JP6322676B2 - 自走式立体駐車場 - Google Patents

自走式立体駐車場 Download PDF

Info

Publication number
JP6322676B2
JP6322676B2 JP2016176643A JP2016176643A JP6322676B2 JP 6322676 B2 JP6322676 B2 JP 6322676B2 JP 2016176643 A JP2016176643 A JP 2016176643A JP 2016176643 A JP2016176643 A JP 2016176643A JP 6322676 B2 JP6322676 B2 JP 6322676B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
parking
main
vehicle
self
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016176643A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018040215A (ja
Inventor
山本 圭一
圭一 山本
田中 栄次
栄次 田中
Original Assignee
大和リース株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 大和リース株式会社 filed Critical 大和リース株式会社
Priority to JP2016176643A priority Critical patent/JP6322676B2/ja
Publication of JP2018040215A publication Critical patent/JP2018040215A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6322676B2 publication Critical patent/JP6322676B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)

Description

この発明は、複数階層に駐車スペースが設けられ、各階層の駐車スペースに車両が自走で出入りする自走式立体駐車場に関する。
都市部等の建物密集地域では、複数階層に駐車スペースが設けられた立体駐車場が多く見られる。立体駐車場には、エレベータ等の昇降装置によって各階層の駐車スペースに車両で昇降させる機械式のものと、車両が自走で各階層の駐車スペースに出入りする自走式のものとがある。
自走式立体駐車場として、例えば図19、図20に示す構造のものがある。図19の自走式立体駐車場は、下層階60と上層階61とが傾斜床62で繋がっており、車両は傾斜床62を通って下層階60から上層階61へ移動、またはこの逆に移動して、各階の駐車区画63に出入りするようになっている。また、図20の自走式立体駐車場は、下層階65と上層階66の間に半階層67が設けられており、車両は傾斜床68,69を通って半階層分ずつ昇降するようになっている。
上記のような一般的な自走式立体駐車場とは別に、勾配を有する螺旋状の車路に沿って駐車スペースを設けた自走式立体駐車場が提案されている(例えば特許文献1〜5)。また、環状の車路の外周に駐車スペースが設けられた駐車用床を複数階層有し、上層階層の駐車用床の車路と下層階層の駐車用床の車路とを勾配を有する昇降路で繋がった自走式立体駐車場も提案されている(特許文献6)。
特許第2657749号公報 特許第2841036号公報 特開平11−266604号公報 特開平11−336361号公報 特開2003−20810号公報 特開平6−57985号公報
図19、図20に示す一般的な自走式立体駐車場は、下層階と上層階とを繋ぐ傾斜床が単に車両の通行のみに使用されているだけであるため、床面積に対する駐車台数が少なく、面積効率が悪かった。狭い敷地内に多くの車両を駐車させるには、傾斜床の一部を駐車スペースに有効利用すること求められる。
特許文献1〜5に提案の螺旋状の車路に沿って駐車スペースを設けた形態の自走式立体駐車場は、円形またはそれに近い形状の土地に建設するのには適するが、一般的な矩形状の土地に建設すると無駄なスペースが多くなる。また、螺旋状の車路の全体が勾配を有するので、建設コストが高くなることが予想される。特許文献6に提案の自走式立体駐車場は、特許文献1〜5に提案の自走式立体駐車場と同様に、一般的な矩形状の土地に建設すると無駄なスペースが多くなる。
この発明の目的は、敷地の形状に合わせて設計することができ、総床面積に対する駐車スペースの面積の割合が高くて駐車効率が良い自走式立体駐車場を提供することである。
この発明の自走式立体駐車場は、それぞれの上面に主駐車スペースが設けられた複数階層の主床を備え、これら複数階層の主床のうち互いに階層が1つ異なる2つの主床同士が、上面に平面視半円周状で上階側に登る勾配の傾斜車路が形成された傾斜床を介して繋がり、前記傾斜床の上面における前記傾斜車路の外周に傾斜床駐車スペースが設けられている。
この構成によると、複数階層の主床の上面にそれぞれ駐車スペースが設けられると共に、上下の主床同士を繋ぐ傾斜床の上面にも駐車スペースが設けられる。このように、傾斜車路を構成する傾斜床の上面にも駐車スペースを設けることにより、この駐車スペースとなる床面積を増やすだけで、多くの車両を駐車させることができる。つまり、総床面積に対する駐車スペースの面積の割合が高くて駐車効率が良い。また、傾斜床上の駐車スペースは、半円形状の傾斜車路の外周にあって、他の目的の利用に供し難く、かつ一般的な矩形の敷地に利用し難い箇所であるため、敷地の有効利用が図れる。傾斜床に設けられる傾斜車路は平面視半円周状であるので、上下の主床を一定または一定に近い勾配で、かつ一定または一定に近い曲率のカーブで繋ぐことができ、車両が走行し易い。敷地の形状に合わせて主床の平面形状を決めることにより、敷地の形状に合った無駄のない自走式立体駐車場とすることができる。
記傾斜床駐車スペースは、それぞれ1台の車両を駐車させる個々の駐車区画が前記傾斜車路の外周に沿って扇形に並び、この傾斜床駐車スペースの駐車区画は、車両の前後が前記傾斜車路側に向くように駐車させる平面形状である。
駐車区画を傾斜車路に沿って扇形に並べると、方形に並べる場合と比べて、以下の点で有利である。
・1台当たりの床面積を狭くでき、面積効率が良い。
・採光性が良い。
・近隣に対する日陰の影響が少ない。
・傾斜車路を走行する車両のドライバーから見て死角となる駐車区画の数が少ない。
・隣合う駐車区画に駐車されている2台の車両のドア部分の間隔が広いため、ドアを開閉し易い。
・駐車区画に全長の短い軽車両が駐車されている場合でも、軽車両を認識し易い。
上記のように、前記傾斜床駐車スペースの個々の駐車区画が扇形に並んでいる、前記傾斜床は、前記傾斜車路の曲率中心から離れるほど上面の高さが低くなるように傾斜する車路左右傾斜を有し、かつ各駐車区画の外周に前記傾斜床の床面から上方に突出し、前記車両の脱落防止可能な帯状の凸部が設けられている。
この構成であると、傾斜床上に降った雨水等の水が、車路左右傾斜によって傾斜床の外周縁側へ導かれ、さらに傾斜床の周方向の勾配により、各駐車区画の外周に設けられた帯状の凸部に沿って下位側へ流れる。つまり、各駐車区画の外周部に排水経路が形成される。このため、傾斜床の排水性が向上する。前記排水経路は各駐車区画の車止めブロックの外側に位置するため、排水経路を流れる水が駐車区画に駐車された車両に影響を与えない。帯状の凸部は車両の脱落防止可能であるため、車両が車止めブロックを乗り越えてしまった場合でも、車両が傾斜床から脱落することがなく安全である。
前記構成において、前記傾斜床駐車スペースの外周に、前記駐車区画に沿って平面視半円周状のガードレールが設けられているとよい。
ガードレールが平面視半円周状であると、車両がガードレールに衝突したときの衝撃力が、車両の進行方向のベクトルと、ガードレールに沿うベクトルとに分散される。このため、仮に車両がガードレールに衝突したとしても、車両にガードレールに沿って横滑りする力が作用するので、車両が傾斜床の外に飛び出す可能性が低減される。
また、前記構成において、前記傾斜床の外側縁に沿って互いに間隔を開けて設けられた複数の外側鉄骨柱と、前記傾斜床の内側縁に設けられた内側鉄骨柱と、前記複数の外側鉄骨柱のうちの互いに隣合う2本の外側鉄骨柱間、および前記外側鉄骨柱と前記内側鉄骨柱間にそれぞれ設けられて前記傾斜床を支持する複数の鉄骨梁とを有する場合、前記外側鉄骨柱および前記内側鉄骨柱は丸形鋼管であるとよい。
外側鉄骨柱および内側鉄骨柱が丸形鋼管であると、各鉄骨柱に接合される複数の鉄骨梁のなす角度が鉄骨柱の設置箇所ごとに異なっていても、鉄骨柱の表面に対して垂直に鉄骨梁を接合することができる。
この発明において、前記傾斜床の下端が繋がる前記主床と上端が繋がる前記主床とが、互いに平面視で上下に重なる配置であってもよく、また、前記傾斜床の下端が繋がる前記主床と上端が繋がる前記主床とが、互いに平面視で上下に重ならない配置であってもよい。
この発明の自走式立体駐車場は、それぞれの上面に主駐車スペースが設けられた複数階層の主床を備え、これら複数階層の主床のうち互いに階層が1つ異なる2つの主床同士が、上面に平面視半円周状で上階側に登る勾配の傾斜車路が形成された傾斜床を介して繋がり、前記傾斜床の上面における前記傾斜車路の外周に傾斜床駐車スペースが設けられ、前記傾斜床駐車スペースは、それぞれ1台の車両を駐車させる個々の駐車区画が前記傾斜車路の外周に沿って扇形に並び、この傾斜床駐車スペースの駐車区画は、車両の前後が前記傾斜車路側に向くように駐車させる平面形状であり、前記傾斜床は、前記傾斜車路の曲率中心から離れるほど上面の高さが低くなるように傾斜する車路左右傾斜を有し、かつ各駐車区画の外周に前記傾斜床の床面から上方に突出し、前記車両の脱落防止可能な帯状の凸部が設けられ、前記傾斜床は、前記傾斜車路および前記傾斜床駐車スペースに渡って、前記車路左右傾斜を有するため、敷地の形状に合わせて設計することができ、総床面積に対する駐車スペースの面積の割合が高くて駐車効率が良い。
この発明の一実施形態に係る自走式立体駐車場の側面図である。 同自走式立体駐車場の1層および1.5層の平面図である。 同自走式立体駐車場の2層および2.5層の平面図である。 同自走式立体駐車場の6層および6.5層の平面図である。 (A)は同傾斜床を車両が暴走したとき車両の動きを示す説明図、および(B)は車両とガイドレールとの高さ関係を示す図である。 (A)は傾斜床の径方向の傾き示す説明図、および(B)は同傾斜床の断面図である。 (A)は同自走式立体駐車場の傾斜床を支持する鉄骨柱および鉄骨梁の配置を示す図、(B)は鉄骨柱と鉄骨梁の接合部の斜視図、および(C)は同接合部の平面図である。 この発明の異なる実施形態に係る自走式立体駐車場の側面図である。 同自走式立体駐車場の1層の平面図である。 同自走式立体駐車場の2層の平面図である。 同自走式立体駐車場の7層の平面図である。 (A)は駐車区画が扇形配置である傾斜床の対象駐車台数と対象床面積との関係を示す説明図、および(B)は駐車区画が方形配置である傾斜床対象の駐車台数と対象床面積との関係を示す説明図である。 (A)は駐車区画が扇形配置である傾斜床の有効採光率対象についての説明図、および(B)は駐車区画が方形配置である傾斜床の有効採光率対象についての説明図である。 (A)は駐車区画が扇形配置である傾斜床の時刻ごとの日陰を示す図、(B)は駐車区画が方形配置である傾斜床の時刻ごとの日陰を示す図、および(C)は両傾斜床の日陰を比較する図である。 (A)は駐車区画が扇形配置である傾斜床の傾斜車路を走行する車両のドライバーの視野を示す図、および(B)は駐車区画が方形配置である傾斜床の傾斜車路を走行する車両のドライバーの視野を示す図である。 (A)は駐車区画が扇形配置である傾斜床の傾斜車路に進入する車両のドライバーの視線を示す図、および(B)は駐車区画が方形配置である傾斜床の傾斜車路に進入する車両のドライバーの視線を示す図である。 (A)は駐車区画が扇形配置である傾斜床の駐車区画に駐車されている車両のドアの開閉可能範囲を示す図、および(B)は駐車区画が方形配置である傾斜床の駐車区画に駐車されている車両のドアの開閉可能範囲を示す図である。 (A)は傾斜床の駐車区画が扇形配置である自走式立体駐車場から出庫するときのドライバーの視野を示す図、および(B)は傾斜床の駐車区画が方形配置である自走式立体駐車場から出庫するときのドライバーの視野を示す図である。 従来の自走式立体駐車場の一例の平面図である。 従来の自走式立体駐車場の異なる例の平面図である。
この発明の一実施形態を図面と共に説明する。
図1は自走式立体駐車場の側面図、図2はその1層および1.5層の平面図、図3はその2層および2.5層の平面図、図4はその6層および6.5層の平面図である。3層および3.5層、4層および4.5層、並びに5層および5.5層の各平面図は、図4と同じであるので図示を省略する。なお、図1は図2のI方向から見た側面図である。
この自走式立体駐車場は、複数階層の水平状の主床1と、これら複数階層の主床1のうち互いに階層が1つ異なる2つの主床1,1同士を繋ぐ複数の傾斜床2とで構成される。各主床1は平面形状が矩形状であり、傾斜床2の下端が繋がる主床1と上端が繋がる主床1とが、平面視で上下に重ならないように配置されている。つまり、いわゆるスキップフロアの構成である。図の例では、主床1が水平状であるが、主床1が傾斜していてもよい。
この実施形態の場合、建物全体が6.5層の構造であり、1層、2層、3層、4層、5層、および6層の各主床1が互いに平面視で上下に重なり、1.5層、2.5層、3.5層、4.5層、5.5層、および6.5層の各主床1が互いに平面視で上下に重なっている。そして、1層の主床1と1.5層の主床1とが傾斜床2を介して繋がり、1.5層の主床1と2層の主床1とが傾斜床2を介して繋がっている。1層の主床1と1.5層の主床1とを繋ぐ傾斜床2、および1.5層の主床1と2層の主床1とを繋ぐ傾斜床2は、主床1を挟んで互いに反対側に位置している。2層以上の主床1についても、同様に傾斜床2を介して繋がっている。自走式立体駐車場の建物は、6.5層以外であってもよい。
各主床1には、図2〜図4の左右方向に延びる1本の主車路3が形成されている。図2に示すように、1層の主床1に形成された主車路3の一端は出口4に繋がり、他端は1層と1.5層とを繋ぐ傾斜床2に形成された後記傾斜車路11の下端に繋がっている。また、1.5層の主床1に形成された主車路3の一端は、1層と1.5層とを繋ぐ傾斜床2に形成された傾斜車路11の上端に繋がり、他端は1.5層と2層(図3参照)とを繋ぐ傾斜床2に形成された傾斜車路11の下端に繋がっている。2層以上の主床1の主車路3についても、上記と同様である。
図2〜図4において、主車路3の両側は主駐車スペース5であり、それぞれ1台の車両を駐車させる複数の駐車区画6が1列に並んで配置されている。各駐車区画6は、車両の前後が主車路3と垂直になるように駐車させる平面形状である。なお、傾斜床2の内径端に隣接する駐車区画6Aは、他の駐車区画6よりも奥行きが狭い軽車両用の駐車区画になっている。また、図4に示すように、最上層である6.5層の主床1は、主車路3の突き当りとなる箇所に、主車路3の向きに沿って車両を駐車させる駐車区画6Bが設けられている。
主床1の主駐車スペース5は、図2〜図4に示す形態に限定されない。例えば、各駐車区画6が、車両の前後が主車路3に対して斜めになるように駐車させる平面形状であってもよい。また、主車路3から分岐させて枝状の車路(図示せず)を設け、この枝状の車路に沿って駐車区画を配置してもよい。
図2〜図4において、主床1における主車路3の外側部分の一部には、主駐車スペース5に代えて、エレベータ室7および階段室8が設けられている。これらエレベータ室7および階段室8は、ドライバーが各層の主床1間を昇降するためのものである。図2〜図4に示すエレベータ室7および階段室8の位置は一例であり、エレベータ室7および階段室8の位置は任意に定めることができる。
各傾斜床2には、互いに階層が1つ異なる上下2つの主床1,1の主車路3,3を繋ぐ平面視半円周状の傾斜車路11が形成されている。図2〜図4において2点鎖線で囲まれた車路方向の範囲は、上階側に登る傾斜面となっている。この実施形態の場合、傾斜車路11に隣接する主車路3の一部も傾斜面になっている。傾斜車路11の外周は傾斜床駐車スペース12であり、複数の駐車区画13が傾斜車路11に沿って扇形に並んでいる。傾斜床2の駐車区画13も、主床1の駐車区画6と同様に、車両の前後が傾斜車路11と垂直になるように駐車させる平面形状である。各駐車区画13は、車両の前後が傾斜車路11に対して斜めになるように駐車させる平面形状であってもよい。
この構成であると、複数階層の主床1の上面にそれぞれ主駐車スペース5が設けられると共に、上下の主床1,1同士を繋ぐ傾斜床2の上面にも傾斜床駐車スペース12が設けられる。このように、傾斜車路11を構成する傾斜床2の上面にも傾斜床駐車スペース12が設けることにより、この傾斜床駐車スペース12となる床面積を増やすだけで、多くの車両を駐車させることができる。つまり、総床面積に対する駐車スペースの面積の割合が高くて駐車効率が良い。また、傾斜床2上の傾斜床駐車スペース12は、半円形状の傾斜車路11の外周にあって、他の目的の利用に供し難く、かつ一般的な矩形の敷地に利用し難い箇所であるため、敷地の有効利用が図れる。傾斜床2に形成される傾斜車路11は平面視半円周状であるので、上下の主床1,1を一定または一定に近い勾配で、かつ一定または一定に近い曲率のカーブで繋ぐことができ、車両が走行し易い。
主床1の形状は、図の例の形状に限定されない。敷地の形状に合わせて主床1の平面形状を決めることにより、敷地の形状に合った無駄のない自走式立体駐車場とすることができる。
図5に示すように、傾斜床2の傾斜床駐車スペース12の外周には、各駐車区画13に沿って平面視半円周状のガードレール14が設けられている。ガードレール14は、例えば鉄骨鋼材からなる。ガードレール14の高さhは、車両15のバンパー15aの高さと合致させてある(図5(B)参照)。
ガードレール14が平面視半円周状であると、図5(A)のように傾斜車路11を走行中の車両15が暴走してガードレール14に衝突したときの衝撃力Fが、ガードレール14と垂直な方向のベクトルF1と、ガードレール14に沿うベクトルF2とに分散される。このため、仮に車両15がガードレール14に衝突したとしても、車両15にガードレール14に沿って横滑りする力が作用し、車両15がガードレール14の外に飛び出す可能性が低減される。
図6に示すように、傾斜床2の上面を、傾斜車路11の曲率中心Oから離れるほど上面の高さが低くように傾斜した逆バンクの車路左右傾斜とし、かつ各駐車区画13の外周となる傾斜床2の外周縁に、傾斜床2の床面から上方に突出する車両の脱落防止可能な帯状の凸部16を設けてもよい。
この構成であると、傾斜床2上に降った雨水等の水が、車路左右傾斜によって傾斜床2の外周縁側へ導かれ、さらに傾斜床2の周方向の勾配により、各駐車区画13の外周に設けられた帯状の凸部16に沿って下位側へ流れる。つまり、各駐車区画13の外周部に排水経路17が形成される。このため、傾斜床2の排水性が向上する。前記排水経路17は各駐車区画の車止めブロック18の外側に位置するため、排水経路17を流れる水が駐車区画13に駐車された車両15に影響を与えない。帯状の凸部13は車両15の脱落防止可能であるため、車両15が車止めブロック18を乗り越えてしまった場合でも、車両15が傾斜床2から脱落することがなく安全である。
図7は傾斜床2の支持構造を示す。傾斜床2の支持構造は、複数本の鉄骨柱と複数本の鉄骨梁とを組み合わせた鉄骨造である。以下、図7(A)に示す鉄骨柱および鉄骨梁の配置を例にとって説明するが、鉄骨柱および鉄骨梁が異なる配置であってもよい。
図7(A)に示す例の場合、鉄骨柱としては、傾斜床2の外側縁に沿ってほぼ等間隔で設けられた複数本の外側鉄骨柱20と、傾斜床2の内側縁に設けられた2本の内側鉄骨柱21と、これら2本の内側鉄骨柱21とでほぼ正方形を成す位置に配置された2本の中間鉄骨柱22とを有する。これら鉄骨柱20,21,22は丸形鋼管である。
また、鉄骨梁としては、互いに隣合う2本の外側鉄骨柱20間に設けられた外周鉄骨梁23と、外側鉄骨柱20と内側鉄骨柱21間に設けられた放射状鉄骨梁24と、内側鉄骨柱21と中間鉄骨柱22間に設けられた中央鉄骨梁25と、中間鉄骨柱22と外側鉄骨柱20間に設けられた連結鉄骨梁26とを有する。これら鉄骨梁23,24,25,26は、例えばH形鋼等の形鋼である。
図7(B)は鉄骨柱と鉄骨梁の接合部の斜視図、図7(C)は同接合部の平面図である。同接合部は、具体的には図7(A)のVII部である。VII部の場合、外側鉄骨柱20の外周に、2本の外周鉄骨梁23,23と1本の放射状鉄骨梁24とが接合される。これら鉄骨梁23,23,24が互いに成す平面角度α,β,γは互いに異なり、いずれの角度も90°および180°以外である。外側鉄骨柱20は丸形鋼管であるため、角度α,β,γが任意の角度であっても、外側鉄骨柱20の表面に対してすべての鉄骨梁23,23,24を垂直に接合することができる。VII部以外の接合部についても同様である。
次に、この発明の異なる実施形態について説明する。
図8はこの発明の異なる実施形態にかかる自走式立体駐車場の側面図、図9はその1層の平面図、図10はその2層の平面図、図11はその7層の平面図である。3層ないし6層については、図10と同じであるので図示を省略する。自走式立体駐車場の建物は、7層以外であってもよい。
この自走式立体駐車場も、複数階層の矩形状の主床31と、これら複数階層の主床31のうち互いに階層が1つ異なる2つの主床31,31同士を繋ぐ複数の傾斜床32とで構成される。各層の主床31は、互いに平面視で上下に重なるように配置されている。つまり、前記実施形態のような半層階を有していない。図の例では、主床31が水平状であるが、主床31が傾斜していてもよい。
1層の主床31と2層の主床31とが傾斜床32を介して繋がり、2層の主床31と3層の主床31とが傾斜床32を介して繋がっている。これ以上の階層についても同様である。各階層の主床31同士を繋ぐ各傾斜床32は、主床31に対して同じ側に位置している。
各主床31には、平面形状略正方形の主車路33が形成されている。主車路33は、図9〜図11の左右方向に延びる第1車路部33aおよび第3車路部33cと、上下方向に延びる第2車路部33bおよび第4車路部33dとからなる。
1層の主床31(図9)に形成された主車路33の第1車路部33aの一端は出口34に繋がり、第3車路部33cの一端は1層と2層とを繋ぐ傾斜床32に形成された後記傾斜車路41の下端に繋がっている。また、2層の主床31(図10参照)に形成された主車路33の第1車路部33aの一端は、1層と2層とを繋ぐ傾斜床32に形成された傾斜車路41の上端に繋がり、第3車路部33cの一端は2層と3層とを繋ぐ傾斜床32に形成された傾斜車路41の下端に繋がっている。3層以上の主床31の主車路33についても、上記と同様である。
図9〜図11において、主車路33の第1車路部33a、第2車路部33b、および第3車路部33cの外側、並びに第1車路部33aおよび第3車路部33cの内側は、主駐車スペース35となっている。主駐車スペース35には、それぞれ1台の車両を駐車させる複数の駐車区画36が1列に並んでいる。各駐車区画36は、車両の前後が車路部33a,33b,33cと垂直になるように駐車させる平面形状である。第1車路部33aの外側部分の一部には、主駐車スペース35に代えて、エレベータ室37が設けられている。エレベータ室37は他の任意の位置に設けてもよい。
各傾斜床32には、互いに階層が1つ異なる上下2つの主床31の主車路33同士を繋ぐ傾斜車路41が形成されている。傾斜車路41は、下層の主車路33の第3車路部33cに続く直線部41aと、中央の半円周状部41bと、上層の主車路33の第1車路部33cに続く直線部41cとからなる。図9〜図11において2点鎖線で囲まれた車路方向の範囲は、上階側に登る傾斜面となっている。
傾斜車路41の外周および内周は傾斜床駐車スペース42になっている。傾斜床駐車スペース42には、複数の駐車区画43が傾斜車路41に沿って扇形に並んでいる。傾斜床32の駐車区画43も、主床31の駐車区画36と同様に、車両の前後が傾斜車路41と垂直になるように駐車させる平面形状である。
この自走式立体駐車場も、前記実施形態と同様に、複数階層の主床31の上面にそれぞれ主駐車スペース35が設けられると共に、上下の主床31,31同士を繋ぐ傾斜床32の上面にも傾斜床駐車スペース42が設けられる。このように、傾斜床32の上面にも傾斜床駐車スペース42を設けることで、総床面積に対する駐車スペースの面積の割合が高くて駐車効率が良い。
この自走式立体駐車場の場合、傾斜車路41の下端と上端との高低差が1階層分となり、前記実施形態よりも高低差が大きい。そこで、半円周状部41bの前後に直線部41a,41cを設けて、傾斜車路41の全長を長くすることにより、傾斜車路41の勾配を緩和している。このため、車両が安全に走行することができる。
主床31の形状は、図の例の形状に限定されない。敷地の形状に合わせて主床31の平面形状を決めることにより、敷地の形状に合った無駄のない自走式立体駐車場とすることができる。
図8〜図11の例は、傾斜車路41の外側の傾斜床駐車スペース42を、複数の駐車区画43が傾斜車路41に沿って扇形に並ぶ配置としたが、複数の駐車区画43が方形に並ぶ配置(図12〜図18の各(B)参照)としてもよい。その場合でも、先に説明した作用および効果が得られる。
検証の結果、駐車区画を扇形に並べる方が、方形に並べるよりも、以下の点で有利であることが分かった。
・1台当たりの床面積を狭くでき、面積効率が良い。
・採光性が良い。
・近隣に対する日陰の影響が少ない。
・傾斜車路を走行する車両のドライバーから見て死角となる駐車区画の数が少ない。
・隣合う駐車区画に駐車されている2台の車両のドア部分の間隔が広いため、ドアを開閉し易い。
・駐車区画に全長の短い軽車両が駐車されている場合でも、軽車両を認識し易い。
・出庫時の安全確認がしやすい。
以下に、上記検証の結果について詳しく説明する。なお、検証は、図8〜図11に示す半層階を有しない構造の自走式立体駐車場について行った。
[面積効率について]
傾斜車路41の各部の寸法が互いに同じである扇形配置である傾斜床32(図12(A))と方形配置である傾斜床32´(図12(B))の対象駐車台数(駐車区画43の数)を比較した。傾斜車路41の各部の寸法が図12に示す値である場合、扇形配置の対象駐車台数は23台、方形配置の対象駐車台数は24台である。しかし、扇形配置の対象床面積は562.12mであり、方形配置の対象床面積は622.00mであることから、1台当たりの床面積は、扇形配置では24.44m/台であり、方形配置では24.88m/台である。つまり、扇形配置の方が、方形配置よりも、1台当たりの床面積を狭くでき、面積効率が良い。これは、方形配置の場合、図12(B)に斜線を付して示す無駄なスペース50が存在するが、扇形配置ではこのような無駄なスペースが生じないからである。
[採光性について]
扇形配置である傾斜床32(図13(A))、および方形配置である傾斜床32´(図13(B))について、それぞれ有効採光率を求めた。有効採光率とは、床面積に対する開口の割合のことである。各部の平面寸法が図13に示す値(単位mm)であり、開口の上下寸法が1100mmである場合を例にとって計算(詳しい計算過程は省略する)すると、扇形配置である傾斜床32の有効採光面積は115.134m、方形配置である傾斜床32´の有効採光面積は101.64mであった。扇形配置の対象床面積は562.12mであり、方形配置の対象床面積は622.00mである。この結果、扇形配置である傾斜床32の有効採光率は20.5%、方形配置である傾斜床32´の有効採光率は20.5%となり、扇形配置の方が方形配置よりも採光性が良いことが分かった。
[日陰について]
図14(A),(B)は、昼と夜の長さが同じである1日における扇形配置である傾斜床32の日陰および方形配置である傾斜床32´の日陰を、それぞれ一定時刻ごとに示した図である。両者の日陰を重ね合わせると、図14(C)のように、8時および16時において、クロスハッチングで示す部分だけ方形配置である傾斜床32´の方が扇形配置である傾斜床32よりも日陰面積が広い。言い換えると、扇形配置である傾斜床32は、近隣に対する日陰の影響が少ない。
[死角について]
図15(A),(B)は、扇形配置である傾斜床32の傾斜車路41、および方形配置である傾斜床32´の傾斜車路41をそれぞれ走行する車両15のドライバーの視野を示す。傾斜車路41の図の位置を車両15が通過しているとき、扇形配置である傾斜床32では、進行方向の手前から1番目と2番目の駐車区画36(1),36(2)に駐車している車両15は死角となって視認できないが、3番目の駐車区画36(3)に駐車している車両15は視認できる。これに対し、方形配置である傾斜床32´では、1番目ないし3番目の駐車区画36(1),36(2),36(3)に駐車している車両15のすべてが視認できない。つまり、扇形配置である傾斜床32は、駐車区画36の死角が少ない。
[軽車両の認識について]
図16(A),(B)は、駐車区画36に軽車両が駐車されている場合の視認性を、扇形配置である傾斜床32と方形配置である傾斜床32´とで比較した図である。扇形配置である傾斜床32では、図16(A)に示すように、傾斜車路41の下端側の直線部41aに車両15が進入したとき、進行方向の右前方に位置する複数の駐車区画36のどこに軽車両15Aが駐車されていても、その軽車両15Aを認識することができる。しかし、方形配置である傾斜床32´では、図16(B)に示すように、駐車されている軽車両15Aを認識できない駐車区画36が存在する。このため、扇形配置である傾斜床32は、方形配置である傾斜床32´よりも、空きの駐車区画36を見つけ易いと言える。
[ドアの開閉について]
図17(A),(B)は、扇形配置である傾斜床32の駐車区画36に駐車されている車両15のドアの開閉可能角度、および方形配置である傾斜床32´の駐車区画36に駐車されている車両15のドアの開閉可能角度を示す。隣の駐車区画16に車両15が駐車されている場合、扇形配置である傾斜床32ではドアの開閉可能角度θ1が約55°であるのに対し、方形配置である傾斜床32´ではドアの開閉可能角度θ2が約30°である。つまり、扇形配置である傾斜床32は、両側の駐車区画36に車両15が駐車されている場合でも、車内に出入りし易いという利点がある。
[出庫時の安全確認について]
図18(A),(B)は、自走式立体駐車場から道路へ出るときのドライバーの視界と建物との関係を示す。傾斜床32の駐車区画36が扇形配置である自走式立体駐車場は、図18(A)に示すように、出口34付近の建物の端が道路51から離れているので、車両15が出口34付近にあるとき、左前方および右前方共に広い視界が得られる。図の例の場合、特に左前方の視界が良い。このため、安全確認がし易く、安全に道路51に出ることができる。これに対し、傾斜床32´の駐車区画36が方形配置である自走式立体駐車場は、図18(B)に示すように、出口34付近の建物の端が道路51に近く、車両15が出口34付近にあるときの視界がよくない。
以上、実施形態に基づいてこの発明を実施するための形態を説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。この発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1…主床
2…傾斜床
3…主車路
5…主駐車スペース
6…駐車区画
11…傾斜車路
12…傾斜床駐車スペース
13…駐車区画
14…ガードレール
15…車両
16…凸部
17…排水経路
20…外側鉄骨柱
21…内側鉄骨柱
22…中間鉄骨柱
23…外周鉄骨梁
24…放射状鉄骨梁
25…中央鉄骨梁
26…連結鉄骨梁
31…主床
32…傾斜床
33…主車路
35…主駐車スペース
36…駐車区画
41…傾斜車路
42…傾斜床駐車スペース
43…駐車区画
O…曲率中心

Claims (5)

  1. それぞれの上面に主駐車スペースが設けられた複数階層の主床を備え、これら複数階層の主床のうち互いに階層が1つ異なる2つの主床同士が、上面に平面視半円周状で上階側に登る勾配の傾斜車路が形成された傾斜床を介して繋がり、前記傾斜床の上面における前記傾斜車路の外周に傾斜床駐車スペースが設けられ、前記傾斜床駐車スペースは、それぞれ1台の車両を駐車させる個々の駐車区画が前記傾斜車路の外周に沿って扇形に並び、この傾斜床駐車スペースの駐車区画は、車両の前後が前記傾斜車路側に向くように駐車させる平面形状であり、前記傾斜床は、前記傾斜車路の曲率中心から離れるほど上面の高さが低くなるように傾斜する車路左右傾斜を有し、かつ各駐車区画の外周に前記傾斜床の床面から上方に突出し、前記車両の脱落防止可能な帯状の凸部が設けられ、前記傾斜床は、前記傾斜車路および前記傾斜床駐車スペースに渡って、前記車路左右傾斜を有する自走式立体駐車場。
  2. 請求項に記載の自走式立体駐車場において、前記傾斜床駐車スペースの外周に、前記駐車区画に沿って平面視半円周状のガードレールが設けられている自走式立体駐車場。
  3. 請求項1または請求項2に記載の自走式立体駐車場において、前記傾斜床の外側縁に沿って互いに間隔を開けて設けられた複数の外側鉄骨柱と、前記傾斜床の内側縁に設けられた内側鉄骨柱と、前記複数の外側鉄骨柱のうちの互いに隣合う2本の外側鉄骨柱間、および前記外側鉄骨柱と前記内側鉄骨柱間にそれぞれ設けられて前記傾斜床を支持する複数の鉄骨梁とを有し、前記外側鉄骨柱および前記内側鉄骨柱は丸形鋼管である自走式立体駐車場。
  4. 請求項1ないしは請求項のいずれか1項に記載の自走式立体駐車場において、前記傾斜床の下端が繋がる前記主床と上端が繋がる前記主床とが、互いに平面視で上下に重なる配置である自走式立体駐車場。
  5. 請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載の自走式立体駐車場において、前記傾斜床の下端が繋がる前記主床と上端が繋がる前記主床とが、互いに平面視で上下に重ならない配置である自走式立体駐車場。
JP2016176643A 2016-09-09 2016-09-09 自走式立体駐車場 Active JP6322676B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016176643A JP6322676B2 (ja) 2016-09-09 2016-09-09 自走式立体駐車場

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016176643A JP6322676B2 (ja) 2016-09-09 2016-09-09 自走式立体駐車場

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018040215A JP2018040215A (ja) 2018-03-15
JP6322676B2 true JP6322676B2 (ja) 2018-05-09

Family

ID=61625332

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016176643A Active JP6322676B2 (ja) 2016-09-09 2016-09-09 自走式立体駐車場

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6322676B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109469378A (zh) * 2019-01-08 2019-03-15 北京中岩智泊科技有限公司 一种自走式错层立体车库
CN112878791A (zh) * 2021-01-21 2021-06-01 乙凸 双螺旋环形大厦

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58204274A (ja) * 1982-05-24 1983-11-28 武者 英二 駐車場の組立方法
JPH0670344B2 (ja) * 1990-03-02 1994-09-07 豊田総建株式会社 自走式立体駐車場における駐車帯付昇降車路
JPH0685870U (ja) * 1993-05-24 1994-12-13 株式会社プラン 自走式駐車装置
JP2004353221A (ja) * 2003-05-28 2004-12-16 Kajima Road Co Ltd 舗装面の温度上昇抑制型舗装構造
JP2014227823A (ja) * 2013-05-23 2014-12-08 株式会社名構設計 立体駐車場の転落防止用棚支柱の取付構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018040215A (ja) 2018-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7234891B2 (en) Multi-level road intersection
AU2006317502B2 (en) Traffic control intersection
US20120315084A1 (en) Elevated highway for movement and placement of vehicles at different levels
JP6322676B2 (ja) 自走式立体駐車場
US1173505A (en) Street-crossing.
CN105951549A (zh) 一种多功能十字立交桥
CN107119518B (zh) 一种十字路口单层无障碍全互通立交系统
RU2380474C1 (ru) Способ поступательного перемещения транспортного средства и устройство для его осуществления (варианты)
JP2860770B2 (ja) 傾床型自走式立体駐車場
RU2385378C2 (ru) Комплекс разделителей транспортных и пешеходных потоков, пересекающихся на дорогах
JP4430725B2 (ja) 自動車道料金所の収受員昇降用の階段を有する地下人道およびトールアイランド
JP4879720B2 (ja) 自走式駐車場
JP2008156834A (ja) 自走式駐車場の柱構造
JP7414406B2 (ja) 駐車場構造
RU2286417C2 (ru) Комплекс-разделитель транспортных и пешеходных потоков на перекрестке дорог
JPH0412788B2 (ja)
JP3176909U (ja) 大都市とその郊外のための道路のネットワーク
RU2380473C1 (ru) Способ перемещения транспортного средства и устройство для его осуществления (варианты)
US3307307A (en) Helical building
CN214885942U (zh) 一种城市十字路口无动力立体车库
CN118110064A (zh) 多层立交桥
CN113774738B (zh) 一种消除交通干扰的调头车道路面结构
JPH0882108A (ja) 自走式立体駐車場
NO20211094A1 (en) Guiderail for a roadway barrier system
CN210685534U (zh) 小型空中圆形动态停车场

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180403

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180409

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6322676

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250