JPH07311899A - 飛行場運航票管理システムのユーザインタフェース装置 - Google Patents

飛行場運航票管理システムのユーザインタフェース装置

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JPH07311899A
JPH07311899A JP10412294A JP10412294A JPH07311899A JP H07311899 A JPH07311899 A JP H07311899A JP 10412294 A JP10412294 A JP 10412294A JP 10412294 A JP10412294 A JP 10412294A JP H07311899 A JPH07311899 A JP H07311899A
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格一 塩見
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洋一 楠井
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Ship Research Institute
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Abstract

(57)【要約】 【目的】飛行場管制官の負担を軽減し、より的確で迅速
な指示ができ、さらにパイロットと管制官との意思疎通
を音声のみならず、視覚的に伝達可能とする。 【構成】飛行場管制で予め分担され、かつ互いに連携し
つつ飛行場運航票に基づいて行う複数の管制業務を支援
するものであって、各管制席毎に設けられ、情報表示装
置24及び入力装置12等と、各管制業務に必要な運航
票管理情報を取得する情報取得手段36,38等と、得
られた運航票管理情報を各管制業務に応じて入力装置2
1等からの指示内容に従って編集処理する情報処理手段
13,16等と、入力装置21等からの指示に従って運
航票管理情報を管制席の情報表示装置24に表示すると
共に、関連する管制業務の運航票管理情報を同一画面上
に表示する情報出力手段14とを具備することを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、飛行場管制におい
て、管制官が離着陸に関する指示を航空機パイロットに
与える時の管制業務の支援を行う飛行場運航票管理シス
テムのユーザインターフェース装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の飛行場におけるタワー管制におい
て、管制官は、被管制対象の航空機の飛行計画について
プリントアウトされた運航票(ストリップ)に従い、飛
行場内を目視またはレーダ画面を直接見て、航空機や車
両の位置等の状況を監視しつつ、無線または有線の電話
によってパイロット並びに関係者との連絡や確認を行っ
ている。また、FD(飛行計画調整官)、CD(管制承
認伝達管制官)、GC(空港面管制官)、LC(離着陸
管制官)の各管制官は、運航票を直接手で扱い、計画の
修正をボールペン等で行い、運航票の手渡しにより管制
の移管を行っている。
【0003】しかしながら、上記のような従来の管制方
法では、航空機の発着量の増大に伴って管制官の状況判
断が難しくなってきている。さらに、管制官同士の運航
票の移管、飛行計画の確認・変更、並びにパイロットへ
の連絡が煩雑となり、効率的な運用を行うことが困難と
なっている。
【0004】また、飛行場内での車両については、運航
票管理に含まれていないことから、航空機との一元管理
が行われていない状況である。トーイングカーについて
は、管制官(GC)が指示した交信内容に従い、パイロ
ットが車両と連絡を取りながら、プッシュバック作業を
行っている。
【0005】このように、運航票を用いた管制官の対応
は、航空機の増大に伴い、煩雑且つ過負荷の状況を招い
ており、現在の管制官の状況把握や判断、並びに操作や
関係者へのフィードバックにおける負荷を軽減し、より
的確で迅速な指示ができるような、管制業務支援が望ま
れている。
【0006】このためには、従来からの管制官の役割と
業務や管制官の思考の流れを反映した、電子運航システ
ムのユーザインターフェース形態が不可欠である。この
場合、従来から管制官が手で行っていた運航管理票を、
できるだけそのままの形態で取り入れる方式だけでな
く、目的や状況に応じて運航票の管理情報の様式を変
え、必要な運航票管理情報項目を分かりやすい表示形態
で管制官に提示する必要がある。
【0007】一方、パイロットからの要求や確認は、現
在、音声で管制官に伝えられ、管制官がその内容に基づ
き運航票管理情報の修正や関係先への連絡を行ってい
る。しかしながら、このような音声による伝達だけで
は、その内容把握が困難で、しかも誤認を招くおそれが
あるため、視覚によって伝達可能にすることが望まれて
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、運
航票を用いた管制官の対応は、航空機の増大に伴い、煩
雑且つ過負荷の状況を招いているため、現在の管制官の
状況把握や判断、並びに操作や関係者へのフィードバッ
クにおける負荷を軽減し、より的確で迅速な指示ができ
るような管制業務の支援が望まれている。また、パイロ
ットと管制官との意思疎通を音声のみならず、視覚的に
伝達可能とすることが望まれている。
【0009】この発明は上記の課題を解決するためにな
されたもので、管制官の状況把握や判断、並びに操作や
関係者へのフィードバックにおける負荷を軽減し、より
的確で迅速な指示ができ、さらにはパイロットと管制官
との意思疎通を音声のみならず、視覚的に伝達可能とす
る飛行場運航票管理システムのユーザインターフェース
装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明に係る飛行場運航票管理システムのユーザイ
ンターフェース装置は、第1に、飛行場管制で予め分担
され、かつ互いに連携しつつ飛行場運航票に基づいて行
う複数の管制業務を支援するものであって、前記分担さ
れたそれぞれの管制業務を行う管制席毎に設けられる情
報表示装置及び入力装置と、前記分担されたそれぞれの
管制業務に必要な運航票管理情報を取得する情報取得手
段と、この手段で得た運航票管理情報を前記分担された
管制業務に応じて、かつ前記管制席毎に設けられた入力
装置からの指示内容に従って編集処理する情報処理手段
と、前記管制席毎に設けられた入力装置からの指示に従
って、前記情報処理手段で得られる運航票管理情報を該
当する管制席の情報表示装置に表示すると共に、関連す
る管制業務の運航票管理情報を同一画面上に表示する情
報出力手段とを具備することを特徴とする。
【0011】第2に、第1の特徴とする構成において、
前記情報処理手段は、前記入力装置により、前記情報表
示装置に表示された運航票管理情報のリスト中から移管
する運航票管理情報と移管先が指定されたとき、当該情
報を移管先に移管し、前記情報出力手段は、その移管完
了とともに表示された運航票管理情報から移管済み情報
を削除し、移管先管制席の運航票管理情報の表示を更新
する更新手段を有することを特徴とする。
【0012】第3に、第2の特徴とする構成において、
前記情報出力手段は、運航票管理情報の一部または全部
をインデックス情報として表示し、前記情報処理手段
は、前記入力装置を通じて前記インデックス情報中の運
航票管理情報の一つが移管情報として指定されたとき、
指定された運航票管理情報を移管する情報移管手段を有
することを特徴とする。
【0013】第4に、第2の特徴とする構成において、
前記情報出力手段は、さらに、前記情報処理手段で運航
票管理情報を移管する場合、移管先の管制席において、
運航票管理情報が移管元管制席から移管先管制席へ移動
していく操作経路をビジュアルに表示する手段を有する
ことを特徴とする。
【0014】第5に、第2の特徴とする構成において、
前記情報出力手段は、さらに移管する運航票管理情報が
移管先に受け入れられる情報項目が揃っているかを移管
元の管制席でチェックして前記入力装置を通じて受け入
れられないと指示された場合に、移管元の管制席に揃っ
ていない情報項目を表示すると共に警告メッセージを表
示する手段を有することを特徴とする。
【0015】第6に、第1の特徴とする構成において、
前記情報取得手段は、さらに、航空機及び各管制席間の
送受信メッセージ情報を取得する受信メッセージ取得手
段を有し、前記情報出力手段は、さらに、前記航空機及
び管制席間の送受信メッセージ情報を表示するメッセー
ジ表示手段と、航空機からの受信メッセージのインデッ
クス情報をリスト表示するインデックス表示手段と、送
信先を示すメニュー表示手段とを有し、さらに、前記入
力装置からの指示に応じて指定された送信先に指定され
たメッセージ情報を送信する送信手段を有することを特
徴とする。
【0016】第7に、第6の特徴とする構成において、
前記情報出力手段は、さらに、運航票管理情報やメッセ
ージを移管中、送信中、受信中であることを視覚的に識
別・明示する手段を有することを特徴とする。
【0017】第8に、第6の特徴とする構成において、
前記受信メッセージ取得手段は、航空機から管制席への
パイロットの音声メッセージ、管制席から航空機への管
制官の音声メッセージを入力する音声メッセージ入力手
段と、この手段で得られる入力音声を認識する音声認識
手段と、この手段で得られる認識結果をテキストに変換
するテキスト変換手段と、この手段で得られるテキスト
メッセージの内容を把握してその中で注目する項目情報
を識別解釈するメッセージ解釈手段とを有し、前記情報
出力手段は、前記メッセージ解釈手段で解釈されるテキ
スト情報に基づき、管制関係者やパイロットへの応答メ
ッセージや運航票管理情報を更新する更新手段と表示す
る表示手段とを有することを特徴とする。
【0018】第9に、第1の特徴とする構成において、
前記情報処理手段は、航空機個別の運航票管理情報が同
時に複数の管制席から変更を受けないように管理する手
段を有することを特徴とする。
【0019】第10に、第1の特徴とする構成におい
て、前記情報取得手段は、飛行場のレイアウト、航空機
や車両の位置、動きを空港地図の構造データとして蓄積
するモデルデータ蓄積部を有し、前記情報出力手段は、
前記モデルデータ蓄積部のデータに基づき、前記情報処
理装置に空港地図を空港地図情報表示領域に表示する手
段を有することを特徴とする。
【0020】第11に、第10の特徴とする構成におい
て、前記情報取得手段は、空港地図上の航空機や車両の
位置座標の検出を行うセンサー装置を有することを特徴
とする。
【0021】第12に、第1の特徴とする構成におい
て、さらに、全部または一部の管制席の機能が複数端末
に分離し、相互に通信して運航票管理を行う手段を有す
ることを特徴とする。
【0022】第13に、第1の特徴とする構成におい
て、前記情報出力手段は、運航票管理情報の一部または
全部を管制対象となる各航空機単位の帳票やファイルフ
ォルダーのイメージで表示する手段を有することを特徴
とする。
【0023】第14に、第1の特徴とする構成におい
て、前記情報処理手段は、さらに、現在の各航空機や車
両の位置や離着陸準備の進行状態からパイロットからの
要求に対する回答、確認事項の妥当性チェック、パイロ
ットに対する指示を受けたとき、最適な誘導経路の提示
や飛行計画の確認等の推論を行うための予め登録された
知識データから該当する知識データを取り出し、これに
基づき推論する手段を有することを特徴とする。
【0024】第15に、第1の特徴とする構成におい
て、管制席として、飛行計画調整、管制承認伝達、空港
面管制、離着陸管制の管制業務を対象としたことを特徴
とする。
【0025】
【作用】この発明において、管制官同士は、割り当てら
れた計算機端末画面との対話を通じて、電子メールと同
様に通信を用いて、従来の運航票と同一の様式、また
は、目的や状況に応じた変更様式で運航票情報の移管を
行なう。従来の目視やレーダ画面とともに画面上の飛行
場の航空機の状況と運航に関する知識ベースから、管制
対象となっている航空機に対する次の運航指示候補を推
論し、自動的に計算機から管制官に提示することによ
り、管制官の判断に対する負荷を軽減することができ
る。
【0026】各管制官は、画面上において飛行場の航空
機の状況とともに他の管制官の処理状況を同一画面で参
照しながら、適当な運航票の移管先を指定し、移管を行
う。これにより従来からの管制官の作業を効率化するた
めの支援を行う。
【0027】パイロットや問い合わせ先からのメッセー
ジ、管制官の発話内容は、音声認識により、テキスト情
報に変換され、管制に必要な情報部分が自動的に識別さ
れる。これらの情報をもとに運航票の情報が管制官の確
認を経て、自動的に変更される。
【0028】他の管制官やパイロットへの情報のフィー
ドバックは、各管制の段階で確定された運航情報と通常
用いられる固定伝達メッセージを用いて、音声、テキス
ト表示の一方または両方の形態で行われる。
【0029】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の一実施例に
ついて説明する。尚、ここでは、管制業務として一般的
に分担されているFD(飛行計画調整官)、CD(管制
承認伝達管制官)、GC(空港面管制官)、LC(離着
陸管制官)の業務を支援する場合について述べる。
【0030】図1は、この発明に係わる飛行場運航票管
理システムのユーザインターフェース装置におけるネッ
トワーク構成を示すもので、Aはサーバ、B1〜B3は
クライアントであり、互いにデータバスBUSを通じて
接続され、独自のデータファイルを備えている。ここで
は、サーバAにFD、クライアントB1、B2、B3に
それぞれCD、GC、LCが割り当てられるものとす
る。
【0031】図2は上記サーバ(FD)Aの構成、図3
は上記クライアント(CD、GC、LC)Bの構成を示
すものである。尚、図3に示すクライアントBの構成は
図2に示すサーバAの構成とほとんど同じであるため、
図3において図2と同一部分には同一符号を付して示
し、ここでは異なる部分について説明する。また、図
4、図5にそれぞれ主要部の具体的な構成を示す。
【0032】図2において、11は表示しているメニュ
ー項目やボタンを指示したり、操作位置を指定する入力
手段としてのマウスであり、このマウス11によって入
力されたデータはマウス入力処理部12に送られる。
【0033】マウス入力処理部12は、図4に示すよう
に構成され、マウス入力データはマウスI/Oインター
フェース121を介してX/Y座標検出部122、マウ
スボタン開放検出部123、マウスボタン押下検出部1
24に入力される。
【0034】X/Y座標検出部122で検出されたX/
Y座標は、マウスカーソル表示制御部127に送られる
と共に、アプリケーション起動処理部13のクリック操
作項目検出部131及びメニュー指示検出部132に送
られる。また、マウスボタン開放検出部123、マウス
ボタン押下検出部124で検出されたマウスボタン操作
結果は、いずれもドラッグ検出部125及びクリック検
出部126に送られる。
【0035】ドラッグ検出部125は、マウスボタン開
放検出部123及びマウスボタン押下検出部124から
送出されるマウスボタン操作結果から、マウス11の中
ボタン112によりドラッグ及びドロップ操作がなされ
たことを検出するもので、その検出結果はアプリケーシ
ョン起動処理部13のメニュー指示検出部132に送ら
れ、同時にマウスカーソル表示制御部127に送られ
る。
【0036】クリック検出部126は、マウスボタン開
放検出部123及びマウスボタン押下検出部124から
送出されるマウスボタン操作結果から、マウス11の左
ボタン111により項目についてクリック操作がなされ
たことを検出するもので、その検出結果はアプリケーシ
ョン起動処理部13のクリック操作項目検出部131に
送られる。
【0037】ここで、マウスカーソル表示データ格納部
128には表示画面上のポインティング位置を示すため
のマウスカーソル表示データを格納するもので、ドラッ
グアイコン表示データ格納部129は、マウス11の中
ボタン112を押し続けることによりドラッグする時に
ドラッグ経路に沿って表示するドラッグアイコン表示デ
ータを格納するものである。
【0038】上記マウスカーソル表示制御部127は、
X/Y座標検出部122から送出されるマウスカーソル
の表示座標を受け、マウスカーソル表示データ格納部1
28やドラッグアイコン表示データ格納部129に格納
されているマウスカーソル表示データやドラッグアイコ
ン表示データを読み出し、表示処理部14の表示駆動制
御部146に表示データを送出するものである。
【0039】アプリケーション起動処理部13におい
て、クリック操作項目検出部131は、X/Y座標検出
部122、クリック検出部126から送出されたマウス
操作のデータと、メニューやボタンの入力項目の表示座
標を記憶したウィンドウ表示状況記憶部15の記憶デー
タからクリックした時の入力項目を検出するもので、検
出された入力項目は処理判定部134に送られる。
【0040】メニュー指示検出部132は、図6及び図
7に示すフローに従って、X/Y座標検出部122、ド
ラッグ検出部125から送出されたマウス操作のデータ
と、ウィンドウ表示状況記憶部15の記憶データからク
リックした時の入力項目と処理ナンバーを検出するもの
で、検出された入力項目と処理ナンバーはドラッグ元/
ドロップ先項目格納部133に送られる。
【0041】ここで、ドラッグ及びドロップ操作が行わ
れた場合、ドラッグ元とドロップ先が異なる管制席の運
航票項目(FD、CD、GC、LCの同じ管制席)の時
は、運航票移管チェックデータ格納部33(移管方向チ
ェックデータ、移管データ整備チェックデータ)のデー
タの値によりチェックされ、禁止の移管方向の場合は、
操作を無視し、移管時の管制データが不足している場合
は、運航票データの移動処理を無効とし、ポップアップ
ウィンドウで不足データ項目を表示して管制官の確認入
力にて、操作前の表示に戻る。
【0042】ドラッグ元/ドロップ先項目格納部133
は、メニュー指示検出部132で検出したドラッグから
ドロップまでの一連のマウス操作におけるドラッグ操作
開始とドロップ操作でのメニュー項目と処理ナンバーを
記憶しておくもので、その項目は処理判定部134に送
られる。
【0043】処理判定部134は、クリック操作項目検
出部131またはメニュー指示検出部132からのマウ
ス操作の種類と操作項目により次の処理内容について判
別し、表示データ生成部16の受信メッージ表示データ
生成部163、送信データ生成部17、送信処理部1
8、運航票表示データ生成部164または運航管理情報
更新部19、推論処理部20のいずれかに制御を移すも
のである。
【0044】ウィンドウ表示状況記憶部15は、表示画
面上に表示中のウィンドウ及びコマンド指示ボタンやメ
ニュー表示バーなど、ウィンドウの各種表示部品の表示
座標、表示順位を格納するものである。
【0045】表示処理部14において、ウィンドウ表示
制御部143は、初期状態並びに処理判別部134から
のアプリケーションからの表示要求により、ウィンドウ
表示データ生成部145に対して、ウィンドウ枠表示デ
ータ格納部144からのウィンドウ枠やウィンドウ表示
内容記憶部142からの表示内容データを生成するよう
に制御し、また、表示するウィンドウ、および表示する
ウィンドウ内のコマンド指示ボタンやメニュー表示な
ど、ウィンドウの各種表示部品の表示項目の種類、表示
座標、表示順位をウィンドウ表示状況記憶部15に格納
する。
【0046】ウィンドウ表示データ生成部145は、ウ
ィンドウ表示制御部の要求により、ウィンドウ表示デー
タ格納部144、ならびにウィンドウ表示内容記憶部1
42のデータを読み込み、ウィンドウの表示データを生
成するものである。
【0047】表示駆動制御部146は、ウィンドウ表示
データ生成部145から送出されるウィンドウ表示デー
タ、並びにマウスカーソル表示制御部127からの送出
されるマウスカーソル表示データを元に、CRTなどの
表示装置24を駆動するものである。
【0048】表示データ生成部16において、送信表示
データ生成部161は、送信データ格納部25よりデー
タを読み出し、通信メッセージ表示領域に表示するデー
タを作成し、ウィンドウ表示データ書き込み部141に
表示データを送出するものである。
【0049】受信メッセージインデックスリスト表示デ
ータ生成部162は、受信メッセージデータ格納部30
から受信メッセージデータを読みとり、表示装置24に
表示する受信メッセージのインデックスデータ(送信
元、メッセージの先頭データなど)のリストを作成する
ものである。
【0050】受信メッセージ表示データ生成部163
は、受信メッセージインデックスリスト表示データ生成
部で作成され、表示装置24の受信メッセージリスト表
示領域(図11〜図14の9)に表示された項目データ
がクリックされた時に、クリック操作項目検出部131
を介して処理判別部134により起動され、受信メッセ
ージデータ格納部30からデータを読取り、図11〜図
14の受信メッセージリスト9のデータを通信メッセー
ジ表示領域8に表示する表示データを生成するものであ
る。
【0051】運航票表示データ生成部164は運航票管
理データ格納部38(381〜384)から図11〜図
14の2,3,4の運行票管理情報及び航空機に関する
情報(図11〜図14の2.1の1.3の出発/到着の
区別(D/A),1.4の便名)を表示するデータを作
成するものである。
【0052】空港地図表示データ生成部165は、運航
模擬部42の情報をもとに図11〜図14の空港地図情
報表示ウィンドウ1の表示例に示すように飛行場地図と
飛行機・車両の現在位置を航空機の形をしたアイコン等
を表示となるような表示データを作成するものである。
【0053】推論結果表示データ生成部166は推論処
理部20の処理結果を表示するための表示データを作成
するものである。ドラッグ表示データ生成部167は通
信処理部36を通じて送られてくる他席からの情報をド
ラッグ表示するための表示データを作成するものであ
る。
【0054】送信データ生成部17は、図11〜図14
の運航票表示データ群2のいずれかのデータ項目(2.
1,2.2,2.3)が送受先7.1〜7.2にドラッ
グ及びドロップ操作された情報(ドラッグ元、ドロップ
先)が処理判別部134から送出されるか、または、キ
ー入力により、キー入力データ検出部23から送信デー
タが送出されると送信データ格納部25に送信データを
格納するものである。
【0055】送信処理部18は、処理判別部134よ
り、送信開始ボタン(図11〜図14の8.2)のクリ
ック操作の伝達があると、図11〜図14において、送
受信先7の表示領域の中でドロップまたはクリックされ
た送信先(7.1〜7.3の航空機パイロット、ACC
またはIFR)へ送信データ格納部25のテキストデー
タを音声合成部34で音声合成出力しながら、通信メッ
セージ表示領域8に表示されたデータを送信するもので
ある。
【0056】21は、送信データの入力手段としてのキ
ーボードであり、表示装置24の通信メッセージ表示領
域にマウスカーソルを移動し、マウス11の左ボタン1
11をクリックして入力カーソル(CARET等)が表
示されると、キー入力されたデータは、キーボードI/
Oインターフェース22を介してキー入力データ検出部
23に入力され、送信データ格納部25などを介して、
通信メッセーシ表示領域にキー入力データが表示され
る。
【0057】26は、予め作成した運航票の計画データ
を記憶する運航票計画データ格納部である。27は、航
空機や車両操作者からの発話による要求や確認情報など
を入力する音声入力部で、音声入力データ格納部28に
音声データが格納される。
【0058】29は、音声入力部からの音声入力データ
を特定話者、または、不特定話者音声の方式により音声
認識を行い、テキストに変換する音声認識部で、ここで
得られたテキストデータは受信メッセージデータとして
受信メッセージデータ格納部30に格納される。
【0059】31は、ACC(航空交通管制部)やIF
R(計器飛行管制室の意味)から問い合わせに対する回
答メッセージをテキストの形態で受信するテキストメッ
セージ受信部で、ここで得られたテキストメッセージデ
ータは受信メッセージデータとして受信メッセージデー
タ格納部30に格納される。
【0060】32は、図11〜図14の通信メッセージ
表示領域8に表示する受信メッセージが音声入力の時
に、発話内容が格納されている音声入力データ格納部2
8のデータを読み出して再生出力する音声出力部であ
る。
【0061】35は、受信メッセージデータ格納部30
から受信メッセージデータを読み取り、タクシー経路、
滑走路の方向角度、高度情報などの運航情報を抽出し、
運航票管理情報更新部19へ送出するメッセージ解釈部
である。
【0062】運航票管理情報更新部19は、メッセージ
解釈部35でパイロットから管制官への運航要求の受信
データまたは、管制官からパイロットへの回答に対する
送信データ(音声,やテキスト)から抽出された管制情
報、並びにACCやIFRからの確認、変更指示内容に
応じて、現在管制対象となっている航空機の運航票管理
データ格納部38の内容を更新する。
【0063】サーバの運航票管理情報更新部19では、
航空機毎に発行された運航票の他の管制席への移管毎に
管理する管制席ナンバー(1:FD、2:CD、3:G
C、4:LC)を記録更新する。航空機管制位置格納部
46の管制位置(FD,CD,GC,LC)に対応した
運航票管理データ格納部381〜384のデータを更新
することで同時に一つの管制席から書き込みアクセスを
許すように管理される。
【0064】一方、クライアントでは、自席の運航票管
理データの更新については自己管理で行い、更新内容を
通信処理部36を介してサーバに送り、運航票管理デー
タ格納部38に格納する。他のクライアント管制席の運
航票管理インデックスデータはサーバからの更新データ
の受信により更新する。これによって、サーバ、クライ
アント全体のアクセス管理を行う。
【0065】また、運航票管理情報更新部19は、自管
制席の運航票データを更新する時には、図9に示すよう
に移管モードデータM(i)並びにストリップモードデ
ータS(i)(iは、コンピュータ番号)(以下、M
(i),S(i)をモードデータと称する)を更新し、
他の管制席に運航管理データとともにこれらのモードデ
ータも添付して通信処理部36を介して送信する。他の
管制席から運航管理データとモードデータを通信処理部
36を介して受信すると、運航票管理情報更新部19に
よって対応する運航票管理データと共にモードデータも
更新される。
【0066】更新されたモードデータはモードデータ格
納部43にモード別に格納され、必要に応じてメニュー
指示検出部132に送られる。また、すでに管制の管理
が完了した運航票管理データ格納部38の情報について
は、完了データ格納部44に格納される。
【0067】運航票管理情報更新部19は、移管の方向
や運航票のデータ項目の整備状況がメニュー指示検出部
でチェックされていることから、例えば、図13におい
て、2のGC運航票2.1から、LC運航票のインデッ
クス4.4にドラッグ及びドロップ操作をすると、図
2、図3において、GCの指定された運航票データ項目
の情報をGC運航票管理データ格納部383からLC運
航票管理データ格納部384に正常に複写を完了した
後、GC運航票管理データ格納部383から削除する。
【0068】37は、タイマー47を用いて、運航票計
画データ格納部26に登録されている航空機の出発時刻
の例えば30分前にFDの運航票管理データ格納部38
1に登録を行う定時間前運航データ登録部である。
【0069】38は、各管制席で管理される運行票管理
データを格納するもので、381はFD席で管理してい
る運航票管理データ格納部、382はCD席に移管され
た運航票管理データ格納部、383はGC席に移管され
た運航票管理データ格納部、384はLC席に移管され
た運航票管理データ格納部である。
【0070】39は、飛行場内の航空機及びトーイング
カーなどの車両の位置を衛星やレーダなどの位置検出セ
ンサ40により自動的に検出する航空機・車両位置検出
部である。
【0071】41は、空港の航空機や車両の駐機・駐
車、走行のルートや制約についての構造データを格納し
た空港地図モデルデータ格納部である。42は、運航票
管理情報更新部19及び空港地図モデルデータ格納部4
1のデータと航空機・車両位置検出部39の位置情報を
もとに運航状況を更新する運航模擬部である。
【0072】36は、他の管制席に運航管理データや航
空機・車両位置データなどを送信または他の管制席から
のデータを受信する通信制御処理部である。45は、推
論処理部20で必要な運航知識を格納する運航知識格納
部である。
【0073】ここで、上記アプリケーション起動処理部
13のメニュー指示検出部132の処理内容を図6及び
図7に示すフローチャートを参照して説明する。まず、
予めiにコンピュータ番号を設定し(ステップST
1)、Kcに自管制席ナンバー(0:管制席なし、1:
FD、2:CD、3:GC、4:LCとする)を登録し
ておく(ステップST2)。
【0074】続いて、ドラッグ開始を待ち(ステップS
T3)、ドラッグ開始があったとき(Y)は、ドラッグ
元が運航票管理データか判断する(ステップST4)。
運航票管理データでなければ無視し(N)、運航票管理
データであれば(Y)、Krにドラッグ元管制席ナンバ
ーを登録する(ステップST5)。
【0075】この時点で、ドラッグ元Kcが自管制席K
rである(Kc=Kr)かどうか判断し(ステップST
6)、Kc=Krでなければ無視し(N)、Kc=Kr
であれば(Y)、ドロップ操作を待つ(ステップST
7)。
【0076】ドロップ終了があれば(Y)、ドロップ先
が通信相手先か判断し(ステップST8)、通信相手先
ならば(Y)、図7のステップST23に移行する。通
信相手先でなければ(N)、ドロップ先が運航票管理デ
ータか否か判断する(ステップST9)。運航票管理デ
ータでなければ無視し(N)、運航票管理データならば
(Y)、Kdにドロップ先管制席ナンバーを登録する。
【0077】ここで、登録ナンバーKdが自管制席Kc
である(Kd=Kc)かどうか判断し(ステップST1
1)、Kd=Kcならば(Y)無視し、Kd=Kcなら
ば(N)、mに現在の移管モードデータM(i)を登録
し、sに現在のストリップモードS(i)を登録する
(ステップST12)。続いて、xにn番目の運航票移
管チェックデータ格納部33のデータ値を登録する(図
9(b)参照)(ステップST13)。
【0078】ここで、データ項目が揃っている(x=
m)か否か判断し(ステップST14)、x=mでなけ
れば(N)ステップST21に移行し、x=mならば
(Y)、yにm番目の運航票移管チェックデータ格納部
33のデータ値を登録する(図9(a)参照)(ステッ
プST15)。
【0079】次に、移管先が正しい(y=s)か否か判
断し(ステップST16)、y=sでなければ(N)無
視し、y=sであれば(Y)、処理ナンバーに移管処理
ナンバーを登録し(ステップST17)、ドラッグ元に
運航票のコンピュータ番号を登録し(ステップST1
8)、ドロップ先にKdを登録し(ステップST1
9)、ドラッグ元/ドロップ先項目格納部133へ処理
ナンバーを格納して(ステップST20)、処理を終了
する。
【0080】また、ステップST14において、x=m
でなかった場合(N)、ポップアップウィンドウを表示
して「データ項目の不足」を表示し(ステップST2
1)、確認操作を待ち(ステップST22)、確認があ
った場合にはステップST3に戻る。
【0081】一方、ステップST8において、ドロップ
先が通信相手先だった場合(Y)、ドロップ先がアシス
タントか否か判断し(ステップST23)、アシスタン
トでなければ(N)、処理ナンバーに送信処理ナンバー
を登録し(ステップST24)、ドラッグ先に送信先ナ
ンバーを登録する(ステップST25)。ここで、0は
送信先ナンバーなし、1はパイロット、2はACC、3
はIFRとする。さらに、ドラッグ元に運航票のコンピ
ュータ番号を登録してステップST20に進む。
【0082】また、ステップST23において、ドロッ
プ先がアシスタントの場合(Y)には、処理ナンバーに
推論処理ナンバーを登録してステップST26に進む。
ところで、この実施例では、通信はサーバ(FD)Aと
クライアント(CD,GC,LC)B1〜B3との間の
みで行うものとする。したがって、クライアントB1〜
B3同士の通信は必ずサーバAを介して行われる。サー
バAとクライアントB1〜B3での通信データの範囲は
以下のように異なる。そのデータ交換の様子を図8に示
し、データ移管の順序の一例を図9に示す。
【0083】サーバAは、全てのクライアントB1〜B
3の運航票管理情報を持つように制御が行われる。 (1) サーバからクライアントへの送信データ: ・移管するコンピュータ番号iの航空機の運航票の全デ
ータと移管/ストリップモード ・サーバとクライアントのいずれかで運航管理情報が変
更された時の、送信相手席以外の全運航票インデックス
データと移管/ストリップモード (2) クライアントからサーバへの送信データ: ・移管するコンピュータ番号iの航空機の運航票の全デ
ータと移管/ストリップモード ・自クライアントで運航管理情報が変更された時の、送
信相手席以外の全運航票インデータと移管/ストリップ
モード 複数の作業者が各人の計算機端末を介して情報のやりと
りや、確認、承認を行う事例として、電子メールシステ
ムや分散開発環境がある。
【0084】この発明において、管制官同士は、割り当
てられた計算機端末画面との対話を通じて、電子メール
と同様に通信を用いて、従来の運航票と同一の様式、ま
たは、目的や状況に応じた変更様式で運航票情報の移管
を行なう。従来の目視やレーダ画面とともに画面上の飛
行場の航空機の状況と運航に関する知識ベースから、管
制対象となっている航空機に対する次の運航指示候補を
推論し、自動的に計算機から管制官に提示することによ
り、管制官の判断に対する負荷を軽減することができ
る。
【0085】各管制官は、画面上において飛行場の航空
機の状況とともに他の管制官の処理状況を同一画面で参
照しながら、適当な運航票の移管先を指定し、移管を行
う。これにより従来からの管制官の作業を効率化するた
めの支援を行う。
【0086】パイロットや問い合わせ先からのメッセー
ジ、管制官の発話内容は、音声認識により、テキスト情
報に変換され、管制に必要な情報部分が自動的に識別さ
れる。これらの情報をもとに運航票の情報が管制官の確
認を経て、自動的に変更される。
【0087】他の管制官やパイロットへの情報のフィー
ドバックは、各管制の段階で確定された運航情報と通常
用いられる固定伝達メッセージを用いて、音声、テキス
ト表示の一方または両方の形態で行われる。
【0088】図10に運航票管理データの一例を示し、
図11〜図14に表示画面の一例を示して、運用手段に
ついて説明する。図11〜図14はこの発明における管
制対象席用の計算機端末画面の一実施例を示すタイリン
グ方式によるウィンドウ表示画面を示すもので、(a)
はFD席、(b)はCD席、(c)はGC席、(d)は
LC席での表示画面を示している。
【0089】図11〜図14において、1は、空港の上
空からみた外観と航空機の位置や状況を表示する空港面
情報表示ウィンドウである。1.1,1.2はそれぞれ
右方向、左方向の滑走路の方向角度(360°単位の値
の1/10)、1.3は滑走路への出口番号(W1〜W
7)、1.4はタクシー経路の曲がり角(P1〜P
7)、1.5は航空機が駐機するスポット番号(丸数
字)である。1番、2番、4番のスポットに便名YYY
566、XXX345、ABC211、ZZZ333が
駐機している状況を示す(図16では、ABC211は
P4でタクシー走行中である)。Dは出発機を示す。
【0090】2は対象となっている管制席の運航情報を
表示するウィンドウである。3は管制対象席に管制を移
管する元の管制席の運航票情報インデックスを表示する
ウィンドウである。4は管制を移管する先の管制席の運
航票情報インデックスを表示するウィンドウである。
【0091】図11〜図14に示す各管制席端末におい
て、管制対象席のウィンドウ2の、例えば2.1の便名
(ABC211)等の項目に図2、図3のマウス11の
マウス表示カーソル5を移動し、図2、図3のマウス中
ボタン112を押すと、移動用のドラッグ&ドロップ・
アイコン(以下、D&Dアイコンと称する)10がカー
ソル5と共に表示される。(図11〜図14では、マウ
スカーソル単独の場合(5)とD&Dアイコンの場合
(10の左上の航空機表示)とが便宜的に同一画面に示
されている。
【0092】中ボタン112を押したまま、移管先ウィ
ンドウの空き項目領域4.4にD&Dアイコンを移動し
て離すと、管制対象席の2.1の運航情報が移管先の管
制席に移管され、現管制対象席ウィンドウの2.1の運
航情報が消え、2.1に表示されていた運航票情報のイ
ンデックスが移管先ウィンドウの4.4に表示される。
【0093】尚、図11〜図14のD&Dアイコンは、
2.1の運航票の最初の便名などの情報が運航票情報全
体を示すものであるが、全ての運航票情報がD&D操作
に応じて動いてもよいし、他の図柄のアイコンやカーソ
ルを用いるようにしてもよい。
【0094】図11〜図14において、2.4、2.
5、2.6の滑走路の方向角度、スポット番号、承認伝
達時刻は、管制処理により決定され、書き込まれた情報
である。6は時刻、風向き、風力、気温、などの現在の
環境情報を表示する領域である。
【0095】7は送信や問い合わせをする相手先を指定
する領域である。図11〜図14の場合、送信相手とし
てパイロット7.1、ACC(航空交通管制部)または
IFR7.2と知識処理などの手段を用いたこの発明の
システムが提供するアシスタント7.3の3つの相手先
が用意されている。
【0096】8はアシスタントの回答メッセージや送信
メッセージ、受信メッセージを表示する領域である。9
はメッセージ受信時に、9.2にメッセージ送信元の相
手の役割をアイコンと相手先名で表示し、9.1に受信
メッセージの先頭情報を表示する領域である。
【0097】図13において、アシスタントについて
は、運航票2.1をドラッグして7.3のアシスタント
(Assistant )にドロップすると、GCでの管制で指示
する滑走路の方向角度とタクシー経路が推論処理部20
の知識処理により推論され、回答・通信メッセージ領域
8.1に表示される。
【0098】受信メッセージについては、受信メッセー
ジリスト表示領域9に表示されているインデックスリス
トを図13では9.1または9.2をマウス11でクリ
ックすると回答・通信メッセージ領域に受信メッセージ
全文(図13では8.1)が表示される。
【0099】具体的な処理の流れを図15を参照して説
明する。出発便ABC211に注目した各管制席での運
航票の表示と送受信メッセージを以下に示す。一般に
は、運航票管理情報をストリップと呼ぶ。
【0100】また、移管モードデータM(i)、ストリ
ップモードデータS(i)のこの発明でのセット値を以
下に併記する。ここで、iは運航票計画データのコンピ
ュータ番号を示す。「ABC211」ではi=0004
で、運航計画データ格納部26からFD席に転送された
段階での初期値はM(i)=0、S(i)=0である。 (1)FD席 ステップ1:出発予定時刻30分前に運航票計画データ
格納部26から転送されてくるABC211便のストリ
ップを図15(a)に示すように表示する。初期データ
項目が揃っていることが確認されたら、現在の移管段階
を示す移管モードデータM(i)を1に、ストリップの
データが揃っている段階を示すS(i)を1とする。
【0101】ステップ2:FD席からCD席への移管を
実行する。 (2)CD席 ステップ3:移管されたABC211便をストリップ表
示(同上)し、M(i)=2とする。
【0102】ステップ4:パイロットからFDへの音声
メッセージの受信内容を表示する(5 minutes before s
tart. destination Chitose, flight level 390, gate
4.)。
【0103】ステップ5:FDからパイロットへの音声
メッセージの送信内容を表示する(ABC211 clear to Ch
itose SNE5 <>SNE V11, flight level 390. )。 ステップ6:図15(b)に示すように、ストリップに
スポット番号4を表示する。
【0104】ステップ7:CD席からFD席へ運航票管
理情報を移管する。 (3)FD席 ステップ8:移管されたABC211便のストリップを
表示し(同上)、M(i)=3とする。
【0105】ステップ9:FDからACCへクリアラン
ス(離陸許可)を要求する。 ステップ10:ACCからクリアランスを受信表示する
(ABC211 is clearedto Chitose Airport. Flight plan
ned Route, Maintain Flight Level 370, Departure Fr
equency 126 decimal 0, Squawk 5301.)。
【0106】ステップ11:図15(c)に示すよう
に、ストリップに管制承認内容(例えば高度390を3
70に変更)を書き込む。図のようにデータ項目が揃っ
ている場合にはS(i)=4とする。
【0107】ステップ12:FD席からCD席へ運航票
管理情報を移管する。 (4)CD席 ステップ13:移管されたABC211便のストリップ
を表示し(同上)、M(i)=4とする。
【0108】ステップ14:パイロットからCDへの音
声メッセージの受信内容を表示する(Ready to start e
ngines. )。 ステップ15:CDからパイロットへの確認応答の音声
メッセージ送信内容を表示する。
【0109】ステップ16:CDからパイロットへの音
声メッセージの受信内容を表示する(Roger, Clear to
Chitose Airport, Flight planned Route, Maintain Fl
ightLevel 370, Departure Frequency 126 decimal 0,
Squawk 5031. )。
【0110】ステップ17:図15(d)に示すよう
に、ストリップに管制承認伝達時刻を表示する。図のよ
うにデータ項目が揃っている場合にはS(i)=4とす
る。 ステップ18:CD席からGC席へ運航票管理情報を移
管する。 (5)GC席 ステップ19:移管されたABC211便のストリップ
を表示し(同上)、M(i)=5とする。
【0111】ステップ20:パイロットからGCへの音
声メッセージの受信内容を表示する(Request Push bac
k Gate 4. )。 ステップ21:GCからパイロットへのメッセージ送信
内容を表示する(Pushback 指示)。
【0112】ステップ22:パイロットからGCへのメ
ッセージ受信内容を表示する(Request Taxi)。 ステップ23:システムのアシスタントにタクシー経路
について問い合わせる。
【0113】ステップ24:システムより推論結果を表
示する(Runway 17, taxi via P4,W2;滑走路「17」
を使用し、P4,W2のタクシー経路を使用せよ)。 ステップ25:GCからパイロットへ推論結果をパイロ
ットへ通知する。
【0114】ステップ26:図15(e)に示すよう
に、ストリップに滑走路の方向角度の値「17」を追加
表示する。図のようにデータ項目が揃っている場合に
は、S(i)=5とする。
【0115】ステップ27:GC席からLC席へ運航票
管理情報を移管する。 (6)LC席 ステップ28:移管されたABC211便のストリップ
を表示し(同上)、M(i)=6とする。
【0116】ステップ29:パイロットからLCへの音
声メッセージの受信内容を表示する(Ready for Take o
ff. )。 ステップ30:LCからパイロットへの応答メッセージ
送信内容を表示する(Taxi into position and hol
d.)。
【0117】ステップ31:LCからIFRへ離陸許可
を要求する。 ステップ32:IFRからLCへの離陸許可受信内容を
表示する(ABC211 isapproved. )。
【0118】ステップ33:LCからパイロットへの離
陸許可通知内容を表示する(Roger.Cleared for Take o
ff.)。 ステップ34:図15(f)に示すように、ストリップ
に離陸時刻が表示される。図のようにデータ項目が揃っ
ている場合は、S(i)=6とする。
【0119】ステップ35:LC席からFD席へ運航票
管理情報を移管する。 (7)FD席 ステップ36:移管されたABC211便のストリップ
を表示し(同上)、M(i)=7とする。
【0120】ステップ37:ストリップデータを完了ボ
ックスへD&D操作で移行させ、S(i)=7とする。 ステップ38:ABC211便のストリップをFD席の
表示から消去させる。
【0121】上記の処理の流れに沿って、実施例の動作
を以下に説明する。この発明では、図1のサーバ、クラ
イアントの順に計算機システムの電源が投入されるなど
の方法でシステムの起動が行われると、ウィンドウ表示
制御部143に制御が移り、ウィンドウ表示内容記憶部
142に記憶している初期画面(図11〜図14の各ウ
ィンドウの運航票データ、航空機などを除いた固定的な
表示画面)が表示される。
【0122】サーバでは、さらにウィンドウ表示制御部
143により定時間前運航票データ登録部37が起動さ
れ、図10に示すデータフォーマットの運航票計画デー
タのインデックス情報(この実施例では航空機の便名)
が初期画面以外に図11の3(Planned list)に3.1
〜3.3のように表示される。
【0123】以下、上述の処理の流れに対応させて説明
する。 (ステップ1)サーバの定時間前運航票データ登録部3
7では、運航票計画データ格納部26のデータのうち、
タイマー47からの現在時間情報と運航票管理データの
出発予定時刻(図10(6))を元に30分前またはそ
れ以降の航空機の運航票データを読み込み、FDの運航
票管理データ格納部381に書き込む。
【0124】以下、図11〜図14の画面を想定した上
で、処理の流れに沿った順番でサーバ(FD)からクラ
イアント(CD,GC,LC)に運航票が移管されてい
く過程を説明する。
【0125】まず、図11に示すように、30分前の運
航票データとして、2.1〜2.3のデータが定時間前
運航票データ登録部37によりFDに登録され、プラン
リスト(Planned list)の3.1〜3.3に表示したデ
ータが運航票計画データ格納部26に登録され、また
4.1〜4.3のCD表示データがCD運航票管理デー
タ格納部382に登録されている状況を想定する。
【0126】この時点で、FD,CDのデータは、通信
処理部36を介してCDクライアントに送られる。CD
クライアントでは、運航票管理データ格納部38のFD
381にインデックス情報を書き込み、CD382に移
管されたCDの全情報を書き込んで、図12に従った形
式で運航票管理情報を表示する。GCやLCクライアン
トでも、同様な通信処理により、他の管制席のインデッ
クス情報を運航票管理データ格納部38に書き込み、図
13、図14に従った形式で運航票管理情報を表示す
る。
【0127】また、図11の空港地図情報表示ウィンド
ウ1への航空機並びに車両の位置を含んだレイアウト情
報は、航空機・車両位置検出部39からの情報を受け
て、運航模擬部42が表示データ生成部14の空港地図
表示データ生成部165へタイマー47からの時間情報
をもとに一定時間毎(たとえば、10秒毎)に送信し、
表示処理部14を介して表示される。これらの位置情報
は、サーバの図2の通信処理部36から一定時間毎にク
ライアント(CD,GC,LC)の図3の通信処理部3
6へ送られ、運航票管理情報更新部19から運航模擬部
42に便名等の情報と共に位置情報が伝達され、空港地
図表示データ生成部165を介して、画面に自動的に反
映される。
【0128】M(i),S(i)の推移は、処理の流れ
で示した通りである。以下、最初の移管操作を除き、モ
ードデータM(i)、S(i)の設定動作説明を省略す
る。ABC211便のi=0004であるので、この便
のモードデータをそれぞれ、M(4),S(4)で表記
する。
【0129】最初にサーバ(FD)での動作を説明す
る。図10の(1)〜(11)の項目が全て入力されて
いることをチェックすると、M(4),S(4)をそれ
ぞれ1に設定する。 (ステップ2)図11の2.1がドラッグされて4.4
にドロップされると、マウス入力処理部12からドラッ
グ元、ドロップ先のメニュー表示項目がアプリケーショ
ン起動処理部13のメニュー指示検出部132に伝えら
れる。メニュー指示検出部132では、運航票移管チェ
ックデータ格納部33のデータに従い、移管モードデー
タM(4)、ストリップモードデータS(4)の値を、
運航票移管チェックデータ格納部33に格納されている
チェックフローに従ってチェックする。フローに従った
チェックで許容されない移管があった場合は、ドラッグ
・ドロップ操作は無視されて、以下の処理は行われな
い。
【0130】移管元がFDの自管制席であり、M(4)
=1であるので、図9(b)のM(4)の値「1」に対
応した値「1」が現在のS(4)の値と一致しているこ
と、また、図9(a)のM(4)の値「1」に対応した
値「2」が移管操作先の管制席ナンバーの値「2」と一
致していることから、移管操作が許可され、移管処理が
行われる。
【0131】ドラッグ&ドロップ操作が許容されるか無
視されるかにかかわらず、ドラッグ検出部125がその
操作終了をマウスカーソル表示制御部127に伝え、D
&Dアイコンの表示はメニュー指示検出部132からの
マウスカーソル表示制御部127への伝達により画面か
ら消える。
【0132】移管先の管制席ナンバーと現在の運航票管
理データが揃っていることが確認され、移管操作が認め
られると、ドラック元とドラッグ先のメニュー項目がド
ラッグ元/ドロップ先項目格納部133に格納され、こ
の情報が処理判別部134を経て運航票管理情報更新部
19に伝えられる。
【0133】次に、FDサーバとCDクライアントでの
移管処理動作を説明する。FDサーバの運航票管理情報
更新部19は、通信処理部36を介してCDのクライア
ントの管制席にコンピュータ番号=0004のABC2
11便のFDデータ内容をモードデータと共にCDへの
移管を送信する。CDクライアントでは、通信処理部3
6を介してこれを受信し、運航票管理情報更新部19が
CDの運航票管理データ格納部382に書き込み、FD
のABC211便のインデックスデータを消去する。
【0134】この処理を完了すると、移管モードデータ
M(4)を2に更新し、通信処理部36を介して、サー
バに更新されたモードデータと書き込み更新の正常終了
を伝える。 (ステップ3)CDクライアントでは、表示データ生成
部16の運航票表示データ生成部164に、図9(B)
の2.1のCDデータ表示の要求を行うと共に、3に表
示されていたFDインデックスデータの表示を消去す
る。
【0135】尚、図12では、移管の結果のみが表示さ
れており、移管元のFDインデックスの表示がない。ま
た、CDの表示も、移管直後ではなく、2.2並びに
2.3が登録された後の表示画面を示している。
【0136】CDクライアントからの更新されたモード
データと書き込み更新の正常終了を通信処理部36を介
して受信したFDサーバでは、運航票管理情報更新部1
9がFD運航票管理データ格納部38のコンピュータ番
号=0004のABC211便のFDデータ内容をCD
運航票管理データ格納部382に書き込み、FD運航票
管理データ格納部381のFDデータを消去し、受信し
たデータに従ってモードデータを更新すると共に、表示
データ生成部16が図11の2.1に表示されていたF
Dデータの表示を消去し、CDインデックス表示領域の
4.4を表示する。
【0137】さらに、FDサーバでは、GC、LCクラ
イアントに対し、通信処理部36を介して、コンピュー
タ番号=0004のABC211便のFDからCDへの
移管完了、並びにインデックスデータとモードデータを
送信する。サーバから更新されたモードデータとFDか
らCDへの移管完了を受信すると、GC、LCの各クラ
イアントは、受信した運航票管理情報更新部19が運航
票管理データ格納部38のコンピュータ番号=0004
のABC211便の移管データ内容をCDに書き込み、
FDデータを消去して受信したデータに従ってモードデ
ータを更新する。GCクライアントでは、表示データ生
成部16を介して図13のCDインデックスに移管され
た情報が表示される。
【0138】以下に、上記の移管処理過程が移管先でビ
ジュアルに見える場合の動作を説明する。サーバで、マ
ウス中ボタン112でのFD運航票(図11の2)から
のドラッグを検出し、FD表示領域のCD領域に近い隣
接した一定範囲の領域(例えば、1/4の領域)に入っ
たことを検出すると、通信処理部36を介して、CDク
ライアントにFDからCD領域へのドラッグ開始とマウ
ス座標を送信する。
【0139】受信したCDクライアントでは、通信処理
部36から表示データ生成部16に受信情報が伝達さ
れ、ドラッグ表示データ生成部167において、ドラッ
グ状況を図16の10に示すビジュアル表示の形態(こ
れを「移管アイコン」と呼ぶ)で図12のFDインデッ
クス表示領域3にサーバ側のFD表示領域のCD領域に
近い隣接した一定範囲の領域(例えば、1/4の領域)
を縦・横の方向に比例配分によるマッピングによる表示
位置を計算して表示する。
【0140】サーバでドラッグがCDインデックス表示
領域4に移行すると、同様に通信処理部36を介してC
Dクライアントに伝達され、ドラッグ表示データ生成部
167において、CDクライアントの図12のCD運航
票表示領域に移管アイコンを移し、画面横方向について
は、対応した情報位置(ABC211等の便名表示領域
の位置)にマッピングして移管アイコンを表示する。ド
ロップ操作以降の処理は上記と同様である。
【0141】続いて、次ステップにおけるCDクライア
ントでの動作を説明する。 (ステップ4)図3の音声入力部27を介してABC2
11便のパイロットから音声「5 minutes before star
t. Destination Chitose, flight level 390. gate4」
を受信する。この受信音声は、音声入力データ格納部2
8に記憶され、音声認識部29により単語単位にスペー
スで区切られたテキストに変換され、受信メッセージデ
ータ格納部30に記憶され、受信内容を表示データ生成
部16の受信メッセージインデックスリスト表示データ
生成部162に受信データインデックスリスト表示作成
要求を行う。
【0142】受信メッセージインデックスリスト表示デ
ータ生成部162では、受信メッセージデータ格納部3
0の受信データを読み出し、図11の9に受信メッセー
ジの先頭部を送信元と共に表示する。
【0143】ここで、図3のマウスの左ボタン111で
図12の9.1または9.2がクリックされると、マウ
ス入力処理部12、アブリケーション起動処理部13を
介して、相手先9.1の受信データインデックス項目が
指定されたことを判別し、受信メッセージデータ生成部
163が起動され、受信メッセージデータ格納部30の
データを図12の回答・通信メッセージ表示領域8.1
に表示する。 (ステップ5)パイロットからの音声に対するCD管制
官の音声応答「ABC211 clear to Chitose SNE5 <>SNE V
11, flight level 390」が音声入力部27を介して入力
されると、同様に音声入力データ格納部28に記憶さ
れ、音声認識部29により単語単位にスペースで区切ら
れたテキストに変換され、受信メッセージデータ格納部
30に記憶される。 (ステップ6)パイロットから音声を認識したのテキス
トをテキストA、CD管制官の応答音声を認識したテキ
ストをテキストBと呼ぶ。メッセージ解釈部35では、
それぞれ以下のような単位で意味のある情報として解釈
される。
【0144】テキストA: (1)5 minutes before start. (エンジンスタート5分
前のパイロットからの管制要求) (2)Destination Chitose, (行き先が千歳) (3)flight level 390.(高度3900フィート) (4)gate4(駐機スポットNO.が4番) テキストB: (1)ABC211 (管制承認対象の便名) (2)clear to Chitose (目的地千歳までの管制) (3)SNE5 <>SNE V11,(経路情報) (4)flight level 390 (高度3900フィート) テキストAに対するテキストBの応答結果が上記の解釈
結果として運航票管理情報更新部19に送られる。運航
票管理情報更新部19では、テキストA,Bの内容と運
航票管理データ格納部CD382との対応づけから、現
在CD対象になっている図12の2.1の運航票情報に
ついての音声応答情報であることを識別し、現在、運航
票管理データ格納部CD382に登録されていない、テ
キストA(4) のスポット番号が追加情報として識別さ
れ、CD運航票管理データ格納部382に記憶され、ス
トリップモードデータS(4)が2に更新され、表示デ
ータ生成部16を介して、図12の2.1のスポット番
号2.5として「4」が表示される。
【0145】同時に、通信処理部36を介して、スポッ
ト番号の付加されたABC211便の運航票データとモ
ードデータがサーバに送られる。続いて、サーバ(F
D)、他のクライアントでの動作を説明する。
【0146】サーバでは、図2の通信処理部36を介し
てスポット番号の付加されたABC211便の運航票デ
ールタとモードデータを受信すると、運航票管理情報更
新部19にデータが送られ、CDの運航票管理データ格
納部382とモードデータ43を更新する。
【0147】さらに、サーバではGC,LCのクライア
ントに対して、モードデータの送信を通信処理部36を
介して行い、GC,LCクライアントは、自管制席のモ
ードデータを更新する。 (ステップ7)ステップ2と逆の方向で同様の動作に
て、CD席からFD席への運航票情報の移管処理を行
う。
【0148】続くサーバ(FD)での動作を説明する。 (ステップ8)ステップ3と同様の動作にて、移管され
たABC211便のストリップ表示を行う。 (ステップ9)マウスカーソルが図11の2.1のAB
C211便のところで図2マウス中ボタン112を押し
ながら送信相手先の7.2のACCまでドラッグしてド
ロップすると、マウス入力処理部12からアプリケーシ
ョン起動処理部13のメニユー指示検出部132が運航
票データの送信と判断し、ドラッグ元としてABC21
1のデータを、ドロップ先としてACCをドラッグ元/
ドロップ先項目格納部133に記憶する。
【0149】処理判別部134は、運航票管理データ格
納部38のFD381よりABC211便の運航票デー
タを読み込んで送信データ生成部17に送り、送信デー
タを送信データ格納部25に格納する。格納された送信
データは、表示データ生成部16の送信表示データ生成
部161で表示データが生成され、表示処理部14を介
して、図11の回答・通信メッセージ表示領域8.1に
表示する。
【0150】ここで送信開始ボタン8.2が図2のマウ
ス左ボタン111でクリックされると、クリックの座標
情報がマウス入力処理部12のクリック検出部126を
介してアプリケーション起動処理部13のクリック項目
検出部に送られ、送信開始ボタンがクリックされたこと
を処理判別部134に送る。
【0151】処理判別部134では、送信データ生成部
17に、送信元・送信先情報を送出した直後の送信開始
指示であることをチェックし、送信処理部18に送信開
始の起動を行う。送信処理部18は、送信データ格納部
25に格納されたデータを指定されたACCにデータ伝
送を行う。 (ステップ10)テキストメッセージ受信部31を介し
て、ACCから回答メッセージ「ABC211is cleared to
Chitose Airport, Flight planned Route, Maintain Fl
ight Level 370, Departure Frequency 126 decimal 0,
Squawk5301 」を受信すると、受信メッセージを受信メ
ッセージデータ格納部30に格納すると共に、受信内容
を表示データ生成部16の受信メッセージインデックス
リスト表示データ生成部162に受信データインデック
スリスト表示作成要求を行う。
【0152】受信メッセージインデックスリスト表示デ
ータ生成部162では、受信メッセージデータ格納部3
0の受信データを読み出し、図11の9.1に受信メッ
セージの先頭部を9.2の送信元と共に表示する。図1
1の9.1と9.2は、受信メッセージの先頭部と送信
元を表示した一例を示す。
【0153】ここで、図2のマウスの左ボタン111で
図11の9.1または、9.2がクリックされると、マ
ウス入力処理部12、アプリケーション起動処理部13
を介して、送信元9.1からの受信データインデックス
項目が指定されたことを判別し、受信メッセージデータ
生成部163が起動され、受信メッセージデータ格納部
30のデータを図11の回答・通信メッセージ表示領域
8.1に表示する。図11の8.1は、受信メッセージ
データの一表示例である。 (ステップ11)ACCからの受信メッセージが図11
の8.1に表示されると、受信メッセージデータ格納部
30のデータがステップ6と同様の方法で解釈され、A
CCへの送信内容である高度390が高度370に変更
になっていることを運行管理情報更新部19で検出し、
変更内容をFDの運航票管理データ格納部381に書き
込むとともに、表示データ生成部16の運航票表示デー
タ生成部164に対して、管制承認内容をABC211
便の運航票表示図11の2.1の2.1.1に高度情報
の変更情報「FPR M370」を網かけ表示する。この時、運
行管理情報更新部19は、ストリップモードS(4)を
3に更新する。 (ステップ12)ステップ2と同様の動作にて、FD席
からCD席への運航票情報の移管処理を行う。
【0154】続くクライアント(CD)での動作を説明
する。 (ステップ13)ステップ3と同様の動作にて、移管さ
れたABC211便のストリップ表示を行う。 (ステップ14)ステップ4と同様の動作にて、パイロ
ットから「Ready to start engines」の音声メッセージ
を受信する。 (ステップ15,16)音声で、CDからパイロットに
ステップ5と同様の動作にて確認応答メッセージと管制
承認の音声メッセージ「Roger, Clear to Chitose Airp
ort, Flight planned Route, Maintain Flight Level 3
70, Departure Frequency 126 decimal0, Squawk 503
1」が伝達される。 (ステップ17)現在時刻がタイマー47から読み出さ
れ、分単位部分の時刻がステップ6と同様の動作にて、
図12の2.6の管制伝達承認時刻に表示され、CD運
航票管理データ格納部382に記録される。 (ステップ18)ステップ2と同様の動作にて、CD席
からGC席への運航票情報の移管処理を行う。
【0155】続くクライアント(GC)での動作を説明
する。 (ステップ19)ステップ3と同様の動作にて、移管さ
れたABC211便のストリップ表示を行う。 (ステップ20)ステップ4と同様の動作にて、パイロ
ットから「Request Push back Gate 4」の音声メッセー
ジを受信する。図13の9.1,9.2に受信メッセー
ジの先頭部分と送信元の表示例を示す。 (ステップ21)音声で、CDからパイロットにステッ
プ5と同様の動作にて確認応答メッセージを伝達する。 (ステップ22)ステップ4と同様の動作にて、パイロ
ットから「Request Taxi」の音声メッセージを受信す
る。 (ステップ23)マウスカーソルが図13の2.1のA
BC211便のところで図3のマウス中ボタン112を
押しながら送信相手先の7.3のAssistant までドラッ
グしてドロップすると、マウス入力処理部12からアプ
リケーション起動処理部13のメニユー指示検出部13
2がシステム支援処理のアシスタント要求と判断し、ド
ラッグ元のABC211のデータと、ドロップ先のAssi
stant をドラッグ元/ドロップ先項目格納部133に記
憶する。
【0156】処理判別部134は、ABC211便のタ
クシー経路についての推論要求を推論処理部20に対し
て行う。 (ステップ24)推論処理部20は、要求のあったAB
C211便の運航票データをGC運航票管理データ格納
部383から読み取り、さらに、運航模擬部42から送
られた現在の航空機や車両の位置並びに空港地図モデル
データの情報と他の航空機の運航状況に応じたタクシー
方法に関する知識が格納された運航知識格納部45の知
識データをもとに推論し、推論結果である「Runway 17,
taxi via P4,W2 」を表示データ生成部16の推論結果
表示データ生成部166に送り、表示処理部14を介し
て、図13の回答・通信メッセージ表示領域8.1に表
示する。 (ステップ25)ここで図13の相手先7.1(パイロ
ット)がマウス左ボタン111でをクリックされ、更に
送信開始ボタン8.2が左ボタン111でクリックされ
ると、クリックの座標情報がマウス入力処理部12のク
リック検出部126を介してアプリケーション起動処理
部13のクリック項目検出部に送られ、送信開始ボタン
がクリックされたことを処理判別部134に送る。
【0157】処理判別部134では、送信データ生成部
17に推論結果を送り、送信処理部18にパイロットへ
の音声送信開始の起動を行う。送信処理部18は、送信
データ格納部25に格納されたデータを音声合成部34
に送り、音声に変換してパイロットに推論結果を伝達す
る。 (ステップ26)ステップ6と同様の動作にて、推論結
果から図13の2.4の滑走路の方向角度が表示され、
GC運航票管理データ格納部に記録される。 (ステップ27)ステップ2と同様の動作にて、GC席
からLC席への運航票情報の移管処理を行う。
【0158】続くクライアント(LC)での動作を説明
する。 (ステップ28)ステップ3と同様の動作にて、移管さ
れたABC211便のストリップ表示を行う。 (ステップ29)ステップ4と同様の動作にて、パイロ
ットから「Ready for Take off」の音声メッセージを受
信する。 (ステップ30)音声で、LCからパイロットにステッ
プ5と同様の動作にて音声での応答メッセージ「Taxi i
nto position and hold 」が伝達される。 (ステップ31)マウスカーソルが図14の2.1のA
BC211便のところで図3マウス中ボタン112を押
しながら送信相手先の7.2のIFRまでドラッグして
ドロップすると、マウス入力処理部12からアプリケー
ション起動処理部13のメニユー指示検出部132が運
航票データの送信と判断し、ドラッグ元のABC211
のデータと、ドロップ先のIFRをドラッグ元/ドロッ
プ先項目格納部133に記憶する。
【0159】処理判別部134は、ABC211便の運
航票データを送信データ生成部17に送り、送信データ
を送信データ格納部25に格納する。格納された送信デ
ータは、表示データ生成部16の送信表示データ生成部
161で表示データが生成され、表示処理部14を介し
て、図14の回答・通信メッセージ表示領域8.1に表
示する。
【0160】ここで送信開始ボタン8.2が図3のマウ
ス左ボタン111でクリックされると、クリックの座標
情報がマウス入力処理部12のクリック検出部126を
介してアプリケーション起動処理部13のクリック項目
検出部に送られ、送信開始ボタン8.2がクリックされ
たことを処理判別部134に送る。
【0161】処理判別部134では、送信データ生成部
17に、送信先、送信データを設定した直後の送信開始
指示であることをチェックし、送信処理部18に送信開
始の起動を行う。送信処理部18は、送信データ格納部
25に格納されたデータを指定されたIFRにデータ伝
送を行う。 (ステップ32)テキストメッセージ受信部31を介し
て、IFRから離陸許可の回答メッセージ「ABC211 is
approved」を受信すると、受信メッセージを受信メッセ
ージデータ格納部30に格納するとともに、受信内容を
表示データ生成部16の受信メッセージインデックスリ
スト表示データ生成部162に受信データインデックス
リスト表示作成要求を行う。
【0162】受信メッセージインデックスリスト表示デ
ータ生成部162では、受信メッセージデータ格納部3
0の受信データを読みだし、図14の9.1に受信メッ
セージの先頭部を9.2の送信元と共に表示する。
【0163】ここで、図2のマウスの左ボタン111で
図14の9.1または9.2がクリックされると、マウ
ス入力処理部12、アブリケーション起動処理部13を
介して、受信データインデックス項目9.1が指定され
たことを判別し、受信メッセージデータ生成部163が
起動され、受信メッセージデータ格納部30のデータを
図14の回答・通信メッセージ表示領域8.1に表示す
る。図14の8.1は、受信メッセージデータの一表示
例である。 (ステップ33)音声で、LCからパイロットにステッ
プ5と同様の動作にて音声での応答メッセージ「Roger,
Cleared for Take off 」が伝達される。 (ステップ34)航空機・車両位置検出部39からの情
報を受けた運航模擬部42からの離陸時間情報を運航管
理票データ更新部が受け取ると、ステップ6のスポット
番号と同様の動作にて、離陸時刻の分単位情報を図14
の2.2の離陸時刻に表示し、LC運航票管理データ格
納部に記録される。 (ステップ35)ステップ2と同様の動作にて、LC席
からFD席への運航票情報の移管処理を行う。
【0164】続くサーバ(FD)での動作を説明する。 (ステップ36)ステップ3と同様の動作にて、移管さ
れたABC211便のストリップ表示を行う。この時、
ストリップは、離陸が完了したデータとして識別するた
めに反転表示される。 (ステップ37,38)反転表示されたABC211便
のデータが図11の3のPlanned listの下部に表示され
た完了ボックス11にドラッグ&ドロップされたことを
マウス入力処理部12及びアプリケーション起動処理部
13を介してステップ6と同様の動作手順で検出する
と、運航票管理情報更新部19は、この情報を完了デー
タ格納部44に移行し、ABC211便のストリップ表
示がFD席から消える。
【0165】したがって、上記実施例の構成によれば、
以上の処理を行うことにより、管制官の状況把握や判
断、並びに操作や関係者へのフィードバックにおける負
荷を軽減し、より的確で迅速な指示ができ、さらにはパ
イロットと管制官との意思疎通を音声のみならず、視覚
的に伝達することもできる。
【0166】以下、この発明に係る他の実施例について
説明する。図17は、この発明の運航票管理情報の表示
形態の他の実施例で、ファイルフォルダ形式で表示した
例を示すものである。この表示形式では、全ての情報を
表示できないことから、管制対象席のウィンドウで2.
1、2.2の注目する運航票以外の2.3〜2.6は、
タグとして最初の位置列目を表示している。GCについ
ては、タグをクリックすることにより、指定された運航
票の全ての情報が見れる。
【0167】図18は、この発明の運航票管理情報の表
示形態の他の実施例として、重なりを許すウィンドウ表
示画面を示しており、360度管制において、2人のG
Cを有する管制システムにおける一方のGC用の計算機
端末を示す。
【0168】図18において、1は対象となっているG
Cの運航情報を表示するウィンドウである。2はもう一
方のGCの運航情報インデックスを表示するウィンドウ
である。3はGCが管制を移管される元の管制席である
CDの運航情報インデックスを表示するウィンドウであ
る。4は管制を移管する先の管制席であるLCの運航情
報インデックスを表示するウィンドウである。
【0169】このGC端末では、CGウィンドウの例え
ば1.1の便名等の項目にマウス1のマウス表示カーソ
ル5を移動し、図3のマウス中ボタン112を押すと、
移動用のD&Dアイコン6がカーソル位置に表示され
る。
【0170】中ボタン112を押したまま、LCウィン
ドウの4.4の空き項目にD&Dアイコン6を移動して
離すと、GCの1.1の運航情報がLCに移管され、G
Cウィンドウの1.1の運航情報が消え、LCウィンド
ウの4.4に1.1に表示されていた運航情報のインデ
ックスが表示される。
【0171】その他、上記実施例では、移管された運航
票管理情報は、移管情報の整備や移管先のチェックがな
され、移管元の管制官の判断と操作のみで自動的に移管
されるようになっているが、移管先の確認操作を介して
既存の運航票管理情報に追加する手段を有するようにし
てもよい。この時、移管先の管制官が受け入れを許諾す
る以外に拒否または保留するなどを選択する手段を有し
てもよいものとする。
【0172】拒否が選択された場合は、移管元に管制情
報が残ったままとなり、移管前の状態に戻る。保留を選
択した場合は、移管先または移管もとに別の管理形態で
保存され、移管元または移管先の新たな操作ができるも
のとする。この時、移管元では、他の管制席への移管へ
の切り替え操作または移管受付要請、問い合わせなどの
移管先へのアクションを行える手段を有してもよい。移
管先では、保留を選択した移管情報を随時、受け入れ、
拒否、保留継続などの対応を行える手段を有してもよ
い。さらに、移管追加する運航票の位置を指定する手段
を有してもよいものとする。
【0173】上記実施例では、移管された運航票管理情
報は、移管情報の整備や移管先のチェックがなされ、管
制データが不足している場合は不足データ項目を表示
し、確認操作にて操作前の表示に戻るとしているが、不
足データを表示して確認操作により移管処理を行うよう
にしてもよいし、確認操作無しで移管処理を行い、項目
が不足している旨を識別できるように、表示された運航
票に表示するようにしてもよい。この時、確認操作を行
う場合は、上記と同様に、移管先で受け入れを許諾する
以外に拒否または、保留するなどを選択する手段を有し
てもよいものとする。
【0174】上記実施例では、管制対象とする各運航票
のストリップを表示できる範囲の数だけ画面に表示し、
他の運航票はスクロールにて表示できるようにしている
が、運航票管理情報の一部または全部をインデックス情
報として表示する手段とインデックスから運航票情報を
指定する手段を有するようにしてもよい。この時、イン
デックス情報も、表示しきれない場合はスクロールで残
りのインデックス情報を見る手段を有してもよいものと
する。
【0175】上記実施例では、移管元、該当管制席、移
管先を管理する運航票情報のリストメニューまたはイン
デックスで表示したが、これらの一部を個別の運航情報
の集合としてではなく、移管元管制席、該当管制席、移
管先管制席としてアイコンや図形として表示し、管理情
報の移管先をこのアイコンや図形を指定することで当該
運航票管理情報リストからの移管を行う手段を有しても
よい。
【0176】この時、アイコンや図形として表示された
管制席の運航票管理情報の内容をアイコンや図形をポイ
ンティングデバイスでクリックするなどの操作により表
示する手段を有することにより、内容を参照したり、上
記実施例と同様にドラッグ&ドロップ操作による移管操
作が行えるようにしてもよい。
【0177】上記実施例では、ドラッグ&ドロップ操作
による移管処理を行っていたが、該当管理対象の運航票
情報と移管先の運航票情報を個別にクリックするなどの
移管元、移管先を指定する手段であってもよい。また、
移管先が特定される場合は、移管先の指定が省略されて
もよい。
【0178】上記実施例では、運航票管理情報を移管す
る場合、移管先の管制席において、管理情報を移管元管
制席から移管先管制席へ移動する操作プロセスをビジュ
アルに明示する手段として、航空機の便名をアイコンと
して表示していたが、移管操作が自管制席に対して行わ
れていることを明示できる表示形態なら何でもよいもの
とする。
【0179】上記実施例では、移管情報並びに移管先の
指定や運航票管理情報の移動をマウス操作で行っていた
が、これはタッチパネル、トラックボール、ペンインタ
フェースなどのポインティングデバイスとして利用でき
る手段であるなら何でもよいものとする。また、キーボ
ードのカーソル移動などの方法が併用されてもよいもの
とする。
【0180】上記実施例では、ポインティングデバイス
による移動経路指定を行う際に、ドラッグアイコンとし
て運航票情報の先頭情報を用いていたが、これを移管対
象とする運航票管理情報の全部または一部の情報や移管
を表す象徴的なアイコンや図形、文字情報や記号情報で
もよいものとする。
【0181】上記実施例では、送信情報が送信先にドラ
ッグ&ドロップされ、送信データが通信メッセージ表示
領域に表示されたタイミングで送信開始指示の指示入力
項目が表示され、送信開始の指示を入力することにより
送信が開始されるようにしたが、送信情報が送信先にド
ラッグ&ドロップされたタイミングや通信メッセージ表
示領域に表示されたタイミングで送信が開始されるよう
にしてもよい。さらに、この時、送信してよいかを確認
する手段を介して送信が開始または中止ないしは保留さ
れる手段を有してもよいものとする。
【0182】上記実施例では、送信中ないしは受信中で
あることを明示する動作を行わなかったが、運航票管理
情報やテキストメッセージを移管中、または送信中、ま
たは受信中であることを視覚的に識別・明示する手段を
有することにより、利用者に現在の通信状態を把握しや
すいように表示できる表示手段を有してもよいものとす
る。
【0183】上記実施例では、管制席とパイロットとは
発和による音声を用いて、ACCやIFRとはテキスト
情報の通信にて情報のやり取りが行われたが、各管制席
同士の伝達を含めて、一部または全部の情報の伝達が発
話音声、音声合成、テキスト通信、マルチメディア通信
のいずれによって行われてもよいものとする。
【0184】上記実施例では、受信メッセージの送信先
と受信メッセージの先頭データをインデックス情報とし
て表示したが、受信メッセージを表すタイトルや受信メ
ッセージ解釈結果からキーとなる情報をインデックスと
して表示してもよい。
【0185】上記実施例では、送信メッセージ表示領
域、受信メッセージ表示領域、送信メッセージ入力領域
が同一の表示領域を用いたが、これらの全てまたは一部
が別の領域にあってもよい。
【0186】上記実施例では、管制官が直接、発話によ
って航空機パイロットへ指示の伝達や応答を行っていた
が、テキストとして入力する手段と既にシステムで準備
した固定メッセージリストを選択またはこれを変更して
送信先にメッセージを送信する手段を用いて、音声合成
やテキスト情報の送信により伝達を行ってもよい。
【0187】上記実施例では、図11の2.1.1に示
すように、運航計画からの高度情報がACCからの指示
で変更されたことを運航票情報表示領域で表示している
が、変更後の運航票情報表示領域の情報を網掛けにする
などの強調表示する以外に、運航計画の高度情報を赤の
二重線で表示し、運航票管理情報の変更前の情報とこれ
を取り消したことを示す情報と変更後の情報とを同時に
表示することにより、修正したことを明示するようにし
てもよい。
【0188】上記実施例では、9A〜9Dの1に示すよ
うに、飛行場のレイアウト、並びに航空機の便名、出発
便/到着便の区別と一定時間毎の位置を表示している
が、これに運航票管理情報と管制関係者やパイロットへ
の応答・確認メッセージの内容に基づき航空機のプッシ
ュ・バックを行う車両等、飛行場内部で走行する物体の
位置並びに動き等、航空機及び車両の動的な運航状況や
補足情報を付加して空港地図表示領域に表示してもよ
い。
【0189】また、航空機の駐機中、エンジン始動前/
後、プッシュバック中、タクシーング中、滑走中、離陸
等や車両の待機中、プッシュバック作業中などの動作や
走行状態を、例えば噴射状態の表現の付加や色等の識別
情報を付加することにより、空港地図情報表示領域に表
示する手段を有してもよい。
【0190】上記実施例では、航空機や車両の位置座標
の検出を行うセンサー装置を用いてその位置を検出し、
航空機の走行位置を表示しているが、位置検出手段を用
いないで、運航票管理情報と管制関係者やパイロットへ
の応答・確認メッセージの内容等の交信情報を用いて、
航空機や車両の位置、走行状態や作業状態を模擬または
予測しながら、空港地図情報表示領域に航空機や車両を
この実施例と同様の表示または走行状態や作業状態を識
別して表示する手段を有してもよい。この特別な場合と
して、航空機や車両の向きを絵文字またはCG(Compute
r Graphics) 情報として明示する手段を有していてもよ
い。
【0191】上記実施例では、決まった空港地図の範囲
の表示であったが、表示範囲、表示情報の詳細度、表示
サイズ等を切り換える選択手段や範囲を指定または連続
的に変更できる手段を有していてもよい。
【0192】さらに、空港地図の注目する範囲を指定
し、別の表示領域や重なりを有したウィンドウなどの表
示領域に同時に複数種類の表示方法や範囲で表示する手
段を有していてもよい。
【0193】また、指定した空港地図の注目する範囲を
示す領域を枠または表示方法を他の領域と変えて表示す
る手段を有していてもよい。あるいは、空港地図表示領
域での表示範囲または表示サイズを現在、管制対象とし
ている航空機またはこれを中心とした一定範囲の表示に
切り換える手段を有していてもよい。
【0194】上記実施例では、航空機の便名、型名な
ど、航空機の所属情報、型式などの情報を文字情報とし
て表示し、航空機自身を同じ図形を持ったアイコンで表
示したが、これに加えて、航空機や車両等の一部の情報
ないしは実施例で用いた情報の代わりに、航空機の便
名、型名など、航空機の所属情報、型式などを典型的に
表現する記号情報や異なる図形(アイコンを含む)を用
いて、パターン情報として識別できる手段を有していて
もよい。また、パターン情報を用いないで、文字情報の
みで表現してもよい。
【0195】上記実施例では、FD,CD,GC,LC
の各管制席が別の端末に対応していたが、全部または一
部の複数の管制席の機能が同一の端末に集中していても
よいし、必要に応じて、役割の分担を変更できる手段を
有していてもよい。さらに、4つの管制席でなく、必要
に応じて管制席の数が変更されてもよいし、同等の機能
分担をもつ形態なら何でもよい。
【0196】また、同一の管制席の機能を持つ端末が複
数台あってもよい。複数台ある管制席の端末の中で、管
制の込み具合などの状況に応じ運航票管理として用いる
対象端末を変更できる手段を有していてもよい。
【0197】上記実施例では、運航票管理情報として、
現在帳票として用いられている運航票(ストリップ)そ
のものを模擬した形態で画面に表示したが、運航票の情
報を扱い表現できる形態なら何でもよい。
【0198】上記実施例では、航空機のタクシーングの
経路についての推論を行っていたが、最適な誘導経路の
提示以外に飛行計画の確認等の現在の各航空機や車両の
位置を含め、離着陸準備の進行状態からパイロットの要
求に対する回答、確認事項の妥当性チェック、パイロッ
トに対する一部またはすべての指示に対して推論を行う
手段を有していてもよい。
【0199】上記実施例では、サーバにFDを他の3台
のクライアントにCD,GC,LCを割り当てたが、4
台または、複数の端末が各管制席やサーバ/クライアン
トの機能を切り替えられる手段を有していてもよい。
【0200】さらに、専用のサーバがある形態でも、ま
た、全ての管制席が同等の機能を有し、分散形態で相互
に通信を行うことにより、自立的に管制支援処理を行う
手段を有してもよい。この時、ある一台がサーバの役割
を行っていても、障害などの状況が検出されたとき等
に、手動操作または自動的にサーバが切り替えられても
よい。
【0201】上記実施例では、運航票情報の移管のドラ
ッグ&ドロップ(D&D)操作の過程を移管先の画面で
ビジュアルに見せる方法として、D&D情報をサーバを
介して伝達していたが、これを各管制席へ直接通信する
手段など、通信を効率的に行う方法なら何でもよい。
【0202】上記実施例では、D&D以外の機能でも、
サーバを介して通信を行ってきたが、情報の一部または
全部について、サーバを介さないで直接または動的な判
断処理で通信経路が決められる手段を用いてもよい。
【0203】上記実施例では、ドラッグ&ドロップで自
管制席の運航票同士が指定された場合は無視していた
が、これを運航票の並び替えと判断し、ドラッグ元の運
航票がドラッグ先の次または前に挿入される並び替え処
理手段を有してもよい。また、これと別の操作方法にて
並び替えを行う手段を有してもよい。
【0204】上記実施例では、図1のLANの接続形態
であったが、サーバを中心とした星型等の形態であって
もよいものとする。また、LANがダウン対策上、二重
系等の複数回線で構成されていてもよい。尚、この発明
は上記実施例に限定されるものではなく、この発明の要
旨を変更しない範囲で種々変形しても実施可能であるこ
とはいうまでもない。
【0205】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、管
制官の状況把握や判断、並びに操作や関係者へのフィー
ドバックにおける負荷を軽減し、より的確で迅速な指示
ができ、さらにはパイロットと管制官との意思疎通を音
声のみならず、視覚的に伝達可能とする飛行場運航票管
理システムのユーザインターフェース装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る飛行場運航票管理システムのユ
ーザインターフェース装置の一実施例のLAN構成を示
すブロック図である。
【図2】同実施例のサーバ側の構成を示すブロック図で
ある。
【図3】同実施例のクライアント側の構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】同実施例のマウス入力処理部及びアプリケーシ
ョン起動処理部の具体的な構成を示すブロック図であ
る。
【図5】同実施例の表示処理部及び表示データ生成部の
具体的な構成を示すブロック図である。
【図6】同実施例のメニュー指示検出部の処理内容を示
すフローチャートである。
【図7】図6の処理内容の続きを示すフローチャートで
ある。
【図8】同実施例のサーバとクライアントとのデータ交
換の様子を示すブロック図である。
【図9】同実施例のデータ移管の順序の一例を示す図で
ある。
【図10】同実施例の運航票管理データの一例を示す図
である。
【図11】同実施例のFD席の表示画面の一例を示す図
である。
【図12】同実施例のCD席の表示画面の一例を示す図
である。
【図13】同実施例のGC席の表示画面の一例を示す図
である。
【図14】同実施例のLC席の表示画面の一例を示す図
である。
【図15】同実施例の運航票管理データのストリップ例
を処理別に示す図である。
【図16】同実施例のGC席において、CD席からGC
席へ移管中のD&Dアイコンと移管後の表示画面の一例
を示す図である。
【図17】この発明に係る他の実施例として、ファイル
フォルダを模擬した運航票管理情報の表示画面の一例を
示す図である。
【図18】この発明に係る他の実施例として、重なりを
許す運航票管理情報の表示画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
A…サーバ(FD)、B1〜B3…クライアント(C
D、GC、LC)、11…マウス、111…マウス中ボ
タン、112…マウス右ボタン、113…マウス左ボタ
ン、12…マウス入力処理部、121…マウスI/Oイ
ンターフェース、122…X/Y座標検出部、123…
マウスボタン開放検出部、124…マウスボタン押下検
出部、125…ドラッグ検出部、126…クリック検出
部、127…マウスカーソル表示制御部、128…マウ
スカーソル表示データ格納部、129…ドラッグアイコ
ン表示データ格納部、13…アプリケーション起動処理
部、131…クリック操作項目検出部、132…メニュ
ー指示検出部、133…ドラッグ元/ドロップ先項目格
納部、134…処理判定部、14…表示処理部、141
…ウィンドウ表示データ書き込み部、142…ウィンド
ウ表示内容記憶部、143…ウィンドウ表示制御部、1
44…ウィンドウ枠表示データ格納部、145…ウィン
ドウ表示データ生成部、146…表示駆動制御部、15
…ウィンドウ表示状況記憶部、16…表示データ生成
部、161…送信表示データ生成部、162…受信メッ
セージインデックスリスト表示データ生成部、163…
受信メッージ表示データ生成部、164…運航票表示デ
ータ生成部、165…空港地図表示データ生成部、16
6…推論結果表示データ生成部、167…ドラッグ表示
データ生成部、17…送信データ生成部、18…送信処
理部、19…運航管理情報更新部、20…推論処理部、
21…キーボード、22…キーボードI/Oインターフ
ェース、23…キー入力データ検出部、24…表示装
置、25…送信データ格納部、26…運航票計画データ
格納部、27…音声入力部、28…音声入力データ格納
部、29…音声認識部、30…受信メッセージデータ格
納部、31…テキストメッセージ受信部、32…音声出
力部、33…運航票移管チェックデータ格納部、34…
音声合成部、35…メッセージ解釈部、36…通信処理
部、37…定時間前運航データ登録部、38…運航票管
理データ格納部、381〜384…運航票管理データ格
納部、39…航空機・車両位置検出部、40…位置検出
センサ、41…空港地図モデルデータ格納部、42…運
航模擬部、43…モードデータ格納部、44…完了デー
タ格納部、45…運航知識格納部、46…航空機管制位
置格納部、47…タイマー、1…空港面情報表示ウィン
ドウ、1.1,1.2…滑走路の方向角度、1.3…滑
走路出口番号(W1〜W7)、1.4…タクシー経路曲
がり角(P1〜P7)、1.5…航空機駐機スポット番
号、2…対象管制席運航情報表示ウィンドウ、2.1,
2.2,2.3…運航票表示データ項目、2.4…滑走
路の方向角度、2.5…スポット番号、2.6…承認伝
達時刻、3…移管元管制席運航票情報インデックス表示
ウィンドウ、3.1,3.2,3.3…便名、4…移管
先管制席運航票情報インデックス表示ウィンドウ、4.
1,4.2,4.3…便名、4.4…移管先ウィンドウ
空き項目領域、5…マウス表示カーソル、6…現在環境
情報表示領域、7…相手先指定領域、7.1…パイロッ
ト、7.2…ACCまたはIFR、7.3…アシスタン
ト、8…アシスタント回答/送信/受信メッセージ表示
領域、8.1…回答・通信メッセージ領域、9…受信メ
ッセージリスト表示領域、9.1…受信メッセージ先頭
情報表示領域、9.2…メッセージ送信元役割表示領
域、10…ドラッグ&ドロップ・アイコン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 楠井 洋一 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝小向工場内 (72)発明者 伊藤 達郎 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝小向工場内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 飛行場管制で予め分担され、かつ互いに
    連携しつつ飛行場運航票に基づいて行う複数の管制業務
    を支援するものであって、 前記分担されたそれぞれの管制業務を行う管制席毎に設
    けられる情報表示装置及び入力装置と、 前記分担されたそれぞれの管制業務に必要な運航票管理
    情報を取得する情報取得手段と、 この手段で得た運航票管理情報を前記分担された管制業
    務に応じて、かつ前記管制席毎に設けられた入力装置か
    らの指示内容に従って編集処理する情報処理手段と、 前記管制席毎に設けられた入力装置からの指示に従っ
    て、前記情報処理手段で得られる運航票管理情報を該当
    する管制席の情報表示装置に表示すると共に、他の管制
    業務の運航票管理情報を含めた関連する管制業務の運航
    票管理情報を同一画面上に表示する情報出力手段とを具
    備する飛行場運航票管理システムのユーザインターフェ
    ース装置。
  2. 【請求項2】 前記情報処理手段は、前記入力装置によ
    り、前記情報表示装置に表示された運航票管理情報のリ
    スト中から移管する運航票管理情報と移管先が指定され
    たとき、当該情報を移管先に移管し、 前記情報出力手段は、その移管完了とともに表示された
    運航票管理情報から移管済み情報を削除し、移管先管制
    席の運航票管理情報の表示を更新する更新手段を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の飛行場運航票管理のシ
    ステムユーザインターフェース装置。
  3. 【請求項3】 前記情報出力手段は、運航票管理情報の
    一部または全部をインデックス情報として表示し、 前記情報処理手段は、前記入力装置を通じて前記インデ
    ックス情報中の運航票管理情報の一つが移管情報として
    指定されたとき、指定された運航票管理情報を移管する
    情報移管手段を有することを特徴とする請求項2記載の
    飛行場運航票管理システムのユーザインターフェース装
    置。
  4. 【請求項4】 前記情報出力手段は、さらに、前記情報
    処理手段で運航票管理情報を移管する場合、移管先の管
    制席において、運航票管理情報が移管元管制席から移管
    先管制席へ移動していく操作経路をビジュアルに表示す
    る手段を有することを特徴とする請求項2記載の飛行場
    運航票管理システムユーザインターフェース装置。
  5. 【請求項5】 前記情報出力手段は、さらに移管する運
    航票管理情報が移管先に受け入れられる情報項目が揃っ
    ているかを移管元の管制席でチェックして前記入力装置
    を通じて受け入れられないと指示された場合に、移管元
    の管制席に揃っていない情報項目を表示すると共に警告
    メッセージを表示する手段を有することを特徴とする請
    求項2記載の飛行場運航票管理システムのユーザインタ
    ーフェース装置。
  6. 【請求項6】 前記情報取得手段は、さらに、航空機及
    び各管制席間の送受信メッセージ情報を取得する受信メ
    ッセージ取得手段を有し、 前記情報出力手段は、さらに、前記航空機及び管制席間
    の送受信メッセージ情報を表示するメッセージ表示手段
    と、航空機からの受信メッセージのインデックス情報を
    リスト表示するインデックス表示手段と、送信先を示す
    メニュー表示手段とを有し、 さらに、前記入力装置からの指示に応じて指定された送
    信先に指定されたメッセージ情報を送信する送信手段を
    有することを特徴とする請求項1記載の飛行場運航票管
    理システムのユーザインターフェース装置。
  7. 【請求項7】 前記情報出力手段は、さらに、運航票管
    理情報やメッセージを移管中、送信中、受信中であるこ
    とを視覚的に識別・明示する手段を有することを特徴と
    する請求項6記載の飛行場運航票管理システムのユーザ
    インターフェース装置。
  8. 【請求項8】 前記受信メッセージ取得手段は、航空機
    から管制席へのパイロットの音声メッセージ、管制席か
    ら航空機への管制官の音声メッセージを入力する音声メ
    ッセージ入力手段と、この手段で得られる入力音声を認
    識する音声認識手段と、この手段で得られる認識結果を
    テキストに変換するテキスト変換手段と、この手段で得
    られるテキストメッセージの内容を把握してその中で注
    目する項目情報を識別解釈するメッセージ解釈手段とを
    有し、 前記情報出力手段は、前記メッセージ解釈手段で解釈さ
    れるテキスト情報に基づき、管制関係者やパイロットへ
    の応答メッセージや運航票管理情報を更新する更新手段
    と表示する表示手段とを有することを特徴とする請求項
    6記載の飛行場運航票管理システムのユーザインターフ
    ェース装置。
  9. 【請求項9】 前記情報処理手段は、航空機個別の運航
    票管理情報が同時に複数の管制席から変更を受けないよ
    うに管理する手段を有することを特徴とする請求項1記
    載の飛行場票運航管理システムのユーザインターフェー
    ス装置。
  10. 【請求項10】 前記情報取得手段は、飛行場のレイア
    ウト、航空機や車両の位置、動きを空港地図の構造デー
    タとして蓄積するモデルデータ蓄積部を有し、 前記情報出力手段は、前記モデルデータ蓄積部のデータ
    に基づき、前記情報処理装置に空港地図を空港地図情報
    表示領域に表示する手段を有することを特徴とする請求
    項1記載の飛行場運航票管理システムのユーザインター
    フェース装置。
  11. 【請求項11】 前記情報取得手段は、空港地図上の航
    空機や車両の位置座標の検出を行うセンサー装置を有す
    ることを特徴とする請求項10記載の飛行場運航票管理
    システムのユーザインターフェース装置。
  12. 【請求項12】 さらに、全部または一部の管制席の機
    能が複数端末に分離し、相互に通信して運航票管理を行
    う手段を有することを特徴とする請求項1記載の飛行場
    運航票管理システムのユーザインターフェース装置。
  13. 【請求項13】 前記情報出力手段は、運航票管理情報
    の一部または全部を管制対象となる各航空機単位の帳票
    やファイルフォルダーのイメージで表示する手段を有す
    ることを特徴とする請求項1記載の飛行場運航票管理シ
    ステムのユーザインターフェース装置。
  14. 【請求項14】 前記情報処理手段は、さらに、現在の
    各航空機や車両の位置や離着陸準備の進行状態からパイ
    ロットからの要求に対する回答、確認事項の妥当性チェ
    ック、パイロットに対する指示を受けたとき、最適な誘
    導経路の提示や飛行計画の確認等の推論を行うための予
    め登録された知識データから該当する知識データを取り
    出し、これに基づき推論する手段を有することを特徴と
    する請求項6記載の飛行場運航票管理システムのユーザ
    インターフェース装置。
  15. 【請求項15】 管制席として、飛行計画調整、管制承
    認伝達、空港面管制、離着陸管制の管制業務を対象とし
    たことを特徴とする請求項1記載の飛行場運航票管理シ
    ステムのユーザインターフェース装置。
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