JPS63226465A - 螺旋状車路付立体駐車場 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は複数階の各フロアが通路と駐車スペースを備え
、通路の側方で螺旋状の車路に接続し、螺旋状の車路に
よって車輌を上昇あるいは下降させるようにした螺旋状
車路付立体駐車場に関するものである。

し従来の技術］ 従来、このような各フロアに通路と駐車スペースを備え
、螺旋状の車路を接続した立体駐車場としては、第７図
に示すような螺旋状の車路をフロアの中央部に設け、螺
旋状の車路を対面通行によって昇降する駐車場、第８図
に示すような螺旋状の車路をフロアの側方に接続し、螺
旋状の車路を対面通行によって昇降する駐車場、第９図
に示すような螺旋状の車路をフロアの両側に三箇所接続
し、それぞれの螺旋状の車路を上昇用、下降用車路とし
た駐車場が知られている。

［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、従来の螺旋状の車路を各フロアに接続し
た駐車場には次のような問題点があった。

まず、第７図に示す立体駐車場では、フロアの中央部に
螺旋状の車路を設けである為、螺旋状の車路に行くまで
の通路を設けなければならずスペースの有効利用ができ
ず、下層階がショッピングセンター等店舗に供する場合
には利用できない。

次に、第８図に示す立体駐車場では螺旋状の車路が対面
通行の二車線となる為、内側限界半径５ｍ、二車線用幅
員９ｍで半径１４ｍの大きな螺旋状の車路を必要とし、
敷地の有効利用が阻害されるばかりか、フロアと上昇用
車路、下降用車路が螺旋状の車路の接続部分で交錯する
のでこの接続部分で車輌が混雑し安全性の点でも問題が
ある。

又、第９図に示す立体駐車場では螺旋状の車路をフロア
の両側に設ける為、螺旋状の車路が二箇所共、通路に而
している必要があることから周囲の街路事情によって、
設置が不都合になるばかりか螺旋状の車路を片側に設け
た駐車場よりも、もう一方の螺旋状の車路の分だけ敷地
が必要となり、駐車場のレイアラｉへ上収容効率が悪い
という問題がある。

更に、第７図乃至第９図に示す立体駐車場を比較的大規
模な駐車場とした場合には、運転者は下層階から順次、
上層階へと空いた駐車スペースを探しながら進むので、
下層階で渋滞をおこし、上層階の利用効率が悪い。

本発明は上記のような問題点を除去することを目的とし
、駐車効率が良く、安全性に優れ、下層階での店舗への
供用を可能とし、周囲の街路事情にも適応し易く、下層
階での混雑を避けることができる立体駐車場を提供する
ことを目的としている。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は、発明の構成として上記の問題点を解決するた
めに次の様な技術的手段を採用した。

即ち、本発明の要旨は、 複数階のフロアを有し、各フロアの側方にフロアへの入
車用車路と出車用車路を設け、該入車用車路と出車用車
路を各フロアの通路内で接続車路により接続し、その両
側又は片側に駐車スペースを備え、 前記複数階のフロアの側方に上昇用の螺旋状車路と下降
用の螺旋状車路を同一箇所に二重螺旋状に設け、上昇用
の螺旋状車路に各フロアの入車用車路を接続すると共に
、下降用の螺旋状車路に各フロアの出車用車路を接続し
、上昇用の螺旋状車路を旋回することにより一周で二階
弁のフロアを上昇し、下降用の螺旋状車路を旋回するこ
とにより一周で二階弁のフロアを下降し、各フロアの入
車用車路から接続車路、出車用車路を通行することによ
り、上昇用の螺旋状−車路から下降用の螺旋状車路に進
入するように構成したことを特徴とする螺旋状車路付立
体駐車場に存する。

［作用］ 前記構成の立体駐車場では、各フロア側方に設けられた
上昇用の螺旋状車路を旋回しながら空いた駐車スペース
を有するフロアの入車用車路に進入する。空いた駐車ス
ペースが見つからない場合には、更に、螺旋状車路を上
昇し、上のフロアの入車用車路に進入する。下層階に駐
屯スペースが見つからない場合には螺旋状車路を一気に
上昇し、−周旋回することにより二階弁のフロアを上昇
する。入車用車路からフロア内に進入し、各フロアの入
車用車路、接続車路、出車用車路の両側に設けられた駐
車スペースに車輌を駐車し、駐車が終った車輌は各フロ
アの出車用車路へ向う。フロア内では入車用車路から接
続車路、出車用車路を通行すると下降用の螺旋状車路に
進入することがで、き、下降用の螺旋状車路を一回旋回
することにより二階弁のフロアを一気に下降する。

以下、本発明をより具体的に説明するために実施例を挙
げて詳述する。

［実施例］ 本発明の一実施例を図面に基づいて説明すると、第１図
は本実施例の螺旋状車路付立体駐車場において、螺旋状
車路とフロアの入車用車路、出車用車路の接続関係の一
部の概略を示した斜視図、第２図は本実施例の一階平面
図、第３図は二、四階平面図、第４図は三階平面図、第
５図は立体駐車場の正面からみた説明図、第６図は側面
からみた説明図である。

第１図において１−１Ｃ１１−２Ｂは三階、四階の入車
用車路、２−１Ｃ１２−２Ｂは三階、四階の出車用車路
であり、これらの車路は各フロアの通路内で接続車路３
Ｂ、３Ｃにより接続されている。入車用車路１−１Ｃ１
１−２Ｂ、出車用車路２−１Ｃ１２−２Ｂ、接続車路３
Ｂ、３Ｃは各フロアにそれぞれ５Ωけられており、その
両側又は片側に第２図乃至第４図に示すような駐車スペ
ース４−ＩＡ、Ｂ、Ｃ１４−２Ａ、Ｂ、Ｃ１４−３Ａ、
Ｂ、Ｃ１４−４Ａ、Ｂ、Ｃ１４，−５Ａ、Ｂ。

Ｃ１４−６Ａ、Ｂ、Ｃを備えている。各フロアの構成を
第２図乃至第４図を元に詳述すると、第２図及び第４図
の一階、三階では入車用車路１−１Ａ、１−１Ｃに３．
６％、出車用車路２−１Ａ、２−１Ｃにも３．６％の下
り勾配が付され、入車用車路１−１Ａ、１−１Ｃと出車
用車路２−１Ａ、２−１Ｃを勾配のない接続車路３Ａ、
３Ｃによって接続している。上記入車用車路１−１Ａ、
１−１Ｃ１接続車路３Ａ、３Ｃ，出車用車路２−１Ａ、
２−１Ｃを一周旋回するとフロアの入口から出口に進む
ことができる。入車用車路１−１Ａ、１−１Ｃ１出車用
車路２−１Ａ、２−１０、接続車路３Ａ、３Ｃの両側又
は片側には駐車スペース４−１Ａ、Ｃ１４−２Ａ、Ｃ１
４−３Ａ、Ｃ，４−４Ａ、Ｃ１４−５Ａ、Ｃ１４−６Ａ
、Ｃが設（プられている。又、フロアの入車用車路１−
１Ａ、１−１Ｃ１出車用車路２−１Ａ、２−１Ｃの両側
で入車用車路１−１Ａ、１−１Ｃに平行となる通路５Ａ
、５Ｃには３．６％の上り勾配、出車用車路２−ＩＡ、
２−１Ｃに平行となる通路６Ａ、６Ｃには３．６％の下
り勾配が付され、その片側に駐車スペース４−７Ａ、Ｃ
１４−８Ａ、Ｃ，４−９Ａ。

Ｃ１４−１０Ａ、Ｃが設けられている。駐車スペース４
−１Ａ、Ｃ，４−２Ａ、Ｃ１４−３Ａ、Ｃ１４−４Ａ、
Ｃ，４−５Ａ、Ｃ１４−６Ａ、Ｃ及び４−７Ａ、Ｃ１４
−８Ａ、Ｃ１４−９Ａ、Ｃ１４−１０Ａ、Ｃにはそれぞ
れの接する車路に合わせて車幅方向に同一勾配が付され
ている。従って、駐車される車輌は車幅方向に多少傾く
ものの、車長方向には傾かないので駐車中の車輌が動き
出すことはない。フロアの接続車路３Ａ、３Ｃより奥の
部分く図示左側）には通路７−ＩＡ、Ｃ１７−２Ａ、Ｃ
，７−３Ａ、Ｃ，７−４Ａ、Ｃ，７−５Ａ、Ｃ，が平坦
に設けられている。又、これら７−１Ａ、Ｃ乃至７−５
Ａ、Ｃには両側又は片側に駐車スペース８−ＩＡ、Ｃ１
８−２Ａ、Ｃ１８−３Ａ、Ｃ，８−４Ａ、Ｃ，８−５Ａ
、Ｃ１８−６Ａ、Ｃ１８−７Ａ、Ｃ，８−８Ａ、Ｃ１８
−９Ａ。

Ｃ１が通路に合わせて平坦に設けられている。

次に、第３図の二、四階では入車用車路１−２Ｂに３．
６％、出車用車路２−２Ｂにも３．６％の上り勾配が付
され、入車用車路１−２Ｂと出車用車路２−２Ｂを接続
車路３Ｂによって接続している。上記入車用車路１−２
Ｂから接続車路３Ｂ、出車用車路２−２Ｂを一周旋回す
るとフロアの入口から出口に進むことができる。入車用
車路１−２Ｂと平行となる通路６Ｂには、３．６％の下
り勾配、出車用車路２−２Ｂと平行となる通路５Ｂには
、３．６％の上り勾配が付されている。接続車路３Ｂよ
り入車用車路１−２Ｂ、出車用車路２−２Ｂ側の駐車ス
ペース４−１Ｂ、４−２Ｂ、４−３Ｂ、４−４Ｂ、４−
５Ｂ、４−６Ｂはそれぞれの接する車路に合わせて同一
勾配が付されている点。接続車路３Ｂより奥の部分（図
示左側）の通路７−１Ｂ、７−２Ｂ、７−３Ｂ、７−４
Ｂ、７−５Ｂ、駐車スペース８−１Ｂ、８−２Ｂ、８−
３Ｂ、８−４８，８−５Ｂ、８−６８．８−７Ｂ、８−
８Ｂ、８−９Ｂが平坦でおる点は一階、三階と同様であ
る。

以上、各フロアの構成を説明したが、このように構成さ
れた各フロアの側方には上昇用の螺旋状車路９と下降用
の螺旋状車路１ｏが同一箇所に二重螺旋状に交錯するこ
となく全体をほぼ等勾配に設けられている。上記上昇用
の螺旋状車路９、下降用の螺旋状車路１０と各フロアは
それぞれ接続されているが、その接続は次の通りである
。叩ら、上昇用の螺旋状車路９には一階の入車用車路１
−１Ａ、二階の入車用車路１−２Ｂ、三階の人車用車路
１−１００四階の入車用車路１−２Ｂが接続されている
。又、下降用の螺旋状車路１０には１階の出車用車路２
−１Ａ、二階の出車用車路２−２Ｂ、三階の出車用車路
２−１Ｃ１四階の出車用車路２−２Ｂが接続されている
。このように、上昇用の螺旋状車路９と各フロアの入車
用車路、下降用の螺旋状車路１０と各フロアの出車用車
路が接続しているである。

このように構成することによって、上昇用の螺旋状車路
９を上昇した車輌は入車用車路１−１Ａ、１−１Ｃ１接
続車路３Ａ、３Ｃ１出車用車路２−１Ａ、２−１Ｃを旋
回して上昇用の螺旋状車路９の下方を旋回する下降用の
螺旋状車路１０に進入することができ、又、入車用車路
１−２Ｂ、接続車路３Ｂ、出車用車路２−２Ｂを旋回し
て上昇用の螺旋状車路９の上方を旋回する下降用の螺旋
状車路１０に進入することができる。

このように、構成された本実施例の立体駐車場に車輌を
駐車する場合を第１図及び第５図、第６図により説明す
る。まず上昇用の螺旋状車路９を左旋回しながら上界し
、空いた駐車スペースを有するフロアの入車用車路、例
えば−階の１−１八に進入する。進入した車輌は入車用
車路１−１Ａからは左旋回によってフロア内を進行する
。このフロアに駐車スペースがない場合には二階の入車
用車路１−２Ｂに進入し、入車用車路１−２Ｂからは右
旋回によってフロア内を進行する。駐車スペースが空い
ているか否かの確認は入車用車路の入口に誘導用の信号
を設けることによって行う。

駐車スペースが空いていない場合には、更に上界用の螺
旋状車路９を上昇し、三階の入車用車路１−ＩＣへ向う
。この入車用車路１−１０のフロアにも、駐車スペース
が空いていない場合には、更に上昇し、四階の入車用車
路１−２Ｂへ上昇する。

即ち、上昇用の螺旋状車路は一周旋回することにより二
階弁のフロアを上昇する。一方、駐車が終った車輌は各
フロアの出車用車路−階２−１Ａ、二階２−２８．三階
２−１００四階２−２Ｂへ向う。各出車用車路を２−１
Ａ、２−ＩＣは下降、２−２Ｂは上昇しながら進行し、
下降用の螺旋状車路１０へ進入する。下降用の螺旋状車
路１０に進入した車輌は右旋回しながら一周旋回するこ
とにより二階弁のフロアを下降し螺旋状車路９の一階に
設けられた出口より退出するのである。

本実施例では、フロア側方の二重螺旋状車路によって、
下層から進入する車輌が効率より各フロアに分散され、
退出時にも螺旋状の車路から短い時間で駐車場外へ出ら
れ、駐車効率がよく、下層階での混雑を避けることがで
きる。又、入車用車路１−１Ａ、１−２Ｂ、１−１０及
び出車用車路２−１Ａ、２−２Ｂ、２−１Ｃに勾配を付
したので、上昇用の螺旋状車路９を旋回することにより
一周で二階弁のフロアを上昇しても、その上昇勾配が急
になることはなく、又下降用の螺旋状車路１０を旋回す
ることにより、−周で二階弁のフロアを下降しても、そ
の下降勾配が急になることはない。

尚、本実施例では入車用車路１−１Ａ、１−２Ｂ、１−
１Ｃ及び出車用車路２・−１Ａ、２−２Ｂ。

２−１０に勾配を付したが、これら入車用車路１−ＩＡ
、１−２Ｂ、１−１Ｃ１出車用車路２−１Ａ、２−２８
，２−ＩＣを平坦にし、接続する螺旋状車路９．１０の
勾配を急にしたり、螺旋を大きくしたものも勿論本発明
に含まれるものである。

又、本実施例ではフロアの接続車路３より入車用車路１
−１Ａ、１−２Ｂ、１−１Ｃ１出車用車路２−１Ａ、２
−２Ｂ、２−１Ｃ側を駐車スペース、通路を含めてすべ
て同一勾配を付し、接続車路３よりフロアの奥（図示左
側）の部分を駐車スペース、通路を含めてすべて平坦に
構成しているが、フロアの奥の部分の駐屯スペース、通
路を敷地の形状、建築コストの関係から省略あるいは増
設したものも勿論本発明に含まれるものである。

［発明の効果］ 本発明は、以上のようにフロア側方の二重の螺旋状車路
と各フロアの入車用車路、出車用車路を接続しているの
で、下層から進入する車輌が効率よく各フロアに分散さ
れ、退出時にも螺旋状の車路から短い時間で駐車場外へ
出られ、駐車効率がよく、下層階での混雑を避けること
ができる。又、車路での車輌の進行方向は一方向のみで
、対面通行となることもなく安全性にも優れでいる。更
に、螺旋状の車路がフロアの側方に一箇所だけ設けられ
ているので、フロア下層階の店舗への供用を可能にし、
周囲の街路事情にも適応し易い。

【図面の簡単な説明】

図において、第１図は本発明の一実施例における螺旋状
車路とフロアの入車用車路、出車用車路の接続関係の一
部の概略を示した斜視図、第２図は一階平面図、第３図
は二、四階平面図、第４図は三階平面図、第５図、第６
図は立体駐車場の正面、側面からみた説明図、第７図乃
至第９図は従来の立体駐車場の斜視図である。 １−１Ａ、１−２Ｂ、１−１Ｃ・・・入車用車路２−１
Ａ、２−２Ｂ、２−１Ｃ・・・出車用車路９・・・上昇
用の螺旋状車路 １０・・・下降用の螺旋状車路

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 複数階のフロアを有し、各フロアの側方にフロアへの入
   車用車路と出車用車路を設け、 該入車用車路と出車用車路を各フロアの通路内で接続車
   路により接続し、その両側又は片側に駐車スペースを備
   え、 前記複数階のフロアの側方に上昇用の螺旋状車路と下降
   用の螺旋状車路を同一箇所に二重螺旋状に設け、上昇用
   の螺旋状車路に各フロアの入車用車路を接続すると共に
   、下降用の螺旋状車路に各フロアの出車用車路を接続し
   、上昇用の螺旋状車路を旋回することにより一周で二階
   分のフロアを上昇し、下降用の螺旋状車路を旋回するこ
   とにより一周で二階分のフロアを下降し、各フロアの入
   車用車路から接続車路、出車用車路を通行することによ
   り、上昇用の螺旋状車路から下降用の螺旋状車路に進入
   するように構成したことを特徴とする螺旋状車路付立体
   駐車場。