JP2008156834A - 自走式駐車場の柱構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】自走式駐車場の柱構造において、角部を形成する駐車領域から走行車路を横断するように設けられた梁のスパンを低減し、駐車場の軽量化、低コスト化を図ることができるようにする。
【解決手段】駐車領域7Aの角部外周側に一方の直線路から他方の直線路に向けて曲折する走行車路5が設けられた駐車フロア10を有する駐車場1の柱構造であって、駐車領域7Aと走行車路5との間に、各直線路との境界をなす2直線L、Lに沿って複数の柱8が設けられ、複数の柱8がいずれも2直線L、Lの交点Pから離間して配置された構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、自走式駐車場の柱構造に関する。
従来、階層状の駐車フロアに、各駐車フロア内を周回する走行車路と、この走行車路を各階間で連結する昇降路と、走行車路に沿って駐車領域を設けた自走式駐車場が知られている。
このような自走式駐車場では、走行車路にコーナー部の曲率半径が一定の回転半径以上となるような必要走行領域が設けられるように、走行車路に対する駐車領域の角の柱の配置位置を設定している。
例えば、特許文献1には、このような自走式駐車場の一例である自走式立体駐車場において、等ピッチの格子状に柱が配置され、フロア内を周回する車路に囲まれたパーキングエリア内に配置位置が矩形状をなす複数の柱が設けられているものが記載されている。車路のコーナー部には、柱の配置の矩形の角部に位置する柱が近接して配置されている。
特開平8−199840号公報(図1、2)
しかしながら、上記のような従来の自走式駐車場の柱構造には以下のような問題があった。
特許文献1に記載の技術では、車路のコーナー部で車両の旋回に支障がないように、角部の柱から十分な車路幅を確保しているので、所定の回転半径以上で曲がることができるものの、車路の直線部分では、車体幅に比べて広幅の車路となってしまい、車路を横断する方向に設ける梁のサイズが大きくなってしまう。そのため、梁の重量やコストが増大してしまうという問題がある。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、角部を形成する駐車領域から走行車路を横断するように設けられた梁のスパンを低減し、駐車場の軽量化、低コスト化を図ることができる自走式駐車場の柱構造を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、駐車領域の角部外周側に一方の直線路から他方の直線路に向けて曲折する走行車路が設けられた駐車フロアを有する自走式駐車場の柱構造であって、前記駐車領域と前記走行車路との間に、前記各直線路との境界をなす2直線に沿って複数の柱が設けられ、該複数の柱がいずれも前記2直線の交点位置から離間して配置された構成とする。
この発明によれば、曲折前後の各直線路との境界をなす2直線上で複数の柱が、2直線の交点位置から離間して配置されるので、曲折部で走行車路を2直線の交点位置と重なるようにしても柱と干渉しないようにすることができるので、2直線の交点位置に柱がある場合に比べて直線路の路幅が狭い場合でも、曲折部での回転半径を確保することができる。そのため、直線部および曲折部の走行車路の路幅を低減することができる。
その結果、走行車路の幅、走行荷重を一定とした場合、走行車路を横断する梁の長さを相対的に短縮することができ、その短縮距離に応じて、梁の長さ、梁断面の面積を低減して、相対的に軽量かつ低コストの梁を採用することができる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の自走式駐車場の柱構造において、前記複数の柱のうち、互いに隣接する柱同士が、前記2直線の交点位置に隣接する2つの柱同士を除いて、前記2直線にそれぞれに沿う方向に延びる梁で接合され、前記2直線の交点位置に隣接する2つの柱を前記2直線の交点位置に近い順に第1、第2の柱と称し、それぞれが配置された直線をそれぞれ第1、第2の直線と称するとき、前記第1の柱に前記第1の直線に沿って前記走行車路側に延びる第1の梁が接合され、前記第2の柱と前記第1の梁の中間部との間に、前記第2の直線に沿って延びる第2の梁が接合され、前記第1、第2の直線上の柱および梁から前記走行車路側に梁が延ばされた構成とする。
この発明によれば、第1の柱から第1の直線に沿って延びる第1の梁の中間部に、第2の柱から第2の直線に沿って延ばされた第2の梁を接続するので、第1の柱と、第2の柱との間で第1、第2の直線に対して傾斜した梁を直接接合することなく、第1、第2の梁を通して走行車路の荷重を第1、第2の柱に伝達することができる。
そして、第1、第2の直線上の柱および梁から、走行車路側に梁が延ばされるので、第1、第2の柱間に、斜め方向の梁を設け、その梁から走行車路側に梁を延ばす場合に比べて、走行車路を横断する小梁の長さ、梁断面の面積を減少することができる。
なお、第1、第2の直線から走行車路側に延ばされる梁は、それぞれ第2、第1の直線に沿う方向に延ばして、平面視の梁の配列方向を揃えることが好ましい。この場合、梁の配列方向が統一されるので、梁の製作、配置が容易となる。
また、第1、第2の直線は、互いに略直交することが好ましい。
請求項3に記載の発明では、請求項2または3に記載の自走式駐車場の柱構造において、前記第1の柱と、前記第2の柱との間に、前記第2の直線に交差する方向に車両の出入りを可能とする複数の駐車区画を設けた構成とする。
この発明によれば、駐車領域の角部において、第1の柱と第2の柱との間に、第2の直線に交差する方向に車両の出入りを可能とする駐車区画を設けるので、入出車口の側に第1の柱と第2の柱とが並び、第1の柱が駐車領域側に引っ込んだ位置に設けられるため、車両の出入りが容易となる。
本発明の自走式駐車場の柱構造によれば、駐車領域の角部外周側の曲折部で曲折前後の直線路との境界をなす2直線の交点位置に柱がある場合に比べて、直線部および曲折部の走行車路の路幅を低減することができるので、駐車領域から走行車路を横断するように設けられた梁のスパンを短縮し、駐車場を軽量化、低コスト化することができるという効果を奏する。
以下では、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。
本発明の実施形態に係る自走式駐車場の柱構造について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る自走式駐車場の駐車場フロアの構成および柱配置を示す平面図である。図2は、図1のA−A断面図である。図3は、図1のB−B断面図である。図4は、図1のC−C断面図である。図5は、本発明の実施形態に係る自走式駐車場の柱および梁の構成を示す部分平面図である。
本実施形態の駐車場1(自走式駐車場)は、図1〜4に示すように、駐車フロア10(駐車場フロア)が、複数重ねられた自走式の立体駐車場である。
駐車場1の概略構成は、駐車フロア10が複数の柱8を介して積層された層状駐車部2と、層状駐車部2に隣接して設けられ層状駐車部2の各階を傾斜面3aで連結する昇降部3とからなる。本実施形態での各階の高さピッチは3000mmである。
このような駐車場1の構造体は、鉄筋コンクリート構造などを用いることもできるが、以下では、鉄骨構造で構成した場合の例で説明する。
まず、駐車フロア10の平面視の配置構成について説明する。一例として、駐車場1が4階層の場合で説明する。なお、図1に示すのは、3階の駐車フロア10であるが、2階もこれと同様である。1階、4階は、それぞれ下階、上階への昇降部がない点が異なるが、それらの構成は図1に示す駐車フロア10の構成から容易に理解されるので、説明を省略する。
駐車フロア10は、中央部に平面視略矩形状の駐車領域7Aが設けられ、その周囲に、車両を走行して移動したり、駐車領域7Aに車両を出し入れしたりするための、環状の走行車路5が設けられている。
走行車路5の駐車場外縁部側には、駐車領域7Aの外周部の各辺に面する方向に駐車領域7B、7C、7D、7Eが設けられている。
ここで、駐車領域7Bは、昇降部3に隣接する側に配置されている。駐車領域7Dは、駐車領域7Bと対向する位置に配置されており、駐車領域7C、7Eがそれらの対向方向と直交する方向において、互いに対向するように配置されている。そして、駐車領域7Cは、後述する層状駐車部2の登り口側に配置され、駐車領域7Eは、同じく降り口側に配置されている。
駐車領域7A、7B、7C、7D、7Eは、それぞれ、車両を1台ずつ駐車するための駐車区画7が複数配列されている。
駐車区画7は、平面視略矩形とされ、矩形の短辺側が開口して入り口7cを形成した駐車区画ブロック7aと、駐車区画ブロック7aの入り口7cに対向する短辺側に形成された車止めブロック7bとからなる。
駐車区画7の数は、各駐車領域の広さなどに応じて適宜数に設定することができるが、本実施形態では、駐車領域7Aには、複数の駐車区画7が、走行車路5に面する2つの長辺側に入り口7cを向けて2列に設けられている。
また、駐車領域7B、7C、7D、7Dでは、複数の駐車区画7が、走行車路5に面する側に入り口7cを向けて1列に設けられている。
走行車路5は、図1に示すように、平面視略矩形枠で駐車領域7B、7A間に直線部5bが、駐車領域7C、7A間に直線部5cが、駐車領域7D、7A間に直線部5dが、駐車領域7E、7A間に直線部5eが設けられ、それぞれが、曲折部5f、5g、5hで接続されている。また、直線部5bと直線部5eとが曲折部5iとで接続されている。
曲折部5f、5iの昇降部3側には、それぞれ進入路4、6が設けられている。
次に、駐車フロア10の柱配置について、各駐車領域との関係を中心として説明する。
駐車領域7C、7D、7Eでは、それぞれ入り口7c側の両端に1本ずつの柱8gが設けられ、それぞれの車止めブロック7b側では、駐車区画を3つずつ収めるピッチ、本実施形態では7500mmピッチで、複数の柱8が設けられている。この柱8の数は、本実施形態では、駐車領域7C、7Eではそれぞれ4本、駐車領域7Dでは6本である。
また、入り口7c側の柱8と車止めブロック7b側の柱8とのピッチは、駐車領域7C、7Eがそれぞれ4900mm、駐車領域7Dが5000mmとされている。
一方、駐車領域7B側では、駐車領域7Bと進入路4、6を含めた領域で、駐車領域7Dの柱構造が図1の上下方向に対称移動されたような配置をとっている。すなわち、直線部5bに面する側には、進入路4、駐車領域7B、進入路6を挟む2本の柱8が設けられ、車止めブロック7b側に、7500mmピッチで6本の柱8が設けられている。そして、この6本のうち、中央の4本の間に、9つの駐車区画7が配列されて、駐車領域7Bが形成されている。
駐車領域7Aでは、その長手方向において直線部5b、5dに面する位置にピッチ7500mmで柱8a、8b、8b、8aがそれぞれ設けられている。そして、それぞれ対向する柱8a、8aと、柱8b、8bとは、その中央に柱8eを挟んで、それぞれ7500mm、9000mmだけ離間して配置されている。
すなわち、直線部5c(5e)に面する2本の柱8aを結ぶ平面視の直線を直線L(第1の直線)とし、直線部5b(5d)に面する2本の柱8bを結ぶ平面視の直線を直線L(第2の直線)とし、これらの交点を点Pとすると、各柱は、4つの点Pを結ぶ矩形上にある。そして、柱8a(第1の柱)、柱8b(第2の柱)は、最も近い点Pに対して、それぞれ750mm、7500mmだけ離間されている。
ここで、柱8bと点Pとの離間距離は、駐車区画7の入り口7cの幅の3倍としているが、一般に整数倍とすることが、駐車効率の点から好ましい。
柱8aと点Pとの離間距離は、柱8a側の駐車区画7に駐車する車両が後述する必要走行領域30にはみ出さない寸法とする。そのため、例えば、柱8a側の駐車区画7を小型車専用としておけば、離間距離をより大きくとることができて好ましい。
次に、駐車領域の角部近傍の梁の配置構成について説明する。いずれも角部でも同様の構成を有するため、以下では、図5に示すような、曲折部5gの近傍における柱および梁の配置について説明する。
駐車領域7Aの下面側では、隣接する柱8e同士、柱8b同士が、それぞれ平面視で直線Lに平行な方向(以下、第2方向と称する)に延びる大梁である梁12によって接合されている。
また、隣接する柱8b、8e同士は、平面視で直線Lに平行な方向(以下、第1方向と称する)に延びる大梁である梁13によって接合されている。そして、梁12同士の中間部には、第1方向に延びる2本の梁14が小梁として接合されている。
一方、隣接する柱8e、8a同士は、第1方向に延びる大梁である梁16によって接合されている。柱8e、8aのピッチに応じて、梁16は梁13より短いスパンを有する梁となっている。
そして、柱8aと、第1方向において対向する柱8cとは、大梁である梁17によって接合されている。
また、柱8aに最も近い柱8bからは、第2方向に沿って、梁15(第2の梁)が延ばされ、平面視において点Pに一致する位置で梁17の中間部と接合されている。
直線部5dと駐車領域7Dでは、柱8a、8bと走行車路5を隔てて対向する位置には、それぞれ柱8c、8dが設けられており、直線部5dと駐車領域7Dとの下面側で、柱8a、8cが第1方向に延びる大梁である梁17(第1の梁)によって、柱8b、8dが大梁である梁18によってそれぞれ接合されている。
柱8c、8dと、柱8d同士とは、それぞれ第2方向に延びる大梁である梁12で接合されている。そして、第1方向に対向する、梁12、15、および梁12同士のそれぞれの中間部には、第1方向に延びる各2本の梁19が小梁として接合されている。
そして、第2方向の両端部のみ、柱8aと柱8cとの配置ピッチに対応する梁18、19より長いスパンを有する梁17が設置されている。
このため、直線部5dと駐車領域7Dでは、ほとんどの荷重が、柱8bと柱8dとの配置ピッチに対応する長さを有する梁18、19によって受けられている。
曲折部5gに隣接する駐車領域7Cの下面では、柱8aと柱8gとの間に、斜め方向の大梁である梁24が接合されている。梁24と柱8f、8c間の梁12との間には、それぞれの中間部に第1方向に延びる小梁である梁23a、23bが接合されている。
また、柱8aの駐車領域7C側の対向位置には、柱8iが設けられ、それらの間に第2方向に延びる大梁である梁22が接合されている。柱8iに隣接する柱8hとの間には、大梁である梁21が接合され、梁24、21の間に第2方向に延びる小梁である梁25a、25bが接合されている。柱8gと柱8f、8hの間には、それぞれ大梁である梁20a、20bが接合されている。
ここで、梁23a、23bはいずれも梁18より短く、梁25a、25bはいずれも梁22より短いものとなっている。
次に、駐車フロア10および駐車場1の作用について説明する。
駐車場1は、昇降部3を有するので、傾斜面3aを登り降りして、各階の駐車フロア10に、進入路4、6を通って入出車することができる。
進入路4(6)を通って入り口から駐車フロア10に入った車両は、各駐車区画7が、走行車路5に向けて入り口7cを備えるため、走行車路5から所望の駐車区画ブロック7aに入車して駐車することができる。
あるいは、走行車路5を通って進入路6(4)から昇降部3に入り、上階(下階)に移動することができる。
本実施形態では、駐車領域7Aにおいて、柱8が配列されている平面視の直線L、Lが形成する点Pから離間した位置に柱8が形成されているため、点Pに柱が設けられた場合に比べて走行車路5の路幅を狭くしても、各曲折部での旋回に必要な回転半径(以下、旋回半径と称する)を確保することができる。
駐車領域7Aのいずれの角部も同様の構成を有するので、以下では、曲折部5gの場合で説明する。
曲折部5gにおいて、車両が曲がることができるためには、図5に示すように、曲折部5gの範囲に、必要な旋回半径が確保されたコーナー内周部30a、コーナー外周部30bで挟まれた円弧状にコーナー部が丸められた必要走行領域30を確保する必要がある。
本実施形態では、柱8aを、直線L上で点Pから離間し柱8eに近づく側に後退させた位置に設けることで、点Pが必要走行領域30の内部に重なるように、コーナー内周部30aを駐車領域7A側に近づけ、しかも柱8aが必要走行領域30に干渉しないような位置関係に設定することができる。
その結果、直線部5d、直線部5cにおける必要走行領域30の直線部分を、駐車領域7Aに近づけて配置することができ、走行車路5の路幅が必要走行領域30の直線部分の幅に近づける駐車フロア10のスペースの有効利用を図ることができる。
また、このように、駐車領域7Aと直線部5d、5cとの間のスペースを詰めることで、柱8bから第2方向に延びて直線部5dおよび駐車領域7Dの荷重を受ける梁18、19の長さを短縮することができる。そのため、梁の断面積を低減して小型化、軽量化を図ることができる。
また、本実施形態では、点Pに最も近い柱8aから、第1方向に梁17を延ばし、第2方向において最も点Pに最も近い柱8bから、第2方向に梁15を延ばして、梁17の中間部に接続しているため、これら柱8aと柱8bとの間に直線L、Lに交差する方向に延びる梁を設けない構成とすることができる。
そのため、駐車領域7Aの内部および、駐車領域7Aに対向する駐車フロア10の外周部で、主として、直線L、Lに平行な格子状の構造体を形成することができる。そのため、一様な傾斜面や、ねじれた傾斜面を容易に形成することができるという利点がある。
なお、上記の説明では、自走式駐車場の構造体が鉄骨構造である場合の例で説明したが、例えば、鉄筋コンクリート構造など他の構造体で構成してもよい。
また、上記の説明における梁の配置構成は、一例であって、上記の柱構造を実現できる梁の配置構成であれば、必要に応じて上記と異なる梁の配置構成を採用してもよい。例えば、第1、第2の梁に代えて、第1の柱と第2の柱とを接合する斜め方向の梁を採用してもよい。
また、上記の説明では、駐車効率を向上するために、第1の柱と第2の柱との間に、第2の直線に交差する方向に車両の出入りを可能とする複数の駐車区画を設けた例として、柱間ピッチを配置個数で等分するように配置した場合の例で説明したが、駐車区画の配置はこれに限定されず、車両が走行車路にはみ出さなければ、どのような配置としてもよい。また、駐車量に余裕がある場合には、1つの駐車区画のみを設けてもよいし、全く設けない構成としてもよい。
本発明の実施形態に係る自走式駐車場の駐車場フロアの構成および柱配置を示す平面図である。 図1のA−A断面図である。 図1のB−B断面図である 図1のC−C断面図である。 本発明の実施形態に係る自走式駐車場の柱および梁の構成を示す部分平面図である。
符号の説明
駐車場(自走式駐車場)
2 層状駐車部
3 昇降部
3a 傾斜面
5 走行車路
5b、5c、5d、5e 直線部
5f、5g、5h、5i 曲折部
7A、7B、7C、7D、7E 駐車領域
7 駐車区画
7b 車止めブロック
7c 入り口
8、8c、8d、8e、8f、8g、8h、8i 柱
8a 柱(第1の柱)
8b 柱(第2の柱)
10 駐車フロア
15 梁(第2の梁)
17 梁(第1の梁)
18、19、22、24 梁(走行車路側に延びる梁)
直線(第1の直線)
直線(第2の直線)
P 点(2直線の交点)

Claims (3)

  1. 駐車領域の角部外周側に一方の直線路から他方の直線路に向けて曲折する走行車路が設けられた駐車フロアを有する自走式駐車場の柱構造であって、
    前記駐車領域と前記走行車路との間に、前記各直線路との境界をなす2直線に沿って複数の柱が設けられ、
    該複数の柱がいずれも前記2直線の交点位置から離間して配置されたことを特徴とする自走式駐車場の柱構造。
  2. 前記複数の柱のうち、互いに隣接する柱同士が、前記2直線の交点位置に隣接する2つの柱同士を除いて、前記2直線にそれぞれに沿う方向に延びる梁で接合され、
    前記2直線の交点位置に隣接する2つの柱を前記2直線の交点位置に近い順に第1、第2の柱と称し、それぞれが配置された直線をそれぞれ第1、第2の直線と称するとき、
    前記第1の柱に前記第1の直線に沿って前記走行車路側に延びる第1の梁が接合され、
    前記第2の柱と前記第1の梁の中間部との間に、前記第2の直線に沿って延びる第2の梁が接合され、
    前記第1、第2の直線上の柱および梁から前記走行車路側に梁が延ばされたことを特徴とする請求項1に記載の自走式駐車場の柱構造。
  3. 前記第1の柱と、前記第2の柱との間に、前記第2の直線に交差する方向に車両の出入りを可能とする複数の駐車区画を設けたことを特徴とする請求項2または3に記載の自走式駐車場の柱構造。
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