JPH07311761A - 解析制御方式 - Google Patents

解析制御方式

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JPH07311761A
JPH07311761A JP10245094A JP10245094A JPH07311761A JP H07311761 A JPH07311761 A JP H07311761A JP 10245094 A JP10245094 A JP 10245094A JP 10245094 A JP10245094 A JP 10245094A JP H07311761 A JPH07311761 A JP H07311761A
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JP
Japan
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control method
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Pending
Application number
JP10245094A
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English (en)
Inventor
Masaki Tsuruki
昌樹 鶴来
Yoshitaka Ezawa
良孝 江澤
Kiyotaka Shimada
清隆 嶌田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】解析状態を常にモニタし、解析の続行,中断を
判断する解析状態判定手段と解析の続行,中断の条件を
解析実行前に予め設定する解析制御条件入力手段と解析
が中断した時にその情報を利用者に知らせる情報通知手
段と利用者が種々の解析パラメータ、例えば解析状態や
解析条件変更する解析状態制御手段および解析を利用者
の指示に従って利用者の指定した解析状態から解析を再
実行する解析再実行手段から構成される。利用者は解析
を実行する前に解析制御条件を入力する。解析状態判定
手段は解析ステップごとに解析状態の途中経過を求め、
解析制御条件を満たしているかどうかを判定し、満たし
ていれば解析処理を中断する。 【効果】解析状態を利用者が常にモニタしていなくても
トラッキングやステアリングの機能を利用することがで
き、効率的に使い勝手よく解析を実行することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、数値解析法によって物
理的,工学的問題を解析制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、計算機による数値解析を解析
実行途中で制御する技術はいろいろ開発されている。特
に代表的なものがトラッキング,ステアリングと呼ばれ
る技術である。トラッキングは解析を増分的に行う場
合、解析途中経過をリアルタイムにグラフィック表示し
モニタしながら、解析が正しく行われていない場合には
解析を中断する機能である。ステアリングはトラッキン
グをさらに高度化し、解析の途中で解析条件や種々のパ
ラメータを変更し、解析を続行する機能である。これら
の技術については三好俊郎,高野直樹による「AVSに
よるポストプロセッシングの高度化」(日本機械学会
第4回計算力学講演会講演論文集)とRosenblum,L.,J.
による「Scientific Visualization at Research Labora
tories」(IEEE COMPUTER 1989−8 p68)に詳しく記載さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のトラッキング機
能やステアリング機能は解析途中の経過を常に表示して
いるが、これをモニタし解析を続行するか中止するかを
判断するのは利用者である。しかし、利用者が常に解析
途中経過をモニタし続けるのは不便である。特に解析時
間が数時間から数十時間かかるような問題ではこれを常
にモニタし続けるのは事実上不可能である。
【0004】本発明の目的は、利用者が常に解析途中経
過をモニタしなくてもトラッキングやステアリングの機
能を利用できるようにし、利用者の使い勝手を向上させ
時間の効率的利用を図ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、解析状態を常にモニタし、解析の続行,中断を判断
する解析状態判定手段と解析の続行,中断の条件を解析
実行前に予め設定する解析制御条件入力手段と解析が中
断した時にその情報を利用者に知らせる情報通知手段と
利用者が種々の解析パラメータ、例えば、解析状態や解
析条件変更する解析状態制御手段および解析を利用者の
指示に従って利用者の指定した解析状態から解析を再実
行する解析再実行手段を導入する。利用者は解析を実行
する前に解析制御条件入力手段を用いて解析を中断する
か続行するかどうかを判定するための解析制御条件を入
力する。解析状態判定手段は解析ステップごとに計算が
終了するとその結果から解析状態の途中経過を求め、前
記解析制御条件入力手段で入力された解析制御条件を満
たしているかどうかを判定し、満たしていれば解析処理
を中断する。解析が中断すると情報通知手段は利用者に
解析が中断したことと必要ならばその解析状態を利用者
に通知する。利用者はその通知を受けて解析の終了,再
実行を判断し、必要ならば解析状態制御手段を用いて解
析状態を変更する。さらに、利用者が解析再実行手段に
解析の再実行を指示すると解析再実行手段は利用者の指
示に従って指定する解析状態から解析を実行する。
【0006】
【作用】上記構成で、利用者は予め解析制御条件を設定
しておけば、解析状態判定手段が常に解析状態をモニタ
し解析状態が利用者が設定しておいた解析制御条件を満
たせば自動的に解析を中断する。さらに、情報通知手段
が利用者が指示する形式で指示する情報を利用者に通知
する。利用者はこの情報に従って解析状態制御手段を通
じて解析状態や解析条件などのパラメータを変更し、解
析再実行手段に指示することにより解析を再実行するこ
とができる。これにより、利用者は解析状態をモニタす
ることに時間を制約されること無く、効率的にかつ使い
勝手よくトラッキングおよびステアリング機能を利用し
て解析を実行することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。
【0008】(実施例1)図1から図8を使って請求項
1の実施例を説明する。
【0009】図1は、本実施例の全体構成を示す。本実
施例は構造解析問題を解析的に解くシステムである。ス
テップ100は解析データ入力部であり、複数の構造物
の形状,荷重,境界条件データ,荷重増分データを入力
する処理を行う。ステップ110は解析制御条件入力部
であり、解析を中断する条件を入力する。ステップ12
0は、解析制御部であり、ステップ100で入力したデ
ータから構造物の変形,応力の値を有限要素法,境界要
素法などの数値解析法を用いて算出する。ステップ13
0は、解析結果を出力する解析結果出力部である。計算
が開始されると、ステップ100の解析データ入力部,
ステップ120の解析制御部,ステップ130の解析結
果出力部が順に実行され、全て実行されると処理は終了
する。
【0010】図2は、本実施例の装置構成を示す。10
は装置全体を制御するCPUであり、各種周辺デバイス
と動作結合している。
【0011】20は入力部であり、例えば、キーボー
ド、或いはマウスなどのポインテングデバイス,イメー
ジスキャナなどからなる。CPU10に文字コード,座
標データ或いは画像データなどを入力する。
【0012】30は表示部であり、例えば、CRTのよ
うな表示装置30−aとそれを制御する表示制御部30
−bからなる。40はフレームメモリであり、CPU1
0は表示内容を同メモリに書き込み、表示制御部40−
bがそのデータに基づいて最終的な表示パターンを生成
し画面に表示させる。
【0013】50は記憶装置であり、50−aの領域に
は、本実施例の解析プログラムや制御プログラムが格納
されている。50−bの領域は、ワークメモリである。
【0014】次に、各処理の実施方法を詳細に説明す
る。図3は、図1ステップ100の解析データ入力部の
手順を表している。ステップ200は構造物の節点の座
標値のデータ,構造物を構成している材料の物性値のデ
ータ,構造物を要素に分割したときに要素がどの節点に
よって構成されているかどうかを表す要素データを入力
する。次に、ステップ210で解析の境界条件データを
入力し、ステップ220で荷重データを入力する。
【0015】図4は、図1のステップ120の解析制御
部の手順を表している。ステップ300は、解析を行う
計算を繰り返し行う処理を表す。本処理は解析結果が収
束条件を満たした時に収束する。解析収束条件は、例え
ば、系全体のエネルギおよび残差のノルムが0に近い値
となった場合である。ステップ310は、1ステップご
との解析計算を表す。ステップ320は解析状態判定部
であり、解析状態がステップ120で設定された解析制
御条件を満たしているかどうかを判定する。もし条件を
満たしている場合は解析を中断し、ステップ330情報
通知部を実行する。さらに、利用者の指示を受けてステ
ップ340解析再実行部で解析を再実行する。
【0016】図5は、図4のステップ330の情報通知
部の手順を表している。ステップ410は利用者に解析
が中断したことを通知する。ステップ420は、利用者
が図1のステップ100解析制御条件入力部で入力した
解析制御条件で解析の続行,中断の判定基準となる解析
状態を画面にグラフィックスを使って表示する。図6は
表示画面の一例である。
【0017】図7は図4のステップ340解析再実行部
の手順を表す。ステップ610解析条件表示部では、利
用者の指示に従い解析状態や解析条件のパラメータを表
示する。利用者は表示画面を参照し、パラメータを変更
する。変更パラメータの指定や値の入力は必要に応じて
画面上でマウスを使用したり、キーボードを使用した
り、その他入力デバイスを使用してもよい。ステップ6
20解析再起動部は、パラメータを変更された解析状態
を初期状態として、解析を再開する。以降処理はステッ
プ120解析制御部に移る。
【0018】図8は、図7のステップ340の表示画面
の一例である。
【0019】(実施例2)図9から図11を用いて請求
項2の実施例の説明をする。
【0020】本発明の基本構成とその処理手順は図1か
ら図8に示している。この手順の説明は請求項1の実施
例とおなじである。図9は、本発明のシステム構成の説
明図である。複数の計算機および端末装置が物理的配線
を介して電気的に接続されており、さらにソフトウェア
的にも接続されネットワークを構成している。計算機9
10上で本発明のシステムは実行されている。利用者が
予め中断の通知を表示装置920に表示するように指定
していたとする。表示装置920は、表示機能を有して
いれば、中央演算処理装置を持つ計算機でも持たない端
末装置でもよい。本実施例では、表示装置920は計算
機とする。図4ステップ320の解析状態判定部で解析
中断と判断された場合、中断の通知が計算機910から
表示装置920に送られる。表示装置920では、この
通知を表示する。
【0021】図10は、本発明の通知画面の一例であ
る。
【0022】図11は、図5ステップ410の中断の通
知の処理手順を表している。ステップ1110は、利用
者が予め指定していた端末計算機と通信回線を接続す
る。ステップ1120では、端末計算機に通知画面を表
示させる。以降、解析状態表示部,解析実行部の処理は
請求項1とおなじである。
【0023】(実施例3)図12,図13を使って請求
項3の実施例の説明をする。
【0024】本発明の基本構成とその処理手順は図1か
ら図8に示している。この手順は請求項1の実施例とお
なじである。図12は本実施例のシステム構成のブロッ
ク図である。計算機1210は接続装置1220を介し
てファクシミリ装置1230に接続している。ファクシ
ミリ装置は公衆電話網に接続している。ファクシミリ装
置1230は計算機システムとの接続のインタフェース
をハードウェアおよびソフトウェアとして有していなけ
ればならない。図4ステップ320の解析状態判定部で
解析中断と判断された場合、図4ステップ330情報情
報通知部は中断の通知をファクシミリ装置を経由して予
め利用者が指定しておいた電話番号のファクシミリ装置
にイメージデータを伝送する。
【0025】図13は本請求項における図5のステップ
410の中断の通知の手順を表している。まず、ステッ
プ1310でファクシミリ装置との接続を確認する。ス
テップ1320はイメージデータ作成部であり、通知情
報をイメージデータとして作成する。ステップ1330
は転送処理部であり、ファクシミリ装置1230のソフ
トウェアインタフェースを利用して、指定された電話番
号のファクシミリ装置にステップ1320で作成された
イメージデータを転送する。以降、解析状態表示部,解
析実行部の処理は請求項1とおなじである。
【0026】(実施例4)図14,図15を使って請求
項4の実施例の説明をする。
【0027】本発明の基本構成とその処理手順は図1か
ら図8に示している。この手順は請求項1の実施例とお
なじである。図14は本実施例のシステムのブロック図
である。計算機1410はモデム1420を介して電話
網に接続している。計算機1410は、図4ステップ3
20の解析状態判定部で解析中断と判断された場合、モ
デムを介して利用者が予め指定された電話番号に電話を
かけ、指定された回数だけ呼出音を鳴らす。
【0028】図15は本請求項における図5ステップ4
10の中断の通知の手順を表している。まず、ステップ
1510接続処理部はモデムとの接続を確認する。ステ
ップ1520ダイヤル処理部は指定された電話番号のダ
イヤルデータを電話回線に発信する。ステップ1530
終了処理部は指定回数呼出音が鳴ったことを確認した
後、呼出を終了し、モデムとの接続を切る。以降、解析
状態表示部,解析実行部の処理は前記請求項1の場合と
おなじである。
【0029】(実施例5)図2,図3,図4,図5,図
6,図7,図8および図16を使って請求項5の実施例
を説明する。
【0030】図16は、本実施例のPAD図を示す。ス
テップ1600は解析データ入力部であり、複数の構造
物の形状,荷重,境界条件データ,荷重増分データを入
力する処理を行う。ステップ1610は、解析制御部で
あり、ステップ1600で入力したデータから構造物の
変形,応力の値を有限要素法,境界要素法などの数値解
析法を用いて算出する。ステップ1620は、解析結果
を出力する解析結果出力部である。計算が開始される
と、ステップ1600の解析データ入力部,ステップ1
610の解析制御部,ステップ1620の解析結果出力
部が順に実行され、全て実行されると処理は終了する。
請求項1の実施例との違いは解析制御条件入力部がない
点である。これは、実施例では解析制御条件が解析が続
行が不可能な場合に固定されているからである。
【0031】図2は、本実施例の装置のブロック図を示
す。図3は、解析データ入力部の手順を表している。
【0032】図4は、解析制御部の手順を表している。
ステップ300は、解析を行う計算を繰り返し行う処理
を表す。本処理は解析結果が収束条件を満たした時収束
する。解析収束条件は例えば、系全体のエネルギおよび
残差のノルムが0に近い値となった場合である。ステッ
プ310は、1ステップごとの解析計算を表す。解析計
算が正常終了しなかった場合、ステップ320解析状態
判定部は解析を中断し、ステップ330情報通知部を実
行する。さらに、利用者の指示を受けてステップ340
解析再実行部で解析を再実行する。以降の処理を図5か
ら図8に示す。これらの処理は請求項1の実施例で説明
したものとおなじであり、ここでは省略する。
【0033】(実施例6)図2,図3,図4,図16,
図17,図18および図19を使って請求項6の実施例
を説明する。
【0034】図16は、本実施例の全体構成を示す。本
図の説明は前記の請求項5で述べたのとおなじである。
図2は、本実施例の装置構成を示す。図3は、解析デー
タ入力部の手順を表している。
【0035】図4は、解析制御部の手順を表している。
ステップ300は、解析を行う計算を繰り返し行う処理
を表す。本処理は解析結果が収束条件を満たした時収束
する。解析収束条件は、例えば、系全体のエネルギおよ
び残差のノルムが0に近い値となった場合である。ステ
ップ310は、1ステップごとの解析計算を表す。解析
計算はメッシュが潰れて解析が進まない場合、異常終了
する。ステップ320解析状態判定部は解析を中断し、
ステップ330情報通知部を実行する。さらに、利用者
の指示を受けてステップ340解析再実行部で解析を再
実行する。図17は図4のステップ330の情報通知部
の手順を表す。ステップ1710は利用者に解析が中断
したことを通知する。ステップ1720は、メッシュの
潰れた状態を画面にグラフィックスを使って表示する。
図18は表示画面の一例である。
【0036】図19は図4のステップ340で解析再実
行部の手順を表す。ステップ1910はメッシュ修整部であ
る。利用者は図17のステップ1720で表示されたメ
ッシュ画面を参照し、潰れたメッシュを変更する。修整
の入力は必要に応じて画面上でマウスを使用したり、キ
ーボードを使用したり、その他、入力デバイスを使用し
てもよい。ステップ1920データマッピング部は変更
されたメッシュにデータをマッピングする。ステップ1
930解析再起動部は、変更されたメッシュと解析状態
を初期状態として、解析を再開する。以降の処理は図1
6ステップ1620解析制御部に移る。
【0037】(実施例7)この実施例は請求項6とほぼ
おなじである。相違点は請求項6の図17のステップ1
720でメッシュの状態を表示する時に、つぶれたメッ
シュの色を変えたり、点滅させたりして強調表示する点
である。図20に本実施例の表示の画面の一例を示す。
【0038】(実施例8)本実施例は請求項6の実施例
と同様である。本請求項の実施例と請求項6の実施例と
の相違点は、図4解析状態判定部が解析を中断する条件
がメッシュが潰れた場合ではなく接触領域が予め指定し
ておいた範囲よりずれてしまった場合である。接触領域
の指定は図16ステップ1600の解析データ入力部で
行われる。さらに、図17のステップ1720で表示す
るのは接触領域のずれの状態である。接触領域のずれの
状態を表示する時に、ずれた接触領域を色を変えたり、
点滅させたりして強調表示する点である。図21に本実
施例の表示の画面の一例を示す。
【0039】(実施例9)図16,図2,図3,図5,
図7,図9,図22,図23を使って請求項1の実施例
を説明する。
【0040】図16は本実施例の全体構成を示し、図2
は装置構成を示す。両図の詳細な説明は請求項5および
請求項1にあるので省略する。図3は図16ステップ16
00解析データ入力部の手順を表し、図9は図16ステッ
プ1620解析結果出力部の手順を表している。両図の
説明も請求項1の実施例の説明で詳しく述べているので
ここでは省略する。
【0041】図22は図16ステップ1610の解析制
御部の手順を表している。ステップ2200は、解析計
算を繰り返し行う処理を表す。本処理は解析結果が収束
条件を満たした時収束する。解析収束条件は例えば、系
全体のエネルギおよび残差のノルムが0に近い値となっ
た場合である。ステップ2210は接触解析ループであ
る。接触解析は予め定義された接触領域に含まれる接触
要素の接触状態を決定する。接触状態には「他の要素と
接触している」状態と「接触していない」状態がある。
接触状態の計算は以下のように行われる。まず、ステッ
プ2230で接触状態の仮定を行う。一つ一つの接触要
素の位置を1ステップ前の解析結果から仮定し、他の接
触要素と重なる場合には接触状態を「接触」と仮定し、
そうでなければ「非接触」と仮定する。次にステップ2
240では、その仮定に従って接触要素についてのみ剛
性マトリックスを解き接触要素の位置を求める。ステッ
プ2250では、求めた要素の位置が仮定した位置と変
らなければ接触解析のループは収束したことになり、ル
ープから抜けて次の処理へ移る。接触解析ループが収束
し、接触状態が定まるとステップ2220では、接触要
素を含めた全体の剛性マトリックスを解き全体の位置お
よび応力などをもとめる。しかし、解析条件によっては
接触要素の接触状態が確定しないことがある。つまり、
接触要素の状態を「接触」と仮定し剛性マトリックスを
解くと接触要素の状態は「非接触」となり、「非接触」
と仮定して解くと「接触」となる場合や複数の接触要素
間で、ある要素AおよびBを「接触」と仮定してマトリ
ックスを解くと要素Bは「非接触」と定まり、次に要素
Aを「接触」,要素Bを「非接触」と仮定してマトリッ
クスを解くと要素Aが「非接触」となる。さらに要素
A,Bを「非接触」と仮定すると要素Bは「接触」とな
り、要素Aを「非接触」,要素Bを「接触」と仮定する
と要素Aが「接触」となるような場合である。このよう
なパターンに陥った場合、ループは無限に回り続けるこ
とになる。ステップ2260は無限ループのパターンに
入り込んでいないかどうかを判定する。判定方法は正確
に無限ループを判別する方法でも、特定の回数例えば十
回から百回のループを回っても収束しない場合は無限ル
ープであると判定する方法を採用してもよい。もし、無
限ループのパターンに入り込んでいたら処理を中断し、
ステップ2270情報通知部を実行する。情報通知部で
は、接触状態が確定しない要素を色を変えたり、点滅さ
せたり、塗りつぶしのパターンを変えて強調表示する。
さらに、利用者は接触状態の確定しない要素の状態を指
示して、ステップ2280解析再実行部は解析を再実行
する。図5に情報通知部の手順、図7に解析再実行の手
順を示す。図23は接触状態の表示画面の一例である。
【0042】(実施例10)本実施例を図24を用いて
説明する。本実施例は請求項9の実施例と説明の図22
解析制御部の手順におけるステップ2270以降の処理
が異なるのみである。よって、図24を使って解析制御
部の説明のみを行う。
【0043】ステップ2400は、解析計算を繰り返し
行う処理を表す。本処理は解析結果が収束条件を満たし
た時収束する。ステップ2410は接触解析ループであ
る。接触解析ループは予め定義された接触領域に含まれ
る接触要素の接触状態を決定する。接触解析ループが収
束し、接触状態が定まるととステップ2440では、接
触要素を含めた全体の剛性マトリックスを解き全体の位
置および応力などを求める。しかし、解析条件によって
は接触要素の接触状態が確定しないことがある。ステッ
プ2460で接触状態が確定としないと判定された場
合、ステップ2470接触状態決定部は接触状態が確定して
いない要素の周囲の確定している要素の状態を調べ数の
多い状態に決定する。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、利用者が常に解析状態
をモニタすることもなく解析の中断,続行を制御し、効
率よく使い勝手よくトラッキング,ステアリング機能を
用いた解析を実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の全体処理を表すPAD図。
【図2】本発明の実施例の装置のブロック図。
【図3】解析データ入力部の処理手順を表すPAD図。
【図4】解析制御部の処理手順を表すPAD図。
【図5】情報通知部の処理手順を表すPAD図。
【図6】本発明の実施例の表示画面の説明図。
【図7】解析再実行部の処理手順を表すPAD図。
【図8】本発明の実施例の表示画面の説明図。
【図9】本発明のシステム構成のブロック図。
【図10】本発明の実施例の表示画面の説明図。
【図11】中断の通知の処理手順を表すPAD図。
【図12】本発明のシステム構成のブロック図。
【図13】中断の通知の処理手順を表すPAD図。
【図14】本発明のシステム構成のブロック図。
【図15】中断の通知の処理手順を表すPAD図。
【図16】本発明の実施例の全体処理を表すPAD図。
【図17】情報通知部部の処理手順を表すPAD図。
【図18】本発明の実施例の表示画面の説明図。
【図19】解析再実行部の処理手順を表すPAD図。
【図20】本発明の実施例の表示画面の説明図。
【図21】本発明の実施例の表示画面の説明図。
【図22】解析制御部の処理手順を表すPAD図。
【図23】本発明の実施例の表示画面の説明図。
【図24】解析制御部の処理手順を表すPAD図。
【符号の説明】
10…中央処理装置、20…入力装置、30…表示装
置、40…フレームメモリ、50…記憶装置。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】解析プログラムの解析状態を常にモニタ
    し、解析状態が予め利用者が設定してあった条件を満た
    したときに解析を停止し、利用者にその旨を通知し利用
    者の指示を受け解析を再実行することを特徴とする解析
    制御方式。
  2. 【請求項2】請求項1において、利用者が指定した端末
    画面に解析停止の情報を文字,図表およびグラフィック
    スにより表示する解析制御方式。
  3. 【請求項3】請求項1において、利用者が指定したファ
    クシミリに文字および図表で表現された解析停止の情報
    を送信する解析制御方式。
  4. 【請求項4】請求項1において、利用者が指定した電話
    番号の電話機ので呼出ベルを指定された回数コールする
    解析制御方式。
  5. 【請求項5】請求項1において、解析の実行が不可能に
    なった時に利用者にその旨通知し利用者の指示により解
    析状態を変更して解析を続行する解析制御方式。
  6. 【請求項6】請求項5において、メッシュがつぶれたと
    きに利用者にその旨通知し利用者の指示によりメッシュ
    を変更して解析を続行する解析制御方式。
  7. 【請求項7】請求項6において、メッシュがつぶれたと
    きに、メッシュの状態を画面に色を変化させたり点滅さ
    せたりと強調表示し、利用者に画面上でメッシュを修整
    させ、解析を続行する解析制御方式。
  8. 【請求項8】請求項5において、接触する二つの物体間
    の接触領域が解析前に予め定義された範囲を越えて移動
    した場合、ずれた接触領域を画面上に色を変えたり点滅
    させたりと強調表示をして示し、対話的に利用者に接触
    領域を変更させ解析を続行させる解析制御方式。
  9. 【請求項9】請求項5において、接触解析を行ったとき
    に、接触/非接触の状態が確定せずに接触解析が収束し
    ない場合に、前記未確定要素を画面に色を変えたり、点
    滅させたりして強調表示し、対話的に利用者に状態を確
    定させた後に解析を続行させる解析制御方式。
  10. 【請求項10】請求項9において、接触状態未確定の要
    素はその隣り合う要素の状態に一致させる解析制御方
    式。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006350673A (ja) * 2005-06-15 2006-12-28 Fuji Electric Systems Co Ltd 最適化計算システム
JP2008199280A (ja) * 2007-02-13 2008-08-28 Canon Inc 画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラム

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