JP6951079B2 - 建物構造 - Google Patents
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Description
このような建物構造では、トラス梁の内部空間に居室等の床を有する空間を形成することができ、トラス梁の内部空間を利用して建物の床面積を効率良く確保することができる。
しかしながら、このように、並設される複数のトラス梁の斜材の並びパターンを相互に異ならせると、並設される複数のトラス梁の斜材の位置がトラス梁の並設方向で揃わずにバラバラになる。そのため、トラス梁の内部の床を有する空間の統一感が低下するとともに、例えば、トラス梁の内部の床を有する空間にトラス梁の並設方向に沿って延びる通路を形成する場合に何れかのトラス梁の斜材が邪魔になるなど、トラス梁の内部の床を有する空間が利用し難いものとなる。
前記トラス梁の内部に床を有する空間を形成可能な状態で前記トラス梁の前記下弦材どうしの間に支持された床スラブを備え、
前記床スラブは、前記トラス梁の梁延在方向において前記トラス梁が存在する範囲の一部である床スラブ構築範囲に構築され、
複数の前記トラス梁として、前記斜材の並びパターンが異なる第1トラス梁と第2トラス梁が備えられ、
前記第2トラス梁には、前記斜材の並びパターンが前記第1トラス梁と異なる切替前並び部分と、前記斜材の並びパターンが前記第1トラス梁と同じ切替後並び部分とがあり、
前記第2トラス梁における前記切替前並び部分と前記切替後並び部分との間に位置する途中箇所に、前記斜材の並びパターンを切り替える斜材切替部が備えられ、
前記斜材切替部が、前記切替前並び部分と前記切替後並び部分との間に設けられた剛体部にて構成され、
前記剛体部は、前記切替前並び部分及び前記切替後並び部分より高い剛性を有し、
前記剛体部及び前記切替前並び部分は、前記トラス梁の梁延在方向において前記床スラブ構築範囲のみに備えられ、
前記切替後並び部分は、前記床スラブ構築範囲及び前記床スラブ構築範囲以外に備えられている点にある。
したがって、並設される複数のトラス梁の斜材の並びパターンを相互に異ならせる必要がある場合でも、トラス梁の梁延在方向において斜材の並びパターンが相互に異なる範囲を小さくすることができ、例えば、トラス梁の内部の床を有する空間の統一感の低下や利用し易さの低下等を抑制することが可能となる。
図1(a)、図1(b)は、本発明に係る建物構造の軸組の状態を模式的に表した図である。図2は、同建物構造におけるトラス梁2の下弦材2bの設置高さの梁組の状態を模式的に表した梁伏図である。なお、図2では、便宜上、床スラブSの構築部位をグレーで表示している。また、図2では、トラス梁2の下弦材2bにおける斜材2dの接続箇所に実線の丸形状を付している。
第1柱構造1Aは、建物幅方向Xの中央部に備えられ、第2柱構造1Bは建物幅方向Xの両端部に備えられている。そのため、トラス梁架構Kは、建物幅方向Xの中央位置を中心とする対称形の架構バランスの良い形状に構成されている。
第1柱構造1Aは、下端が固定端となる柱脚構造にて第1基礎5に支持され、第2柱構造1Bは、下端がピン端となる柱脚構造にて第2基礎6に支持されている。
また、第1柱構造1Aの建物幅方向Xの両側部の上端側と、トラス梁2の下弦材2bとを斜め姿勢で接続する左右一対の鋼材製等の方杖7が設けられている。これらの方杖7により、トラス梁2の支持スパンを縮めることができ、トラス梁2の部材を低減することができる。
床スラブSの構築位置は、建物幅方向Xにおける床スラブSの中心が第1柱構造1Aの建物幅方向Xの中心の直上位置となるように設定されている。そのため、トラス梁架構Kと床スラブSからなる建物構造も、建物幅方向Xの中央位置を中心とする対称形の構造バランスの良い形状に構成されている。
各トラス梁2は、鋼材製等の上弦材2a、鋼材製等の下弦材2b、上弦材2aと下弦材2bとを連結する鋼材製等の連結材2c等から構成されている。複数の連結材2cとしては、トラス梁2の上弦材2aと下弦材2bとの間に、建物幅方向X(トラス梁2の梁延在方向X)に沿って並ぶ複数の三角形を形成する並びで配置される複数の斜材2dと、その三角形を縦断する状態で配置される複数の束材2eとが備えられている。
そのため、エレベーター11に対応する位置に下方広がりの三角形状の空間を適切に確保して、エレベーター11のかご出入口を設置することができる。
この第2並びパターンP2にて斜材2dが備えられている部分は、切替前の斜材2dの並び部分N2(以下、切替前並び部分N2と略称する場合がある)に該当する。
そのため、建物幅方向X(トラス梁2の梁延在方向X)における第1、第2トラス梁2A、2B間での斜材2dの並びパターンが異なる部分の範囲を縮小することができ、トラス梁2の内部の床を有する空間の統一感の低下や利用し易さの低下等を抑制することができる。
しかも、斜材切替部10は、建物幅方向X(トラス梁2の梁延在方向X)において、第1柱構造1Aに接近する側(建物中央側に接近する側)に配置されているので、第2並びパターンP2となる斜材2dの数を最小限に抑えて、建物幅方向X(トラス梁2の梁延在方向X)における第1、第2トラス梁2A、2B間での斜材2dの並びパターンが異なる部分の範囲を極力小さくしている。
この第1並びパターンP1にて斜材2dが備えられている部分は、切替後の斜材2dの並び部分N1(以下、切替後並び部分N1と略称する場合がある)に該当する。
このように構成された剛体部10Aは、適切な剛性を効率的に実現することができ、第2トラス梁2Bにおける切替前並び部分N2と切替後並び部分N2との間での応力の伝達を適切に行わせて、第2トラス梁2Bの全体におけるトラス構造としての利点を良好に維持することができる。
(1)前述の実施形態では、斜材切替部10が、第2トラス梁2Bにおける切替前並び部分N2と切替後並び部分N1との間に設けられた剛体部10Aにて構成されている場合を例に示したが、第2トラス梁2Bの梁延在方向Xの途中箇所で斜材2dの並びパターンを切り替えることができれば、如何なる構造であってもよい。
2A 第1トラス梁
2B 第2トラス梁
2a 上弦材
2b 下弦材
2d 斜材
10 斜材切替部
10A 剛体部
N1 切替後の斜材の並び部分
N2 切替前の斜材の並び部分
P1,P2 斜材の並びパターン
Claims (3)
- 上弦材と、下弦材と、上弦材と下弦材との間に梁延在方向に並ぶ複数の三角形を形成する並びで備えられた複数の斜材とで構成される複数のトラス梁が並設され、前記トラス梁が複数の柱構造体に架設されている建物構造であって、
前記トラス梁の内部に床を有する空間を形成可能な状態で前記トラス梁の前記下弦材どうしの間に支持された床スラブを備え、
前記床スラブは、前記トラス梁の梁延在方向において前記トラス梁が存在する範囲の一部である床スラブ構築範囲に構築され、
複数の前記トラス梁として、前記斜材の並びパターンが異なる第1トラス梁と第2トラス梁が備えられ、
前記第2トラス梁には、前記斜材の並びパターンが前記第1トラス梁と異なる切替前並び部分と、前記斜材の並びパターンが前記第1トラス梁と同じ切替後並び部分とがあり、
前記第2トラス梁における前記切替前並び部分と前記切替後並び部分との間に位置する途中箇所に、前記斜材の並びパターンを切り替える斜材切替部が備えられ、
前記斜材切替部が、前記切替前並び部分と前記切替後並び部分との間に設けられた剛体部にて構成され、
前記剛体部は、前記切替前並び部分及び前記切替後並び部分より高い剛性を有し、
前記剛体部及び前記切替前並び部分は、前記トラス梁の梁延在方向において前記床スラブ構築範囲のみに備えられ、
前記切替後並び部分は、前記床スラブ構築範囲及び前記床スラブ構築範囲以外に備えられている建物構造。 - 前記切替後並び部分が、前記切替前並び部分よりも前記トラス梁の梁延在方向に長い請求項1に記載の建物構造。
- 複数の前記柱構造体は、一対の前記柱構造体であり、
前記トラス梁の梁延在方向において、一対の前記柱構造体の一方である第1柱構造体が存在している側を第1柱側とし、その反対側を第2柱側として、
前記剛体部は、前記トラス梁の梁延在方向において前記トラス梁の中央より前記第1柱側に配置され、
前記床スラブ構築範囲は、前記トラス梁が存在する範囲における前記トラス梁の中央より前記第1柱側に位置する範囲であり、
前記切替前並び部分は、前記剛体部に対して前記第1柱側に配置され、
前記切替後並び部分は、前記剛体部に対して前記第2柱側に配置されている請求項2に記載の建物構造。
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