JP6322676B2 - 自走式立体駐車場 - Google Patents
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Description
駐車区画を傾斜車路に沿って扇形に並べると、方形に並べる場合と比べて、以下の点で有利である。
・1台当たりの床面積を狭くでき、面積効率が良い。
・採光性が良い。
・近隣に対する日陰の影響が少ない。
・傾斜車路を走行する車両のドライバーから見て死角となる駐車区画の数が少ない。
・隣合う駐車区画に駐車されている2台の車両のドア部分の間隔が広いため、ドアを開閉し易い。
・駐車区画に全長の短い軽車両が駐車されている場合でも、軽車両を認識し易い。
この構成であると、傾斜床上に降った雨水等の水が、車路左右傾斜によって傾斜床の外周縁側へ導かれ、さらに傾斜床の周方向の勾配により、各駐車区画の外周に設けられた帯状の凸部に沿って下位側へ流れる。つまり、各駐車区画の外周部に排水経路が形成される。このため、傾斜床の排水性が向上する。前記排水経路は各駐車区画の車止めブロックの外側に位置するため、排水経路を流れる水が駐車区画に駐車された車両に影響を与えない。帯状の凸部は車両の脱落防止可能であるため、車両が車止めブロックを乗り越えてしまった場合でも、車両が傾斜床から脱落することがなく安全である。
ガードレールが平面視半円周状であると、車両がガードレールに衝突したときの衝撃力が、車両の進行方向のベクトルと、ガードレールに沿うベクトルとに分散される。このため、仮に車両がガードレールに衝突したとしても、車両にガードレールに沿って横滑りする力が作用するので、車両が傾斜床の外に飛び出す可能性が低減される。
外側鉄骨柱および内側鉄骨柱が丸形鋼管であると、各鉄骨柱に接合される複数の鉄骨梁のなす角度が鉄骨柱の設置箇所ごとに異なっていても、鉄骨柱の表面に対して垂直に鉄骨梁を接合することができる。
図1は自走式立体駐車場の側面図、図2はその1層および1.5層の平面図、図3はその2層および2.5層の平面図、図4はその6層および6.5層の平面図である。3層および3.5層、4層および4.5層、並びに5層および5.5層の各平面図は、図4と同じであるので図示を省略する。なお、図1は図2のI方向から見た側面図である。
図8はこの発明の異なる実施形態にかかる自走式立体駐車場の側面図、図9はその1層の平面図、図10はその2層の平面図、図11はその7層の平面図である。3層ないし6層については、図10と同じであるので図示を省略する。自走式立体駐車場の建物は、7層以外であってもよい。
・1台当たりの床面積を狭くでき、面積効率が良い。
・採光性が良い。
・近隣に対する日陰の影響が少ない。
・傾斜車路を走行する車両のドライバーから見て死角となる駐車区画の数が少ない。
・隣合う駐車区画に駐車されている2台の車両のドア部分の間隔が広いため、ドアを開閉し易い。
・駐車区画に全長の短い軽車両が駐車されている場合でも、軽車両を認識し易い。
・出庫時の安全確認がしやすい。
傾斜車路41の各部の寸法が互いに同じである扇形配置である傾斜床32(図12(A))と方形配置である傾斜床32´(図12(B))の対象駐車台数(駐車区画43の数)を比較した。傾斜車路41の各部の寸法が図12に示す値である場合、扇形配置の対象駐車台数は23台、方形配置の対象駐車台数は24台である。しかし、扇形配置の対象床面積は562.12m2であり、方形配置の対象床面積は622.00m2であることから、1台当たりの床面積は、扇形配置では24.44m2/台であり、方形配置では24.88m2/台である。つまり、扇形配置の方が、方形配置よりも、1台当たりの床面積を狭くでき、面積効率が良い。これは、方形配置の場合、図12(B)に斜線を付して示す無駄なスペース50が存在するが、扇形配置ではこのような無駄なスペースが生じないからである。
扇形配置である傾斜床32(図13(A))、および方形配置である傾斜床32´(図13(B))について、それぞれ有効採光率を求めた。有効採光率とは、床面積に対する開口の割合のことである。各部の平面寸法が図13に示す値(単位mm)であり、開口の上下寸法が1100mmである場合を例にとって計算(詳しい計算過程は省略する)すると、扇形配置である傾斜床32の有効採光面積は115.134m2、方形配置である傾斜床32´の有効採光面積は101.64m2であった。扇形配置の対象床面積は562.12m2であり、方形配置の対象床面積は622.00m2である。この結果、扇形配置である傾斜床32の有効採光率は20.5%、方形配置である傾斜床32´の有効採光率は20.5%となり、扇形配置の方が方形配置よりも採光性が良いことが分かった。
図14(A),(B)は、昼と夜の長さが同じである1日における扇形配置である傾斜床32の日陰および方形配置である傾斜床32´の日陰を、それぞれ一定時刻ごとに示した図である。両者の日陰を重ね合わせると、図14(C)のように、8時および16時において、クロスハッチングで示す部分だけ方形配置である傾斜床32´の方が扇形配置である傾斜床32よりも日陰面積が広い。言い換えると、扇形配置である傾斜床32は、近隣に対する日陰の影響が少ない。
図15(A),(B)は、扇形配置である傾斜床32の傾斜車路41、および方形配置である傾斜床32´の傾斜車路41をそれぞれ走行する車両15のドライバーの視野を示す。傾斜車路41の図の位置を車両15が通過しているとき、扇形配置である傾斜床32では、進行方向の手前から1番目と2番目の駐車区画36(1),36(2)に駐車している車両15は死角となって視認できないが、3番目の駐車区画36(3)に駐車している車両15は視認できる。これに対し、方形配置である傾斜床32´では、1番目ないし3番目の駐車区画36(1),36(2),36(3)に駐車している車両15のすべてが視認できない。つまり、扇形配置である傾斜床32は、駐車区画36の死角が少ない。
図16(A),(B)は、駐車区画36に軽車両が駐車されている場合の視認性を、扇形配置である傾斜床32と方形配置である傾斜床32´とで比較した図である。扇形配置である傾斜床32では、図16(A)に示すように、傾斜車路41の下端側の直線部41aに車両15が進入したとき、進行方向の右前方に位置する複数の駐車区画36のどこに軽車両15Aが駐車されていても、その軽車両15Aを認識することができる。しかし、方形配置である傾斜床32´では、図16(B)に示すように、駐車されている軽車両15Aを認識できない駐車区画36が存在する。このため、扇形配置である傾斜床32は、方形配置である傾斜床32´よりも、空きの駐車区画36を見つけ易いと言える。
図17(A),(B)は、扇形配置である傾斜床32の駐車区画36に駐車されている車両15のドアの開閉可能角度、および方形配置である傾斜床32´の駐車区画36に駐車されている車両15のドアの開閉可能角度を示す。隣の駐車区画16に車両15が駐車されている場合、扇形配置である傾斜床32ではドアの開閉可能角度θ1が約55°であるのに対し、方形配置である傾斜床32´ではドアの開閉可能角度θ2が約30°である。つまり、扇形配置である傾斜床32は、両側の駐車区画36に車両15が駐車されている場合でも、車内に出入りし易いという利点がある。
図18(A),(B)は、自走式立体駐車場から道路へ出るときのドライバーの視界と建物との関係を示す。傾斜床32の駐車区画36が扇形配置である自走式立体駐車場は、図18(A)に示すように、出口34付近の建物の端が道路51から離れているので、車両15が出口34付近にあるとき、左前方および右前方共に広い視界が得られる。図の例の場合、特に左前方の視界が良い。このため、安全確認がし易く、安全に道路51に出ることができる。これに対し、傾斜床32´の駐車区画36が方形配置である自走式立体駐車場は、図18(B)に示すように、出口34付近の建物の端が道路51に近く、車両15が出口34付近にあるときの視界がよくない。
2…傾斜床
3…主車路
5…主駐車スペース
6…駐車区画
11…傾斜車路
12…傾斜床駐車スペース
13…駐車区画
14…ガードレール
15…車両
16…凸部
17…排水経路
20…外側鉄骨柱
21…内側鉄骨柱
22…中間鉄骨柱
23…外周鉄骨梁
24…放射状鉄骨梁
25…中央鉄骨梁
26…連結鉄骨梁
31…主床
32…傾斜床
33…主車路
35…主駐車スペース
36…駐車区画
41…傾斜車路
42…傾斜床駐車スペース
43…駐車区画
O…曲率中心
Claims (5)
- それぞれの上面に主駐車スペースが設けられた複数階層の主床を備え、これら複数階層の主床のうち互いに階層が1つ異なる2つの主床同士が、上面に平面視半円周状で上階側に登る勾配の傾斜車路が形成された傾斜床を介して繋がり、前記傾斜床の上面における前記傾斜車路の外周に傾斜床駐車スペースが設けられ、前記傾斜床駐車スペースは、それぞれ1台の車両を駐車させる個々の駐車区画が前記傾斜車路の外周に沿って扇形に並び、この傾斜床駐車スペースの駐車区画は、車両の前後が前記傾斜車路側に向くように駐車させる平面形状であり、前記傾斜床は、前記傾斜車路の曲率中心から離れるほど上面の高さが低くなるように傾斜する車路左右傾斜を有し、かつ各駐車区画の外周に前記傾斜床の床面から上方に突出し、前記車両の脱落防止可能な帯状の凸部が設けられ、前記傾斜床は、前記傾斜車路および前記傾斜床駐車スペースに渡って、前記車路左右傾斜を有する自走式立体駐車場。
- 請求項1に記載の自走式立体駐車場において、前記傾斜床駐車スペースの外周に、前記駐車区画に沿って平面視半円周状のガードレールが設けられている自走式立体駐車場。
- 請求項1または請求項2に記載の自走式立体駐車場において、前記傾斜床の外側縁に沿って互いに間隔を開けて設けられた複数の外側鉄骨柱と、前記傾斜床の内側縁に設けられた内側鉄骨柱と、前記複数の外側鉄骨柱のうちの互いに隣合う2本の外側鉄骨柱間、および前記外側鉄骨柱と前記内側鉄骨柱間にそれぞれ設けられて前記傾斜床を支持する複数の鉄骨梁とを有し、前記外側鉄骨柱および前記内側鉄骨柱は丸形鋼管である自走式立体駐車場。
- 請求項1ないしは請求項3のいずれか1項に記載の自走式立体駐車場において、前記傾斜床の下端が繋がる前記主床と上端が繋がる前記主床とが、互いに平面視で上下に重なる配置である自走式立体駐車場。
- 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の自走式立体駐車場において、前記傾斜床の下端が繋がる前記主床と上端が繋がる前記主床とが、互いに平面視で上下に重ならない配置である自走式立体駐車場。
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