JPH063341Y2 - 冷蔵庫の冷気調節構造 - Google Patents

冷蔵庫の冷気調節構造

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JPH063341Y2
JPH063341Y2 JP1988099369U JP9936988U JPH063341Y2 JP H063341 Y2 JPH063341 Y2 JP H063341Y2 JP 1988099369 U JP1988099369 U JP 1988099369U JP 9936988 U JP9936988 U JP 9936988U JP H063341 Y2 JPH063341 Y2 JP H063341Y2
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JP
Japan
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opening
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box
refrigerator
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宏則 力石
安夫 原
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Hoshizaki Electric Co Ltd
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Hoshizaki Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、断熱箱体内に所定空間を存して収納箱を内
装し、前記介在空間内に冷気を循環させることにより収
納箱の内部を冷却する二重構造の冷蔵庫において、前記
空間内を循環する冷気の一部を収納箱内に流入させると
共に、その流入量を収納箱の内部から調節可能とした冷
蔵庫の冷気調節構造に関するものである。
従来技術 野菜や果実その他肉や魚等の生鮮食品(以下「食材」と
いう)を、冷蔵庫中で長期に亘り冷凍貯蔵したり、冷凍
した食材を徐々に解凍したりする場合は、一般に冷蔵庫
内の温度変化を少なく抑え、併せて食材からの水分蒸発
を抑制管理する必要がある。この要請に応えるものとし
て、冷蔵室を形成する断熱箱体内に食材貯蔵用の収納箱
を形成し、この断熱箱体と収納箱との間に画成した冷気
通路に、冷却器により冷却した冷気を循環させて収納箱
内を冷却するよう構成した貯蔵庫が提案され、好適に実
施されている。
この断熱箱体中に収納箱を内装した二重構造を備える貯
蔵庫の一例を、第5図および第6図に示す。図示の冷蔵
庫は、前面側に矩形状に大きく開放する開口部2aを有
する外箱2と、この外箱2内に所要の間隙を保持して組
込まれ、同じく前面側に大きく開放する内箱3と、両箱
2,3間に充填した発泡ウレタン等の断熱材4とからな
る断熱箱体1を有している。この断熱箱体1における前
記内箱3の内部には、その内壁と所定空間9を保持し
て、ステンレス等の熱良導性金属板を材質とする収納箱
10が配設されている。また収納箱10は、断熱箱体1
に開設される矩形状の開口部1aに対応して前方に開放
する矩形状開口部10aを有している。なお、断熱箱体
1の前面には、第6図に示す如く、当該断熱箱体1の前
方開口部1aを開閉自在に閉塞する断熱扉12が配設さ
れている。
更に前記内箱3の内部側壁と収納箱10の外部側壁との
間に、図示しない冷凍装置に連通接続する冷却器5が配
設されている。この冷却器5には、前記冷凍装置からの
冷媒を内蔵の蒸発器に循環させる直接冷却式のものと、
前記冷凍装置からの冷媒をブラインタンクに設けた蒸発
器に循環させて該タンク中のブラインを冷却し、このブ
ラインを熱交換器に循環させる間接冷却式のものとがあ
る。何れの型式を採るにせよ、図示例の冷却器5は、下
方が開放した冷却ダクト6により囲われ、該ダクト6上
方の開口7に設けた送風ファン8によって庫内空気をダ
クト下方から吸引し、これを冷却器5により冷却した
後、前記開口7から吹出して庫内を冷却するようになっ
ている。
すなわち空間9には、送風ファン8から吹出された冷気
が矢印で示す如く循環し、熱良導体で構成した前記収納
箱10を冷却する。これにより収納箱10を形成する壁
面の温度が低下し、収納箱10中に貯蔵した図示しない
食材が冷却される。
考案が解決しようとする課題 前述した二重構造に係る冷蔵庫では、収納箱10自体が
冷却部の役割を果すよう構成されているので、当該収納
箱10全体を冷却して箱内を設定温度(食材の貯蔵温
度)に到達するまで冷却するには相当の時間が掛かり、
随伴的に消費電力量も崇む欠点がある。また、断熱扉1
2の開閉頻度が多くなると、外気が庫内に流入して冷気
を奪い、庫内温度が上昇する。この場合、先の構造では
冷気を収納箱内に循環させないので、箱内温度を設定温
度まで回復させるのに時間が掛かり、しかもこの間に貯
蔵食材の鮮度低下を招来する問題があった。
そこで、収納箱10に空間9と連通する多数の通孔を穿
設して収納箱10内に冷気を導入し、箱内温度を短時間
で設定温度に到達させる提案がなされている。しかし、
この場合は常に冷気が収納箱10内の食材に接触するこ
とになるので、食材からの水分蒸発が促進され、異常乾
燥を来して呈味劣化を生ずる重大な問題が指摘される。
考案の目的 この考案は、前述した断熱箱体内に収納箱を内装した二
重構造を係る冷蔵庫に内在している前記欠点に鑑み、こ
れを好適に解決するべく提案されたものであって、収納
箱内に収容した貯蔵食材の鮮度低下や異常乾燥を防止し
得ると共に、低廉なコストで製造し得る新規な冷気調節
構造を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 前述した問題点を克服し、所期の目的を好適に達成する
ため本考案は、開口部を有する断熱箱体と、前記断熱箱
体の内部に所定空間を存して配設され、前記開口部と対
応的に開放する開口部を有する収納箱と、前記断熱箱体
の開口部を開閉自在に閉成する断熱扉と、前記空間に配
設した冷却器と、前記収納箱に開設されて前記空間と連
通する開口部と、この開口部を開閉自在に閉成する遮蔽
板とからなる冷蔵庫において、 前記収納箱に裏面でかつ前記開口部を挟んで対向する部
位に、一対のブラケットをその上部水平部の部分で固定
すると共に、下部水平部を対向的に延出させ、 前記開口部と略同一寸法の開口が開設されると共に、該
開口と隣接する部位に前記開口部を全面的に閉成可能な
遮蔽面を備える遮蔽板を、前記一対のブラケットの2つ
の下部水平部と前記収納箱の裏面との間に摺動自在に挿
入し、 この遮蔽板を前記ブラケットに沿って摺動させ、該遮蔽
板の開口と前記収納箱の開口部との相対位置関係を変更
させることにより、該開口部の開口面積を該収納箱の内
部から調節可能としたことを特徴とする。
実施例 次に、本考案に係る冷蔵庫の冷気調節構造につき、好適
な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明す
る。なお第5図および第6図を参照して説明した既出の
部材と同一の部材については、同じ符号で指示するもの
とする。第1図は本考案の好適な実施例に係る横型冷蔵
庫の縦断正面図、第2図は第1図に示す冷蔵庫の縦断側
面図である。
図に示す如く収納箱10の天井部10bには、矩形状の
開口部14が開設され、この開口部14に、空間9を循
環する冷気の収納箱10内への流通を許容するメッシュ
状のフィルタ16が配設されている。すなわち、空間9
を循環する冷気の一部は、該フィルタ16を介して収納
箱10内に流入し、貯蔵食材は、収納箱内を循環する冷
気と、収納箱10自体を介する冷気とから両面的に冷却
される。なお、矩形状の開口部14に代えて、所定範囲
内に多数の通孔を穿設して対応してもよく、その場合の
通孔の穿設数および穿設パターンは任意であって、収納
箱10の内部容積の大きさおよび収納載置される食材の
種類等によって、適宜に選択し得るものである。
収納箱10の内部天井面には、第2図に示す如く、前記
開口部14を挟んで 形状のブラケット18,18が対称的に配設され、この
ブラケット18は上部水平部18aを天井面に当接した
状態でねじ26を介して固定される。ブラケット18の
下部水平部18bは、収納箱10の天井面から所定距離
だけ離間して平行に延在し、両下部水平部18b,18
b間に遮蔽板20が摺動自在に配設されている。
この遮蔽板20には、第3図に示す如く、前記開口部1
4の開口寸法と略同一開口寸法を有する開口22が穿設
され、該開口22を開口部14に一致させることによ
り、収納箱10内に冷気を導入することができる。ま
た、遮蔽板20の摺動方向の幅寸法は、開口部14の幅
寸法の約2倍以上に設定されており、開口22に隣接す
る部位(開口部14の幅寸法よりも大きい)は、開口部
14を全面的に閉塞する遮蔽部24として機能する。従
って、第4図に示す如く、ブラケット18,18に沿っ
て遮蔽板20をスライドさせ、遮蔽部24を開口部14
に対向させることにより、収納箱10内への冷気の流入
を遮断し得る。なお、遮蔽板20の摺動方向両端部は、
下方に折曲形成され、ブラケット18,18から脱落し
ないよう構成されている。
次に、このように構成した実施例に係る冷蔵庫の冷気調
節構造の作用につき説明する。冷蔵庫の運転を行なう
と、冷却器5で冷却された冷気は庫内ファン8によって
空間9に吹出されて循環し、熱良導体で構成した前記収
納箱10を冷却する。ところが、収納箱10内に貯蔵さ
れる食材の種類や量によって、当該収納箱10を予め設
定した温度まで冷却するのに相当な時間が掛かることが
ある。また、前記断熱扉12の開閉頻度が多くなること
に起因して、収納箱10内の温度が上昇し、扉12を閉
成しても設定温度に回復するのに長時間を要することも
ある。
そこで、実施例に係る冷蔵庫では前記遮蔽板20をスラ
イドさせて、第3図に示す如く、開口22を収納箱10
に開設した開口部14に一致させる。これによって、空
間9を循環する冷気の一部は収納箱10内に流入し、収
納箱10は箱内を循環する冷気と、空間9を循環する冷
気とから両面的に冷却されて、箱内温度を速やかに定設
温度に到達させ得る。すなわち、温度上昇が長く続くこ
とによる食材の鮮度低下を有効に防止し得ると共に、消
費電力量を低減することができる。
また、断熱扉12を殆ど開放しない時間帯には、扉12
の開閉に伴う温度上昇が生じないので、箱内温度は一定
に保持されている。この場合には、前記遮蔽板20の遮
蔽部24を開口部14に対向させて閉塞し、収納箱10
内への冷気の流入を遮断する。これにより、収納箱10
内の貯蔵食材に冷気が直接接触しなくなり、当該食材の
過度の水分蒸発を有効に抑制することができる。
図示の実施例では、開口部にフィルタを配設した場合に
つき説明したが、該フィルタを配設することは本考案の
必須の要件ではなく、また遮蔽板も開口部を開閉自在に
し得るものであれば、その形状に限定されるものではな
い。
考案の効果 以上説明した如く、本考案に係る冷蔵庫の冷気調節構造
によれば、収納箱内に流入する冷気の量を調節可能に構
成したことにより、当該収納箱内の温度変化に対応し
て、箱内温度を速やかに設定温度に到達させることがで
きる。従って、収納箱内に貯蔵した食材の鮮度低下を有
効に防止し得ると共に、消費電力量を低減させることが
できる。また、温度変化が殆ど生じない場合には、冷気
の流入を遮断して該冷気が食材に直接接触するのをなく
し得るので、食材の過度の水分蒸発も抑制することがで
きる。更に、構造が簡単で安価に製造し得ると共に、開
閉操作を容易に行ない得る等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の好適な実施例に係る横型冷蔵庫の縦断
正面図、第2図は第1図に示す冷蔵庫の縦断側面図、第
3図は収納箱内に冷気を流入させる状態での遮蔽板の配
設部を示す要部概略斜視図、第4図は収納箱内への冷気
の流入を遮断する状態での遮蔽板の配設部を示す要部概
略斜視図、第5図は従来技術に係る横型冷蔵庫の縦断正
面図、第6図は第5図に示す冷蔵庫の縦断側面図であ
る。 1…断熱箱体、1a…開口部 5…冷却器、9…空間 10…収納箱、10a…開口部 12…断熱扉、14…開口部 20…遮蔽板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】開口部(1a)を有する断熱箱体(1)と、前記
    断熱箱体(1)の内部に所定空間(9)を存して配設され、前
    記開口部(1a)と対応的に開放する開口部(10a)を有する
    収納箱(10)と、前記断熱箱体(1)の開口部(1a)を開閉自
    在に閉成する断熱扉(12)と、前記空間(9)に配設した冷
    却器(5)と、前記収納箱(10)に開設されて前記空間(9)と
    連通する開口部(14)と、この開口部(14)を開閉自在に閉
    成する遮蔽板(20)とからなる冷蔵庫において、 前記収納箱(10)の裏面でかつ前記開口部(14)を挟んで対
    向する部位に、一対のブラケット(18,18)をその上部水
    平部(18a,18a)の部分で固定すると共に、下部水平部(18
    b,18b)を対向的に延出させ、 前記開口部(14)と略同一寸法の開口(22)が開設されると
    共に、該開口(22)と隣接する部位に前記開口部(14)を全
    面的に閉成可能な遮蔽面を備える遮蔽板(20)を、前記一
    対のブラケット(18,18)の2つの下部水平部(18b,18b)と
    前記収納箱(10)の裏面との間に摺動自在に挿入し、 この遮蔽板(20)を前記ブラケット(18,18)に沿って摺動
    させ、該遮蔽板(20)の開口(22)と前記収納箱(10)の開口
    部(14)との相対位置関係を変更させることにより、該開
    口部(14)の開口面積を該収納箱(10)の内部から調節可能
    とした ことを特徴とする冷蔵庫の冷気調節構造。
JP1988099369U 1988-07-26 1988-07-26 冷蔵庫の冷気調節構造 Expired - Lifetime JPH063341Y2 (ja)

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JPH0220079U JPH0220079U (ja) 1990-02-09
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