JP2023093204A - 架構構造 - Google Patents

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【課題】広い開口を確保可能な架構構造を得ることを目的とする。【解決手段】架構構造は、上下方向に互いに対向する一対の第一上梁材32及び第一下梁材34を有する第一梁30と、上下方向に互いに対向する一対の第二上梁材52及び第二下梁材54を有し、第一梁30よりも剛性が低い第二梁50と、第一上梁材32と第一下梁材34とを連結する支柱92と、第一上梁材32を介して支柱92の上端部と剛接合され、第一上梁材32と第二上梁材52とを連結する上側支持梁94と、第一下梁材34を介して支柱92の下端部と剛接合され、第一下梁材34と第二下梁材54とを連結する下側支持梁96と、を有する補強フレーム90と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、架構構造に関する。
上下方向に対向する一対の上弦材及び下弦材と、一対の上弦材及び下弦材を連結する斜材とを備えるトラス梁が知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
特開2008-261102号公報 特開2017-198028号公報
トラス梁では、一対の上弦材及び下弦材を斜材で連結することにより剛性が高められる。
しかしながら、トラス梁では、一対の上弦材及び下弦材の間に斜材が存在するため、一対の上弦材及び下弦材の間に広い開口を確保することが難しい。
本発明は、上記の事実を考慮し、広い開口を確保可能な架構構造を得ることを目的とする。
請求項1に記載の架構構造は、上下方向に互いに対向する一対の第一上梁材及び第一下梁材を有する第一梁と、上下方向に互いに対向する一対の第二上梁材及び第二下梁材を有し、前記第一梁よりも剛性が低い第二梁と、前記第一上梁材と前記第一下梁材とを連結する支柱と、前記第一上梁材を介して前記支柱の上端部と剛接合され、該第一上梁材と前記第二上梁材とを連結する上側支持梁と、前記第一下梁材を介して前記支柱の下端部と剛接合され、該第一下梁材と前記第二下梁材とを連結する下側支持梁と、を有する補強フレームと、を備える。
請求項1に係る架構構造によれば、第一梁は、上下方向に互いに対向する一対の第一上梁材及び第一下梁材を有する。また、第二梁は、上下方向に互いに対向する一対の第二上梁材及び第二下梁材を有し、第一梁よりも剛性が低い。
補強フレームは、支柱と、上側支持梁と、下側支持梁とを有する。支柱は、第一上梁材と第一下梁材とを連結する。また、上側支持梁は、第一上梁材を介して支柱の上端部と剛接合され、第一上梁材と第二上梁材とを連結する。これにより、第二上梁材が、上側支持梁を介して第一梁に支持される。したがって、第二上梁材のたわみが低減される。
また、下側支持梁は、第一下梁材を介して支柱の下端部と剛接合され、第一下梁材と第二下梁材とを連結する。これにより、第二下梁材が、下側支持梁を介して第一梁に支持される。したがって、第二下梁材のたわみが低減される。
そのため、本発明では、第二上梁材と第二下梁材とを連結する斜材を低減し、又は斜材を省略することができる。したがって、第二上梁材と第二下梁材との間に広い開口を形成することができる。
また、前述したように、第二上梁材及び第二下梁材のたわみが低減されるため、第二上梁材及び第二下梁材の梁成を低くすることができる。したがって、第二上梁材と第二下梁材との間の開口をさらに広げることができる。
さらに、第二上梁材及び第二下梁材の梁成を低くすることにより、第二梁を側面から見て、第二上梁材及び第二下梁材の線が細くなる。したがって、第二梁の意匠性を高めることができる。
請求項2に記載の架構構造は、請求項1に記載の架構構造において、水平ブレース及びスラブの少なくとも一方を有し、前記第一上梁材と前記第二上梁材とを連結する上側ねじれ抵抗部材と、水平ブレース及びスラブの少なくとも一方を有し、前記第一下梁材と前記第二下梁材とを連結する下側ねじれ抵抗部材と、を備える。
請求項2に係る架構構造によれば、上側ねじれ抵抗部材は、水平ブレース及びスラブの少なくとも一方を有し、第一上梁材と第二上梁材とを連結する。また、下側ねじれ抵抗部材は、水平ブレース及びスラブの少なくとも一方を有し、第一下梁材と第二下梁材とを連結する。これらの上側ねじれ抵抗部材及び下側ねじれ抵抗部材によって、第一梁のねじれが低減される。
したがって、本発明では、第一梁のねじれを低減しつつ、第二上梁材と第二下梁材との間に広い開口を形成することができる。
請求項3に記載の架構構造は、請求項1又は請求項2に記載の架構構造において、前記支柱と対向する位置で、前記第二上梁材と前記第二下梁材とを連結する連結材を備える。
請求項3に係る架構構造によれば、連結材は、支柱と対向する位置で、第二上梁材と第二下梁材とを連結する。これにより、上側支持梁及び下側支持梁が、第二上梁材及び第二下梁材のたわみに対して協同して抵抗可能になるため、第二上梁材及び第二下梁材のたわみがさらに低減される。したがって、第二上梁材及び第二下梁材の梁成をさらに低くすることができる。
また、上側支持梁及び下側支持梁の負担が軽減されるため、上側支持梁及び下側支持梁の梁成も低くすることができる。
以上説明したように、本発明によれば、広い開口を確保可能な架構構造を得ることができる。
一実施形態に係る架構構造が適用された連絡通路を示す斜視図である。 図1に示される第一架構の立面図である。 図1に示される第二架構の立面図である。 図1に示される第一上梁材及び第二上梁材の平面図である。 図1に示される第一下梁材及び第二下梁材の平断面である。 図1に示される連絡通路の横断面図である。
以下、図面を参照しながら、一実施形態に係る架構構造について説明する。
(架構構造)
図1には、本実施形態に係る架構構造が適用された連絡通路10が示されている。連絡通路(連絡橋)10は、例えば、図示しない構造物と構造物とを連結している。この連絡通路10は、互いに対向する第一架構20及び第二架構40と、第一架構20と第二架構40とを連結する複数の補強フレーム90とを備えている。
なお、各図に適宜示される矢印Xは、連絡通路10の長手方向(第一梁30及び第二梁50の材軸方向)を示している。また、矢印Yは、連絡通路10の幅方向(第一梁30及び第二梁50の対向方向)を示している。さらに、矢印Zは、連絡通路10の高さ方向(上下方向)を示している。
(第一架構)
図2に示されるように、第一架構20は、一対の第一柱22と、第一梁30とを有するラーメン架構とされている。一対の第一柱22は、鋼管鋼等の鉄骨部材(鉄骨柱)によって形成されている。また、一対の第一柱22は、連絡通路10の長手方向に間隔を空けて配置されている。この一対の第一柱22には、鉄骨造の第一梁30が架設されている。
第一梁30は、一対の第一上梁材32及び第一下梁材34と、複数の斜材36とを有するトラス梁とされている。一対の第一上梁材32及び第一下梁材34は、H形鋼等の鉄骨部材(鉄骨梁)によって形成されており、上下方向に互いに対向して配置されている。各第一上梁材32及び第一下梁材34は、トラス梁の上弦材及び下弦材として機能する。
第一上梁材32及び第一下梁材34は、一対の第一柱22に架設されており、その両端部が一対の第一柱22にそれぞれ剛接合されている。この一対の第一上梁材32及び第一下梁材34は、複数の斜材36、及び後述する支柱92によって連結されている。なお、斜材36は、繋ぎ材(第一繋ぎ材)の一例である。
複数の斜材36は、H形鋼等の鉄骨部材によって形成されている。これらの斜材36は、隣り合う支柱92の間に斜めに配置されており、その上端部が第一上梁材32にピン接合され、その下端部が第一下梁材34にピン接合されている。なお、本実施形態では、一対の斜材36が、隣り合う支柱92の間にX字状に配置されている。
なお、第一梁30の種類は、特定に限定されず、ハウトラスや、ワーレントラス、フィーレンディールトラス等でも良い。
(第二架構)
図3に示されるように、第二架構40は、一対の第二柱42と、第二梁50とを有するラーメン架構とされている。一対の第二柱42は、鋼管鋼等の鉄骨部材(鉄骨柱)によって形成されている。また、一対の第二柱42は、連絡通路10の長手方向(矢印X方向)に間隔を空けて配置されている。この一対の第一柱22には、鉄骨造の第一梁30が架設されている。
第二梁50は、一対の第二上梁材52及び第二下梁材54を有している。一対の第二上梁材52及び第二下梁材54は、H形鋼等の鉄骨部材(鉄骨梁)によって形成されており、上下方向に互いに対向して配置されている。また、各第二上梁材52及び第二下梁材54は、一対の第二柱42に架設されており、その両端部が一対の第二柱42にそれぞれ剛接合されている。
なお、第二梁50には、第二上梁材52と第二下梁材54とを連結する斜材が設けられていないため、第一梁30よりも剛性(鉛直剛性)が低くなっている。
図1に示されるように、一対の第一柱22と一対の第二柱42とは、連絡通路10の幅方向(矢印Y方向)にそれぞれ対向している。対向する第一柱22と第二柱42とは、上側交差梁60及び下側交差梁62によって連結されている。
上側交差梁60及び下側交差梁62は、H形鋼等の鉄骨部材(鉄骨梁)によって形成されており、上下方向に互いに対向して配置されている。上側交差梁60及び下側交差梁62は、対向する第一柱22と第二柱42とに架設されており、その両端部が第一柱22及び第二柱42にそれぞれ剛接合されている。
第一上梁材32と第二上梁材52とは、連絡通路10の幅方向に対向している。この第二上梁材52の両端部は、上側交差梁60を介して、第一上梁材32の両端部とそれぞれ剛接合されている。そして、図4に示されるように、第一上梁材32、第二上梁材52、及び上側交差梁60によって、平面視にて、矩形状の上側平面架構70が形成されている。この上側平面架構70には、後述する複数の水平ブレース72が設けられている。
図1に示されるように、第一下梁材34と第二下梁材54とは、連絡通路10の幅方向に対向している。この第二下梁材54の両端部は、下側交差梁62を介して、第一下梁材34の両端部とそれぞれ剛接合されている。そして、図5に示されるように、第一下梁材34、第二下梁材54、及び下側交差梁62によって、平面視にて、矩形状の下側平面架構80が形成されている。この下側平面架構80には、後述するスラブ82が設けられている。
(補強フレーム)
図1に示されるように、複数の補強フレーム90は、第二梁50の荷重(鉛直荷重)を第一梁30に伝達し、第二梁50を第一梁30に支持させる支持フレームとして機能する。これらの補強フレーム90は、第一梁30及び第二梁50の材軸方向の間隔を空けて配置されている。なお、補強フレーム90は、少なくとも1つあれば良い。
図6に示されるように、補強フレーム90は、第一梁30及び第二梁50の材軸方向から見て、第二梁50側が開口したC字形状(コ字形状)を成している。この補強フレーム90は、支柱92、上側支持梁94、及び下側支持梁96を有している。
支柱92は、H形鋼等の鉄骨部材(鉄骨柱)によって形成されている。また、支柱92は、第一上梁材32と第一下梁材34との間に上下方向に沿って配置されており、第一上梁材32と第一下梁材34とを連結している。この支柱92は、その上端部が第一上梁材32に剛接合されるとともに、その下端部が第一下梁材34に剛接合されている。
上側支持梁94は、H形鋼等の鉄骨部材(鉄骨柱)によって形成されている。また、上側支持梁94は、第一上梁材32と第二上梁材52との間に、連絡通路10の幅方向に沿って配置されており、第一上梁材32と第二上梁材52とを連結している。
上側支持梁94の一端部は、第一上梁材32における支柱92との接合部(仕口部)に剛接合されている。つまり、上側支持梁94の一端部は、第一上梁材32を介して支柱92の上端部と剛接合されている。また、上側支持梁94の他端部は、第二上梁材52に接合(剛接合又はピン接合)されている。この上側支持梁94を介して、第二上梁材52が第一上梁材32に支持されている。
下側支持梁96は、H形鋼等の鉄骨部材(鉄骨柱)によって形成されている。また、下側支持梁96は、第一下梁材34と第二下梁材54との間に、連絡通路10の幅方向に沿って配置されており、第一下梁材34と第二下梁材54とを連結している。
下側支持梁96の一端部は、第一下梁材34における支柱92との接合部(仕口部)に剛接合されている。つまり、下側支持梁96の一端部は、第一下梁材34を介して支柱92の下端部と剛接合されている。また、下側支持梁96の他端部は、第二下梁材54に接合(剛接合又はピン接合)されている。この下側支持梁96を介して、第二下梁材54が第一下梁材34に支持されている。
(連結材)
第二上梁材52と第二下梁材54とは、連結材100によって連結されている。連結材100は、例えば、フラットバーやH形鋼等の鋼材によって形成されている。また、連結材100は、第二上梁材52と第二下梁材54との間に上下方向に沿って配置されており、第二上梁材52と第二下梁材54とを連結している。
連結材100は、支柱92と連絡通路10の幅方向に対向しており、その上端部が第一上梁材32に接合(ピン接合)されるとともに、その下端部が第一下梁材34に接合(ピン接合)されている。図3に示されるように、隣り合う連結材100の間には、第二上梁材52と第二下梁材54とに亘る矩形状の開口56がそれぞれ形成されている。
(水平ブレース)
図4に示されるように、上側平面架構70には、複数の水平ブレース72が設けられている。水平ブレース72は、隣り合う上側支持梁94の間に斜めに配置されており、第一上梁材32と第二上梁材52とを連結している。これらの水平ブレース72によって、上側平面架構70の剛性(面内剛性及び面外剛性)が高められている。また、上側平面架構70には、図示しない屋根材が設けられる。
なお、水平ブレース72は、上側ねじれ抵抗部材の一例である。
(スラブ)
図5に示されるように、下側平面架構80には、鉄筋コンクリート造のスラブ82が設けられている。スラブ82は、鉄筋コンクリート造とされており、連絡通路10の床を形成している。このスラブ82によって、下側平面架構80の剛性(面内剛性及び面外剛性)が高められている。
なお、図1~図4では、スラブ82の図示が省略されている。また、スラブ82は、下側ねじれ抵抗部材の一例である。
第一梁30には、例えば、壁(外壁)38が設けられる。一方、第二梁50の開口56には、図示しないガラス窓等が設けられる。
(作用)
次に、本実施形態の作用について説明する。
図1に示されるように、第一梁30は、上下方向に互いに対向する一対の第一上梁材32及び第一下梁材34を有している。また、第二梁50は、上下方向に互いに対向する一対の第二上梁材52及び第二下梁材54を有し、第一梁30よりも剛性が低い。この第一梁30と第二梁50とは、複数の補強フレーム90を介して連結されている。
図6に示されるように、補強フレーム90は、支柱92と、上側支持梁94と、下側支持梁96とを有している。支柱92は、第一上梁材32と第一下梁材34とを連結している。
上側支持梁94は、第一上梁材32を介して支柱92の上端部と剛接合され、第一上梁材32と第二上梁材52とを連結している。これにより、第二上梁材52が、上側支持梁94を介して第一梁30に支持される。したがって、第二上梁材52のたわみが低減される。
また、下側支持梁96は、第一下梁材34を介して支柱92の下端部と剛接合され、第一下梁材34と第二下梁材54とを連結している。これにより、第二下梁材54が、下側支持梁96を介して第一梁30に支持される。したがって、第二下梁材54のたわみが低減される。
そのため、本実施形態では、図1及び図3に示されるように、第二上梁材52と第二下梁材54とを連結する斜材を低減し、又は斜材を省略することができる。したがって、第二上梁材52と第二下梁材54との間に広い開口56を形成することができる。
また、前述したように、第二上梁材52及び第二下梁材54のたわみが低減されるため、第二上梁材52及び第二下梁材54の梁成を低くすることができる。したがって、第二上梁材52と第二下梁材54との間の開口56をさらに広げることができる。
さらに、第二上梁材52及び第二下梁材54の梁成を低くすることにより、第二梁50を側面から見て、第二上梁材52及び第二下梁材54の線が細くなる。したがって、第二梁50の意匠性を高めることができる。
また、図1に示されるように、連結材100は、補強フレーム90の支柱92と対向する位置で、第二上梁材52と第二下梁材54とを連結している。これにより、上側支持梁94及び下側支持梁96が、第二上梁材52及び第二下梁材54のたわみに対して協同して抵抗可能になるため、第二上梁材52及び第二下梁材54のたわみがさらに低減される。したがって、第二上梁材52及び第二下梁材54の梁成をさらに低くすることができる。
また、上側支持梁94及び下側支持梁96の負担が軽減されるため、上側支持梁94及び下側支持梁96の梁成も低くすることができる。
ここで、図6に示されるように、複数の補強フレーム90を介して第一梁30に第二梁50を支持させると、第一梁30にねじりモーメントMが作用し、第一梁30がねじれる可能性がある。
この対策として本実施形態では、図4に示されるように、上側平面架構70に、複数の水平ブレース72が設けられている。複数の水平ブレース72は、第一上梁材32と第二上梁材52とを連結している。これらの水平ブレース72がねじりモーメントMに抵抗することにより、第一梁30のねじれが低減される。
また、図5に示されるように、下側平面架構80には、スラブ82が設けられている。スラブ82は、第一下梁材34と第二下梁材54とを連結している。このスラブ82がねじりモーメントMに抵抗することにより、第一梁30のねじれがさらに低減される。
このように本実施形態では、第一梁30及び第二梁50のねじれを低減しつつ、第二上梁材52と第二下梁材54との間に広い開口56を形成することができる。
さらに、上側交差梁60及び下側交差梁62によって、対向する第一柱22と第二柱42とを連結することにより、第一梁30及び第二梁50のねじれをさらに低減することができる。
(変形例)
次に、上記実施形態の変形例について説明する。
上記実施形態では、上側ねじれ抵抗部材が、水平ブレース72とされている。しかし、上側ねじれ抵抗部材は、水平ブレース72及びスラブの少なくとも一方を含むことができる。これと同様に、下側ねじれ抵抗部材は、水平ブレース及びスラブ82の少なくとも一方を含むことができる。また、上側ねじれ抵抗部材及び下側ねじれ抵抗部材は、必要に応じて設ければ良く、適宜省略可能である。
また、上記実施形態では、第二梁50に連結材100が設けられている。しかし、連結材100は、必要に応じて設ければ良く、適宜省略可能である。
また、上記実施形態では、第一梁30がトラス梁とされている。しかし、第一梁30は、トラス梁に限らない。第一梁30は、第二梁50よりも剛性(鉛直剛性)が高ければ良く、例えば、第一梁30から斜材36を省略し、第一上梁材32及び第一下梁材34の梁成を高くしても良いし、第一上梁材32と第一下梁材34との間に耐力壁等を設けても良い。
また、上記実施形態に係る架構構造は、連絡通路10に限らず、種々の架構に適用可能である。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に限定されるものでなく、一実施形態及び各種の変形例を適宜組み合わせて用いても良いし、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
30 第一梁
32 第一上梁材
34 第一下梁材
50 第二梁
52 第二上梁材
54 第二下梁材
72 水平ブレース(上側ねじれ抵抗部材)
82 スラブ(下側ねじれ抵抗部材)
90 補強フレーム
92 支柱
94 上側支持梁
96 下側支持梁
100 連結材

Claims (3)

  1. 上下方向に互いに対向する一対の第一上梁材及び第一下梁材を有する第一梁と、
    上下方向に互いに対向する一対の第二上梁材及び第二下梁材を有し、前記第一梁よりも剛性が低い第二梁と、
    前記第一上梁材と前記第一下梁材とを連結する支柱と、前記第一上梁材を介して前記支柱の上端部と剛接合され、該第一上梁材と前記第二上梁材とを連結する上側支持梁と、前記第一下梁材を介して前記支柱の下端部と剛接合され、該第一下梁材と前記第二下梁材とを連結する下側支持梁と、を有する補強フレームと、
    を備える架構構造。
  2. 水平ブレース及びスラブの少なくとも一方を有し、前記第一上梁材と前記第二上梁材とを連結する上側ねじれ抵抗部材と、
    水平ブレース及びスラブの少なくとも一方を有し、前記第一下梁材と前記第二下梁材とを連結する下側ねじれ抵抗部材と、
    を備える請求項1に記載の架構構造。
  3. 前記支柱と対向する位置で、前記第二上梁材と前記第二下梁材とを連結する連結材を備える、
    請求項1又は請求項2に記載の架構構造。
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