JPH07310027A - 道路標示用水性塗装剤 - Google Patents

道路標示用水性塗装剤

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JPH07310027A
JPH07310027A JP6103802A JP10380294A JPH07310027A JP H07310027 A JPH07310027 A JP H07310027A JP 6103802 A JP6103802 A JP 6103802A JP 10380294 A JP10380294 A JP 10380294A JP H07310027 A JPH07310027 A JP H07310027A
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pigment
water
yellow
road marking
parts
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JP6103802A
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Ichiro Kawase
一郎 河瀬
Akiyoshi Hasegawa
明美 長谷川
Masao Tanaka
正夫 田中
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Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 少なくとも黄色有機顔料を含有する顔料組成
物であって、顔料組成物の水分量が10〜45%の範囲
にある顔料組成物を含有する道路標示用水性塗装剤。 【効果】 本発明の道路標示用水性塗装剤は、分散性に
優れ、かつ、乾燥性(タイヤ付着性)にも優れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はセンターライン等の道路
標示用に用いられる水性塗装剤に関するものであって、
分散性に優れ、かつ、乾燥性(タイヤ付着性)にも優れ
た道路標示用の水性塗装剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建設機械塗装用や、舗装道路の中央線等
に用いられる道路標示材用の黄色顔料として、従来より
黄鉛が使用されているが、黄鉛は6価クロムと鉛からな
る化合物であり、環境汚染や労働衛生の面で問題を抱え
ており、その対策として有機顔料への代替が望まれてい
る。
【0003】黄色有機顔料としては、モノアゾ顔料、ジ
スアゾ顔料、縮合多環系顔料等、種々のものが公知であ
り、例えば、モノアゾ顔料、縮合多環系顔料は耐光性に
優れ、ジスアゾ顔料は着色力に優れる等の特徴を有す
る。
【0004】道路標示用塗装剤には、熱溶融型、ペイン
ト型等があり、ペイント型は、更に油性と水性に分類さ
れるが、環境汚染防止の観点から水性化への要求が高ま
っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般に
有機顔料は黄鉛と比べると水性塗料における分散性に劣
り、黄鉛を用いた道路標示用水性塗装剤と同等の塗装剤
を得ることは困難であった。
【0006】本発明が解決しようとする課題は、環境汚
染防止性に優れた黄色有機顔料を使用し、分散性に優
れ、乾燥性に優れた道路標示用水性塗装剤を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、黄鉛を用
いた道路標示用水性塗装剤と同等の塗装剤を得ることの
できる有機系黄色顔料組成物について研究を行なった結
果、少なくとも黄色有機顔料を含有し、かつ水分量が1
0〜45%の顔料組成物を用いることにより優れた諸特
性の塗装剤が得られることを見出し、本発明を完成する
に至った。
【0008】即ち、本発明は上記課題を解決するため
に、少なくとも黄色有機顔料を含有する顔料組成物であ
って、顔料組成物の水分量が10〜45%の範囲にある
顔料組成物を含有することを特徴とする道路標示用水性
塗装剤を提供する。
【0009】従来より、捺染、水性塗料等の水性塗装剤
において、分散性を改良するための手段として、有機顔
料のウェットケーキを用いることは公知であるが、通常
の製造条件で得られる有機顔料ウェットケーキを、本目
的とする道路標示用水性塗装剤に適用した場合には、分
散性は改良されるものの、乾燥性すなわちタイヤ付着性
が悪化し、実用に供することができなかった。
【0010】本発明で使用する顔料組成物のように、制
御された水分量となるまで部分的に顔料を乾燥させるこ
とにより、初めて実用可能な塗装剤を得ることができた
のである。道路標示用水性塗装剤の分散性と乾燥速度に
対し、顔料ウェットケーキ中の水分量が顕著に影響する
ことは、全く予期されていなかった。
【0011】本発明で用いられる黄色有機顔料として
は、例えば、C.I.ピグメント イェロー 1、C.
I.ピグメント イェロー 3、C.I.ピグメント
イェロー 65、C.I.ピグメント イェロー 7
3、C.I.ピグメント イェロー 74、C.I.ピ
グメント イェロー 116、C.I.ピグメント イ
ェロー 151等のモノアゾ顔料、C.I.ピグメント
イェロー 12、C.I.ピグメント イェロー 1
3、C.I.ピグメント イェロー 14、C.I.ピ
グメント イェロー 17、C.I.ピグメント イェ
ロー 55、C.I.ピグメント イェロー 81、
C.I.ピグメント イェロー 83等のジスアゾ顔
料、C.I.ピグメント イェロー 24、C.I.ピ
グメント イェロー 108等の縮合多環系顔料、C.
I.ピグメント イェロー 109、C.I.ピグメン
ト イェロー 110等のイソインドリノン系顔料、
C.I.ピグメント イェロー 138等のキノフタロ
ン系顔料等の種々の公知のものが使用できるが、これら
の中でも、着色力が高く、黄鉛と色合わせしやすい点
で、ジスアゾ系黄色顔料が好ましく、なかでも比較的耐
候性や耐熱性に優れている点で、C.I.ピグメント
イェロー 83、C.I.ピグメント イェロー 5
5、C.I.ピグメント イェロー 17、C.I.ピ
グメント イェロー 14等が好ましい。
【0012】これらの黄色有機顔料は、色相的に黄鉛と
は異なるため、道路標示用の目的に使用するためには橙
〜赤色顔料を添加し、いわゆる色合わせをする必要があ
る。
【0013】色合わせに使用できる橙〜赤色顔料として
は、例えば、C.I.ピグメントオレンジ 13、C.
I.ピグメント オレンジ 34、C.I.ピグメント
レッド 38等のピラゾロン系ジスアゾ顔料、バルビツ
ール酸系ジスアゾ顔料、C.I.ピグメント オレンジ
16等のジアニシジン系ジスアゾ顔料、C.I.ピグ
メント オレンジ 17、C.I.ピグメント レッド
48:1〜4、C.I.ピグメント レッド 52:
1〜2、C.I.ピグメント レッド 53:1、C.
I.ピグメント レッド 57:1等のアゾレーキ顔
料、C.I.ピグメント オレンジ 5、C.I.ピグ
メント レッド 3、C.I.ピグメント レッド
5、C.I.ピグメント レッド 12、C.I.ピグ
メントレッド 18、C.I.ピグメント レッド 2
2、C.I.ピグメント レッド 112、C.I.ピ
グメント レッド 114、C.I.ピグメント レッ
ド 144、C.I.ピグメント レッド 146、
C.I.ピグメント レッド 175、C.I.ピグメ
ント レッド 185等の不溶性アゾ顔料、C.I.ピ
グメント レッド 122、C.I.ピグメント レッ
ド 168、C.I.ピグメント レッド 179、
C.I.ピグメント レッド 190、C.I.ピグメ
ント レッド 209、C.I.ピグメント バイオレ
ット 19等の縮合多環系顔料等の有機顔料のほか、ベ
ンガラ等の無機顔料が挙げられる。
【0014】色合わせは、別々に合成した黄色有機顔料
と橙〜赤色顔料を混合しても良いし、黄色顔料を与える
カップリング成分と、橙〜赤色顔料を与えるカップリン
グ成分を共存させ、同時にジアゾ成分と反応させるコカ
ップリング法で、調色された顔料を合成しても良い。
【0015】黄色顔料と色合わせ用橙〜赤色顔料の混合
は、顔料のウェットケーキを混合するウェットブレンド
でも良いし、水等の適当な分散媒に顔料を分散させた
後、瀘過しても良い。また、黄色顔料を合成した後、反
応混合物中に橙〜赤色顔料を添加し、十分混合した後、
瀘過しても良い。
【0016】コカップリング法で、調色された顔料を合
成する場合、2種以上のカップリング成分とジアゾニウ
ム化合物を水中又は有機溶媒中でカップリング反応させ
て、製造することができる。
【0017】得られた黄色顔料組成物は、そのまま、又
は他の顔料とともに各種着色材用途に使用できるが、道
路標示材用として使用する場合は、そのまま使用しても
良いし、ベンガラ(屈折率 2.8)、黄色酸化鉄(屈
折率 2.0)等の無機顔料と共に使用することもでき
る。
【0018】特に、チタンホワイト(屈折率 2.7)
やチタンイェロー(屈折率 2.9)、ジルコニア(屈
折率 2.4)等、白色〜淡黄色の高屈折率無機顔料と
ともに使用することにより、色相を大きく変化させるこ
となく、その再帰反射作用により夜間視認性を顕著に改
善することができる。夜間視認性改善の目的で添加され
る無機顔料の量は、調色された黄色顔料100重量部に
対し、10〜500重量部の範囲が好ましく、100〜
300重量部の範囲が特に好ましい。
【0019】黄色顔料と無機顔料の混合は、黄色顔料ウ
ェットケーキとドライ無機顔料を混合しても良いし、両
者のウェットケーキをブレンドしても良い。水等の適当
な分散媒に顔料を分散させた後、瀘過しても良い。更
に、無機顔料を分散させた系で黄色顔料を合成しても良
い。無機顔料としてチタンホワイトやチタンイェロー
等、屈折率の高い顔料を用いた場合、この方法は夜間視
認性に優れた道路標示材用黄色顔料組成物の製造方法と
して特に有効である。これは、高屈折率無機顔料の表面
を黄色顔料が被覆し、無機顔料粒子による再帰反射光に
対してカラーフィルターの作用を果たすためと考えられ
る。
【0020】本発明で用いられる黄色顔料組成物は、必
要に応じて、水性塗装剤としての諸特性を向上させる目
的で表面処理を行なうこともできる。表面処理に使用で
きるものとしては、例えば、ノニオン系界面活性剤、ア
ニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、水溶性樹
脂等が挙げられ、中でも水溶性樹脂が好ましい。
【0021】水溶性樹脂としては、例えば、アクリル
酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸
等のカルボキシル基を有するモノマーを構成要素として
含有する水溶性樹脂が好ましく、特にこれらの水溶性樹
脂をアルカリ性水溶液から酸析により顔料表面に析出さ
せたものが好ましい。好ましい樹脂の例としては、スチ
レン−アクリル酸共重合体、スチレン−マレイン酸共重
合体、等が挙げられる。
【0022】処理される水溶性樹脂の量は、黄色顔料組
成物100重量部に対し、5〜25重量部の範囲が好ま
しく、10〜20重量部の範囲が特に好ましい。処理量
が少なすぎる場合、分散性、分散安定性等の適性改良効
果が発現しにくく、処理量が多すぎる場合、塗膜の耐水
性や耐アルカリ性が低下する傾向にあるので、好ましく
ない。
【0023】本発明における水性塗装剤は、上述した黄
色顔料組成物と水性樹脂組成物を必須の構成要素として
おり、他に分散剤、消泡剤、界面活性剤、粘度調整剤、
色別れ防止剤、沈降防止剤、皮張り防止剤、防腐剤等の
各種助剤・添加剤や充填材、体質顔料、水溶性有機溶
剤、等を含有させることもできる。
【0024】水性樹脂組成物としては、カルボキシル基
を有する樹脂をアンモニア、アミン等で中和・溶解させ
たアニオン性水溶解型樹脂、第3級アミノ基を有する樹
脂を酸で中和・溶解させたカチオン性水溶解型樹脂、非
水溶解型樹脂を乳化重合あるいは機械的に分散させた水
分散型(エマルション型)樹脂の何れもが使用でき、使
用目的に応じ、適宜選択することができる。例えば、水
溶解性型樹脂は塗膜の光沢、付着性や作業性等に優れる
が、塗膜の乾燥性、耐水性あるいは臭気、作業環境等に
問題を有する。一方、水分散型樹脂は塗膜の強度、塗料
の流動性、あるいは作業環境等に優れるが、塗膜の耐食
性、付着性等に問題を有する。
【0025】カルボキシル基を有する樹脂を構成するモ
ノマーとしては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、
マレイン酸、フマル酸、等が挙げられ、第3級アミノ基
を有する樹脂を構成するモノマーとしては、例えば、ジ
メチルアミノエチルアクリレート、ジエチルアミノエチ
ルアクリレート、ジメチルアミノエチルメタクリレー
ト、ジエチルアミノエチルメタクリレート等のジアルキ
ルアミノアルカノールのアクリル酸及びメタクリル酸エ
ステル類、ジメチルアミノエチルアクリルアミド、ジエ
チルアミノエチルメタクリルアミド等のジアルキルアミ
ノアルキルアミンのアクリル酸及びメタクリル酸アミド
類、ジメチルアミノエチルビニルエーテル等のジアルキ
ルアミノアルキルビニルエーテル類、ビニルピリジン、
2−メチル−5−ビニルピリジン等のビニルピリジン
類、等が挙げられる。
【0026】これらのモノマーは水溶解性を損なわない
範囲で非水溶解型樹脂を構成するモノマーと共重合させ
てもよい。共重合できるモノマーとしては、例えば、酢
酸ビニル、プロピオン酸ビニル、バーサティック酸ビニ
ル等のビニルエステル類、アクリル酸メチル、アクリル
酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘ
キシル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸ブチル等の
アクリル酸及びメタクリル酸エステル類、エチレン、プ
ロピレン、4−メチル−1−ペンテン等のオレフィン
類、スチレン、ビニルトルエン等の芳香族ビニル類、塩
化ビニル、塩化ビニリデン等のハロゲン化ビニル類、ブ
タジエン、イソプレン、ピペリレン等のジエン類、メチ
ルビニルエーテル等のビニルエーテル類、マレイン酸ジ
メチル、フマル酸ジブチル、イタコン酸ジエチル等の不
飽和二塩基酸エステル類、等が挙げられる。
【0027】塗装剤中の固形分の割合は、塗装剤100
部に対し40〜85部の範囲が好ましく、60〜80部
の範囲が特に好ましい。固形分が多すぎる場合には、塗
装剤の粘度が高くなり、塗工作業性や路面との密着性が
低下する傾向にあるので、好ましくなく、一方、固形分
が少なすぎる場合には、塗膜が流れやすくなり、やはり
塗工作業性が低下するとともに、乾燥性も低下する傾向
にあるので、好ましくない。
【0028】また、塗装剤中の有機顔料分は、用いる有
機顔料の着色力や目標とする色相等により適宜決められ
るが、塗装剤100部に対し0.5〜10%の範囲が好
ましく、1.5〜5%の範囲が特に好ましい。有機顔料
分が多すぎる場合には、塗装剤の流動性やチキソトロピ
ー性が悪くなり、塗工作業性や路面との密着性が低下す
る傾向にあるので、好ましくなく、一方、有機顔料分が
少なすぎる場合には、塗膜の耐候性や耐光性が低下する
傾向にあるので、好ましくない。
【0029】
【実施例】以下、実施例を用いて本発明を更に詳細に説
明する。なお、以下の実施例において、「部」及び
「%」は『重量部』及び『重量%』をそれぞれ意味す
る。
【0030】(実施例1)温度計及び攪拌装置が付いた
反応装置に、水2000部、アセトアセト−2,5−ジ
メトキシ−4−クロロアニリド(三星化学(株)製)57
部、25%水酸化ナトリウム水溶液55部を加え、溶解
させた。これにチタンホワイト(JR−602S:テイ
カ(株)製)205部を加え、攪拌しながら酢酸21部を
滴下し、カップラー液を調製した。液温を20℃とした
後、3,3’−ジクロロベンジジン塩酸塩33部のテト
ラゾ化水溶液を約2時間かけて滴下し、C.I.ピグメ
ント
【0031】イェロー 83(以下、Y−83と略称す
る。)とチタンホワイトとの複合顔料を得た。滴下終了
後、90℃まで加熱し、1時間攪拌した後、C.I.ピ
グメント バイオレット 19(大日本インキ化学(株)
製のファーストゲン スーパー レッド YEを使用し
た。以下、V−19と略称する。)のウェットケーキ
(顔料分40%)7.5部を加えた。十分攪拌、分散さ
せた後、瀘過、水洗し、真空乾燥機にて常温で乾燥し、
水分量が0.5%、2%、7%、10%、21%、34
%、43%、47%及び55%の黄色顔料組成物を夫々
得た。
【0032】このようにして得た(1)顔料組成物10
部と、(2)アクリル系エマルジョン[大日本インキ
化学工業(株)製「ボンコートEC−818」(固形分5
0%)]375部、「ブチルカルビトール」(ユニオ
ン・カーバイド社製)11部、「テキサノール・エス
テル・アルコール」(テネシー・イーストマン・ケミカ
ル社製)11部、酸化珪素156部、炭酸カルシウ
ム578部、消泡剤3部、分散剤(固形分30
%)、界面活性剤3部及びメタノール15部から成
るアクリル系道路標示用水性樹脂組成物90部、とをデ
ィスパーを用いて、3000回転で20分間分散させ
た。このようにして得た塗料の分散性を100ミクロン
のつぶゲージによる分布図法粒度にて評価した。また、
金属板上に10ミルのアプリケータにて塗布し、乾燥性
を評価した。それらの結果を表1に示した。なお、粒度
は60ミクロン以下が合格、乾燥性は15分以下が合格
と判定される。
【0033】
【表1】
【0034】(実施例2)実施例1において、V−19
のウェットケーキ(顔料分40%)7.5部に代えて、
C.I.ピグメント レッド 122(大日本インキ化
学工業(株)製のファーストゲン スーパー マゼンタ
Rを使用した。以下、R−122と略称する。)のウェ
ットケーキ(顔料分38%)7部を用いた以外は、実施
例1と同様にして、C.I.ピグメント イェロー 8
3とチタンホワイトとの複合顔料を含有する水分量0.
5%、3%、7%、12%、25%、34%、43%、
47%及び56%の黄色顔料組成物を夫々得た後、実施
例1と同様な評価を行ない、その結果を表2に示した。
【0035】
【表2】
【0036】(実施例3)実施例1において、アセトア
セト−2,5−ジメトキシ−4−クロロアニリド57部
に代えて、アセトアセト−2−メトキシアニリド(三星
化学(株)製)44部を用いた以外は、実施例1と同様に
して、C.I.ピグメント イェロー 17とチタンホ
ワイトとの複合顔料を含有する水分量0.5%、3%、
7%、11%、23%、31%、44%、48%及び5
4%の黄色顔料組成物を夫々得た後、実施例1と同様な
評価を行ない、その結果を表3に示した。
【0037】
【表3】
【0038】(実施例4)実施例1において、チタンホ
ワイト205部に代えて、チタンイェロー(タイペーク
イェロー TY−70:石原産業(株)製)246部を用
いた以外は、実施例1と同様にして、C.I.ピグメン
ト イェロー 83とチタンイェローとの複合顔料を含
有する水分量0.5%、3%、8%、12%、24%、
35%、44%、48%及び55%の黄色顔料組成物を
夫々得た後、実施例1と同様な評価を行ない、その結果
を表4に示した。
【0039】
【表4】
【0040】(実施例5)攪拌装置が付いた混合装置
に、水2000部、C.I.ピグメント イェロー83
(シムラー ファーストイェロー 4181:大日本イ
ンキ化学(株)製)ウェットケーキ(顔料分45%)20
7部、C.I.ピグメント バイオレット19(ファー
ストゲン スーパー レッド YE:大日本インキ化学
(株)製)ウェットケーキ(顔料分40%)18部及びチ
タンホワイト(R−550:石原産業(株)製)250部
を加え、十分に攪拌し、分散させた。瀘過、水洗した
後、真空乾燥機にて常温で乾燥し、水分量0.5%、2
%、8%、10%、22%、35%、43%、48%及
び54%の黄色顔料組成物を得た後、実施例1と同様な
評価を行ない、その結果を表5に示した。
【0041】
【表5】
【0042】(実施例6)攪拌装置が付いた反応装置
に、水1000部、実施例1と同様にして得たC.I.
ピグメント バイオレット 19で調色されたC.I.
ピグメント イェロー 83とチタンホワイトからなる
複合顔料のウェットケーキ(顔料分45%)222部を
加え、十分攪拌して分散させた。
【0043】次いで、スチレン−マレイン酸共重合体の
アンモニア性水溶液(SMA−1440H ARCO
Chemical社製:樹脂分30%)54部を加え、
混合した。攪拌しながら20%塩酸を滴下し、pHを3
とした。瀘過、水洗した後、真空乾燥機にて常温で乾燥
し、水分量0.5%、3%、7%、12%、24%、3
4%、43%、48%及び55%の黄色顔料組成物を得
た後、実施例1と同様な評価を行ない、その結果を表6
に示した。
【0044】
【表6】
【0045】
【発明の効果】本発明の道路標示用水性塗装剤は、分散
性に優れ、かつ、乾燥性(タイヤ付着性)にも優れてい
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E01F 9/04

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも黄色有機顔料を含有する顔料
    組成物であって、顔料組成物の水分量が10〜45%の
    範囲にある顔料組成物を含有することを特徴とする道路
    標示用水性塗装剤。
  2. 【請求項2】 顔料組成物が黄色有機顔料及び無機顔料
    を含有する請求項1記載の道路標示用水性塗装剤。
  3. 【請求項3】 顔料組成物が有機顔料と無機顔料との複
    合顔料を含有する請求項1記載の道路標示用水性塗装
    剤。
  4. 【請求項4】 無機顔料が、屈折率2.0以上の無機顔
    料である請求項2又は3記載の道路標示用水性塗装剤。
  5. 【請求項5】 無機顔料が、チタン、鉄及びニッケルか
    らなる群から選ばれる1種以上の金属の酸化物を含有す
    る無機顔料である請求項2又は3記載の道路標示用水性
    塗装剤。
  6. 【請求項6】 無機顔料がチタンホワイト及び/又はチ
    タンイエローである請求項2又は3記載の道路標示用水
    性塗装剤。
  7. 【請求項7】 顔料組成物が水溶性樹脂で表面処理され
    た顔料組成物である請求項1、2、3、4、5又は6記
    載の道路標示用水性塗装剤。
  8. 【請求項8】 顔料組成物が、水溶性樹脂を顔料の存在
    下に不溶化させ、顔料粒子表面に樹脂を析出させること
    により表面処理された顔料組成物である請求項7記載の
    道路標示用水性塗装剤。
  9. 【請求項9】 水溶性樹脂がスチレンとマレイン酸を構
    成要素として含有する樹脂である請求項7又は8記載の
    道路標示用水性塗装剤。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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