JPH0731108Y2 - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JPH0731108Y2
JPH0731108Y2 JP5615891U JP5615891U JPH0731108Y2 JP H0731108 Y2 JPH0731108 Y2 JP H0731108Y2 JP 5615891 U JP5615891 U JP 5615891U JP 5615891 U JP5615891 U JP 5615891U JP H0731108 Y2 JPH0731108 Y2 JP H0731108Y2
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refrigerator
fin coil
fin
coil
defrosting
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煉三 上田
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煉三 上田
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、冷却スピードの短縮
化と除霜時の温度変化を減少させた、主に業務用として
使用される冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自然対流式業務用冷蔵庫は、例え
ば図3に示すように、断熱材1で被われた貯蔵庫2の前
面に、開閉扉3が設けられ、庫内4には貯蔵品を載せる
複数の棚5が設けられている。また、庫内4上部には、
冷却用フインコイル6が設けられており、前記フインコ
イル6の下面は、除霜用のドレンパン18で被われてい
る。このフインコイル6は、貯蔵庫2上の冷凍機7と接
続されており、冷凍機7は冷却用フインコイル6に冷媒
を圧縮循環させて冷し、矢印に示すように、冷気の自然
対流により、庫内4の熱を吸収して外部に発散し、庫内
4を冷やす。このとき、庫内温度は庫内4に設けた温度
コントローラ17により、一定の貯蔵温度に保たれる。
【0003】また、冷却フインコイル6に付着した霜
は、冷凍機7を停止して水で霜を洗い落すかまたは、断
熱材1を通して庫内4に漏洩する熱により霜を解かす、
いわゆる、オフサイクル霜取りにより取り除く。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ものでは、ドレンパンが冷却用フインコイルの下面全体
を被っているため、冷気の対流が阻害され、冷気とフイ
ンとの接触効率が悪い。このため、単位冷却能力当たり
の冷却効率が低く、庫内を均一に冷却できず冷えむらを
起こすという問題がある。
【0005】また、上記のものの霜取りは、非常に時間
と手間がかかる。このため、除霜手段として、冷却フイ
ンコイルにヒーターパイプを設けたり、冷凍機にホット
ガスによる除霜装置を備え、冷却フインコイルを加熱
し、霜取りを短時間で行なうことが考えられる。しかし
ながら、上記加熱された冷却フインコイルは、霜取り時
に庫内の温度を著しく高めるという問題がある。
【0006】そこで、この考案の課題は、冷却フインコ
イルの冷却効率を高める一方、除霜時の庫内の温度上昇
を防ぐことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解するた
め、貯蔵庫内上部に、貯蔵庫内の両側壁面及び前扉の内
面に沿って伸びるコの字形外側フインコイルと、前記外
側フインコイルの内側に沿って、そのフインコイルとの
間に所要間隔をおいて配置されたコの字形内側フインコ
イルとを設け、それぞれの各フインコイルの下方に、各
フインコイルに沿う2つの排水用ドレンパンを設け、一
方両フインコイルの下方に設けられた棚外周と貯蔵庫内
壁面との間に隙間を設けて、前記両フインコイルに、冷
凍機を接続した構成としたのである。
【0008】また、このとき、上記冷凍機を各フインコ
イルを別々に冷却することとし、上記冷蔵庫に、各フイ
ンコイルを単独に除霜する手段を備えた構成とすること
もできる。
【0009】
【作用】このように構成される冷蔵庫では、外側フイン
コイルで冷やされた冷気は、主に、両側壁面及び前扉面
と棚外周間に設けられた隙間を下降して庫内各棚を冷や
し、庫内下部まで達すると、後壁面と棚との間の隙間を
上昇する。一方、内側フインコイルで冷やされた冷気
は、下降して主に庫内上部を冷やして後壁面と棚との間
の隙間を上昇する。
【0010】また、前記フインコイルの除霜は、所要の
隙間で分離された外側フインコイルと内側フインコイル
各個ごとに行ない、その際、除霜を行なっていない冷却
フインコイルでもって庫内を冷却し、温度上昇を防ぐ。
【0011】
【実施例】以下、この考案の実施例を図1及び図2に基
づいて説明する。なお、その際、図3に示す従来例と同
一部分については、同一番号を付して説明を省略する。
図1に示す冷蔵庫は、前面に上下2つの扉3、3’を有
する自然対流式業務用2ドアタイプのもので、従来と同
様、庫内4の上部16に冷却用フインコイル6が設けら
れている。この冷却用フインコイル6は、1対の外側フ
インコイル8と内側フインコイル9とからなっており、
各フインコイル8、9の下方には、各フインコイル8、
9に沿って各フインコイル8、9の幅より少し大きめの
幅を有する2つの排水用ドレンパン18が設けられてい
る。
【0012】外側フインコイル8は、図2に示すよう
に、両側壁10、11及び前扉面12に沿って伸びる
「コ」の字形フインコイルで、その両側壁10、11及
び前扉面12との間には、冷気の通路となる隙間14が
設けられている。前記隙間14は、例えば30〜70ミ
リメートル程度に設けるのが最適である。
【0013】また、内側フインコイル9も外側フインコ
イル8の内側に沿って配置された「コ」の字形フインコ
イルで、前記外側フインコイル8との間に、所要の隙間
14aが設けられている。この隙間14aは、例えば6
0〜100ミリメートル程度に設けられる。
【0014】さらに、庫内4の各棚5の外周と両側壁面
10、11との間には、冷気の通路となる隙間14’が
設けられており、その隙間14’は30〜70ミリメー
トル程度となっている。
【0015】このため、外側フインコイル8で冷された
冷気は、図1矢印(ア)に示すように、両側壁面10、
11及び前扉面12との間に設けられた隙間14、1
4’を下降し、各棚5に載せられた貯蔵品を冷やしなが
ら庫内下部15まで達すると、棚5と後壁面13との隙
間14’’を上昇する。一方、内側フインコイル9で冷
された冷気は、同図(イ)に示すように、外側フインコ
イル8と内側フインコイル9間の隙間14aをドレンパ
ン18に妨げられることなく下降し、庫内上部16の棚
5を冷やして棚5と後壁面13との隙間14’’を上昇
する。
【0016】したがって、庫内4は両冷気の流れ
(ア)、(イ)により、効率良くまたむらなく冷やされ
る。
【0017】この前記フインコイル8、9に接続される
冷凍機7aは、前記フインコイル8、9を各々独立して
冷却できるもので、例えば三方弁や独立した2つの圧縮
機を有するもの等が考えられる。
【0018】また、フインコイル8、9は、除霜手段に
よって霜取りが行なわれる。その除霜手段としては、冷
凍機7aに電磁弁を設け、ホットガスを各フインコイル
8、9それぞれに送り込めるよう除霜サイクルを備えた
ものや、両フインコイル8、9にヒータパイプを設けた
ものを採用できる。
【0019】この実施例は、以上のように構成され、通
常冷蔵庫は、庫内4上部16を冷やす冷気の流れ(イ)
と下部15を冷やす冷気の流れ(ア)により、冷気の対
流がスムースに行なわれ、庫内4は温度むらの少ない均
一な貯蔵温度に保たれている。また、庫内4の貯蔵品
は、自然対流冷却方式のため、ファン式冷却方式のよう
に、直接強い冷気シャワーを受けることがなく、乾燥し
たり、目べり、変色等を起こすことは少ない。
【0020】いまこの冷蔵庫の例えば下部ドア3’を開
閉し、庫内4の貯蔵物を出し入れすると、温かい外気が
庫内4へ流入し、特に庫内下部15の温度は上昇する。
このとき、庫内下部15は、下部を冷やす冷気の流れ
(ア)により直接冷やされ、短時間で貯蔵温度に戻され
る。同様に、上部ドア3の開閉に際しても、上昇した庫
内温度は、上部16を冷やす冷気の流れ(イ)により短
時間で効率良く貯蔵温度まで下げられるため、温度変化
による庫内4の貯蔵品への損傷は少ない。
【0021】また、冷却用フインコイル6の霜取りの際
は、両フインコイル8、9の除霜を同時に行なわず、例
えば冷凍機7aから内側フインコイル9にホットガスを
送り込み除霜を行う。この間外側フインコイル8には冷
媒を送り、庫内4の冷却を行なう。内側フインコイル9
の除霜が終わると、今度は逆に外側フインコイル8にホ
ットガスを送り込み除霜を行なう。この際、前記同様、
内側フインコイル9には冷媒を送り、庫内4を冷却す
る。このように霜取りは、各フインコイル8、9交互に
行われ、除霜されていないフインコイル8、9は庫内4
を冷却する。したがって、霜取り中の庫内4の温度上昇
は、低く押えられ、庫内温度の変化による貯蔵品の傷み
を少なくできる。
【0022】
【効果】この考案は、以上のように構成したので、庫内
を均一にしかも冷やしむらを生じないように冷却でき
る。
【0023】また、除霜手段により、霜取りスピードの
アップを図りながら霜取り時の庫内の温度上昇を低く押
えることができる。このため、庫内の温度変化による貯
蔵品の傷みも少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の断面図
【図2】同上の横断面図
【図3】従来例の一部断面図
【符号の説明】
3、3’ 開閉扉 4 庫内 5 棚 7a 冷凍機 8 外側フインコイル 9 内側フインコイル 10 側壁面 11 側壁面 12 前扉面 13 後壁面 14 棚外周と壁面との隙間 14a 外側フインコイルと内側フインコイルとの隙間 14’ 隙間 14’’ 隙間 15 庫内下部 16 庫内上部 18 ドレンパン

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯蔵庫内上部に、貯蔵庫内の両側壁内面
    及び前扉の内面に沿って伸びるコの字形外側フインコイ
    ルと前記外側フインコイルの内側に沿ってそのフインコ
    イルとの間に所要の隙間をおいて配置されたコの字形フ
    インコイルとを設け、それぞれのフインコイルの下方
    に、各フインコイルに沿う2つの排水用ドレンパンを設
    け、一方、両フインコイルの下方に設けられた棚外周と
    貯蔵庫内壁面との間に隙間を設け、前記両フインコイル
    に冷凍機を接続した冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の冷蔵庫において、上記冷
    凍機は各フインコイルを別々に冷却することとし、上記
    冷蔵庫に各フインコイルを単独に除霜する除霜手段を備
    えてなる冷蔵庫。
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