および図示
しないここよりも高層のフロアには上昇用短絡車路3も
下降用短絡車路5の代わりに駐車区画7が形成されてい
る。この立体駐車場1を上昇する際に、上昇用短絡車路
を走行すれば、上昇車路を走行するよりも短い距離で、
3階フロアF3 まで到達することができる。一方、4階
フロアF 4 およびこれよりも高層のフロアには、より多
くの車両を駐車させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両が自走するこ
とにより複数階のフロアを昇降可能にされた自走式立体
駐車場に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自走式立体駐車場(以下、単
に立体駐車場とも言う)は、限られた土地に多数の自動
車を駐車することができるので、様々な形態のものが提
案されている。例えば、特公昭59−28712号公報
には、略矩形に旋回走行することにより1周で1階分の
高さを上昇可能にされた上昇車路と、この車路と矩形の
1辺を共通にする略矩形の車路であって上昇車路と同方
向に旋回走行すると、1周で1階分の高さを下降可能に
された下降車路とを備えた立体駐車場が開示されてい
る。
【0003】この立体駐車場では、共通にされた1辺に
おいて上昇する車両と下降する車両とが対向するもの
の、それ以外の箇所では両車路が互いに独立しているた
め、安心して車両を走行させることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この立体駐
車場に限らず、自走式立体駐車場においては、駐車すべ
き箇所を捜すのが、厄介な場合がある。多くの運転者
は、駐車場へ出る際の便宜上、入口付近の階に車を止め
たがる。従って、駐車区画は1階→2階→……の順で埋
まって行くこととなる。これを逆手にとって、空きが多
いことが期待できる、上方のフロアに直行する運転者が
いる。こうした場合、前記公報の立体駐車場に代表され
るタイプの駐車場では、駐車区画が埋まっているフロア
の半周分以上に相当する距離を何度も走行する羽目にな
る。また、これとは異なるタイプの立体駐車場で、フロ
アの全周分に相当する距離を走らされる場合もある。
【0005】なお、各駐車区画に固有番号が予め付与さ
れており、入場する際に、駐車すべき区画番号が指定さ
れるタイプの立体駐車場もある。こうした自走式立体駐
車場においても、指定された駐車区画のあるフロアま
で、前記と同様の走行を強いられる。
【0006】これを改良した技術として、特開平8−8
2108号公報には、駐車場の外側に短絡車路を設けた
立体駐車場が開示されている。しかしこれでは、短絡車
路のためだけに余分に敷地を確保する必要があり、土地
利用の有効性が低いものであった。
【0007】本発明はかかる課題に鑑みなされたもの
で、請求項1に記載の自走式立体駐車場は、前記公報に
記載のタイプの自走式立体駐車場における、安心走行を
維持しつつ、高層のフロアまで到達する走行距離が少な
くて済み、しかも、敷地を有効に利用できる立体駐車場
を提供することを目的としている。
【0008】また、請求項2に記載の立体駐車場は、前
記公報に記載のタイプの自走式立体駐車場における、安
心走行を維持しつつ、立体駐車場からの退場を短距離で
行なえ、しかも、敷地を有効に利用できる立体駐車場を
提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めになされた本発明の請求項1に記載の自走式立体駐車
場は、略矩形に旋回走行することにより1周で1階分の
高さを上昇可能にされた上昇車路と、前記矩形と相対向
する略矩形の車路であって旋回走行することにより1周
で1階分の高さを下降可能にされた下降車路と、駐車区
画とを備えた自走式立体駐車場において、前記上昇車路
から分岐して、該上昇車路よりも小回り走行をさせる略
矩形の車路であって、旋回走行することにより1周で1
階分の高さを上昇可能にされた上昇用短絡車路、を設
け、しかも該上昇用短絡車路が、1階よりも高く最上階
よりも低い中間の階よりも低層の階に形成され、該中間
の階を含めた上の階には、少なくとも前記上昇用短絡車
路の上方に位置する箇所に、前記駐車区画が形成され
かつ前記上昇用短絡車路を支える一部の柱が前記上の階
を支える一部の柱と整合されていることを特徴とする。
【0010】請求項2に記載の自走式立体駐車場は、略
矩形に旋回走行することにより1周で1階分の高さを上
昇可能にされた上昇車路と、前記矩形と相対向する略矩
形の車路であって旋回走行することにより1周で1階分
の高さを下降可能にされた下降車路と、駐車区画とを備
えた自走式立体駐車場において、前記下降車路から分岐
して、該下降車路よりも小回り走行をさせる略矩形の車
路であって、旋回走行することにより1周で1階分の高
さを下降可能にされた下降用短絡車路、を設け、しかも
該下降用短絡車路が、1階よりも高く最上階よりも低い
中間の階よりも低層の階に形成され、該中間の階を含め
た上の階には、少なくとも前記下降用短絡車路の上方に
位置する箇所に、前記駐車区画が形成され、かつ前記下
降用短絡車路を支える一部の柱が前記上の階を支える一
部の柱と整合されていることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の自走式立体駐車
場は、略矩形に旋回走行することにより1周で1階分の
高さを上昇可能にされた上昇車路と、この矩形と相対向
する略矩形の車路であって上昇車路と同方向に旋回走行
することにより1周で1階分の高さを下降可能にされた
下降車路とを備えている。
【0012】ここまでは、前述した特公昭59−287
12号公報に記載の立体駐車場とほぼ同じであるため、
同様の効果を奏することができる。すなわち、上昇車路
と下降車路が互いに独立しているため、安心して車両を
走行させることができる。そして更に、請求項1に記載
の本発明では、上昇用短絡車路を設けている。これは上
昇車路から分岐して、上昇車路よりも小回り走行をさせ
る略矩形の車路であって、旋回走行することにより1周
で1階分の高さを上昇可能にされている。この上昇用短
絡車路を走行すれば、上昇車路を走行するよりも短い距
離で、任意のフロアへ到達することができる。
【0013】そしてこの、上昇用短絡車路が、中間の階
(1階よりも高く最上階よりも低い階)よりも低層の階
に形成されている。そして、この中間の階を含めた上の
階には、少なくとも上昇用短絡車路の上方に位置する箇
所に、駐車区画が形成されている。
【0014】つまりこの立体駐車場は、本来、駐車区画
を形成する箇所に、上昇用短絡車路を形成したものとな
っている。このため、上昇用短絡車路を形成するために
新たな敷地を必要とせず、敷地を極めて有効に利用する
ことができている。請求項2に記載の本発明において
は、下降用短絡車路を設けている。下降用短絡車路は、
下降車路から分岐して、下降車路よりも小回り走行をさ
せる略矩形の車路であって、旋回走行することにより1
周で1階分の高さを下降可能にされたものである。
【0015】そして下降用短絡車路が、中間の階よりも
低層の階に形成され、「中間の階」を含めた上の階に
は、少なくとも下降用短絡車路の上方に位置する箇所
に、駐車区画が形成されている。こうすると、この中間
の階から下へ下降する際には下降用短絡車路を利用でき
るため、短い距離で立体駐車場から退場することができ
る。この下降用短絡車路は請求項1の上昇用短絡車路と
同様、本来、駐車区画を形成する箇所に、下降用短絡車
路を形成したものとなっている。このため、下降用短絡
車路を形成するために新たな敷地を必要とせず、敷地を
極めて有効に利用することができている。
【0016】なお、この態様を請求項1に記載の自走式
立体駐車場に適用して、下降用短絡車路と上昇用短絡車
路との双方を備えた構成にしても良い。この場合、請求
項2における「中間の階」は、請求項1における中間の
階と同じ階であることが望ましいが、一致していなくと
も良い。
【0017】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面と共に説明す
る。まず、図1は本発明の第1実施例である自走式立体
駐車場1の概要を示す斜視図である。立体駐車場1は、
5階建であり、各フロアF1、F2、F3、F4が略長方形
をしている。その長方形の短辺に、上昇用短絡車路3、
下降用短絡車路5が設けられている。4階フロアF4
よび後述する屋上フロアFrには上昇用短絡車路3も下
降用短絡車路5も形成されておらず、代わりに駐車区画
7が形成されている(これについても詳しくは後述)。
【0018】長方形の部分には、その長手方向の略中央
に、このフロアと、上下に隣り合うフロアとを連絡する
連絡部9が、長手方向と垂直に設けられている。立体駐
車場1を上昇する車は、この連絡部9と、各フロアの本
図において左半分を時計回りに走行する。この車路が上
昇車路11である。一方、立体駐車場1を下降する車
は、連絡部9と、各フロアの本図において右半分を時計
回りに走行する(この車路が下降車路13)。
【0019】図2に、立体駐車場1の1階フロアF1
平面図を示す。本図に示すように1階フロアF1 には、
入口15及び出口17が形成されている。立体駐車場1
に入場した車両は、直進して分岐点19にて、右折して
上昇車路11を進むか、左折して上昇用短絡車路3を進
むかを選択する。上昇車路11を進んだ場合には連絡部
9にて更に右接して2階フロアF2 に昇って行く。な
お、この1階フロアF1に駐車をする(あるいは空きの
駐車区画7を捜す)場合には、連絡部9で右折せずに直
進する。
【0020】一方、立体駐車場1から退場するために下
降車路13を走行してきた車両は、合流点21を右折し
て出口17から出て行く。同じ目的で下降用短絡車路5
を下降してきた車両は、合流点21で左折する。何れの
車両も、出口17の手前23にて右折することにより、
入口15に到達することができる。この経路の両側には
駐車区画7が形成されている。
【0021】本図にその一部が示されている上昇用短絡
車路3は、この1階フロアF1 と2階フロアF2 とを連
絡する経路であり、走行面を平面状にして(下降用短絡
車路5も同様)傾斜が断続的に変っていくようになって
いる。この上昇用短絡車路3の、2階フロアF2 に接す
る部分の下方(本図において左下の部分)25には、駐
車区画7が形成されている。下降用短絡車路5について
も、対応する箇所27に駐車区画7が形成されている。
【0022】なお、本図に示されている%付きの数字
は、その箇所における走行方向に沿った傾斜を表してい
る。例えば、分岐点19で右折した車両が走行する部分
は、1.32%とあるから、10m走行すると13.2
cm上昇する傾斜になっている。この箇所の両側にも駐
車区画7が形成されている。また入口15の右方にある
EVはエレベータであり、その下方に示されているのは
階段である。エレベータ及び階段は、出口17の右方に
も設けられている。
【0023】図に2階フロアF2 の平面図を示す。上
昇車路11および下降車路13は、いずれも時計回りに
2階フロアF2 をほぼ矩形に旋回する経路となっている
(他の階のフロアについてもほぼ同様)。一方、上昇用
短絡車路3は、分岐点19から合流点21’までを上昇
車路11と共有する略矩形の経路であって、上昇車路1
1とは逆回りに且つ小回りに走行することにより、1階
分上昇する経路となっている。下降用短絡車路5は、分
岐点19’から合流点21までを下降車路13と共有す
る略矩形の経路で、下降車路13とは逆回りに且つ小回
りに走行することにより、1階分下降できる経路となっ
ている。なお、本図の分岐点19は、図2の分岐点19
と一致しないが、フロアが異なるのみであるため、同じ
表記をしている(合流点21も同様)。
【0024】図4は、3階フロアF3の平面図である。
3階フロアF3は、このフロアから4階フロアF4に上昇
するための上昇用短絡車路3、および4階フロアF4
ら3階フロアF3 に降りて来るための下降用短絡車路5
がないこと以外は、2階フロアF2 と同じである。
【0025】図5は、4階フロアF4の平面図である。
4階フロアF4は、図1で既に説明したように、上昇用
短絡車路3、および下降用短絡車路5がなく、代わりに
駐車区画7が形成されている。これに対応して、上昇車
路11、下降車路13は、このフロアよりも低層のフロ
アにある上昇車路11、下降車路13よりも細長い形状
となっている。なお、立体駐車場1においては、4階フ
ロアF4 が本発明の「中間の階」に相当する。
【0026】図6は、屋上フロアFrの平面図である。
屋上フロアFrは、当然のことながらこのフロアより上
に走行するための連絡部9が無く、この点のみが4階フ
ロアとの相違点となっている。以上、説明をしてきた立
体駐車場1によれば、連絡部9において上昇する車両と
下降する車両とが対向するものの、それ以外の箇所で
は、上昇車路11と下降車路13とが互いに独立してい
るため、安心して車両を走行させることができる。そし
て、入口15から入ってきた車両が3階に上昇する場
合、上昇車路11ではなく、上昇用短絡車路3を走行す
ることにより、上昇車路11よりも短い距離で3階フロ
アF3 に到達することができる。
【0027】この上昇用短絡車路3は、3階フロアF3
よりも上には存在しないため、例えば、4階フロアF4
まで登りたい場合には、上昇車路11の少なくとも一部
を走行しなければならない。しかしその反面、上昇用短
絡車路3の上方に位置する箇所に駐車区画7が形成され
ているので、より多くの車両を駐車させることができ
る。これは、下降用短絡車路5についても同様である。
【0028】また、下降用短絡車路5が形成されている
ことにより、3階フロアF3 から下のフロアへ行きたい
場合には、この下降用短絡車路5を走行することによ
り、短い距離で到達することができる。そして上昇用短
絡車路3、下降用短絡車路5のいずれにも、その傍らに
駐車区画7が形成されていないため、この経路の途中で
駐車等の理由で車両が停留することがない。このため、
極めて迅速に上昇用短絡車路3を上昇したり、下降用短
絡車路5を下降したりすることができる。
【0029】この立体駐車場1と同様の効果を奏する第
2実施例の立体駐車場31を図7〜9に示す。なお、立
体駐車場1と同じ名称の構成については符号も同じもの
を用いている。まず図7に示すように、立体駐車場31
は、まさに長方形のフロア形状をしている。上昇車路1
1を走行する際には、入口15の近傍にある分岐点19
で右折して、1階フロアF1 の左半分を反時計回りに旋
回走行することにより1階分、上昇できるようにされて
いる。これに対応して下降車路13も反時計回りに旋回
走行することにより1階分、下降できるようになってい
る。また、1階フロアF1 と上昇用短絡車路3とは、壁
33にて、1階フロアF1 と下降用短絡車路5とは、壁
35にて仕切られている。
【0030】図8は、立体駐車場31の2階フロアF2
の平面図である。本図に示すように立体駐車場31にお
いても、上昇車路11および下降車路13は、いずれも
時計回りに2階フロアF2 をほぼ矩形に旋回する経路と
なっている(他の階のフロアについてもほぼ同様)。そ
して、上昇用短絡車路3と上昇車路11は、分岐点1
9''で分かれるようにされている。また。この分岐点1
9''から合流点21' に至る直線路の右側には駐車区画
7が形成されている。下降車路13についても、その分
岐点19' から下降用短絡車路5との合流点21''まで
の右側には駐車区画7が形成されている。
【0031】図9は、立体駐車場31の3階フロアF3
の平面図である。上昇用短絡車路3と下降用短絡車路5
は、このフロアまでしか設けられていない。ここよりも
高層のフロアに登る際には、連絡部9を用い、上昇車路
11を反時計回りに旋回走行し、この階に降りて来る際
には、下降車路13を反時計回りに旋回走行する。ま
た、上昇用短絡車路3や下降用短絡車路5が設けられて
いないことにより3階フロアF3 に生じたスペースに
は、駐車区画7’が形成されている。
【0032】ここよりも高層のフロアについては図示し
ないが、その形状が長方形をしている点以外は、立体駐
車場1の対応するフロアとほぼ同様にされている。すな
わち、立体駐車場31においても、「中間の階」に相当
するのは4階フロア(図示しない)となっている。
【0033】この立体駐車場31も、上昇車路11と下
降車路13が連絡部9を除いて独立しており、且つ上昇
用短絡車路3および下降用短絡車路5が設けられている
ため、立体駐車場1と同様の効果を奏する。続いて、本
発明の第3実施例である自走式立体駐車場41について
図10〜12を用いて説明する。立体駐車場31と同
様、立体駐車場1と同じ名称の構成については符号も同
じものを用いた。
【0034】図10、図11、図12は、それぞれ立体
駐車場41の1階フロアF1 、2階フロアF2、3階フ
ロアF3を表している。これらの図面に示すように、立
体駐車場41は、立体駐車場31に非常によく似てい
る。相違点は、壁33の上昇車路11側および壁35の
下降車路13側にも駐車区画7が形成されている点であ
る。こうすると、上昇車路11が立体駐車場31のに比
べてやや小回りになる(下降車路13についても同様)
が、上昇用短絡車路3を走行することにより、短い距離
で3階フロアF3 まで上昇したり、下降用短絡車路5を
走行することにより、短い距離で3階フロアF3 から下
降したりすることができる。
【0035】なお、この立体駐車場41も、3階フロア
3 よりも高層のフロアについては図示しないが、立体
駐車場31と同様、その形状が長方形をしている点以外
は、立体駐車場1の対応するフロアとほぼ同様にされて
いる。最後に、本発明の第4実施例である自走式立体駐
車場51について図13、図14を用いて説明する。立
体駐車場31、41と同様、立体駐車場1と同じ名称の
構成については符号も同じものを用いる。
【0036】図13は、立体駐車場51の低層のフロア
の平面図を表したものである。ここで「低層のフロア」
とは、立体駐車場1、31、41における3階フロアF
3 までの、上昇用短絡車路3および下降用短絡車路5が
形成されたフロアをさす。本図に示すように立体駐車場
51では、フロアがほぼ正方形をしている。そして立体
駐車場1、31、41では上昇車路11と下降車路13
の各矩形路で、共有する部分を、双方の短辺としていた
が、立体駐車場51では長辺としている。つまり本図の
中央を縦に横ぎる車路53が立体駐車場1、31、41
における連絡部9に相当する。なお、連絡部9とは異な
り、この車路53の両側には駐車区画7が形成されてい
る。
【0037】そして上昇用短絡車路3は上昇車路11の
短辺側、下降用短絡車路5は下降車路13の短辺側に設
けられている。この立体駐車場51においては、上昇用
短絡車路3、上昇車路11、下降用短絡車路5、下降車
路13のいずれも、反時計回りに走行することにより、
上昇もしくは下降が可能にされている。
【0038】図14は立体駐車場51の高層のフロア、
つまり上昇用短絡車路3、下降用短絡車路5が形成され
ていないフロアの平面図である。本図に示すように、立
体駐車場51においても、上昇用短絡車路3、下降用短
絡車路5が設けられていない分だけ、上昇車路11およ
び下降車路13が大きく形成され、駐車区画7が低層の
フロアよりも多く設けられている。
【0039】従って、この立体駐車場51も、立体駐車
場1、31、41と同様の効果を奏するものとなってい
る。以上、本発明を適用した実施例として、自走式立体
駐車場1、31、41、51について説明してきたが、
本発明はこれらの実施例に何等限定されるものではなく
様々な態様で実施しうる。
【0040】例えば、自走式立体駐車場1、31、4
1、51では、上昇用短絡車路3と下降用短絡車路5の
双方を備えている構成としているが、どちらか一方のみ
を備えた態様としても良い。上昇用短絡車路3のみを備
える態様では、3階までは短距離で上昇できるという効
果を発揮できるし、下降用短絡車路5のみを備える態様
では、短距離で退場できるという効果を発揮できる。そ
して何れにしても、高層の階については、上昇用短絡車
路3や下降用短絡車路5の上方に位置する箇所に駐車区
画7を形成するので、敷地を有効に利用できる。
【0041】自走式立体駐車場1、31、41では本発
明の「中間の階」に相当する階を3階としたが、これを
2階や4階にしても、もちろん良い。6階建以上の立体
駐車場に適用する際には、更に高層の階にしても良い。
また、上昇用短絡車路3は3階まで、下降用短絡車路5
は4階まで、というように、上昇用短絡車路3と下降用
短絡車路5とで、形成する階を異ならせても良い。
【0042】前記何れの立体駐車場も、上昇用短絡車路
3の走行面を平面状にして(下降用短絡車路5も同様)
傾斜が断続的に変っていくようにしたが、これを、連続
して傾斜が変化していくようにしても良い。また、前記
何れの立体駐車場も、上昇車路11と下降車路13と
を、共に連絡部9(立体駐車場51では車路53)を走
行する態様にしたが、上昇車路11と下降車路13とを
全く独立させても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例である自走式立体駐車場
1の概要を示す斜視図である。
【図2】 自走式立体駐車場1の1階フロアF1 を示す
平面図である。
【図3】 自走式立体駐車場1の2階フロアF2 を示す
平面図である。
【図4】 自走式立体駐車場1の3階フロアF3 を示す
平面図である。
【図5】 自走式立体駐車場1の4階フロアF4 を示す
平面図である。
【図6】 自走式立体駐車場1の屋上フロアFr を示す
平面図である。
【図7】 本発明の第2実施例である自走式立体駐車場
31の1階フロアF1を示す平面図である。
【図8】 自走式立体駐車場31の2階フロアF2 を示
す平面図である。
【図9】 自走式立体駐車場31の3階フロアF3 を示
す平面図である。
【図10】 本発明の第3実施例である自走式立体駐車
場41の1階フロアF 1 を示す平面図である。
【図11】 自走式立体駐車場41の2階フロアF2
示す平面図である。
【図12】 自走式立体駐車場41の3階フロアF3
示す平面図である。
【図13】 本発明の第4実施例である自走式立体駐車
場51の低層フロアを示す平面図である。
【図14】 自走式立体駐車場51の高層フロアを示す
平面図である。
【符号の説明】
1,31,41,51…自走式立体駐車場 3…上昇用短絡車路 5…下降用短絡車路 7,7’…駐車区画 9…連絡部 11…上昇車路 13…下降車路 19…分岐点 21…合流点 F1 …1階フロア F2 …2階フロア F3 …3階フロア F4 …4階フロア Fr …屋上フロア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−82108(JP,A) 特開 平6−26224(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04H 6/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略矩形に旋回走行することにより1周で
    1階分の高さを上昇可能にされた上昇車路と、前記矩形
    と相対向する略矩形の車路であって旋回走行することに
    より1周で1階分の高さを下降可能にされた下降車路
    と、駐車区画とを備えた自走式立体駐車場において、 前記上昇車路から分岐して、該上昇車路よりも小回り走
    行をさせる略矩形の車路であって、旋回走行することに
    より1周で1階分の高さを上昇可能にされた上昇用短絡
    車路、を設け、 しかも該上昇用短絡車路が、1階よりも高く最上階より
    も低い中間の階よりも低層の階に形成され、該中間の階
    を含めた上の階には、少なくとも前記上昇用短絡車路の
    上方に位置する箇所に、前記駐車区画が形成され、かつ
    前記上昇用短絡車路を支える一部の柱が前記上の階を支
    える一部の柱と整合されていることを特徴とする自走式
    立体駐車場。
  2. 【請求項2】 略矩形に旋回走行することにより1周で
    1階分の高さを上昇可能にされた上昇車路と、前記矩形
    と相対向する略矩形の車路であって旋回走行することに
    より1周で1階分の高さを下降可能にされた下降車路
    と、駐車区画とを備えた自走式立体駐車場において、 前記下降車路から分岐して、該下降車路よりも小回り走
    行をさせる略矩形の車路であって、旋回走行することに
    より1周で1階分の高さを下降可能にされた下降用短絡
    車路、を設け しかも該下降用短絡車路が、1階よりも高く最上階より
    も低い中間の階よりも低層の階に形成され、該中間の階
    を含めた上の階には、少なくとも前記下降用短絡車路の
    上方に位置する箇所に、前記駐車区画が形成され、かつ
    前記下降用短絡車路を支える一部の柱が前記上の階を支
    える一部の柱と整合されていることを特徴とする自走式
    立体駐車場。
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