JPH07310611A - 流体クリーナ用ハウジング - Google Patents

流体クリーナ用ハウジング

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JPH07310611A
JPH07310611A JP10132094A JP10132094A JPH07310611A JP H07310611 A JPH07310611 A JP H07310611A JP 10132094 A JP10132094 A JP 10132094A JP 10132094 A JP10132094 A JP 10132094A JP H07310611 A JPH07310611 A JP H07310611A
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 省スペース化、エレメントの着脱作業の容易
化を一層図る。 【構成】 エレメント10を交換等のために着脱する場
合、まず、クランプ26の係合を解除し、蛇腹壁44を
収縮する。ケース14の開放端部を通してエレメント1
0がケース14外へ取り出される。エレメント10は、
上方へ移動して、ケース14とキャップ16との対向端
部間から出る。次に、別途のエレメント10を、下方へ
移動して、ケース14とキャップ16との対向端部間へ
入れ、蛇腹壁44を伸長すると、ケース14の開放端部
を通してエレメント10がケース14内へ挿入される。
その後、クランプ26によりケース14とキャップ16
との対向端部を締結すれば、エレメント10のフランジ
枠18がケース14の押え部38とキャップ16の段差
部40との間に挟持されて、エレメント10がケース1
4内に収納保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流体クリーナ用ハウジ
ングに関し、例えば、車両のエンジン等に用いられるエ
アクリーナ用ハウジングに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の流体クリーナ用ハウジングとし
て、次に説明する車両のエンジンに用いられるエアクリ
ーナ用ハウジングが公知である。すなわち、図9に示す
ように、ハウジング110では、インレット100を有
するケース102とアウトレット104を有するキャッ
プ106とがエア流れ方向(図9に矢印Aで示す)で対
向する。ケース102をキャップ106でクランプ11
2を用いて締結することにより、矩形のフィルタエレメ
ント(以下、エレメントと称する)108がケース10
2内に収納保持される。
【0003】例えば、エレメント108を交換するに
は、ハウジング110をなすケース102及びキャップ
106のうちの車両に直接的には固定されていない一方
を車両外へ取り出して、エレメント108の着脱を行な
うか、あるいは、エレメント108と共にハウジング1
10(ケース100及びキャップ102)全体を車両外
へ取り出して、エレメント108の着脱を行なう。
【0004】ケース102及びキャップ106のうちの
一方を車両外へ取り出す場合には、そのためのスペース
が車両のエンジンルーム内に必要である。これは、エレ
メント108の着脱時を除く通常時にあっては単なる空
間にすぎず、狭いエンジンルームのスペースが有効に活
用されにくい状況にあった。
【0005】また、エレメント108と共にハウジング
110全体を車両外へ取り出すには、ハウジング110
を車両に固定してあるボルト等を外す必要があり、エレ
メント108の着脱作業は面倒で、時間も要する。
【0006】車両のエンジンルームのように限られたス
ペース内にエアクリーナを設ける場合には特に、省スペ
ース化、着脱作業の容易化が期待される。
【0007】一方、実公昭62−35884号公報で、
図10に示すように、ハウジング120をなすケース1
22とキャップ124とが、筒状のエレメント126の
軸方向で対向し、ケース122がエンジン本体128側
に、枢支軸130回りに回動自在に支持されるものが公
知である。エレメント126を交換する場合は、ケース
122内にエレメント126を収納保持した通常時の図
10(A)の状態から、キャップ124を、スプリング
132に抗して押圧してケース122内に押込み(図1
0(A)に鎖線で示す)、キャップ124と吸気管13
4との係合を解除すると、ケース122がスプリング1
36の付勢力によって図10(B)の状態へ付勢回動さ
れ(図10(A)の矢印Bの向き)、ケース122から
キャップ124を抜き取り、そしてエレメント126を
取り出すことができる。
【0008】また、実開昭60−18259号公報で、
図11(A)に示すように、ハウジング140をなすケ
ース142とキャップ144とが、筒状のエレメント1
54の軸方向で対向し、ケース142のインナーパイプ
146の先端部の空気取り入れ口148が屈曲されてそ
の屈曲された空気取り入れ口148が本体フレーム15
0の支持ブラケット152に回動可能に支持されるもの
が公知である。エレメント154の交換に際しては、キ
ャップ144をスプリング156に抗して下流側に押し
下げた状態で、空気取り入れ口148を揺動支点とし
て、ケース142をキャップ144と干渉しない位置ま
で回動し(図10(B)の実線位置から鎖線位置まで矢
印Cの向きに回動し)、エレメント154をケース14
2から取り出すことができる。
【0009】エレメント126、154を着脱するの
に、ケース122、142、キャップ124、144の
いずれも取り出す必要はないものの、ケース122、1
42を回動する必要はある。従って、ケース122、1
42が回動するだけの回動領域が必要となる。更に、ケ
ース122、142からエレメント126、154を取
り出すための領域を、エレメント126、154の軸方
向へ軸方向長さ分だけ確保する必要がある。実公昭62
−35884号公報のものでは、回動後のケース122
からキャップ124を抜き取るための領域も必要であ
る。省スペース化は不十分である。
【0010】また、エレメント126、154を着脱す
るのに、ケース122、142を回動した後に、ケース
122、142からエレメント126、154を取り出
す必要がある。更なる着脱作業の容易化が待たれる。
【0011】更に、ケース122、142が回動するた
めに、実公昭62−35884号公報のものでは、ケー
ス122のインレットの接続に蛇腹チューブ136を用
いる必要があり、実開昭60−18259号公報のもの
では、ケース142のインナーパイプ146の接続に、
空気取り入れ口148の回動を許容する構造を用いる必
要がある。ケース122、142の回動構造の複雑化に
加えて、インレット、アウトレットの接続構造の複雑化
も招く。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事実に
鑑み、省スペース化、エレメントの着脱作業の容易化を
一層図り、また、構造が簡単な流体クリーナ用ハウジン
グを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の本発明に係る流体クリーナ用ハウジング
は、一端部が開放された筒状とされ他端部にはインレッ
トとアウトレットとのいずれか一方が形成されるととも
に、その軸方向に沿って伸縮自在とされて伸長によって
フィルタエレメントを開放端部を通してその内部へ格納
し収縮によってフィルタエレメントを開放端部を通して
その外部へ露出するケースと、前記インレットとアウト
レットとのいずれか他方を有してケースの開放端部と対
向するとともに、ケースの伸長状態でケースの開放端部
と締結分離自在とされ、締結状態でケース内にフィルタ
エレメントを収納保持し、分離状態でケースの伸縮を許
容するキャップと、を備えた構成を特徴とする。
【0014】請求項2の本発明に係る流体クリーナ用ハ
ウジングは、請求項1の構成において、前記伸縮のため
に前記ケースが蛇腹壁を備える構成を特徴とする。
【0015】請求項3の本発明に係る流体クリーナ用ハ
ウジングは、請求項1の構成において、前記伸縮のため
に前記ケースがスライド壁を備える構成を特徴とする。
【0016】
【作用】上記構成によれば、例えば、フィルタエレメン
トの交換等にあたってフィルタエレメントを着脱するに
は、まず、ケースの開放端部とキャップとを分離し、ケ
ースを収縮する。これにより、ケースの開放端部がキャ
ップと反対側へ移動して、フィルタエレメントがケース
の開放端部を通してケース外へ露出される。露出された
フィルタエレメントは、ケースの軸方向と直交する方向
へ移動し、ケースの開放端部とキャップとの間から取り
出される。
【0017】次に、例えば、別途のフィルタエレメント
を、ケースの軸方向と直交する方向から、ケースの開放
端部とキャップとの間へ入れ、ケースを伸長する。これ
により、ケースの開放端部がキャップ側へ移動してフィ
ルタエレメントがケース内へ格納される。
【0018】この後、ケースの開放端部とキャップとを
締結すれば、フィルタエレメントがケース内に収納保持
される。
【0019】ケースの伸縮によりケースの開放端部は移
動しても開放端部と反対側の端部は不動のままである。
即ち、ケースの開放端部と反対側の端部、キャップ、そ
して、インレット、アウトレットの係合状態を解くこと
なく、フィルタエレメントを着脱することができる。ま
た、ケースを伸縮すればフィルタエレメントをケース内
部に格納及び取り出しができ、この格納及び取り出しの
際に、フィルタエレメントをケースの軸方向に移動させ
ることなく、その格納及び取り出しが可能となった。
【0020】フィルタエレメントの着脱に、ケースやキ
ャップを取り外すことを要したり、ケースを回動し、フ
ィルタエレメントをケースに対して挿入取り出しするの
にフィルタエレメント自体がケースの軸方向に移動する
ことを要したりする従来のものに比して、省スペース
化、フィルタエレメントの着脱作業の容易化が一層果た
される。
【0021】また、フィルタエレメントの着脱にあたっ
て、ケースの開放端部と反対側の端部、キャップ、そし
て、インレット、アウトレットの係合状態を解く必要が
ないので、インレット、アウトレットの接続構造を含め
構造が簡単となる。
【0022】請求項2にあるように、ケースの伸縮を蛇
腹壁で行うものでは、ケース内の流体密が良好に保持さ
れる。
【0023】請求項3にあるように、ケースの伸縮をス
ライド壁で行うものでは、ケース内での流体流れの円滑
化が確保される。
【0024】
【実施例】以下、本発明に係る流体クリーナ用ハウジン
グを、車両のエンジンのエアクリーナ用ハウジングに適
用した第1実施例を図1乃至図4に基づき説明する。
【0025】図1に示すように、エアクリーナ用ハウジ
ング12(以下、単にハウジング12と称する)は、ケ
ース14とキャップ16とを備える。
【0026】フィルタエレメント(以下、単にエレメン
トと称する)10は矩形状とされ、エア下流側の端部に
位置するフランジ枠18が形成されたフレーム19によ
って、シート状のろ材20が折り畳まれた状態で支持さ
れている。
【0027】ケース14とキャップ16とは、エレメン
ト10を通過するエア流れ方向(水平方向、図に矢印A
で示す)で対向し、エア流れ方向と直交する断面が矩形
である筒状とされ、それぞれの対向端部はともに開放さ
れ、対向端部(開放端部)と反対側の端部はそれぞれ閉
成底とされ、閉成底では、ケース14側にインレット2
2が一体に形成され、キャップ16側にアウトレット2
4が一体に形成されている。インレット22、アウトレ
ット24は、エア流れ方向に沿って外方へ突出し、アウ
トレット24は図示しないエンジンの吸気管に、インレ
ット22は図示しない空気取り入れ口にそれぞれ連通し
ている。
【0028】エレメント10はこの略全部分、すなわ
ち、フレーム19に形成されたフランジ枠18からエア
上流側に渡る部分が、ケース14の開放端部からケース
14内に収容可能とされる。ケース14内では、インレ
ット22とエレメント10との間に前室32が形成さ
れ、キャップ16内では、アウトレット24とエレメン
ト10との間に後室34が形成される。
【0029】ケース14とキャップ16との対向端部間
には、図2に示すようにクランプ26が設けられ、ケー
ス14側のコ字型片28に、キャップ16側の係合片3
0の先端屈曲部が弾性的に係脱できる。これにより、ケ
ース14とキャップ16との対向端部間が締結分離自在
となる。
【0030】ケース14、キャップ16の周方向から見
て、ケース14の対向端部にはU字型に折り返された押
え部38が形成され、キャップ16の対向端部には拡径
された段差部40が形成される。クランプ26によるケ
ース14とキャップ16との対向端部の締結状態では、
押え部38は、エレメント10のフランジ枠18を、段
差部40に押し付ける。これにより、エレメント10
が、ケース14とキャップ16との対向端部間に挟み込
まれて保持される。フランジ枠18には全周にわたって
ガスケット42が設けられ、気密化が図られている。
【0031】なお、キャップ16の周壁のうちの下壁に
ついては、延長リブ36がケース14側へ延設されてい
る。
【0032】ケース14は、蛇腹壁44を備える。蛇腹
壁44はケース14の周壁をなし、ケース14とキャッ
プ16との対向端部の分離状態で、ケース14の軸方向
に沿って収縮できる。蛇腹壁44が伸縮しても、ケース
14の開放端部と反対側の端部は不動のままであり、イ
ンレット22も不動のまま(キャップ16は、アウトレ
ット24を含めて全体が不動のまま)である。図3及び
図4に示すように、蛇腹壁44が収縮してケース14の
開放端部(押え部38)がインレット22側へ移動する
と、フィルタエレメント10がケース14の開放端部を
通してケース14外へ露出される。逆に、蛇腹壁44が
伸長すると、ケース14の開放端部がキャップ16側へ
移動し、フィルタエレメント10がケース14の開放端
部を通してケース14内へ格納される。蛇腹壁44の収
縮状態では、エレメント10は、エア流れ方向と直交す
る方向(フィルタエレメント10のケース14の軸方向
と直交する方向)へ移動して、ケース14とキャップ1
6との対向端部間に対して出入可能となる。本実施例で
は、エレメント10は、ケース14とキャップ16との
対向端部間から、矢印UPで示す上方へ移動して出、対
向端部間へは、下方へ移動して入る。
【0033】次に、上記実施例の作用を説明する。例え
ば、エレメント10を交換又は清掃するにあたって着脱
する場合は、まず、クランプ26の係合を解除し、蛇腹
壁44を収縮する。蛇腹壁44の収縮によって、ケース
14の開放端部がインレット22側に移動し、これによ
り、エレメント10がケース14外へ露出される。露出
されたエレメント10は、上方へ移動して、ケース14
とキャップ16との対向端部間から取り出すことができ
る。
【0034】次に、例えば、別途のエレメント10を、
下方へ移動して、ケース14とキャップ16との対向端
部間へ入れ、蛇腹壁44を伸長する。これにより、ケー
ス14の開放端部がキャップ16側へ移動してエレメン
ト10がケース14内へ格納される。
【0035】なお、蛇腹壁44の収縮状態では、エレメ
ント10が延長リブ36に載ることによって、エレメン
ト10の脱落が防止され、また、エレメント10の上下
方向の位置決めが行われる。
【0036】その後、クランプ26によりケース14と
キャップ12との対向端部を締結すれば、エレメント1
0のフランジ枠18がケース14の押え部38とキャッ
プ16の段差部40との間に挟持されて、エレメント1
0がケース14内に収納保持される。
【0037】蛇腹壁44の伸縮によりケース14の開放
端部は移動しても開放端部と反対側の端部は不動のまま
である。即ち、ケース14の開放端部と反対側の端部、
キャップ16、そして、インレット22、アウトレット
24の固定構造を解くことなく、エレメント10を着脱
することができる。蛇腹壁14を伸縮すればエレメント
10をケース14に対して格納取り出しでき、この格納
取り出しに、エレメント10自体をケース14の軸方向
に移動させることは不要である。
【0038】また、エレメントの着脱に、ケースやキャ
ップを取り外すことを要したり、ケースを回動し、エレ
メントをケースに対して挿入取り出しするのにエレメン
ト自体がケースの軸方向に移動することを要したりする
従来のものに比して、省スペース化、エレメントの着脱
作業の容易化が一層果たされる。
【0039】また、エレメントの着脱にあたって、ケー
スの開放端部と反対側の端部、キャップ、そして、イン
レット、アウトレットの固定構造を解く必要がないの
で、インレット、アウトレットの接続構造を含め構造が
簡単となる。
【0040】なお、ケース14の伸縮を蛇腹壁44で行
うことにより、ケース14を切れ目なく一連に成形する
ことが可能であるため、ケース14内の気密が良好に保
持される。
【0041】次に第2実施例を図5乃至図8に基づき説
明する。本実施例のハウジング58では、ケース62
は、上記第1実施例と同様に一端部が開放された有底矩
形筒状とされているが、第1実施例の蛇腹壁44と異な
り、スライド壁60を備える。すなわち、ケース62の
周壁は、キャップ16側に位置して開放端部を有するス
ライド壁60と、キャップ16と反対側に位置してイン
レット22を有する不動壁64とよりなる。スライド壁
60は、不動壁64の外周に嵌合しており、図5及び図
6に示すケース62とキャップ16との対向端部の締結
状態からクランプ26の係合を解いてケース62とキャ
ップ16との対向端部同士を分離した分離状態では、ケ
ースの軸方向に沿ってスライドしてケース62を収縮す
ることができる。図7及び図8に示すように、スライド
壁60が不動壁64側へスライドしてケース62が収縮
すると、スライド壁60のキャップ16側の端部、すな
わち、ケース62の開放端部が不動壁64へ移動して、
エレメント10は、ケース62の開放端部を通してケー
ス62外へ露出される。逆に、スライド壁60がキャッ
プ16側へスライドしてケース62が伸長すると、ケー
ス62の開放端部がキャップ16側へ移動して、エレメ
ント10は、ケース62の開放端部を通してケース62
内へ格納される。
【0042】また、スライド壁60の不動壁64側の端
部内周には、リブ66が不動壁64の外面に向けて突出
形成され、これに対応して不動壁64のスライド壁60
側の端部外周には、リブ68が形成されており、スライ
ド壁60のリブ66が不動壁64のリブ68と当接し
て、スライド壁60の伸長方向の移動を規制することが
できるとともに、ケース62とキャップ16との対向端
部が締結された状態では、ケース62内の気密化が図ら
れている。
【0043】スライド壁60が不動壁64側へスライド
してケース62が収縮し、スライド壁60がキャップ側
16側へスライドしてケース62が伸長する点を除け
ば、本実施例は、第1実施例と同様の構成を備え、第1
実施例と同様の作用効果を奏する。
【0044】すなわち、クランプ26の係合を解除し、
スライド壁60を不動壁64側へ移動してケース62を
収縮すると、エレメント10がケース62外へ露出さ
れ、露出されたエレメント10は、上方へ移動して、ケ
ース62とキャップ16との対向端部間から出ることが
できる。一方、エレメント10を、下方へ移動して、ケ
ース62とキャップ16との対向端部間へ入れ、ケース
62を伸長すると、エレメント10がケース62内へ格
納される。
【0045】クランプ26によりケース62とキャップ
16との対向端部を締結すれば、エレメント10がケー
ス62内に収納保持される。
【0046】ケース62の開放端部と反対側の端部、キ
ャップ16、そして、インレット22、アウトレット2
4の固定構造を解くことなく、エレメント10を着脱す
ることができ、省スペース化、フィルタエレメントの着
脱作業の容易化が一層果たされ、インレット、アウトレ
ットの接続構造を含め構造が簡単となる。
【0047】延長リブ36についても、第1実施例と同
様な作用効果が得られる。なお、スライド壁60は単一
に限らず、同心状に嵌合する複数個で構成してもよい。
【0048】また、ケース62の伸縮をスライド壁60
で行うことにより、ケース62内でのエア流れの円滑化
が良好に確保され、また、ケース62は比較的硬い樹脂
によって成形されるため、エアクリーナ全体としての剛
性に優れる。
【0049】本発明は上記各実施例に限定されるもので
はない。例えば、ケースの伸縮のために、第1実施例で
はケース14が蛇腹壁44を備え、第2実施例ではケー
ス62がスライド壁60を備えているが、これに限らず
他の手段も可能である。
【0050】また、上記各実施例では、車両のエンジン
用で、かつ、エレメントのケースに対する挿入取り出し
方向が水平となるように設置されたエアクリーナ用ハウ
ジングについて説明しているが、本発明は、エンジン用
に限定されることなく種々のものに適用可能であり、エ
レメントのケースに対する格納取り出し方向も適宜自由
であり、また、エア(空気)に限定されることなく他の
流体でも適用可能である。
【0051】ただ、車両のエンジン用の場合には、エン
ジンルームにおけるスペースが極めて制約されるので、
本発明は効果的であり、特に、エレメントのケースの軸
方向が水平方向とされエレメントのエンジンルームから
の取り出し方向が上方となるような場合には、フィルタ
エレメントを上方に移動してケースの開放端部とキャッ
プとの間から出すことができ、本発明は、好適である。
【0052】また、上記各実施例では、インレット、ア
ウトレットが、ケース、キャップと一体に形成され、ま
た、エアの流れ方向と同軸的に形成されているが、それ
らに限定されるものではない。更に、インレットを、ケ
ース側でなくキャップ側に、アウトレットをキャップ側
でなくケース側に形成してもよい。ケースとキャップと
の対向端部を締結分離する手段も、上記各実施例のクラ
ンプ26に限定されない。
【0053】更に、エレメントは、上記各実施例のもの
に限定されず、例えば、筒状のもので、筒の内外方向
(半径方向)にエア等の流体が通過するようなものであ
ってもよい。
【0054】
【発明の効果】本発明の流体クリーナ用ハウジングによ
れば、省スペース化、エレメントの着脱作業の容易化が
一層果たされ、構造も簡単となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のエアクリーナ用ハウジン
グの、エア流れ方向に沿って切断した断面図である。
【図2】第1実施例のエアクリーナ用ハウジングの斜視
図である。
【図3】図1において、エレメントの着脱作業を示す図
である。
【図4】図2において、エレメントの着脱作業を示す図
である。
【図5】第2実施例のエアクリーナ用ハウジングの図1
に対応する図である。
【図6】第2実施例のエアクリーナ用ハウジングの図2
に対応する図である。
【図7】第2実施例のエアクリーナ用ハウジングの図3
に対応する図である。
【図8】第2実施例のエアクリーナ用ハウジングの図4
に対応する図である。
【図9】従来のエアクリーナ用ハウジングの斜視図であ
る。
【図10】他の従来のエアクリーナ用ハウジングの縦断
面図であり、(A)は、エレメントの装着状態を示し、
(B)は、エレメントの着脱作業状態を示す。
【図11】更に他の従来のエアクリーナ用ハウジングを
示し、(A)は、エレメントの装着状態を示す縦断面図
であり、(B)は、平面図である。
【符号の説明】
10 フィルタエレメント 12、58 エアクリーナ用ハウジング(流体クリーナ
用ハウジング) 14、62 ケース 16 キャップ 22 インレット 24 アウトレット 44 蛇腹壁 60 スライド壁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端部が開放された筒状とされ他端部に
    はインレットとアウトレットとのいずれか一方が形成さ
    れるとともに、その軸方向に沿って伸縮自在とされて伸
    長によってフィルタエレメントを開放端部を通してその
    内部へ格納し収縮によってフィルタエレメントを開放端
    部を通してその外部へ露出するケースと、 前記インレットとアウトレットとのいずれか他方を有し
    てケースの開放端部と対向するとともに、ケースの伸長
    状態でケースの開放端部と締結分離自在とされ、締結状
    態でケース内にフィルタエレメントを収納保持し、分離
    状態でケースの伸縮を許容するキャップと、 を備えたことを特徴とする流体クリーナ用ハウジング。
  2. 【請求項2】 前記伸縮のために前記ケースが蛇腹壁を
    備える請求項1に記載の流体クリーナ用ハウジング。
  3. 【請求項3】 前記伸縮のために前記ケースがスライド
    壁を備える請求項1に記載の流体クリーナ用ハウジン
    グ。
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