JPH07310845A - 電動弁駆動機のトルク較正装置 - Google Patents

電動弁駆動機のトルク較正装置

Info

Publication number
JPH07310845A
JPH07310845A JP9983194A JP9983194A JPH07310845A JP H07310845 A JPH07310845 A JP H07310845A JP 9983194 A JP9983194 A JP 9983194A JP 9983194 A JP9983194 A JP 9983194A JP H07310845 A JPH07310845 A JP H07310845A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
worm
torque
axial direction
housing
sleeve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9983194A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3440343B2 (ja
Inventor
Susumu Watanabe
進 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Gear Co Ltd
Original Assignee
Nippon Gear Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Gear Co Ltd filed Critical Nippon Gear Co Ltd
Priority to JP09983194A priority Critical patent/JP3440343B2/ja
Publication of JPH07310845A publication Critical patent/JPH07310845A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3440343B2 publication Critical patent/JP3440343B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrically Driven Valve-Operating Means (AREA)
  • Mechanically-Actuated Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 実際にモータを駆動させたり、弁体に過負荷
を与えたりすることなく、設定トルクの較正を簡単に行
なうことができるようにする。 【構成】 ハウジングBに設けた支持体42をウォーム
11の軸線方向に位置調節して、支持体42に支持され
た荷重計41により、トルクバランスばね13によるウ
ォーム11の軸線方向の付勢力を検出することにより、
トルクリミットスイッチの作動時の実際のトルクバラン
スばね13の付勢力、すなわち実際に作動するトルクを
直接計測することができる。この値が設定トルクと相違
する場合は、それらが一致するように、トルクリミット
スイッチの設定をし直す、すなわち較正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば発電プラント等
において使用される電動弁駆動機において、予め設定し
たトルクを較正する電動弁駆動機のトルク較正装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】発電プラント等においては数多くのバル
ブ装置が使用されており、それを駆動するために、例え
ば図3に示すような電動弁駆動機(以下、単に弁駆動機
という。)(A)が用いられている。
【0003】この弁駆動機(A)は、箱状のハウジング
(B)のほぼ中央部に、前後方向(便宜上図3における右
側を前方、左側を後方とする)を向くウォーム軸(1)が
枢支されている。
【0004】ウォーム軸(1)は、複数の平歯車(2)(3)
等からなる減速歯車機構(4)と、クラッチ機構(5)とを
介して、ハウジング(B)の後部に設けられたモータ(電
動機)(6)に連係され、モータ(6)の作動により、正逆
回転(以下、便宜上後述するバルブ装置における弁体を
閉じる方向の回転を正転、同じく開く方向の回転を逆転
という)させられるとともに、1対の平歯車(7)(8)を
介して、手動操作用のハンドル(9)が設けられたハンド
ル軸(10)にも連係され、クラッチ機構(5)を切った状態
で、ハンドル(9)を回転させることによっても正逆回転
させられるようになっている。
【0005】ウォーム軸(1)には、ウォーム(11)がスプ
ライン結合により軸線方向に相対移動可能かつ相対回転
不能として外嵌されている。ウォーム軸(1)の前端部に
は、スリーブ(12)が、ウォーム(11)に対して軸線方向に
相対移動不能かつウォーム軸(1)とウォーム(11)とに対
して相対回転可能として設けられ、このスリーブ(12)に
は、ウォーム(11)を軸線方向に付勢する複数の皿ばねよ
りなるトルクバランスばね(13)が外嵌されている。
【0006】ウォーム(11)と噛合するウォームホイール
(14)は、上下方向を向く筒状のステムナット(15)の外周
に一体的に形成されており、ステムナット(15)の内面に
刻設された雌ねじ(15a)には、上下方向を向く弁軸(16)
の上部に形成された雄ねじ(16a)が螺合している。弁軸
(16)の下端には、バルブ装置(図示略)における弁体(17)
が連結され、弁軸(16)は昇降のみ可能で軸線まわりの回
転はできないように拘束されている。したがって、ウォ
ーム(11)が軸線方向に移動することなく回転すると、ウ
ォームホイール(14)とステムナット(15)とが一体となっ
て正逆回転させられ、そのときの雌ねじ(15a)と雄ねじ
(16a)との螺合により、弁軸(16)と弁体(17)とが一体と
なって下降及び上昇させられて、バルブ装置が閉弁及び
開弁させられるようになっている。
【0007】ウォーム軸(1)の比較的後部に刻設された
小ウォーム(1a)には、ウォームホイール(18)が噛合し、
ウォームホイール(18)の軸である回転数検出軸(18a)
は、弁軸(16)の上限及び下限を自由に設定するための弁
開度制御装置(19)に連係されている。
【0008】また、スリーブ(12)の後部外周に形成され
たラック(12a)には、ピニオン(20)が噛合し、そのピニ
オン(20)の軸であるトルク検知軸(20a)は、弁体(17)を
開閉させるトルクが予め定めた設定値に達することによ
り、より正確にはウォーム(11)の軸線方向の移動量が予
め定めた設定値に達することにより、モータ(6)の作動
を停止させるようにしたロータリー式のトルクリミット
スイッチ(21)を備えるトルク制御装置(22)に連係されて
いる。
【0009】このような従来の弁駆動機(A)において
は、モータ(6)によりウォーム軸(1)が正転させられる
と、それに伴ってウォーム(11)が同方向に回転させら
れ、最初は、弁軸(16)側の摩擦抵抗等により、ウォーム
ホイール(14)が停止した状態で、ウォーム(11)とスリー
ブ(12)とが軸線方向に移動させられ、トルクバランスば
ね(13)が圧縮される。このトルクバランスばね(13)の圧
縮によるウォーム(11)の軸線方向の付勢力が弁軸(16)側
の摩擦抵抗等より大となると、ウォーム(11)とスリーブ
(12)との軸線方向の移動は停止し、ウォーム(11)の回転
力はすべてウォームホイール(14)に伝達され、ウォーム
ホイール(14)とステムナット(15)とが一体となって正転
させられ、弁軸(16)と弁体(17)とが一体となって下降
し、バルブ装置は閉弁される。
【0010】弁体(17)が閉弁途中で異物を挾み込んだよ
うな場合は、弁軸(16)の下降抵抗が増大して、ウォーム
ホイール(14)の正転が停止させられ、その間にウォーム
(11)とスリーブ(12)とが軸線方向に移動させら
れ、トルクバランスばね(13)が上記の状態よりさらに圧
縮される。このトルクバランスばね(13)の圧縮量、すな
わちスリーブ(12)の軸線方向の移動量が、予め定めた設
定値(設定トルク)に達すると、トルクリミットスイッチ
(21)が作動し、モータ(6)の正転が停止させられ、モー
タ(6)の焼き付きが防止される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
弁駆動機(A)においては、トルクバランスばね(13)を構
成する皿ばねの変位を、ラック(12a)とピニオン(20)と
を用いて回転角度に変換し、ロータリー式のトルクリミ
ットスイッチ(21)により過負荷を検出するようにしてい
るので、長期間の使用により、トルクバランスばね(13)
を構成する皿ばねに「へたり」が生じたり、構成部材の摺
動部分に減耗が生じると、トルクリミットスイッチ(21)
により予め定めたトルク設定値と、実際にトルクリミッ
トスイッチ(21)が作動するときのトルクとの間に狂いが
生じる。そのため、トルクリミットスイッチ(21)の設定
値を定期的に補正する、すなわち較正する必要がある。
その際、従来は実際にモータ(6)を作動させ、弁体(17)
に過負荷を掛けて較正作業を行っていたので、作業が煩
雑で手間がかかるという問題点があった。また、プラン
トにおけるバルブ装置の使用状況によっては、点検のた
めのバルブの開閉ができないものもあり、定期的な較正
作業ができないものもあった。
【0012】本発明は、従来の技術が有する上記のよう
な問題点に鑑み、実際にモータを駆動させたり、弁体に
過負荷を与えたりすることなく、設定トルクの較正を簡
単に行なうことができるようにした電動弁駆動機のトル
ク較正装置を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、電動機により正逆回転させ
られるようにしてハウジング内に枢支されたウォーム軸
に、ウォームを、軸線方向に相対移動可能かつ相対回転
不能として外嵌するとともに、ウォームとハウジングと
の間に、ウォームを軸線方向に付勢するトルクバランス
ばねを設け、かつウォームと噛合するウォームホイール
と弁軸とを、ウォームホイールの正逆回転により、弁を
開閉するように連係し、さらに前記ウォームの軸線方向
の移動量が予め定めた設定値に達すると、電動機の作動
を停止させるようにしたトルクリミットスイッチを設け
た電動弁駆動機において、前記ウォームの軸線方向に位
置調節可能として前記ハウジングに設けた支持体に、前
記トルクバランスばねによるウォームの軸線方向の付勢
力を検出する荷重計を設けたことを特徴としている。
【0014】請求項2記載の発明は、上記の装置に、さ
らにハウジングに、ウォームを軸線方向に移動させるウ
ォーム移動手段を設けたことを特徴としている。
【0015】請求項3記載の発明は、ウォーム移動手段
が、ウォームの軸線方向に位置調節可能として支持体に
設けられ、かつウォームを、荷重計とともに軸線方向に
押動させうる押動体を含むことを特徴としている。
【0016】請求項4記載の発明は、ウォーム移動手段
が、ハウジングに設けられ、かつウォームを荷重計に向
かって引き寄せる引き寄せ手段を含むことを特徴として
いる。
【0017】請求項5記載の発明は、さらにハウジング
に、ウォームの軸線方向の変位量を計測する変位計を設
けたことを特徴としている。
【0018】請求項6記載の発明は、請求項1記載の発
明をより具体化したもので、ウォームに対して軸線方向
に相対移動不能として連係されたスリーブに、複数の皿
ばねよりなるトルクバランスばねと、該ばねを挾む1対
のばね受けとを外嵌し、前記スリーブに対する両ばね受
けの移動範囲を、スリーブに設けた肩部とスリーブの先
端部に螺合するナットとの間に制限するとともに、ハウ
ジングに対する両ばね受けの移動範囲を、ハウジングに
設けた肩部と支持体に設けた荷重計との間に制限するよ
うにしたことを特徴としている。
【0019】請求項7記載の発明は、請求項6記載の発
明に、さらに、スリーブの先端に当接することにより、
スリーブを介してウォームを軸線方向に押動しうる押動
体の外周に雄ねじを刻設し、該雄ねじを、支持体に穿設
したウォームの軸線方向を向くねじ孔に螺合することに
より、押動体を支持体に対してウォームの軸線方向に位
置調節可能とするとともに、押動体に非円形孔を穿設
し、該非円形孔に、ハウジング及び支持体を貫通して挿
入した工具の先端部に形成した非円形軸部を係合して、
該工具により押動体を回転させうるようにしたことを特
徴としている。
【0020】請求項8記載の発明は、さらに、スリーブ
の先端部に雌ねじを刻設し、該雌ねじに螺合するととも
に、支持体及びハウジングを貫通して、ウォームの軸線
方向を向くボルトと、該ボルトに螺合し、かつハウジン
グの外面に当接するナットとにより、ウォームを荷重計
に向かって引き寄せる引き寄せ手段を構成したことを特
徴としている。
【0021】請求項9記載の発明は、さらにハウジング
に、スリーブの先端部に螺合するナットに当接する方の
ばね受けに当接して、そのばね受けのウォームの軸線方
向の変位量を計測する変位計を設けたことを特徴として
いる。
【0022】
【作用】ハウジングに設けた支持体をウォームの軸線方
向に位置調節して、支持体に支持された荷重計により、
トルクバランスばねによるウォームの軸線方向の付勢力
を検出することにより、トルクリミットスイッチの作動
時の実際のトルクバランスばねの付勢力、すなわち実際
に作動するトルクを直接計測することができる。この値
が設定トルクと相違する場合は、それらが一致するよう
に、トルクリミットスイッチの設定をし直す、すなわち
較正する。
【0023】
【実施例】次に、本発明の一実施例を、図1及び図2を
参照して説明する。図1は、閉方向のトルクを較正する
ときの状態を示すものであり、図2は、開方向のトルク
を較正するときの状態を示すものである。なお、図1及
び図2に示す部分以外の構成は、図3に示す従来のもの
と同一であるので、それらについての図示及び説明は省
略し、従来のものと同一の部材については同一の符号を
付して説明する。
【0024】図1において、ハウジング(B)の一部をな
すシリンダ部(31)内には、縮径部(32a)の前端部外周に
雄ねじ部(32b)を備えるとともに、縮径部(32a)の後端に
肩部(32c)を介して拡径部(32d)が連設されたスリーブ(3
2)が、ウォーム軸(1)と同一軸線上に、ハウジング(B)
及びウォーム軸(1)に対して前後方向に移動自在として
配設されている。
【0025】スリーブ(32)の前端部中央には、図2に示
す開方向のトルクを較正するときに用いる雌ねじ(32e)
が穿設されている。スリーブ(32)の後部には、ウォーム
軸(1)の前端部が遊嵌されるとともに、ウォーム軸(1)
に平軸受(33)を介して軸線方向に移動自在かつ回転自在
に外嵌されたウォーム(11)の前端部が、玉軸受(34)を介
して、拡径部(32d)の内面に連係され、スリーブ(32)は
ウォーム(11)とともに軸線方向に移動しうるようになっ
ている。
【0026】スリーブ(32)の拡径部(32d)の外周面に
は、上述のピニオン(20)に噛合するラック(35)が形成さ
れ、ピニオン(20)の軸であるトルク検知軸(20a)の回転
角度により、スリーブ(32)及びウォーム(11)の軸線方向
の移動量が検出され、最終的に弁体(17)の駆動トルクが
検出されるようになっている。
【0027】スリーブ(32)の縮径部(32a)には、複数の
皿ばね(36)よりなるトルクバランスばね(13)と、該ばね
を前後より挾む1対のばね受け(37)(38)とが軸線方向に
摺動自在に外嵌されている。スリーブ(32)に対する両ば
ね受け(37)(38)の軸線方向の移動範囲は、スリーブ(32)
に設けた肩部(32c)とスリーブ(32)の雄ねじ部(32b)に螺
合するナット(39)とにより制限されている。また、ハウ
ジング(B)に対する両ばね受け(37)(38)の軸線方向の移
動範囲は、シリンダ部(31)に設けた肩部(40)とシリンダ
部(31)内に配設したリング状の荷重計(41)とにより制限
されている。このような構成としたことにより、トルク
バランスばね(13)の付勢力は、ウォーム(11)が、図1に
示す状態から後方である閉弁方向に移動するときと、同
じく前方である開弁方向に移動するときとの両方向に作
用することができる。
【0028】荷重計(41)は、トルクバランスばね(13)に
よるウォーム(11)の軸線方向の付勢力を検出するための
もので、例えば歪ゲージ(図示略)等を用いた公知のもの
でよく、ハウジング(B)のシリンダ部(31)内に前後方向
に摺動自在に配設されたピストン状の支持体(42)により
支持されている。
【0029】支持体(42)は、シリンダ部(31)の前端面を
摺動自在に貫通する3本又はその他の適数本のガイドロ
ッド(43)と、シリンダ部(31)の前端面中央に穿設したね
じ孔(44)に螺合し、後端が支持体(42)の前面に当接して
支持体(42)を後方に押動しうる押しボルト(45)と、シリ
ンダ部(31)の前端面の偏心部適所に穿設した小径のねじ
孔(46)に螺合し、後端部が支持体(42)の前面に当接する
ようにした複数本の停止ボルト(47)とからなる位置調節
手段(48)により、ウォーム(11)の軸線方向に位置調節し
うるようになっている。
【0030】支持体(42)の中央には、後部に大径のねじ
孔(49a)が形成された貫通孔(49)が穿設されており、ね
じ孔(49a)には、スリーブ(32)の前端に当接することに
より、スリーブ(32)を介してウォーム(11)を後方に押動
しうるウォーム移動手段のひとつである押動体(50)の外
周に形成した雄ねじ(50a)が螺合している。押動体(50)
の中央には、正方形又はその他の非円形孔(51)が穿設さ
れ、この非円形孔(51)に、押しボルト(45)を抜き取った
後のねじ孔(44)及び貫通孔(49)を貫通してシリンダ部(3
1)内に挿入した工具の先端部に形成した非円形軸部(図
示略)を係合して、該工具により押動体(50)を回転さ
せ、支持体(42)に対する押動体(50)の後方への突出量を
調節しうるようになっている。
【0031】(52)は、センサ部の本体(52a)外周を雄ね
じとし、その本体(52a)の先端(後端)から触針(52b)が出
没するようにした変位計で、その本体(52a)の前部を、
シリンダ部(31)の前端面の偏心部適所に穿設した小径の
ねじ孔(53)に螺合して、ロックナット(54)により固定す
るとともに、支持体(42)の偏心部に穿設した貫通孔(55)
を遊通して、スリーブ(32)の軸線と平行に支持し、本体
(52a)の後端から突出する触針(52b)を前方のばね受け(3
7)の前面に当接して、そのばね受け(37)の前後方向の移
動量を計測することにより、間接的にウォーム(11)の軸
線方向の変位量を計測しうるようにしたものである。
【0032】図2における符号(56)は、開方向のトルク
を較正するときに、図1に示す押しボルト(45)に代えて
シリンダ部(31)に装着するウォーム移動手段のひとつで
ある引き寄せ手段で、本実施例においては、スリーブ(3
2)の先端部に刻設した雌ねじ(32e)に後端部を螺合し、
支持体(42)の貫通孔(49)及びシリンダ部(31)のねじ孔(4
4)を貫通して、ウォーム(11)の軸線方向を向くボルト(5
7)と、該ボルト(57)に螺合し、かつシリンダ部(31)の前
端面に当接するナット(58)とにより構成され、スリーブ
(32)を介してウォーム(11)を荷重計(41)に向かって前方
に引き寄せる作用をする。
【0033】次に、図1を参照して、閉方向のトルクを
較正する要領について説明する。まず、押しボルト(45)
を抜き取った状態で、図示しない工具により押動体(50)
を回転し、図1に示すように、荷重計(41)が前方のばね
受け(37)に当接した状態で押動体(50)の後端とスリーブ
(32)の前端との間に微小な間隙が形成されるように、支
持体(42)からの押動体(50)の後方への突出量を調節す
る。
【0034】次に、ねじ孔(44)に押しボルト(45)をねじ
込み、その後端で支持体(42)を後方へ押動する。押動体
(50)の後端がスリーブ(32)の前端に当接し、かつ前方の
ばね受け(37)が荷重計(41)により押されてナット(39)か
らわずかに離れた時点で、変位計(52)をゼロ点にリセッ
トする。
【0035】その後押しボルト(45)をさらにねじ込むこ
とにより、押動体(50)でスリーブ(32)を、また荷重計(4
1)で前方のばね受け(37)をそれぞれ同時に後方に押動す
る。このときのスリーブ(32)の後方への移動により、ピ
ニオン(20)及びその軸であるトルク検知軸(20a)が回転
し、この回転によりトルクリミットスイッチ(21)(図3
参照)が作動させられると、その時点で押しボルト(45)
のねじ込みを停止し、そのときの荷重計(41)及び変位計
(52)の計測値を読む。
【0036】このときの荷重計(41)の計測値が、設定ト
ルクと相違するときは、荷重計(41)の計測値が設定トル
クと一致するまで押しボルト(45)をさらにねじ込むか、
又は逆にねじ戻し、そのときのスリーブ(32)の位置でト
ルクリミットスイッチ(21)が作動するようにトルク制御
装置(22)側を調整し直す。すなわち較正する。
【0037】また、トルクリミットスイッチ(21)の作動
時の変位計(52)の計測値と、較正後の変位計(52)の計測
値とを比較することにより、トルクバランスばね(13)の
へたり量を知ることができるとともに、これらの計測値
を常に記録しておくことにより、経時的なトルクバラン
スばね(13)のへたり等を知ることができる。
【0038】なお、本実施例では、押動体(50)や変位計
(52)を用いているが、これらを用いないでも較正するこ
とができる。例えば、押動体(50)を用いる代りに、図3
に示す弁軸(16)の昇降をロックした状態で、ハンドル
(9)を手動で回転させることにより、ウォーム軸(1)を
正転させ、このときのウォーム(11)の軸線方向の移動に
よりスリーブ(32)を軸線方向に移動させ、トルクリミッ
トスイッチ(21)が作動した時点でハンドル(9)の回転を
停止し、その後に押しボルト(45)をねじ込んで、前方の
ばね受け(37)がナット(39)からわずかに離れるまで荷重
計(41)を前方のばね受け(37)に押圧し、そのときの荷重
計(41)の計測値を読み、それ以後は上記と同様にして較
正すればよい。
【0039】また、変位計(52)は、トルクバランスばね
(13)の変位量を正確に知り、高精度の較正を行なう上で
有用であるが、高精度を要求されない場合は、これを省
略して実施することもできる。
【0040】次に、図2を参照して、開方向のトルクを
較正する要領について説明する。この場合は、図1の押
しボルト(45)を抜き取るとともに、押動体(50)を、図示
しない工具により回転させて、図2に示すように、支持
体(42)内に没入させる。
【0041】次に、停止ボルト(47)により、前方のばね
受け(37)がナット(39)からわずかに離れるまで、荷重計
(41)が前方のばね受け(37)に当接するように、支持体(4
2)の位置を調節する。
【0042】その後、引き寄せ手段(56)のボルト(57)を
ねじ孔(44)、貫通孔(49)及び非円形孔(51)に順次挿入
し、先端部をスリーブ(32)の先端部の雌ねじ(32e)に螺
合するとともに、ボルト(57)に螺合したナット(58)を、
シリンダ部(31)の前端面に当接する。
【0043】次いで、ボルト(57)を回転させないように
して、ナット(58)のみを回転させることにより、スリー
ブ(32)を前方に引き込む。それに伴って、ウォーム(11)
及び後方のばね受け(38)もスリーブ(32)とともに前方に
移動し、トルクバランスばね(13)が圧縮される。
【0044】スリーブ(32)の前方への移動により、トル
クリミットスイッチ(21)が作動させられると、その時点
でナット(58)の回転を停止し、そのときの荷重計(41)の
計測値を読む。
【0045】このときの荷重計(41)の計測値が、設定ト
ルクと相違するときは、荷重計(41)の計測値が設定トル
クと一致するまでボルト(57)が進退するようにナット(5
8)を回転し、そのときのスリーブ(32)の位置でトルクリ
ミットスイッチ(21)が作動するようにトルク制御装置(2
2)側を調整し直す。すなわち較正する。
【0046】なお、上記実施例においては、単一のトル
クバランスばね(13)により、ウォーム(11)の双方向に付
勢力を付与できるような構成としてあるが、単一のトル
クバランスばねにより、ウォームを一方向だけに付勢す
るようにしたもの、又はそのようなトルクバランスばね
をウォームの両側に対称に配設したもの等においては、
図1か図2のいずれかに示す手段のみで設定トルクの較
正を行なうことができる。
【0047】また、上述の支持体(42)の位置調節手段(4
8)や、引き寄せ手段(56)は、ボルトのねじ込みを用いた
ものとしてあるが、例えば油圧ジャッキやその他の手段
用いたものとしてもよい。
【0048】
【発明の効果】本発明によると、次のような効果を奏す
ることができる。 (a) 実際に電動機を駆動させたり、弁体に過負荷を与
えたりすることなく、荷重計の計測値を見ながら、設定
トルクの較正を簡単かつ正確に行なうことができる(請
求項1又は6記載の発明)。
【0049】(b) 設定トルクの較正を行なう際に、電
動弁駆動機を分解する必要がないので、較正作業が簡単
であり、随時又は頻繁に設定トルクの較正を行なうこと
ができる(請求項1又は6記載の発明)。
【0050】(c) ハウジングに、ウォームを軸線方向
に移動させるウォーム移動手段を設ければ、ウォームを
電動機やハンドルの手動操作等により移動させる必要が
なくなり、較正が容易となる(請求項2記載の発明)。
【0051】(d) ウォーム移動手段のひとつである押
動体を支持体に設ければ、支持体の位置調節手段によっ
てウォームを移動させることができ、設定トルクの較正
時にウォームを別の手段で移動させる必要がなく、作業
性がさらに向上する(請求項3又は7記載の発明)。
【0052】(e) ウォーム移動手段のひとつである引
き寄せ手段を、ウォームを荷重計に向かって引き寄せる
ような構成とすれば、トルクバランスばねの圧縮方向と
荷重計の配置とが勝手違いとなるような場合にも本発明
を適用することができ、汎用性が増す(請求項4又は8
記載の発明)。
【0053】(f) ウォームの軸線方向の変位量を計測
する変位計を設ければ、トルクバランスばねのへたり量
等を正確に知ることができ、高精度の較正を行なうこと
ができる(請求項5又は9記載の発明)。
【0054】(g) 荷重計を一方のばね受けのストッパ
として用いれば、実際の開弁又は閉弁作動時に作用する
トルクを監視することができる(請求項6記載の発明)。
【0055】(h) 押動体に非円形孔を穿設して、そこ
に工具の先端部に形成した非円形軸部を挿入して押動体
の位置調節を行なえるようにすると便利である(請求項
7記載の発明)。
【0056】(i) 引き寄せ手段を、ボルトとナットと
により構成すれば、構造が簡単であり、コストを低減で
きる(請求項8記載の発明)。
【0057】(j) 支持体の位置調節手段を、押しボル
ト(45)や停止ボルト(47)等をもって構成すれば、構造が
簡単で便利である(実施例)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を備える電動弁駆動機の閉方
向のトルクを較正するときの状態を示す要部の縦断側面
図である。
【図2】同じく開方向のトルクを較正するときの状態を
示す要部の縦断側面図である。
【図3】従来の電動弁駆動機の一部を切り欠いて示す全
体斜視図である。
【符号の説明】
(A)弁駆動機 (B)ハウジング (1)ウォーム軸 (1a)小ウォーム (2)(3)平歯車 (4)減速歯車機構 (5)クラッチ機構 (6)モータ (7)(8)平歯車 (9)ハンドル (10)ハンドル軸 (11)ウォーム (12)スリーブ (12a)拡径部 (12b)縮径部 (13)トルクバランスばね (14)ウォームホイール (15)ステムナット (15a)雌ねじ (16)弁軸 (16a)雄ねじ (17)弁体 (18)ウォームホイール (18a)回転数検出軸 (19)弁開度制御装置 (20)ピニオン (20a)トルク検知軸 (21)トルクリミットスイッチ (22)トルク制御装置 (31)シリンダ部 (32)スリーブ (32a)縮径部 (32b)雄ねじ部 (32c)肩部 (32d)拡径部 (32e)雌ねじ (33)平軸受 (34)玉軸受 (35)ラック (36)皿ばね (37)(38)ばね受け (39)ナット (40)肩部 (41)荷重計 (42)支持体 (43)ガイドロッド (44)ねじ孔 (45)押しボルト (46)ねじ孔 (47)停止ボルト (48)位置調節手段 (49)貫通孔 (49a)ねじ孔 (50)押動体(ウォーム移動手段) (50a)雄ねじ (51)非円形孔 (52)変位計 (52a)本体 (52b)触針 (53)ねじ孔 (54)ロックナット (55)貫通孔 (56)引き寄せ手段(ウォーム移動手段) (57)ボルト (58)ナット

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動機により正逆回転させられるように
    してハウジング内に枢支されたウォーム軸に、ウォーム
    を、軸線方向に相対移動可能かつ相対回転不能として外
    嵌するとともに、ウォームとハウジングとの間に、ウォ
    ームを軸線方向に付勢するトルクバランスばねを設け、
    かつウォームと噛合するウォームホイールと弁軸とを、
    ウォームホイールの正逆回転により、弁を開閉するよう
    に連係し、さらに前記ウォームの軸線方向の移動量が予
    め定めた設定値に達すると、電動機の作動を停止させる
    ようにしたトルクリミットスイッチを設けた電動弁駆動
    機において、 前記ウォームの軸線方向に位置調節可能として前記ハウ
    ジングに設けた支持体に、前記トルクバランスばねによ
    るウォームの軸線方向の付勢力を検出する荷重計を設け
    たことを特徴とする電動弁駆動機のトルク較正装置。
  2. 【請求項2】 ハウジングに、ウォームを軸線方向に移
    動させるウォーム移動手段を設けたことを特徴とする請
    求項1記載の電動弁駆動機のトルク較正装置。
  3. 【請求項3】 ウォーム移動手段が、ウォームの軸線方
    向に位置調節可能として支持体に設けられ、かつウォー
    ムを、荷重計とともに軸線方向に押動させうる押動体を
    含むものである請求項2記載の電動弁駆動機のトルク較
    正装置。
  4. 【請求項4】 ウォーム移動手段が、ハウジングに設け
    られ、かつウォームを荷重計に向かって引き寄せる引き
    寄せ手段を含むものである請求項2又は3記載の電動弁
    駆動機のトルク較正装置。
  5. 【請求項5】 ハウジングに、ウォームの軸線方向の変
    位量を計測する変位計を設けたことを特徴とする請求項
    1〜4のいずれかに記載の電動弁駆動機のトルク較正装
    置。
  6. 【請求項6】 ウォームに対して軸線方向に相対移動不
    能として連係されたスリーブに、複数の皿ばねよりなる
    トルクバランスばねと、該ばねを挾む1対のばね受けと
    を外嵌し、前記スリーブに対する両ばね受けの移動範囲
    を、スリーブに設けた肩部とスリーブの先端部に螺合す
    るナットとの間に制限するとともに、ハウジングに対す
    る両ばね受けの移動範囲を、ハウジングに設けた肩部と
    支持体に設けた荷重計との間に制限するようにしたこと
    を特徴とする請求項1記載の電動弁駆動機のトルク較正
    装置。
  7. 【請求項7】 スリーブの先端に当接することにより、
    スリーブを介してウォームを軸線方向に押動しうる押動
    体の外周に雄ねじを刻設し、該雄ねじを、支持体に穿設
    したウォームの軸線方向を向くねじ孔に螺合することに
    より、押動体を支持体に対してウォームの軸線方向に位
    置調節可能とするとともに、押動体に非円形孔を穿設
    し、該非円形孔に、ハウジング及び支持体を貫通して挿
    入した工具の先端部に形成した非円形軸部を係合して、
    該工具により押動体を回転させうるようにしたことを特
    徴とする請求項6記載の電動弁駆動機のトルク較正装
    置。
  8. 【請求項8】 スリーブの先端部に雌ねじを刻設し、該
    雌ねじに螺合するとともに、支持体及びハウジングを貫
    通して、ウォームの軸線方向を向くボルトと、該ボルト
    に螺合し、かつハウジングの外面に当接するナットとに
    より、ウォームを荷重計に向かって引き寄せる引き寄せ
    手段を構成したことを特徴とする請求項5〜7のいずれ
    かに記載の電動弁駆動機のトルク較正装置。
  9. 【請求項9】 ハウジングに、スリーブの先端部に螺合
    するナットに当接する方のばね受けに当接して、そのば
    ね受けのウォームの軸線方向の変位量を計測する変位計
    を設けたことを特徴とする請求項5〜8のいずれかに記
    載の電動弁駆動機のトルク較正装置。
JP09983194A 1994-05-13 1994-05-13 電動弁駆動機のトルク較正装置 Expired - Fee Related JP3440343B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09983194A JP3440343B2 (ja) 1994-05-13 1994-05-13 電動弁駆動機のトルク較正装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09983194A JP3440343B2 (ja) 1994-05-13 1994-05-13 電動弁駆動機のトルク較正装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07310845A true JPH07310845A (ja) 1995-11-28
JP3440343B2 JP3440343B2 (ja) 2003-08-25

Family

ID=14257767

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09983194A Expired - Fee Related JP3440343B2 (ja) 1994-05-13 1994-05-13 電動弁駆動機のトルク較正装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3440343B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1080398C (zh) * 1996-02-20 2002-03-06 布雷国际有限公司 阀门传动装置
WO2006022408A1 (ja) 2004-08-24 2006-03-02 Shikoku Research Institute 電動弁診断方法と診断装置
WO2006022044A1 (ja) * 2004-08-24 2006-03-02 Shikoku Research Institute Incorporated 電動弁診断方法と診断装置
WO2006103925A1 (ja) * 2005-03-29 2006-10-05 Shikoku Research Institute 電動弁診断装置
JP2006275125A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Tokyo Electric Power Co Inc:The 電動弁用アダプタ
JP2007224970A (ja) * 2006-02-22 2007-09-06 Shikoku Res Inst Inc 電動弁のトルク調整用アダプタ及び該アダプタを用いたトルク調整方法
JP2009115124A (ja) * 2007-11-02 2009-05-28 Nippon Gear Co Ltd 電動アクチュエータ
JP2012531300A (ja) * 2009-06-24 2012-12-10 アルストム テクノロジー リミテッド 粉砕機の必須のばね装置のための力監視装置
CN104006956A (zh) * 2014-06-13 2014-08-27 苏州博睿测控设备有限公司 一种新型电动执行结构扭矩标定测试装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1080398C (zh) * 1996-02-20 2002-03-06 布雷国际有限公司 阀门传动装置
WO2006022408A1 (ja) 2004-08-24 2006-03-02 Shikoku Research Institute 電動弁診断方法と診断装置
WO2006022044A1 (ja) * 2004-08-24 2006-03-02 Shikoku Research Institute Incorporated 電動弁診断方法と診断装置
US7596457B2 (en) 2004-08-24 2009-09-29 Shikoku Research Institute Electrically operated valve diagnosing method and diagnosing apparatus
WO2006103925A1 (ja) * 2005-03-29 2006-10-05 Shikoku Research Institute 電動弁診断装置
JP2006275125A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Tokyo Electric Power Co Inc:The 電動弁用アダプタ
US7836784B2 (en) 2005-03-29 2010-11-23 Shikoku Research Institute Incorporated Motor-operated valve diagnosing device
JP2007224970A (ja) * 2006-02-22 2007-09-06 Shikoku Res Inst Inc 電動弁のトルク調整用アダプタ及び該アダプタを用いたトルク調整方法
JP2009115124A (ja) * 2007-11-02 2009-05-28 Nippon Gear Co Ltd 電動アクチュエータ
JP2012531300A (ja) * 2009-06-24 2012-12-10 アルストム テクノロジー リミテッド 粉砕機の必須のばね装置のための力監視装置
CN104006956A (zh) * 2014-06-13 2014-08-27 苏州博睿测控设备有限公司 一种新型电动执行结构扭矩标定测试装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3440343B2 (ja) 2003-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2065660C (en) Torque control mechanism for wrenches and the like
US5356350A (en) Motor-driven screwdriver with variable torque setting for equal torques regardless or countertorques by fasteners
EP2096424B1 (de) Betätigungsvorrichtung zum Prüfen von Drehmomentschlüsseln
CA2576337C (en) Method, apparatus and nut for preloading a bearing
JPS632295Y2 (ja)
EP0699508B1 (de) Hydro-Impulsschrauber insbesondere zum Anziehen von Schraubverbindungen
JPH07310845A (ja) 電動弁駆動機のトルク較正装置
US4429775A (en) Clutch type torque control device for air driver
US2792733A (en) Pre-set torque indicating wrench
EP0042548B1 (de) Schraubvorrichtung mit Drehmomentermittlung
EP1927836A2 (de) Betätigungsvorrichtung zum Prüfen von Drehmomentschlüsseln
DE102008003125B4 (de) Kraftbetätigter Schraubstock
CN108375450B (zh) 一种扭矩扳子检定装置
US4665756A (en) Torque tool
US11338417B2 (en) Torque wrench capable of maintaining accuracy of torque value
EP3820649B1 (de) Drehmomentschrauberanordnung und verfahren zum betrieb einer solchen drehmomentschrauberanordnung
JP4197551B2 (ja) ボールねじの予圧動トルク測定方法および装置
CN211205607U (zh) 转轴测力装置及具有转轴测力装置的机械手
US4942794A (en) Torque tool
US3912021A (en) Drilling and boring heads
CN108375451B (zh) 一种扭矩扳子检定装置及其加载组件
EP0675337A2 (de) Gewinde-Prüfgerät, insbesondere Innengewinde-Prüfgerät
US3031008A (en) Pneumatic-powered torqueproducing tool
CN211954548U (zh) 扭矩扳子检定装置
JP3027795U (ja) 電動シリンダ

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080620

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090620

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090620

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100620

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110620

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110620

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120620

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees